JP3027474U - 基板ピン - Google Patents

基板ピン

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JP3027474U
JP3027474U JP1996001125U JP112596U JP3027474U JP 3027474 U JP3027474 U JP 3027474U JP 1996001125 U JP1996001125 U JP 1996001125U JP 112596 U JP112596 U JP 112596U JP 3027474 U JP3027474 U JP 3027474U
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JP
Japan
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pin
winding shaft
board
protrusion
board pin
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JP1996001125U
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顕 桑村
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Fukui Byora Co Ltd
Original Assignee
Fukui Byora Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上で、リード線をハンダ付けする工
程において、リード線に引っ張り力が加わっても基板ピ
ンからリード線が抜けることのない基板ピンを提供する
ことにある。 【解決手段】 終端部に中空状のカシメ部2を有し、基
部の鍔部3から先端部が巻き付け軸4とされ、その巻き
付け軸4の中途部にツブシ成形により加工されたことを
特徴とする突起部5が設けられてなる基板ピン1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、プリント基板にコネクタとして用いられる基板ピンに係り、詳し くは、巻き付けるリード線の抜け防止の効果を有する基板ピンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、基板ピンとは、プリント基板に固定しコネクタとしてリード線を巻き 付けて接続する部材をいう。このような基板ピンAとしては、図10に示すもの が、従来存在する。 この従来の基板ピンAは、図10に示すように、終端部に中空状のカシメ部B を有し、基部の鍔部Cから先端部が巻き付け軸Dとされ、巻き付け軸Dは直線状 に構成されている。
【0003】 しかしながら、図11に示すように、上記の従来の基板ピンAには、基板E上 でリード線Fを巻き付けて、ハンダ付けする工程において、リード線Fに引っ張 り力が加わると、基板ピンAからリード線Fが抜けることがあるという問題点が あり、業界において、リード線を巻き付ける工程においてリード線の抜けに対す る対応策が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記課題を解決するためになされたものであって、終端部に中空 状のカシメ部を有し、基部の鍔部から先端部に巻き付け軸とされてなる基板ピン において、巻き付け軸の中途部に突起部が設けられてなる基板ピンに係る。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、この考案に係る基板ピンの実施の形態について図1から図9に示す。 この考案に係る基板ピン1は、材質は導電性でカシメ可能な金属であれば、全 てよい。
【0006】 請求項1記載の基板ピン1の構造は、図1に示すように、終端部に中空状のカ シメ部2を有し、基部の鍔部3から先端部が巻き付け軸4とされ、その巻き付け 軸4の中途部にツブシ成形により加工されたことを特徴とする突起部5が設けら れてなるものである。
【0007】 請求項2記載の基板ピン1の構造は、図2に示すように、終端部に中空状のカ シメ部2を有し、基部の鍔部3から先端部が巻き付け軸4とされ、その巻き付け 軸4の中途部にツバ成形により加工されたことを特徴とする突起部6が設けられ てなるものである。
【0008】 請求項3記載の基板ピン1の構造は、図3に示すように、終端部に中空状のカ シメ部2を有し、基部の鍔部3から先端部が巻き付け軸4とされ、その巻き付け 軸4の中途部にツバ成形により加工された突起部7が設けられ、そのツバ成形に より加工された突起部7と上記鍔部3の間にセレーション8を有することを特徴 とする基板ピン1である。
【0009】 請求項4記載の基板ピン1の構造は、図4に示すように、終端部に中空状のカ シメ部2を有し、基部の鍔部3から先端部が巻き付け軸4とされ、その巻き付け 軸4の中途部にコブ形状であることを特徴とする突起部9が設けられてなるもの である。
【0010】 この考案の基板ピンの製造方法について実施例をあげて説明する。 第一に、巻き付け軸4にツバ成形により加工された突起部6を有する基板ピン 1の製造方法について実施例をあげて説明する。(図2参照)
【0011】 図5(a)に示すように、材料である金属棒10をカッターダイス11に、所 定の長さに合わせて設定し、二つの割型ダイス12で挟み込み切断する。
【0012】 次に、カッターダイス11の位置から、切断された金属棒10を割型ダイス1 2に挟み込まれた状態で、金属棒10をダイスA15のある位置まで移動させる 。
【0013】 図5(b)に示すように、パンチ13とパンチピン14を連設させ、ダイスA 15、ダイスB16、穴開ピン17、ダイスC22を金属棒10に連設させる。
【0014】 次に、穴開ピン17を押し込み、金属棒の一端に穴を開け、カシメ部2の中空 を加工する。
【0015】 同時に、パンチ13をダイスA15側に押し込んで、基部の鍔部3及びツバ成 形による突起部6を同時に形成する。
【0016】 この工程において、基部の鍔部3は、ダイスA15の端部の切欠溝18と割型 ダイス12の側面において加工し、ツバ成形により加工された突起部6は、パン チ13の端部の切欠溝19と割型ダイス12の側面において加工する。
【0017】 金属棒10は図5(c)に示すように加工され、この加工の後に、パンチ13 が後退し、割型ダイス12をツバ径だけ双方開き、穴開ピン17で金属棒10を ノックアウトする。
【0018】 尚、割型ダイス12、ダイスA15、ダイスB16は金型の機能上及び加工上 、二つの部分から構成されている。
【0019】 第二に、巻き付け軸4に突起部9を有する基板ピン1の製造方法について実施 例をあげて説明する。(図4参照)
【0020】 図6(a)に示すように、材料である金属棒10にパンチA21、ダイスA1 5,ダイスB16、穴開ピン17、ダイスC22を連設する。
【0021】 端部に切欠溝23を有するパンチA21をダイスA15側に押しつけて、基部 の鍔部3を加工する。
【0022】 同時に、穴開ピン17を押し込み、カシメ部2の中空を加工する。
【0023】 次に、パンチA21が移動され、図6(b)に示すように、パンチB24が金 属棒10と同一線状に配置される。図6(d)にコレットパンチ25のA−A断 面図を示した。
【0024】 パンチB24は、ツブシ成形により加工された突起部5を加工するためのコレ ットパンチ25を有し、このコレットパンチ25は、テーパー部26を有する。
【0025】 次に、パンチB24をダイスA15側に押し出す。この押し出し工程において 、コレットパンチ25が金属棒10を挟み込み、コレットパンチ25のテーパー 部26を内側に押さえるようにして、金属棒10に突起部9を加工する。金属棒 10は図6(c)に示すように加工される。
【0026】 また、従来の巻き付け軸が直線状の基板ピンを鍛造によって成形し、巻き付け 軸4の中途に突起部5、6、7、9を、後工程で設けてもよい。
【0027】 図7に、この考案に係る、ツブシ成形により加工された突起部5を有する基板 ピン1をプリント基板27に設置し、リード線28を巻き付けた状態を示す。
【0028】 図8に、この考案に係る、ツバ成形により加工された突起部6を有する基板ピ ン1をプリント基板27に設置し、リード線28を巻き付けた状態を示す。
【0029】 図9に、この考案に係る、ツバ成形により加工された突起部7及びセレーショ ン8を有する基板ピン1をプリント基板27に設置し、リード線28を巻き付け た状態を示す。
【0030】 リード線28を基板ピン1に巻き付けて仮固定した後、ハンダ付け等で固定す ればよく、ハンダ付け工程までに、図7〜図9から明らかなように、リード線2 8に引っ張り力が加わっても、基板ピン1からリード線28が外れることはない 。
【0031】
【考案の効果】
実施例に示した図から明らかなようにに、この考案の基板ピンは巻き付け軸に 突起部を有することにより、リード線を巻き付ける工程において、リード線の仮 固定が確実に行え、ハンダ付け工程前のリード線の抜けを防止する効果を奏する 。
【0032】 また、この考案においては、突起部の加工を基板ピンの鍔部の加工と同じ加工 機で行うので、加工工程数を削減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る基板ピンの正面図である。
【図2】この考案に係る基板ピンの正面図である。
【図3】この考案に係る基板ピンの正面図である。
【図4】この考案に係る基板ピンの正面図である。
【図5(a)】この考案に係る基板ピンの一製造工程の
第一工程を示す断面図及び側面図である。
【図5(b)】この考案に係る基板ピンの一製造工程の
第二工程を示す断面図である。
【図5(c)】この考案に係る基板ピンの一製造工程の
第三工程を示す断面図である。
【図6(a)】この考案に係る基板ピンの一製造工程の
第一工程を示す断面図である。
【図6(b)】この考案に係る基板ピンの一製造工程の
第二工程を示す断面図である。
【図6(c)】この考案に係る基板ピンの一製造工程の
第三工程を示す断面図である。
【図6(d)】図6(b)のA−A断面図である。
【図7】この考案に係る基板ピンにリード線を巻き付け
た状態を示す正面図である。
【図8】この考案に係る基板ピンにリード線を巻き付け
た状態を示す正面図である。
【図9】この考案に係る基板ピンにリード線を巻き付け
た状態を示す正面図である。
【図10】従来の基板ピンの断面図である。
【図11】従来の基板ピンにリード線を巻き付けた状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 基板ピン 2 カシメ部 3 鍔部 4 巻き付け軸 5 ツブシ成形により加工された突起部 6 ツバ成形により加工された突起部 7 ツバ成形により加工された突起部 8 セレーション 9 コブ形状の突起部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終端部に中空状のカシメ部を有し、基部
    の鍔部から先端部が巻き付け軸とされてなる基板ピンに
    おいて、巻き付け軸の中途部に突起部が設けられ、この
    突起部がツブシ成形により加工されたことを特徴とする
    基板ピン。
  2. 【請求項2】 終端部に中空状のカシメ部を有し、基部
    の鍔部から先端部が巻き付け軸とされてなる基板ピンに
    おいて、巻き付け軸の中途部に突起部が設けられ、この
    突起部がツバ成形により加工されたことを特徴とする基
    板ピン。
  3. 【請求項3】 終端部に中空状のカシメ部を有し、基部
    の鍔部から先端部が巻き付け軸とされてなる基板ピンに
    おいて、巻き付け軸の中途部にツバ成形により加工され
    た突起部が設けられ、この突起部と鍔部の間にセレーシ
    ョンを有することを特徴とする基板ピン。
  4. 【請求項4】 終端部に中空状のカシメ部を有し、基部
    の鍔部から先端部が巻き付け軸とされてなる基板ピンに
    おいて、巻き付け軸の中途部に突起部が設けられ、この
    突起部がコブ形状であることを特徴とする基板ピン。
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