JP3026968U - 床板の防音防振構造体 - Google Patents
床板の防音防振構造体Info
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- JP3026968U JP3026968U JP1996001038U JP103896U JP3026968U JP 3026968 U JP3026968 U JP 3026968U JP 1996001038 U JP1996001038 U JP 1996001038U JP 103896 U JP103896 U JP 103896U JP 3026968 U JP3026968 U JP 3026968U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、一般住宅、体育館、講堂等の床面に
敷詰める木製床板に関するものであって、木材の振動、
騒音を確実に吸収して、床面全体に伝播しないようにす
ることで、防音防振効果を一層高めることのできる構成
簡単な床板の防音防振構造体を得ることを目的としたも
のである 【構成】木製の平坦な床板部材の裏面側全面に亘り間隔
を置いて均一に小孔を多数穿設すると共に、対向する側
端間に切込溝を間隔を置いて施し、該小孔内に不織布を
装填した後、ゴム、合成樹脂等よりなる弾性ボールを嵌
入配設して先端を床板部材の裏面より突出させ、その裏
面全体に上記弾性ボールの先端が食込むように防音防振
用のフエルト等の緩衝部材を貼着し、さらには切込溝を
穿設しな各小孔を連結するように或いは小孔の間に切込
み、また小孔に嵌入する弾性ボールは、貫通孔を有する
瓢箪形に形成され、床板部材と緩衝部材との間に不織布
を貼着したものである。
敷詰める木製床板に関するものであって、木材の振動、
騒音を確実に吸収して、床面全体に伝播しないようにす
ることで、防音防振効果を一層高めることのできる構成
簡単な床板の防音防振構造体を得ることを目的としたも
のである 【構成】木製の平坦な床板部材の裏面側全面に亘り間隔
を置いて均一に小孔を多数穿設すると共に、対向する側
端間に切込溝を間隔を置いて施し、該小孔内に不織布を
装填した後、ゴム、合成樹脂等よりなる弾性ボールを嵌
入配設して先端を床板部材の裏面より突出させ、その裏
面全体に上記弾性ボールの先端が食込むように防音防振
用のフエルト等の緩衝部材を貼着し、さらには切込溝を
穿設しな各小孔を連結するように或いは小孔の間に切込
み、また小孔に嵌入する弾性ボールは、貫通孔を有する
瓢箪形に形成され、床板部材と緩衝部材との間に不織布
を貼着したものである。
Description
【0001】
本考案は、一般住宅、体育館、講堂等の床面に敷詰める木製床張り用の床板に 関するものである。
【0002】
従来、この種の木製の床板は帯状の長尺の板部材を合板状に貼合せ、その下面 にフエルト等の緩衝部材を貼着し、板部材の側面に形成した接合用の凹凸条で別 の床板とを互いに嵌合して床面に敷詰めるようにしたものである。
【0003】
しかしながら、上記従来の敷詰められた木製床板は、飛び跳ねたり、物を落し たりすると、木製の床板および下面に直接貼着されているフエルト等の緩衝部材 でその振動、騒音を吸収するものであるが、完全に吸収できず、かえって床面全 体に広がって防音防振効果が十分でなかった。 そこで、本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、これを解決すべくなされた ものであって、木材の振動、騒音を確実に吸収して、床面全体に伝播しないよう にすることで、防音防振効果を一層高めることのできる構成簡単な床板の防音防 振構造体を得ることを目的としたものである。
【0004】
これを解決する手段として、本考案は、木製の平坦な床板部材の裏面側全面に 亘り間隔を置いて均一に小孔を多数穿設すると共に、対向する側端間に切込溝を 間隔を置いて施し、該小孔内に不織布を装填した後、ゴム、合成樹脂等よりなる 弾性ボールを嵌入配設して先端を床板部材の裏面より突出させ、その裏面全体に 上記弾性ボールの先端が食込むように防音防振用のフエルト等の緩衝部材を貼着 し、さらには切込溝を穿設した各小孔を連結するように或いは小孔の間に切込み 、また小孔に嵌入する弾性ボールは、貫通孔を有する瓢箪形に形成され、床板部 材と緩衝部材との間に不織布を貼着したものである。
【0005】
本考案の構成を図面で示す実施例について以下詳細に説明する。 床板部材1は平坦な木製の板材2をベニヤ板状に重ね合わせて厚手の合板とし た帯状に形成し、その表面側には平滑面を形成するために仕上げ塗料層3が塗布 されている。またその四周側面には床板接合用の凹溝4と凸条5とを夫々対向す る側面に形成し、さらに床板部材1の裏面側には全面に亘り間隔を置いて均一に 小孔6(例えは12mmφとし、その深さを8mmとする)を多数穿設する。7 は切込溝であって、上記幅方向の各小孔6を連結するように切込むと共に、これ と平行に各小孔6間の中間部に切込みを施す。8は弾性ボールであって、ゴム、 合成樹脂等よりなり比較的硬質の小径体で、上下に弧面を持った大径部8aと中 間部がくびれた小径部8bに形成され中心部を貫通する細孔8cが穿設された瓢 箪形で(例えば大径部8aが10mmφ)に形成されている。9は不織布であっ て、上記弾性ボール8が小孔6内に装填された後、上記弾性ボール8が嵌入し、 これにより弾性ボール8の先端を床板部材1の裏面より突出させる。10は防音 防振用の緩衝部材であって、比較的厚手のフエルト等よりなり、上記突出した弾 性ボール8の先端が食込むように構成されて床板部材1に接着する。
【0006】 この様に構成されてるので、この床板部材1を側面に形成した床板接合用の凹 溝4と凸条5によって別の床板部材1を互いに接合し、緩衝部材10を下面側に してコンクリート等の床面11上に敷詰める。 これによって、床板部材1上で飛び跳ね或いは物を落す等の衝撃力Pを受ける と、まず床板部材1は小孔6内に装填された不織布9を介して裏面に突出してい る弾性ボール8の下面が緩衝部材10を押圧するようにさらに食込み、図3の如 く弾性ボール8はくびれた小径部8bを中心に上下の大径部8aが圧縮すると共 に、貫通する細孔8cより空気が流通するため上下に圧縮変形してソフトにその 接合面で衝撃力Pを吸収緩衝すると同時に、緩衝部材10を押圧変形する。また 衝撃力Pを受けた部分の床板部材1は切込溝7によってその部分のみ下方に撓む ため、さらに吸収緩衝する3段吸収構造が形成されるので床張り全面に亘って衝 撃力が伝播するのを極力阻止され、振動騒音を確実に防止することができる。
【0007】 なお、上記実施例に代え、下記の如く構成しても良い。 a.床板部材は帯状の長尺のものに代わり、正方形状、矩形状のものを用いても 良い。 b.床板部材は一枚板であっても良い。 c.弾性ホールを嵌入する小孔は升目状に代り、千鳥状等であっても良い。 d.切込溝は互いに直交する方向に間隔を置いて施しても良い。 e.弾性ボールは円筒状、球状等のものであっても良い。 f.小孔内に嵌入する弾性ボールは1個に限らず、複数個連珠状に嵌入しても良 い。
【0008】
以上、実施例について詳述したように、本考案は振動、騒音を伝播し易い木製 の床板部材であっても、緩衝街部材に食込むように弾性ボールの先端を床板部材 より突出させて裏面側全面に亘って均一に配設され、切込溝が施されているので 、衝撃力は小孔内に装填された不織布を介して裏面に突出している弾性ボールを 上下に圧縮変形してその下面の接合面で緩衝部材をソフトに吸収緩衝すると同時 に、衝撃力を受けた部分の床板部材は切込溝によってその部分のみ下方に撓み、 吸収緩衝する3段吸収構造が形成され、これによって床張り全面に亘って衝撃力 が伝播するのを極力阻止して防振防音効果を確実に防止することができる等の構 成簡単な床板を提供することができるものである。
【図1】本考案の床板で緩衝部材の一部を剥ぎ取った裏
面図
面図
【図2】同じく縦断側面図
【図3】同じく縦断正面図
【図4】同じく作用時の拡大縦断側面図
1 床板部材 2 板材 3 塗料層 4 凹溝 5 凸条 6 小孔 7 切込溝 8 弾性ボール 9 不織布 10 緩衝部材 11 床面
Claims (5)
- 【請求項1】 木製の平坦な床板部材の裏面側全面に亘
り間隔を置いて均一に小孔を多数穿設すると共に、対向
する側端間に切込溝を間隔を置いて施し、該小孔内に不
織布を装填した後、ゴム、合成樹脂等よりなる弾性ボー
ルを嵌入配設して先端を床板部材の裏面より突出させ、
その裏面全体に上記弾性ボールの先端が食込むように防
音防振用のフエルト等の緩衝部材を貼着してなることを
特徴とする床板の防音防振構造体。 - 【請求項2】 上記床板部材に施した切込溝は、穿設し
た各小孔を連結するように切込んだことを特徴とする請
求項1記載の床板の防音防振構造体。 - 【請求項3】 上記床板部材に施しな切込溝は、穿設し
た小孔の間に切込んだことを特徴とする請求項1記載の
床板の防音防振構造体。 - 【請求項4】 上記小孔に嵌入する弾性ボールは、貫通
孔を有する瓢箪形に形成されていることを特徴とする請
求項1乃至請求項3記載の床板の防音防振構造体。 - 【請求項5】 上記床板部材と緩衝部材との間に配設し
た弾性ボールの突出した先端を覆う不織布を貼着したこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の床板の防音
防振構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001038U JP3026968U (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 床板の防音防振構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001038U JP3026968U (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 床板の防音防振構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026968U true JP3026968U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001038U Expired - Lifetime JP3026968U (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 床板の防音防振構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026968U (ja) |
-
1996
- 1996-01-19 JP JP1996001038U patent/JP3026968U/ja not_active Expired - Lifetime
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