JP3029295B2 - 電話交換システム - Google Patents

電話交換システム

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JP3029295B2
JP3029295B2 JP2403978A JP40397890A JP3029295B2 JP 3029295 B2 JP3029295 B2 JP 3029295B2 JP 2403978 A JP2403978 A JP 2403978A JP 40397890 A JP40397890 A JP 40397890A JP 3029295 B2 JP3029295 B2 JP 3029295B2
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博之 山崎
義久 堂本
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株式会社日立テレコムテクノロジー
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  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、電話交換システムに係
り、特に、専用線回線によって構築される電話交換ネッ
トワークの専用線回線の着信方式に関するものである。
【従来の技術】従来、構内自動電話交換機(以下、「P
BX」と称す)を核とした専用線ネットワークにおい
て、各PBX間を結ぶ専用線による運用方式は、市内専
用線として多く用いられるループダイヤル2線式専用線
回線、あるいは市外専用線として多く用いられるアウト
バウンドダイヤル4線式専用線回線を使用し、着信側P
BXでは、着信を検出した後ダイヤル信号を受信し、そ
の受信したダイヤル信号の内容によって、着信先の電話
端末に直接着信させ、扱者は、それに応答するといった
形態であった。これに対し、公衆回線(局線)からの着
信は、一般的に分散応答方式がとられており、中継台の
オペレータや不特定の扱者が一旦応答して発信者と通話
し、着信先の電話端末に転送するという形態であった。
このような運用の場合、公衆回線、あるいは専用線回線
のどちらの場合でも、着信した電話端末は呼出信号が鳴
動し、送受話器を上げれば応答となる、いわゆるオフフ
ック応答が基本となるので、特に問題は生じなかった。
ところが、最近の電話交換システムでは、PBXの電話
端末として多機能電話機が多く採用されるにつれ、従来
のボタン電話装置の利便性が取り入れられるようになっ
てきた。すなわち、多数の回線を多機能電話機の盤面上
の機能ボタンに回線毎に収容し、回線に着信があると、
その回線に対応する機能ボタンに内蔵されたランプが着
信表示し、扱者は、オフフックした後に着信表示してい
る機能ボタンを押すことで通話の状態になるという方式
である。これを図10を用いて詳述すると、公衆回線か
らの着信の場合、まず、公衆網4からの着信を電話交換
機A(以下、PBX−A)が収容する局線トランク(C
OT)5にて検出する。すると、PBX−Aの中央制御
装置(CP)7はこれを検知し、どのトランクに着信が
なされたか解析する。そして、その解析結果に基づき、
PBX−Aに収容されている電話端末(例えば、電話端
末2)の局線応答ボタン(機能ボタン)2dに設定され
ている局線トランクを検索する。その結果、着信してい
る回線が局線応答ボタン2dに登録されているときは、
該当する局線応答ボタン2dに対して着信表示を行な
う。扱者が、このように局線応答ボタン2dに着信して
いるとき、送受話器2aをオフフックした後、着信表示
をしている局線応答ボタン2dを押下することで着信呼
に応答することができ、通話の状態となる。これに対
し、専用線回線からの着信の場合、まず、電話交換機B
(以下、PBX−B)から専用線回線17を介して着信
があると、それを専用線トランク(PVT)6にて検出
する。すると、PBX−Aの中央制御装置7はこれを検
知し、次いで、PBX−Bから送られてくるダイヤル信
号を受信する。そして、その受信したダイヤル信号に基
づいて着信先の電話端末を検索し、着信先の電話端末
(例えば、電話端末2)を接続しているライン回路3を
制御して電話端末2を鳴動させる。扱者が、このように
着信しているとき、送受話器2aをオフフックすること
で着信呼に応答することができ、通話の状態となる。
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
公衆回線からの着信の場合は、リングダウン着信である
ため、ボタン電話における従来技術をPBXに取り入れ
ることで容易に実現することができた。しかしながら、
専用線回線からの着信の場合は、着信先の電話端末を直
接呼び出して通話を成立させる方式をとっており、公衆
回線のようにボタン電話の技術を採り入れることは困難
であった。その結果、公衆回線からの着信はオフフック
後、機能ボタン押下で応答となるが、専用線回線からの
着信の場合には、従来どおりオフフックのみで応答の状
態となり、応答操作の相違が生じてしまう。そのうえ、
公衆回線からの着信と専用線回線からの着信とが同時に
生じている場合、例えば、専用線回線からの着信である
のにオフフックして、着信中の機能ボタンを押したとき
には、公衆回線は接続されるが、専用線は切断してしま
うというように非常に不都合な具合になる。本発明は、
前記した問題に鑑み、公衆回線からの着信に対する応答
と専用線回線からの着信に対する応答との、操作の不統
一性を解消することを目的とする。特に、専用線回線で
接続されている電話交換機は、単一メーカとは限らず、
複数のメーカの電話交換機がネットワーク内に混在する
場合が多いため、従来から培われてきた電話交換機間の
信号形式を変えるには、多大の労力を要することは想像
するに難しくない。しかるに、本発明は、現在用いられ
ている専用線回線の着信形態はそのまま温存し、電話交
換機内部の処理を工夫することで目的を達成し、ネット
ワーク内の他部署に影響を与えないことを最大の前提と
する。
【課題を解決するための手段】本発明は、専用線回線の
着信を応答するボタンと、該応答ボタンに対して設けら
れ着信の状態を表示する表示器とを有する電話端末と、
該電話端末と専用線回線とを収容し、専用線回線からの
着信を認識したとき、上記表示器に着信表示する交換装
置とを備えたことを特徴とする。
【作用】専用線回線の着信を応答する応答ボタンと、該
応答ボタンに対して設けられ着信の状態を表示する表示
器とを電話端末に備えておき、交換装置は、専用線トラ
ンクに着信があったとき、着信がなされている専用線ト
ランク(着信ルート)によって発信先の電話端末を認識
して、着信させる電話端末を決定し、かつ、その電話端
末の発信先の電話端末に対する応答ボタンに対応する表
示器に着信表示する。これによって、公衆回線からの着
信に対する応答と専用線回線からの着信に対する応答と
の、操作を統一させることができる。
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 1.発明の概要 図1、図2、及び図3により、本発明の概要を説明す
る。 1.1 システム構成 図1は、本発明の概要を説明する電話交換システムの構
成を示す図である。図1において、電話交換機A(以
下、PBX−A)は、電話交換機B(以下、PBX−
B)と専用線回線17によって接続されている。PBX
−Aは、通話路スイッチ(SW)1を含み、この通話路
スイッチ1には制御系バス9を介して中央制御装置(C
P)7が接続される。なお、中央制御装置7はPBX−
A全体を制御するものである。制御系バス9には他に、
記憶装置(MM)8が接続されており、この記憶装置8
には、中央制御装置7がPBX−A全体を制御するため
に必要なプログラム、局データ、及び各種テーブル等が
格納されている。更に、PBX−Aは、ライン回路(L
IN)3、局線トランク(COT)5、及び専用線トラ
ンク(PVT)6を含んでいる。ライン回路3は、電話
端末2の制御と、電話端末2と通話路スイッチ1とのイ
ンタフェースを行なっている。局線トランク5は、公衆
網4と通話路スイッチ1とのインタフェースを行なうも
のであり、公衆網4に対して発着信制御を行なってい
る。専用線トランク6は、専用線回線17を介してPB
X−Bとの通話をならしめるためのインタフェース装置
で、PBX−Bに対して発着信制御を行なうものであ
り、通話路スイッチ1に接続されている。電話端末2
は、送受話器2aと、ダイヤルボタン2bと、専用線回
線からの着信を表示するとともに、その着信に応答する
ための専用線応答ボタン2cと、公衆網4(局線回線)
からの着信を表示するとともに、その着信に応答するた
めの局線応答ボタン2dとを含んでいる。また、ライン
回路3、局線トランク5、及び専用線トランク6は、そ
れぞれ複数収容されているものであるが、図示を省略す
る。なお、ライン回路3、局線トランク5、及び専用線
トランク6の各々の装置にマイクロプロセッサを備え、
中央制御装置7からのオーダを受信して、各々の装置が
独立して動作するようにし、中央制御装置7の負荷を軽
減せしめる構成とすることが望ましい。一方、PBX−
Bは、通話路スイッチ10と、電話端末11と、電話端
末11と通話路スイッチ10とを接続し電話端末11を
制御するライン回路12と、専用線回線17を介してP
BX−Aとの通話をならしめる専用線トランク13と、
PBX−B全体を制御する中央制御装置14と、中央制
御装置14がPBX−B全体を制御するために必要なプ
ログラム、局データ、及び各種テーブル等を格納する記
憶装置15と、中央制御装置14、記憶装置15、及び
通話路スイッチ10間でデータを送受信させる制御系バ
ス16とを含んでいる。なお、PBX−Bは、PBX−
Aと略同じ構成であるので詳細な説明は省略する。図2
は、電話端末2(電話端末11も同様)の外観を示して
いる。電話端末2は、送受話器2aと、ダイヤルボタン
2bと、専用線応答ボタン2cと、局線応答ボタン2d
と、時間、発信元の情報、及び着信先の情報等を表示す
る表示器2eとを含んでいる。なお、他に呼の転送、保
留等の操作を行なう機能ボタンも含まれているが説明を
省略する。また、専用線応答ボタン2c及び局線応答ボ
タン2dには、LED(図示省略)が内蔵されており、
点火、滅火、もしくは点滅によって、専用線回線及び局
線回線の状態を表示する構成になっている。図3は、電
話端末2の専用線応答ボタン2cと局線応答ボタン2d
とを詳細に示す回線応答ボタンの配置図であり、各々1
0回線分に対応するボタンが備えられている構成を示し
ている。 1.2 着信動作 図1、図2、及び図3を用いて着信動作を説明する。 1.2.1 局線着信 公衆網4からPBX−Aに対して着信があると、PBX
−Aの局線トランク5がそれを検出し、中央制御装置7
に着信したことを通知する。すると、中央制御装置7
は、着信を検出した局線トランクの収容位置により、着
信表示を行なう電話端末もしくは電話端末群を決定し、
その決定した電話端末もしくは電話端末群(例えば、電
話端末2)の局線トランク5に対応する局線応答ボタン
2dに着信表示をする。例えば、図3において、局線応
答ボタン301に着信表示をする。このとき、局線応答
ボタン301を点滅せしめるとともに、電話端末を鳴動
させる。なお、着信先が電話端末群である場合、局線応
答ボタン301への着信表示は電話端末群の全部の電話
端末に行なうが、鳴動による着信表示は一部の電話端末
に指定することができる。電話端末2に着信表示がなさ
れているときに、扱者がその着信表示がなされている局
線応答ボタン301を押下して送受話器2aを上げる
か、もしくは送受話器2aを上げてから着信表示がなさ
れている局線応答ボタン301を押下すると、ライン回
路3がそれを検出して、中央制御装置7に通知する。中
央制御装置7は、電話端末2が応答したことを認識する
と、通話路スイッチ1を制御して局線トランク5とライ
ン回路3との間にパスを設定するとともに、局線トラン
ク5を制御して公衆網4の電話回線を閉回路にし、か
つ、ライン回路3を制御して着信表示を停止せしめる。
そして、着信表示を行なった電話端末、もしくは電話端
末群の局線トランク5に対応する局線応答ボタン301
を点火せしめ応答表示を行なう。これによって、公衆網
4からの着信呼に対応しての通話が可能となる。 1.2.2 専用線着信 PBX−Bの電話端末、例えば電話端末11がPBX−
Aに対して発呼するダイヤル信号(特番+局番号+内線
番号)を送出すると、ライン回路12を介して中央処理
装置14がそのダイヤル信号を読み取る。すると、中央
処理装置14は読み取ったダイヤル信号を解析し、通話
路スイッチ10を制御してライン回路12と専用線トラ
ンク13との間にパスを設定する。そして、専用線回路
17を閉回路にし、PBX−Aに対して発呼情報を送出
し、かつ、着信先電話端末を示す内線番号を送出する。
一方、PBX−Aは、専用線トランク6がPBX−Bか
らの着信を検出すると、内線番号を受信する。そして、
着信を示す着信情報と受信した内線番号を中央制御装置
7に通知する。中央制御装置7は専用線トランク6から
着信情報と内線番号を受信すると、着信を検出した専用
線トランクの収容位置と受信した内線番号とにより、着
信表示を行なう電話端末もしくは電話端末群を決定し、
その決定した電話端末もしくは電話端末群(例えば、電
話端末2)の所定の専用線応答ボタンに着信表示を行な
う。専用線応答ボタンの決定は、着信を検出した専用線
トランク6と受信した内線番号とに基づいてなされる。
これによって、例えば、図3において、専用線応答ボタ
ン311に着信表示を行なう。このとき専用線応答ボタ
ン311を点滅せしめるとともに、電話端末を鳴動させ
る。なお、着信先が電話端末群である場合、専用線応答
ボタン311への点滅による着信表示は電話端末群の全
部の電話端末に行なうが、鳴動による着信表示は一部の
電話端末に指定することができる。電話端末2の専用線
応答ボタン311に着信表示がなされているときに、扱
者がその着信表示がなされている専用線応答ボタン31
1を押下して送受話器2aを上げるか、もしくは送受話
器2aを上げてから着信表示がなされている専用線応答
ボタン311を押下すると、ライン回路3がそれを検出
して、中央制御装置7に通知する。中央制御装置7は電
話端末2が応答したことを認識すると、通話路スイッチ
1を制御して専用線トランク6とライン回路3との間に
パスを設定するとともに、専用線トランク6を制御して
専用線回線17を閉回路にし、かつ、ライン回路3を制
御して着信表示を停止せしめる。そして、着信表示を行
なった電話端末もしくは電話端末群の専用線応答ボタン
311を点火せしめ、応答表示を行なう。これによっ
て、PBX−Bの電話端末11とPBX−Aの電話端末
2との間にパスが設定され通話が可能となる。 2.発明の具体的な構成と動作 図2,図4ないし図9を用いて、本発明の具体的な構成
と動作について説明する。 2.1 システム構成の説明 図4は、本発明の具体的な実施例を説明する専用線ネッ
トワークを示す図である。図4には、電話交換機1(以
下、PBX−1)と、電話交換機2(以下、PBX−
2)と、電話交換機3(以下、PBX−3)と、電話交
換機4(以下、PBX−4)とが専用線回線で接続され
ている例を示している。PBX−1は、通話路スイッチ
52を含んでおり、電話端末群48と電話端末群49と
が通話路スイッチ52に接続されている。さらに、通話
路スイッチ52は専用線トランク41〜47を収容して
いる。中央制御装置(CP)50は、PBX−1全体を
制御するものであり、記憶装置(MM)51及び通話路
スイッチに接続されている。記憶装置51には、中央制
御装置50がPBX−1全体を制御するために必要なプ
ログラム、局データ及び各種テーブルを格納している。
電話端末群48の全電話端末もしくは一部の電話端末、
及び電話端末49は図2に示す構成のものであるため詳
細な説明は省略する。また、PBX−2は、専用線トラ
ンク53,54と通話路スイッチ55とを含み、PBX
−3は専用線トランク56,57と通話路スイッチ58
とを含み、PBX−4は専用線トランク59,60,及
び61と通話路スイッチ62とを含んでいる。なお、P
BX−2,PBX−3,及びPBX−4にも、PBX−
1と同様に電話端末、中央制御装置及び記憶装置等が備
えられているが、図示するのを省略する。図5は、電話
端末49もしくは電話端末群48の電話端末の専用線応
答ボタンを示す図であり、専用線応答ボタン501,5
02,507,508,513,及び514は、例えば
総務課への着信、専用線応答ボタン503,504,5
09,510,515,及び516は、例えば庶務課へ
の着信、専用線応答ボタン505,506,511,5
12,517,及び518は、例えば経理課への着信を
表示するものである。また、専用線応答ボタン501〜
506はPBX−2からの着信、専用線応答ボタン50
7〜512はPBX−3からの着信、専用線応答ボタン
513〜518はPBX−4からの着信を表示する。こ
のように専用線応答ボタンを配置することによって、専
用線応答ボタン501〜518に着信があったとき、ど
こからの着信か、どこへの着信かが一目で判別すること
ができる。例えば、PBX−3に収容されている電話端
末(図示せず)からPBX−1へ専用線回線を介して着
信し、そのときのダイヤル信号(内線番号)が「210
0」であれば、例えばPBX−1の電話端末49の専用
線応答ボタン507に着信表示がなされるので、PBX
−3から総務課への着信であることが一目で判別するこ
とができる。 2.2 テーブルの説明 図6は、ボタン着信分配管理テーブルであり、各種電話
端末ごとに1面、あるいは電話端末群(例えば、各グル
ープ、課への群)毎に1面、あるいは全電話端末共通に
1面、あるいはそれらの組合せによって備えられてい
る。このボタン着信分配管理テーブルは電話端末に装備
されている専用線応答ボタンを含む回線ボタン数分の領
域を持ち、各ボタン対応の領域601には、表示対象と
なる専用線回線着信時に受信した受信番号(ダイヤル信
号)602と専用線ルート603とが記憶されている。
例えば、ボタン501にはPBX−2から「2100」
を受信したときに着信表示するボタンであることを示し
ている。このように規定されたボタン着信分配管理テー
ブルは記憶装置51(図4)に格納それており、専用線
回線からの着信時に、このテーブルを参照して着信表示
処理を実行する。図7は、図5に示す各ボタンの状態を
示すボタン状態管理テーブルであり、一時記憶データと
して記憶装置51に格納される。ボタンの状態として
は、空、通信中、着信中、及び保留中などがあり、各ボ
タンが使用されている場合には、ボタンが使用している
専用線トランク番号が対で記憶される。 2.3 専用線回線の着信動作 図8及び図9は、中央制御装置50が図6及び図7のテ
ーブルを参照もしくは記憶しつつ、専用線回線からの着
信処理を行なう場合のフローチャートである。以下、図
8及び図9に基づいて、専用線回線からの着信処理動作
を説明する。なお、ここでは、PBX−3の電話端末
(図示せず)からPBX−1の電話端末49に接続する
動作を例にして説明する。まず、中央処理装置50が専
用線回線からの着信を検出すると、続いて発信局(PB
X−3)の専用線トランク56から送出されてくるダイ
ヤル信号(「2100」)を専用線トランク43にて受
信する(ステップ801)。ネットワークの番号計画が
4桁であるとすると、4桁全て受信するのを待って(ス
テップ802)、4桁受信後、図6に示すボタン着信分
配管理テーブルをサーチするためにアドレスを先頭に初
期設定する(ステップ803)。次に、受信したダイヤ
ル信号(「2100」)と着信ルート(PBX−3)と
でボタン着信分配管理テーブルをサーチする(ステップ
804)。サーチした結果、一致する場合(ステップ8
05)には、対応するボタン番号(ボタン507もしく
はボタン508)を抽出し、図7のボタン状態管理テー
ブルをチェックして(ステップ807)、空かどうか判
別する(ステップ808)。空の場合には、ボタン状態
管理テーブルを着信中に指定し(ステップ810)、か
つ、専用線トランク番号を設定する(ステップ81
1)。次いで、サーチしたボタン着信分配管理テーブル
に対応する電話端末もしくは電話端末群(電話端末4
9)に対して、該当する専用線応答ボタン(ボタン50
7もしくはボタン508)に内蔵しているランプを着信
表示するオーダを送出する(ステップ812)。以上の
処理の連続により電話端末の扱者は、着信を認識するこ
とができる。なお、扱者が、オフフックして着信表示中
の専用線応答ボタン(ボタン507もしくはボタン50
8)を押下すると、中央制御装置50はこれを検出し
て、対応する専用線トランク43と電話端末49との間
にパスを設定して応答処理を終了する。一方、ステップ
808の判定で抽出したボタンが空でない場合には、テ
ーブルをサーチするアドレスを更新(ステップ809)
して、サーチを続行する。その結果、受信したダイヤル
信号と着信ルートとが一致する空のボタンが見つからな
かった場合、発信電話端末に対して話中音を送出する
(ステップ806)。以上のようにして、各専用線回線
(着信ルート)毎に、かつ、受信したダイヤル信号毎
に、各々所定の着信表示をすることができる。なお、図
6に示すようにボタン519、520、及び521の表
示対象ルートをPBX−2、PBX−3、及びPBX−
4の全てを表示するようにしておけば、図5に示す3つ
の共通ボタンとしても使用することができる。さらに、
受信したダイヤル信号のうち特定の番号(例えば、「3
000」、「3001」、及び「3002」)を個人番
号として使用することにより、様々な使用形態を実現す
ることができる。またさらに、ISDN回線を専用線回
線に用いると、発アドレス、発サブアドレス、着アドレ
ス、及び着サブアドレスなどの付加情報に基づいて、着
信表示する電話端末もしくは電話端末群、並びに専用線
応答ボタンを決定することで、さらに複雑なネットワー
クであっても専用線回線からの着信を所定の専用線応答
ボタンにさせることができる。 3.むすび 以上説明したように、各PBX間の信号形式は従来通り
で、単に番号計画を新しい構想にすること、すなわち、
単なる電話端末に対応した呼びではない、グループ
(課)呼び、共通呼び、及び個人呼びなどの目的別に合
せた番号計画を構想することで、専用線回線の着信を任
意に機能ボタンにさせることができる。
【発明の効果】本発明によれば、既存のPBX間の信号
方式を変えることなく、専用線回線からの着信に関する
着信表示を、様々な運用形態に、柔軟に構築できる。そ
の結果、リングダウン着信の局線回線のボタン応答操作
と、操作を全く同じくすることができ、システムとして
の統一性を実現できる。また、本発明を実現するため
に、ハードウェアの変更、追加を全く要する必要がない
ため、経済的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するシステム構成図であ
る。
【図2】電話端末の外観図である。
【図3】電話端末の回線応答ボタンの配置図である。
【図4】本発明の専用線ネットワーク構成図である。
【図5】電話端末の専用線応答ボタンの配置図である。
【図6】ボタン着信分配管理テーブルを示す図である。
【図7】ボタン状態管理テーブルを示す図である。
【図8】着信処理を示すフローチャートである。
【図9】着信処理を示すフローチャートである。
【図10】従来の動作を説明するシステム構成図であ
る。
【符号の説明】 1及び10…通話路スイッチ、2及び11…電話端末、
3及び12…ライン回路、5…局線トランク、6及び1
3…専用線トランク、7及び14…中央制御装置、8及
び15…記憶装置、9及び16…制御系バス。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】専用線回線の着信を応答する応答ボタン
    と、該応答ボタンに対して設けられ着信の状態を表示す
    る表示手段とを有する電話端末と、該電話端末と専用線
    回線とを収容すると共に、上記応答ボタンに対応する選
    択情報を示すボタン着信分配管理情報を記憶させてお
    き、上記専用線回線からの着信を認識したとき、当該専
    用線回線から送出されてくる選択情報を受信し、当該選
    択情報に基いて上記ボタン着信分配管理情報を参照し、
    着信させる上記応答ボタンを抽出し、当該応答ボタンに
    対する表示手段に着信表示を行うことを特徴とする電話
    交換システム。
  2. 【請求項2】複数の交換装置を複数の専用線回線で接続
    した電話網を構成し、上記交換装置が収容する電話端末
    には、他の交換装置と接続される複数の専用線回線を専
    用線ルートとし、該専用線ルートに対応した応答ボタン
    と、該応答ボタンに対応して設けられ上記専用線ルート
    の状態を表示する表示手段を備え、上記交換装置は上記
    応答ボタンに対応する上記専用線ルートを示すボタン着
    信分配管理情報を記憶させておき、上記専用線回線から
    の着信を認識したとき、当該専用線回線から送出されて
    くる選択情報を受信し、当該選択情報と着信した上記専
    用線ルートとに基いて上記ボタン着信分配管理情報を参
    照し、着信させる上記応答ボタンを抽出し、当該応答ボ
    タンに対する表示手段に着信表示することを特徴とする
    電話交換システム。
  3. 【請求項3】上記交換装置は、複数の電話端末の各々の
    上記表示手段に、同時に着信表示することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電話交換システム。
  4. 【請求項4】上記交換装置は、電話端末の上記表示手段
    により着信表示している上記応答ボタンの押下を検出し
    たとき、当該電話端末に対して、呼の接続処理をするこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の電話交換
    システム。
  5. 【請求項5】上記交換装置は、上記専用線回線からの着
    信の際に電話端末の上記表示手段に着信表示できないと
    きには、上記専用線回線に話中音を送出することを特徴
    とする請求項1ないし請求項4記載の電話交換システ
    ム。
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