JP3027354B2 - ストレーナおよび逆流防止機能付止水栓 - Google Patents

ストレーナおよび逆流防止機能付止水栓

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JP3027354B2
JP3027354B2 JP9333620A JP33362097A JP3027354B2 JP 3027354 B2 JP3027354 B2 JP 3027354B2 JP 9333620 A JP9333620 A JP 9333620A JP 33362097 A JP33362097 A JP 33362097A JP 3027354 B2 JP3027354 B2 JP 3027354B2
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明 西岡
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株式会社三栄水栓製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストレーナおよ
び逆流防止機能付止水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、貯水タンクを備えた水洗便器に
は、貯水タンクへの給水を行う給水管と給水配管との間
に止水栓が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この止水栓として図3
に示すものが提案されている。このものは、逆流防止部
30およびストレーナ31を一組として、止水栓本体3
2内に形成される給水路aの下流側に組み込む一方、止
水部33を、給水路aの上流側に逆流防止部30および
ストレーナ31とは独立に配置させたもので、逆流防止
部30は、スプリング34の付勢力により弁体35着座
方向にシャフト36が螺進するよう構成されている。し
かし、このタイプのものは、逆流防止部30およびスト
レーナ31を止水栓本体32に一体的に組み込む必要が
あり、そのため、これらの部品が複雑化し、結果として
コストアップにつながるおそれがあった。
【0004】また、別タイプの止水栓として図4に示す
ものが提案されている。このものは、筒状のストレーナ
40を止水部を構成する栓棒41と同軸状に配置させた
状態で、栓棒41を螺着させるねじ部42を止水栓本体
43に形成し、更に、栓棒41の先端面mから栓棒41
の軸心線方向に延在するように凹穴41aを穿設し、弁
体44付のシャフト45が前記凹穴41aに摺動自在に
遊嵌するよう構成され、前記軸心線方向が上下方向にな
るようセットしたときに、前記シャフト45が自重で弁
体着座方向に移動し前記弁体44を弁座46に押し付け
て逆流防止機能および止水機能を持たせたものであるけ
れども、給水路aを確保するために、前記ねじ部42に
螺合する前記栓棒41のねじの一部をカットして前記栓
棒41およびねじ部42間に隙間を形成する必要がある
から、組付け性が阻害されるおそれがあった。また、前
記隙間の形成のために前記栓棒41に特別な加工を施す
ため、コストアップにつながるおそれがあった。更に、
逆流防止機能を司る逆止弁部はストレーナ40の上流側
にあるため、シート部である弁座46にゴミが滞留する
ことを避けることができないから、シート部にゴミがあ
れば、逆止能力に弊害が発生するおそれがある。
【0005】この発明は、筒状のストレーナと止水部を
構成する栓棒とを同軸状に配置したタイプにおいて、止
水部の栓棒に特別な加工を施すことなく給水路を確保で
きるコスト安なストレーナおよび逆流防止機能付止水栓
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、給水配管に連通する給水入口と、貯水
タンク等の給水部への給水管に連通する導水口と、前記
給水入口の直下流に位置する第1の弁座と、この第1の
弁座に着座する第1の弁体を進退方向に支持する栓棒
と、筒状のストレーナを前記栓棒と同軸状に配置させた
状態で、前記栓棒を螺着させる第1のねじ部と、前記導
水口の直上流に位置する第2の弁座と、スプリングの付
勢力による逆流防止機能を持たせた状態で前記第2の弁
座に着座する第2の弁体と、この第2の弁体を進退方向
に支持する支持蓋と、この支持蓋を螺着させる第2のね
じ部とを具備し、更に、前記第1,2の弁座間におい
て、前記第1のねじ部を迂回する形で、前記第1の弁座
から前記第2の弁座に至るバイパス流路を設け、前記栓
棒を回動して弁体着座方向に螺進させると前記栓棒が前
記第1の弁体を前記第1の弁座に押し付けて前記バイパ
ス流路への水の流れを遮断し、止水できるように構成し
てある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明する。なお、この発明はそれによって限定され
るものではない。
【0008】図1、図2は、この発明の一実施形態を示
す。図1、図2において、1は、貯水タンク2を備えた
既設の水洗便器である。3は、逆流防止部4を有し、止
水部6を構成する栓棒と筒状のストレーナ5とを同軸状
に配置したタイプの止水栓で、止水部6、逆流防止部4
およびストレーナ5が止水栓本体7に別々に組み込まれ
ている。
【0009】前記止水栓3は、床から取り出された給水
配管8と、貯水タンク2への給水を行う給水管9との間
に配置されている。
【0010】前記止水栓本体7は、給水配管8に連通す
る給水入口10と、貯水タンク2への給水管9に連通す
る導水口11と、給水入口10の直下流に位置する止水
部6の弁座(第1の弁座)12と、止水部6の栓棒14
および筒状のストレーナ5を、栓棒14と同軸状に配置
させた状態で、栓棒14を螺着させる第1のねじ部15
と、導水口11の直上流に位置する逆流防止部4の弁座
(第2の弁座)16と、スプリング17の付勢力による
逆流防止機能を持たせた状態で逆流防止部4の支持蓋1
9を螺着させる第2のねじ部20とを有する。28は、
第1の弁口で、周囲に前記第1の弁座12が形成されて
いる。また、29は、第2の弁口で、周囲に前記第2の
弁座16が形成されている。
【0011】前記栓棒14は、前記第1の弁座12に着
座する止水部6の弁体(第1の弁体)13を進退方向に
支持する。すなわち、栓棒14の先端面nからは凹穴1
4aが栓棒14の軸心線方向に延在するように穿設され
ており、第1の弁体13のシャフト24が凹穴14aに
摺動自在に遊嵌されている。
【0012】また、前記支持蓋19は、前記第2の弁座
16に着座する逆流防止部4の弁体(第2の弁体)18
を進退方向に支持する。すなわち、支持蓋19の先端面
rからは凹穴19aが第2の栓棒19の軸心線方向に延
在するように穿設されており、第2の弁体18のシャフ
ト25が凹穴19aに摺動自在に遊嵌されている。要す
るに、前記支持蓋19はシャフト25のガイドとしての
機能を有する状態で止水栓本体7にねじ止めされてい
る。
【0013】更に、止水栓本体7内には、給水入口10
から導水口11に至る給水路aが形成されている。そし
て、給水路aの上流側から下流側に沿って、止水部6、
ストレーナ5および逆流防止部4が順次配置されてい
る。
【0014】また、止水栓本体7は、止水部6と逆流防
止部4を区画する隔壁22を有する。
【0015】21は、第1,2の弁座12,16間に設
けたバイパス流路で、給水路aの一部を構成する。この
バイパス流路21は、第1のねじ部15を迂回する形
で、第1の弁座12から第2の弁座16に至るよう形成
されている。この実施形態では、バイパス流路21が前
記隔壁22と第1のねじ部15間に形成されている。
【0016】26は、前記ストレーナ5のキャップで、
止水栓本体7に形成された第3のねじ部27に螺着す
る。そして、前記キャップ26を外すことによってスト
レーナ5内に溜まったゴミ、チリ等の水以外の異物を回
収できる。
【0017】すなわち、第2の弁体18に逆流防止機能
を持たせるスプリング17の付勢力を弱く設定してある
ので、仮にストレーナ5がなければ、前記バイパス流路
21に流れ込んだ前記異物は第2の弁体18および第2
の弁座16間に溜まり隙間が形成されて第2の弁体18
が逆流防止機能を果たせなくなるという事態が発生する
が、この発明では、ストレーナ5により第2の弁座16
に至る前に前記異物を回収でき、上記の事態が発生する
のを防止できる。
【0018】而して、止水部6においては、通過する水
の水圧によりシャフト24が凹穴14aを弁体着座方向
とは反対の方向に摺動して常時第1の弁口28を開状態
にするために、通常は、栓棒14を適正量だけ開方向へ
回動させておく。一方、逆流防止部4においても、通過
する水の水圧によりスプリング17の付勢力に抗してシ
ャフト25が凹穴19aを弁体着座方向とは反対の方向
に摺動して常時第2の弁口29を開状態にするために、
通常は、支持蓋19を適正量だけ開方向へ回動させてお
く。これにより、バイパス流路21を含む給水路aに水
が流れ貯水タンク2への給水が行える。
【0019】また、止水時には、第1の栓棒14を回動
して弁体着座方向に螺進させると前記栓棒14が第1の
弁体13を第1の弁座12に押し付けて第1の弁口28
を塞ぎ、前記バイパス流路21への水の流れを遮断す
る。そして、この止水状態で、ストレーナ5を取り出す
ことができ、溜まった異物を回収できる。
【0020】このように、第1のねじ部15に螺着する
栓棒14のねじ部をカットしたりすることなく第1,2
の弁座12,16間にバイパス流路21を設けるだけの
簡単な機構で給水路aを確保できる。そのため、図4に
示した従来例のように栓棒41のねじの一部をカットし
て前記栓棒41およびねじ部42間に隙間を形成する必
要から組付け性が阻害されるといったおそれがなくな
る。
【0021】また、ねじの一部をカットするような特別
な加工を施す必要がないため、コスト安である。
【0022】更に、止水部6、逆流防止部4およびスト
レーナ5を止水栓本体7に別々に設けているため、これ
らの部品が複雑化することはなく全体の構造をシンプル
にでき、その上、部品の組付け性を向上できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、筒状のストレーナと止水部を構成する栓棒とを同軸
状に配置したタイプにおいて、止水部の栓棒に特別な加
工を施すことなく給水路を確保できるとともに、組付け
性を向上でき、更に、コスト的にも安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す図である。
【図2】上記一実施形態を示す構成説明図である。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】他の従来例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
2…貯水タンク、5…筒状のストレーナ、8…給水配
管、9…給水管、10…給水入口、11…導水口、12
…第1の弁座、13…第1の弁体、14…栓棒、15…
第1のねじ部、16…第2の弁座、17…スプリング、
18…第2の弁体、19…支持蓋、20…第2のねじ
部、21…バイパス流路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 51/00 F16K 15/00 - 15/20 E03D 1/00 - 1/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水配管に連通する給水入口と、貯水タ
    ンク等の給水部への給水管に連通する導水口と、前記給
    水入口の直下流に位置する第1の弁座と、この第1の弁
    座に着座する第1の弁体を進退方向に支持する栓棒と、
    筒状のストレーナを前記栓棒と同軸状に配置させた状態
    で、前記栓棒を螺着させる第1のねじ部と、前記導水口
    の直上流に位置する第2の弁座と、スプリングの付勢力
    による逆流防止機能を持たせた状態で前記第2の弁座に
    着座する第2の弁体と、この第2の弁体を進退方向に支
    持する支持蓋と、この支持蓋を螺着させる第2のねじ部
    とを具備し、更に、前記第1,2の弁座間において、前
    記第1のねじ部を迂回する形で、前記第1の弁座から前
    記第2の弁座に至るバイパス流路を設け、前記栓棒を回
    動して弁体着座方向に螺進させると前記栓棒が前記第1
    の弁体を前記第1の弁座に押し付けて前記バイパス流路
    への水の流れを遮断し、止水できるように構成したこと
    を特徴とするストレーナおよび逆流防止機能付止水栓。
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