JP3030122U - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

トイレットペーパーホルダー

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JP3030122U
JP3030122U JP1996003001U JP300196U JP3030122U JP 3030122 U JP3030122 U JP 3030122U JP 1996003001 U JP1996003001 U JP 1996003001U JP 300196 U JP300196 U JP 300196U JP 3030122 U JP3030122 U JP 3030122U
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隆雄 永田
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隆雄 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペーパーロールのペーパーのカット作業を
片手で簡単に行うことのできるトイレットペーパーホル
ダーを提供すること。 【解決手段】 固定枠1内に可動枠2が回動可能に内嵌
されて、両枠1,2内にペーパーロール収容部7が形成
されると共に、両枠1,2の前面側にペーパーロール挿
入口8が開閉可能に形成され、可動枠2は閉鎖位置と開
放位置との間で回動可能であり、固定枠1の天板1b前
端部には、前部プレート3aと後部プレート3bとから
なる山形揺動プレート3の頂部が枢軸部18にて枢着さ
れ、後部プレート3bの後端部に、ペーパーPを可動枠
2のペーパー押え部受け19に押し付けてペーパーPの
引き出しを阻止するペーパー押え部20が、また前部プ
レート3aの前端部にはカッター部21がそれぞれ下向
きに突設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トイレットペーパーホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来一般に使用されているトイレットペーパーホルダーは、左右両壁板と後板 とからなるコ字枠状のホルダー本体と、このホルダー本体の後部上端に枢着され て上下方向開閉可能な蓋板と、ペーパーロールを支持する伸縮可能な軸部材とか らなるもので、ホルダー本体をトイレ等の壁面に取り付ける。しかして、このホ ルダーにペーパーロールを装着するには、蓋板を上方へ開き、軸部材をペーパー ロールの紙管(巻芯)に通して、その両端部を、ホルダー本体の両壁板内面に凹 設された軸受孔に嵌合させる。そして、使用にあたっては、使用者が一方の手で ペーパーロールからペーパーの巻尻部を所要長さ引き出した後、他方の手で蓋板 を押さえ付けた状態で、引き出したペーパーを上向きにして蓋板の先端縁に沿っ て引っ張りながらカットするようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のトイレットペーパーホルダーは、構造は簡単であるが、ペーパーロール を装着したり取り替える際に、軸部材を一々差し込んだり、抜き取る必要があり 、またペーパーをカットするときには、一方の手で蓋板を押さえ、他方の手で引 き出したペーパーをカットすると云う具合にカット作業に両手を必要とすること から、ペーパーロールの装着及び取り替え作業に手間がかかると共に、ペーパー のカット作業が非常に面倒となっていた。
【0004】 本考案は、上記の課題に鑑み、ペーパーロールの挿入及び取り替え作業を迅速 容易に行えると共に、ペーパーのカット作業を片手で簡単に行うことのできるト イレットペーパーホルダーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案のトイレットペーパーホルダーは、左右壁板1a,1aと 天板1bと後板1cとからなる固定枠1内に、左右側板2a,2aと断面円弧状 の底板2bと両側板2a,2aの上端部をつなぐ横板2cとからなる可動枠2が 、各壁板1aと各側板2aとを枢着する枢軸部を介し回動可能に内嵌されて、両 枠1,2内に横置き形ペーパーロール収容部7が形成されると共に、両枠1,2 の前面側にペーパーロール挿入口8が開閉可能に形成され、可動枠2は、横板2 cが上位にあって前記挿入口8を閉じる閉鎖位置と、横板2cが下位にあって前 記挿入口8を開放する開放位置との間で回動可能となっており、固定枠1の天板 1b前端部には、前部プレート3aと後部プレート3bとで略山形に一体形成さ れた山形揺動プレート3の頂部が枢軸部18を介して枢着され、固定枠1の内方 へ突入する後部プレート3bの後端部には、前記収容部7に収容されたペーパー ロールPRから前方へ引き出されるペーパーPを閉鎖位置にある可動枠2の横板 2cのペーパー押え部受け19に押し付けてペーパーPの引き出しを阻止するペ ーパー押え部20が、また固定枠1の外方へ突出する前部プレート3aの前端部 にはカッター部21がそれぞれ下向きに突設され、山形揺動プレート3は、常時 は、前部プレート3a側とこれよりも軽い後部プレート3b側との重量差により ペーパー押え部20がペーパー押え部受け19から離間してペーパーPの引き出 しを許すように付勢されており、前方へ引き出したペーパーPをカッター部21 に係止して上方へ引き上げるとき、ペーパー押え部20がペーパー押え部受け1 9に押し付けられるようになっていることを特徴とする。
【0006】 請求項2は、請求項1に記載のトイレットペーパーホルダーにおいて、ペーパ ーロール収容部7に収容されるペーパーロールPRを可動枠2の断面円弧状底板 2bに沿って支持する複数本のガイドローラー12が周方向に間隔をおいて配設 されると共に、各ガイドローラー12に沿った底板部分が開口されている。
【0007】 請求項3は、請求項1または2に記載のトイレットペーパーホルダーにおいて 、山形揺動プレート3の前部プレート3aには、カッター部カバー4が設けられ 、このカバー4は、前部プレート3a上に配置される上部支持板部25と、この 上部支持板部25の先端から下向きに折曲されてカッター部21の外面側を覆う カバー本体部26と、前部プレート3aの前端部側下方に上部支持板部25と平 行に配置されると共に前部プレート3aをスライド可能に貫通する連結ピン27 によって上部支持板部25と一体的に連結された下部支持板部28とからなり、 前記上部支持板部25の後端部は山形揺動プレート3の枢軸部18の一部を形成 して固定枠1の前端部に装着されており、カバー本体部26の下端縁及び下部支 持板部28の前端縁は、常時はカッター部21の下端縁より下位に位置し、ペー パーロールPRから引き出されるペーパーPがカッター部21で切断されるとき は上方へ引き上げられるペーパーPによりカバー本体部26の下端縁及び下部支 持板部28の前端縁がカッター部の下端縁より上位に位置している。
【0008】 請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記載のトイレットペーパーホルダーに おいて、山形揺動プレート3の前部プレート3aに設けられたペーパー押え部2 0と可動枠2の横板2cに設けられたペーパー押え部受け19との間隔を調整す るための間隔調整手段22が、固定枠1の天板1bと山形揺動プレート3の前部 プレート3aとの間に介設されている。
【0009】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本考案に係るトイレット ペーパーホルダーの外観斜視図、図2〜図4は縦断面図、図5は平面図、図6は 分解斜視図である。これらの図面において、1は固定枠、2は可動枠、3は山形 揺動プレート、4はカッター部カバーを示す。この固定枠1、可動枠2及び山形 揺動プレート3はそれぞれステンレス板で形成され、またカッター部カバーはプ ラスチックで形成されている。
【0010】 図6を参照するとよく分かるように、固定枠1は、左右の壁板1a,1aと天 板1bと後板1cとからなり、可動枠2は、左右の側板2a,2aと断面円弧状 の底板2bと両側板2a,2aの上端部をつなぐ横板2cとからなるもので、固 定枠1内に可動枠2が嵌め込まれると共に、可動枠2の両側板2a,2a外面に 突設された支軸5,5が固定枠1の両壁板1a,1aに穿設された軸孔6,6に 嵌合されることによって、両枠1,2内には、図1、図2及び図4に示すように 、横置き形ペーパーロール収容部7が形成されると共に、両枠1,2前面側にペ ーパーロール挿入口8が形成される。しかして、可動枠2は、図2に示すように 横板2cが上位にあってペーパーロール挿入口8を閉じる閉鎖位置と、横板2c が下位にあって前記挿入口8を開放する開放位置との間において、前記支軸5と 軸孔6からなる枢軸部を中心に回動可能となっている。固定枠1の後板1cは、 その下部側が可動枠2の底板2bに対応して断面円弧状に形成してある(図2及 び図4参照)。
【0011】 前記可動枠2の支軸5は、図9の(A)に拡大して示すような頭5a付きのピ ンからなるもので、各側板2aをその内側から外向きに貫通させて頭5aを側板 2aに溶接している。また、可動枠2を図2に示すような閉鎖位置において固定 枠1に固定させるために、例えば、図9の(B)に拡大して示すように、可動枠 2の各側板2a外面に断面円弧状の係合突起9を突設すると共に、閉鎖位置にお いてこの係合突起9に係合可能な係合孔10を固定枠1の壁板1aの所定部位に 設けている。図2は上記係合突起9が係合孔10に係合して可動枠2が閉鎖位置 に固定された状態を示しており、この状態から可動枠2の把手11を下向き押す ことにより、上記係合突起9が係合孔10から離脱して、可動枠2を図4に示す ような開放位置へ回動させることができる。この開放位置において、図4に仮想 線で示すように新しいペーパーロールPRがペーパーロール挿入口8から前記ペ ーパーロール収容部7に収容される。
【0012】 また、可動枠2には、前記ペーパーロール収容部7に収容されるペーパーロー ルPRを、この可動枠2の断面円弧状底板2bに沿って支持するための複数本の ガイドローラー12が周方向に間隔をおいて配設されている。この場合、各ガイ ドローラー12に沿って底板2b部分が開口され、その開口部を図中13で示す 。このガイドローラー12を設けたことにより、ペーパーロール収容部7内のペ ーパーロールPRは回転が容易となり、ペーパーPの引き出しが容易となる。ま た、上記開口部13は、ガイドローラー12が底板2bと接触するのを回避する 機能と共に、ペーパーロール収容部7内に溜まりがちな紙粉等を排出する機能を 有する。
【0013】 前記山形揺動プレート3は、図6で明らかなように、ステンレス板によって前 部プレート3aと後部プレート3bとからなる略山形状に一体形成したもので、 この山形揺動プレート3の頂部には、当該プレートの一部分を切り起こして形成 した枢軸部(ヒンジ)用の筒状部14が所要間隔おきに複数設けてあって、これ らの筒状部14を、固定枠1の天板1bの前端部に形成された同様な複数の筒状 部15相互間に嵌合すると共に、両筒状部14,15に亘りピン16を挿通させ ることによって、山形揺動プレート3の頂部が図1〜図5に示すように固定枠1 の天板1b前端部に枢着される。この場合、上記筒状部14,15相互間には、 後述するカッター部カバー4の筒状部17も嵌合されて、これらの筒状部14, 15,17と上記ピン16とによって枢軸部18が形成される。
【0014】 上記のように頂部が固定枠1の天板1b前端部に枢着された山形揺動プレート 3は、図2及び図4に示すように、後部プレート3bが固定枠1の内方へ突入す ると共に前部プレート3aが固定枠1の外方へ突出することになり、しかして後 部プレート3bの後端部には、ペーパーロール収容部7に収容されたペーパーロ ールPRから前方へ引き出されるペーパーPを閉鎖位置にある可動枠2のペーパ ー押え部受け19に押し付けてペーパーの引き出しを阻止する断面円弧状のペー パー押え部20が下向きに一体に突設されており、前部プレート3aの前端部に は、引き出したペーパーPを所定位置でカットするカッター部21が下向きに一 体に突設され、このカッター部21の下端縁は図示のような鋸刃状に形成してあ る。尚、ペーパー押え部受け19は、可動枠2の横板2cの後端部に前記ペーパ ー押え部20より大きな断面円弧状に形成されている。
【0015】 上記山形揺動プレート3は、後部プレート3bよりも前部プレート3aの方が 前後方向長さが長く、しかも前部プレート3a側にカッター部カバー4が装着さ れていることから、前部プレート3aの方が後部プレート3bよりも重く、従っ て後部プレート3bが上方へ跳ね上がるような状態、即ちペーパー押え部20が 閉鎖位置にある可動枠2のペーパー押え部受け19から離れた状態で固定枠1の 天板1b前端部に枢着されている。従って、前部プレート3a側を持ち上げてや ると、後部プレート3b側が枢軸部18を支点として下向きに揺動して、可動枠 2が閉鎖位置にあるときそのペーパー押え部受け19にペーパー押え部20が係 合することになり、また前部プレート3a側を開放すれば、後部プレート3b側 が上向きに揺動して、上記ペーパー押え部20はペーパー押え部受け19から離 間することになる。
【0016】 この場合、後部プレート3bは常時固定枠1の天板1b下面に直に当接するこ とになるが、この後部プレート3bのペーパー押え部20と、閉鎖位置にある可 動枠2のペーパー押え部受け19との間隔をペーパーPの厚さ等に応じて所望に 調整できるようにするための間隔調整手段22が、固定枠1の天板1bと山形揺 動プレート3の前部プレート3aとの間に介設してある。この間隔調整手段22 は、図2、図4及び図5に例示するように、固定枠1の天板1b上に固定した取 付板23に螺入されていると共に、天板1bを貫通して先端が山形揺動プレート 3の前部プレート3a上面に当接するビス24からなるもので、このビス具24 を適宜に回転させることによってペーパー押え部20とペーパー押え部受け19 との間隔を簡単に調整することができる。
【0017】 前記カッター部カバー4は、前部プレート3a上に配置される上部支持板部2 5と、この上部支持板部25の先端から直角に下向きに折曲されてカッター部2 1の外面側を覆うカバー本体部26と、前部プレート3aの前端部側下方に上部 支持板部25と平行に配置されると共に前部プレート3aをスライド可能に貫通 する複数の連結ピン27によって上部支持板部25と一体的に連結された下部支 持板部28とから構成される。そして、上部支持板部25の後端部は前述したよ うに筒状部17により山形揺動プレート3の枢軸部18の一部を形成して固定枠 1の前端部に装着されている。また、カバー本体部26の下端縁及び下部支持板 部28の前端縁は、常時は図2及び図4に示すようにカッター部21の下端縁よ り下位に位置しており、しかしてペーパーロールPRから引き出されるペーパー Pがカッター部21で切断されるときは、図3更には図7に示すように、上方へ 引き上げられるペーパーPにより持ち上げられることによってカバー本体部26 の下端縁及び下部支持板部28の前端縁がカッター部21の下端縁より上位に位 置し、これがためにカッター部カバー4に邪魔されることなくカッター部21に よるペーパーPの切断が的確に行えるようになっている。
【0018】 このトイレットペーパーホルダーをトイレ等に設置するときは、固定枠1の後 板1cを、図2に示すように、壁面Wの所要箇所にビス29等によって固定すれ ばよい。
【0019】 次に、上述したような構成を有するトイレットペーパーホルダーの使用方法に ついて説明すると、図2は、可動枠2が閉鎖位置にあって、この可動枠2の側板 2aに設けた係合突起9が固定枠1の壁板1aの係合孔10に係合してこの閉鎖 位置に固定されている状態を示す。この状態から、把手11を掴んで可動枠2を 同図の時計回りに回動させることにより、ペーパーロール挿入口8を図4に示す ように開放し、この開放したペーパーロール挿入口8から新しいペーパーロール PRをペーパーロール収容部7に挿入すると共に、このペーパーロールPRの巻 尻端部Paを図4に示すように可動枠2の横板2cの外側へ適当長さ引き出して おく。その後、把手11を介して可動枠2を反時計回りに回動し、ペーパーロー ル挿入口8を閉じると共に、可動枠2を上記係合突起9と係合孔10とによって 閉鎖位置に固定し、図2に示すような状態とする。このように、可動枠2を閉鎖 位置から開放位置まで回動させて、開放された挿入口8からペーパーロールPR をペーパーロール収容部7に挿入すると共に、その巻尻端部Paを外側へ適当長 さ引き出すだけでよいから、ホルダーへのペーパーロールPRの装着作業を容易 且つ迅速に行うことができる。
【0020】 こうしてホルダーに装着したペーパーロールPRを使用する際には、このペー パーロールPRから図2に示すような状態でペーパーPを所要長さ引き出した後 、このペーパーPを図3の矢印で示すように上方へ引き上げることにより、山形 揺動プレート3は、枢軸部18を支点として前部プレート3a側が持ち上げられ ると同時に、後部プレート3b側が引き下げられ、これによりそれまでペーパー 押え部受け19から離間していたペーパー押え部20がペーパーPを介してペー パー押え部受け19に押し付けられて、ペーパーPの引き出しを阻止される。し かして、この状態でホルダーの外にあるペーパーPを更に引き上げることによっ て、このペーパーPは緊張されてカッター部21に食い込み、このカッター部2 1によってカットされる。要するに、ペーパーロールPRからホルダーの外へ引 き出したペーパーPを図3のように上方へ引き上げるだけで、ペーパーPのカッ トできるため、このカット作業を片手で簡単容易に行うことができる。
【0021】 このペーパーカット作業において、上記のようにペーパーPを上方へ引き上げ たとき、ペーパーPによってカッター部カバー4の遊端部側が持ち上げられて、 図7に示すようにカバー本体部26の下端縁及び下部支持板部28の前端縁がカ ッター部21の下端縁より上位に位置することになるため、カッター部カバー4 に邪魔されることなくカッター部21によるペーパーPの切断を的確に行うこと ができる。そして、このカッター部カバー4は、常時はカバー本体部26の下端 縁及が図2及び図4に示すようにカッター部21の下端縁より下位に位置してい るため、カッター部21の下端エッジに手指等を触れるおそれがなく、安全性が 確保される。
【0022】 ペーパーロール収容部7に収容されたペーパーロールPRのペーパーPがなく なったときは、可動枠2を開放位置まで回動させることによって、ロールの紙管 Mを、図4に示すように、可動枠2の開口部から自動的に落下排出させることが できる。
【0023】 以上説明したトイレットペーパーホルダーは、図2に示すように固定枠1をト イレ等の壁面に直接固定して取り付けるものであるが、図8に示すように、既設 のトイレットペーパーホルダーのコ字枠状ホルダー本体Hにそのまま取り付けて 使用することもできる。即ち、この場合は、図8及び図9の(C)に示すように 、固定枠1の各壁板1aと可動枠2の各側板2aとを枢着する枢軸32を、可動 枠2の側板2a側から固定枠1の壁板1aに貫通させると共に、この枢軸32の 先端部を、コ字枠状ホルダー本体Hの左右各壁板30の内面に凹設してある軸孔 部31に嵌合させるようにすればよい。この枢軸32は、その径大頭部32aを 可動枠2の側板2aの内面に固着しておけばよい。このトイレットペーパーホル ダーの他の構造については先の実施例のものと殆ど同じである。
【0024】
【考案の作用及び効果】
請求項1に係るトイレットペーパーホルダーによれば、可動枠を閉鎖位置から 開放位置に回動させることにより、ペーパーロール挿入口を開放し、この開放し たペーパーロール挿入口から新しいペーパーロールをペーパーロール収容部に挿 入すると共に、このペーパーロールの巻尻端部を可動枠の横板の外面に沿ってホ ルダーの外へ適当長さ引き出しておき、しかして可動枠を閉鎖位置に回動すれば よい。このように可動枠を閉鎖位置から開放位置まで回動させて、開放された挿 入口からペーパーロールをペーパーロール収容部に挿入すると共に、その巻尻端 部を外側へ適当長さ引き出すだけでよいから、ホルダーへのペーパーロールの装 着作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0025】 また、上記のようにしてホルダーに装着したペーパーロールを使用する際には 、このペーパーロールからペーパーをホルダーの外へ所要長さ引き出した後、こ のペーパーを上方へ引き上げると、山形揺動プレートは、枢軸部を支点として前 部プレート側が持ち上げられると同時に、後部プレート側が引き下げられ、これ によりそれまでペーパー押え部受けから離間していたペーパー押え部がペーパー を介してペーパー押え部受けに押し付けられて、ペーパーの引き出しを阻止する 。しかして、この状態でホルダーの外にあるペーパーを更に引き上げることによ って、このペーパーは緊張されてカッター部に食い込み、このカッター部によっ てカットされる。このように、ペーパーロールからホルダーの外へ引き出したペ ーパーを上方へ引き上げるだけで、ペーパーのカットできるため、このカット作 業を片手で簡単容易に行うことができる。
【0026】 請求項2によれば、可動枠の底板にガイドローラーを設けたことにより、ペー パーロール収容部内のペーパーロールの回転が容易となり、ペーパーの引き出し が容易となる。また、ガイドローラーに沿った底板部分が開口されているため、 ガイドローラーが底板と接触するのを回避できると共に、ペーパーロール収容部 内に溜まりがちな紙粉や塵等をその開口部からホルダーの外へ排出することがで きる。
【0027】 請求項3によれば、ペーパーのカット作業において、ペーパーロールから引き 出したペーパーを上方へ引き上げたとき、このペーパーによってカッター部カバ ーの遊端部側が持ち上げられて、カバー本体部の下端縁及び下部支持板部の前端 縁がカッター部の下端縁より上位に位置することになるため、カッター部カバー に邪魔されることなくカッター部によるペーパーPの切断を的確に行うことがで きる。そして、このカッター部カバーは、常時はカバー本体部の下端縁及がカッ ター部の下端縁より下位に位置しているため、カッター部の下端エッジに手指等 を触れるおそれがなく、安全性を確保することができる。
【0028】 請求項4によれば、山形揺動プレート側に設たペーパー押え部と可動枠側に設 けたペーパー押え部受けとの間隔を調整するための間隔調整手段を、固定枠の天 板と山形揺動プレートの前部プレートとの間に介設しているため、ペーパーロー ルのペーパーの厚みに応じて上記間隔を適宜に調整でき、それによってペーパー の引き出しを阻止する阻止力を所望に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るトイレットペーパーホルダーの
一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】 トイレットペーパーホルダーの縦断面図で、
可動枠が閉鎖位置にあって、ペーパーが引き出されてい
る状態を示している。
【図3】 可動枠が閉鎖位置にある状態でのトイレット
ペーパーホルダーの一部縦断面図で、ペーパーをカット
している状態を示している。
【図4】 トイレットペーパーホルダーの縦断面図で、
可動枠が開放位置にあって、ペーパーロールをペーパー
ロール収容部に挿入している状態を示している。
【図5】 トイレットペーパーホルダーの平面図であ
る。
【図6】 トイレットペーパーホルダーの分解斜視図で
ある。
【図7】 図3の拡大詳細図である。
【図8】 本考案の他の実施例によるトイレットペーパ
ーホルダーの側面図である。
【図9】 (A)は図2のX−X線拡大断面図、(B)
は図2のY−Y線拡大断面図、(C)は図8のZ−Z線
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 固定枠 1a 壁板 1b 天板 1c 後板 2 可動枠 2a 側板 2b 底板 2c 横板 3 山形揺動プレート 3a 前部プレート 3b 後部プレート 4 カッター部カバー 5 枢軸 6 軸孔 7 ペーパーロール収容部 8 ペーパーロール挿入口 12 ガイドローラー 13 開口部 18 枢軸部 19 ペーパー押え部受け 20 ペーパー押え部 21 カッター部 22 間隔調整手段 24 ビス 25 上部支持板部 26 カバー本体部 27 連結ピン 28 下部支持板部 PR ペーパーロール P ペーパー Pa ペーパーの巻尻端部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右壁板と天板と後板とからなる固定枠
    内に、左右側板と断面円弧状の底板と両側板の上端部を
    つなぐ横板とからなる可動枠が、各壁板と各側板とを枢
    着する枢軸部を介し回動可能に内嵌されて、両枠内に横
    置き形ペーパーロール収容部が形成されると共に、両枠
    の前面側にペーパーロール挿入口が開閉可能に形成さ
    れ、可動枠は、横板が上位にあって前記挿入口を閉じる
    閉鎖位置と、横板が下位にあって前記挿入口を開放する
    開放位置との間で回動可能となっており、固定枠の天板
    前端部には、前部プレートと後部プレートとで略山形に
    一体形成された山形揺動プレートの頂部が枢軸部を介し
    て枢着され、固定枠の内方へ突入する後部プレートの後
    端部には、前記収容部に収容されたペーパーロールから
    前方へ引き出されるペーパーを閉鎖位置にある回動枠の
    横板のペーパー押え部受けに押し付けてペーパーの引き
    出しを阻止するペーパー押え部が、また固定枠の外方へ
    突出する前部プレートの前端部にはカッター部がそれぞ
    れ下向きに突設され、山形揺動プレートは、常時は、前
    部プレート側とこれよりも軽い後部プレート側との重量
    差によりペーパー押え部がペーパー押え部受けから離間
    してペーパーの引き出しを許すように付勢されており、
    前方へ引き出したペーパーをカッター部に係止して上方
    へ引き上げるとき、ペーパー押え部がペーパー押え部受
    けに押し付けられるようになっているトイレットペーパ
    ーホルダー。
  2. 【請求項2】 ペーパーロール収容部に収容されるペー
    パーロールを可動枠の断面円弧状底板に沿って支持する
    複数本のガイドローラーが周方向に間隔をおいて配設さ
    れると共に、各ガイドローラーに沿った底板部分が開口
    されている請求項1に記載のトイレットペーパーホルダ
    ー。
  3. 【請求項3】 山形揺動プレートの前部プレートには、
    カッター部カバーが設けられ、このカバーは、前部プレ
    ート上に配置される上部支持板部と、この上部支持板部
    の先端から下向きに折曲されてカッター部の外面側を覆
    うカバー本体部と、前部プレートの前端部側下方に上部
    支持板部と平行に配置されると共に前部プレートをスラ
    イド可能に貫通する連結ピンによって上部支持板部と一
    体的に連結された下部支持板部とからなり、前記上部支
    持板部の後端部は山形揺動プレートの枢着部の一部を形
    成して固定枠の前端部に装着されており、カバー本体部
    の下端縁及び下部支持板部の前端縁は、常時はカッター
    部の下端縁より下位に位置し、ペーパーロールから引き
    出されるペーパーがカッター部で切断されるときは上方
    へ引き上げられるペーパーによりカバー本体部の下端縁
    及び下部支持板部の前端縁がカッター部の下端縁より上
    位に位置するようになっている請求項1または2に記載
    のトイレットペーパーホルダー。
  4. 【請求項4】 山形揺動プレートの前部プレートに設け
    られたペーパー押え部と可動枠の横板に設けられたペー
    パー押え部受けとの間隔を調整するための間隔調整手段
    が、固定枠の天板と山形揺動プレートの前部プレートと
    の間に介設されている請求項1〜3のいずれかに記載の
    トイレットペーパーホルダー。
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