JP3030440U - 耐火性組立式収納ケース - Google Patents

耐火性組立式収納ケース

Info

Publication number
JP3030440U
JP3030440U JP1996004287U JP428796U JP3030440U JP 3030440 U JP3030440 U JP 3030440U JP 1996004287 U JP1996004287 U JP 1996004287U JP 428796 U JP428796 U JP 428796U JP 3030440 U JP3030440 U JP 3030440U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
peripheral wall
plate members
storage case
bottom lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996004287U
Other languages
English (en)
Inventor
敏明 古谷
秀司 芳賀
Original Assignee
株式会社板橋製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社板橋製作所 filed Critical 株式会社板橋製作所
Priority to JP1996004287U priority Critical patent/JP3030440U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030440U publication Critical patent/JP3030440U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可燃性物品を安全に保管でき、かつ収納ケー
ス自体も非使用時にはコンパクト化されて、収納又は搬
送時のかさばりを防止すること。 【解決手段】 非使用時においては、周壁3を構成する
4枚の板部材31〜34が、重なり合うように折畳まれ
て底蓋4内に格納された後、上蓋2が底蓋4に装着さ
れ、収納ケース1がコンパクト化される。使用時におい
ては、底蓋4に装着された上蓋2が取り外され、底蓋4
内に格納された板部材31〜34が立ち上げられて、四
方を取り囲むように配置され周壁3となり、かかる状態
で、周壁3の上面開口部を覆うように上蓋2が装着され
て、収納ケース1が組み立てられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、耐火性組立式収納ケースに関し、より詳しくは、ペンキ、シンナー 、灯油等の可燃性物品の収納を主な用途とする耐火性組立式収納ケースに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭において、日用品の塗装等にペンキ、シンナー等が、また、石 油ストーブ等の暖房器具の燃料として灯油等が使用されている。これらの可燃性 物品は、火災の原因となることから、火の気のないところに隔離して保管するこ とが望ましい。しかしながら、マンション等の集合住宅では、屋外に物置等を設 置して可燃性物品を保管することは困難であり、やむを得ずベランダや押入等に 保管せざるを得ない状況にある。したがって、こうした場所においても、可燃性 物品を安全に保管できる収納ケースが求められている。
【0003】 その一方、この収納ケースは、使用しなければ邪魔になるだけであるため、非 使用時には収納ケース自体の収納スペースを多く取らないよう、コンパクト化が 可能な組立式あるいは折畳み式のものが望まれる。
【0004】 また、通常市販されている収納ケースは、筺体状の完成品として取引されるこ とが多く、搬送の際にかさばるという問題もあり、この意味からも取扱いの容易 な組立式あるいは折畳み式の収納ケースが求められている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した課題を解消するためになされたものであり、可燃性物品を安 全に保管でき、かつ収納ケース自体も非使用時にはコンパクト化が可能であって 、収納又は搬送時のかさばりを防止できる耐火性組立式収納ケースを提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の耐火性組立式収納ケースは、所定の深さを 有する平面略四角形の底蓋と、4枚の板部材から構成され、該各板部材の側端上 部付近に隣接する板部材同士を係止し、各板部材の使用時における姿勢を規制す る係止部材が配設されると共に、該各板部材の下端部が該底蓋に蝶着されて配置 され、使用時には、該各板部材が該底蓋の各辺に沿って立設され、非使用時には 、該各板部材が重なり合うように該底蓋内に格納される周壁と、使用時には、該 周壁に着脱自在に装着され、非使用時には、該底蓋に着脱自在に装着される上蓋 と、を有し、該上蓋、底蓋及び周壁が耐火材からなることを特徴とする。
【0007】 また、前記上蓋が前記底蓋又は周壁に装着された状態において、前記上蓋の一 端が前記底蓋又は周壁の一端に支持されると共に、他端が開蓋自在となるように 、前記上蓋、底蓋及び周壁に蝶番が配設されることが好ましい。
【0008】 さらに、前記周壁を構成する対向する一組の板部材の各側端縁に折曲げ片が形 成され、かつ該各折曲げ片の内方に突片が設けられて、各折曲げ片と突片とによ り形成される間隙に対向する他の一組の板部材の各側端縁が差し込まれて配設さ れることが好ましい。
【0009】
【作用】
上記の構成からなる耐火性組立式収納ケースは、非使用時においては、周壁を 構成する4枚の板部材を、各板部材が重なり合うように折畳み、底蓋内に格納す る。そして、上蓋を底蓋に装着する。一方、使用時においては、まず、底蓋に装 着された上蓋を取り外す。次に、底蓋内に格納された上記の各板部材を立ち上げ 、四方を取り囲むように配置して周壁とする。かかる状態で、周壁の上面開口部 を覆うように上蓋を装着する。
【0010】
【考案の実施の形態】 以下、図面に示した実施の形態に基づき本考案をさらに詳細に説明する。図に おいて、1は本考案の実施の形態に係る耐火性組立式収納ケースであり、上蓋2 、周壁3、底蓋4等から構成されている。
【0011】 上蓋2は、周囲に折曲げ片2aを有する平面略四角形に形成され、使用時にお いては、後述する周壁3の上端縁に上蓋2が覆い被さるように、すなわち、周壁 3の上端付近の外面に折曲げ片2aが接するように配置される。一方、非使用時 においては、後述する底蓋4の上端縁に折曲げ片2aの下端縁が接するように配 置される。
【0012】 より具体的には、後述する周壁3のうちの背面板を構成する板部材34の上端 付近の外面と、底蓋4の上端縁とに、蝶番8の一方を構成する係合軸81aを有 する一方の取付板81が固定され、上蓋2の折曲げ片2aに、蝶番8の他方を構 成し、係合軸81aに係合して、かつ係合軸81aを中心として回動可能な屈曲 部82aを有する他方の取付板82が取り付けられている。そして、上蓋2に取 り付けられた他方の取付板82の屈曲部82aを、使用時には、背面板を構成す る板部材34に取り付けられた一方の取付板81’の係合軸(図示せず)に係合 させ、非使用時には、底蓋4に取り付けられた一方の取付板81の係合軸81a に係合させる(図3参照)。
【0013】 周壁3は、略方形状の4枚の板部材31,32,33,34から構成されてい る。これらの板部材31〜34は、使用時には、四方を取り囲むように底蓋4の 各辺に沿って立設される。そのため、板部材31〜34の各側端上部付近には、 それぞれ、隣接する板部材同士を係止する係止部材5が配設されている。この係 止部材5は、係止突起5aと係止受部5bをもって、互いにはめ合わされて係止 するように構成されている。
【0014】 本実施の形態では、図2に示すように、左右側板を構成する板部材31,32 の両側端上部に対面する側板方向に向かって突出する係止突起5aを設け、前面 板を構成する板部材33と背面板を構成する板部材34に、係止突起5aと対向 する側の端部が挟入口となって挟入できるように、一方の端部のみを板部材33 ,34に固定した板片からなる係止受部5bを設けている。但し、係止突起5a と係止受部5bが隣接した位置関係にあればよく、図1に示した対応関係に限定 されるものではない。
【0015】 また、板部材31,32の各側端縁には、それぞれ、折曲げ片31a,32a が形成されると共に、折曲げ片31a,32aの各内方には、折曲げ片31a, 32aに沿って、それぞれ、突片31b,32bが設けられている。これは、折 曲げ片31aと突片31bとにより形成される隙間及び折曲げ片32aと突片3 2bとにより形成される隙間に、隣接する板部材33,34の各側端縁を差し込 んで組み立てることにより、周壁3を構成する板部材31〜34の使用時におけ る倒伏を防止するものである。
【0016】 板部材31〜34の各下端部は、底蓋4の内面に蝶着されている。但し、前面 板と背面板を構成する板部材33,34の蝶着位置は、左右側板を構成する板部 材31,32の蝶着位置よりも下方になっている。これは、蝶番の取付位置を中 心として内方に折り畳んだ時に、かさばらないようにするため、取付高さをずら したものである。
【0017】 かかる構成により、板部材31〜34は、各下端部が底蓋4に支持されると共 に、各上端部が起伏自在となり、非使用時には、板部材31〜34が、各下端部 を支点として折畳まれて、それぞれが重なり合って底蓋4内に格納される。一方 、使用時には、各下端部を支点として各上端部が立ち上げられ、底蓋4の各辺に 沿って四方を取り囲むように立設される。
【0018】 また、板部材31〜34の各上端から下端までの長さは、上記したように下端 の位置が異なっていても周壁3の上端縁が同じ高さとなるように調節される。な お、板部材31〜34が底蓋4に蝶着される位置関係は、上記したものと上下逆 の関係となってもよい。
【0019】 底蓋4は、平面略四角形に形成され、周壁3を重ね合わせて格納可能なように 所定の深さを有して構成されている。また、非使用時において、この収納ケース 1を略垂直に起立させて容易に移動可能とするために、底蓋4の外面側部の一辺 にキャスター6が配設されている。なお、キャスター6の数量、配設部位はこれ に限定されるものではない。また、使用時において、この収納ケース1を容易に 移動可能とするために、底蓋4の底面にもキャスター6を配設してもよい。
【0020】 また、非使用時において、この収納ケース1の持ち運びを容易にするために、 上記したキャスター6が配設された底蓋4の外面側部に対向する他方の外面側部 に、略コ字状に形成された取手部7が突設されている。なお、取手部7の数量、 配設部位はこれに限定されるものではない。例えば、底蓋4の両外面側部に、取 手部7を配設してもよいことはもちろんである。
【0021】 上記した上蓋2、周壁3及び底蓋4の素材としては、本実施の形態では、耐火 性を有しかつ成形が容易なアルミが用いられている。なお、素材はこれに限定さ れるものではなく、耐火材であればなんでもよく、例えば、ステンレス等の他の 金属材料を素材として採用してもよい。
【0022】 また、上蓋2の閉蓋時において、上蓋2と周壁3又は底蓋4が係止されるよう に、上蓋2の折曲げ片2aと、それに対応する周壁3の上端部付近、及び底蓋4 の周側面であって、蝶番8を取り付けた面と反対側の面に、係止具9が配設され ることが好ましい。なお、係止具9に施錠機構を付加すると、収納物品の盗難対 策の点から好ましい。
【0023】 本実施の形態の耐火性組立式収納ケース1は、上記した構成であるため、使用 時においては、まず、底蓋4に装着された上蓋2を取り外す。次に、底蓋4内に 格納されている板部材31〜34を、底蓋4の各辺に沿ってそれぞれ立ち上げ、 四方を取り囲むように配置し、周壁3を構成する。かかる状態で、上蓋2に設け られた蝶番8の他方の取付板82の屈曲部82aを、背面板を構成する板部材3 4に取り付けられた一方の取付板81’の係合軸に係合させ、周壁3の上面開口 部を覆うように上蓋2を装着する。こうして、本実施の態様の耐火性組立式収納 ケース1が組み立てられる。
【0024】 また、非使用時には、まず、周壁3に装着されている上蓋2を、他方の取付板 82の屈曲部82aを背面板を構成する板部材34に取り付けられた一方の取付 板81’の係合軸から外して取り外す。次に、周壁3を構成する板部材31〜3 4を、各係止突起5aを係止受部5bから引き離すようにして切り離す。そして 、最初に前面板と背面板を構成する板部材33,34を、各下端部を支点として 折り畳み、それぞれが重なり合うように底蓋4内に格納する。次に、左右側板を 構成する板部材31,32を、各下端部を支点として折り畳み、先に格納した板 部材33,34の上に、それぞれが重なり合うように格納する。かかる状態で、 底蓋4に設けられている一方の取付板81の係合軸81aに上蓋2の他方の取付 板82の屈曲部82aを係合させて上蓋2を装着する。こうして、本実施の形態 の耐火性組立式収納ケース1はコンパクト化される。
【0025】
【考案の効果】
本考案の耐火性組立式収納ケースによれば、組立式であるため、収納ケースと しては使用しないとき、すなわち、搬送やケース自体の収納の際には、周壁を所 定の深さを有する底蓋内に格納して収納ケース自体をコンパクトなものにするこ とができるので、かさばらない。また、各構成部材を係合させるだけで組み立て ることができるため、組立も容易である。さらに、各構成部材が耐火材から構成 されているため、可燃性物品を安全に収納し保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本考案の一の実施の態様を示す分解
斜視図である。
【図2】 図2は、周壁を構成する板部材を係合させる
方法を説明するための断面図である。
【図3】 図3(a)は、上蓋と底板に設けられる蝶番
を示す正面図であり、(b)は、その断面図である。
【図4】 図4は、本考案の一の実施の形態の耐火性組
立式収納ケースの組み立てた状態を示す斜視図である。
【図5】 図5は、同実施の形態における耐火性組立式
収納ケースの組み立てた状態を背面側から見た斜視図で
ある。
【図6】 図6は、同実施の形態における耐火性組立式
収納ケースをコンパクト化した状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 耐火性組立式収納ケース 2 上蓋 3 周壁 31 板部材 31a 折曲げ片 31b 突片 32 板部材 32a 折曲げ片 32b 突片 33 板部材 34 板部材 4 底蓋 5 係止部材 5a 係止突起 5b 係止受部 6 キャスター 7 取手部 8 蝶番 81 一方の取付板 81a 係合軸 81’ 一方の取付板 82 他方の取付板 82a 屈曲部 9 係止具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の深さを有する平面略四角形の底蓋
    と、 4枚の板部材から構成され、該各板部材の側端上部付近
    に隣接する板部材同士を係止し、各板部材の使用時にお
    ける姿勢を規制する係止部材が配設されると共に、該各
    板部材の下端部が該底蓋に蝶着されて配置され、使用時
    には、該各板部材が該底蓋の各辺に沿って立設され、非
    使用時には、該各板部材が重なり合うように該底蓋内に
    格納される周壁と、 使用時には、該周壁に着脱自在に装着され、非使用時に
    は、該底蓋に着脱自在に装着される上蓋と、を有し、 該上蓋、底蓋及び周壁が耐火材からなることを特徴とす
    る耐火性組立式収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記上蓋が前記底蓋又は周壁に装着され
    た状態において、前記上蓋の一端が前記底蓋又は周壁の
    一端に支持されると共に、他端が開蓋自在となるよう
    に、前記上蓋、底蓋及び周壁に蝶番が配設される請求項
    1記載の耐火性組立式収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記周壁を構成する対向する一組の板部
    材の各側端縁に折曲げ片が形成され、かつ該各折曲げ片
    の内方に突片が設けられて、各折曲げ片と突片とにより
    形成される間隙に対向する他の一組の板部材の各側端縁
    が差し込まれて配設される請求項1又は2記載の耐火性
    組立式収納ケース。
JP1996004287U 1996-04-22 1996-04-22 耐火性組立式収納ケース Expired - Lifetime JP3030440U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996004287U JP3030440U (ja) 1996-04-22 1996-04-22 耐火性組立式収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996004287U JP3030440U (ja) 1996-04-22 1996-04-22 耐火性組立式収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3030440U true JP3030440U (ja) 1996-11-01

Family

ID=43165436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996004287U Expired - Lifetime JP3030440U (ja) 1996-04-22 1996-04-22 耐火性組立式収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3030440U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018525038A (ja) 折り畳み式宅配ボックス
EP1340598A2 (en) Container
JP3030440U (ja) 耐火性組立式収納ケース
JP2020032181A5 (ja)
JP2002068187A (ja) ボックスパレット
KR200412387Y1 (ko) 휴대용 가스렌지 보관케이스
EP1028061A1 (en) Collapsible container
JP2005230452A (ja) 化粧用容器
US5348383A (en) Two way opening display case
JP3016828U (ja) 通い箱
JP2957462B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP3772856B2 (ja) 調理用加熱プレート
JPH1016951A (ja) 折畳みコンテナのあおり板固定構造
JP7050379B1 (ja) 宅配ボックス
JP2558415B2 (ja) 掛止構造を備えた組立式輸送容器
US2800892A (en) Closures and the combination of a receptacle and a closure therefor
JPH09240669A (ja) 折り畳みコンテナ
JPH0711850A (ja) ドア装着型荷物受箱
JP2891614B2 (ja) 折り畳みコンテナ
JP3503866B2 (ja) 壁面保管庫
JPH0544202Y2 (ja)
JP3213858U (ja) 収納ボックス
JP2590505Y2 (ja) テープカセット収納ケース
JP2002234537A (ja) 物品収納具
EP1325870A1 (en) Folding container