JP3749214B2 - トー調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナットの締付け等の作業を効率的に行え、しかも作業者の負担を軽減できるトー調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輪のトー角を調整するトー調整装置のように、ボルトと、このボルトにねじ結合させるナットとの両方を回す、あるいは一方を回らないように押え、他方を回すボルト・ナット締付け工具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開平7−18013号公報(第5−7頁、図1−図3)
【0004】
特許文献1の図1を以下の図12で説明する。なお、符号は振り直した。
図12は従来のボルト・ナット締付け工具を示す断面図であり、ボルト固定具201に、六角形状の突出部嵌合孔202を設けたアタッチメント203を軸方向に移動可能に取付け、ナット締付け具204に、六角形状のナット嵌合孔205を設けたアタッチメント206を一体的に取付け、上記のボルト固定具201にナット締付け具204を回転可能に取付けた構造を示す。
【0005】
特許文献1の図2を以下の図13で説明する。なお、符号は振り直した。
図13は従来のボルト・ナット締付け工具を示す斜視図であり、ボルト固定具201及びナット締付け具204にそれぞれ取っ手を備え、ボルト固定具201をその位置に保持し、ナット締付け具204を矢印方向に回転往復運動させることを示す。
【0006】
特許文献1の図3を以下の図14で説明する。なお、符号は振り直した。
図14A,Bは従来のボルトの側面図であり、図14Aは一端に六角形状の頭部211を形成し、他端に六角形状の突出部212を形成したボルト213を示す。
図14Bは一端に六角形状の頭部215を形成し、他端に六角形状の凹所216を形成したボルト217を示す。
図14Aにおいて、突出部212は図12に示したボルト固定具201側の突出部嵌合孔202に挿入され、ボルト213にねじ結合したナットは図12に示したナット締付け具204側のナット嵌合孔205に嵌合され、ボルト固定具201によって突出部212の回転、即ちボルト213の回転を止めた状態で、ナット締付け具204によってナットを回転させて締め込むことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のボルト・ナット締付け工具では、一方の手でボルト固定具201を保持し、他方の手でナット締付け具204を往復運動させるため、ナットの締付け箇所が多い場合には作業に多くの時間を費やすことになり、また、作業者の負担も大きくなる。外部の動力を利用してナットの締付けを行うことができれば、作業を効率的に行え、作業者の負担を軽減できる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、トー調整装置を改良することで、ナットの締付け等の作業を効率的に行えるようにし、しかも作業者の負担を軽減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、アジャストナットを回すことにより車輪のトー角を調整し、このアジャストナットをロックナットにて緩み止めを図るようにしたトー調整装置において、トー調整装置を、アジャストナットを回す第1ソケットと、ナットランナに連結可能で且つロックナットを回すために第1ソケットに回転可能に取付けた第2ソケットとで構成し、第2ソケットを、ナットランナにエクステンションバーを介して連結するものとし、第1ソケットを、外周部に手回し用の取っ手を取付けるとともに内側に第2ソケット及びエクステンションバーを配置し且つエクステンションバーに対してスライド可能にしたことを特徴とする。
【0010】
ロックナットを回す第2ソケットをナットランナに連結可能としたことで、ロックナットをナットランナの動力を利用して回すことができ、ロックナットの締付けや緩め作業を効率的に行うことができ、また、作業者の負担を軽減することができる。
【0011】
また、第1ソケットを、外周部に手回し用の取っ手を取付け、第1ソケットに取付けた取っ手を手回しすることで、アジャストナットを回して所望のトー角に調整することができる。
【0012】
更に、エクステンションバーに第1ソケットをスライド可能としたことで、アジャストナットとロックナットとの位置関係に応じて第1ソケットを移動させることができ、アジャストナットに第1ソケットを確実に係合させることができる。
【0013】
請求項2は、ナットランナに、エクステンションバーを連結するためのアタッチメントを設けたことを特徴とする。
アタッチメントによって汎用のナットランナでもエクステンションバーに確実に連結することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るトー調整装置の使用状態を示す斜視図であり、トー調整装置10を、ジャッキアップした車両11の車輪、ここでは後輪12のトー角調整機構に当て、トー調整装置10の後部にアタッチメント13を介してナットランナ14を連結した状態を示す。
【0015】
トー調整装置10は、外筒21に設けたソケットでトー角を調整するためのアジャストナットを回し、外筒21内に設けた別のソケットでアジャストナットの回り止めをするロックナットを回せるようにした装置である。
ここで、25は外筒21を手回しするための取っ手、26は後輪12を支持するために車両11の車体側から延ばしたアーム、27はマフラである。
【0016】
図2は本発明に係るトー調整装置を当てる車両のトー調整機構を示す斜視図であり、アーム26に前後にナックル支持部31,32を設け、これらのナックル支持部31,32でナックル33を支持し、このナックル33に車軸を取付け、この車軸にハブを回転可能に取付け、このハブに後輪12を取付け、後側のナックル支持部32にトー調整機構34を設けたことを示す。
ここで、37はアーム26と車体側とに取付けたショックアブソーバ、38はナックル33に一体に取付けたドラムブレーキ用のブレーキパネルである。
【0017】
図3(a),(b)は本発明に係るトー調整機構を示す説明図である。
(a)は図2の3−3線断面図であり、トー調整機構34は、アーム26に取付けたブラケット42の両側面に取付けたカム受け部43,43と、これらのブラケット42及びカム受け部43,43を貫通させたトー調整ボルト44と、このトー調整ボルト44の端部側に一体的に嵌合させたアジャストナット46と、トー調整ボルト44の先端に形成したおねじ部44aにねじ込んでアジャストナット46の回り止めとしたロックナット47とからなる。
【0018】
ナックル支持部32は、上記したブラケット42と、トー調整ボルト44と、ロックナット47とから構成する部分であり、トー調整ボルト44にナックル33を取付ける。
【0019】
また、図2において、ナックル支持部31は、アーム26に取付けたブラケット51と、このブラケット51に貫通させたボルト(不図示)と、このボルトの端部に取付けたナット部材52とからなり、ボルトにナックル33を取付けたものである。
【0020】
図3(a)に戻って、トー調整ボルト44は、カム部44bを六角形状の頭部44cに設けた部材であり、このカム部44bの周面を一方のカム受け部43に盛り上げ形成した突出部43aに当てる。
アジャストナット46は、カム部46aを一端に設けた部材であり、このカム部46aの周面を他方のカム受け部43に盛り上げ形成した突出部43bに当てる。
【0021】
(b)において、トー調整ボルト44の軸部44dの端部の外周面に平行な2つの平面部44e,44fを形成し、一方、アジャストナット46に貫通孔46bを開け、この貫通孔46bの内周面に平面部46c,46dを形成して、トー調整ボルト44の端部にアジャストナット46を一体的に嵌合可能にしたことを示す。
【0022】
図4(a)〜(e)は本発明に係るトー調整装置を示す説明図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のb−b線断面図、(c)は(a)のc−c線断面図、(d)は(a)のd−d線断面図、(e)は(a)のe−e線断面図である。
トー調整装置10は、前述の外筒21と、この外筒21の先端に一体的に取付けた第1ソケット61と、外筒21の内側にビス62,62で取付けた内筒63と、外筒21内に移動可能に挿入した第2ソケット64と、この第2ソケット64の端部に先端を嵌合させたエクステンションバー66と、外筒21の外周面に取付けた前述の取っ手25とからなる。
【0023】
第1ソケット61は、図3(a)に示したトー調整機構34のアジャストナット46を回すための部材であり、アジャストナット46を介してトー調整ボルト44をも回す。
【0024】
図4(a)において、エクステンションバー66を回転軸として外筒21を取っ手25で手回しすれば、第1ソケット61を回転させることができる。
内筒63は、エクステンションバー66に対して外筒21が回転するときのブッシュの役目をする部材である。
【0025】
第2ソケット64は、図3(a)に示したロックナット47を回す部材であり、図4(a)において、第2ソケット64にエクステンションバー66及びアタッチメント13(図1参照)を介して汎用のナットランナ14(図1参照)を連結する。
【0026】
(b)において、エクステンションバー66は、一端に矩形凹部66a及びこの矩形凹部66aから外周面に貫通するピン穴66b,66bを備え、矩形凹部66aにアタッチメント13(図1参照)の端部を嵌合させ、嵌合させた状態のエクステンションバー66とアタッチメント13の端部とにピン穴66b,66bを通じて図示せぬピンを貫通させ、エクステンションバー66とアタッチメント13の端部との連結が外れないようにする。
【0027】
(c)において、第2ソケット64は端部に矩形穴64aを形成した部材であり、エクステンションバー66は他端に矩形断面部66cを形成した部材であり、矩形穴64aに矩形断面部66cを嵌合させる。
【0028】
(d)において、第2ソケット64は先端部に六角形状の穴としたソケット本体64bを形成した部材である。
(e)において、第1ソケット61は六角形状のアジャストナット46(図3(b)参照)に嵌合する多角形穴61aを形成した部材である。
【0029】
図5(a),(b)は本発明に係るトー調整装置に付属するアタッチメントの説明図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。
(a)において、アタッチメント13は、軸受部71と、この軸受部71にブッシュ72,73を介して回転可能に嵌合させた軸部材74と、軸受部71に上下スイング可能に取付けたケース76とからなる。
【0030】
軸部材74は、エクステンションバー66(図4(a)参照)に嵌合させるために一端に形成した矩形状の嵌合部74aと、他端に設けた鍔部74b及び六角形状の頭部74cとを備え、止め輪77にて軸受部71からの抜け止めを図った部材である。
頭部74cは、ナットランナ14(図1参照)に連結する部分である。なお、78は軸部材74の頭部74c側が軸受部71から離れる方向に弾性力を発生させるスプリングである。
【0031】
ケース76は、側壁81,81(奥側の側壁81のみ示す。)と、これらの側壁81,81の端部上部に取付けた端部上部壁82と、これらの側壁81,81及び端部上部壁82の後部に取付けた後部壁83とからなる。
【0032】
(b)は、軸受部71の両側部にめねじ部71a,71aを形成し、これらのめねじ部71a,71aにそれぞれボルト85をねじ込み、このボルト85の頭部85a,85aをケース76の側壁81,81にそれぞれ開けた横穴81a,81aに嵌めることで、軸受部71にケース76をスイング可能に取付けたことを示す。
【0033】
以上に述べたアタッチメント13のナットランナ14への装着要領を次に説明する。
図6(a),(b)は本発明に係るアタッチメントの装着要領を示す作用図である。
(a)において、アタッチメント13のケース76を上方へスイングさせた状態で、軸部材74の頭部74cにナットランナ14の端部に設けた凹部(不図示)を嵌合させるとともにナットランナ14にて軸部材74をスプリング78の弾性力に抗して矢印▲1▼の向きに押し付け、次に、矢印▲2▼のように、ケース76を倒してナットランナ14に被せる。
【0034】
(b)がナットランナ14にアタッチメント13を装着した状態である。
軸部材74の頭部74cは、ナットランナ14の端部に設けた連結部14aの凹部14bに嵌合し、スプリング78が頭部74cを連結部14aに押し付けるため、頭部74cと凹部14bとの嵌合が外れる心配がない。
【0035】
ナットランナ14の連結部14aは、図示せぬ動力伝達機構を介して動力源に接続した部分であり、連結部14aの回転力を軸部材74に伝えることができる。
連結部14aの凹部14bは、一般的な工具に連結できる、例えば、対向する2面の間隔が17mmの六角形の凹形状とした部分である。
【0036】
以上に述べたトー調整装置10の作用を次に説明する。
図7は本発明に係るトー調整装置の作用を示す第1作用図であり、車両側のトー調整機構34にトー調整装置10を当てた状態を示す。
即ち、アジャストナット46に第1ソケット61に嵌合させ、ロックナット47に第2ソケット64を嵌合させる。
トー調整装置10のエクステンションバー66には、ナットランナを装着したアタッチメント13の軸部材74を連結する。
【0037】
図8は本発明に係るトー調整装置の作用を示す第2作用図であり、まず、ナットランナを作動させてアタッチメントの軸部材74を矢印の向きに回し、エクステンションバー66を介して第2ソケット64を回す。これにより、第2ソケット64でロックナット47を緩める。
【0038】
図9は本発明に係るトー調整装置の作用を示す第3作用図であり、次に、手で外筒21を回して第1ソケット61を回す。これにより、第2ソケット61でアジャストナット46を所定の角度だけ回す。このとき、トー調整ボルト44も共に回る。
【0039】
図10(a),(b)は本発明に係るトー調整装置の作用を示す第4作用図であり、(a)において、アジャストナット46(及びトー調整ボルト)が回れば、アジャストナット46側のカム部46a(及びトー調整ボルト側のカム部)がカム受け部43の突出部43b(及び突出部43a)と滑りながら回る。カム部46aはアジャストナット46の回転中心に対して偏心しているために、例えば、カム部46aの外周部の点88が点89まで移動すると、回転の中心点90から点88までの距離L1と、中心点90から点89までの距離L2(L2>L1)とが異なるために、アジャストナット46(及びトー調整ボルト)が図の左方に移動する。(91はアジャストナット46が移動した後のアジャストナット46の回転の中心点である。)
アジャストナット46(及びトー調整ボルト)が移動すれば、ナックル33が図の左方に距離L3だけ移動する。即ち、L3=L2−L1である。
【0040】
(b)において、車両前方を矢印(front)の向きとし、左右の後輪を、説明の都合上、後輪12L,12Rとすると、左側のトー調整機構34を図7〜図10(a)に示したように調整すれば、後輪12Lの後部がナックル支持部31を中心にして矢印の向きの傾き、後輪12Lのトー角θが調整できる。同様にトー調整装置を使用して、右側のトー調整機構34により後輪12Rのトー角θも調整する。
【0041】
後輪12Lの幅中心線を93、この幅中心線93と後輪12Lの前端及び後端との交点を94,95とし、後輪12Rの幅中心線を97、この幅中心線97と後輪12Rの前端及び後端との交点を98,99とし、交点94と交点98との車幅方向の距離をL4、交点95と交点99との車幅方向の距離をL5とすると、(L5−L4)がトーインであり、上記トー角θを調整することで、トーインを所定範囲内に調整することができる。
【0042】
以上の図7及び図10(b)で説明したように、本発明は第1に、アジャストナット46を回すことにより車輪、例えば後輪12(図2参照)のトー角θを調整し、ロックナット47を締め込んでアジャストナット46の緩み止めを図るようにしたトー調整装置10において、トー調整装置10を、アジャストナット46を回す第1ソケット61と、ナットランナ14(図6(b)参照)に連結可能で且つロックナット47を回すために第1ソケット61に回転可能に取付けた第2ソケット64とで構成したことを特徴とする。
【0043】
ロックナット47を回す第2ソケット64をナットランナ14に連結可能としたことで、ロックナット47をナットランナ14の動力を利用して回すことができ、ロックナット47の締付けや緩め作業を効率的に行うことができ、また、作業者の負担を軽減することができる。
【0044】
本発明は第2に、第2ソケット64を、ナットランナ14にエクステンションバー66を介して連結するものとし、第1ソケット61を、外周部に手回し用の取っ手25(図4(a)参照)を取付けるとともに内側に第2ソケット64及びエクステンションバー66を配置し、且つエクステンションバー66に対してスライド可能にしたことを特徴とする。
【0045】
第1ソケット61に取付けた取っ手25を手回しすることで、アジャストナット46を回して所望のトー角θに調整することができる。
また、エクステンションバー66に第1ソケット61をスライド可能としたことで、車種によって異なるアジャストナット46とロックナット47との位置関係に応じて第2ソケット64に対して第1ソケット61を移動させることができ、アジャストナット46に第1ソケット61を確実に係合させることができる。
【0046】
本発明は第3に、図4(a)、図6(a),(b)に示したように、ナットランナ14に、エクステンションバー66を連結するためのアタッチメント13を設けたことを特徴とする。
アタッチメント13によって汎用のナットランナ14でもエクステンションバー66に確実に連結することができる。
【0047】
図11は本発明に係るトー調整装置に連結したインパクトレンチを示す説明図であり、トー調整装置10にインパクトレンチ102を連結し、このインパクトレンチ102で第2ソケット64を駆動する例を示す。
【0048】
インパクトレンチ102は、エア吸気口103から圧縮空気を供給し、エクステンションバー66及び第2ソケット64を介してロックナット47(図3(a)参照)を衝撃的に緩めるあるいは締付けるものであり、このようなインパクトレンチ102でトー調整装置10を駆動することで、小型であるために狭いスペースでのトー調整時の作業性をより一層高めることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1のトー調整装置は、トー調整装置を、アジャストナットを回す第1ソケットと、ナットランナに連結可能で且つロックナットを回すために第1ソケットに回転可能に取付けた第2ソケットとで構成したので、ロックナットを回す第2ソケットをナットランナに連結可能としたことで、ロックナットをナットランナの動力を利用して回すことができ、ロックナットの締付けや緩めの作業を効率的に行うことができ、また、作業者の負担を軽減することができる。
【0050】
また、第2ソケットを、ナットランナにエクステンションバーを介して連結するものとし、第1ソケットを、外周部に手回し用の取っ手を取付けるとともに内側に第2ソケット及びエクステンションバーを配置し、且つエクステンションバーに対してスライド可能にしたので、第1ソケットに取付けた取っ手を手回しすることで、アジャストナットを回して所望のトー角に調整することができる。
【0051】
更に、エクステンションバーに第1ソケットをスライド可能としたことで、車種によって異なるアジャストナットとロックナットとの位置関係に応じて第2ソケットに対して第1ソケットを移動させることができ、アジャストナットに第1ソケットを確実に係合させることができる。
【0052】
請求項2のトー調整装置は、ナットランナに、エクステンションバーを連結するためのアタッチメントを設けたので、アタッチメントによって汎用のナットランナでもエクステンションバーに確実に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトー調整装置の使用状態を示す斜視図
【図2】本発明に係るトー調整装置を装着する車両のトー調整部を示す斜視図
【図3】本発明に係るトー調整機構を示す説明図
【図4】本発明に係るトー調整装置を示す説明図
【図5】本発明に係るトー調整装置に付属するアタッチメントの説明図
【図6】本発明に係るアタッチメントの装着要領を示す作用図
【図7】本発明に係るトー調整装置の作用を示す第1作用図
【図8】本発明に係るトー調整装置の作用を示す第2作用図
【図9】本発明に係るトー調整装置の作用を示す第3作用図
【図10】本発明に係るトー調整装置の作用を示す第4作用図
【図11】本発明に係るトー調整装置に連結したインパクトレンチを示す説明図
【図12】従来のボルト・ナット締付け工具を示す断面図
【図13】従来のボルト・ナット締付け工具を示す斜視図
【図14】従来のボルトの側面図
【符号の説明】
10…トー調整装置、12,12L,12R…車輪(後輪)、13…アタッチメント、14…ナットランナ、25…取っ手、46…アジャストナット、47…ロックナット、61…第1ソケット、64…第2ソケット、66…エクステンションバー、θ…トー角。
Claims (2)
- アジャストナットを回すことにより車輪のトー角を調整し、このアジャストナットをロックナットにて緩み止めを図るようにしたトー調整装置において、
トー調整装置は、前記アジャストナットを回す第1ソケットと、ナットランナに連結可能で且つ前記ロックナットを回すために前記第1ソケットに回転可能に取付けた第2ソケットとからなり、
前記第2ソケットは、前記ナットランナにエクステンションバーを介して連結し、前記第1ソケットは、外周部に手回し用の取っ手を取付けるとともに内側に第2ソケット及びエクステンションバーを配置し且つエクステンションバーに対してスライド可能としたことを特徴とするトー調整装置。 - 前記ナットランナに、前記エクステンションバーを連結するためのアタッチメントを設けたことを特徴とする請求項1記載のトー調整装置。
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