JP2946898B2 - 電子写真帯電装置 - Google Patents

電子写真帯電装置

Info

Publication number
JP2946898B2
JP2946898B2 JP34598991A JP34598991A JP2946898B2 JP 2946898 B2 JP2946898 B2 JP 2946898B2 JP 34598991 A JP34598991 A JP 34598991A JP 34598991 A JP34598991 A JP 34598991A JP 2946898 B2 JP2946898 B2 JP 2946898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
electrode
voltage
photoconductor
charging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34598991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05181347A (ja
Inventor
肇 山本
浩 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34598991A priority Critical patent/JP2946898B2/ja
Publication of JPH05181347A publication Critical patent/JPH05181347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946898B2 publication Critical patent/JP2946898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ等に応用できる電子写真帯電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方法においては感光体
を帯電させる方法が種々考案されている。例えば代表的
なものとしては、コロナ帯電器がある。コロナ帯電器は
安定した帯電機能を有し広く実用化されているが、多量
のオゾンを発生するので、事務所内の環境保持の観点か
ら近年はコロナ放電を用いない帯電器が開発されつつあ
る。(電子写真学会誌,27.4,573(198
8))。それらには弾性ローラを用いるもの(特開平1
−267667)、導電性粒子を用いた接触帯電法(ジ
ャーナル−アプライド−フィジックス62,2665
(1987))などがある。
【0003】そのなかで導電性粒子を用いた接触帯電法
を図3を用いて少し詳しく説明する。図3において、1
は導電性基体2の上に形成された電子写真感光体であ
る。3は固定されたスリーブ、4はスリーブ3内に設け
られた回転する磁石ローラ、5は導電性の磁性粉、6は
スリーブ3に電圧を印加する高圧電源である。
【0004】以上のように構成された電子写真帯電装置
について、その動作について説明する。磁石ローラ4を
回転させると磁性粉は矢印とは反対側に移動する。高圧
電源でスリーブ4に電圧を印加すると、磁性粉と感光体
の微少な空間で放電を起こし、感光体は帯電される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、磁石ローラの磁性粉に対する磁気拘束力
が小さく、磁性粉が感光体の静電引力に負けて感光対側
に付着し持ち去られてしまい、後の露光や現像工程に悪
影響を与えることがわかった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、構成が簡単で
しかも安定した帯電を与えることのできる電子写真帯電
装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、感光体ドラムの回転に追従しない位置
が固定された磁石を内包し回転する電子写真感光体と、
この感光体と間隙を介して磁石と対向して設置した電極
とを有し、感光体と電極の間に磁性粉を吸着させ、電極
に電圧を印加させることにより感光体を帯電させること
を特徴とする電子写真帯電装置である。
【0008】さらに本発明は、位置が固定された磁石A
を内包し回転する電子写真感光体と、この磁石Aの極性
とは逆極性の磁力を保持し表面に電極を有する磁石B
を、感光体と間隙を介して磁石Aと対向して設置した電
子写真帯電装置であって、磁石Aと磁石Bとの磁力によ
り感光体と電極の間に磁性粉を吸着させ、電極に電圧を
印加させることにより前記感光体を帯電させることを特
徴とする電子写真帯電装置である。
【0009】また本発明は、電極に印加する電圧が交流
電圧に直流電圧を重畳した電圧である電子写真帯電装置
である。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、電極と感光体
との間での磁性粉の磁気拘束力を増したため、(1)感
光体の静電引力に負けて磁性粉が持ち去られることがな
い、(2)感光体に磁力により磁性粉が密着するため均
質で安定な帯電を行える、(3)電極側の磁石を回転さ
せる必要がないため装置を小型化できることとな
【0011】る。
【実施例】本発明に使用する感光体には、酸化亜鉛、セ
レン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン、さらに
フタロシアニンやアゾ顔料による有機感光体等を用いる
ことができる。なお感光体の表面は、現像剤層の搬送を
促進するためにサンドブラスト等で粗面化してもよい。
【0012】本発明は、磁石を内包する電子写真感光体
ドラムを用いる。この磁石は回転せず感光体のみが回転
する。このとき、磁石と感光体を同軸に支えると、感光
体を駆動する機構が簡略化でき、しかも磁極位置の調整
が容易にできるという利点がある。感光体内部の磁石の
磁極位置は、当然のことながら露光の前の位置である。
【0013】本発明に用いる磁性粉は、鉄粉、マグネタ
イトやフェライトなどの粉、ニッケル粒子などを用いる
ことができる。それらをそのまま用いてもよいし、さら
には表面を酸化鉄で覆ったもの、高抵抗の例えばテフロ
ンやシリコン樹脂で覆ったものでもよい。粒子の抵抗値
は印加する電圧にもよるが、直流電圧を印加するときに
は103〜108Ωcm、交流電圧を印加するときには1
7〜1014Ωcm程度の抵抗値が好ましい。またその
粒径は10μmから200μmが適当であった。 感光
体の磁石と対向し、前記の磁性粉を担持する電極の構成
を第2図に示す。7は感光体ドラム、8は感光体7内の
磁石でここではN極を用いた。9は磁性粉、10はこの
磁性粉9に電圧を印加する電極、11はこの電極の背後
に位置する磁石でここではS極を用いた。12は電極1
0に電圧を印加する高圧電源、13は磁性粉9が広がっ
たりあるいは何かの衝撃で飛び散ったりすることを防ぐ
弾性の絶縁性シートである。電極10はここでは背後に
磁石11を設けているが、透磁率の高い鉄粉やニッケル
粉を用いるときには、この磁石11はなくても良く、さ
らに磁石11は磁性体の材料でもよい。透磁率が低い磁
性粉を拘束したいときにはこの磁石11が効果的であ
る。電極10と感光体7との距離は、400μm〜2m
m程度離して設置される。
【0014】高圧電源12は、感光体7の表面電位設定
が比較的低い場合でそれほどの均一な帯電を必要としな
い場合には、直流電圧を印加すればよい。例えばその電
圧の絶対値は100〜1kV程度となる。感光体7を均
一にしかも高速に帯電したいときには、この高圧電源に
は交流電源を用いればよい。この交流電圧の周波数は、
像形成のプロセス速度によっても変わるが、おおよそ2
0Hzから2000Hzの範囲であって、好ましくは1
00から700Hzの範囲が良い。交流電圧の値は、ピ
ーク・ツー・ピークの値で1kV程度がよい。交流電圧
に重畳する直流電圧の値は、感光体の帯電電位と同等か
らそれより数10%高い値に設定すれば、良好な帯電が
得られる。
【0015】(実施例1)以下本発明の電子写真帯電装
置について、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の電子写真帯電装置の1実施
例を示すものである。図1において、14はフタロシア
ニンをポリエステル系バインダ樹脂に分散した有機感光
体ドラム、15・16は感光体14と同軸で固定された
磁石で、17は感光体をマイナスに帯電する電極、18
は磁石16に対向する磁石、19は表面をシリコンコー
トした粒径30μmの磁性粉、20は電極17に電圧を
印加する交流高圧電源である。電極17と感光体14と
の距離は500μmに設定した。21は信号光、22は
現像剤溜め、23は絶縁性磁性1成分現像剤、24は感
光体14と300μmのギャップを開けて設定した非磁
性電極ローラ、25は電極ローラ24の内部に設置され
た磁石、26は電極ローラ24に電圧を印加する交流高
圧電源、27は電極ローラ上の現像剤をかきおとすポリ
エステルフィルム製のスクレーパ、28は感光体上のト
ナー像を紙に転写する転写コロナ帯電器である。29は
現像剤溜め内での現像剤の流れをスムーズにし、また現
像剤が自重で押しつぶされ感光体と電極ローラとの間で
のつまりが発生するのを防止するためのダンパーであ
る。磁石16による感光体14表面での磁束密度は80
0Gsである。電極17表面での磁束密度は1000Gs
である。電極17の幅は5mm、感光体14の直径は3
0mmである。感光体14は、周速60mm/sで図中
の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ24の直径は
16mmで、周速40mm/sで感光体の進行方向とは
逆方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。感光体1
4と電極ローラ24とのギャップは300μmに設定し
た。
【0017】磁性1成分現像剤には粒径5μmの微粒子
絶縁性磁性1成分トナーを用いた。磁性1成分トナーの
構成は、ポリエステル樹脂70%、フェライト25%、
カーボンブラック3%、オキシカルボン酸金属錯体2%
からなり、さらにコロイダルシリカを1%外添して用い
た(いずれも重量%)。
【0018】高圧電源20により電極17に、周波数1
30Hz、電圧1.3kV(ピーク・ツー・ピーク)、
重畳直流電圧−530Vの電圧を印加したところ、感光
体14は−500Vに帯電した。この感光体14にレー
ザ光21を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体
の露光電位は−90Vであった。この感光体14表面上
に、トナー23を現像剤溜め22内で磁力により付着さ
せた。次に感光体14を電極ローラ24の前を通過させ
た。感光体14の未帯電域の通過時には、電極ローラ2
4には交流高圧電源26により、0Vの直流電圧を重畳
した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)
の交流電圧(周波数1kHz)を印加した。その後、−
500Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体14の
通過時には、電極ローラ24には交流高圧電源26によ
り、−350Vの直流電圧を重畳した750V0-p(ピ
ーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電圧(周波数1
kHz)を印加した。すると感光体14の帯電部分に付
着したトナーは電極ローラ24に回収され、感光体14
上には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が残っ
た。矢印方向に回転する電極ローラ24に付着したトナ
ーは、スクレーパ27によってかきとり、再び現像剤溜
め224内に戻し次の像形成に用いた。現像剤溜め22
内のトナーの循環の様子は点線矢印で示した。こうして
感光体14上に得られたトナー像を、紙(図示せず)
に、転写帯電器28によって転写した後、定着器(図示
せず)により熱定着した。その結果、横線の乱れやトナ
ーの飛び散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の3
2本/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画質の
画像が得られた。またこのとき、電極17近傍からのオ
ゾン発生はほとんど観察されなかった。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、電極と感光体と
の間での磁性粉の磁気拘束力を増したため、(1)感光
体の静電引力に負けて磁性粉が持ち去られることがな
い、(2)感光体に磁力により磁性粉が密着するため均
質で安定な帯電を行える、(3)電極側の磁石を回転さ
せる必要がないため装置を小型化できることとなり、そ
の結果、小型でしかもオゾンの発生量が少なく高画質の
得られる帯電装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電子写真帯電装置の構
成図である。
【図2】本発明の実施例の構成を詳しく説明する拡大さ
れた説明図である。
【図3】従来の電子写真帯電装置の概略図である。
【符号の説明】
14 感光体 15・16・18・25 磁石 17 電極 19 磁性粉 20 高圧電源 21 レーザ露光

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムの回転に追従しない位置が
    固定された磁石を内包した回転する電子写真感光体と、
    前記感光体と間隙を介して前記磁石と対向して設置した
    電極とを有する電子写真帯電装置であって、前記磁石の
    磁力により前記感光体と前記電極の間に磁性粉を吸着さ
    せ、前記電極に電圧を印加させることにより前記感光体
    を帯電させることを特徴とする電子写真帯電装置。
  2. 【請求項2】 位置が固定された磁石Aを内包し回転す
    る電子写真感光体と、前記磁石Aの極性とは逆極性の磁
    力を保持し表面に電極を有する磁石Bを前記感光体と間
    隙を介して前記磁石Aと対向して設置した電子写真帯電
    装置であって、前記磁石Aと磁石Bとの磁力により前記
    感光体と前記電極の間に磁性粉を吸着させ、前記電極に
    電圧を印加させることにより前記感光体を帯電させるこ
    とを特徴とする電子写真帯電装置。
  3. 【請求項3】 電極に印加する電圧が交流電圧に直流電
    圧を重畳した電圧である特許請求項1あるいは2に記載
    の電子写真帯電装置。
JP34598991A 1991-12-27 1991-12-27 電子写真帯電装置 Expired - Fee Related JP2946898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34598991A JP2946898B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 電子写真帯電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34598991A JP2946898B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 電子写真帯電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05181347A JPH05181347A (ja) 1993-07-23
JP2946898B2 true JP2946898B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=18380382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34598991A Expired - Fee Related JP2946898B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 電子写真帯電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2946898B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05181347A (ja) 1993-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2946898B2 (ja) 電子写真帯電装置
JP2979801B2 (ja) 電子写真感光体
JP2500902B2 (ja) 電子写真装置
JP3018805B2 (ja) 電子写真装置
JP2500912B2 (ja) 電子写真装置
JP3914208B2 (ja) 現像装置
JP2500914B2 (ja) 電子写真装置
JP2500909B2 (ja) 電子写真方法
JP2500907B2 (ja) 電子写真装置
JP2517206B2 (ja) 電子写真装置
JP2500903B2 (ja) 電子写真装置
JP2500911B2 (ja) 電子写真装置
JP2500915B2 (ja) 電子写真方法
JP2500908B2 (ja) 画像形成装置
JP2500887B2 (ja) 電子写真装置
JP2500913B2 (ja) 電子写真装置
JP2500905B2 (ja) 画像形成装置
JP2500906B2 (ja) 画像形成装置
JP2500910B2 (ja) 電子写真装置
JP2517205B2 (ja) 電子写真装置
JP2500904B2 (ja) 電子写真装置
JP2517202B2 (ja) 電子写真方法
JP3027892B2 (ja) 電子写真装置
JP2517207B2 (ja) 電子写真装置
JPH05341602A (ja) 電子写真現像方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees