JP3027371U - 合成樹脂製組立式収納ケース - Google Patents

合成樹脂製組立式収納ケース

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JP3027371U
JP3027371U JP1996000241U JP24196U JP3027371U JP 3027371 U JP3027371 U JP 3027371U JP 1996000241 U JP1996000241 U JP 1996000241U JP 24196 U JP24196 U JP 24196U JP 3027371 U JP3027371 U JP 3027371U
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敏昭 鈴木
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株式会社アーテックスズキ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天地を逆にしてもハンガーにより衣類を吊す
ことができる収納ケースを提供する。 【解決手段】 収納ケース1は、後面部2と、側面部
3,3と、前面扉6とを備える。収納ケース1の上面部
と下面部とを同一の蓋部材4,4から構成する。この蓋
部材4は平面部7の四方に側壁部8,8,8F,8Bを
一体に有する。対向する側面部8,8の内面に、ハンガ
ー棒10の端部を着脱可能なハンガー係止部9を設ける。
蓋部材4は予め側壁部8,8,8F,8Bが一体に設け
られているため、組立後、左右の側壁部8,8間の間隔
が狂うことなく、ハンガー棒10をハンガー係止部9,9
間にスムーズに取り付けることができる。収納ケース1
の天地を逆にしても、上側の蓋部材4にハンガー棒10を
取り付けて使用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、前面に開閉扉を備えた合成樹脂製組立式収納ケースに係わり、特に ハンガー掛けを着脱自在に設けた合成樹脂製組立式収納ケースに関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、この種の合成樹脂製収納ケースとしては、実用新案登録第300019 3号公報の第1欄に記載されているように、上方を開口部としたケース本体の両 側部間にハンガー体を掛け渡すと共に、ケース本体の開口部を開閉自在としたフ ードを回動自在に取り付けた衣服収納ケースが知られており、この衣服収納ケー スでは、ハンガー体によりハンガーを介して衣服を吊することができる。また、 この種の収納ケースにおいて、移動を容易にするために車輪を設けたり、収納ス ペースを有効利用するために重ね合わせ可能に形成したものが知られており、例 えが実開平4−100434号公報の第1欄には、ケース本体と蓋体から成り、 ケース本体の下部に車輪たるキャスターを複数個取り付けるとともに、蓋体の上 面に前記キャスターが嵌まり込む窪みを複数個形成した収納ケースが知られてい る。さらに、ハンガーを掛けることはできないが、特開平6−3196020号 公報には、後面パネルと、後面パネルの両側端部に組み付けるための手段をそれ ぞれが有する第1及び第2の向かい合う側面パネルと、後面パネルの上端及び底 端部に組み付けるための手段をそれぞれに有する上面および底面パネルと、組立 体の正面側に枢着された少なくとも一つのドアとからなるキャビネット組立体が 提案され、この組立体では、正面側のドアを開閉して収納物の出し入れを行うこ とができる。
【0003】 ところで、上記衣服収納ケースでは、ケース本体の上方の開口部から出し入れ するものであるから、吊した衣服全体を見ることができないとともに、上下方向 に衣服を出し入れするものであるから、収納作業が煩雑になる面がある。また、 上記収納ケースは、キャスターが蓋体の窪みに嵌まり込むため、上下に重ねて収 納するには便利であるが、収納物を出し入れする際に、上部の蓋体を開かなけれ ばならないため、押し入れなどに重ねて収納するには不便であり、仮に、ハンガ ー棒を取り付けても、上記衣服収納ケースと同様に収納作業が煩雑である。さら に、上記キャビネット組立体は、前面を開放することができるが、そのままでは 衣類を吊り下げて収納することができず、また、その後面パネルは外側に突き出 た垂直な側端部フランジを有し、第1および第2の側面パネルが、後面パネルの 側端部フランジを収納する、後方に位置し、内側に向いた溝を有する(特開平6 −3196020号公報第1欄第21〜25行)ものであって、同第3図のように、 別体の後面パネルと側面パネルとを角部において組立て、後面パネルの側端部フ ランジを、直交する側面パネルの溝に収納して組立てるものであるから、後面パ ネルと側面パネルとの角度が狂い、この後の上面パネル及び底面パネルの組立て がスムーズにできなくなったり、組立て後のキャビネットに歪みが生じたりする 虞があり、仮に、このような組立て式の側板パネル間にハンガー棒などを装着し ようとしても、組立てが煩雑になることが予想される。また、このキャビネット 組立体は固定的に置かれるものであるから、持ち上げて移動させなければならず 、簡便に移動することができないとともに、安定的に上下に重ね合せて使用する ことは困難であり、上部空間がデットスペースとなることが予想される。
【0004】 そこで、本考案は新規な合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを目的と し、第1に、天地を逆にして使用することができ、ハンガーにより衣類を吊して 収納することができるとともに、該衣類の出し入れを容易に行うことができ、組 立ても容易な合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを目的とし、第2に、 加えてハンガー棒の着脱が容易な合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを 目的とし、第3に、加えて上下逆さにしても簡便に使用することができる合成樹 脂製組立式収納ケースを提供することを目的とし、第4に、加えて後面部と側面 部との組立てが容易な合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを目的とし、 第5に、加えて移動が容易な合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを目的 とし、第6に、加えて上下に安定的に重ね合せることができる合成樹脂製組立式 収納ケースを提供することを目的とし、第7に、加えてハンガー掛けを選択的に 使用し、不使用時には別個の内部ケースを使用して収納性を高めることができる 合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上下方向に長く形成された後面部と、この後面部の左右前 側にそれぞれ設けられた側面部と、それら後面部及び側面部の上部及び下部に設 けられる上面部及び下面部と、それら側面部,上面部及び下面部の前側開口部に 開閉可能に枢着された前面扉とを備えた合成樹脂製組立式収納ケースにおいて、 前記上面部と下面部とは同一の蓋部材からなり、この蓋部材は平面部の四方に側 壁部を一体に有し、対向する前記側壁部の内面に、ハンガー棒の端部を着脱可能 なハンガー係止部を設けたものであり、前側開口部を開いて吊り下げた衣類を横 方向から出し入れすることができる。また、蓋部材は予め側壁部が一体に設けら れているため、組立後、側壁部間の間隔が狂うことなく、ハンガー棒をハンガー 係止部間にスムーズに取り付けることができる。さらに、上面部と下面部とは同 一の蓋部材からなるため、部材の共通化により製造単価の削減を図ることができ るとともに、組立て時に上面部と下面部とを間違うことがなく、しかも、収納ケ ースの天地を逆にしても、上側の蓋部材にハンガー棒を取り付けて使用すること ができる。また、ハンガー棒を取り外し、後面部を載置して前側開口部を上にし て収納することもできる。
【0006】 請求項2の考案は、前記ハンガー係止部を左右の前記側壁部の内面に設け、そ のハンガー係止部は、前記平面部の内面に連続する縦突条と、この縦突条の下端 に連続して前側に形成され前記ハンガー棒の端部が係止する上向き彎曲突条とか らなるものであり、ハンガー棒を持ち上げて手前に引くと、ハンガー係止部から ハンガー棒を取り外すことができ、取り付ける際には、ハンガー棒を蓋部材内面 に沿って後方に押し込むと、縦突条に当設するため、それ以上後に行くことがな く、縦突条に当設してから、ハンガー棒を下ろしてやれば、ハンガー係止部に係 止し、手探りでも前側開口部から蓋部材内面側にハンガー棒を簡便に着脱するこ とができる。
【0007】 請求項3の考案は、前記前面扉は一側部を前記前側開口部に枢着した片開き式 のものであり、前記前面扉の高さ方向略中央に取っ手部を設けたものであり、収 納ケースの天地を逆にすることにより、前面扉の開閉方向を逆にして使用するこ とができ、また、天地を逆にしても、取っ手部が高さ方向略中央にあるため、取 っ手部の使い勝手がよい。
【0008】 請求項4の考案は、前記側面部を前後に分割して前側及び後側分割側面部を形 成すると共に、この後側分割側面部を前記後面部に一体に設け、前記後側分割側 面部の前縁と前側分割側面部の後縁の一方に前後方向の挿入片を突設すると共に 、他方に前記挿入片が嵌入する受溝を形成したものであり、予め後側分割側面部 と後面部とが略コ字形に一体に形成されているため、後面部と側面部とを正しく 位置決めして組立てることができるとともに、その後側分割側面部の挿入片ある いは受溝に、前側分割側面部の受溝あるいは挿入片を挿入して、両者を簡便に組 立てることができる。
【0009】 請求項5の考案は、前記平面部の外面に、車輪を着脱可能に取付ける車輪取付 部を設けたものであり、車輪取付部に車輪を取り付けることにより、収納ケース の移動を容易に行うことができ、また、上下の平面部にそれぞれ車輪を取り付け ることができる。
【0010】 請求項6の考案は、前記平面部の外面に複数の凹所を左右対象に設け、これら 各凹所内に左右対をなす車輪取付リブを収納し、この車輪取付リブに車輪の車軸 を回転可能に嵌入する軸受溝部を形成し、凹部とこの凹部に係入する凸部とを左 右に並べてなる反転係合部を、前記平面部の左右対象位置に設けたものであり、 上面部を構成する蓋部材の上に、反転した蓋部材を重ねると、反転した蓋部材に 取付けた車輪の下部が、上面部を構成する蓋部材の凹所の取付リブ間に収納され るため、収納ケースの上面部を構成する蓋部材の上に、収納ケースを重ねること ができ、しかも、この際、左右対象位置に設けた反転係合部の一方の凹,凸部が 他方の凸,凹部に係合して安定した重ね合せ状態が得られる。
【0011】 請求項7の考案は、前記側面部の内面に内部ケースが係止する係止縁を相互の 内端間を開けて突設したものであり、係止縁に内部ケースを係止して収納し、こ の内部ケースに小物を分類収納でき、また、係止縁の内端間が開いているため、 内部ケースを取り出し、ハンガー棒に衣類を吊しても邪魔にならない。
【0012】
【考案の実施形態】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図7は本考 案の第1実施例を示し、同図において、合成樹脂製の組立式収納ケース1は、上 下方向に長く形成された後面部2と、この後面部2の左右にそれぞれ一体に設け られた後側分割側面部3Bと、この後側分割側面部3Bの前側に設けられる前側 分割側面部3Fと、上面部及び後面部を構成する蓋部材4,4と、前側開口部5 に開閉可能に枢着される片開き式の前面扉6とを有し、前記両分割側面部3B, 3Fにより側面部3を構成している。前記前面扉6は左右方向一側を前記開口部 5に枢着し、他側の高さ方向中央に係止部を兼用する取っ手部6Aが設けられて いる。
【0013】 前記蓋部材4は、平面部7の四方に左右の側壁部8,8及び前後の側壁部8F ,8Bを一体に有する略箱型形状をなし、その左右の側壁部8,8の内面には対 向してハンガー係止部9が形成されている。このハンガー係止部9は略J字形を なし、前記平面部7の内面から連続形成された縦突条9Aと、この縦突条9Aの 下端に連続して前側に形成された上向き彎曲突条9Bとからなり、この彎曲突条 9Bにハンガー棒10の端部が係止する。
【0014】 前記後面部2と左右の後側分割側面部3B,3Bとは一体に形成されて略平面 コ字形をなすものであり、図6に示すように、その後側分割側面部3Bの前縁に は、挿入片11が形成され、この挿入片11が嵌入する縦溝12が前記前側分割側面部 3Fの後縁に形成され、該縦溝12内には複数のリブ12Aが設けられている。
【0015】 前記蓋部材4の平面部7の外面には、その前後左右に左右方向の凹所13,13, 13,13を左右対象に設け、この凹所13にそれぞれ車輪取付部14を設けている。こ の車輪取付部14は、車軸15Aを有する車輪15が着脱可能に取付けられるものであ って、前記凹所13に収納され左右対をなす車軸取付リブ16,16と、この車軸取付 リブ16に形成され前記車軸15Aを回転可能に嵌入する軸受溝部16Aとからなる。 さらに、凹部17とこの凹部17に係入する凸部18とを左右に並べてなる反転係合部 18を、前記平面部7の左右対象位置に設けており、すなわち、図5の平面図に示 すように、同図の右側から、凹部17、凸部18、間をおいて、凹部17、凸部18が形 成されている。尚、前記前側分割側面部3Bの前側上下には、前面扉6の枢着部 31,31が設けられている。
【0016】 前記後面部2及び側面部3の上下には、係止縁21が形成され、また、前側分割 側板3Fの前側上には、係止片22が突設され、前記係止縁21が前記蓋部材4の縁 溝23に嵌入し、前記係止片22が前記蓋部材4の嵌入受部24に嵌入する。
【0017】 次に前記収納ケース1の使用方法につき説明すると、まず、分割側面部3B, 3Fを挿入片11と受溝12とを嵌合して組み立てると共に、その上下に蓋部材4, 4を嵌着する。この場合、後面部2には予め側面部3の一部である後側分割側面 部3Bが一体に形成されているため、後面部2と側面部3とを正しく組み立てる ことができる。このようにして組み立てたら、ハンガー棒10を装着し、前側開口 部5から挿入したハンガー棒10を蓋部材4の内面の沿わせ、後方に入れてやれば 、ハンガー棒10の両端が縦突条9Aに当たり、この位置でハンガー棒10を下ろし てやれば、彎曲突条9Aに係止する。このようにしてハンガー棒10を取付けたら 、このハンガー棒10にハンガーHを介して衣類Eを吊して収納する。また、片開 き式の前面扉6を設けたこの例の収納ケース1では、前面扉6を左右どちらの枢 着部31に枢着した場合でも、収納ケース1を天地逆に設置すれば、好みの方向に 前面扉6を開閉することができ、蓋部材4,4は上下同一であるから、上になっ た蓋部材4にハンガー棒10を装着して使用する。また、必要に応じて車軸取付部 14に車輪15を取付けてやれば、該車輪15により移動が容易となる。さらに、収納 ケース1の上に収納ケース1を重ねる場合は、上面部である蓋部材4に下面部で ある蓋部材4を重ねてやれば、左右対象位置に設けた反転係合部19,19相互が凹 凸係合し、安定して重ね合わせ状態が得られる。さらに説明すれば、図5の状態 の蓋部材4を反転すれば、この反転した蓋部材4の下面には、左から凸部18、凹 部17、間をおいて、凸部18、凹部17と並び、下の収納ケース1の蓋部材4の反転 係合部19,19に対応する。また、後面部2を載置して前側開口部5を上にし、上 側の前面扉6を開いて横長収納空間となる内部に、小物等の収納物を収納するよ うにして使用することもできる。
【0018】 このように本実施例では、請求項1に対応して、上下方向に長く形成された後 面部2と、この後面部2の左右前側にそれぞれ設けられた側面部3,3と、それ ら後面部2及び側面部3の上部及び下部に設けられる上面部及び下面部と、それ ら側面部3,上面部及び下面部の前側開口部5に開閉可能に枢着された前面扉6 とを備えた合成樹脂製組立式収納ケースにおいて、上面部と下面部とは同一の蓋 部材4,4からなり、この蓋部材4は平面部7の四方に側壁部8,8,8F,8 Bを一体に有し、対向する左右の側壁部8,8の内面に、ハンガー棒10の端部を 着脱可能なハンガー係止部9を設けたものであるから、前側開口部5を開いて吊 り下げた衣類を横方向から簡便に出し入れすることができる。また、蓋部材4は 予め側壁部8,8,8F,8Bが一体に設けられているため、組立後、側壁部8 ,8間の間隔が狂うことなく、ハンガー棒10をハンガー係止部9,9間にスムー ズに取り付けることができる。さらに、上面部と下面部とは同一の蓋部材4から なるため、部材の共通化により製造単価の削減を図ることができるとともに、組 立て時に上面部と下面部とを間違うことがなく、しかも、収納ケース1の天地を 逆にしても、上側の蓋部材4にハンガー棒10を取り付けて使用することができる 。また、ハンガー棒10を取り外し、後面部2を載置して前側開口部5を上にして 使用することもできる。
【0019】 このように本実施例では、請求項2に対応して、ハンガー係止部9を左右の側 壁部8,8の内面に設け、そのハンガー係止部9は、平面部7の内面に連続する 縦突条9Aと、この縦突条9Aの下端に連続して前側に形成されハンガー棒10の 端部が係止する上向き彎曲突条9Bとからなるものであるから、ハンガー棒10を 持ち上げて手前に引くと、ハンガー係止部9,9からハンガー棒10を取り外すこ とができ、取り付ける際には、ハンガー棒10を蓋部材4内面に沿って後方に押し 込むと、縦突条9Aに当設するため、縦突条9Aに当設してから、ハンガー棒10 を下ろしてやれば、ハンガー係止部9に係止し、前側開口部5から蓋部材4の内 面側にハンガー棒10を簡便に着脱することができる。
【0020】 このように本実施例では、請求項3に対応して、前面扉6は一側部を前側開口 部5に枢着した片開き式のものであり、前面扉6の高さ方向略中央に取っ手部6 Aを設けたものであるから、上述したように天地を逆にして使用できる本考案の 収納ケース1において、天地を逆にすることにより、前面扉6の開閉方向を逆に して使用することができるため、利き腕に合わせて開閉方向を選択することがで き、組立て時にも、取付け方向を気にする必要がなく、また、天地を逆にしても 、取っ手部6Aが高さ方向略中央にあるため、取っ手部6Aの使い勝手がよい。
【0021】 このように本実施例では、請求項4に対応して、側面部3を前後に分割して前 側及び後側分割側面部3F,3Bを形成すると共に、この後側分割側面部3Bを 後面部2に一体に設け、前記後側分割側面部3Bの前縁と前側分割側面部3Fの 後縁の一方に前後方向の挿入片11を突設すると共に、他方に挿入片11が嵌入する 受溝12を形成し、この例では後側分割側面部3Bの前縁に前後方向の挿入片11を 突設すると共に、前側分割側面部3Fの後縁に受溝12を形成したものであるから 、予め後側分割側面部3B,3Bと後面部2とが略コ字形に一体に形成されてい るため、後面部2と側面部3とを正しく位置決めして組立てることができるとと もに、その後側分割側面部3Bの挿入片11あるいは受溝12に、前側分割側面部3 Fの受溝12あるいは挿入片11を挿入して、同一方向すなわち前後方向に両者を簡 便に組立てることができる。
【0022】 このように本実施例では、請求項5に対応して、平面部7の外面に、車輪15を 着脱可能に取付ける車輪取付部14を設けたものであるから、車輪取付部14に車輪 15を取り付けることにより、収納ケース1の移動を容易に行うことができ、また 、上,下の平面部7,7にそれぞれ車輪15を取り付けることができる。
【0023】 このように本実施例では、請求項6に対応して、平面部7の外面に複数の凹所 13を左右対象に設け、これら各凹所13内に左右対をなす車輪取付リブ16,16を収 納し、この車輪取付リブ16に車輪15の車軸15Aを回転可能に嵌入する軸受溝部16 Aを形成し、凹部17とこの凹部17に係入する凸部18とを左右に並べてなる反転係 合部19を、平面部7の左右対象位置に設けたものであるから、上面部を構成する 蓋部材4の上に、反転した蓋部材4を重ねると、反転した蓋部材4に取付けた車 輪15の下部が、上面部を構成する蓋部材4の凹所13の取付リブ16,16間に収納さ れるため、収納ケース1の上面部を構成する蓋部材4の上に、さらに収納ケース 1を重ねることができ、しかも、この際、左右対象位置に設けた反転係合部19の 一方の凹,凸部17,18が他方の凸,凹部18,17に係合して安定した重ね合せ状態 が得られる。
【0024】 図8及び図9は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、前面扉は、左 右の前面扉6L,6Rからなる観音開き式のものであり、各前面扉6L,6Rが 前側開口部5両側の枢着部31にそれぞれ開閉可能に枢着されている。また、図9 に示すように、側面部3の内面には、内部ケース32の下部が係止する水平方向の 係止縁33が相互に間隔Hを開けて突設されている。
【0025】 このように本実施例では、請求項7に対応して、側面部3の内面に内部ケース 32が係止する係止縁33を相互の内端33A,33A間を開けて突設したものであり、 係止縁33に内部ケース32の底面を係止して収納し、この内部ケース32に小物(図 示せず)を分類収納でき、また、係止縁33の内端33A,33A間が開いているため 、内部ケース32を取り出し、ハンガー棒10に衣類を吊すのに邪魔にならない。
【0026】 尚、本考案の上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。例えば、前側分割側面部の後縁に挿入片を 形成すると共に、後側分割側面部の前縁に受溝を形成するようにしてもよい。ま た、前面扉、後面部及び後側分割側面部を半透明にするようにしてもよい。さら に、観音開き式の前面扉を備えた第2実施例の収納ケースにおいても、後面部を 載置して前側開口部を上にして使用することもできる。また、係止縁33に、内部 ケースの開口鍔部が係止するようにしてもよい。
【0027】
【考案の効果】
請求項1の考案は、上下方向に長く形成された後面部と、この後面部の左右前 側にそれぞれ設けられた側面部と、それら後面部及び側面部の上部及び下部に設 けられる上面部及び下面部と、それら側面部,上面部及び下面部の前側開口部に 開閉可能に枢着された前面扉とを備えた合成樹脂製組立式収納ケースにおいて、 前記上面部と下面部とは同一の蓋部材からなり、この蓋部材は平面部の四方に側 壁部を一体に有し、対向する前記側壁部の内面に、ハンガー棒の端部を着脱可能 なハンガー係止部を設けたものであり、天地を逆にして使用することができ、ハ ンガーにより衣類を吊して収納することができるとともに、該衣類の出し入れを 容易に行うことができ、組立ても容易な合成樹脂製組立式収納ケースを提供する ことができる。
【0028】 請求項2の考案は、前記ハンガー係止部を左右の前記側壁部の内面に設け、そ のハンガー係止部は、前記平面部の内面に連続する縦突条と、この縦突条の下端 に連続して前側に形成され前記ハンガー棒の端部が係止する上向き彎曲突条とか らなるものであり、天地を逆にして使用することができ、ハンガーにより衣類を 吊して収納することができるとともに、該衣類の出し入れを容易に行うことがで き、組立ても容易で、しかも、蓋部材の内側へのハンガー棒の着脱を容易に行う ことができる合成樹脂製組立式収納ケースを提供することができる。
【0029】 請求項3の考案は、前記前面扉は一側部を前記前側開口部に枢着した片開き式 のものであり、前記前面扉の高さ方向略中央に取っ手部を設けたものであり、天 地を逆にして使用することができ、ハンガーにより衣類を吊して収納することが できるとともに、該衣類の出し入れを容易に行うことができ、組立ても容易で、 しかも、収納ケースの天地を逆にすることにより、前面扉の開閉方向を逆にして 使用することができ、また、天地を逆にしても取っ手部の使い勝手がよい合成樹 脂製組立式収納ケースを提供することができる。
【0030】 請求項4の考案は、前記側面部を前後に分割して前側及び後側分割側面部を形 成すると共に、この後側分割側面部を前記後面部に一体に設け、前記後側分割側 面部の前縁と前側分割側面部の後縁の一方に前後方向の挿入片を突設すると共に 、他方に前記挿入片を嵌入する受溝を形成したものであり、天地を逆にして使用 することができ、ハンガーにより衣類を吊して収納することができるとともに、 該衣類の出し入れを容易に行うことができ、組立ても容易で、しかも、予め後側 分割側面部と後面部とが略コ字形に一体に形成されているため、後面部と側面部 とを正しく位置決めして組立てることができるとともに、その後側分割側面部の 挿入片あるいは受溝に、前側分割側面部の受溝あるいは挿入片を挿入して、両者 を簡便に組立てることができる合成樹脂製組立式収納ケースを提供することがで きる。
【0031】 請求項5の考案は、前記平面部の外面に、車輪を着脱可能に取付ける車輪取付 部を設けたものであり、天地を逆にして使用することができ、ハンガーにより衣 類を吊して収納することができるとともに、該衣類の出し入れを容易に行うこと ができ、組立ても容易で、しかも、上下の平面部にそれぞれ車輪を取り付けるこ とができるため、天地を逆にして使用可能な収納ケースにおいてその移動が容易 となる合成樹脂製組立式収納ケースを提供することができる。
【0032】 請求項6の考案は、前記平面部の外面に複数の凹所を左右対象に設け、これら 各凹所内に左右対をなす車輪取付リブを収納し、この車輪取付リブに車輪の車軸 を回転可能に嵌入する軸受溝部を形成し、凹部とこの凹部に係入する凸部とを左 右に並べてなる反転係合部を、前記平面部の左右対象位置に設けたものであり、 天地を逆にして使用することができ、ハンガーにより衣類を吊して収納すること ができるとともに、該衣類の出し入れを容易に行うことができ、組立ても容易で 、しかも、収納ケースの上面部を構成する蓋部材の上に、さらに収納ケースを重 ねることができ、この際、左右対象位置に設けた反転係合部の一方の凹,凸部が 他方の凸,凹部に係合して安定した重ね合せ状態が得られる合成樹脂製組立式収 納ケースを提供することができる。
【0033】 請求項7の考案は、前記側面部の内面に内部ケースが係止する係止縁を相互の 内端間を開けて突設したものであり、天地を逆にして使用することができ、ハン ガーにより衣類を吊して収納することができるとともに、該衣類の出し入れを容 易に行うことができ、組立ても容易で、また、蓋部材の内側へのハンガー棒の着 脱を容易に行うことができ、しかも、ハンガー掛けと、別個の内部ケースとを選 択的に使用することができる合成樹脂製組立式収納ケースを提供することを目的 とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す収納ケースの分解斜
視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す収納ケースの斜視図
である。
【図3】本考案の第1実施例を示す前面扉を開いた状態
の一部切欠正面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す収納ケースの平面図
である。
【図6】本考案の第1実施例を示す前側及び後側分割側
面部の嵌合箇所の断面図である。
【図7】本考案の第1実施例を示す車輪取付部の断面図
である。
【図8】本考案の第2実施例を示す収納ケースの斜視図
である。
【図9】本考案の第2実施例を示す前面扉を開いた状態
の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製組立式収納ケース 2 後面部 3 側面部 3B 後側分割側面部 3F 前側分割側面部 4 蓋部材 5 前側開口部 6 前面扉 6A 取っ手部 7 平面部 8,8F,8B 側壁部 9 ハンガー係止部 9A 縦突条 9B 彎曲突条 10 ハンガー棒 11 挿入片 12 受溝 13 凹所 14 車軸取付部 15 車輪 15A 車軸 16 車軸取付リブ 16A 軸受溝部 17 凹部 18 凸部 19 反転係合部 32 内部ケース 33 係止縁 33A 内端 H 間隔

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に長く形成された後面部と、こ
    の後面部の左右前側にそれぞれ設けられた側面部と、そ
    れら後面部及び側面部の上部及び下部に設けられる上面
    部及び下面部と、それら側面部,上面部及び下面部の前
    側開口部に開閉可能に枢着された前面扉とを備えた合成
    樹脂製組立式収納ケースにおいて、前記上面部と下面部
    とは同一の蓋部材からなり、この蓋部材は平面部の四方
    に側壁部を一体に有し、対向する前記側壁部の内面に、
    ハンガー棒の端部を着脱可能なハンガー係止部を設けた
    ことを特徴とする合成樹脂製組立式収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記ハンガー係止部を左右の前記側壁部
    の内面に設け、そのハンガー係止部は、前記平面部の内
    面に連続する縦突条と、この縦突条の下端に連続して前
    側に形成され前記ハンガー棒の端部が係止する上向き彎
    曲突条とからなることを特徴とする請求項1記載の合成
    樹脂製組立式収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記前面扉は一側部を前記前側開口部に
    枢着した片開き式のものであり、前記前面扉の高さ方向
    略中央に取っ手部を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の合成樹脂製組立式収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記側面部を前後に分割して前側及び後
    側分割側面部を形成すると共に、この後側分割側面部を
    前記後面部に一体に設け、前記後側分割側面部の前縁と
    前側分割側面部の後縁の一方に前後方向の挿入片を突設
    すると共に、他方に前記挿入片が嵌入する受溝を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製組立式収
    納ケース。
  5. 【請求項5】 前記平面部の外面に、車輪を着脱可能に
    取付ける車輪取付部を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の合成樹脂製組立式収納ケース。
  6. 【請求項6】 前記平面部の外面に複数の凹所を左右対
    象に設け、これら各凹所内に左右対をなす車輪取付リブ
    を収納し、この車輪取付リブに車輪の車軸を回転可能に
    嵌入する軸受溝部を形成し、凹部とこの凹部に係入する
    凸部とを左右に並べてなる反転係合部を、前記平面部の
    左右対象位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    合成樹脂製組立式収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記側面部の内面に内部ケースが係止す
    る係止縁を相互の内端間を開けて突設したことを特徴と
    する請求項2記載の合成樹脂製組立式収納ケース。
JP1996000241U 1996-01-30 1996-01-30 合成樹脂製組立式収納ケース Expired - Lifetime JP3027371U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017080184A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社サンカ 収納体

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