JP2683617B2 - トイレットペーパー用ホルダー - Google Patents
トイレットペーパー用ホルダーInfo
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- JP2683617B2 JP2683617B2 JP6102001A JP10200194A JP2683617B2 JP 2683617 B2 JP2683617 B2 JP 2683617B2 JP 6102001 A JP6102001 A JP 6102001A JP 10200194 A JP10200194 A JP 10200194A JP 2683617 B2 JP2683617 B2 JP 2683617B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- toilet paper
- holder
- arm
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トイレットペーパー用
ホルダーに関し、特にトイレットペーパーの切断機構を
具えたトイレットペーパー用ホルダーに関する。
ホルダーに関し、特にトイレットペーパーの切断機構を
具えたトイレットペーパー用ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より、ロール状に巻き
上げられたトイレットペーパーを、トイレの壁面に回転
可能に支持するトイレットペーパー用ホルダーが存在す
る。かかるトイレットペーパー用ホルダーは、例えば図
5に示した構造のものが一般的に使用されている。
上げられたトイレットペーパーを、トイレの壁面に回転
可能に支持するトイレットペーパー用ホルダーが存在す
る。かかるトイレットペーパー用ホルダーは、例えば図
5に示した構造のものが一般的に使用されている。
【0003】ここで、図5に示したトイレットペーパー
用ホルダー101は、トイレの壁面に木ネジ等で固定さ
れる基板102と、該基板102の両側から前方に突出
した状態で立設された支持板103,103と、前記支
持板103,103間に差し渡された取外し可能な回転
棒104と、上記基板102の上端に回動可能に装着さ
れた円弧状の板体105とから主に構成されたものであ
る。
用ホルダー101は、トイレの壁面に木ネジ等で固定さ
れる基板102と、該基板102の両側から前方に突出
した状態で立設された支持板103,103と、前記支
持板103,103間に差し渡された取外し可能な回転
棒104と、上記基板102の上端に回動可能に装着さ
れた円弧状の板体105とから主に構成されたものであ
る。
【0004】上記のように構成された従来のトイレット
ペーパー用ホルダー101は、トイレットペーパーTの
芯部に上記ホルダー101より取り外した回転棒104
を差し込み、この状態で回転棒104を再びホルダー1
01の上記支持板103,103間に差し渡して装着
し、トイレットペーパーTをホルダー101に回転可能
に支持させる。
ペーパー用ホルダー101は、トイレットペーパーTの
芯部に上記ホルダー101より取り外した回転棒104
を差し込み、この状態で回転棒104を再びホルダー1
01の上記支持板103,103間に差し渡して装着
し、トイレットペーパーTをホルダー101に回転可能
に支持させる。
【0005】そして、トイレットペーパーTの使用時に
おいては、上記ホルダー101よりトイレットペーパー
Tを必要な長さだけ引き出した後、片手でホルダー10
1の上端に装着された上記円弧状の板体105を押さ
え、他方の手で引き出したトイレットペーパーTを持っ
て上方に勢い良く引き上げることにより、前記円弧状の
板体105の先端部105aによってトイレットペーパ
ーTを切断し、必要長さのトイレットペーパーTを得る
ことがなされていた。
おいては、上記ホルダー101よりトイレットペーパー
Tを必要な長さだけ引き出した後、片手でホルダー10
1の上端に装着された上記円弧状の板体105を押さ
え、他方の手で引き出したトイレットペーパーTを持っ
て上方に勢い良く引き上げることにより、前記円弧状の
板体105の先端部105aによってトイレットペーパ
ーTを切断し、必要長さのトイレットペーパーTを得る
ことがなされていた。
【0006】しかしながら、上述したようなトイレット
ペーパーTの切断作業は、両手作業となることから身障
者、或いはお年寄り、特に片手の不自由な方には困難な
作業となり、数回の切断作業を繰り返すことにより必要
な長さ以上のトイレットペーパーTをホルダー101よ
り引き出してしまったり、或いはホルダー101に装着
された上記円弧状の板体105の先端部105aによっ
てトイレットペーパーTを切断することができず、引き
出したトイレットペーパーTをその途中において引きち
ぎる作業がなされる場合もあり、トイレットペーパーT
の無駄、またトイレットペーパーTがホルダー101の
周囲に散乱することによりトイレの美観を損ねる場合も
あった。
ペーパーTの切断作業は、両手作業となることから身障
者、或いはお年寄り、特に片手の不自由な方には困難な
作業となり、数回の切断作業を繰り返すことにより必要
な長さ以上のトイレットペーパーTをホルダー101よ
り引き出してしまったり、或いはホルダー101に装着
された上記円弧状の板体105の先端部105aによっ
てトイレットペーパーTを切断することができず、引き
出したトイレットペーパーTをその途中において引きち
ぎる作業がなされる場合もあり、トイレットペーパーT
の無駄、またトイレットペーパーTがホルダー101の
周囲に散乱することによりトイレの美観を損ねる場合も
あった。
【0007】また、近年においては、上記したトイレッ
トペーパーTの切断作業を容易にするために、トイレッ
トペーパーTの長手方向に適当な間隔を置いてミシン目
を形成したものが存在するが、このようなトイレットペ
ーパーTを上述した従来のホルダー101に装着した場
合においても、やはり片手でホルダー101の上端に装
着された円弧状の板体105を押さえてトイレットペー
パーTの回転を止め、他方の手で引き出したトイレット
ペーパーTを持ってミシン目の部分で引きちぎる両手作
業が必要となることから、依然、片手の不自由な身障
者、或いはお年寄りには困難な作業となり、上記と同様
の課題が生じていた。
トペーパーTの切断作業を容易にするために、トイレッ
トペーパーTの長手方向に適当な間隔を置いてミシン目
を形成したものが存在するが、このようなトイレットペ
ーパーTを上述した従来のホルダー101に装着した場
合においても、やはり片手でホルダー101の上端に装
着された円弧状の板体105を押さえてトイレットペー
パーTの回転を止め、他方の手で引き出したトイレット
ペーパーTを持ってミシン目の部分で引きちぎる両手作
業が必要となることから、依然、片手の不自由な身障
者、或いはお年寄りには困難な作業となり、上記と同様
の課題が生じていた。
【0008】本発明は、上述した従来のトイレットペー
パー用ホルダーが有する課題に鑑み成されたものであっ
て、その目的は、片手の不自由な身障者やお年寄りで
も、容易にしかも確実にトイレットペーパーの切断作業
が可能なトイレットペーパー用ホルダーを提供すること
にある。
パー用ホルダーが有する課題に鑑み成されたものであっ
て、その目的は、片手の不自由な身障者やお年寄りで
も、容易にしかも確実にトイレットペーパーの切断作業
が可能なトイレットペーパー用ホルダーを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、トイレットペーパー用ホルダーに、片
手で操作可能なトイレットペーパーの切断機構を具え
た。
を達成するため、トイレットペーパー用ホルダーに、片
手で操作可能なトイレットペーパーの切断機構を具え
た。
【0010】即ち、本発明は、トイレットペーパーの収
納部と、該収納部の底面に形成されたトイレットペーパ
ーの引出し部と、該引出し部から引き出されたトイレッ
トペーパーを切断する上記収納部の下方に配置された前
後方向に摺動可能なカッターと、該カッターが前方に摺
動させられた場合に、該カッターの刃が嵌入する収納部
の前壁下方に形成されたスリットと、前記カッターを非
切断方向である後方に付勢する弾性部材と、該弾性部材
の付勢力に抗して前記カッターをトイレットペーパーの
切断方向である前方に摺動させるアームとから構成され
たトイレットペーパー用ホルダーとした。
納部と、該収納部の底面に形成されたトイレットペーパ
ーの引出し部と、該引出し部から引き出されたトイレッ
トペーパーを切断する上記収納部の下方に配置された前
後方向に摺動可能なカッターと、該カッターが前方に摺
動させられた場合に、該カッターの刃が嵌入する収納部
の前壁下方に形成されたスリットと、前記カッターを非
切断方向である後方に付勢する弾性部材と、該弾性部材
の付勢力に抗して前記カッターをトイレットペーパーの
切断方向である前方に摺動させるアームとから構成され
たトイレットペーパー用ホルダーとした。
【0011】ここで、上記カッターの上下面には、該カ
ッターを挟む状態で2枚の板体が前後方向に摺動可能に
装着され、該2枚の板体は、その先端が通常の状態にお
いて上記カッターの刃より前方に位置する状態に第2の
弾性部材により付勢され、かつカッターが上記アームに
より前方に摺動させられた場合に、上記板体の先端が上
記収納部の前壁下方に形成されたスリットの上下板面に
各々当接して停止し、カッターのみが上記第2の弾性部
材の付勢力に抗してアームによりその後も前方に摺動さ
れ、そのカッターの刃が上記スリットに嵌入するように
構成することが好ましい。
ッターを挟む状態で2枚の板体が前後方向に摺動可能に
装着され、該2枚の板体は、その先端が通常の状態にお
いて上記カッターの刃より前方に位置する状態に第2の
弾性部材により付勢され、かつカッターが上記アームに
より前方に摺動させられた場合に、上記板体の先端が上
記収納部の前壁下方に形成されたスリットの上下板面に
各々当接して停止し、カッターのみが上記第2の弾性部
材の付勢力に抗してアームによりその後も前方に摺動さ
れ、そのカッターの刃が上記スリットに嵌入するように
構成することが好ましい。
【0012】これは、上記したような構成とすると、カ
ッターの刃が通常の状態においては該カッターの上下面
に装着された板体により覆われることとなるため、トイ
レットペーパーの引き出し時等の安全性が向上すると共
に、トイレットペーパーの切断時においては、第2の弾
性部材により付勢された状態にある2枚の板体の先端
が、収納部の前壁下方に形成されたスリットの上下板面
に各々当接して停止している時に、トイレットペーパー
の切断部の上下を挟持する状態で保持することとなり、
トイレットペーパーのカッターによる切断がより確実に
なされるためである。
ッターの刃が通常の状態においては該カッターの上下面
に装着された板体により覆われることとなるため、トイ
レットペーパーの引き出し時等の安全性が向上すると共
に、トイレットペーパーの切断時においては、第2の弾
性部材により付勢された状態にある2枚の板体の先端
が、収納部の前壁下方に形成されたスリットの上下板面
に各々当接して停止している時に、トイレットペーパー
の切断部の上下を挟持する状態で保持することとなり、
トイレットペーパーのカッターによる切断がより確実に
なされるためである。
【0013】さらに、上記カッターを摺動させるアーム
は、上記収納部の両側壁の下方に延設された支持板間に
回動可能に取付けられた部材にその途中において固定さ
れた長尺な板状のアームとし、該板状のアームの上端を
カッターに形成されたスリットに挿入すると共に、下方
を通常の状態で斜め前方に傾斜した状態で配置したアー
ムとすることが好ましい。これは、このようなアームの
構成とすると、トイレットペーパーの切断時においては
斜め前方に傾斜した状態にある長尺な板状のアームの下
方板面を後方に押せば、該アームの上端はその固定部を
中心に前方に回動し、カッターを切断方向である前方に
容易な作業によりスムーズに摺動させることができるた
めである。
は、上記収納部の両側壁の下方に延設された支持板間に
回動可能に取付けられた部材にその途中において固定さ
れた長尺な板状のアームとし、該板状のアームの上端を
カッターに形成されたスリットに挿入すると共に、下方
を通常の状態で斜め前方に傾斜した状態で配置したアー
ムとすることが好ましい。これは、このようなアームの
構成とすると、トイレットペーパーの切断時においては
斜め前方に傾斜した状態にある長尺な板状のアームの下
方板面を後方に押せば、該アームの上端はその固定部を
中心に前方に回動し、カッターを切断方向である前方に
容易な作業によりスムーズに摺動させることができるた
めである。
【0014】
【作用】本発明にかかるトイレットペーパー用ホルダー
によれば、収納部にトイレットペーパーを収納し、その
トイレットペーパーの端部を手で収納部の底面に形成さ
れた引出し部より必要な長さだけ引き出した後、その手
をトイレットペーパーから外し、同一の手で次にアーム
を操作することにより、カッターをトイレットペーパー
の切断方向である前方に摺動させ、垂れ下がった状態に
あるトイレットペーパーを収納部の前壁下方に形成され
た上記スリットの上下板面によって後方から支えた状態
でカッターの刃により切断することができ、従来のホル
ダーにおいては切断時に必須であった引き出されたトイ
レットペーパーの更なる引っ張り、或いは保持作業が不
要となり、片手の不自由な身障者やお年寄りでも、容易
にしかも確実にトイレットペーパーの切断作業が可能な
トイレットペーパー用ホルダーとなる作用が生じる。
によれば、収納部にトイレットペーパーを収納し、その
トイレットペーパーの端部を手で収納部の底面に形成さ
れた引出し部より必要な長さだけ引き出した後、その手
をトイレットペーパーから外し、同一の手で次にアーム
を操作することにより、カッターをトイレットペーパー
の切断方向である前方に摺動させ、垂れ下がった状態に
あるトイレットペーパーを収納部の前壁下方に形成され
た上記スリットの上下板面によって後方から支えた状態
でカッターの刃により切断することができ、従来のホル
ダーにおいては切断時に必須であった引き出されたトイ
レットペーパーの更なる引っ張り、或いは保持作業が不
要となり、片手の不自由な身障者やお年寄りでも、容易
にしかも確実にトイレットペーパーの切断作業が可能な
トイレットペーパー用ホルダーとなる作用が生じる。
【0015】また、上記した本発明にかかるトイレット
ペーパー用ホルダーにおいては、引出し部から引き出さ
れたトイレットペーパーを切断するカッターに、常に切
断方向とは逆の後方に付勢する弾性部材が装着されてい
るため、トイレットペーパーの引出し時にカッターが邪
魔になることがなく、またカッターが不用意に動くこと
もないため、安全性の高いトイレットペーパー用ホルダ
ーとする作用が生じる。
ペーパー用ホルダーにおいては、引出し部から引き出さ
れたトイレットペーパーを切断するカッターに、常に切
断方向とは逆の後方に付勢する弾性部材が装着されてい
るため、トイレットペーパーの引出し時にカッターが邪
魔になることがなく、またカッターが不用意に動くこと
もないため、安全性の高いトイレットペーパー用ホルダ
ーとする作用が生じる。
【0016】
【実施例】以下、上記した本発明にかかるトイレットペ
ーパー用ホルダーを、図面に示した実施例に基づき詳細
に説明する。ここで、図1は本発明にかかるトイレット
ペーパー用ホルダーの一実施例を示した斜視図、図2は
図1に示した実施例の縦断面図である。また、図3は図
1に示した実施例の切断機構を拡大して示した斜視図、
図4は図1に示した実施例の切断時における状態を示し
た縦断面図である。
ーパー用ホルダーを、図面に示した実施例に基づき詳細
に説明する。ここで、図1は本発明にかかるトイレット
ペーパー用ホルダーの一実施例を示した斜視図、図2は
図1に示した実施例の縦断面図である。また、図3は図
1に示した実施例の切断機構を拡大して示した斜視図、
図4は図1に示した実施例の切断時における状態を示し
た縦断面図である。
【0017】図において1は、例えばプラスチック、或
いは金属により箱状に形成されたトイレットペーパーの
収納部、2は該収納部1の上部開口1aを開閉する蓋体
であって、該蓋体2は、収納部1の上端後方に回動可能
に装着されている。
いは金属により箱状に形成されたトイレットペーパーの
収納部、2は該収納部1の上部開口1aを開閉する蓋体
であって、該蓋体2は、収納部1の上端後方に回動可能
に装着されている。
【0018】上記収納部1の底面1bは、図2に示した
ように若干前方に傾斜した状態で取付けられ、該底面1
bの前端と収納部1の前壁1cとの間に間隙が形成さ
れ、該間隙が収納されたトイレットペーパーTの端部の
引出し部3を構成している。また、底面1bの前端付近
上方には、収納部1の両側壁1d,1d間に差し渡され
た状態でローラー4が装着され、該ローラー4によって
トイレットペーパーTを収納部1内において回転し易い
ように支持している。
ように若干前方に傾斜した状態で取付けられ、該底面1
bの前端と収納部1の前壁1cとの間に間隙が形成さ
れ、該間隙が収納されたトイレットペーパーTの端部の
引出し部3を構成している。また、底面1bの前端付近
上方には、収納部1の両側壁1d,1d間に差し渡され
た状態でローラー4が装着され、該ローラー4によって
トイレットペーパーTを収納部1内において回転し易い
ように支持している。
【0019】また、上記収納部1の下方には、該収納部
1の両側壁1d,1dに形成されたレール5に沿って前
後方向に摺動するカッター6が配置され、該カッター6
が前方に摺動した場合に、該カッター6の刃6aが嵌入
するスリット7が収納部1の前壁1cに形成され、該ス
リット7の前方を覆う状態で、カッター6のストッパー
8が収納部1の前壁1cに取り付けられている。
1の両側壁1d,1dに形成されたレール5に沿って前
後方向に摺動するカッター6が配置され、該カッター6
が前方に摺動した場合に、該カッター6の刃6aが嵌入
するスリット7が収納部1の前壁1cに形成され、該ス
リット7の前方を覆う状態で、カッター6のストッパー
8が収納部1の前壁1cに取り付けられている。
【0020】上記カッター6は、図3に詳細に示したよ
うにその先端に刃6aが形成された矩形のカッターであ
り、該矩形のカッター6の前方上下面には、カッター6
に形成された前後方向に延びる長孔9を介してボルト・
ナット10により2枚の板体11,12がカッター6を
挟む状態で装着され、該2枚の板体11,12は、上記
長孔9に沿ってカッター6に対して前後方向に摺動可能
に構成されている。
うにその先端に刃6aが形成された矩形のカッターであ
り、該矩形のカッター6の前方上下面には、カッター6
に形成された前後方向に延びる長孔9を介してボルト・
ナット10により2枚の板体11,12がカッター6を
挟む状態で装着され、該2枚の板体11,12は、上記
長孔9に沿ってカッター6に対して前後方向に摺動可能
に構成されている。
【0021】また、上記カッター6には、円弧状に湾曲
させられた板バネ13の一端13aが固定され、該板バ
ネ13の他端13bは、カッター6に穿設された穴14
に挿入されることにより、上記カッター6の前方上下面
に摺動自在に装着された2枚の板体11,12を各々前
方に付勢し、該板体11,12の各々の先端11a,1
2aが、通常の状態においてカッター6の刃6aより前
方に位置するように構成されている。
させられた板バネ13の一端13aが固定され、該板バ
ネ13の他端13bは、カッター6に穿設された穴14
に挿入されることにより、上記カッター6の前方上下面
に摺動自在に装着された2枚の板体11,12を各々前
方に付勢し、該板体11,12の各々の先端11a,1
2aが、通常の状態においてカッター6の刃6aより前
方に位置するように構成されている。
【0022】さらに、上記カッター6の後方板面には、
スリット15が穿設され、該スリット15に該カッター
6を前方に摺動させるアーム16の上端16aが挿入さ
れていると共に、該カッター6を常に後方に付勢するコ
イルスプリング17の一端17aが固定され、該コイル
スプリング17の他端17bは、収納部1の後壁1e側
に固定されている。
スリット15が穿設され、該スリット15に該カッター
6を前方に摺動させるアーム16の上端16aが挿入さ
れていると共に、該カッター6を常に後方に付勢するコ
イルスプリング17の一端17aが固定され、該コイル
スプリング17の他端17bは、収納部1の後壁1e側
に固定されている。
【0023】上記カッター6を前方に摺動させるアーム
16は、図1等に示したように収納部1の両側壁1d,
1dの下方に延設された支持板18,18間に回動可能
に取付けられた回転板19にその途中において固定され
た長尺な板状のアームであって、該板状のアーム16の
上端16aは、上述したようにカッター6の後方板面に
穿設されたスリット15に挿入され、下方板面16b
は、通常の状態で斜め前方に傾斜した状態で収納部1の
下方に配置されている。
16は、図1等に示したように収納部1の両側壁1d,
1dの下方に延設された支持板18,18間に回動可能
に取付けられた回転板19にその途中において固定され
た長尺な板状のアームであって、該板状のアーム16の
上端16aは、上述したようにカッター6の後方板面に
穿設されたスリット15に挿入され、下方板面16b
は、通常の状態で斜め前方に傾斜した状態で収納部1の
下方に配置されている。
【0024】なお、収納部1の前壁1cに形成された上
記スリット7の上下に、図2に示したように板体20,
20を固着して段部を形成しておけば、カッター6の上
下面に摺動可能に装着された上記2枚の板体11,12
の各々の先端11a,12aがトイレットペーパーTを
保持する際にその滑りが防止され、カッター6によるト
イレットペーパーTの切断がより確実になされる。
記スリット7の上下に、図2に示したように板体20,
20を固着して段部を形成しておけば、カッター6の上
下面に摺動可能に装着された上記2枚の板体11,12
の各々の先端11a,12aがトイレットペーパーTを
保持する際にその滑りが防止され、カッター6によるト
イレットペーパーTの切断がより確実になされる。
【0025】上記のように構成された本発明にかかるト
イレットペーパー用ホルダーは、次の如く使用される。
イレットペーパー用ホルダーは、次の如く使用される。
【0026】先ず、トイレの壁面に木ネジ等により固定
された状態にある本発明にかかるホルダーの蓋体2を開
け、収納部1にトイレットペーパーTを図2に示したよ
うに収納し、ホコリ等が入らないように蓋体2を閉め
る。
された状態にある本発明にかかるホルダーの蓋体2を開
け、収納部1にトイレットペーパーTを図2に示したよ
うに収納し、ホコリ等が入らないように蓋体2を閉め
る。
【0027】収納した上記トイレットペーパーTの使用
時においては、トイレットペーパーTを必要な長さだけ
片手で収納部1の底面1aに形成された引出し部3を利
用して引き出した後、引き出したトイレットペーパーT
を持った手で図4に示したように斜め前方に傾斜した状
態にある長尺な板状のアーム16の下方板面16bを後
方に押せば、カッター6がコイルスプリング17の付勢
力に抗して前方に摺動し、上方から垂れ下がった状態に
あるトイレットペーパーTを切断する。
時においては、トイレットペーパーTを必要な長さだけ
片手で収納部1の底面1aに形成された引出し部3を利
用して引き出した後、引き出したトイレットペーパーT
を持った手で図4に示したように斜め前方に傾斜した状
態にある長尺な板状のアーム16の下方板面16bを後
方に押せば、カッター6がコイルスプリング17の付勢
力に抗して前方に摺動し、上方から垂れ下がった状態に
あるトイレットペーパーTを切断する。
【0028】この際、カッター6の上下面には、前方に
板バネ13により付勢された板体11,12が摺動可能
に装着されているため、該板体11,12の先端11
a,12aが、収納部1の前壁下方に形成されたスリッ
ト7の上下板面に各々当接して停止している時に、トイ
レットペーパーTの切断部の上下を挟持する状態で保持
することとなり、トイレットペーパーTのカッター6に
よる切断がより確実になされる。
板バネ13により付勢された板体11,12が摺動可能
に装着されているため、該板体11,12の先端11
a,12aが、収納部1の前壁下方に形成されたスリッ
ト7の上下板面に各々当接して停止している時に、トイ
レットペーパーTの切断部の上下を挟持する状態で保持
することとなり、トイレットペーパーTのカッター6に
よる切断がより確実になされる。
【0029】その後、切断されたトイレットペーパーT
を自分の方に引き寄せるためにアーム16から手が離れ
ると、カッター6に設けられた後方に付勢するコイルス
プリング17によってカッター6及びアーム16は自動
的に元の位置に復帰し、図2の状態となって次回のトイ
レットペーパーTの使用に備える。
を自分の方に引き寄せるためにアーム16から手が離れ
ると、カッター6に設けられた後方に付勢するコイルス
プリング17によってカッター6及びアーム16は自動
的に元の位置に復帰し、図2の状態となって次回のトイ
レットペーパーTの使用に備える。
【0030】以上、本発明の一実施例に付き説明した
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて、各種の変形及び変更が
可能であることは当然である。
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて、各種の変形及び変更が
可能であることは当然である。
【0031】
【発明の効果】以上、説明した本発明にかかるトイレッ
トペーパー用ホルダーによれば、使用者は、手でトイレ
ットペーパーの端部を収納部の底面に形成された引出し
部より必要な長さだけ引き出した後、その手をトイレッ
トペーパーから外し、同一の手で次にアームを操作する
ことにより、カッターをトイレットペーパーの切断方向
である前方に摺動させ、垂れ下がった状態にあるトイレ
ットペーパーを収納部の前壁下方に形成されたスリット
の上下板面によって後方から支えた状態でカッターの刃
により切断することができ、従来のホルダーにおいては
切断時に必須であった引き出されたトイレットペーパー
の更なる引っ張り、或いは保持作業が不要となり、片手
の不自由な身障者やお年寄りでも、容易にしかも確実に
トイレットペーパーの切断作業が可能となる効果があ
る。
トペーパー用ホルダーによれば、使用者は、手でトイレ
ットペーパーの端部を収納部の底面に形成された引出し
部より必要な長さだけ引き出した後、その手をトイレッ
トペーパーから外し、同一の手で次にアームを操作する
ことにより、カッターをトイレットペーパーの切断方向
である前方に摺動させ、垂れ下がった状態にあるトイレ
ットペーパーを収納部の前壁下方に形成されたスリット
の上下板面によって後方から支えた状態でカッターの刃
により切断することができ、従来のホルダーにおいては
切断時に必須であった引き出されたトイレットペーパー
の更なる引っ張り、或いは保持作業が不要となり、片手
の不自由な身障者やお年寄りでも、容易にしかも確実に
トイレットペーパーの切断作業が可能となる効果があ
る。
【0032】また、上記した本発明にかかるトイレット
ペーパー用ホルダーにおいては、トイレットペーパーの
切断機構を常に切断方向とは逆の後方に付勢する弾性部
材を設けたものとしたため、トイレットペーパーの引出
し時に切断機構が邪魔になることがなく、また切断機構
が不用意に動くこともないため、安全性の高いトイレッ
トペーパー用ホルダーとなる効果がある。
ペーパー用ホルダーにおいては、トイレットペーパーの
切断機構を常に切断方向とは逆の後方に付勢する弾性部
材を設けたものとしたため、トイレットペーパーの引出
し時に切断機構が邪魔になることがなく、また切断機構
が不用意に動くこともないため、安全性の高いトイレッ
トペーパー用ホルダーとなる効果がある。
【図1】本発明にかかるトイレットペーパー用ホルダー
の一実施例を示した斜視図。
の一実施例を示した斜視図。
【図2】本発明にかかるトイレットペーパー用ホルダー
の一実施例を示した縦断面図。
の一実施例を示した縦断面図。
【図3】本発明にかかるトイレットペーパー用ホルダー
の切断機構の一実施例を示した斜視図。
の切断機構の一実施例を示した斜視図。
【図4】本発明にかかるトイレットペーパー用ホルダー
における切断時の状態の一実施例を示した縦断面図。
における切断時の状態の一実施例を示した縦断面図。
【図5】従来のトイレットペーパー用ホルダーの一例を
示した斜視図。
示した斜視図。
1 トイレットペーパーの収納部 1a 収納部の上部開口 1b 収納部の底面 1c 収納部の前壁 1d 収納部の側壁 1e 収納部の後壁 2 収納部の蓋体 3 トイレットペーパーの引出し部 4 ローラー 5 レール 6 カッター 6a カッターの刃 7 収納部の前壁に形成されたスリット 8 ストッパー 9 カッターに形成された長孔 10 ボルト・ナット 11 板体 11a 板体の先端 12 板体 12a 板体の先端 13 板バネ 14 カッターに穿設された穴 15 カッターに穿設されたスリット 16 アーム 16a アームの上端 16b アームの下方板面 17 コイルスプリング 18 支持板 19 回転板 20 板体 T トイレットペーパー
Claims (3)
- 【請求項1】 トイレットペーパーの収納部と、該収納
部の底面に形成されたトイレットペーパーの引出し部
と、該引出し部から引き出されたトイレットペーパーを
切断する上記収納部の下方に配置された前後方向に摺動
可能なカッターと、該カッターが前方に摺動させられた
場合に、該カッターの刃が嵌入する収納部の前壁下方に
形成されたスリットと、前記カッターを非切断方向であ
る後方に付勢する弾性部材と、該弾性部材の付勢力に抗
して前記カッターをトイレットペーパーの切断方向であ
る前方に摺動させるアームとから構成されたことを特徴
とするトイレットペーパー用ホルダー。 - 【請求項2】 上記カッターの上下面に、該カッターを
挟む状態で2枚の板体が前後方向に摺動可能に装着さ
れ、該2枚の板体は、その先端が通常の状態において上
記カッターの刃より前方に位置する状態に第2の弾性部
材により付勢され、かつカッターが上記アームにより前
方に摺動させられた場合に、上記板体の先端が上記収納
部の前壁下方に形成されたスリットの上下板面に各々当
接して停止し、カッターのみが上記第2の弾性部材の付
勢力に抗してアームによりその後も前方に摺動され、そ
のカッターの刃が上記スリットに嵌入するように構成し
たことを特徴とする請求項1記載のトイレットペーパー
用ホルダー。 - 【請求項3】 上記カッターを摺動させるアームが、上
記収納部の両側壁の下方に延設された支持板間に回動可
能に取付けられた部材にその途中において固定された長
尺な板状のアームであって、該板状のアームの上端は上
記カッターに形成されたスリットに挿入され、下方は通
常の状態で斜め前方に傾斜した状態で上記収納部の下方
に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載
のトイレットペーパー用ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102001A JP2683617B2 (ja) | 1994-04-16 | 1994-04-16 | トイレットペーパー用ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102001A JP2683617B2 (ja) | 1994-04-16 | 1994-04-16 | トイレットペーパー用ホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284460A JPH07284460A (ja) | 1995-10-31 |
JP2683617B2 true JP2683617B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=14315569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6102001A Expired - Lifetime JP2683617B2 (ja) | 1994-04-16 | 1994-04-16 | トイレットペーパー用ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683617B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5069378A (en) | 1987-07-15 | 1991-12-03 | Metsa-Serla Oy | Paper dispenser |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5720295U (ja) * | 1980-07-09 | 1982-02-02 | ||
JPS5910699U (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-23 | 中村 和夫 | ホルダ−カバ−における切断装置 |
JPS59162094U (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-30 | 井口 達也 | ロ−ル紙盗難防止用ホルダ− |
JPS6221991U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-09 |
-
1994
- 1994-04-16 JP JP6102001A patent/JP2683617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5069378A (en) | 1987-07-15 | 1991-12-03 | Metsa-Serla Oy | Paper dispenser |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07284460A (ja) | 1995-10-31 |
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