JP3026996B2 - 洗面ボール成形品への絵付け方法 - Google Patents
洗面ボール成形品への絵付け方法Info
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- JP3026996B2 JP3026996B2 JP19473390A JP19473390A JP3026996B2 JP 3026996 B2 JP3026996 B2 JP 3026996B2 JP 19473390 A JP19473390 A JP 19473390A JP 19473390 A JP19473390 A JP 19473390A JP 3026996 B2 JP3026996 B2 JP 3026996B2
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- Japan
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- resin
- casting mold
- mold
- wash
- pattern
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は樹脂製洗面ボール成形品への絵付け方法、
特に、注型成形により洗面ボール成形品を成形する場合
に有効な絵付け方法に関する。
特に、注型成形により洗面ボール成形品を成形する場合
に有効な絵付け方法に関する。
人工大理石などのように注型による洗面ボール成形品
に対し絵付けをし模様を施す方法として、従来、重合性
樹脂の中に天然石の粉末、着色粒子、光輝性粒子などを
混合し、石目模様などの絵付けを表現する方法、重合性
樹脂内に着色材(顔料、染料)を不均一に混合し、マー
ブル調の模様を得る方法、ベースレンジの色と異なる着
色レンジを不均一に混合し、注型時に注型の流し込み方
向などを変化させ、マーブル調の模様を得る方法などが
知られている。しかしながら、これらいずれの方法も、
絵柄、模様、パターンを安定的に得ることが困難であ
り、また、大量生産時において色調の安定性を得るのが
不十分であるなどの欠点に加え、絵柄のできばえがそれ
に従事する個人の技能レベルに左右されるものであり、
均一なものを安定的に得るのが困難であった。
に対し絵付けをし模様を施す方法として、従来、重合性
樹脂の中に天然石の粉末、着色粒子、光輝性粒子などを
混合し、石目模様などの絵付けを表現する方法、重合性
樹脂内に着色材(顔料、染料)を不均一に混合し、マー
ブル調の模様を得る方法、ベースレンジの色と異なる着
色レンジを不均一に混合し、注型時に注型の流し込み方
向などを変化させ、マーブル調の模様を得る方法などが
知られている。しかしながら、これらいずれの方法も、
絵柄、模様、パターンを安定的に得ることが困難であ
り、また、大量生産時において色調の安定性を得るのが
不十分であるなどの欠点に加え、絵柄のできばえがそれ
に従事する個人の技能レベルに左右されるものであり、
均一なものを安定的に得るのが困難であった。
本発明は、従来の注型成形による洗面ボール成形品へ
の絵付け方法の持つ上記の欠点を排除し、所望の絵柄、
デザインを安定的にかつ大量に得ることのできるように
した洗面ボール成形品への絵付け方法を得ることを目的
とする。
の絵付け方法の持つ上記の欠点を排除し、所望の絵柄、
デザインを安定的にかつ大量に得ることのできるように
した洗面ボール成形品への絵付け方法を得ることを目的
とする。
上記課題を解決するために、本発明は、洗面ボール成
形品に絵付けを行う方法であって、所望の絵柄を有する
離型性基材シートを、絵柄のある面を洗面ボールの逆型
形状の注型型の型面側とは反対側に位置させて、該注型
型の所定の型面に沿った形状に予備成型し、該予備成形
された離型性基材シートを該注型型の該型面に載置した
後、該注型型内に樹脂を注入し硬化させ、その後に、該
離型性基材シートを剥離することを特徴とする。
形品に絵付けを行う方法であって、所望の絵柄を有する
離型性基材シートを、絵柄のある面を洗面ボールの逆型
形状の注型型の型面側とは反対側に位置させて、該注型
型の所定の型面に沿った形状に予備成型し、該予備成形
された離型性基材シートを該注型型の該型面に載置した
後、該注型型内に樹脂を注入し硬化させ、その後に、該
離型性基材シートを剥離することを特徴とする。
注型型に注入する樹脂としては重合性樹脂を用いるこ
とが特に望ましい。
とが特に望ましい。
また、離型性基材シートの重合性樹脂からの離型を容
易にするために離型性基材シート上に剥離層を形成する
こと、絵柄と重合性樹脂との接着を確実にするために絵
柄面に易接着プライマー層を形成することもできる。
易にするために離型性基材シート上に剥離層を形成する
こと、絵柄と重合性樹脂との接着を確実にするために絵
柄面に易接着プライマー層を形成することもできる。
さらに、絵付け面を保護する目的から、基材シートを
離型した後に、その面に対して透明合成樹脂による表面
保護層を形成しても良い。
離型した後に、その面に対して透明合成樹脂による表面
保護層を形成しても良い。
本発明による絵付け方法において、用いる樹脂として
は、顔料、染料、充填剤、重合開始剤などを混合した重
合性樹脂(重合性シロップ)が好ましく、メチルメタア
クリルレート樹脂及びその重合体もしくは不飽和ポリエ
ステル樹脂及びその誘導体であることが特に好ましい。
は、顔料、染料、充填剤、重合開始剤などを混合した重
合性樹脂(重合性シロップ)が好ましく、メチルメタア
クリルレート樹脂及びその重合体もしくは不飽和ポリエ
ステル樹脂及びその誘導体であることが特に好ましい。
本発明において用いる注型型は従来周知のものを用い
ることが可能であり、たとえば、FRP型、ステンレス
型、アルミ型、エポキシ型などが考えられる。
ることが可能であり、たとえば、FRP型、ステンレス
型、アルミ型、エポキシ型などが考えられる。
離型性基材シートに用いる材料としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体等の
ポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂、ポリフッ化
ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレ
ン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ
化エチレン系樹脂、ナイロン6、ナイロン6.6等のポリ
アミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ビニ
ルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロ
ン等のビニル重合体、三酢酸セルロース、セロファン等
のセルロース系樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリ
メタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアク
リル系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリア
リレート、ポリイミド等の合成樹脂フィルム又はシート
の単層体又は複数の積層体、あるいは、上質紙、薄葉
紙、グラシン紙、硫酸紙等が好ましい。
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体等の
ポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂、ポリフッ化
ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレ
ン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ
化エチレン系樹脂、ナイロン6、ナイロン6.6等のポリ
アミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ビニ
ルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロ
ン等のビニル重合体、三酢酸セルロース、セロファン等
のセルロース系樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリ
メタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアク
リル系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリア
リレート、ポリイミド等の合成樹脂フィルム又はシート
の単層体又は複数の積層体、あるいは、上質紙、薄葉
紙、グラシン紙、硫酸紙等が好ましい。
離型性基材シートに絵柄を付与する手段としては、印
刷手段を用いることができ、有利な印刷方法としては、
グラビア、グラビアオフセット等の凹版印刷、活版、フ
レキソ等の凸版印刷、平版オフセット等の平版印刷、シ
ルクスクリーン等の孔版印刷、ダイリソ印刷、静電印
刷、インキジェットプリント等が挙げられる。
刷手段を用いることができ、有利な印刷方法としては、
グラビア、グラビアオフセット等の凹版印刷、活版、フ
レキソ等の凸版印刷、平版オフセット等の平版印刷、シ
ルクスクリーン等の孔版印刷、ダイリソ印刷、静電印
刷、インキジェットプリント等が挙げられる。
離型性基材シートに所望の絵柄を設けた化粧シートを
注型型と同一形状の型に予備成型する方法としては、種
々の成型手段が利用可能であり、たとえば、真空成型、
真空圧空成型、プレス成型など種々の熱及び/または圧
を利用した成型手段を用いることができる。また、予備
成型に用いる型の形状は、注型型と同型のものである。
注型型と同一形状の型に予備成型する方法としては、種
々の成型手段が利用可能であり、たとえば、真空成型、
真空圧空成型、プレス成型など種々の熱及び/または圧
を利用した成型手段を用いることができる。また、予備
成型に用いる型の形状は、注型型と同型のものである。
印刷に用いるインクとしては、ベヒクルに必要に応じ
て、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、
可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものを用いる。
ベヒクルとしては熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放
射線硬化性樹脂等の中から用途、必要な物性、印刷適性
等に応じて適宜選択する。
て、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、
可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものを用いる。
ベヒクルとしては熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放
射線硬化性樹脂等の中から用途、必要な物性、印刷適性
等に応じて適宜選択する。
熱可塑性樹脂としては例えば、エチルセルロース、硝
酸セルロース、酢酸セルロース、エチルヒドロキシエチ
ルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等
のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルス
チレン等のスチレン樹脂又はスチレン共重合体、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアク
リル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル重
合体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性
フェノール樹脂、重合ロジン等のロジンエステル樹脂、
クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、ポリアミド樹脂等
の天然又は合成樹脂が挙げられる。
酸セルロース、酢酸セルロース、エチルヒドロキシエチ
ルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等
のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルス
チレン等のスチレン樹脂又はスチレン共重合体、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアク
リル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル重
合体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性
フェノール樹脂、重合ロジン等のロジンエステル樹脂、
クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、ポリアミド樹脂等
の天然又は合成樹脂が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、
ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹
脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン/尿素
共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等があり、
これらに必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化
剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤、体質顔料等を添加
する。
ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹
脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン/尿素
共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等があり、
これらに必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化
剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤、体質顔料等を添加
する。
硬化剤として通常、イソシアネートが不飽和ポリエス
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂に、アミンがエポキシ
樹脂に、メチルエチルケトンパーオキサイド、等の過酸
化物、アゾビスイソブチロニトリル等のラジカル開始剤
が不飽和ポリエステル系樹脂に良く使用される。
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂に、アミンがエポキシ
樹脂に、メチルエチルケトンパーオキサイド、等の過酸
化物、アゾビスイソブチロニトリル等のラジカル開始剤
が不飽和ポリエステル系樹脂に良く使用される。
イソシアネートとしては、2価以上の脂肪族又は芳香
族イソシアネートを使用できるが、熱変色防止、耐候性
の点から脂肪族イソシアネートが望ましい。具体例とし
ては、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシア
ネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、リダンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
族イソシアネートを使用できるが、熱変色防止、耐候性
の点から脂肪族イソシアネートが望ましい。具体例とし
ては、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシア
ネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、リダンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
また、硬化反応を促進する為に、必要に応じて塗工後
加熱しても良い。例えば、イソシアネート硬化型不飽和
ポリエステル系樹脂又ポリウレタン系樹脂の場合は通常
40〜60℃で1〜5日間程度、またポリシロキサン樹脂の
場合は通常80〜150℃で1〜300分程度である。
加熱しても良い。例えば、イソシアネート硬化型不飽和
ポリエステル系樹脂又ポリウレタン系樹脂の場合は通常
40〜60℃で1〜5日間程度、またポリシロキサン樹脂の
場合は通常80〜150℃で1〜300分程度である。
電離放射線硬化性樹脂を用いることが可能であり、そ
の際には、分子中に重合性不結合又は、エポキシ基を有
するプレポリマー、オリゴマー、及び/又は単量体を適
宜混合した組成物を用いる。
の際には、分子中に重合性不結合又は、エポキシ基を有
するプレポリマー、オリゴマー、及び/又は単量体を適
宜混合した組成物を用いる。
尚、此処で電離放射線とは電磁波又は荷電粒子線のう
ち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するもの
を意味する。
ち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するもの
を意味する。
混合された重合性樹脂(ベース樹脂)を注型型に注入
する手段としては、流し込み、中空成型、低圧インジェ
クションなどの手段が用いられる。
する手段としては、流し込み、中空成型、低圧インジェ
クションなどの手段が用いられる。
また、本発明で用いられる重合性樹脂は、前記のよう
に、メチルメタアクリルレート樹脂及びその重合体もし
くは不飽和ポリエステル樹脂及びその誘導体であること
が好ましい。アクリル系樹脂としては、メチルメタクリ
レートのホモポリマー、およびメチルメタクリレートと
α,β−エチレン性不飽和化合物とのコポリマーが代表
的であるが、そのほかの(メタ)アクリル酸またはその
エステルのポリマーも使用できる。上記ポリマーを構成
するモノマーの例としては、酢酸ビニル、スチレン、メ
チル(メタ)アクリレート、エチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、エチル
メタクリレート、ブチルメタクリレートおよびシクロヘ
キシルメタクリレートが挙げられる。ポリエステル系樹
脂としては、各種FRP:人工大理石疾うに使う公知のもの
が用いられる。例えば、α−β不飽和多塩基酸を一成分
として含み、任意の飽和酸及び/又は不飽和酸で変性し
て、多価アルコールとエステル化反応により得られる不
飽和アルキドをモノマーに溶解したタイプのもの、又
は、ビスフェノール系不飽和ポリエステル樹脂もしくは
イソフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂等を用いること
ができる。
に、メチルメタアクリルレート樹脂及びその重合体もし
くは不飽和ポリエステル樹脂及びその誘導体であること
が好ましい。アクリル系樹脂としては、メチルメタクリ
レートのホモポリマー、およびメチルメタクリレートと
α,β−エチレン性不飽和化合物とのコポリマーが代表
的であるが、そのほかの(メタ)アクリル酸またはその
エステルのポリマーも使用できる。上記ポリマーを構成
するモノマーの例としては、酢酸ビニル、スチレン、メ
チル(メタ)アクリレート、エチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、エチル
メタクリレート、ブチルメタクリレートおよびシクロヘ
キシルメタクリレートが挙げられる。ポリエステル系樹
脂としては、各種FRP:人工大理石疾うに使う公知のもの
が用いられる。例えば、α−β不飽和多塩基酸を一成分
として含み、任意の飽和酸及び/又は不飽和酸で変性し
て、多価アルコールとエステル化反応により得られる不
飽和アルキドをモノマーに溶解したタイプのもの、又
は、ビスフェノール系不飽和ポリエステル樹脂もしくは
イソフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂等を用いること
ができる。
重合開始剤は、シロップ用触媒として常用されてい
る、ペルオキシ化合物、ヘミパーマレエート(例えばモ
ノ第3ブチルパーオキシマレエート)が好適である。
る、ペルオキシ化合物、ヘミパーマレエート(例えばモ
ノ第3ブチルパーオキシマレエート)が好適である。
硬化剤としては、エチレンジメタクリレート、プロピ
レンジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタ
クリレート、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレー
トおよびジアリルフタレートが挙げられる。
レンジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタ
クリレート、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレー
トおよびジアリルフタレートが挙げられる。
充填剤は、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、アルミナ、石粉、FRP
廃棄物、ケイ砂、ガラス繊維、クレー、カオリン、タル
クなどから、美観と製品の強度への影響を考慮して選択
する。
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、アルミナ、石粉、FRP
廃棄物、ケイ砂、ガラス繊維、クレー、カオリン、タル
クなどから、美観と製品の強度への影響を考慮して選択
する。
本発明は、上記の条件のもとで所要の初期の目的を達
成するとができる。さらに、前記したように、本発明に
おいては、必要に応じ、離型性基材シートの絵柄層のあ
る面に、絵柄とベース樹脂層である重合性樹脂との密着
性の向上の目的から、ウレタン系塗料などからなるプラ
イマー層を設けることにより、より安定した成型品を得
ることが可能となる。また、離型性基材シートを成形品
から離型し易くするために基材シート上にブチラール系
樹脂などの適宜の樹脂からなる剥離層を形成しその上に
絵柄を設けるようにしても良い。さらに、基材シートを
離型した後に、絵柄の保護の目的から、該離型面上に透
明の重合性樹脂をスプレーコートなどの手段により施
し、表面保護層を形成することも有効である。
成するとができる。さらに、前記したように、本発明に
おいては、必要に応じ、離型性基材シートの絵柄層のあ
る面に、絵柄とベース樹脂層である重合性樹脂との密着
性の向上の目的から、ウレタン系塗料などからなるプラ
イマー層を設けることにより、より安定した成型品を得
ることが可能となる。また、離型性基材シートを成形品
から離型し易くするために基材シート上にブチラール系
樹脂などの適宜の樹脂からなる剥離層を形成しその上に
絵柄を設けるようにしても良い。さらに、基材シートを
離型した後に、絵柄の保護の目的から、該離型面上に透
明の重合性樹脂をスプレーコートなどの手段により施
し、表面保護層を形成することも有効である。
本発明によれば、安定した所望の絵柄、デザインを持
つ洗面ボール成形品を注型により量産することが可能と
なる。また、あらかじめ成型性があり所望の絵柄を有す
る離型性基材シートを別の型で完全に成型してから注型
型に装着するために、複雑な立体形状の洗面ボールの注
型型にも、しわや破れれなどなくその形状に完全に沿っ
た状態で装着することができ、かつ、真空、圧空など成
型用型の吸気孔の跡などが成型品に残ることがなく、見
栄えの良い最終製品を得ることができる。
つ洗面ボール成形品を注型により量産することが可能と
なる。また、あらかじめ成型性があり所望の絵柄を有す
る離型性基材シートを別の型で完全に成型してから注型
型に装着するために、複雑な立体形状の洗面ボールの注
型型にも、しわや破れれなどなくその形状に完全に沿っ
た状態で装着することができ、かつ、真空、圧空など成
型用型の吸気孔の跡などが成型品に残ることがなく、見
栄えの良い最終製品を得ることができる。
以下、添付の図面に基づいて本発明をいくつかの実施
例にしたがってより発明の詳細な説明に説明する。
例にしたがってより発明の詳細な説明に説明する。
〔実施例1〕 1. 厚さ150μの透明PVCフィルム1にグラビアコートに
てブチラール系樹脂からなる2μから3μ厚の剥離層5
を設け、ついでグラビア印刷にて大理石模様2を印刷し
た。印刷用インクとしてはアクリル系樹脂のインキを用
いた。
てブチラール系樹脂からなる2μから3μ厚の剥離層5
を設け、ついでグラビア印刷にて大理石模様2を印刷し
た。印刷用インクとしてはアクリル系樹脂のインキを用
いた。
2. 該印刷フィルムを真空成型法にて洗面ボールの逆型
の形状に成型した。
の形状に成型した。
3. 2.の成型フィルムを該洗面ボール逆型と同一形状の
ステンレス注型型3上に置いた。
ステンレス注型型3上に置いた。
4. さらに、3.の上から、下記の配合比のベース重合性
樹脂4を流入法で約100〜150m/m厚に流入した。
樹脂4を流入法で約100〜150m/m厚に流入した。
配合比:メチルメタアクリルレートの重合シロップ
(三井東圧株式会社製) 30部 ケイ砂 30部 水酸化アルミニウム粉末(昭和電工株式会社
製) 40部 T−ブチルパーオキシネオドカノエート 0.3部 硬化条件は、70℃1時間プレキュアー、120℃1時間
アフターキュアーで行った。
(三井東圧株式会社製) 30部 ケイ砂 30部 水酸化アルミニウム粉末(昭和電工株式会社
製) 40部 T−ブチルパーオキシネオドカノエート 0.3部 硬化条件は、70℃1時間プレキュアー、120℃1時間
アフターキュアーで行った。
5. その後通常の手段により、離型性基材シートを剥離
した。
した。
〔実施例2〕 1. 厚さ150μの透明塩ビフィルム1(可塑剤12pHR)に
グラビアコートにてブチラール系樹脂からなる2μから
3μ厚の剥離層5を設け、ついでグラビア印刷にて大理
石模様2を印刷した。印刷用インクとしてはポリエステ
ル系樹脂のインキを用いた。
グラビアコートにてブチラール系樹脂からなる2μから
3μ厚の剥離層5を設け、ついでグラビア印刷にて大理
石模様2を印刷した。印刷用インクとしてはポリエステ
ル系樹脂のインキを用いた。
2. 該印刷フィルムを真空成型法にて洗面ボールの逆型
の形状に成型した。
の形状に成型した。
3. 2.の成型フィルム該洗面ボール逆型と同一形状のス
テンレス注型型3上に置いた。
テンレス注型型3上に置いた。
4. さらに、3.の上から、下記の配合比のベース重合性
樹脂4を流入法で約100〜150m/m厚に流入した。
樹脂4を流入法で約100〜150m/m厚に流入した。
配合比:不飽和ポリエステル樹脂(昭和高分子株式会
社製) 100部 ナフテン酸コバルト(促進剤) 0.1部 メチルエチルケトンパーオキサイト(硬化剤) 0.3部 ケイ砂 50部 水酸化アルミニウム粉末(昭和電工株式会社
製) 50部 硬化条件は、常温(20℃)、12時間でおこなった。
社製) 100部 ナフテン酸コバルト(促進剤) 0.1部 メチルエチルケトンパーオキサイト(硬化剤) 0.3部 ケイ砂 50部 水酸化アルミニウム粉末(昭和電工株式会社
製) 50部 硬化条件は、常温(20℃)、12時間でおこなった。
5. その後通常の手段により、離型性基材シートを剥離
した。
した。
6. さらに、絵柄面に透明重合性樹脂をスプレーコート
し表面保護層7を形成した。
し表面保護層7を形成した。
第1図はこの発明の方法に従って洗面ボール成形品が注
型される工程を示す図、第2図は基材シートに易接着プ
ライマー層及び剥離層を施した状態を示す図、第3図は
成形品に表面保護層を施した状態を示す図である。 1……離型性基材シート、2……絵柄模様、3……注型
型、4……ベース樹脂層、5……剥離層、6……プライ
マー層、7……表面保護層
型される工程を示す図、第2図は基材シートに易接着プ
ライマー層及び剥離層を施した状態を示す図、第3図は
成形品に表面保護層を施した状態を示す図である。 1……離型性基材シート、2……絵柄模様、3……注型
型、4……ベース樹脂層、5……剥離層、6……プライ
マー層、7……表面保護層
Claims (2)
- 【請求項1】洗面ボール成形品に絵付けを行う方法であ
って、所望の絵柄を有する離型性基材シートを、絵柄の
ある面を洗面ボールの逆型形状の注型型の型面側とは反
対側に位置させて、該注型型の所定の型面に沿った形状
に予備成型し、該予備成形された離型性基材シートを注
型型の型面に載置した後、該注型型内に樹脂を注入し硬
化させ、その後に、該離型性基材シートを剥離すること
を特徴とする、樹脂製洗面ボール成形品に所望の絵付け
を行う方法。 - 【請求項2】注型型に注入する樹脂が重合性樹脂である
ことを特徴とする、請求項1に記載の絵付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19473390A JP3026996B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 洗面ボール成形品への絵付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19473390A JP3026996B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 洗面ボール成形品への絵付け方法 |
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JPH0482715A JPH0482715A (ja) | 1992-03-16 |
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ID=16329331
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JP19473390A Expired - Fee Related JP3026996B2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 洗面ボール成形品への絵付け方法 |
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JP5536368B2 (ja) * | 2009-06-03 | 2014-07-02 | 株式会社サカイヤ | 装飾固体片が埋め込まれた合成樹脂シートの製造方法および合成樹脂成形品の製造方法 |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP19473390A patent/JP3026996B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0482715A (ja) | 1992-03-16 |
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