JP3373441B2 - 光硬化性シートおよびそれを用いた成形品 - Google Patents

光硬化性シートおよびそれを用いた成形品

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JP3373441B2
JP3373441B2 JP28688798A JP28688798A JP3373441B2 JP 3373441 B2 JP3373441 B2 JP 3373441B2 JP 28688798 A JP28688798 A JP 28688798A JP 28688798 A JP28688798 A JP 28688798A JP 3373441 B2 JP3373441 B2 JP 3373441B2
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洋子 下井
幸也 脇阪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた外観、意匠
性、耐擦傷性、耐薬品性および耐候性を有する成形品を
与えることのできる、粘着性のない光硬化性シートに関
するものであり、インストルメントパネル、コンソール
ボックス、メーターカバー、ドアロックペゼル、ステア
リングホイール等の自動車内装材、ウェザーストリッ
プ、バンパー、ストラットマウント、サイドモール、ド
アモール、ウィンドモール等の自動車外装材、AV機器
や家電製品のフロントパネルやボタン等、さらには家具
用外装材や建築用内外装材用途に用いられる光硬化性シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製品を成形と同時にその表
面を装飾する方法として、(1)金型表面に予め模様を
付けておく方法、(2)金型内面に転写フィルムを装着
し、成形と同時にフィルムの模様等を成形品の外面に転
写する方法、(3)機能付または印刷シートを金型内面
に貼付けておき、成形と同時にそのシートを成形品表面
に貼付けする方法等が提案されている。(2)または
(3)の方法については、例えば、特開昭60−250
925号公報、特公昭59−36841号公報、特公平
8−2550号公報に耐候性付与シートまたは印刷シー
トを金型内面に形成した後、成形用樹脂を射出成形する
ことによリシートで表面が被覆された成形品を製造する
方法が提案されている。
【0003】しかしながら、上記の技術は、加飾や機能
性の付与を熱可塑性シートや印刷の転写で行っているた
め、得られた成形品の表面硬度が不十分なものであっ
た。例えば、成形品に耐候性を付与する場合には、ポリ
フッ化ビニリデン(PVDF)などからなる高耐候性シ
ートを用いればよいが、充分な表面硬度が得られないと
いう問題がある。これに対して、表面硬度の高い成形品
を得ようとする場合には、予め架橋した表面硬度の高い
シートを用いなければならない。しかしながら、そのよ
うなシートは、立体形状の成形品への適用が困難であ
る。
【0004】そこで、特公平7−323号公報に示され
るような、アクリル樹脂、反応性ビニル基を有する化合
物および光重合開始剤を含有する樹脂組成物を用いて形
成される光硬化性樹脂層とシート基材とが積層されてな
る光硬化性シートが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、光硬化させる前のシートは、常温で液状の反応
性ビニル基を有する化合物を含有するため、表面に粘着
性が有ったり、表面の粘着性が時間と共に変化する等の
現象が起こり、ロール状態での保存安定性が不良であ
る。具体的には、粘着して巻き出せない、低温で保存し
ないと両端より樹脂がしみ出す等の問題があった。さら
には、その粘着性のため、印刷シートとして使用する場
合の印刷工程において不具合が生じていた。
【0006】また、特開平2−289611号公報に
は、脂環式エポキシ基を含有するアクリル樹脂と光カチ
オン重合開始剤からなる樹脂組成物が示されているが、
この樹脂組成物を単独で用いてシートにした場合には、
アクリル樹脂のガラス転移温度が低いと、インサート成
形用シートとして用いた際に金型への貼り付きが生じて
しまう。一方、アクリル樹脂のガラス転移温度が高い場
合には、シート性状が脆いため、取り扱い性に劣るとい
う問題があった。
【0007】本発明の目的は、加飾を施した意匠性の良
好な成形品の製造において用いられる、耐擦傷性、耐候
性および耐薬品性に優れた成形品を与えることができ、
加工性および保存安定性に優れ、かつ、粘着性のない光
硬化性積層シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明の光硬化性シートは、側鎖に光重合
性官能基を有するアクリル樹脂(a−1)、常温で固体
状の多官能アクリレート(a−2)および光重合開始剤
(a−3)からなる光硬化性樹脂組成物(A)が基材シ
ート(B)上に積層された構成を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、順次説明する。本発明の光硬化性シートは、側鎖に
光重合性官能基を有するアクリル樹脂(a−1)、常温
で固体状の多官能アクリレート(a−2)および光重合
開始剤(a−3)からなる光硬化性樹脂組成物(A)が
基材シート(B)上に積層されたものである。このよう
に、ポリマー側鎖に光重合性官能基を有する構造にし、
かつ常温で固体状の多官能アクリレートを使用すること
で、粘着性が無く、保存安定性に優れるシートが得られ
るという利点を有する。
【0010】上記光重合性官能基としては、光を照射す
ることにより重合が進行するものであればよいが、好ま
しくは下記構造式(1)で示される脂環式エポキシ基が
挙げられる。
【0011】
【化1】
【0012】脂環式エポキシ基を側鎖に有する化合物
は、他の(メタ)アクリレートと共重合可能なものであ
れば特に限定はされないが、具体的には下記構造式
(2)で示されるような化合物が挙げられる。
【0013】
【化2】
【0014】(式中、Rはメチル基またはは水素原子を
表し、nは0〜5の整数である) 側鎖に光重合性官能基を有する化合物の共重合量は、ア
クリル樹脂(a−1)100重量部に対して、1〜10
0重量部が好ましい。1重量部未満では、ポリマー同士
が十分に架橋せず、所望の硬化物性が得られない。耐擦
傷性に優れる光硬化性シートを得るためには、側鎖に光
重合性官能基を有する化合物(a−1)の共重合量は、
50〜100重量部とすることがさらに好ましい。
【0015】このように、架橋に関与する官能基をアク
リル樹脂中に導入することにより、少量の架橋で効率的
に硬化物性を向上することが可能となる。アクリル樹脂
(a−1)には、公知のラジカル重合可能なビニル重合
性単量体を必要に応じて共重合することができる。かか
るビニル重合性単量体としては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリ
レート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリレート類、N−フェニルマレイミド、シクロ
ヘキシルマレイミド、N−ブチルマレイミド等のイミド
誘導体、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒド
ロキシアルキル基含有(メタ)アクリレート類、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル等のア
ミド基含有ビニル単量体、アリルグリシジルエーテル、
グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有ビ
ニル単量体、ブタジエン等のオレフィン系単量体を挙げ
ることができる。
【0016】アクリル樹脂(a−1)は、ガラス転移温
度が40〜150℃に調節されていることが好ましい。
ガラス転移温度が40℃未満の場合には、インサート成
形時にシートの金型剥離性が不良となることがある。ま
た、ガラス転移温度が150℃を超える場合には、シー
ト性状が脆くなり、取り扱い性に劣ることがある。得ら
れるアクリル樹脂共重合体のガラス転移温度を考慮する
と、ホモポリマーのガラス転移温度が高いビニル重合性
単量体を使用することが好ましい。
【0017】アクリル樹脂(a−1)の分子量は、1
0,000〜1,000,000の範囲が好ましい。分
子量が10,000未満であると、インサート成形時の
予備加熱により成形用金型にシートが貼り付くことがあ
る。一方、分子量が1,000,000を超えると合成
が困難になり、あるいは溶剤キャスト法にて光硬化性シ
ートを製造する場合に、アクリル樹脂を有機溶剤等で十
分攪拌溶解させることが困難となり、外観低下の原因と
なることがある。
【0018】アクリル樹脂(a−1)の製造方法は、特
に限定されず、公知のラジカル重合法が適用される。こ
のようなアクリル樹脂(a−1)を用いていることか
ら、光硬化性樹脂組成物の表面には粘着性がなく、また
表面の粘着性が時間と共に変化する等の現象も起こら
ず、ロール状態での保存安定性が良好な光硬化性シート
を得ることができる。
【0019】本発明に用いられる多官能アクリレート
(a−2)は、常温で固体状であることが必要である。
常温で固体状でなければ、硬化前のシートにはタックが
生じ、シートの巻だしが困難になる。常温で固体状の多
官能アクリレート(a−2)としては、硬化性を考慮す
ると分子量当たりの二重結合数が多いものが好ましい。
また、耐候性を考慮すると脂肪族性で分子量当たりの二
重結合数の少ないものが好ましい。さらに、常温で固体
状であれば、オリゴマーであってもよい。その場合に
は、分子量が5000を超えると硬化性が低下すること
があるので、オリゴマー分子量は5000未満であるこ
とが好ましい。常温で固体状のアクリレートの具体例と
しては、ポリオキシエチレングリコールジメタクリレー
ト、イソシアヌル酸トリアクリレート、ポリエステルア
クリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレ
ート等が挙げられる。
【0020】常温で固体状の多官能アクリレート(a−
2)の添加量は、アクリル樹脂(a−1)100重量部
に対して10〜100重量部の範囲が好ましい。常温で
固体状の多官能アクリレートの添加量が10重量部未満
の場合には、光硬化後のシートの架橋密度は多官能アク
リレートを添加しない場合とほぼ同じになり、添加効果
が得られないことがある。また、添加量が100重量部
を超えると、光硬化後も未反応の多官能アクリレートが
シート中に多量に残存し、結果として耐候性が劣ること
がある。
【0021】本発明で用いる光重合開始剤(a−3)と
しては、光照射によってラジカルを発生させる光ラジカ
ル重合開始剤や酸を生成する光カチオン重合開始剤が挙
げられるが、側鎖の光重合性官能基が脂環式エポキシ基
の場合には光ラジカル重合開始剤と光カチオン重合開始
剤が併用される。光ラジカル重合開始剤は、公知の化合
物であれば特に限定はないが、硬化時の黄変性や耐候時
の劣化を考慮すると、アセトフェノン系、ベンゾフェノ
ン系のような分子内にアミノ基を含まない開始剤が良
い。例えば、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4
−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−プロパン−1−オンが好ましい。これらのうち、成
型方法によっては一時的に開始剤の沸点以上の温度にな
るものがあるので、注意が必要である。成型品の表面硬
度を上げるため、n−メチルジエタノールアミンなどの
酸素重合禁止硬化防止剤を添加してもよい。
【0022】これらの光重合開始剤の他に、成形時の熱
を利用しての硬化も考慮して、各種過酸化物を添加して
もよい。光硬化性シートに過酸化物を含有させる場合に
は、150℃で30秒程度で硬化させる必要があるの
で、臨界温度の低い過酸化物、例えば、ラウロイルパー
オキサイド、t−ブチル−パーオキシ−2−エチルヘキ
サノエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等が好ましく用
いられる。
【0023】光ラジカル重合開始剤の添加量は、硬化後
の残存量が耐候性に影響するため、側鎖に光重合性官能
基を有する化合物と常温で固体状の多官能アクリレート
の合計100重量部に対して5重量部以下が望ましく、
特に硬化時の黄変に関連するアミノ系の光ラジカル重合
開始剤は1重量部以下が望ましい。光カチオン重合開始
剤は、公知の化合物であれば特に限定はされないが、具
体的には、ジアリルヨードニウム塩、トリアリルス
ニウム塩、鉄アレーン(芳香族炭化水素)錯体等が
挙げられる。なかでも、上記の脂環式エポキシ(メタ)
アクリレートとの反応性、着色の問題等を考慮すると、
下記構造式(3)に示すようなトリアリルスルホニウ
ム塩がより好ましい。
【0024】
【化3】
【0025】(式中、R1 は炭素/炭素結合または炭素
/硫黄結合を介する置換または無置換の芳香族環を表
し、R2 およびR3 は置換または無置換の芳香族環を表
す) このような、光カチオン重合系を選択することにより、
光ラジカル重合系と比較して、硬化収縮が少なく、樹脂
との密着性に優れるため、硬化層の割れや剥がれが発生
しにくい、硬化前後において低臭気である、酸素による
重合阻害が無い等のメリットがある。
【0026】光カチオン重合開始剤の添加量は、アクリ
ル樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部が好ま
しい。基材シート(B)としては、その使用方法によっ
て好適なものが選ばれるが、例えば、ABS(アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン、フッ素系樹脂、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、軟質アクリルシート等が挙げられる。なかでも、好
ましくは、インサート成形性を考慮すると、軟質アクリ
ルシートおよびポリオレフィンシートである。さらに好
ましくは、光硬化性樹脂組成物(A)との密着性や耐候
性、透明性等を考慮すると、架橋ゴム成分を有する熱可
塑性アクリル樹脂シートである。この場合、光硬化性樹
脂組成物との密着性が良好なことにより、側鎖に光重合
性官能基を有するアクリル樹脂(a−1)のガラス転移
温度が高い場合にも、シートのワレが発生することが無
く、取り扱い性に優れたシートを得ることができる。
【0027】架橋ゴム成分を有する透明熱可塑性アクリ
ル樹脂シートとしては、特開平9−263614等に開
示されているように、多層構造を有するアクリル樹脂を
押し出し成形することによって得られる透明熱可塑性ア
クリルシートがある。具体的には、最内層重合体
()、架橋弾性重合体()、最外層重合体()を
基本構造とするアクリル樹脂であって、最内層重合体
()は炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルア
クリレートまたは炭素数1〜4のアルキル基を有するア
ルキルメタクリレート(−1)80〜100重量部、
(−1)と共重合可能な二重結合を有する他の単量体
(−2)0〜10重量部および多官能単量体(−
3)0〜10重量部からなり、(−1)〜(−3)
の合計量100重量部に対してグラフト交叉剤0.1〜
10重量部の組成からなり、架橋弾性重合体()は炭
素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレート
(−1)80〜100重量部、(−1)と共重合可
能な二重結合を有する他の単量体(−2)0〜20重
量部および多官能単量体(−3)からなり、(−
1)〜(−3)の合計量100重量部に対してグラフ
ト交叉剤0.1〜5重量部の組成からなり、最外層重合
体()は炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキル
メタクリレート(−1)51〜10重量部および(
−1)と共重合可能な二重結合を有する他の単量体(
−2)0〜49重量部の組成からなり、ガラス転移温度
が少なくとも60℃である、多層構造を有するアクリル
樹脂を押し出し成形することによって得られる透明熱可
塑性アクリル樹脂シートである。
【0028】基材シート(B)は、透明シートや、艶消
しシートまたは凹凸を有するシートであってもよいが、
基材シート上に印刷層を設ける場合には、印刷層が鮮明
となるため、透明シートであることが好ましい。光硬化
性シートの製造方法としては、側鎖に光重合性官能基を
有するアクリル樹脂(a−1)と常温で固体状の多官能
アクリレート(a−2)及び光重合開始剤(a−3)か
らなる光硬化性樹脂組成物(A)を有機溶媒などに十分
攪拌溶解させ、ナイフコーター、コンマコータ、リバー
スコータ等のキャスティング方法によリ基材シート
(B)上にコーティングし、溶剤除去のための乾燥を行
って積層シートとする方法がある。また、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィンからなる基材シ
ート上に上記樹脂液をコーティングする際は、基材シー
トと光硬化性樹脂組成物との密着性を上げるために、
予め、基材シート上に低分子量ポリオレフィン等からな
るプライマーを塗布しておく、予め、コロナ放電など
で基材シート表面を活性化しておく(このコロナ放電を
行う工程としては、活性化された直後が密着性が高いの
で、コーティングする少し前が好ましい)のが好まし
い。
【0029】本発明の光硬化性シートは、基材シート側
に印刷層を設けることにより、光硬化性加飾シートとす
ることもできる。印刷層に用いられれるインキの顔料と
しては、例えば、次のものが使用できる。通常顔料とし
て、黄色顔料としてはポリアゾ等のアゾ系顔料、イソイ
ンドリノン等の有機顔料、黄鉛等の無機顔料、赤色顔料
としてはポリアゾ等のアゾ系顔料、キナクリドン等の有
機顔料、弁柄等の無機顔料、青色顔料としてはフタロシ
アニンブルー等の有機顔料、コバルトブルー等の無機顔
料、黒色顔料としてはアニリンブラック等の有機顔料、
白色顔料としては二酸化チタン等の無機顔料が使用でき
る。
【0030】インキの印刷方法としては、公知のグラビ
ア輪転印刷法、スクリーン印刷法等を用いるのがよい。
この際、本発明のように常温で液状の反応性ビニル化合
物を使用せず、ポリマー同士を架橋する構成とした光硬
化性樹脂組成物は、表面に粘着性が無く、印刷時のトラ
ブルが少なく、歩留まりが良好である。
【0031】また、本発明の光硬化性シートは、基材シ
ート側に印刷層、接着層および必要に応じてプライマー
シートが順次形成された光硬化性インサート成形用シー
トとすることができる。その場合、光硬化性インサート
成形用シートの好ましい厚み範囲は、30〜750μm
である。シート厚みが30μm未満の場合には、深しぼ
り成形を行った際に、曲面でのシート厚みが著しく低下
し、結果として得られる成形品の耐擦傷性や耐薬品性等
の物性が低下するため好ましくない。また、シート厚み
が750μmを超える場合には、金型への形状追従性が
低下するため好ましくない。
【0032】上記接着層は、印刷層と成形樹脂あるいは
印刷層とプライマーシートとの密着性を高める性質のも
のなら任意の合成樹脂状材料を選択することができる。
例えば、成形樹脂がポリオレフィンである場合には、接
着層は塩素化ポリオレフィンを含むのが好ましい。上記
プライマーシートは、必要に応じて形成されるものであ
るが、成形樹脂との密着性を高める目的から、成形樹脂
と相溶性の材料から作製される。実質的には、成形樹脂
と同じポリマー材料から作製するのが好ましい。また、
プライマーシートは、射出成型品の表面欠陥が光硬化性
樹脂組成物上に伝搬されるのを最少にするといった利点
を有する。その場合、プライマーシートは光硬化性樹脂
組成物の完全に円滑な上面を呈しながら、成形樹脂の表
面欠陥を吸収するほどの厚みを有することが必要であ
る。
【0033】次に上記光硬化性インサート成形用シート
を用いた成型品について説明する。シートを光硬化性樹
脂組成物(A)側が金型に向かい合うように配置し、必
要に応じて光硬化性インサート成形用シートを加熱し
て、シートを金型形状に追従させた後、金型を閉じて溶
融した成形樹脂を射出成形する。最後に、金型から取り
出した成型品に紫外線照射ランプ等を用いて光を照射す
る。照射量は、通常500−1,000mJ/cm2
度である。光照射によって光硬化性樹脂組成物は硬化し
て:硬質の被膜が表面に形成されたインサート成型品を
得ることができる。
【0034】本発明の光硬化性インサート成形用シート
により加飾された成型品が主に屋外で使用される場合に
は、シートに紫外線吸収剤や光安定剤を加えることもで
きる。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベ
ンゾフェノン、サリチル酸エステル等の有機物または
0.2μm径以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウ
ム、酸化チタン等の無機物を使用することができる。光
安定剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミ
ン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等の
ラジカル捕捉剤を用いることができる。
【0035】このようにして得られた成形品は、成形と
同時に色あるいはデザインが付与され、さらには短時間
の光照射によって、耐擦傷性、耐薬品性および耐候性等
が向上する。従って、本発明によれば、現行の成形後の
スプレー塗装等と比較して、工程の短縮、歩留まりの向
上、環境への影響低減等がはかれる。また、本発明の光
硬化性シートは、既に射出成形された樹脂成形体に直接
あるいは接着剤層を介してラミネートすることにより、
射出成形品表面に積層して使用することもできる。
【0036】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。なお、例中、「部」は「重量部」を意味す
る。 合成例1 (アクリル樹脂Aの合成) 下記の成分を用意した。
【0037】 (重合性単量体) サイクロマーM100 100g (溶剤) メチルエチルケトン 150g (重合開始剤) アゾビスイソブチロニトリル 1g 窒素導入口、撹拌機、コンデンサーおよび温度計を備え
た1Lの4つ口フラスコに、窒素雰囲気下で、サイクロ
マーM100(ダイセル化学工業(株)製)およびメチ
ルエチルケトン60g、アゾビスイソブチロニトリル
0.3gを入れ、撹拌しながら湯浴の温度を80℃に上
げ、その温度で2時間重合させた。次いで、アゾビスイ
ソブチロニトリルの残量を1時間置きに5回に分けて添
加した後、フラスコ内温を溶剤の沸点まで上昇させてそ
の温度でさらに2時間重合させた。その後、フラスコ内
温度が50℃以下になってから、メチルエチルケトンの
残量を添加して重合反応物をフラスコより取り出し、ア
クリル樹脂Aの溶液を得た。アクリル樹脂Aにおける単
量体混合物の重合率は99.5%以上であり、固形分量
は約40重量%、重量平均分子量は約22万、ガラス転
移温度は約73℃であった。
【0038】なお、上記で用いたサイクロマーM100
は、下記式(4)で示される脂環式エポキシメタクリレ
ートである。
【0039】
【化4】
【0040】(式中、Rはメチル基を表し、nは0であ
る) 合成例2〜6 (アクリル樹脂B〜Fの合成) 表1の成分を用意し、上記と同様にして重合を行った。
得られたアクリル樹脂B〜Fの特性を併せて表1に示
す。
【0041】
【表1】
【0042】なお、上記で用いたサイクロマーA200
は、ダイセル化学工業(株)製の脂環式エポキシアクリ
レートであり、上記式(4)においてRが水素原子であ
り、nが0である化合物である。 実施例1〜9、比較例1〜2 合成したアクリル樹脂A〜Fおよび表2の化合物を用い
て、表2の組成を有する光硬化性樹脂溶液を調製した。
【0043】なお、表2中の各成分の量は、固形分換算
の重量部である。
【0044】
【表2】
【0045】注) 1)メチルメタクリレート/アクリル酸メチル=95/
5(重量比)、重量平均分子量=65,000、Tg=
98℃ 2)多官能アクリレート(A):FANCRYL FA
−731A(日立化成(株)製)、イソシアヌル酸トリ
アクリレート、mp=約53℃ 3)多官能アクリレート(B):リポキシVR−60
(昭和高分子(株)製)、ビスフェノールA型ジアクリ
レート、mp=70〜80℃ 4)多官能アクリレート(C):カラヤッドD−310
(日本化薬(株)製)、5官能アクリレート、常温液体 5)光カチオン重合開始剤:サンエイトドSI−100
L(三新化学製)、トリフェニルスルホニウム6フッ化
アンチモネート 6)光重合開始剤:イルガキュアー184(チバ・ガイ
ギー製)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン 7)酢酸エチル 得られた組成物溶液をプロペラ型ミキサーで撹拌し、シ
ート基材として架橋ゴム成分を含む、厚さ200μmの
透明軟質アクリルシート上に塗工巾350mmに塗布
し、次いで熱風乾燥機を用いて乾燥させ、厚さ20μm
の光硬化性樹脂層を形成した。続いて、幅300mmに
スリットして20mの長さにABS製コアにロール状に
巻き取った。なお、透明軟質アクリルシートのみの破断
伸度をテンシロンにより測定すると、100℃加熱時の
破断伸度は400%であった。
【0046】約2週間、室温にてロール状態で保存し、
巻きだしながら表面の粘着性を評価した。巻きだし可能
なフィルムに関しては、硬化前の破断強伸度をテンシロ
ンにて室温で測定した。結果を表3に示す。なお、粘着
性の評価は、次の基準により行った。 ○:粘着性無し、△:粘着性有り、×:粘着性大、巻き
だし不可 次いで、黒、茶、黄の各色の顔料から成るインキを用
い、透明軟質アクリルシート面に絵柄をグラビア印刷法
によって印刷した後、光硬化性インサート成型用シート
を得た。この時、シートの厚みは223μmであった。
【0047】光硬化性インサート成型用シートを、光硬
化性樹脂組成物が金型に向き合うように配置し、次いで
赤外線ヒーター温度300℃で15秒間シートを予備加
熱した後、さらに加熱を行いながら真空吸引することに
より金型形状にシートを追従させた。成形温度220〜
250℃、金型温度40〜60℃の条件において、アク
リロニトリルーブタジエンーポリスチレン共重合体樹脂
を成形樹脂としてインサート成形を行い、光硬化性イン
サート成型用シートが成型品に密着したインサート成型
品を得た。
【0048】次いで、紫外線照射装置を用いて、約70
0mJ/cm2 の紫外線を照射し、光硬化性樹脂組成物
を硬化させ、表面物性を評価した。結果を表3に示す。 実施例10 実施例1で調製した組成物溶液をプロペラ型ミキサーで
撹拌し、透明基材シートとして、塩素化ポリオレフィン
予め塗布した厚さ100μmの透明ポリプロピレンシー
ト上に塗工巾350mmに塗布し、次いで熱風乾燥機を
用いて乾燥させ、厚さ20μmの光硬化性樹脂層を形成
した。続いて、幅300mmにスリットして20mの長
さにABS製コアにロール状に巻き取った。なお、透明
プロピレンシートのみの破断伸度をテンシロンにより測
定すると、100℃加熱時の破断伸度は400%であっ
た。
【0049】次いで、黒、茶、黄の各色の顔料から成る
インキを用い、透明ポリプロピレンシート面に絵柄をグ
ラビア印刷法によって印刷した後、光硬化性インサート
成型用シートを得た。この時、シートの厚みは125μ
mであった。光硬化性インサート成型用シートを、光硬
化性樹脂組成物が金型に向き合うように配置し、次いで
赤外線ヒーターにより温度200℃で15秒間シートを
予備加熱した後、さらに加熱を行いながら真空吸引する
ことにより金型形状にシートを追従させた。
【0050】成形温度200℃、金型温度40〜60℃
の条件に於いて、ポリプロピレン樹脂(MA03:日本
ポリケム製)を成形樹脂としてインサート成形を行い、
光硬化性インサート成型用シートが成型品に密着したイ
ンサート成型品を得た。このときのインサート成形性を
評価した結果を表4に示す。なお、インサート成形性の
評価は、次の基準によった。
【0051】◎:大変良好、○:良好、△:取り扱い性
に劣る、×:成形不可 次いで、紫外線照射装置を用いて、約700mJ/cm
2 の紫外線を照射し、光硬化性樹脂組成物を硬化させ
た。 実施例11 実施例1において、透明基材シートとして厚さ50μm
のポリエチレンテレフタレートシートを使用した以外は
全て実施例1と同様にして、光硬化性インサート成型用
シートを得、次いでインサート成形を行ってインサート
成形品を得た。このときのインサート成形性を評価した
結果を表4に示す。
【0052】次いで、紫外線照射装置を用いて、約70
0mJ/cm2 の紫外線を照射して光硬化性樹脂組成物
を硬化させた。 実施例12 実施例1において、透明基材シートとして、厚さ50μ
mのポリカーボネートシートを使用した以外は全て実施
例1と同様にして、光硬化性インサート成型用シートを
得、次いでインサート成形を行ってインサート成形品を
得た。このときのインサート成形性を評価した結果を表
4に示す。
【0053】次いで、紫外線照射装置を用いて、約70
0mJ/cm2の紫外線を照射し、光硬化性樹脂組成物を硬化
させた。シート物性の評価方法は、下記によった。 耐ガソリン性:市販のハイオクガソリンに室温下1
時間接触させた後の状態を目視判定した。
【0054】 ○:変化無し △:若干色ムラ有り ×:著しい変色、シート割れあり 耐酸性:47重量%硫酸水溶液により40℃で3時
間スポット試験した後の外観を目視評価した。
【0055】 ○:良好 △:薄く跡有り ×:著しい跡有り 耐アルカリ性:5重量水酸化ナトリウム水溶液によ
り24時間スポット試験(50℃)し、外観を評価し
た。
【0056】 ○:良好 △:薄く跡有り ×:著しい跡有り 耐温水性:50℃の温水中に1時間浸漬後のシート
状態を目視評価した。 ○:良好 △:薄く白化 ×:著しく白化 耐磨耗性:テーバー磨耗試験後(片側250g荷重
の磨耗輪を用い、回転速度60rpm、試験回数30回
で試験を実施)のシート状態を目視評価した。
【0057】 ◎:殆ど傷無し ○:ごく僅かな傷有り △:若干傷有り ×:著しい傷有り
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】表3に示すとおり、比較例においては、シ
ート表面に粘着性が有り、ロール状態での保存安定性不
良、印刷適性不良を引き起こす。ポリマーのTgを向上
させるか、またはモノマー配合比を下げる等により粘着
性は低減化する方向に向かうが、長期の安定性や印刷適
性においては不安が有り、なおかつ伸びが少なく、非常
に脆いフィルムとなってしまう。また、比較例1のよう
に、光重合性官能基を有さないシートの場合には、イン
サート成形品のシート物性、特に耐磨耗性が低下してし
まうといった問題点を有する。一方、実施例において
は、何れのフィルムも粘着性が無く、保存安定性、印刷
適性が良好であり、伸度が高くインサート成形性に優れ
る。また、硬化後の物性も良好である。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、色またはデザインの印
刷が可能な光硬化性の印刷シートが容易に得られ、それ
を用いて射出成型時に同時成形することにより、汎用樹
脂成形体の上に、色またはデザイン等の意匠と良好な外
観、耐擦傷性および耐薬品性を有する表面が形成でき
る。従って、本発明の光硬化性シートは、インストルメ
ントパネル、コンソールボックス、メーターカバー、ド
アロックペゼル、ステアリングホイール等の自動車内装
材、ウェザーストリップ、バンパー、ストラットマウン
ト、サイドモール、ドアモール、ウィンドモール等の自
動車外装材、AV機器や家電製品のフロントパネルやボ
タン等、さらには家具用外装材や建材内外装用途に好適
に使用することができる。また、本発明の光硬化性シー
トによれば、成形品の表面を塗装する場合に比べて工程
数を省略することができて生産性もよく、環境に対する
影響も少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇阪 幸也 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイ ヨン株式会社 中央技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−16171(JP,A) 特開 平5−38797(JP,A) 特開 平10−296925(JP,A) 特開2000−6322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B29C 45/00 - 45/84 C08J 7/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖に光重合性官能基を有するアクリル
    樹脂(a−1)、常温で固体状の多官能アクリレート
    (a−2)および光重合開始剤(a−3)からなる光硬
    化性樹脂組成物(A)が基材シート(B)上に積層され
    ていることを特徴とする光硬化性シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光硬化性シートの基材
    シート側に印刷層が設けられていることを特徴とする光
    硬化性加飾シート。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光硬化性シートの基材
    シート側に印刷層、接着層および必要に応じてプライマ
    ーシートが順次形成されていることを特徴とする光硬化
    性インサート成形用シート。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の光硬化性シー
    トを、光硬化性樹脂組成物側が金型に向かい合うように
    配置し、必要に応じて光硬化性シートを加熱して、シー
    トを金型形状に追従させた後、溶融樹脂を金型内に射出
    し、樹脂を固化させることにより光硬化性シートを樹脂
    表面に形成し、その後光照射することにより、光硬化性
    樹脂組成物を光硬化させたことを特徴とするインサート
    成型品。
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