JP3030198U - 脱落防止機能を有するスクリュウキャップ付き容器 - Google Patents

脱落防止機能を有するスクリュウキャップ付き容器

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JP3030198U
JP3030198U JP1996004440U JP444096U JP3030198U JP 3030198 U JP3030198 U JP 3030198U JP 1996004440 U JP1996004440 U JP 1996004440U JP 444096 U JP444096 U JP 444096U JP 3030198 U JP3030198 U JP 3030198U
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JP
Japan
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cap
container
screw cap
screw
fall
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996004440U
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English (en)
Inventor
雄司 林原
Original Assignee
エスアイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スクリュウキャップ付き容器をガス滅菌する
際、空気の流通を損なわない程度にキャップを締め付け
た状態で搬送し滅菌工程を通っても、キャップが脱落し
ない様にしたスクリュウキャップ付き容器を提供する。 【解決手段】 スクリュウキャップ付き容器本体の外周
上にキャップがかぶさる先端位置に少なくとも1ケの小
突起を設け、かつキャップの先端部の内側に歯形を設け
て脱落防止機能を付与する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はスクリュウキャップ付き容器をガス滅菌する際に有用なスクリュウキ ャップの脱落防止機能を有するスクリュウキャップ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スクリュウキャップ付き容器をガス滅菌する際、容器の本体内に空気が 自由に流通出来る事が必要であり、そのためスクリュウキャップを緩めに締め付 けて行わなければならなかった。その結果、ガス滅菌時および前後の搬送時の振 動等でキャップが外れるものが生じていた。
【0003】 また、スクリュウキャップ付き容器の緩み防止方法に関して種々の考案が提案 されており、その具体的なものとして例えば実開昭63−76654号公報、実 開昭63−79347号公報および実開昭63−13854号公報等がある。し かしながら、それらはいずれも内容物の漏出を防止するもので密閉することが目 的であり、本考案の空気が流通出来るようにするためのものとは目的が異なる。
【0004】 例えば、実開昭63−76654号公報は容器本体の肩部に係止凸部を設け、 キャップの口部の下端面に上記凸部に係合する同一形状の凹部を設けると同時に キャップの凹部上方の外側に切欠部を設けて、一対の凹凸を嵌合させることによ り密封させ緩みを防止するものであり、本考案では同一形状の凹凸部を設けたも のではなく、たとえキャップが緩んでも外れなければ良い点で異なる。
【0005】 また実開昭63−79347号公報は容器本体の口部に2つの膨出部を設け、 該膨出部の間にキャップの底部の内側にあるストッパーの凸部を係合し密封させ て緩みを防止するものであり、本考案の本体の突起の位置とキャップの歯形の位 置が異なりかつ前者は緩み防止のため係合するのは1段階でなけばならないが本 考案では多段階存在し外れを防止している点で異なる。
【0006】 さらに実開昭63−13854号公報は容器のネジ山の基部に突起を設けキャ ップのネジ山が該突起に乗り上げることにより緩みを防止する装置を開示してい るが、香水等揮発性液体の漏出防止を目的とするものであり、本考案の空気が流 通可能な状態でキャップの外れを防止するものとは目的が異なり、従って突起の 形状が異なりかつキャップに歯形を設けるなどの開示がない点で異なる。
【0007】
【本考案が解決しようとする課題】
スクリュウキャップ付き容器のキャップをかぶせた状態で、容器本体内への空 気の流通を損なわずにこの容器をガス滅菌が出来、かつキャップが脱落しない様 にしたスクリュウキャップ付き容器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
スクリュウキャップ付き容器において、容器本体の外周上にスクリュウキャッ プがかぶさる先端位置に少なくとも1ケの小突起を設け、かつスクリュウキャッ プの先端部の内側に歯形を設けたことを特徴とする脱落防止機能を有するスクリ ュウキャップ付き容器。
【0009】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 図1は本考案の容器本体の斜視図であり、容器本体Aは、例えばポリスチレン 樹脂を用い射出成形により成形される。この時2条ネジ3と同時に本考案に係わ る小突起1を成形付与する。また図2は本考案のスクリュウキャップの斜視図、 図4はその半断面図、図5は立面図であり、この図2と図4、図5におけるスク リュウキャップBは、例えばポリエチレン樹脂を用い同様に射出成形により成形 されるが、その際キャップBの内ネジ部4の下部に歯形2を周り止め等を利用し て成形付与される。その時ネジ部4の山径より歯形の径を同じか、または大きく すればアンダーカットにならず容易に離型出来る。
【0010】 図3は本考案の容器本体の側面図であり、本体Aの外周180゜の位置2ケ所 に2条ネジ3の山より高い小突起1を設けた場合を図示したものであり、図4お よび図5のスクリュウキャップBを本体Aにかぶせ2条ネジ3にキャップのネジ 部4が合わさった後、1/2回転させた時小突起1と歯形2が当たる様に形成さ れたものである。
【0011】 本考案による容器は本体にキャップをはめ込む時は従来品と全く変わらないが 締め付け完了1/2回転前にトルクが上昇しさらに1/4回転させた所で止める と、本体内への空気の流通を損なわずにガス滅菌が可能で、かつ戻りトルクが大 きくなる為、搬送時の振動等でのキャップの戻りを防げ、脱落防止が可能となる 。
【0012】 ここで用いる容器本体はガラスやポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ペット樹 脂(PET)の様な剛性のある透明体が用いられる。またスクリュウキャップは ポリエチレン樹脂の様な弾性のある素材を用いることが望ましい。
【0013】 容器本体のねじの構造は2条のネジ山から成り、スクリュウキャップと嵌合開 始から1回転程度で締め付けられる形状が良い。
【0014】 容器本体の大きさは直径5mmから50mm、長さ10mmから200mmで 、キャップの肉厚は1mmから3mmのものが良い。
【0015】 容器本体に設ける小突起は1カ所または数カ所でも良くその形状は円錐、三角 錐、四角錐または、半球状のいずれでも良く高さ0.5mmから1mm、大きさ は下部で10mm程度がよい。
【0016】 スクリュウキャップの内側の歯形は、三角形、半円形、台形のいずれでも良く 、高さは0.5mmから1mm幅は1mmから3mm程度で長さは先端から1m mから2mm位が適当である。
【0017】 スクリュウキャップの内側の歯形は、必ずしも全周に行う必要はなく、本体と の当たりを考慮して2分割から8分割しても差し支えない。
【0018】
【実施例】
図3において、容器本体Aは直径16mm長さ110mmのポリスチレン樹脂 製で2条ネジ3の末端から±90゜離れた所で上から10mm下がった位置に、 底面の直径3mm高さ1mmの円錐形の小突起1を2ケ所に設けた。
【0019】 一方、図4および図5で、スクリュウキャップBは直径20mm高さ12mm のポリエチレン樹脂製で口部から2mmの内周に三角形の頂点が中心から10゜ で高さ0.5mmの三角柱の歯形を設けた。
【0020】 容器本体AにキャップBをねじ込んだ時締め付け完了1/2回転前に歯形2と 小突起1が当たり締め付けトルクが上昇する様にしたものを100組作成した。
【0021】 従来のスクリュウキャップ付き容器100組と、実施例で作成した容器100 組とをそれぞれ本体とキャップを完全に締め付けた状態から1/4回転緩めた状 態で、通常の方法でガス滅菌し、前後の搬送を含めてキャップの脱落を検査した ところ、従来の容器は12ケのキャップの脱落があったのに対し、本考案の容器 のキャップの脱落は全くなかった。
【0022】
【考案の効果】
ガス滅菌した容器を客先に納入する際、キャップを締め付けて出荷するので外 れたキャップと本体を合わせる余分な時間がかかり、通常一日8時間で1万組の 仕事をすると、約10%の外れがあると合わせに3秒かかるとして約50分余分 な時間がかかるが、本考案のスクリュウキャップ付き容器の構造により、約10 %の作業性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリュウキャップ付き容器本体の斜視図であ
る。
【図2】スクリュウキャップの斜視図である。
【図3】スクリュウキャップ付き容器本体の側面図であ
る。
【図4】スクリュウキャップの半断面図である。
【図5】スクリュウキャップの立面図である。
【符号の説明】
A 容器本体 B スクリュウキャップ 1 小突起 2 歯形 3 2条ネジ 4 ネジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュウキャップ付き容器において、
    容器本体の外周上にスクリュウキャップがかぶさる先端
    位置に少なくとも1ケの小突起を設け、かつスクリュウ
    キャップの先端部の内側に歯形を設けたことを特徴とす
    る脱落防止機能を有するスクリュウキャップ付き容器。
JP1996004440U 1996-04-16 1996-04-16 脱落防止機能を有するスクリュウキャップ付き容器 Expired - Lifetime JP3030198U (ja)

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JP1996004440U JP3030198U (ja) 1996-04-16 1996-04-16 脱落防止機能を有するスクリュウキャップ付き容器

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ID=43165200

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