JP3027892B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

Info

Publication number
JP3027892B2
JP3027892B2 JP05016110A JP1611093A JP3027892B2 JP 3027892 B2 JP3027892 B2 JP 3027892B2 JP 05016110 A JP05016110 A JP 05016110A JP 1611093 A JP1611093 A JP 1611093A JP 3027892 B2 JP3027892 B2 JP 3027892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrostatic latent
latent image
holding member
image holding
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05016110A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06230679A (ja
Inventor
弘志 駒木根
浩 寺田
肇 山本
一雅 林
昌宏 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05016110A priority Critical patent/JP3027892B2/ja
Priority to KR1019940000277A priority patent/KR0159306B1/ko
Priority to US08/179,590 priority patent/US5550619A/en
Priority to DE69413721T priority patent/DE69413721T2/de
Priority to EP94100376A priority patent/EP0606901B1/en
Publication of JPH06230679A publication Critical patent/JPH06230679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3027892B2 publication Critical patent/JP3027892B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ等に応用できる電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方法ではトナーとキャ
リヤから成る現像剤を用いる2成分現像法が広く用いら
れていたが、近年、像形成部の小型化低コスト化のため
に1成分現像法の開発が進みつつある。このような1成
分現像法を用いた電子写真装置として、出願人らが特願
平3−345990号公報に提案した図16に示す装置
がある。図16において、1はフタロシアニンをポリエ
ステル系バインダ樹脂に分散した有機感光体ドラム、2
は感光体1と同軸で固定された磁石である。3は感光体
を帯電するコロナ帯電器、4は感光体の帯電電位を制御
するグリッド電極、5は信号光、6は現像剤溜め、7は
磁性1成分トナー、8は現像剤溜め内での現像剤の流れ
をスムーズにし、また現像剤が自重で押しつぶされ感光
体と電極ローラとの間に詰まらないようにするためのダ
ンパーである。磁石2は現像剤溜め6に対向する(θ=
10゜)部分で磁極が形成されている。9は内部に磁石
10を有するアルミニウム製の電極ローラ、11は電極
ローラに電圧を印加する交流高圧電源、12は電極ロー
ラ上のトナーをかきおとすポリエステルフィルム製のス
クレーパ、13は感光体上のトナー像を紙に転写する転
写コロナ帯電器である。
【0003】この電子写真現像装置について、以下図1
6を用いてその動作を説明する。感光体1をコロナ帯電
器3で、−500Vに帯電させた。この感光体1にレー
ザ光5を照射し静電潜像を形成した。この感光体1表面
上に、トナー7を現像剤溜め6内で磁力により付着させ
た。次に感光体1を電極ローラ9の前を通過させた。こ
のとき電極ローラ9には交流高圧電源11により、−3
50Vの直流電圧を重畳した750V0-pの交流電圧
(周波数1kHz)を印加した。すると感光体1から電
極ローラ9に向かってトナーが回収され、感光体1上に
は画像部のみにネガポジ反転したトナー像が残った。矢
印方向に回転する電極ローラ9に付着したトナーは、ス
クレーパ12によってかきとり、再び現像剤溜め6内に
戻し次の像形成に用いた。こうして感光体1上に得られ
たトナー像を、紙(図示せず)に、転写コロナ帯電器1
3によって転写した後、定着器(図示せず)により熱定
着した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電子写真現
像装置を用いてプリントすると、高温高湿環境(33
℃、85%RH)条件下において、文字画像は良好であ
るが、べた画像の画像濃度が低いという問題が生じた。
【0005】本発明の目的は、感光体に全面付着した磁
性トナーを裸の電極ローラで回収し現像する方式の電子
写真現像装置において、感光体上に付着したトナーを十
分に交流バイアスによる現像領域まで搬送し、トナーの
供給不足による低画像濃度を改善し、高解像度高画質の
画像が安定して得られる電子写真装置を提供することに
ある。また高速プロセスでの使用に対応できる優れた電
子写真装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定磁石を内
包し移動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記固
定磁石に対向した開口部を有し、前記静電潜像保持体の
表面に磁性現像剤を供給する現像剤溜めと、前記静電潜
像保持体の表面と所定の間隙を有した位置に設置され、
進行方向が前記静電潜像保持体の進行方向と逆方向に回
転する電極ローラと、前記静電潜像保持体上の非画像部
のトナーを除去する電圧を前記電極ローラに印加する手
段と、前記静電潜像保持体表面位置において前記静電潜
像保持体の周方向の磁界を発生させる磁界発生手段と、
を有することを特徴とする電子写真装置である。
【0007】また本発明は、固定磁石を内包し移動する
静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記静電潜像保持体
の表面に前記磁性現像剤を供給する現像剤溜めと、前記
静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位置に設置
され、進行方向が前記静電潜像保持体の進行方向と逆方
向に回転する電極ローラと、前記静電潜像保持体上の非
画像部のトナーを除去する電圧を前記電極ローラに印加
する手段とを有し、前記固定磁石が前記静電潜像保持体
表面において複数のピークを持った磁束密度分布を発生
させ、前記静電潜像保持体の周方向に隣接する磁束密度
のピークが互いに逆極性であることを特徴とする電子写
真装置である。
【0008】さらにまた本発明は、固定磁石Aを内包し
移動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記静電潜
像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給する現像剤溜め
と、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位
置に設置され、固定磁石Bを内包し、進行方向が前記静
電潜像保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラ
と、前記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去す
る電圧を前記電極ローラに印加する手段とを有し、前記
固定磁石Aが前記静電潜像保持体表面において複数のピ
ークを持った磁束密度分布を発生させ、前記静電潜像保
持体の周方向に隣接する磁束密度のピークが互いに逆極
性であり、前記固定磁石Aの周方向下流側の磁極A1が
前記電極ローラ内部の固定磁石Bの磁極B1と前記静電
潜像保持体と前記電極ローラとの対向位置において対向
し、前記磁極A1と前記磁極B1とが同極性の磁極であ
ることを特徴とする電子写真装置である。
【0009】さらにまた本発明は、固定磁石および磁性
体を内包し移動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、
前記静電潜像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給する
現像剤溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙
を有した位置に設置され、進行方向が前記静電潜像保持
体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラと、前記静
電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去する電圧を前
記電極ローラに印加する手段と、を有することを特徴と
する電子写真装置である。
【0010】さらにまた本発明は、固定磁石を内包し移
動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記静電潜像
保持体の表面に前記磁性現像剤を供給する現像剤溜め
と、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位
置に設置され、進行方向が前記静電潜像保持体の進行方
向と逆方向に回転する電極ローラと、前記静電潜像保持
体上の非画像部のトナーを除去する電圧を前記電極ロー
ラに印加する手段と、前記静電潜像保持体が表面にトナ
ーに対する摩擦力を向上させる手段を有することを特徴
とする電子写真装置である。
【0011】さらにまた本発明は、固定磁石を内包し移
動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記固定磁石
に対向した開口部を有し、前記静電潜像保持体の表面に
磁性現像剤を供給する現像剤溜めと、前記静電潜像保持
体の表面と所定の間隙を有した位置に設置され、進行方
向が前記静電潜像保持体の進行方向と逆方向に回転する
電極ローラと、前記静電潜像保持体上の非画像部のトナ
ーを除去する電圧を前記電極ローラに印加する手段と、
前記静電潜像保持体表面位置において前記静電潜像保持
体の周方向の磁界を発生させる磁界発生手段と、前記電
極ローラ表面位置において前記電極ローラの周方向の磁
界を発生させる磁界発生手段と、を有することを特徴と
する電子写真装置である。
【0012】さらにまた本発明は、固定磁石Aを内包し
移動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記静電潜
像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給する現像剤溜め
と、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位
置に設置され、固定磁石Bを内包し、進行方向が前記静
電潜像保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラ
と、前記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去す
る電圧を前記電極ローラに印加する手段とを有し、前記
固定磁石Aが前記静電潜像保持体表面において複数のピ
ークを持った磁束密度分布を発生させ、前記静電潜像保
持体の周方向に隣接する磁束密度のピークが互いに逆極
性であり、前記固定磁石Bが前記電極ローラ表面におい
て複数のピークを持った磁束密度分布を発生させ、前記
電極ローラの周方向に隣接する磁束密度のピークが互い
に逆極性であり、前記固定磁石Aの周方向下流側の磁極
A1と前記電極ローラ内部の固定磁石の周方向上流側の
磁極B1とが前記静電潜像保持体と前記電極ローラとの
対向位置において対向し、前記磁極A1と前記磁極B1
とが同極性の磁極であることを特徴とする電子写真装置
である。
【0013】さらにまた本発明は、固定磁石Aを内包し
移動する静電潜像保持体と、磁性現像剤と、前記静電潜
像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給する現像剤溜め
と、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位
置に設置され、固定磁石Bおよび磁性体を内包し、進行
方向が前記静電潜像保持体の進行方向と逆方向に回転す
る電極ローラと、前記静電潜像保持体上の非画像部のト
ナーを除去する電圧を前記電極ローラに印加する手段と
を有し、前記固定磁石Aが前記静電潜像保持体表面にお
いて複数のピークを持った磁束密度分布を発生させ、前
記静電潜像保持体の周方向に隣接する磁束密度のピーク
が互いに逆極性であり、前記固定磁石Aの周方向下流側
の磁極A1が前記電極ローラ内部の固定磁石の磁極B1
と前記静電潜像保持体と前記電極ローラとの対向位置に
おいて対向し、前記磁極A1が前記磁極B1とが同極性
の磁極であり、前記電極ローラ内部の固定磁石Bの周方
向下流側に前記磁性体が付設されていることを特徴とす
る電子写真装置である。
【0014】
【作用】本発明は、固定磁石を内包する静電潜像保持体
を用い、静電潜像を形成した静電潜像保持体に現像剤を
振りかけ磁気的に付着させ、電極ローラ部まで担持搬送
し、電極ローラに交流バイアスを印加し、静電潜像保持
体の非画像部トナーを静電力と磁力によって除去する構
成の電子写真装置の改良された構成である。
【0015】本発明では、静電潜像保持体表面に供給さ
れた磁性現像剤を現像場に供給搬送する手段を新たに設
けることにより、静電潜像保持体に供給されたトナーが
現像場に十分に供給されるため、トナーの流動性の低下
する高湿度条件下や高速プロセスにおいても高画像濃度
で高画質が得られる特徴がある。本発明では、静電潜像
保持体表面位置において静電潜像保持体の周方向の磁界
を発生させる磁界発生手段を設けることにより、図2に
示すように静電潜像保持体14の周方向にトナーの磁気
ブラシが形成され、これにより、静電潜像保持体による
搬送力が、静電潜像保持体表面に直接接触する1層目の
トナー個々に対してではなく、磁気ブラシ全体に働くよ
うになるために、トナーの供給搬送能力は格段に向上
し、さらにトナー個々の摩擦力のばらつきによる搬送む
らも解消される。したがって、静電潜像保持体に供給さ
れたトナーを現像場に強力にかつ一定して供給できるた
め、高湿度条件下や高速プロセスにおいても高濃度で、
濃度むらの発生しない高画質が得られる。
【0016】さらに本発明では、静電潜像保持体内部
に、静電潜像保持体の周方向に隣合う磁石の極性が互い
に逆極性となるような固定磁石を設けることにより、静
電潜像保持体表面位置において複数の磁束密度のピーク
を持つ磁界が現われ、この磁界に沿ってトナーは磁気ブ
ラシを形成する。これにより、静電潜像保持体表面の磁
束密度のピーク部においてトナーの磁気ブラシの向きが
急激に変わるため、トナーは撹乱され静電潜像保持体お
よびトナー同志との摩擦により帯電されやすくなる。こ
の作用により、静電潜像保持体表面に供給されたトナー
を現像場に搬送するだけでなく同時に帯電付与する効果
もあるため、高湿度条件下や高速プロセスにおいても高
濃度で、濃度むらの発生しない高画質が得られる。
【0017】さらに本発明では、電極ローラ内部に固定
磁石を設け、静電潜像保持体と電極ローラとの対向位置
において静電潜像保持体内部の固定磁石の磁極と電極ロ
ーラ内部の固定磁石の磁極が対向し、それらが互いに同
極性であるように配置することにより、図2に示すよう
に対向位置において逆極性構成で現れるような静電潜像
保持体と電極ローラ間の出口を塞ぐ磁気ブラシが形成さ
れず、現像場へのトナーの供給および現像場からのトナ
ーの回収がスムースとなるため、高湿度条件下や高速プ
ロセスにおいても高濃度で、濃度むらの発生しせず、か
つカブリや画像履歴の発生しない高画質画像が得られ
る。
【0018】さらに本発明では、静電潜像保持体内部の
固定磁石の磁極の一部を磁性体にすることにより、磁石
だけで構成するよりも磁力線を局部に集中させやすくな
り、静電潜像保持体表面に現れる磁界がより強くなり、
搬送能力および帯電能力をさらに向上できる。また、固
定磁石の磁極構成を単純化できコストを低くすることが
できる。
【0019】さらに本発明では、静電潜像保持体表面に
トナーとの摩擦力を向上させる手段を設けることによ
り、静電潜像保持体表面に供給されたトナーの供給搬送
力が大きくなるため、高湿度条件下や高速プロセスにお
いても高濃度で、濃度むらの発生しない高画質画像が得
られる。このようなトナーとの摩擦力を向上させること
は、静電潜像保持体表面に微細な溝を形成したり、ブラ
スト処理を施すことにより達成できる。例えば、表面粗
さをRa0.5以上にブラスト加工することによって、
静電潜像保持体表面に供給されたトナーは滑ることなく
静電潜像保持体の回転に伴ってより強力に安定して搬送
することができる。
【0020】さらに本発明では、静電潜像保持体表面に
供給された磁性現像剤を現像場に供給搬送する手段に加
え、電極ローラ表面に回収された磁性現像剤を現像場か
ら現像剤溜めに回収搬送する手段を新たに設けることに
より、静電潜像保持体表面に供給されたトナーが現像場
に十分に供給搬送され、かつ現像場において電極ローラ
表面に回収された不要トナーが現像場に滞留することな
く現像剤溜めに回収搬送されるため、トナーの流動性の
低下する高湿度条件下や高速プロセスにおいても高画像
濃度で、カブリのない高画質画像が得られる特徴があ
る。本発明では、静電潜像保持体表面位置において静電
潜像保持体の周方向の磁界を発生させる磁界発生手段を
設けることにより、静電潜像保持体の周方向にトナーの
磁気ブラシが形成され、これにより、静電潜像保持体に
よる供給搬送力が、静電潜像保持体表面に直接接触する
1層目のトナー個々に対してではなく、磁気ブラシ全体
に働くようになるために、トナーの供給搬送能力は格段
に向上し、さらにトナー個々の摩擦力のばらつきによる
搬送むらも解消される。同様に、電極ローラ表面位置に
おいて電極ローラの周方向の磁界を発生させる磁界発生
手段を設けることにより、トナーの回収搬送能力は格段
に向上し、搬送むらも解消される。したがって、静電潜
像保持体表面に供給されたトナーを現像場に強力にかつ
一定して供給でき、かつ電極ローラ表面に回収されたト
ナーを現像場から速やかに除去できるため、高湿度条件
下や高速プロセスにおいても高濃度で、濃度むらの発生
しない、かつカブリのない高画質が得られる。
【0021】さらに本発明では、静電潜像保持体内部
に、静電潜像保持体の周方向に隣合う磁石の極性が互い
に逆極性となるような固定磁石を設け、電極ローラ内部
に電極ローラの周方向に隣合う磁石の磁極が逆極性とな
るような固定磁石を設け、静電潜像保持体と電極ローラ
との対向位置において静電潜像保持体内部の固定磁石の
磁極と電極ローラ内部の固定磁石の磁極が対向し、それ
らが互いに同極性であるように配置することにより、搬
送能力および帯電能力の向上に加えて、対向位置におい
て静電潜像保持体側と電極ローラ側の磁界が反発し合
い、静電潜像保持体と電極ローラ間を塞ぐ磁気ブラシが
形成されず現像場へのトナーの供給回収がスムースとな
るため、高湿度条件下や高速プロセスにおいても高濃度
で、濃度むらの発生しない、かつカブリや画像履歴のな
い高画質が得られる。
【0022】さらに本発明では、電極ローラ内部の固定
磁石の磁極の一部を磁性体にすることにより、磁石だけ
で構成するよりも磁力線を集中させやすくなり、電極ロ
ーラ表面に現れる磁界がより強くなり、搬送能力および
帯電能力をさらに向上できる。また、電極ローラ周方向
の磁界を局所的に形成できるため、静電潜像保持体の周
方向の磁界および現像剤溜めから静電潜像保持体表面に
トナーを供給するための磁界を乱すことなく電極ローラ
周方向の磁界を形成することができ、供給搬送能力に悪
影響を与えることなく回収搬送能力を向上することがで
きる。さらに、固定磁石の磁極構成を単純化できコスト
を低くすることができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の電子写真装置について、図面を
参照しながら説明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の電子写真装置
の1実施例を示すものである。図1において、14はフ
タロシアニンをポリエステル系バインダ樹脂に分散した
有機感光体ドラム(直径30mm)で、周速30mm/sで
回転させた。15は感光体14と同軸で固定された2極
よりなる磁石で、16は感光体14をマイナスに帯電す
るコロナ帯電器、17は感光体14の帯電電位を制御す
るグリッド電極、18は信号光、19は現像剤溜め、2
0は平均粒径約12μmのマイナス帯電性磁性1成分ト
ナーである。21はアルミニウム製の電極ローラ(直径
16mm)で、感光体14と逆方向に周速30mm/sで回
転させた。22は電極ローラ21と同軸で固定された磁
石、23は電極ローラ21に電圧を印加する交流高圧電
源、24は電極ローラ21上のトナーをかきおとすポリ
エステルフィルム製のスクレーパ、25は感光体14上
のトナー像を紙に転写する転写コロナ帯電器である。2
6は感光体14上のトナーを転写した残りトナーをクリ
ーニングするクリーナである。
【0025】磁石15の感光体14表面での垂直方向の
磁束密度分布を図3に示す。磁束密度のピークは−70
0Gs(S極)および500Gs(N極)である。また、
磁石22の電極ローラ21表面での磁束密度のピークは
600GS(N極)である。感光体14内部の磁石15
と電極ローラ21内部の磁石22との位置関係を図4に
示す。感光体14内部の磁石15のS極の角度は電極ロ
ーラ21との対向位置から上流側にθ1=40゜、N極
はθ2=10゜に設定した。電極ローラ21内部の磁石
22の角度は感光体14との対向位置から上流側にθ3
=−15゜に設定した。このθ1の範囲は15゜<θ1
<50゜が好ましく、特に20゜<θ1<45゜の範囲
が最適である。θ2は0゜<θ<30゜の範囲が好まし
く、特に5゜<θ<20゜の範囲が最適である。θ3は
−30゜<θ<10゜の範囲が好ましく、特に−20゜
<θ<0゜の範囲が最適である。
【0026】用いた磁性1成分トナーの構成は、ポリエ
ステル樹脂70%、フェライト25%、カーボンブラッ
ク3%、オキシカルボン酸金属錯体2%からなり、さら
にコロイダルシリカを0.4%外添して用いた(いずれ
も重量%)。
【0027】以上のように構成された電子写真装置につ
いて、以下図1を用いてその動作を説明する。感光体1
4をコロナ帯電器16(印加電圧−4kV、グリッド17
の電圧−500V)で、−500Vに帯電させた。この
感光体14にレーザ光18を照射し静電潜像を形成し
た。このとき感光体14の露光電位(Vr)は−100
Vであった。この感光体14表面上に、磁性1成分トナ
ーを現像剤溜め19内で感光体14内磁石15の磁力に
より付着させる。このときトナーはおおよそ−3μC/g
に帯電していた。次に感光体14上に付着したトナー
は、感光体14内部の磁石15による感光体14周方向
の磁界に沿って磁気ブラシを形成し、感光体14の回転
による摩擦力により磁気ブラシごと搬送させた。そして
トナー層が付着した感光体14を電極ローラ21の前を
通過させた。この電極ローラ21は感光体14と300
μmの距離を開け設置した。電極ローラ21には高圧電
源23により、図5に示す波形の、−300Vの直流電
圧を重畳した750V0-pの交流電圧(周波数1kHz)を
印加した。感光体14上のトナー層は感光体14と電極
ローラ21の間を運動し、次第に非画像部のトナーは電
極ローラ21側に移り、感光体14上には画像部のみに
ネガポジ反転したトナー像が残った。電極ローラ21上
に付着したトナーは、矢印方向の回転により搬送され、
スクレーパ24によってかきとられ現像剤溜め19内に
戻され、電極ローラ21は再び次の像形成に用いた。な
お、感光体14内のS極の上部においてトナーが激しく
撹乱されているのが見られた。こうして感光体14上に
得られたトナー像を、紙(図示せず)に、転写コロナ帯
電器13によって転写した後、定着器(図示せず)によ
り熱定着した。その結果、高画像濃度で濃度むらなどが
ないシャープな画像が得られた。一方、転写後感光体1
4上に残ったトナーは感光体14の移動により搬送され
クリーナ14により回収される。
【0028】(実施例2)図6の構成は図1の構成と、
感光体14内部の感光体14と同軸で固定された磁石1
5と磁石15の上流側に磁性板27が加えられた点が異
なる。磁石15および磁性板27の感光体14表面での
垂直方向の磁束密度分布を図7に示す。磁束密度のピー
クは−300Gs(磁性板)および500Gs(N極)で
ある。感光体14内部の磁石15、磁性板27と、電極
ローラ21内部の磁石22との位置関係を図8に示す。
感光体14内部の磁性板の角度は電極ローラ21との対
向位置から上流側にθ1=40゜、感光体14内部の磁
石15のN極はθ2=10゜に設定した。電極ローラ2
1内部の磁石22のN極は感光体14との対向位置から
上流側にθ3=−15゜に設定した。このθ1の範囲は
15゜<θ1<50゜が好ましく、特に20゜<θ1<
45゜の範囲が最適である。θ2は0゜<θ<30゜の
範囲が好ましく、特に5゜<θ<20゜の範囲が最適で
ある。θ3は−30゜<θ<10゜の範囲が好ましく、
特に−20゜<θ<0゜の範囲が最適である。
【0029】以上のように構成された電子写真装置につ
いて、以下図6を用いてその動作を説明する。感光体1
4をコロナ帯電器16(印加電圧−4kV、グリッド17
の電圧−500V)で、−500Vに帯電させた。この
感光体14にレーザ光18を照射し静電潜像を形成し
た。このとき感光体14の露光電位は−100Vであっ
た。この感光体14表面上に、磁性1成分トナーを現像
剤溜め19内で感光体14内磁石15の磁力により付着
させる。次に感光体14上に付着したトナーは、感光体
14内部の磁石15による感光体14周方向の磁界に沿
って磁気ブラシを形成し、感光体14の回転による摩擦
力により磁気ブラシごと搬送させた。そしてトナー層が
付着した感光体14を電極ローラ21の前を通過させ
た。電極ローラ21には高圧電源23により、図5に示
す波形の、−300Vの直流電圧を重畳した750V0-
pの交流電圧(周波数1kHz)を印加した。感光体14上
のトナー層は感光体14と電極ローラ21の間を運動
し、次第に非画像部のトナーは電極ローラ21側に移
り、感光体14上には画像部のみにネガポジ反転したト
ナー像が残った。電極ローラ21上に付着したトナー
は、電極ローラ内部の磁石22による電極ローラ周方向
の磁界に沿って磁気ブラシを形成し、電極ローラ21の
回転による摩擦力により磁気ブラシごと搬送され、スク
レーパ24によってかきとられ現像剤溜め19内に戻さ
れ、電極ローラ21は再び次の像形成に用いた。なお、
感光体14内の磁性板27の上部においてトナーが激し
く撹乱されているのが見られた。こうして感光体14上
に得られたトナー像を、紙(図示せず)に、転写コロナ
帯電器25によって転写した後、定着器(図示せず)に
より熱定着した。その結果、高画像濃度で濃度むらなど
がなく、カブリや画像履歴のないシャープな画像が得ら
れた。一方、転写後感光体14上に残ったトナーは感光
体14の移動により搬送されクリーナ26により回収さ
れる。
【0030】(実施例3)図9の構成は図1の構成と、
電極ローラ21内部の電極ローラ21と同軸で固定され
た磁石22が異なる。磁石22の電極ローラ21表面で
の垂直方向の磁束密度分布を図10に示す。磁束密度の
ピークは600Gs(N極)および−300Gs(S極)
である。感光体14内部の磁石15と電極ローラ21内
部の磁石22との位置関係を図11に示す。感光体14
内部の磁石15のS極の角度は電極ローラ21との対向
位置から上流側にθ1=40゜、N極はθ2=10゜に
設定した。電極ローラ21内部の磁石22のN極は感光
体14との対向位置から上流側にθ3=−15゜、S極
はθ4=20゜に設定した。このθ1の範囲は15゜<
θ1<50゜が好ましく、特に20゜<θ1<45゜の
範囲が最適である。θ2は0゜<θ<30゜の範囲が好
ましく、特に5゜<θ<20゜の範囲が最適である。θ
3は−30゜<θ<10゜の範囲が好ましく、特に−2
0゜<θ<0゜の範囲が最適である。θ4は0゜<θ<
30゜の範囲が好ましく、特に5゜<θ<25゜の範囲
が最適である。
【0031】以上のように構成された電子写真装置につ
いて、以下図9を用いてその動作を説明する。感光体1
4をコロナ帯電器16(印加電圧−4kV、グリッド17
の電圧−500V)で、−500Vに帯電させた。この
感光体14にレーザ光18を照射し静電潜像を形成し
た。このとき感光体14の露光電位は−100Vであっ
た。この感光体14表面上に、磁性1成分トナーを現像
剤溜め19内で感光体14内磁石15の磁力により付着
させる。次に感光体14上に付着したトナーは、感光体
14内部の磁石15による感光体14周方向の磁界に沿
って磁気ブラシを形成し、感光体14の回転による摩擦
力により磁気ブラシごと搬送させた。そしてトナー層が
付着した感光体14を電極ローラ21の前を通過させ
た。電極ローラ21には高圧電源23により、図5に示
す波形の、−300Vの直流電圧を重畳した750V0-
pの交流電圧(周波数1kHz)を印加した。感光体14上
のトナー層は感光体14と電極ローラ21の間を運動
し、次第に非画像部のトナーは電極ローラ21側に移
り、感光体14上には画像部のみにネガポジ反転したト
ナー像が残った。電極ローラ21上に付着したトナー
は、電極ローラ内部の磁石22による電極ローラ周方向
の磁界に沿って磁気ブラシを形成し、電極ローラ21の
回転による摩擦力により磁気ブラシごと搬送され、スク
レーパ24によってかきとられ現像剤溜め19内に戻さ
れ、電極ローラ21は再び次の像形成に用いた。なお、
感光体14内のS極の上部および電極ローラ21内のS
極の上部においてトナーが激しく撹乱されているのが見
られた。こうして感光体14上に得られたトナー像を、
紙(図示せず)に、転写コロナ帯電器25によって転写
した後、定着器(図示せず)により熱定着した。その結
果、高画像濃度で濃度むらなどがなく、カブリや画像履
歴のないシャープな画像が得られた。一方、転写後感光
体14上に残ったトナーは感光体14の移動により搬送
されクリーナ26により回収される。
【0032】(実施例4)図12の構成は図1の構成
と、電極ローラ21内部の電極ローラ21と同軸で固定
された磁石22の上部に磁性板27を設けた点が異な
る。磁石22の電極ローラ21表面での垂直方向の磁束
密度分布を図13に示す。磁束密度のピークは600G
s(N極)および−200Gs(磁性板)である。感光体
14内部の磁石15と電極ローラ21内部の磁石22と
の位置関係を図14に示す。感光体14内部の磁石15
のS極の角度は電極ローラ21との対向位置から上流側
にθ1=40゜、N極はθ2=10゜に設定した。電極
ローラ21内部の磁石22のN極は感光体14との対向
位置から上流側にθ3=−15゜、磁性板はθ4=15
゜に設定した。このθ1の範囲は15゜<θ1<50゜
が好ましく、特に20゜<θ1<45゜の範囲が最適で
ある。θ2は0゜<θ<30゜の範囲が好ましく、特に
5゜<θ<20゜の範囲が最適である。θ3は−30゜
<θ<10゜の範囲が好ましく、特に−20゜<θ<0
゜の範囲が最適である。θ4は0゜<θ<30゜の範囲
が好ましく、特に5゜<θ<25゜の範囲が最適であ
る。
【0033】以上のように構成された電子写真装置につ
いて、以下図12を用いてその動作を説明する。感光体
14をコロナ帯電器16(印加電圧−4kV、グリッド1
7の電圧−500V)で、−500Vに帯電させた。こ
の感光体14にレーザ光18を照射し静電潜像を形成し
た。このとき感光体14の露光電位は−100Vであっ
た。この感光体14表面上に、磁性1成分トナーを現像
剤溜め19内で感光体14内磁石15の磁力により付着
させる。次に感光体14上に付着したトナーは、感光体
14内部の磁石15による感光体14周方向の磁界に沿
って磁気ブラシを形成し、感光体14の回転による摩擦
力により磁気ブラシごと搬送させた。そしてトナー層が
付着した感光体14を電極ローラ21の前を通過させ
た。電極ローラ21には高圧電源23により、図5に示
す波形の、−300Vの直流電圧を重畳した750V0-
pの交流電圧(周波数1kHz)を印加した。感光体14上
のトナー層は感光体14と電極ローラ21の間を運動
し、次第に非画像部のトナーは電極ローラ21側に移
り、感光体14上には画像部のみにネガポジ反転したト
ナー像が残った。電極ローラ21上に付着したトナー
は、電極ローラ内部の磁石22による電極ローラ周方向
の磁界に沿って磁気ブラシを形成し、電極ローラ21の
回転による摩擦力により磁気ブラシごと搬送され、スク
レーパ24によってかきとられ現像剤溜め19内に戻さ
れ、電極ローラ21は再び次の像形成に用いた。なお、
感光体14内のS極の上部および電極ローラ21内の磁
性板の上部においてトナーが激しく撹乱されているのが
見られた。こうして感光体14上に得られたトナー像
を、紙(図示せず)に、転写コロナ帯電器25によって
転写した後、定着器(図示せず)により熱定着した。そ
の結果、高画像濃度で濃度むらなどがなく、カブリや画
像履歴のないシャープな画像が得られた。一方、転写後
感光体14上に残ったトナーは感光体14の移動により
搬送されクリーナ26により回収される。
【0034】(実施例5)次により高速のプリント速度
での実施例を説明する。図15はプロセス速度180m
m/sの装置であり、その構成は図1の構成とは、感光
体14内部の磁石15が異なる。さらに、感光体14の
表面をRa0.8にブラスト処理している点が異なる。
以上のように構成された電子写真装置について、以下図
15を用いてその動作を説明する。感光体14をコロナ
帯電器16(印加電圧−6kV、グリッド17の電圧−5
00V)で、−500Vに帯電させた。この感光体14
にレーザ光18を照射し静電潜像を形成した。このとき
感光体14の露光電位は−100Vであった。この感光
体14表面上に、磁性1成分トナーを現像剤溜め19内
で感光体14内磁石15の磁力により付着させる。感光
体14上に付着したトナーは、感光体14表面の溝によ
り強力な摩擦力を受け滑ることなく搬送され、次にこの
トナー層が付着した感光体14を電極ローラ21の前を
通過させた。電極ローラ21には高圧電源23により、
図5に示す波形の、−300Vの直流電圧を重畳した7
50V0-pの交流電圧(周波数3kHz)を印加した。感光
体14上のトナー層は感光体14と電極ローラ21の間
を運動し、次第に非画像部のトナーは電極ローラ21側
に移り、感光体14上には画像部のみにネガポジ反転し
たトナー像が残った。電極ローラ21上に付着したトナ
ーは、矢印方向の回転により搬送され、スクレーパ24
によってかきとり、再び現像剤溜め19内に戻し次の像
形成に用いた。こうして感光体14上に得られたトナー
像を、紙(図示せず)に、転写コロナ帯電器25によっ
て転写した後、定着器(図示せず)により熱定着した。
その結果、高濃度で濃度むらなどがないシャープな画像
が得られた。一方、転写後感光体14上に残ったトナー
は感光体14の移動により搬送されクリーナ26により
回収された。
【0035】なお、本実施例では感光体14表面をブラ
スト加工したが、感光体14表面に微細な溝を設けて
も、感光体14表面のトナーに対する摩擦力は格段に向
上し、供給されたトナーは滑ることなく搬送されるた
め、高濃度で濃度むらなどがないシャープな画像が得ら
れた。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、構成が簡単でしかも高
画質で、さらに高速プロセスに対応できる優れた電子写
真装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電子写真装置の
構成図
【図2】本発明作用効果を説明する説明図
【図3】本発明の第1の実施例における感光体表面にお
ける垂直方向の磁束密度分布図
【図4】本発明の第1の実施例の磁極配置を説明する拡
大図
【図5】本発明の第1、第2、第3、第4および第5の
実施例に用いる交流電圧の波形を示す概略図
【図6】本発明の第2の実施例における電子写真装置の
構成図
【図7】本発明の第2の実施例における感光体表面にお
ける垂直方向の磁束密度分布図
【図8】本発明の第2の実施例の磁極配置を説明する拡
大図
【図9】本発明の第3の実施例における電子写真装置の
構成図
【図10】本発明の第3の実施例における電極ローラ表
面における垂直方向の磁束密度分布図
【図11】本発明の第3の実施例の磁極配置を説明する
拡大図
【図12】本発明の第4の実施例における電子写真装置
の構成図
【図13】本発明の第4の実施例における電極ローラ表
面における垂直方向の磁束密度分布図
【図14】本発明の第4の実施例の磁極配置を説明する
拡大図
【図15】本発明の第5の実施例における電子写真装置
の構成図
【図16】従来例の電子写真現像装置の構成図
【符号の説明】 1・14 感光体 2・15 磁石 3・16 コロナ帯電器 4・17 グリッド電極 5・18 レーザ露光 6・19 現像剤溜め 7・20 磁性現像剤 8 ダンパー 9・21 電極ローラ 10・22 磁石 11・23 交流高圧電源 12・24 スクレーパ 13・25 転写コロナ帯電器 26 クリーナ 27 磁性板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 一雅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 相澤 昌宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−100247(JP,A) 特開 平1−291268(JP,A) 実開 昭58−157342(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 G03G 21/00 350

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体表
    面位置において前記静電潜像保持体の周方向の磁界を発
    生させる磁界発生手段を有し、前記静電潜像保持体内部
    に固定された固定磁石と、磁性現像剤と、前記固定磁石
    に対向した開口部を有し、前記静電潜像保持体の表面に
    磁性現像剤を供給する現像剤溜めと、前記静電潜像保持
    体の表面と所定の間隙を有した位置に設置され、進行方
    向が前記静電潜像保持体の進行方向と逆方向に回転する
    電極ローラと、前記静電潜像保持体上の非画像部のトナ
    ーを除去する電圧を前記電極ローラに印加する手段と、
    を有することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体表
    面位置において複数の磁束密度のピークを持ち、前記静
    電潜像保持体の周方向に隣接する磁束密度のピークが互
    いに逆極性である磁束密度分布を発生させる、前記静電
    潜像保持体内部に固定された固定磁石と、磁性現像剤
    と、前記静電潜像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給
    する現像剤溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定の
    間隙を有した位置に設置され、進行方向が前記静電潜像
    保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラと、前
    記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去する電圧
    を前記電極ローラに印加する手段と、を有することを特
    徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体表
    面位置において複数の磁束密度のピークを持ち、前記静
    電潜像保持体の周方向に隣接する磁束密度のピークが互
    いに逆極性である磁束密度分布を発生させる、前記静電
    潜像保持体内部に固定された固定磁石Aと、磁性現像剤
    と、前記静電潜像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給
    する現像剤溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定の
    間隙を有した位置に設置され、進行方向が前記静電潜像
    保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラと、前
    記固定磁石Aの周方向下流側の磁極A1が前記電極ロー
    ラ内部の固定磁石の磁極B1と前記静電潜像保持体と前
    記電極ローラとの対向位置において対向し、前記磁極B
    1が前記磁極A1と同極性の磁極である前記電極ローラ
    内部に固定された固定磁石Bと、前記静電潜像保持体上
    の非画像部のトナーを除去する電圧を前記電極ローラに
    印加する手段と、を有することを特徴とする電子写真装
    置。
  4. 【請求項4】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体内
    部に固定された固定磁石および磁性体と、磁性現像剤
    と、前記静電潜像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給
    する現像剤溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定の
    間隙を有した位置に設置され、進行方向が前記静電潜像
    保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラと、前
    記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去する電圧
    を前記電極ローラに印加する手段と、を有することを特
    徴とする電子写真装置。
  5. 【請求項5】固定磁石および磁性体が静電潜像保持体表
    面位置において複数のピークを持った磁束密度分布を発
    生させ、前記静電潜像保持体の周方向に隣接する2つの
    磁束密度のピークが互いに逆極性であることを特徴とす
    る特許請求項4記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】表面にトナーに対する摩擦力を向上させる
    手段を有する静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体内
    部に固定された固定磁石と、磁性現像剤と、前記静電潜
    像保持体の表面に前記磁性現像剤を供給する現像剤溜め
    と、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位
    置に設置され、進行方向が前記静電潜像保持体の進行方
    向と逆方向に回転する電極ローラと、前記静電潜像保持
    体上の非画像部のトナーを除去する電圧を前記電極ロー
    ラに印加する手段と、を有することを特徴とする電子写
    真装置。
  7. 【請求項7】静電潜像保持体表面に微細な溝が形成され
    ていることを特徴とする特許請求項6記載の電子写真装
    置。
  8. 【請求項8】静電潜像保持体の表面がRa0.5μm以
    上の粗面であることを特徴とする特許請求項6記載の電
    子写真装置。
  9. 【請求項9】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体表
    面位置において前記静電潜像保持体の周方向の磁界を発
    生させる磁界発生手段を有し、前記静電潜像保持体内部
    に固定された固定磁石と、磁性現像剤と、前記固定磁石
    に対向した開口部を有し、前記静電潜像保持体の表面に
    磁性現像剤を供給する現像剤溜めと、前記静電潜像保持
    体の表面と所定の間隙を有した位置に設置され、進行方
    向が前記静電潜像保持体の進行方向と逆方向に回転する
    電極ローラと、前記電極ローラ表面位置において前記電
    極ローラの周方向の磁界を発生させる磁界発生手段と、
    前記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去する電
    圧を前記電極ローラに印加する手段と、を有することを
    特徴とする電子写真装置。
  10. 【請求項10】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体
    表面位置において複数の磁束密度のピークを持ち、前記
    静電潜像保持体の周方向に隣接する磁束密度のピークが
    互いに逆極性である磁束密度分布を発生させる、前記静
    電潜像保持体内部に固定された固定磁石Aと、磁性現像
    剤と、前記静電潜像保持体の表面に前記磁性現像剤を供
    給する現像剤溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定
    の間隙を有した位置に設置され、進行方向が前記静電潜
    像保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラと、
    前記電極ローラ表面位置において複数の磁束密度のピー
    クを持ち、前記電極ローラの周方向に隣接する磁束密度
    のピークが互いに逆極性である磁束密度分布を発生さ
    せ、かつ、前記固定磁石Aの周方向下流側の磁極A1と
    前記電極ローラ内部の固定磁石の周方向上流側の磁極B
    1とが前記静電潜像保持体と前記電極ローラとの対向位
    置において対向し、前記磁極B1が前記磁極A1と同極
    性の磁極である前記電極ローラ内部に固定された固定磁
    石Bと、前記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除
    去する電圧を前記電極ローラに印加する手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真装置。
  11. 【請求項11】静電潜像保持体内部に固定された磁性体
    を有することを特徴とする特許請求項10記載の電子写
    真装置。
  12. 【請求項12】静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体
    表面位置において複数の磁束密度のピークを持ち、前記
    静電潜像保持体の周方向に隣接する磁束密度のピークが
    互いに逆極性である磁束密度分布を発生させる、前記静
    電潜像保持体内部に固定された固定磁石Aと、磁性現像
    剤と、前記静電潜像保持体の表面に前記磁性現像剤を供
    給する現像剤溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定
    の間隙を有した位置に設置され、進行方向が前記静電潜
    像保持体の進行方向と逆方向に回転する電極ローラと、
    前記固定磁石Aの周方向下流側の磁極A1が前記電極ロ
    ーラ内部の固定磁石の磁極B1と前記静電潜像保持体と
    前記電極ローラとの対向位置において対向し、前記磁極
    B1が前記磁極A1と同極性の磁極である前記電極ロー
    ラ内部に固定された固定磁石Bと、前記電極ローラ内部
    の固定磁石Bの周方向下流側に付設された磁性体と、前
    記静電潜像保持体上の非画像部のトナーを除去する電圧
    を前記電極ローラに印加する手段と、を有することを特
    徴とする電子写真装置。
  13. 【請求項13】固定磁石Bおよび磁性体が電極ローラ表
    面位置において複数のピークを持った磁束密度分布を発
    生させ、前記電極ローラの周方向に隣接する2つの磁束
    密度のピークが互いに逆極性であることを特徴とする特
    許請求項12記載の電子写真装置。
  14. 【請求項14】静電潜像保持体内部に固定された磁性体
    を有することを特徴とする特許請求項12記載の電子写
    真装置。
JP05016110A 1993-01-13 1993-02-03 電子写真装置 Expired - Fee Related JP3027892B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05016110A JP3027892B2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 電子写真装置
KR1019940000277A KR0159306B1 (ko) 1993-01-13 1994-01-10 전자사진장치
US08/179,590 US5550619A (en) 1993-01-13 1994-01-10 Electrophotographic apparatus of improved low image density
DE69413721T DE69413721T2 (de) 1993-01-13 1994-01-12 Elektrophotographisches Gerät
EP94100376A EP0606901B1 (en) 1993-01-13 1994-01-12 An electrophotographic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05016110A JP3027892B2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06230679A JPH06230679A (ja) 1994-08-19
JP3027892B2 true JP3027892B2 (ja) 2000-04-04

Family

ID=11907381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05016110A Expired - Fee Related JP3027892B2 (ja) 1993-01-13 1993-02-03 電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3027892B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06230679A (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3996363B2 (ja) 現像装置
US5187535A (en) Image forming apparatus
KR0159306B1 (ko) 전자사진장치
JP3027892B2 (ja) 電子写真装置
JP3018805B2 (ja) 電子写真装置
JPH086384A (ja) 電子写真装置
JP3914208B2 (ja) 現像装置
JPH04295871A (ja) 一成分磁性トナー現像装置
JPH08240991A (ja) 電子写真方法および装置
JP2500887B2 (ja) 電子写真装置
JP2500912B2 (ja) 電子写真装置
JP2500908B2 (ja) 画像形成装置
JP2517202B2 (ja) 電子写真方法
JPH05289594A (ja) 磁気ブラシクリーニング装置
JP2517205B2 (ja) 電子写真装置
JP2946898B2 (ja) 電子写真帯電装置
JPH08202110A (ja) 画像形成装置
JP2500911B2 (ja) 電子写真装置
JPS6190175A (ja) 現像装置
JP2913990B2 (ja) 電子写真装置
JP2500910B2 (ja) 電子写真装置
JPH0862971A (ja) 画像形成装置
JPH06175502A (ja) 電子写真装置
JPH0611972A (ja) 現像装置
JP2008015148A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees