JP2902724B2 - 自動電話交換システムの代理応答制御方式 - Google Patents

自動電話交換システムの代理応答制御方式

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動電話交換システムにおいて、自己以外
の端末装置への着呼に対して、自己の端末装置から対応
する自動電話交換システムの代理応答制御方式に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の自動電話交換システムの代理応答の方法として
は、電話機をいくつかの適当なグループに分割し、各電
話機の属するグループ番号を加入者データとして交換装
置に登録しておき、オフフックして代理応答特番をダイ
ヤルすると、交換装置が同一グループ内に着呼があるか
どうかサーチし、あればその着呼に対して代理応答させ
るというものであった。また、代理応答特番に続けてグ
ループ番号をダイヤルすることで、他グループの着呼に
代理応答できるようにしたものもある。
以上の2例の場合、グループ内に着呼が複数あれば、
代理応答者はどの着呼に応答するか分らないため、応答
した後、発呼者に対して、“誰々は不在ですが、どのよ
うな御用件ですか”といった返答ができず、円滑なコミ
ュニケーションができない欠点があった。
この欠点を解消する例として、代理応答特番に続いて
内線番号をダイヤルすることで、着呼電話機を指定して
応答できるようにしたものもあるが、この例では、着呼
している電話機が何番か分らなければ応答できないの
で、近隣の電話機の内線番号を覚えておかなければなら
ないので大変煩わしいという欠点があった。
また、以上の従来例では、他の電話機への着呼を認識
するのは、その電話機の着呼鳴動音であるため、遠く離
れていたり、フロアーが異なると、着呼すら認識できな
い欠点もあった。
以上は、2線で接続される従来型アナログ一般電話機
でのダイヤルによる代理応答について説明したが、4線
等で接続される、いわゆる多機能電話機異においても、
代理応答特番をワッタッチ化した釦、および、グループ
内に着呼があることを示すランプを装備しているものも
多いが、前述した欠点を解消するものではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上説明したように、従来技術においては、代理応答
者が呼を選択できない、近隣電話機の内線番号を覚えな
ければならない、着呼認識可能範囲が限定される、等の
欠点があった。
本発明の目的は、個々の着呼に対する代理応答を扱者
が自由に選択して行なえるようにするとともに、着呼表
示を個人名で行なうことにより円滑なコミュニケーショ
ンを図ることができる自動電話交換システムの代理応答
制御方式を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、交換装置は、着呼が完了した時、着呼端末
番号と着呼端末が属するグループ番号を、前記着呼端末
以外の端末装置に対して送信し、着呼端末以外の該端末
装置は、予め登録してある代理応答対象データを参照
し、前記グループ番号の着呼が代理応答対象であるか、
対象外であるかを判別し、対象である時のみ着呼端末番
号に基づいて着呼表示し、代理応答操作を検出した時、
前記着呼端末番号を交換装置に対して送信し、交換装置
は、該着呼端末番号を受信することで代理応答処理を実
行することを特徴とする。
〔作用〕
交換装置は着呼が完了すると、着呼した端末装置のグ
ループ番号と他の端末装置のグループ番号との一致、不
一致にかかわらず、着呼端末番号と着呼端末が属するグ
ループ番号を、着呼端末以外の全端末装置に送信する。
端末装置は、予めグループ番号対応に代理応答対象とす
るが、対象外とするかをデータ登録しておき、交換装置
から受信したグループ番号に属する着呼が代理応答対象
か対象外か判別し、対象であれば、着呼端末番号に基づ
いて着呼表示して、端末装置の扱者に着呼を知らせる。
扱者は、複数の着呼表示の中から、任意に選択して代理
応答操作を行なう。端末装置は選択された着呼端末番号
を交換装置に対して送信する。交換装置は受信した着呼
端末番号に基づいて代理応答処理を行なう。
以上の動作によって、交換装置で発生した着呼のう
ち、必要なグループへの着呼のみが、着呼端末番号に基
づいて端末装置に着呼が表示されるので、端末装置の扱
者は、その中から任意に選択して代理応答することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
まず、第2図は、本実施例で使用する端末装置の盤面
の概略図である。端末装置20は、通話用ハンドセット26
と、ダイヤルキー27と、内線発着呼用釦21と、その内線
発着呼用釦21の状態を表示するランプ22と、ダイヤルイ
ン着信形態の外線の発着呼用釦23と、その発着呼用釦23
の状態を表示するランプ24と、他端末着呼表示および応
答部25とから構成される。なお、端末装置には、一般局
線、専用線等の発着呼用釦およびランプや各種機能釦、
表示器等も装備されるが、本発明と本質的に無関係なの
で図示省略している。また、この端末装置20は、内部に
マイクロプロセッサおよび、その動作を記述した命令群
を記憶するROM、一時データを記憶するRAM、交換装置と
のデータ送受信回路、およびハンドセット、ダイヤル、
釦、ランプ、表示器等とのインタフェース回路などから
構成されるが、その構成は従来技術と変わるところがな
いので図示省略する。
第2図において、他端末着呼表示部25の例として、2
つの例について説明する。
第13−1図、第13−2図および第13−3図はその第1
の実施例で、プラズマ、あるいは大型LCD等のグラフィ
ック表示可能なディスプレイと、その表面に指先などの
タッチを感知して検出位置をマイクロプロセッサに通知
して、キー押下と同等の機能を果たすタッチパネルが一
体となったものである。キーの数は任意に構成できるも
のであるが、本実施例においては着呼表示キーが6個、
切替キーが2個の場合について説明する。第2の実施例
は、他端末着呼表示部25が第14図に示すように、例えば
1桁が7×5ドットで英数字、カタカナ表示できるよう
な一般的なLCDに着呼表示し、ダイヤルによって着呼を
選択して応答する例である。詳細は後述する。
第1図は、前述した盤面構成の端末装置1,2,3,4およ
び5が、TEL1〜4(端末装置1〜5と同じ端末であって
もよい)、トランク1〜4(公知のダイヤルイン局線を
想定していて、直接端末に着呼する形態のトランク)か
ら着呼を受けている説明図である。
以下、この図の着呼状況に基づいて詳細に説明する。
第1図において、端末装置1,2,3,4,および5は、それ
ぞれ、代理応答グループ1,2,2,3,およびNに属している
ものとする。端末装置1は、TEL4より内線着呼11、端末
装置2は、トランク1より外線着呼12、端末装置3は、
TEL3より内線着呼13とトランク2より外線着呼14、端末
装置4は、TEL2より内線着呼15とトランク3より外線着
呼16、端末装置5は、TEL1より内線着呼17とトランク4
より外線着呼18をそれぞれ受けている。このような着呼
状況において、代理応答グループ2に属する端末装置2
を中心に着目して、以降、説明を続ける。
端末装置2は、内部の記憶装置に、予め、第6図に示
す属性データ、すなわち、端末番号3002と、第7図に示
す代理応答対象データが記憶されている。これらのデー
タは外部から入力されるがその手段については本発明と
無関係なので説明は省略する。第7図の代理応答対象デ
ータの意味するところは、自己(グループ2)と同じグ
ループに属する他端末装置への着呼に関しては、内線着
呼、外線着呼ともに第13−1図、第13−2図、および第
13−3図または第14図に示した着呼表示部Aに着呼表示
し、グループ1への着呼に関しては、内線着呼、外線着
呼ともに着呼表示部Bに着呼表示し、着呼表示部Cに
は、グループ3の内線着呼とグループNの外線着呼を表
示するということである。なお、この代理応答対象デー
タは、納入局の局状により、いかようにも変更すること
ができることは言うまでもない。
第7図に示す代理応答対象データを予め登録してある
端末装置2に着目して、第1図に示す着呼11および着呼
16を例にして呼制御シーケンスを示したのが第3−1、
および第3−2図である。
第4図は、交換装置と端末装置間で送受信する各種情
報の構成を示したもので、各情報は、情報識別子40と個
別情報41から成る。第4図において、着呼情報401は、
内線着呼か外線着呼かを識別するための着呼種別と、発
呼端末番号またはトランク番号とから成り、着呼完了情
報402は、発呼端末番号またはトランク番号のみ、着呼
不完了情報403も同様に、発呼端末番号またはトランク
番号のみ、回線ランプ情報404は、内線ランプか外線ラ
ンクかその他のランプかを識別するためのランプ種別、
着呼中、通話中、空等の制御種別、着呼端末番号または
応答端末番号と、それの属するグループ番号、および発
呼端末番号またはトランク番号等から成り、応答情報40
5は、代理応答、内線応答、外線応答その他一般応答等
の識別するための応答種別、ランプ種別および応答種別
が代理応答の場合に必要となる着呼端末番号とから成
る。切断情報406は、個別情報はない。第3−1図およ
び第3−2図に示した呼制御シーケンスで送受信される
各情報の具体例を示したのが第5図である。ここで、各
情報に付してある番号は、第3−1図および第3−2図
における送受信情報欄の番号と一致するものである。
次に、第8図および第9図は、各端末装置に装備され
ている内線釦ランプ21,22および外線釦ランプ23,24に直
結した制御用メモリであり、端末装置内のRAM上に配置
されているものである。内線メモリ8は、ランプ状態8
−1、発呼端末番号8−2、および後に説明する代理応
答用トランザクションとの論理結合を示すトランザクシ
ョンアドレス8−3とから構成され、外線メモリ9も同
様に、ランプ状態9−1、トランク番号9−2、および
トランザクションアドレス9−3とから構成されてい
る。
第10図は、各端末装置が、他の端末装置への着呼が代
理応答対象のとき、他端末着呼表示部25に着呼表示する
ために使用する代理応答用トランザクションであって、
端末装置内のRAM上に配置され、その数は、呼量に見合
った適正な数にする。トランザクションの構成は、トラ
ンザクション間の論理結合を示すアドレスリンケージ10
−1、内線、外線の着呼種別10−2、着呼端末番号10−
3、および各表示部に表示されるキー番号(本実施例で
は1〜6とする)10−4から成る。L1〜Lnのn個のトラ
ンザクションは、第11図に示すように、ポインタを先頭
にしてアイドルチェーンに接続されていて、代理応答対
象の着呼があると、アイドルチェーンより1個切離して
呼制御を行ない、制御が終了すると再びアイドルチェー
ンに接続される。
第1図に示す着呼状況にある時、代理応答用トランザ
クションは、第12図に示すように各表示部キューポイン
タに接続されていて、端末装置2の着呼表示部25には、
第13−1図、第13−2図、および第13−3図または第14
図のように着呼表示がなされる。
以上説明した各図を用いて、第3−1図および第3−
2図の呼制御シーケンスを、第16−1図および第16−2
図に示す端末装置の呼制御フローチャート、及び第17図
に示す交換装置の呼制御フローチャートに基づいて説明
する。
まず、交換装置はTEL4より端末装置1への内線着呼を
検出すると(第3−1図、301)、TEL4を待機モードに
して(第17図、1701)、端末装置1に送信する着呼情報
302を編集し(第17図、1702)、端末装置1へ送信する
(第17図、1703)。端末装置1は、内線メモリ8が空か
どうか判断し(第16−1図、1601)、空の場合、内線メ
モリを着呼中に設定し、発呼端末番号2004を設定する
(第16−1図、1602,1603)。次に、内線ランプ22を点
滅させて着呼を可視表示し(第16−1図、1604)、図示
しない着呼リンガを鳴動させて(第16−1図、1605)、
扱者に着呼を知らせる。続いて、着呼完了情報305を編
集し(第16−1図、1606)、交換装置に送信する(第16
−1図、1607)。交換装置は着呼完了情報305を受信す
ると、着呼完了情報中に含まれる、発呼端末番号2004を
基に、待機モード中のTEL4にリングバックトーン(RB
T)を送出する(第17図、1704,第3−1図、306−1完
了)。続いて交換装置は、回線ランプ情報306−2を編
集し(第17図、1705)、端末装置1以外の全端末装置に
対して送信する(第17図、1706)。ここで、回線ランプ
情報306には、着呼端末番号3001、およびグループ番号
1の内線着呼であることが示されている。
端末装置2は、上記回線ランプ情報306−2を受信し
て、制御種別が着呼中であることを識別して(第16−1
図、1613)、第7図の代理応答対象データに基づいて、
グループ1の端末装置1への内線着呼は代理応答対象で
あり、かつ、着呼表示部Bに表示すべきことを識別する
と(第16−1図、1614)、第11図に示す代理応答用トラ
ンザクションのアイドルチェーンよりL1を捕捉し(第16
−1図、1615)、着呼種別として内線着呼、着呼端末番
号として3001を設定して(第16−1図、1616)、着呼表
示部Bへの表示は最初なので、キー番号を1に設定する
とともに、アドレスリンケージはチェーンの最後である
ことを示すために0を設定して、着呼表示部Bキューポ
インタに接続する(第16−1図、1617)。この時、プラ
ズマタッチパネル25が第13−1図に示すように着信表示
部Aを表示中であったとすると、端末装置2内のマイク
ロプロセッサは、着信表示部B切替キーの表示を、例え
ば適当な時間間隔で、キー枠内の明点と暗点を反転させ
るか、もしくは、キー枠自体を太くしたり細くすること
によって着呼表示を行なう。同時に第16−1図、1605の
ステップによって着呼リンガとは別の音種の図示しない
他端末着呼リンガを鳴動させて(第16−1図、1619)、
扱者に可聴信号によって知らせる。扱者が他端未着呼を
認識して、着呼表示部B切替キーに触れると、タッチセ
ンサーが作動し、その位置をマイクロプロセッサが知
り、第13−2図に示す着呼表示部Bにプラズマ表示を切
替る。この時、着呼表示部Bキューポインタにはトラン
ザクションL1が接続されているので、着呼11が、キー番
号1の位置に着呼端末番号3001への着呼として表示され
る(第16−1図、1618)。ここで、第15図に示すよう
な、端末番号を名称に変換するテーブルを記憶装置に用
意しておけば、第13−2図のように個人名を着呼表示す
ることが可能となるので、扱者は、誰の端末にどのよう
な着呼があるのか、一目で把握することができる。
一方、トランク3より端末装置4へ外線着呼した場合
(第3−1図、309)には、トランク3を待機モードに
した後、着呼情報310を端末装置4へ送信し、外線メモ
リが空であれば(第3−1図、311)、前述した内線着
呼と同様の着呼処理を行ない(第3−1図、312)、着
呼完了情報313を交換装置に送信する。交換装置は、ト
ランク3をRBT送出モードにするなど、着呼完了処理を
行ない(第3−1図、314)、回線ランプ情報315を端末
装置4以外の端末装置に送信する。この時、端末装置2
は、第7図の代理応答対象データを参照して、代理応答
対象か対象外かを判別する。端末装置4はグループ3に
属し、グループ3の外線着呼は代理応答対象外なので、
回線ランプ情報315は捨てられる。
以上のようなシーケンスと同様のシーケンスを経て、
第1図に示す11〜18の着呼がすべて完了した時、端末装
置2の着呼表示部A〜Cキューポインタには、第12図に
示す内容で、トランザクションが接続される。すなわ
ち、着呼表示部Aキューポインタには、着呼13と14、着
呼表示部Bキューポインタには、着呼11、着呼表示部C
キューポインタには着呼15と18が接続される。
このようなキュー接続状況にある時、他端末着呼表示
部25がプラズマディスプレイの如き装備であれば、第13
−1図、第13−2図および第13−3図に示すような表示
になり、各切替キーを操作することで、各表示に切替わ
るし、また通常のLCDであれば、第14図に示すように、
着呼表示部Aランプ14−1,Bランプ14−2,Cランプ14−3
がいずれも点滅して着呼表示し、LCD14−7には、いず
れかの切替キー14−4〜6を押下することで、対応する
キューに接続されているトランザクションの着呼が表示
される。
以上の過程で着呼表示されている端末装置2におい
て、第13−2図の1番のKEYをタッチした場合を想定し
て、説明を続ける。なお、第13−2図の1番のKEYをタ
ッチする動作は、第14図において、LCDに着呼表示部B
が表示されている時、ダイヤルキー1を押下した場合と
同様なので、第14図の例による応答例の詳細説明は省略
する。端末装置2のプロセッサは、タッチしたKEY番号
1が格納されているトランザクションはL1であることを
識別すると(第3−1図、317)、内線メモリ8を予約
状態にして、トランザクションアドレス8−3に、L1の
アドレスを記憶する(第16−1図、1610)。次に、応答
情報318を編集して(第16−1図、1611)、交換装置に
送信する(第16−1図、1612)。交換装置は、代理応答
可能かどうかを判定し(第3−1図、319,第17図、170
8,1709)、可能であれば、端末装置1を呼び出している
TEL4へのRBT送出を停止して通話モードにし(第17図、1
710)、代理応答した端末装置2とTEL4の通話路を閉成
する(第17図、1711,第3−1図、320完了)。代理応答
した端末装置2へは、回線ランプ情報321を編集して送
信する(第17図、1712,1713)。端末装置2は自己の端
末番号であるので(第16−1図、1620)、内線ランプ22
を点火し(第16−1図、1626)、内線メモリ8は予約状
態であるので(第16−1図、1627)、回線ランプ情報32
1に示される発呼端末TEL4の番号2004を内線メモリに格
納し(第16−1図、1628)、図示しない別の表示器に、
通話中相手先表示を行なう。内線メモリ8には、予約中
トランザクションアドレス8−3にL1が格納されている
ので、トランザクションL1を着呼表示部Bキューより切
離して、第11図に示すアイドルチェーンに接続し(第16
−1図、1629)、着呼表示部Bの1番のKEY表示を滅火
させ(第16−1図、1630)、もし、他に他端末着呼表示
がない場合は、他端末着呼リンガを停止した(第16−1
図、1631)後、内線メモリを通話中に設定する(第16−
1図、1632)。
一方、代理応答した端末装置2以外の端末装置に対し
ては、回線ランプ情報322を編集して送信する(第17
図、1714,1715)。端末装置1は、自己の端末への空制
御であるので(第16−2図、1634)、着呼放棄処理(第
3−1図、324)として、内線ランプ22を滅火し(第16
−2図、1635)、着呼リンガを停止し(第16−2図、16
36,1637)、内線メモリ8を空に設定し(第16−2図、1
638)、次の着呼に備える。
端末装置1,2以外で、着呼11を着呼表示していた端末
装置があれば、第16−1図のステップ1613→1634→1621
→1622→1623→1624→1625の処理によって着呼表示が停
止する。着呼表示が停止すると、第13図のキー枠内の表
示、または第14図のカタカナ表示は滅火し、その表示部
分は歯抜けになるが、何らかの操作、例えば、順に並び
かえる機能キー等を設けておいて、これを押下すると、
第12図に示すトランザクションのキー番号を改めて1〜
6に振り直すとともに、着呼表示し直し、もし、7番目
以降の着呼があれば、例えば意味のないコード等を割り
振り、キューに接続したままとする。これによって、各
々の着呼表示部への着呼は6個に限定されず、トランザ
クションの数だけ受けられ、着呼順に表示部に現われて
くる。
なお、第16−2図において、ステップ1633は、着呼端
末自身が応答した時の処理ルートであり、また、第16−
1図のステップ1608,1609は、何らかの理由で端末側で
着呼不可能となった場合の処理、第17図のステップ1707
は、その結果として着呼不完了情報304を受信した時の
処理であって、本発明とは、特に関係ないため、第3図
にはその例としてのシーケンスを示すことは省略し、フ
ローチャート上に記すにとどめてある。
最後に、端末装置2とTEL4との通話が終了して、端末
装置2が切断すると(第3−2図、325)、端末装置2
は、切断情報326を交換装置に送信し(第16−2図、163
9)、交換装置は、TEL4に対しビジートーン(BT)を送
出し(第17図、1717)、端末装置2とTEL4との間の通話
路を開放し(第17図、1718)、回線ランプ情報328を編
集し(第17図、1719)、全端末装置に送信する(第17
図、1720)。端末装置2は、第16図−1および第16−2
図の、ステップ1613→1634→1635→1636→1638の処理ル
ートで切断完了処理を行なう(第3−2図、329)。端
末装置2は、内線メモリ8が空となるので、次の着呼を
受けられるし、また、他端末操作への内線着呼に対して
代理応答可能となる。
以上詳細に説明してきたが、本実施例において、他の
端末装置への着呼が、表示部に個別に表示され、可視可
聴で扱者に知らせるので、代理応答対象とするグループ
もしくは端末装置との間の位置関係に制限はないし、ま
た、着呼表示部には、端末番号の他に、個人名で表示す
ることも容易になり、その中から任意に選択して代理応
答可能となるので発呼側との円滑なコミュニケーション
を図ることができる。さらには、前述したように、着呼
表示部は、他端末装置対応に表示位置が固定されておら
ず、着呼した順番に空いているキーに着呼表示できるの
で、多数の端末装置があっても、少ないキーで済み、端
末装置を小型にすることができる。本実施例では、内線
メモリが空でなければ、他端末への着呼に代理応答でき
ないが、例えば、内線メモリあるいは外線メモリを複数
個設け、そのうちの空いているメモリで代理応答可能と
する応用例も考えられる。
また、本実施例では、グループ番号は交換装置側で管
理するものとして説明したが、交換装置側は、グループ
番号には一切関知しないようにした応用例も考えられ
る。例えば、各端末装置が、自己の属するグループ番号
を予め登録しておき、着呼情報を受信した後、着呼完了
情報の中にグループ番号を挿入して交換装置に送信し、
交換装置がこのグループ番号を各端末に、回線ランプ情
報として送信すれば、本実施例と全く同様の効果を発す
る。
以上説明した本発明による実施例と同じ効果を発する
代理応答機能を、交換装置のプロセッサで実現した場
合、その処理能力は著しく低下するであろうことを想像
するに難しくないことを考えると、本発明の効果は絶大
なるものがある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、交換装置は着呼が完了すると、着呼
端末以外の全端末装置に着呼端末番号と、着呼端末が属
するグループ番号を送信し、それを受信した端末装置が
代理応答対象か、対象外かを判別して着呼表示する手段
を有することにより、個々の着呼に対する応答順は扱者
が決められるので、発呼者との円滑なコミュニケーショ
ンを図ることができ、また、個人名で着呼表示可能とな
るので、近隣の端末装置の番号を覚える必要がなく、さ
らに、着呼認識可能範囲に制限がなくなるので、自動電
話交換システムの代理応答機能として、グループ構成等
の自由度が著しく向上するという顕著な効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例を説明するための着呼状況図、第2図
は、実施例で使用する端末装置の盤面図、第3−1図お
よび第3−2図は、実施例の呼制御シーケンス図、第4
図は、各情報の構成を示す図、第5図は、第3−1図お
よび第3−2図に示す各情報の具体例を示す図、第6図
は、端末装置2の属性データを示す図、第7図は、端末
装置2に予め登録してある代理応答対象データを示す
図、第8図は、内線メモリの構成を示す図、第9図は、
外線メモリの構成を示す図、第10図は、代理応答用トラ
ンザクションの構成を示す図、第11図は、トランザクシ
ョンがアイドルチェーンに接続されている状態を示す
図、第12図は、第1図の着呼状況にある時、各キューに
トランザクションが接続されている様子を示す図、第13
−1、第13−2および第13−3図は、プラズマタッチパ
ネルに着呼表示する例を示す図、第14図は、通常のLCD
に着呼表示する例を示す図、第15図は、端末番号を名称
に変換するテーブルの構成を示す図、第16−1図および
第16−2図は、端末装置の呼制御を示すフローチャート
図、第17図は、交換装置の呼制御を示すフローチャート
図である。 8……内線メモリ、9……外線メモリ、 20……端末装置、 21,22……内線釦およびランプ、 23,24……外線釦およびランプ、 25……他端末着呼表示および応答部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−74796(JP,A) 特開 昭62−161245(JP,A) 特開 平2−137499(JP,A) 特開 平3−172088(JP,A) 特開 昭51−38909(JP,A) 特開 昭62−48168(JP,A) 特開 平3−49344(JP,A) 特開 平3−72759(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/42 - 3/58 H04Q 3/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末装置と、これら端末装置を収容
    している交換装置とを有し、前記複数の端末装置をグル
    ープ分けして、該複数の端末装置内の、一のグループに
    所属する着呼端末装置への着呼を、該着呼端末装置以外
    の他のグループに所属する端末装置で代理応答可能な自
    動電話交換システムにおいて、 前記交換装置に、 着呼を認識すると、着呼対象の前記着呼端末装置に、着
    呼情報を送出する着呼情報送出手段と、 前記着呼端末装置から前記着呼情報に対する着呼完了情
    報を受信すると、前記着呼端末装置以外のすべての端末
    装置に、前記着呼端末装置を示す着呼端末情報及び前記
    着呼端末装置が所属するグループを示すグループ情報を
    含む回線情報を送出する回線情報送出手段と、を備え、 前記端末装置の各々に、 前記交換装置から前記着呼情報を受信すると、自端末装
    置が着呼可能な状態かどうかを認識する状態認識手段
    と、 自端末装置が着呼可能な状態のとき、前記交換装置に、
    前記着呼情報を受付けたこと示す前記着呼完了情報を送
    出する着呼完了情報送出手段と、 代理応答対象の前記グループを登録する代理応答テーブ
    ル及び前記着呼端末情報に対応する文字情報を登録する
    表示用テーブルを記憶する記憶手段と、 前記文字情報を可視表示する表示手段と、 前記交換装置から前記回線情報を受信すると、該回線情
    報に含まれる前記グループ情報を抽出すると共に、前記
    代理応答テーブルを参照して、前記着呼端末装置が所属
    するグループが代理応答対象のグループかどうか判別
    し、代理応答対象のグループである場合は、該回線情報
    に含まれる前記着呼端末情報を抽出すると共に、前記表
    示用テーブルを参照して、該着呼端末情報に対応する前
    記文字情報を抽出し、該抽出した文字情報を前記表示手
    段に可視表示し、該着呼端末装置への着呼に代理応答可
    能な状態にする代理応答表示手段と、を備え、 たことを特徴とする自動電話交換システムの代理応答制
    御方式。
  2. 【請求項2】複数の端末装置と、これら端末装置を収容
    している交換装置とを有し、前記複数の端末装置をグル
    ープ分けして、該複数の端末装置内の一のグループに所
    属する着呼端末装置への着呼を、該着呼端末装置以外の
    他のグループに所属する端末装置で代理応答可能な自動
    電話交換システムにおいて、 前記交換装置に、 着呼を認識すると、着呼対象の前記着呼端末装置に、着
    呼情報を送出する着呼情報送出手段と、 前記着呼端末装置から前記着呼情報に対する着呼完了情
    報を受信すると、前記着呼端末装置以外のすべての端末
    装置に、前記着呼端末装置を示す着呼端末情報及び前記
    着呼端末装置が所属するグループを示すグループ情報を
    含む回線情報を送出する回線情報送出手段と、 前記着呼端末装置以外の端末装置から前記着呼端末情報
    を含む代理応答要求情報を受信すると、該代理応答要求
    情報から前記着呼端末情報を抽出し、該着呼端末情報に
    対応する着呼端末装置への着呼を、該代理応答要求情報
    を送出した端末装置に接続する代理応答接続手段と、を
    備え、 前記端末装置の各々に、 前記交換装置から前記着呼情報を受信すると、自端末装
    置が着呼可能な状態かどうかを認識する状態認識手段
    と、 自端末装置が着呼可能な状態のとき、前記交換装置に、
    前記着呼情報を受付けたこと示す前記着呼完了情報を送
    出する着呼完了情報送出手段と、 代理応答対象の前記グループを登録する代理応答テーブ
    ル及び前記着呼端末情報に対応する文字情報を登録する
    表示用テーブルを記憶する記憶手段と、 前記文字情報を可視表示する表示手段と、 代理応答の接続要求を行う代理応答要求手段と、 前記交換装置から前記回線情報を受信すると、該回線情
    報に含まれる前記グループ情報を抽出すると共に、前記
    代理応答テーブルを参照して、前記着呼端末装置が所属
    するグループが代理応答対象のグループかどうか判別
    し、代理応答対象のグループである場合は、該回線情報
    に含まれる前記着呼端末情報を抽出すると共に、前記表
    示用テーブルを参照して、該着呼端末情報に対応する前
    記文字情報を抽出し、該抽出した文字情報を前記表示手
    段に可視表示し、該着呼端末情報への着呼に代理応答可
    能な状態にする代理応答表示手段と、 該代理応答表示手段によって、前記表示手段に前記着呼
    端末情報に対応する前記文字情報が表示されている状態
    において、前記代理応答要求手段からの代理応答の接続
    要求を認識したとき、前記交換装置に、前記着呼端末情
    報を含む前記代理応答要求情報を送出する代理応答要求
    情報送出手段と、を備え、 たことを特徴とする自動電話交換システムの代理応答制
    御方式。
  3. 【請求項3】複数の端末装置と、これら端末装置を収容
    している交換装置とを有し、前記複数の端末装置をグル
    ープ分けして、該複数の端末装置内の一のグループに所
    属する着呼端末装置への着呼を、該着呼端末装置以外の
    他のグループに所属する端末装置で代理応答可能な自動
    電話交換システムにおいて、 前記交換装置に、 前記端末装置に対する着呼を認識すると、着呼対象の前
    記着呼端末装置を呼び出すと共に、該着呼端末装置以外
    の端末装置に、該着呼端末装置を示す着呼端末情報及び
    該着呼端末装置が所属するグループを示すグループ情報
    を含む回線情報を送出する回線情報送出手段を備え、 前記端末装置の各々に、 代理応答対象の前記グループを登録する代理応答テーブ
    ル及び前記着呼端末情報に対応する文字情報を登録する
    表示用テーブルを記憶する記憶手段と、 前記文字情報を可視表示する表示手段であって、同時に
    該文字情報を複数可視表示可能な表示手段と、 前記交換装置から前記回線情報を受信すると、該回線情
    報に含まれる前記グループ情報を抽出すると共に、前記
    代理応答テーブルを参照して、前記着呼端末装置が所属
    するグループが代理応答対象のグループかどうか判別
    し、代理応答対象のグループである場合は、受信順に、
    該回線情報を保持する保持手段と、 該保持手段に保持された前記回線情報に含まれる前記着
    呼端末情報を抽出すると共に、前記表示用テーブルを参
    照して、該着呼端末情報に対応する前記文字情報を抽出
    し、該抽出した文字情報を前記表示手段に可視表示し、
    該着呼端末情報への着呼に代理応答可能な状態にする代
    理応答表示手段と、 前記表示手段に可視表示されている前記文字情報内の一
    つを選択して代理応答の接続要求を行う代理応答要求手
    段と、 前記代理応答表示手段によって、前記表示手段に前記着
    呼端末情報に対応する前記文字情報が表示されている状
    態において、前記代理応答要求手段からの代理応答の接
    続要求を認識したとき、該代理応答要求手段が選択した
    前記文字情報に対応する前記着呼端末情報を含む前記代
    理応答要求情報を、前記交換装置に、送出する代理応答
    要求情報送出手段と、を備え、 たことを特徴とする自動電話交換システムの代理応答制
    御方式。
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