JP3029509B2 - 給湯装置の給湯温度調整装置 - Google Patents

給湯装置の給湯温度調整装置

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JP3029509B2
JP3029509B2 JP4274170A JP27417092A JP3029509B2 JP 3029509 B2 JP3029509 B2 JP 3029509B2 JP 4274170 A JP4274170 A JP 4274170A JP 27417092 A JP27417092 A JP 27417092A JP 3029509 B2 JP3029509 B2 JP 3029509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、給湯装置の給湯温度
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯装置の給湯温度調整装置には、給水
管から流入した冷水を加熱部で加熱して得られた温水を
冷水と適宜の比率で混合して出湯させるための可変混合
弁と、その出湯温度が所定温度に達しないときに上記給
水管から上記加熱部に流入する冷水の量を絞るための絞
り弁とが設けられている。
【0003】そして、可変混合弁で冷水側をいっぱいに
絞っても出湯温度が設定温度を維持できなくなったとき
等には、絞り弁を絞って加熱部に流れ込む冷水量を減ら
して出湯温度を上げるようにしている。
【0004】このように用いられる絞り弁には、冷水の
給水水圧(水道水圧)が作用し、その水圧は5〜10kg
/cm2 になることも珍しくない。したがって、絞り弁を
操作するためにはその水圧に勝る大きな力が必要であ
り、一般に絞り弁はギア付きモータ等によって駆動され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ギア付きモー
タは部品数が多いため高価で装置コストを上昇させ、ま
た反応速度がゆっくりしているという欠点がある。
【0006】そこで本発明は、絞り弁の駆動部にコスト
がかからず、しかも反応速度の速い給湯装置の給湯温度
調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の給湯装置の給湯温度調整装置は、給水管か
ら流入した冷水を加熱部で加熱して得られた温度が所定
温度に達しないときに上記給水管から上記加熱部に流入
する冷水の量を絞るための絞り弁を設けた給湯装置の給
湯温度調整装置において、上記絞り弁を、直線運動によ
って上記冷水の通過面積を変化させるように軸方向に進
退自在に形成すると共に、上記加熱部を通る前の冷水の
圧力と上記加熱部を通った後の温水の圧力とが上記絞り
弁の前面側と背面側とに分かれて加わるように配管し
て、上記絞り弁をソレノイドによって軸方向に進退駆動
するようにしたことを特徴とする。
【0008】なお、上記加熱部で加熱して得られた温水
を冷水と適宜の比率で混合するための可変混合弁を設け
て、上記可変混合弁を第2のソレノイドによって進退駆
動するようにしてもよい。
【0009】
【作用】絞り弁には、冷水圧と温水圧とが前面側と背面
側に分かれて加わるので、両側からの水圧が相殺され
て、絞り弁は軽い力でソレノイドによって進退駆動され
る。
【0010】このとき、冷水圧をP1、温水圧をP2と
すると、絞り弁を通過する全水量Gは、 G=K√(P1−P2) となり、冷水圧と温水圧との差圧(P1−P2)によっ
て決まる。
【0011】そして、その差圧(P1−P2)が絞り弁
に作用しているので、f(I)を、ソレノイドに流され
る電流Iの関数としたとき、 P1−P2=f(I) が成立する。
【0012】したがって、絞り弁を通過する全水量G
は、 G=K√f(I) となり、ソレノイドへの通電電流値Iのみによって制御
される。
【0013】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
本発明を適用した給湯装置の全体構成を示しており、水
道管など冷水源に接続された給水管1が、T字形に配管
された絞り弁部2の中央の流入口3に接続されている。
【0014】絞り弁部2の二つの流出口4,5のうち第
1の流出口4には、ガスバーナー、石油バーナー又は電
気ヒーターなどを熱源とする加熱部7を通る温水管路8
が接続されており、給水管1から供給された水がそこで
加熱されて温水になる。9は、温水の流量を検出するた
めに加熱部7より手前側において温水管路8に設けられ
た流量センサである。
【0015】絞り弁10は弁座15に対向して円錐面に
形成され、その後方にロッド13で連結された中間ピス
トン部10aは、シリンダ11内において軸方向に進退
自在に配置されていて、絞り弁10、ロッド13及び中
間ピストン10aが一体となって直線運動して、給水管
1から供給される冷水の流路面積を変えるようになって
いる。
【0016】なお、給水管1は絞り弁10の弁部と中間
ピストン部10aとの間に開口している。また絞り弁1
0は、流出口4,5側から、圧縮コイルスプリング12
によって弁を閉じる方向に付勢されており、その付勢力
に抗して、背面側からロッド13を介して第1のソレノ
イド14によって押されている。
【0017】絞り弁10の円錐状部に対向する弁座15
の直径とシリンダ11の直径(即ち中間ピストン10a
の直径)とは同寸法に形成されている。またシリンダ1
1には、加熱部7より先側において温水管路8に連通す
る連通管路16が、中間ピストン10aの背部側に開口
している。
【0018】したがって、絞り弁10全体に対しては、
前面側からは、加熱部7を通る前の冷水の圧力が加わる
と同時に、それと同じ受圧面積で、背面側からは加熱部
7を通った後の温水の圧力が加わることになる。
【0019】その結果絞り弁10には、前面側と背面側
とに冷水圧と温水圧とが分かれて加わるので、両側から
の水圧が相殺されて、絞り弁10の軸方向への直線運動
を軽い力によって動作させることができる。
【0020】そして絞り弁10は、冷水圧と温水圧との
差圧及び圧縮コイルバネ12の付勢力とそれに抗する第
1のソレノイド14の電磁コイル14aへの通電電流値
に対応して弁開度が制御される。
【0021】このとき、冷水圧をP1、温水圧をP2と
すると、絞り弁10を通過する全水量Gは、 G=K√(P1−P2) となり、冷水圧と温水圧との差圧(P1−P2)によっ
て決まる(Kは定数)。
【0022】そして、その差圧(P1−P2)が絞り弁
10に作用しているので、電磁コイル14aに流される
電流Iの関数をf(I)としたとき、 P1−P2=f(I) が成立する。
【0023】したがって、絞り弁10を通過する全水量
Gは、 G=K√f(I) となり、電磁コイル14aへの通電電流値Iのみによっ
て制御される。
【0024】したがって、給水管1から供給される冷水
の圧力などが変動しても、絞り弁10は、電磁コイル1
4aへの通電電流値Iのみに依存する一定流量を維持す
るように、自動的に弁開度が変化する。14bは、電磁
コイル14aの駆動回路(ドライバ)である。
【0025】20は、冷水と温水とを適宜の比率で混合
するための可変混合弁である。可変混合弁部21のT字
型に配管された冷水流入口22と温水流入口23には、
絞り弁部2の第2の流出口5に接続された冷水管路24
と温水管路8の出口とが接続されている。
【0026】そして、冷水流入口22と温水流入口23
とから可変混合弁部21に流入した冷水と温水は、可変
混合弁20の位置に応じた比率に混合され、配管中央の
混合湯流出口26を経て蛇口27へ送り出される。
【0027】冷水管路24の途中には、その内径を狭め
るオリフィス28が設けられており、それによって、可
変混合弁20に両側からかかる冷水圧と温水圧とが等圧
になるようになっている。
【0028】31は、可変混合弁20を駆動するための
第2のソレノイドであり、可変混合弁20が、圧縮コイ
ルバネ29の付勢力に抗して、ロッド30を介して第2
のソレノイド31によって押されている。
【0029】したがって、可変混合弁20は、圧縮コイ
ルバネ29の付勢力とそれに抗する第2のソレノイド3
1の駆動力の釣り合う位置で静止するように動作し、第
2のソレノイド31の電磁コイル31aへの通電電流値
に対応して、弁位置、即ち冷水と温水の混合比が制御さ
れる。31bは、第2のソレノイド31の電磁コイル3
1aの駆動回路(ドライバ)である。
【0030】35は、マイクロプロセッサ等を内蔵した
制御部であり、蛇口27からの出湯温度を設定する出湯
温度設定部36からの設定信号と、冷水流入口22、温
水流入口23及び混合湯流出口26の各部に設けられた
水温センサ37,38,39からの検出温度信号と流量
センサ9からの検出流量信号等を入力して、第1及び第
2のソレノイド14,31の動作を制御する。
【0031】このように構成された上記実施例装置にお
いては、制御部35による制御によって、第2のソレノ
イド31への通電電流値が制御され、混合湯流出口26
の水温が出湯温度設定部36における設定温度になるよ
うに可変混合弁20の動作が制御される。
【0032】そして、例えば温水流入口23に設けられ
たセンサ38で検出される水温が出湯温度設定部36の
設定温度より低くなって、蛇口27からの出湯温度が設
定温度に達しないような場合、又は温水流入口23の水
温が所定の温度より低くなったような場合には、制御部
35によって、第1のソレノイド14の電磁コイル14
aへの通電電流が、絞り弁10における流量を減らすよ
うに制御され、給水管1から加熱部7へ流入する冷水の
水量が減らされて湯温が上昇する。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば可変混合弁30が設けられていない
給湯装置などに適用してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の給湯装置の給湯温度調整装置に
よれば、加熱部を通る前の冷水圧と加熱部を通った後の
温水圧とが絞り弁の前面側と背面側とに分かれて加わ
り、絞り弁に加わる水圧が相殺されるので、絞り弁を軽
い力でソレノイドを用いて駆動することができ、低コス
トの装置によって速い反応速度を得ることができると共
に、絞り弁を通過する水量をソレノイドへの通電電流値
のみによって容易かつ正確に制御することができる優れ
た効果を有する。
【0035】また、可変混合弁もソレノイドで駆動する
ことによって給湯装置の給湯温度調整装置全体を低コス
トで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 給水管 7 加熱部 8 温水管路 10 絞り弁 10a 中間ピストン部 11 シリンダ 14 第1のソレノイド 16 連通管路 20 可変混合弁 31 第2のソレノイド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管から流入した冷水を加熱部で加熱し
    て得られた温水の温度が所定温度に達しないときに上記
    給水管から上記加熱部に流入する冷水の量を絞るための
    絞り弁を設けた給湯装置の給湯温度調整装置において、 上記絞り弁を、直線運動によって上記冷水の通過面積を
    変化させるように軸方向に進退自在に形成すると共に、
    上記加熱部を通る前の冷水の圧力と上記加熱部を通った
    後の温水の圧力とが上記絞り弁の前面側と背面側とに分
    かれて加わるように配管して、上記絞り弁をソレノイド
    によって軸方向に進退駆動するようにしたことを特徴と
    する給湯装置の給湯温度調整装置。
  2. 【請求項2】上記加熱部で加熱して得られた温水を冷水
    と適宜の比率で混合するための可変混合弁が設けられて
    おり、上記可変混合弁が第2のソレノイドによって進退
    駆動される請求項1記載の給湯装置の給湯温度調整装
    置。
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