JP3014647U - 建築用駆動装置 - Google Patents

建築用駆動装置

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JP3014647U
JP3014647U JP1995000509U JP50995U JP3014647U JP 3014647 U JP3014647 U JP 3014647U JP 1995000509 U JP1995000509 U JP 1995000509U JP 50995 U JP50995 U JP 50995U JP 3014647 U JP3014647 U JP 3014647U
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driven body
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文元 李
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つの被駆動体の間に連結されて、これらを
近接又は離反させる、建築施工現場での使用に適した建
築用駆動装置を提供する。 【構成】 つば(12)を設けたボルト(1)の頭部か
ら先端部に向けて、大径な第1のボルト胴部及び小径な
第2のボルト胴部を設け、第1のボルト胴部を駆動部
(11)として第1の被駆動体(A)に螺合貫挿すると
共に、第2のボルト胴部を第2の被駆動体(B)に第1
のボルト胴部が当接するまで貫通遊挿し、第2の被駆動
体(B)に対して軸向き進退は不能であるが回転自在と
なるように第2の被駆動体(B)の第1の被駆動体
(A)と反対側に突出した第2のボルト胴部先端にナッ
ト(3)をねじ止めし、ボルト(1)を回転させること
により上記第1及び2の被駆動体(A,B)を接近又は
離反させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建築用駆動装置に関し、詳しくは、二つの物体の間を連結して、これ らの物体を互いに接近又は離反させることができる建築用駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、最も良く見受けられる重い物体用の駆動装置は、油圧シリンダや気圧 シリンダを応用したものである。この種の駆動装置は、複雑な油圧装置や気圧装 置などの設備を要することから使用に適さない場合もある。例えば、建築施工現 場などは灰塵が多く、建材が大量に使用されていると場所を取るため、油圧装置 や気圧装置を使用するのに適しているとはいえない。 一方、例えば、ボルト・ナットなどは、構造が簡単で操作が容易なこと及び場 所を取らないことから、生活及び産業上における物の取付けや結合などに、非常 に頻繁に使用されている。従って、この種の螺締部材を利用した駆動装置があれ ば建築現場において実用性に優れた駆動装置となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来の油圧や気圧を利用した駆動装置における問題点に鑑み、 二つの被駆動体の間に連結されてこれらの被駆動体を接近又は離反させることが できる、建築施工現場に適用した建築用駆動装置を提供することを目的としてな されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って、本考案は、つばを設けたボルトの頭部から先端部に向けて、大径な第 1のボルト胴部及び小径な第2のボルト胴部を設け、上記第1のボルト胴部を駆 動部として第1の被駆動体に螺合貫挿すると共に、上記第2のボルト胴部を第2 の被駆動体に上記第1のボルト胴部が当接するまで貫通遊挿し、上記第2のボル ト胴部が上記第1のボルト胴部の先端と協働して第2の被駆動体に対して軸向き 進退は不能であるが回転自在となるように上記第2の被駆動体の上記第1の被駆 動体と反対側に突出した上記第2のボルト胴部先端にナットをねじ止めし、上記 ボルトを回転させることにより上記第1及び2の被駆動体を接近又は離反させる ようにしてなる建築用駆動装置を提供するものである。
【0005】 具体的には、上記ボルトの第2のボルト胴部の第1のボルト胴部と連接する側 の一部にねじを設けないシャンク部を形成すると共に、該第2のボルト胴部の先 端にねじを設けてナットを螺合する締止部を形成し、該締止部と該シャンク部と の間に断面多角形の回転係止部を設け、軸心沿い内部に上記ボルトの締止部の外 径より孔径がやや大きい軸孔を形成すると共に、該軸孔の上記回転係止部側の端 部に上記回転係止部を嵌合する係止孔を形成した間接部材を設け、該間接部材を 上記ボルトの回転係止部に外嵌し、上記ナットに当接させる構成とすることが好 ましい。
【0006】 上記ボルトの回転係止部と駆動部との間に円弧状に先細りとなるねじれ回転部 を設けることが好ましい。
【0007】 上記ボルトのつばの外側端部に、断面多角形状のボルトヘッドを設けることが 好ましい。
【0008】
【作用】
上記のように構成からなる本考案の建築用駆動装置により、駆動作業を行なう 場合には、まず、接近又は離反させる二つの被駆動体にそれぞれ固定座を設け、 一方の第1の被駆動体の第1の固定座にねじ孔を設けると共に、他方の第2の駆 動体の第2の固定座に通孔を穿設して、ボルトの駆動部を第1の固定座のねじ孔 に螺締すると共に、ボルトの締止部を第2の固定座の通孔に貫挿して、ねじれ回 転部を通孔内に配置させる。また、回転係止部に間接部材を外嵌して、回転係止 部より更に伸出した締止部にナットを強固に締付ける。この状態で、ボルトを回 転させて第1の固定座に締付けると、ボルトの先端が第2の固定座と螺締してお らず、また、駆動部の他端がちょうど第2の固定座に当接しているため、回転中 にナットと間接部材が互いに当接している状態のもとで、第1の固定座が第1の 被駆動体を連動して第2の固定座向きに移動することになり、即ち、両被駆動体 を相対的に接近させて互いに接触させることができる。逆に、ボルトを反転させ ると、上記二つの被駆動体は第1の固定座Aがボルトのつばに当接するまで互い に離反する。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案の実施例に係る建築用駆動装置の分解斜視図であり、図示のよ うに、この建築用駆動装置は、ボルト1、間接部材2及びナット3を備えている 。 上記ボルト1は、ねじ山が周設された第1のボルト胴部を形成する駆動部11 、該駆動部11の一端に設けられた駆動部11より大径のつば12及び該つば1 2よりさらに軸向き外側に伸出する断面多角形のボルトヘッド13を備えている 。また、該ボルト1の他端には、上記駆動部11と同様にねじ山が周設された締 止部14が形成されている。締止部14と上記駆動部11との間には、断面多角 形の回転係止部15を設けている。回転係止部15と駆動部11との間のシャン ク部16には、胴部が円弧状にテーパする捻れ回転部17を設けている。これら 締止部14、回転係止部15、シャンク部16及びねじれ回転部17が第2のボ ルト胴部を構成している。
【0010】 上記間接部材2は、全体として短円筒状であって、その軸心沿い内部に上記ボ ルト1の締止部14の外径より孔径が大きい軸孔21を設けている。該軸孔21 の上記回転係止部15と対応する一端には、後述する回転係止部15を嵌合する 係止孔22を形成している。 上記ナット3は一般に使用されているナットであり、外周面を多辺形状として 、軸心沿いにねじ孔31を設けている。
【0011】 上記の構成の本実施例の建築用駆動装置により駆動作業を行なう場合には、図 2に示すように、駆動されて互いに接近又は離反される第1及び第2の被駆動体 A,Bに、それぞれ固定座A1,B1を固設する。第1の被駆動体Aに固設した第 1の固定座A1には、ねじ孔A2を設けている。一方、第2の駆動体Bに固設し た第2の固定座B1には、通孔B2を穿設している。
【0012】 まず、上記ボルト1の駆動部11を上記第1の固定座A1のねじ孔A2に螺締 すると共に、上記ボルト1の締止部14を第2の固定座B1の通孔B2に貫挿し 、上記捻れ回転部17を通孔B2内に配置する。また、上記ボルト1の回転係止 部15に間接部材2を挿通させ、間接部材2の係止孔22に回転係止部15を外 嵌すると共に、軸孔21からボルト1の締止部14を伸出させる。さらに、該回 転係止部15より伸出した締止部14にナット3を締付ける。
【0013】 第1及び第2の被駆動体A,Bを互いに接近させる場合には、上記ボルト1の 一端側のボルトヘッド13を回転させ、ボルト1を第1の固定座A1に締付ける と、ボルト1の他端側の締付部14が第2の固定座B1と螺締しておらず、かつ ボルト1の駆動部11の他端側がちょうど第2の固定座B1に当接しているため 、回転中にナット3と間接部材2が互いに当接している状態のもとで、第1の固 定座A1が被駆動体Aと共に第2の固定座B1に向けて移動し、二つの被駆動体 A,Bを互いに接近させて両者を接触させることができる。一方、上記ボルト1 を反転させると、第1の固定座A1が被駆動体Aと共に第2の固定座B1から離 反する方向に移動し、上記二つの被駆動体A,Bを互いに第1の固定座A1がボ ルト1のつば12に当接するまで離反させることができる。
【0014】 一般にボルトの一端にナットを螺合している場合、ボルトが回転するとナット も連動してねじ回転して移動するが、本実施例の建築用駆動装置では間接部材2 を設けているため、ナット3が締付けるのは間接部材2であって第2の固定座B 1ではない。ボルト1が回転した時は、ボルト1の回転係止部15に嵌合した間 接部材2がボルト1と同期して回転する状態、即ち、ナット3が当接している部 材が回転する状態となる。よって、ボルト1が一回転するとナット3もちょうど 一回転することになり、ナット3とボルト1との間は回転中に相対的な角度変位 がなく、これにより回転中にナット3が第2の固定座B1を締付ける現象の発生 を防止することができる。
【0015】 また、第1及び第2の被駆動体A,Bが駆動されている過程では、一般に、こ れら第1及び第2の被駆動体A,Bが絶対的に同一軸線上で平行移動するように 保持するのは困難である。従って、上記第1及び第2の被駆動体A,Bが移動し たことによる偏位によりボルト1の回転が困難になる可能性がある。しかし、本 実施例では、上記ボルト1に適当な長さの胴部を円弧状にテーパさせた捻れ回転 部17を設けており、該捻れ回転部17は上記操作中に第2の固定座B1の通孔 B2内に配置されているため、上記二つの被駆動体A,Bが移動して変位を生じ た時、該ボルト1の捻れ回転部17は球状継手と同様の機能を果たすため、ボル ト1と固定座B1の通孔B2との間に必要な余裕(あそび)がある。よって、ボ ルト1が螺締回転している際に、第1及び第2の被駆動体A,Bの移動時の変位 によりボルト1の回転が困難になることがない。
【0016】 さらに、もし、二つの被駆動体A,Bの体積や幅が比較的大きい場合は、図3 に示すように、必要に応じて本実施例の建築用駆動装置を二組設けてもよい。こ の場合、ボルト1を螺締回転して二つの被駆動体A,Bを接近又は離反させる時 は、二組のそれぞれボルト1を同時に螺締回転させる必要がある。二つの被駆動 体A,Bを押し離す際には、一組のナット3を外して、単に残った他方のボルト 1を螺締回転させても良い。
【0017】 本実施例におけるナット3、間接部材2及びボルト1の回転係止部15は、主 としてボルト1の回転時においてナット3がボルト1の回転と連動してねじ回転 するのを制止する機能を果たしている。 この機能は、上記間接部材2及びボルト1の回転係止部15をなくし、もう一 つのナットを使用することで代替することができる。上記ナット3と同様に両ナ ットの互いに対応する反対向きの螺締操作から、該ボルト1の回転時にナット3 が連動されてねじ回転するのを制止することができる。
【0018】 また、ボルト1の捻れ回転体17をなくす一方、ボルト1のシャンク部16を 残し、かつ該シャンク部16と第2の固定座B1との間に適当な間隙を保たせれ ば、上記実施例と同様に、二つの被駆動体A,Bが移動偏位することにより、ボ ルト1の螺締回転が困難になるのを制止することができる。
【0019】 さらに、上記ボルト1のつば12の断面形状を直接多角形に形成してもよい。 この場合、つば12が上記実施例におけるボルトヘッド13の機能を備え、ボル ト1の螺締回転させるために使用することができ、ボルトヘッド13を省略する ことができる。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る建築用駆動装置では、ボルトを 回転させるだけで、二つの駆動物体を接近又は離反させることができる。 また、本考案に係る建築用駆動装置では、ボルトの回転係止部に嵌合した間接 部材がナットに当接しているため、ボルトの回転中にナットとボルトとの間に相 対的な角度変位がなく、ボルトの回転中にナットが固定座を締付ける現象の発生 を防止することができる。 さらに、本考案に係る建築用駆動装置では、ボルトに円弧状にテーパさせたね じれ回転部を設けており、該ねじれ回転部を第2の固定座の通孔内に配置してい るため、ボルトが螺締回転している際に該両被駆動体が自体の軸心線からの移動 偏位により回転が困難になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る建築用駆動装置を示す
分解斜視図である。
【図2】 実施例に係る建築用駆動装置の使用状態を示
す断面図である。
【図3】 実施例に係る建築用駆動装置の使用状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 ボルト 11 駆動部 12 つば 13 ボルトヘッド 14 締止部 15 回転係止部 16 シャンク部 17 ねじれ回転部 2 間接部材 21 軸孔 22 係止孔 3 ナット A 第1の被駆動体 B 第2の被駆動体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つば(12)を設けたボルト(1)の頭
    部から先端部に向けて、大径な第1のボルト胴部及び小
    径な第2のボルト胴部を設け、上記第1のボルト胴部を
    駆動部(11)として第1の被駆動体(A)に螺合貫挿
    すると共に、上記第2のボルト胴部を第2の被駆動体
    (B)に上記第1のボルト胴部が当接するまで貫通遊挿
    し、上記第2のボルト胴部が上記第1のボルト胴部の先
    端と協働して第2の被駆動体(B)に対して軸向き進退
    は不能であるが回転自在となるように上記第2の被駆動
    体(B)の上記第1の被駆動体(A)と反対側に突出し
    た上記第2のボルト胴部先端にナット(3)をねじ止め
    し、上記ボルト(1)を回転させることにより上記第1
    及び2の被駆動体(A,B)を接近又は離反させるよう
    にしてなる建築用駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記ボルト(1)の第2のボルト胴部の
    第1のボルト胴部と連接する側の一部にねじを設けない
    シャンク部(16)を形成すると共に、該第2のボルト
    胴部の先端にねじを設けてナット(3)を螺合する締止
    部(14)に形成し、該締止部(14)と該シャンク部
    (16)との間に断面多角形の回転係止部(15)を設
    け、軸心沿い内部に上記ボルト(1)の締止部(14)
    の外径より孔径がやや大きい軸孔(21)を形成すると
    共に、該軸孔(21)の上記回転係止部(15)側の端
    部に上記回転係止部(15)を嵌合する係止孔(22)
    を形成した間接部材(2)を設け、該間接部材(2)を
    上記ボルト(1)の回転係止部(15)に外嵌し、上記
    ナット(3)に当接させてなる請求項1記載の建築用駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 上記ボルト(1)の回転係止部(15)
    と駆動部(11)との間に円弧状に先細りとなるねじれ
    回転部(17)を設けた請求項1記載の建築用駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 上記ボルト(1)のつば(12)の外側
    端部に、断面多角形状のボルトヘッド(13)を設けた
    請求項1記載の建築用駆動装置。
JP1995000509U 1995-02-10 1995-02-10 建築用駆動装置 Expired - Lifetime JP3014647U (ja)

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