JP3027486U - ブレーキ・ドラムの改良構造 - Google Patents
ブレーキ・ドラムの改良構造Info
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- JP3027486U JP3027486U JP1996000306U JP30696U JP3027486U JP 3027486 U JP3027486 U JP 3027486U JP 1996000306 U JP1996000306 U JP 1996000306U JP 30696 U JP30696 U JP 30696U JP 3027486 U JP3027486 U JP 3027486U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 改良された自転車のブレーキ・ドラム構造を
提供する。 【解決手段】 自転車のスリーブ・ハブ20のサイド・
リング面にある内側リング内に取り付ける従来の二段式
のブレーキ・ドラムの構造に改良を加え、三段式のブレ
ーキ・ブロック11と三角ブロック112をはめ合わ
せ、三角ブロック112の回転によって三段式のブレー
キ・ブロックを駆動して該三段を平均に拡大する動作を
なし、三段式のブレーキ・ブロックを平均に拡大する力
によってスリーブ・ハブ20の内側リング211輪辺を
圧迫することにより効きのよいブレーキ力を発生する。
提供する。 【解決手段】 自転車のスリーブ・ハブ20のサイド・
リング面にある内側リング内に取り付ける従来の二段式
のブレーキ・ドラムの構造に改良を加え、三段式のブレ
ーキ・ブロック11と三角ブロック112をはめ合わ
せ、三角ブロック112の回転によって三段式のブレー
キ・ブロックを駆動して該三段を平均に拡大する動作を
なし、三段式のブレーキ・ブロックを平均に拡大する力
によってスリーブ・ハブ20の内側リング211輪辺を
圧迫することにより効きのよいブレーキ力を発生する。
Description
【0001】
本考案は自転車のブレーキ・ドラム構造の改良に関する。
【0002】
図1と図2は、よく用いられる自転車のブレーキを示す図である。一般の市場 にある自転車のブレーキは多種の形式を有し、その内の一種は自転車のスリーブ ・ハブ20の内側リング211に取り付ける二段式ブレーキである。その主な動 作の原理は二段式ブレーキ30を自転車のスリーブ・ハブ20一側の内側リング 211内にはめ込み、図1に示す如く、そのスリーブ・ハブ20を自転車の車輪 中心に取り付けるとともに、自転車前、後のホイール・アクスルと旋回接続させ 、それを円筒のベアリング両端に各々サイド・リング21の丸輪盤を設けて、そ の両サイド・リング21の輪面中心に内側リング211の円形みぞを設ける。ま た二段式ブレーキ30は主に両ブレーキ片31によって内側リング211内には め込み、その両ブレーキ片31を各々半円形の片状として内側リング211の輪 径よりも小さい楕円径の中空筒体により合わせて内側リング211内にはめ込ん で、両ブレーキ片31の結合端を枢軸32によって旋回接続させ、他端は丸軸3 4上下の両軸面により合わせてから、丸軸34の片状外にスパナ35を結合し、 そのスパナ35を更にブレーキ・ライン(図示せず)に連結して、その次に両ブ レーキ片31を合わせてから両スプリング33を中空の内縁両端に接続させる。
【0003】 よく用いられる二段式ブレーキ30のブレーキの動作は、ブレーキ・ケーブル を利用して車体の地点をしっかり引っぱってからスパナ35を動かすことにより その片状と連結する丸軸34を回転させ、枢軸32の旋回接続による支点を中心 に上下にある両ブレーキ片31を外側に動かして回転中のスリーブ・ハブ20の 内側リング211輪面に接触し、圧迫することにより摩擦力を生じて回転を停止 させる。ブレーキ・ラインによって外部よりブレーキをゆるめると、両スプリン グ33の弾力によってブレーキ片31をもとの位置に復帰させる。しかしこのよ うな動作の原理は以下の欠点を発生する: その両ブレーキ31を半楕円形の筒体として範囲を広げる場合に、一端を中心 に回転させ、他端は外側に拡大してスリーブ・ハブ20の内側リング211輪面 をブレーキの動作をおこなうまで圧迫するが、このためにブレーキ片31はスリ ーブ・ハブ20の内側リング211輪面の接触面位置までに範囲を広げるため( 図2に示す実線の位置)、僅かスリーブ・ハブ20の内側リング211内径の半 円の局部的な小さい面積に接触するだけで、その摩擦の角度は傾斜を呈してブレ ーキ片31にブレーキを発生する場合に、ブレーキ片31に接触する面積が非常 に小さくなりブレーキ面の接触も均一でないので、ブレーキ効果が悪く、そのた めブレーキの時間も長くなり、安全に重大な影響をあたえる欠点がある。
【0004】
本考案の目的は上記欠点を克服することにある。
【0005】
上記目的は自転車のスリーブ・ハブのサイド・リング面にある内側リング内に 取り付ける従来の二段式のブレーキ・ドラムの構造に改良を加え、三段式のブレ ーキ・ブロックと三角ブロックをはめ合わせ、三角ブロックの回転によって三段 式のブレーキ・ブロックを駆動して該三段を平均に拡大する動作をなし、三段式 のブレーキ・ブロックを平均に拡大する力によってスリーブ・ハブの内側リング 輪辺を圧迫することにより効きのよいブレーキ力を発生するブレーキ・ドラム構 造により達成される。
【0006】
図3と図4と図5に示す如く、本考案の構造の組み立てを示す図であり、本考 案のブレーキ・ドラム構造は主に三段式ブレーキ10を本体とし、該本体をスリ ーブ・ハブ20のサイド・リング21面の中心凹部の内側リング211内にはめ 込む。そのスリーブ・ハブ20の中心にスクリュー・シャフト22を設けてあり 、それがスチール・ボール・ベアリング(図示せず)を貫通してから更にスチー ル・ボール・ベアリングをスリーブ・ハブ20の内側リング211内のシャフト ・チューブ内にはめ込む。本体の組立は円形のガスケット13中心の円形通し穴 131にスクリュー・シャフト22をスリーブ・ハブ20の内側リング211底 部までにはめ込んで、更にスクリュー・シャフト22に三段式ブレーキ10をは め込む。三段式ブレーキ10は三個の円弧状のブレーキ・ブロック11より三角 の中空筒体を組み立てるとともに、三角の中空部位に三角ブロック112をはめ 合わせる。そのサイド・リング輪面に沿ってチャンネル115を設け、同時にチ ャンネル内に円形の止め輪113をはめ止めてあり、そのブレーキ・ブロック1 1の両側面に各々ガイド・ホール111を設ける。三角ブロック112は三角状 であり、その一面に丸棒状の連動軸1121を凸出してあり、その先端は更に四 角形のコラー・ヘッド1122を凸出して設け、次に三角ブロック112の中心 には前後を貫通する通し穴114を設ける。それは通し穴114を利用してスク リュー・シャフト22内にはめ込まれ、三段式ブレーキ10はスリーブ・ハブ2 0の内側リング211内にはめ込まれる。
【0007】 それをはめ込んでから三段式ブレーキ10をスリーブ・ハブ20方向の他側に はめ込む板体12に相対させる。板体は不規則な固定板121の板状であり、そ の一側面に止め輪123と三筋のガイド・スクリュー124を結合し、止め輪1 23に形成する内側リング面に挿入穴125を設ける。固定板121の一端に数 個の円形の固定穴122を設け、その挿入穴125は三角ブロック112内から 凸出する連動軸1121とコラー・ヘッド1122とスクリュー・シャフト22 の貫通に供し、固定板121上にあるガイド・スクリュー124をブレーキ・ブ ロック11のガイド・ホール111内にはめ込む。それをはめ込んでから固定板 121上にある止め輪123のサイド・リングの位置をスリーブ・ハブのサイド ・リング21輪辺と接触する。連動軸1121は固定板121を通りぬけてから 、その先端にあるコラー・ヘッド1122はブレーキ・ラインと連結するスパナ 14の中心に設ける四角形の挿入みぞ14にはめ合わせると同時に、スクリュー ・シャフト22に固定ナット221をねじりつけて定位させる。それを定位して からねじりばね15をはめ込み、更に固定板121の大小に組み合わせてハブ・ キャップ16によって板体12にある固定板121の一側をおおうとともに、数 個の締付けねじ17によって両板体を固定する。そのハブ・キャップ16は円形 になる凸体161を凸出する板体とし、凸体161の丸面中間地点に通し穴16 2を設けてスクリュー・シャフト22の貫通に供するように、その下方にノッチ を形成する。凸体161はおおいの空間を提供し、その下方のノッチ地点はねじ りばね15の弯曲と止め合わされ、ねじりばね15の他の弯曲はスパナ14の一 端に止めつけられる。そのハブ・キャップはおおいをしてからスクリュー・シャ フト22に数個の固定ナット221をねじ込んで凸体161の外側面に固定させ て、本考案のブレーキ・ドラム構造の改良を形成する。
【0008】 図6と図7は、本考案の局部動作図であり、本考案の動作の特徴は全体の構造 を利用して自転車の車輪中心に取り付けて車体に固定してから、ブレーキ・ライ ンを利用して力を与えて引き動かすとともにスパナ14を動かして位置を移動さ せる。この場合にスパナ14はその中心にある挿入みぞ141によって板体12 内の三角ブロック112上のコラー・ヘッド1122を回転させる。それと同時 に、弾力を有するねじりばね15を圧迫し、三角ブロック112はスパナ14の 回転を受けてからその三個の凸体を円周において運動させて三角ブロック112 の近辺にあるブレーキ・ブロック11を外側に拡大させ(図6の実線位置に示す 動作の位置の如く)、ブレーキ・ブロック11の一端は固定板121のガイド・ スクリュー124によってガイド・ホール111に挿入して回転の支点を形成し 、一端は円弧の方向に拡大して三段式ブレーキ10のサイド・リングの止め輪1 13を押圧して、ブレーキ・ブロック11がスリーブ・ハブ20の内側リング2 11の近辺までに拡大すると、その近辺を圧迫して大きな摩擦力を発生して回転 中のスリーブ・ハブ20の回転を停止させる。ブレーキ・ブロック11は皆ガイ ド・スクリュー124によって摺動しない。スリーブ・ハブ20は回転を停止し てから、ブレーキ・ラインをゆるめることによって本考案の構造内においてスパ ナ14の圧縮を経て変形されているねじりばね15の弾力によりブレーキ・ブロ ック11の拡大を経て止め輪113を開き、スパナ14と三段式ブレーキ・ブロ ック11とその内部の三角ブロック112をもとの位置に押し返して全体のブレ ーキを元に戻す。
【0009】
以上のように本考案のブレーキドラム構造は下記の長所を有する: 1.本考案のブレーキ動作は三角ブロック112を用いて円周の方向へブレー キ・ブロック11を圧迫し、その三点への力によって均等にスリーブ・ハブ20 の内側リング211輪辺に圧迫を加えてブレーキの動作をなすために、本考案の 構造によってブレーキをかける場合の摩擦面積はよく用いる二段式ブレーキ片よ りも大であり、その発生する与力点もまたよく用いる構造の不均等な二点の与力 方式よりも好ましく、比較的大きなブレーキの力量と均等な与力により非常によ いブレーキ効果を発生する。
【0010】 本考案の構造はブレーキをかける場合に、三点を平均的に圧縮し、故にブレー キをかける場合にブレーキ・ブロック11は回転するスリーブ・ハブ20を内側 リング211において各部位に発生する力を均等に吸収すると同時に同じ時間に ブレーキをかけるので、最短時間でブレーキの効果が達成させ、事故の危険を低 下して、よく用いる二段式ブレーキ30に生じるブレーキの鋭敏さの不足という 欠点を大幅に改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構造を取り付ける位置を説明する斜視
図である。
図である。
【図2】従来技術のブレーキ構造の動作を説明する平面
図である。
図である。
【図3】本考案のブレーキの立体外観の斜視図である。
【図4】本考案のブレーキ分解組立図である。
【図5】本考案のブレーキ部分分解組立図である。
【図6】本考案のブレーキの構造の動作を説明する平面
図である。
図である。
【図7】本考案のブレーキの分断面図である。
10 三段式ブレーキ 11 ブレーキ・ブロック 111 ガイド・ホール 112 三角ブロック 1121 連動軸 1122 コラー・ヘッド 113 止め輪 114,131,162 通し穴 115 チャンネル 12 板体 121 固定板 122 固定穴 123 止め輪 124 ガイド・スクリュー 125 挿入穴 126,163 締付け穴 13 ガスケット 14,35 スパナ 141 挿入みぞ 15 ねじりばね 16 ハブ・キャップ 161 凸体 17 締付けねじ 20 スリーブ・ハブ 21 サイド・リング 211 内側リング 22 スクリュー・シャフト 221 固定ナット 30 二段式ブレーキ 31 ブレーキ片 32 枢軸 33 スプリング 34 丸軸
Claims (1)
- 【請求項1】 自転車の車輪の中心のスリーブ・ハブ側
の内側リング内にあるスクリュー・シャフトにおける三
個のブレーキブロック、三角ブロック、板体、スパナ、
ハブ、キャップ、固定ナット、締付けねじからなる三段
式ブレーキであって、 三角ブロックを凸体として一端に連動軸とコラー・ヘッ
ドを延在し、全体の中心に通し穴を設け、その三角ブロ
ックの外形はブレーキ・ブロックより組み立てる筒体の
中空外形と同じであり、 三個のブレーキ・ブロックより中空筒体の円弧形状を組
み合わせ、その円弧面には円弧面に沿ったチャンネルを
設け、中央部位に三角ブロックをはめ込み、外部のチャ
ンネルに止め輪を挿入し、側面上にガイド・ホールを貫
通してあり、全体を組み立ててから、三角ブロック中心
の通し穴を利用してスリーブ・ハブの内側リング内のス
クリュー・シャフト穴内にはめ込んで定位させて、両構
造間にガスケットを挿入し、 板体を固定片としてその上方に止め輪、挿入穴、締付け
穴とガイド・スクリューを設け、板体の全体はブレーキ
・ブロックをスリーブ・ハブ後部に組み立てる他側を覆
い、その板体にある挿入穴は三角ブロックの連動棒、コ
ラー・ヘッドとスクリュー・シャフトの貫通に供し、三
個のガイド・スクリューをブレーキ・ブロックのガイド
・ホール内に挿入し、 弯曲する板体であって、その一端に挿入みぞを設けて三
角ブロックのコラー・ヘッドと結合して、他端は外部の
ブレーキ・ラインと連携するスパナを設け、 ハブ・キャップは空間に凸出する板体として形成され、
その凸出する地点に開口を設け、そのハブ・キャップの
外側に数個の締付け穴を設け、中心に通し穴を設けてス
クリュー・シャフトの貫通に供し、全体がスパナの一側
を覆うように、スパナを空間の開口より貫通させて凸出
させるとともに、スパナと開口の位置においてねじりば
ねを止めさせ、 固定ナットと締付けねじをスクリュー・シャフトと各部
材の締付け穴に固定するのに供して各部材の位置を定位
し、 全体の構造はスパナを利用して外部より力を受けてか
ら、板体内部の三角ブロックを介して回転すると同時
に、その凸出する頂上によって三段式のブレーキ・ブロ
ックを開かせ、そのブレーキ片の輪面はスリーブ・ハブ
の内側リングを押圧してブレーキ動作をなす構成として
なるブレーキ・ドラム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000306U JP3027486U (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | ブレーキ・ドラムの改良構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000306U JP3027486U (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | ブレーキ・ドラムの改良構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027486U true JP3027486U (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=43162601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996000306U Expired - Lifetime JP3027486U (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | ブレーキ・ドラムの改良構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027486U (ja) |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP1996000306U patent/JP3027486U/ja not_active Expired - Lifetime
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