JP3028509U - 全合成樹脂製の引出しケース - Google Patents

全合成樹脂製の引出しケース

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JP3028509U
JP3028509U JP1996002078U JP207896U JP3028509U JP 3028509 U JP3028509 U JP 3028509U JP 1996002078 U JP1996002078 U JP 1996002078U JP 207896 U JP207896 U JP 207896U JP 3028509 U JP3028509 U JP 3028509U
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fitting
drawer
base frame
drawer case
synthetic resin
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JP1996002078U
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正和 岡
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天馬株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】家庭内収納スペースに納めきれない衣類等を収
納でき、インテリア性を有するとともに、従来の引出し
ケースの欠点とされていた華奢な構造を強化し、しかも
ユーザー(使用者)側で組立てられる全合成樹脂製の引
出しケースを提供する。 【解決手段】天板Bを取付け、基枠1の隅角部位に前部
または後部支柱2a、2b、3a、3bを植設した方形
本体枠A、該方形本体枠Aに挿脱可能とした引出しCと
を組合せてなる引出しケースである。前記後部支柱3
a、3b相互間に背板4を一体成形し、かつ仕切部5に
より分割した区画部6を設けた前記基枠1には、一体成
形によって切離し可能な接続片を経て連結した側板21
が並設してある。しかも切離し後の前記側板21のそれ
ぞれが前記仕切部5と平行する前記前、後部支柱2a、
2b、3a、3b相互間に嵌挿される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、たんす、日用品収納キャビネット等として利用に供される全合成樹 脂製の引出しケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、引出しケースについては、一般に衣類収納ケースあるいは衣裳ケー ス等の呼称のもとに、四隅部に縦方向の支柱を形成するとともに、上端に天板を 配し、中央部の例えば2段と下端の外縁に横桟を配して上下方向に3段とした箱 枠体を形成し、箱枠体底面四隅に後記公知例に示されるようキャスターを着脱自 在となし、この箱枠体に上面を開口した引出しを挿脱自在に挿入し、この引出し の前面、左右側面および後面が外側より見えるように形成した形式のものとして 意匠登録第607219号(衣類収納棚)、同第619074号(整理だんす) 、同第864835号(衣裳ケース)各公報が知られている。 また前記四隅部に支柱を形成したケース等としては、更に古く意匠登録第57 2196号公報(衣裳ケース)、実開昭54−77223号公報(収納ケース) 、変形例として実公昭57−45878号公報(積み重ね棚)が開示されている 。 それら公知例はともに出願した意図のとおりの効果をそれぞれもたらすものと 理解される。 しかしながら、共通していることとして、専ら引出しには比較的軽量な衣類等 を収納することを前提としていることもあって、上方または斜め上方からの押圧 には耐えられず、華奢なものとなり、結果的には安物のイメージを払拭できず、 重宝がられながらも長期にわたるいわば愛用される家具として扱われるに至って いなかった。 前記華奢な構造となる一因は、箱枠体を前記支柱のみに頼り、通常の家具にみ られる背板、側板を省略し、量産性、軽量性、組立ての容易性、廉価性等を第一 義としたことによると認められる。
【0003】 近年、家庭生活での衣食住のうち特に各個人の保有する衣料品が多種多様とな り、その収納量も増大し、その置き場所に限界を来たしている。そのため、クロ ーゼットやたんす等、家庭内収納スペースに納めきれない衣類等を収納するため の、木製家具に代わる軽量で手軽な室内用プラスチック製簡易家具が求められて いるのが現状である。 そのため、引出しケースにおいて、本来のインテリア性を重視し、飽きのこな い、特に構造面では堅牢でありながら組立ての容易性を有するとともに、経済性 に富んだ提案が強く求められていたものの、それら要請に応えた全合成樹脂製の 引出しケースは、技術的課題として未解決であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記問題の解決を要請されていた家庭内収納スペースに納めきれな い衣類等を収納でき、インテリア性を有するのみならず、従来の引出しケースの 欠点とされていた華奢な構造を強化した、ユーザー(使用者)側で組立てられる 全合成樹脂製の引出しケースの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案に係る全合成樹脂製の引出しケースの具体的 手段は、次のとおりである。すなわち、 請求項1の本考案は、天板を取付け、基枠の隅角部位に前部または後部支柱を 植設した方形本体枠、該方形本体枠に挿脱可能とした引出しとを組合せてなる引 出しケースにおいて;前記後部支柱相互間に背板を一体成形し、かつ仕切部によ り分割した区画部を設けた前記基枠には、一体成形によって切離し可能な接続片 を経て連結した側板が並設され、しかも切離し後の前記側板のそれぞれが前記前 、後部支柱相互間に嵌挿されることを特徴とする全合成樹脂製の引出しケースで ある。
【0006】 請求項2の本考案は、前記前、後部支柱相互間において、それら各支柱内側沿 いに形成したリブには細孔が、前記基枠外側には嵌挿受部がそれぞれ設けられ、 また前記側板において、前記仕切部と向き合った側縁の近接部位には前記嵌挿受 部に嵌入する嵌挿片が、その反対の側縁には連繋片が、また残る対向する側縁に は前記細孔と係止する爪部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1 記載の全合成樹脂製の引出しケースである。
【0007】 請求項3の本考案は、前記前、後部支柱について、それらは上下に連通する中 空体であり、それら支柱下部には前記基枠を経て嵌着孔が形成されるとともに、 それら支柱上部には前記嵌着孔または前記天板下部の隅角部位の嵌着孔と嵌合す る段落部を設けてなる請求項1または2記載の全合成樹脂製の引出しケースであ る。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の最良の結果をもたらす実施の形態を図面に従い説明すると、 図1は引出しケースの一例として3段セットとした場合における分離状態説明図 、図2は図1の引出しケースの組立完了状態説明図、図3は方形本体枠の区画部 に一体成形された側板、並びに切離した該側板の斜視図、図4は図3の切離した 側板の裏面より視た斜視図、図5は図3のK部の拡大説明図、図6は区画部より 切離した側板の側端を前、後部支柱相互間に嵌挿する途中を示す説明図、図7は 図6の嵌挿後、矢印の部位を押えて嵌め込む作業を示す説明図、図8は3段セッ トの衣類収納ケースの梱包手順を示す説明図、図9は図8の梱包完成状態を示す 説明図である。
【0009】 図面上、Aは方形本体枠、1は基枠であり、該基枠1隅角部位には、上下に連 通する中空体の前部支柱2a、2bおよび後部支柱3a、3bが植設してある。 前、後部支柱2a、2b、3a、3bの上部には段落部12が、またそれらの 下部には基枠1下面を経て嵌着孔11がそれぞれ設けられている。 4は後部支柱3a、3b相互間に一体成形された背板、5は基枠1において背 板4と直交して架設された仕切部である。本考案の構成上、仕切部5は後述する 側板21を一体成形する際に、その成形性の向上に寄与し、かつ基枠1の歪み、 変形を防止するのに役立つが、必須不可欠ではない。 6は仕切部5により分割されて得られる区画部である。 7は後述する2枚1組として使用に供される側板21を方形本体枠Aの成形時 に一体成形する場合、区画部6内周沿いにおいて、基枠1内側または仕切部5内 側と前記側板21とを連結する接続片である(図3、5参照)。 8は前記仕切部5と平行する前、後部支柱2a、2b、3a、3b相互間にお いて、それら支柱2a、2b、3a、3b内側沿いに形成したリブであり、該リ ブ8には細孔9が透設されている。
【0010】 10は基枠1外側にであって、前記仕切部5と平行して形成した嵌挿受部であ る。 21は側板であり、該側板21は接続片7を切除することによって切離され、 前記嵌挿受部10を形成した前記仕切部5と平行する前、後部支柱2a、2b、 3a、3b相互間に嵌挿固定される。従って、側板21の大きさは前記嵌挿固定 に適合するよう設定する必要がある。 側板21において、22は嵌挿片(図4)、23は連繋片(図3、6)、24 は爪部(図1、4、6)であり、例えば、天板および3個の方形本体枠を3段の もとに組立てたのち、天板下部または上段に位置する方形本体枠Aの基枠1下部 に、側板21の連繋片23を設けた側縁を斜め方向から嵌挿し(図6)、次いで 各爪部24がリブ8に透設してある各細孔9に嵌め込まれ(図7の矢印で示すよ うに、側板21の側縁とリブ8とは正しく接当し上方より嵌め込む必要がある。 )、更に嵌挿片22が嵌挿受部10に嵌入される。 Bは天板を示し、その隅角部位下部には(図1)、前、後部支柱2a、2b、 3a、3bの段落部12が嵌合する嵌着孔が設けられている。 Cは引出しであり、31は前部および上部を開口した引出し本体、32は引出 し本体31の前部を閉塞固定する前面板であり、その固定手段は既に知られてい る嵌め合せ形式等が適宜に採用され 。 Dは付属部材としての固定脚41、キャスター42が例示されており、固定脚 41は前部支柱2a、2b、キャスター42は後部支柱3a、3bの各嵌着孔に 嵌合固定されるが、それらをすべて省略して使用することも可能である。
【0011】
【考案の効果】
以上のとおりの構成を有する本考案によれば、以下の効果をもたらすものであ る。 すなわち、請求項1の本考案の場合、後部支柱3a、3b相互間に背板4を一 体成形してあるので、従来の衣類収納ケース、衣裳ケース等において問題視され た、上方または斜め上方からの押圧に対し十分に耐えられ、前記背板4は、丁度 、建物の筋違(地震や風等の外力に対し、建物の軸組みを強化するために入れる 斜め材。)に匹敵する効果を発揮するものである。 また側板21は方形本体枠Aと一体成形されるので製造効率がよく量産性に適 し経済性に富んだものであることに加え、前記背板4と同様の効果を有し、両者 の相乗的効果は大である。また、背板4、側板21によって、インテリア性を十 分に満足させるものである。 請求項2の本考案の場合、側板21の取付けが容易であり、通常の注意力をも ってすればその組立ては、特別の工具を要せずに子女でも可能である。 請求項3の本考案の場合、前、後部支柱2a、2b、3a、3bは上下に連通 する中空体であるので軽量化に寄与するとともに、その段落部12と天板または 前、後部支柱の嵌着孔との嵌合は容易であるとともに強固に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】引出しケースの一例として3段セットとした場
合における分離状態説明図
【図2】図1の引出しケースに付属部材を取付けた組立
完了状態説明図
【図3】方形本体枠の区画部に一体成形された側板、並
びに切離した該側板の斜視図
【図4】図3の切離した側板の裏面より視た斜視図
【図5】図3のK部の拡大説明図
【図6】区画部より切離した側板の側端を前、後部支柱
相互間に嵌挿する途中を示す説明図
【図7】図6の嵌挿後、矢印の部位を押えて嵌め込む作
業を示す説明図
【図8】3段セットの衣類収納ケースの梱包手順を示す
説明図
【図9】図1の梱包完成状態を示す説明図
【符号の説明】
A 方形本体枠 B 天板 1 基枠 2a,2b 前部支柱 3a,3b 後部支柱 4 背板 5 仕切部 6 区画部 7 接続片 8 リブ 9 細孔 10 嵌挿受部 11 嵌着孔 12 段落部 21 側板 22 嵌挿片 23 連繋片 24 爪部 C 引出し 31 引出し本体 32 前面板 D 付属部材 41 固定脚 42 キャスター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板を取付け、基枠の隅角部位に前部ま
    たは後部支柱を植設した方形本体枠、該方形本体枠に挿
    脱可能とした引出しとを組合せてなる引出しケースにお
    いて;前記後部支柱相互間に背板を一体成形し、かつ仕
    切部により分割した区画部を設けた前記基枠には、一体
    成形によって切離し可能な接続片を経て連結した側板が
    並設され、しかも切離し後の前記側板のそれぞれが前記
    前、後部支柱相互間に嵌挿されることを特徴とする全合
    成樹脂製の引出しケース。
  2. 【請求項2】 前記前、後部支柱相互間において、それ
    ら各支柱内側沿いに形成したリブには細孔が、前記基枠
    外側には嵌挿受部がそれぞれ設けられ、また前記側板に
    おいて、前記仕切部と向き合った側縁の近接部位には前
    記嵌挿受部に嵌入する嵌挿片が、その反対の側縁には連
    繋片が、また残る対向する側縁には前記細孔と係止する
    爪部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の全合成樹脂製の引出しケース。
  3. 【請求項3】 前記前、後部支柱について、それらは上
    下に連通する中空体であり、それら支柱下部には前記基
    枠を経て嵌着孔が形成されるとともに、それら支柱上部
    には前記嵌着孔または前記天板下部の隅角部位の嵌着孔
    と嵌合する段落部を設けてなる請求項1または2記載の
    全合成樹脂製の引出しケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110666A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 株式会社伸和 収納ケース
JP2020195476A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 アイリスオーヤマ株式会社 収納ケース

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110666A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 株式会社伸和 収納ケース
JP2020195476A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 アイリスオーヤマ株式会社 収納ケース
JP7305159B2 (ja) 2019-05-31 2023-07-10 アイリスオーヤマ株式会社 収納ケース

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