JP3028156U - 開閉式ますぶた - Google Patents
開閉式ますぶたInfo
- Publication number
- JP3028156U JP3028156U JP1996001728U JP172896U JP3028156U JP 3028156 U JP3028156 U JP 3028156U JP 1996001728 U JP1996001728 U JP 1996001728U JP 172896 U JP172896 U JP 172896U JP 3028156 U JP3028156 U JP 3028156U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- receiving frame
- fitted
- vertical plate
- lid
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ますぶたを受枠に嵌め込む際のヒンジピンの
脱着作業を不要とする。 【解決手段】 受枠内に嵌め込むグレーチング製ますぶ
た1の一方の端部メインバー21 とその隣のメインバー
22 との間の両側に、先端間に狭窄部4′を有する逆U
字形のヒンジ金具4,4を嵌着し、これを受枠6の両側
のメインバーと平行に内方へ突出するヒンジピン7,7
に外嵌する。
脱着作業を不要とする。 【解決手段】 受枠内に嵌め込むグレーチング製ますぶ
た1の一方の端部メインバー21 とその隣のメインバー
22 との間の両側に、先端間に狭窄部4′を有する逆U
字形のヒンジ金具4,4を嵌着し、これを受枠6の両側
のメインバーと平行に内方へ突出するヒンジピン7,7
に外嵌する。
Description
【0001】
この考案は、下水、雨水などの集排水に使用される開閉式のますぶたに関する ものである。
【0002】
図9に示すように、この種のますぶた1は、その受枠6に2個のヒンジピン7 a,7bで取付けられ、想像線で示すように開閉できるようになっている。
【0003】 すなわち、グレーチング製ますぶた1には、その巾方向両側(メインバー2の 両端側)に当着されたエンドプレート5,5の一端部にヒンジ孔9a,9bが設 けてあり、受枠6には、上記ヒンジ孔9a,9bに嵌入されるヒンジピン7a, 7bが内方へ突出させて設けられている。ヒンジピンは、一方7aが固定式、他 方7bがねじ等による脱着式となっており、ますぶた1は他方のヒンジピン7b を脱した状態で、まず、一方のヒンジピン7aに、これに対応する一方のヒンジ 孔9aを外嵌してますぶた1全体を受枠6内に嵌め込み、しかる後、他方のヒン ジピン7bをますぶたの内側から他方のヒンジ孔9bに通して受枠6にねじ着け ることにより、ヒンジピン7a,7bまわりに回転するように取り付けられるの である。
【0004】
しかしながら、ますぶた1を受枠6に嵌め込む際に、逐一他方のヒンジピン7 bを脱したり、着けたりする作業は、時間を要し、煩わしいものであった。特に 最近では、受枠6の周囲に予めコンクリート基礎10を打設した状態での出荷が 行われるようになったため、ますぶた1を受枠6に嵌め込む際には、コンクリー ト基礎10の外側から前記他方のヒンジピン7bの脱着を行わなければならず、 姿勢的にも困難な作業となっていた。
【0005】 本考案は、このような課題を解決するためになされたものであり、ますぶたを 受枠に嵌め込むに際して、受枠内に両側より突出するヒンジピンをいずれも固定 したままで、ヒンジピンを全く脱着させる必要のない構造の開閉式ますぶたの提 供を目的とする。
【0006】
上記目的を達成する本考案の開閉式ますぶたは、受枠内に嵌め込むグレーチン グ製ますぶたの端部メインバーとその隣のメインバーとの間の両側に、逆U字形 で、その両垂直板部の先端間に狭窄部を有するヒンジ金具を嵌着する。そして、 これらのヒンジ金具を受枠両側のメインバーと平行に内方へ突出するヒンジピン に外嵌して、ますぶた全体が上記のヒンジピンまわりに回転するように構成した ものである。
【0007】 上記のヒンジ金具は、ヒンジピンまわりの回転を円滑ならしめるために、端部 メインバーと接する一方の垂直板部を湾曲状に形成したものでもよい。また、嵌 着するメインバーの高さおよび間隔が小さい場合には、端部メインバーと接する 一方の垂直板部の先端を、他方の垂直板部の先端側へ傾斜状に延長して、その両 先端間を狭窄部に形成したものでもよい。
【0008】
図1は本考案に係る開閉式ますぶたの一例であり、図2は図1のA−A断面、 図3は図1のB−B断面を表している。
【0009】 図1〜図3において、ますぶた1は、厚さ7mmのI型鋼で形成されたメイン バー2と、捩じりロッドで形成されたクロスバー3とを格子状に組合せてなるグ レーチング製であり、巾a690mm、長さb572mm、高さh55mmの大 きさである。このますぶた1には、その長さb方向に中心間隔(ピッチ)P35 mmで平行に並ぶメインバー2のうち、一方の端に位置する端部メインバー21 とその隣に位置するメインバー22 との間隙L(28mm)で、巾a方向両側に 位置するところにヒンジ金具4,4が嵌着してある。
【0010】 これらのヒンジ金具4,4は、図4(イ)(ロ)に示すように、厚さ3.2mm の一枚板を逆U字形に曲成し、さらにその両垂直板部4a,4bの先端を内側へ く字形に折曲して狭窄部4′を設けたものである。ヒンジ金具4,4の各部の寸 法は、巾W27mm、奥行D33mm、高さH44mmであり、狭窄部4′の間 隙W1 は後述するヒンジピン7の直径よりも若干小さい11.5mmである。これ らのヒンジ金具は、前記一方の端部メインバー21 とその隣のメインバー22 と の間隙Lに上方より嵌め込み、その左右の板部4a,4bを端部メインバー21 とその隣のメインバー22 にそれぞれ溶接して固着したものである。
【0011】 なお、ますぶた1の巾a方向両側に当着されたエンドプレート5,5はヒンジ 金具4,4の側部に当着する部分が切欠いてある(図1参照)。
【0012】 ますぶた1を嵌め込む受枠6は、巾A方向両側にL型鋼を配し、長さB方向両 側に平板を配して、巾A722mm、長さB622mmの枠体に形成したもので ある。この受枠6の巾A方向両側には、その一端部にそれぞれ前記ますぶたのメ インバー2と平行に内方へ突出するヒンジピン7,7が溶接により固着してある 。これらのヒンジピンは、直径13mm、長さ30mmの棒鋼により形成したも のである。
【0013】 なお、受枠6の外面部に取り付けられた8は、受枠をコンクリート基礎10に 緊結するためのアンカーである。
【0014】 上記構成よりなるますぶた1を受枠6に嵌め込む際には、図5に示すように、 ますぶた1のヒンジ金具4,4の狭窄部4′をそれぞれ受枠のヒンジピン7,7 に係合させる。そして、この係合箇所に上方より手あるいは足等にて負荷を加え る。これにより図6に示すように、前記狭窄部4′は弾性的に拡張してヒンジ金 具4,4がそれぞれヒンジピン7,7に外嵌され、同時にますぶた1全体が受枠 6に嵌め込まれる。
【0015】 このようにして受枠6に嵌め込まれたますぶた1は、図2に想像線で示すよう に、ヒンジピン7,7を軸として、そのまわりに約110°の角度(θ)で円滑 に回転し、開閉させることができる。
【0016】 なお、前記のヒンジ金具4,4は図示例の形状に限るものではなく、他に図7 に示すように、一方の垂直板部4aを湾曲状に形成して、ヒンジピン7まわりの 回転を一層円滑ならしめたものでもよい。また、図8に示すように、嵌着するメ インバー21 ,22 の高さおよび間隙Lが小さい場合には、一方の垂直板部4b の先端を、他方の垂直板部4aの先端側へ傾斜状に延長して、その両先端間を狭 窄部4′に形成したものでもよい。
【0017】
以上に説明したとおり、本考案の開閉式ますぶたは、ますぶたを受枠に嵌め込 むに際して、受枠内に突出するヒンジピンを逐一脱着する必要がない。しかも受 枠に嵌め込まれたますぶたは、ヒンジ金具がヒンジピンと確実に取り合って円滑 に開閉することができる。
【図1】本考案に係る開閉式ますぶたを説明する平面図
である。
である。
【図2】図2は図1のA−A断面図である。
【図3】図3は図1のB−B断面図である。
【図4】ヒンジ金具を説明する図で、(イ)は正面図、
(ロ)は側面図である。
(ロ)は側面図である。
【図5】ヒンジ金具のヒンジピンへの外嵌手順を説明す
る縦断側面図である。
る縦断側面図である。
【図6】ヒンジ金具のヒンジピンへの外嵌手順を説明す
る縦断側面図である。
る縦断側面図である。
【図7】ヒンジ金具の他の実施例を説明する正面図であ
る。
る。
【図8】ヒンジ金具の他の実施例を説明する正面図であ
る。
る。
【図9】従来の開閉式ますぶたを説明する図で、(イ)
は平面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
は平面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
1 ますぶた 2 メインバー 3 クロスバー 4 ヒンジ金具 4′狭窄部 4a 垂直板部 4b 垂直板部 5 エンドプレート 6 受枠 7 ヒンジピン
Claims (3)
- 【請求項1】 受枠内に嵌め込むグレーチング製ますぶ
たの端部メインバーとその隣のメインバーとの間の両側
に、逆U字形で、その両垂直板部の先端間に狭窄部を有
するヒンジ金具を嵌着し、該ヒンジ金具を受枠両側のメ
インバーと平行に内方へ突出するヒンジピンに外嵌し
て、ますぶた全体がヒンジピンまわりに回転するよう構
成したことを特徴とする開閉式ますぶた。 - 【請求項2】 逆U字形で、その両垂直板部の先端間に
狭窄部を有するヒンジ金具の一方の垂直板部が、ヒンジ
ピンまわりの回転を円滑ならしめる湾曲状に形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の開閉式ますぶ
た。 - 【請求項3】 ヒンジ金具が逆U字形で、一方の垂直板
部の先端を、他方の垂直板部の先端側へ傾斜状に延長し
て、その両先端間を狭窄部に形成したものである請求項
1に記載の開閉式ますぶた。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001728U JP3028156U (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 開閉式ますぶた |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001728U JP3028156U (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 開閉式ますぶた |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028156U true JP3028156U (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=43163234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001728U Expired - Lifetime JP3028156U (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 開閉式ますぶた |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028156U (ja) |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP1996001728U patent/JP3028156U/ja not_active Expired - Lifetime
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