JPH0426366Y2 - - Google Patents

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JPH0426366Y2
JPH0426366Y2 JP1987158618U JP15861887U JPH0426366Y2 JP H0426366 Y2 JPH0426366 Y2 JP H0426366Y2 JP 1987158618 U JP1987158618 U JP 1987158618U JP 15861887 U JP15861887 U JP 15861887U JP H0426366 Y2 JPH0426366 Y2 JP H0426366Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、口部に閉塞膜を設けたチユーブ容器
の使用時には、キヤツプを押し下げることにより
切刃部が閉塞膜を破つて開口する内栓付きキヤツ
プ構造に関するものである。
(従来の技術) 一般にチユーブ容器の形態は大別して開口型
(通称O型若しくは穴明き型)と、口部に閉塞膜
を設けた閉塞型(通称V型若しくは盲型)とがあ
る。
歯みがきや靴墨などを封入する場合には、通常
開口型のチユーブ容器が用いられ、また薬品など
経時変化し易いものや、接着剤など揮発性の溶剤
を含む内容物には閉塞型が設けられている。
この閉塞型のチユーブ容器は、キヤツプの上部
に錐状突起が設けられ、使用するときにこの突起
を閉塞膜に刺し込んで開口し、保管中における外
気の影響を防止している。
また金属製のチユーブ容器の場合、使用中に首
部の外周のネジ山に付着した内容物が、空気中で
金属と反応して、ネジ山が錆びてキヤツプの開閉
が困難になることがあるため、樹脂性の内栓を取
付けたものがある。
この閉塞型チユーブ容器のキヤツプ構造は、例
えば第9図に示すように、キヤツプ1は円筒状を
なすキヤツプ本体1Aの中央に仕切壁2が形成さ
れ、この上部に錐状突起3が設けられ、下部内周
にネジ溝4Aが形成されている。
また内栓5は第10図に示すように、外周にネ
ジ山4Bが形成され、内周の中段にローレツト6
が軸方向に沿つて形成され、内周下端に係合突起
7が設けられている。
第11図は、金属製のチユーブ容器8で、口部
9の内側に閉塞膜10が一体に成型され、首部1
1の外周に軸方向に沿つて複数条の線条突起12
が設けられ、この下部に環状溝13が形成されて
いる。
内栓5の取付方法は、第12図に示すように、
チユーブ容器8の首部11に内栓5を嵌めて、機
械で圧入する。
このとき、内栓5のローレツト6に首部11の
外周の線条突起12が食い込んで回転方向に固定
され、更に係合突起7が環状溝13に係合して軸
方向に固定される。
この後、内栓5のネジ山4Bにキヤツプ1のネ
ジ溝4Aをネジ込んで結合した後、チユーブ容器
8の開口した後端より内容物を充填して封止し、
出荷する。
開封する場合には、第13図に示すようにキヤ
ツプ1を内栓5から取外して反転させ、錐状突起
3を閉塞膜10に差し込むことにより、破れて開
口される。
しかしながら、保管時にキヤツプ1の錐状突起
3やその周囲の凹部に塵埃や異物が付着し、使用
開始時にキヤツプ1を反転させて、閉塞膜10を
開口するので、このときに内容物に異物が混入す
る虞れがある。しかも同時にキヤツプ側にも内容
物が付着したままになり、キヤツプ1が汚れてし
まう問題があつた。
また使用開始時にキヤツプ1を反転させて閉塞
膜10を開口しなければならず、開封作業がめん
どうである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる従来の問題点に鑑み、種々研究
を行つた結果、ワンタツチで閉塞膜の開口がで
き、作業性に優れていると共に、異物の混入やキ
ヤツプへの付着がなく、特に薬剤容器として衛生
的な閉塞型チユーブ容器の内栓付きキヤツプ構造
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、先端の口部に閉塞膜を設けた金属製
チユーブ容器と、このチユーブ容器の口部の外側
に被せられた樹脂製の内栓と、この内栓と前記口
部の内側に位置し、上部側が内栓の上部に分離可
能に連結され、下端に切刃部を形成した吐出口を
兼ねる樹脂製の開口栓と、この開口栓と内栓とか
らなる複合内栓体の外側に被せられたキヤツプと
から成り、内容物の保管時に開口栓の切刃部が前
記閉塞膜に対向するようにキヤツプが取付けら
れ、使用時にキヤツプを押し下げて、その天井面
で開口栓を下げて内栓と分離して、開口栓の下端
に形成した切刃部が閉塞膜を開口すると共に開口
栓が口部の内周を被覆することを特徴とするもの
である。
(作用) 本考案のキヤツプ構造は、運搬や保管時におい
ては切刃部が閉塞膜の上方に位置して、内部の収
納物は密閉された状態となつている。
使用時には、キヤツプを内栓の外周にねじ込む
か押し込むと、キヤツプの天井面で開口栓だけが
押されて内栓と分離して下降し、下端の切刃部で
閉塞膜を開口すると共に、開口栓が口部の内周に
嵌合して被覆して口部に吐出口を形成すると共
に、内栓が口部の外周を被覆しているので、金属
製の口部全体が樹脂で被覆される。
(実施例) 第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すも
ので、キヤツプ1は二重円筒状に形成され、内筒
の内周にネジ溝4Aが設けられている。
また内栓5は、第4図に示すように外周にネジ
山4Bが、内周にネジ溝4Aが形成され、この上
部に第3図に示す開口栓14が4個所のランナー
15……で第6図のように接続されて内栓5と開
口栓14が一体に射出成型され、第5図に示すよ
うに複合内栓体16が形成されている。
前記開口栓14は、第6図に示すように、その
上部外形が円形で、内側に星形の吐出口17が形
成され、外周直径Dは、内栓5の上部内周直径d
より約0.1〜0.5mm大きく形成されている。
また開口栓14の下部は、第3図に示すように
円筒状に形成され、その下端断面が鋭角の切刃部
18となつている。
複合内栓体16は、第5図に示すように、筒状
の切刃部18を、内栓5の上部内側に位置するよ
うに、開口栓14がランナー15で支持されてい
る。
また金属チユーブ容器8は、口部9の先端に閉
塞膜10が形成されていると共に、首部11の外
周にネジ山4Bが設けられている。
次に組立方法について説明すると、第5図に示
すように内栓5と開口栓14とを一体に射出成型
した複合内栓体16を、第1図に示すように、チ
ユーブ容器8の首部11にネジ込んで取付け、開
口栓14の切刃部18を閉塞膜10の上方に位置
させる。この後、キヤツプ1を被せて内栓5のネ
ジ山4Bの中間までネジ込んで支持させておく。
この状態でチユーブ容器8の後端から内容物を
充填して封止し、出荷、保管する。
開封時に、キヤツプ1を内栓5に更にネジ込ん
で行くと、キヤツプ1の天井面で開口栓14の上
部が押されて下がり、第2図に示すようにランナ
ー15が破断して開口栓14だけが下り、その下
端の円筒状の切刃部18が閉塞膜10を破つて開
口する。そのとき開口栓14の外径は、内栓5の
内径より大きく形成されているので、開口栓14
は内栓5に嵌合して吐出口17となる。
使用するときには、キヤツプ1を取外してチユ
ーブ容器8を絞ると、吐出口17から内容物が押
し出される。
また金属チユーブ容器8の口部9の内外は、内
栓5と開口栓14で覆われているので、ここに内
容物が付着して錆を発生することが防止できる。
第7図および第8図は、本考案の他の実施例を
示すもので、キヤツプ1の内周中間に段部19が
形成されている。
また内栓5の外周には軸方向に沿つてローレツ
ト6が設けられ、また開口栓14は第2図と同様
に形成され、また内栓5の内周にはネジ溝4Aが
形成され、開口栓14と内栓5は4個所のランナ
ー15で接続されて一体に射出成型され、複合内
栓体16を構成している。
組立てる場合、金属チユーブ容器8に、複合内
栓体16を取付け、開口栓14の切刃部18が閉
塞膜10の上方に位置するように取付け、更にこ
の外側にキヤツプ1を被せて、その内周の段部1
9を内栓5の肩部に係合させておく。
開封時には、第8図に示すように、キヤツプ1
を押し下げると、内栓5のローレツト6に案内さ
れて下がり、このときランナー15が破断して、
キヤツプ1の天井面で開口栓14が押し下げら
れ、下端の切刃部18で閉塞膜10を開口するよ
うになつている。
なお、上記実施例では、内栓5と開口栓14を
ランナー15で連結した一体成型のものについて
示したが、別個に成型して組合せても良く、また
キヤツプ1の天井面に開口栓14をランナー15
で連結したものでも良い。
更に開口栓14の吐出口17の形状は星形に限
らず、角形、円形など任意の形状で良い。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案によれば、開口栓の
切刃部を閉塞膜の上方に位置させて、キヤツプを
内栓の中間に支持させて出荷し、開封時にキヤツ
プを押し下げるだけでワンタツチで閉塞膜の開口
ができ、作業性に優れていると共に、異物の混入
やキヤツプへの付着がなく、特に薬剤容器として
衛生的であるなど種々の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はネジ込み型の本考案の一実
施例を示すもので、第1図は保管時のキヤツプ構
造を示す半断正面図、第2図は開封時のキヤツプ
構造を示す半断正面図、第3図は開口栓の半断正
面図、第4図は内栓の半断正面図、第5図は複合
内栓体の半断正面図、第6図はその平面図、第7
図は押込み型の本考案の他の実施例による保管時
のキヤツプ構造を示す半断正面図、第8図はその
開封時のキヤツプ構造を示す半断正面図、第9図
乃至第13図は従来構造を示すもので、第9図は
キヤツプの半断正面図、第10図は内栓の半断正
面図、第11図はチユーブ容器の上部半断正面
図、第12図は保管時のキヤツプ構造を示す半断
正面図、第13図は開封時のキヤツプ構造を示す
半断正面図である。 1……キヤツプ、3……錐状突起、5……内
栓、8……チユーブ容器、10……閉塞膜、11
……首部、14……開口栓、15……ランナー、
16……複合内栓体、17……吐出口、18……
切刃部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端の口部に閉塞膜を設けた金属製チユーブ容
    器と、このチユーブ容器の口部の外側に被せられ
    た樹脂製の内栓と、この内栓と前記口部の内側に
    位置し、上部側が内栓の上部に分離可能に連結さ
    れ、下端に切刃部を形成した吐出口を兼ねる樹脂
    製の開口栓と、この開口栓と内栓とからなる複合
    内栓体の外側に被せられたキヤツプとから成り、
    内容物の保管時に開口栓の切刃部が前記閉塞膜に
    対向するようにキヤツプが取付けられ、使用時に
    キヤツプを押し下げて、その天井面で開口栓を下
    げて内栓と分離して、開口栓の下端に形成した切
    刃部が閉塞膜を開口すると共に開口栓が口部の内
    周を被覆することを特徴とする閉塞型チユーブ容
    器の内栓付きキヤツプ構造。
JP1987158618U 1987-10-16 1987-10-16 Expired JPH0426366Y2 (ja)

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JP1987158618U JPH0426366Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JP1987158618U JPH0426366Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JPH0163654U JPH0163654U (ja) 1989-04-24
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2596247Y2 (ja) * 1992-10-26 1999-06-07 ホーユー株式会社 染毛剤用押出しチューブ
JP7245005B2 (ja) * 2018-06-29 2023-03-23 株式会社吉野工業所 吐出容器

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JPH0163654U (ja) 1989-04-24

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