JP3026658B2 - 浴槽の排水部の構造 - Google Patents
浴槽の排水部の構造Info
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- JP3026658B2 JP3026658B2 JP3280182A JP28018291A JP3026658B2 JP 3026658 B2 JP3026658 B2 JP 3026658B2 JP 3280182 A JP3280182 A JP 3280182A JP 28018291 A JP28018291 A JP 28018291A JP 3026658 B2 JP3026658 B2 JP 3026658B2
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- drain
- pipe
- drainage
- release wire
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レリーズワイヤーで遠
隔操作される排水栓を設けた浴槽の排水部の構造に関す
るものである。
隔操作される排水栓を設けた浴槽の排水部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽の底部の排水口に設けられる排水栓
をレリーズワイヤーを介して遠隔操作して上下させ、排
水口を開閉できるようにしたものが提供されている。こ
のものは浴槽のフランジ等に設けた操作釦と排水栓とを
レリーズワイヤーで連結し、操作釦を手元操作すること
によってレリーズワイヤーを介して排水栓を上下させて
排水口を開閉することができるように形成してある。
をレリーズワイヤーを介して遠隔操作して上下させ、排
水口を開閉できるようにしたものが提供されている。こ
のものは浴槽のフランジ等に設けた操作釦と排水栓とを
レリーズワイヤーで連結し、操作釦を手元操作すること
によってレリーズワイヤーを介して排水栓を上下させて
排水口を開閉することができるように形成してある。
【0003】ここで、排水口の下側には排水配管に接続
される排水ケーシングが取り付けてあり、上記のように
レリーズワイヤーを操作釦と排水栓との間に取り付ける
場合、排水ケーシングに挿通口を設けてこの挿通口にレ
リーズワイヤーを通して排水ケーシングから導出する必
要がある。そしてこの場合、排水口から排水ケーシング
内に流れ込む浴槽内の湯水が挿通口から流れ出すのを防
ぐために、パイプを排水ケーシングの挿通口と操作釦と
の間に取り付けてこのパイプ内にレリーズワイヤーを通
すようにしている。
される排水ケーシングが取り付けてあり、上記のように
レリーズワイヤーを操作釦と排水栓との間に取り付ける
場合、排水ケーシングに挿通口を設けてこの挿通口にレ
リーズワイヤーを通して排水ケーシングから導出する必
要がある。そしてこの場合、排水口から排水ケーシング
内に流れ込む浴槽内の湯水が挿通口から流れ出すのを防
ぐために、パイプを排水ケーシングの挿通口と操作釦と
の間に取り付けてこのパイプ内にレリーズワイヤーを通
すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のパイプ
は一般に軟質ポリ塩化ビニル等の軟質の樹脂パイプで形
成されており、ネズミに噛まれると孔があいてこの孔か
ら水漏れが起こるおそれがあるという問題があった。本
発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ネズミに
噛まれても水漏れが起こるようなおそれのない浴槽の排
水部の構造を提供することを目的とするものである。
は一般に軟質ポリ塩化ビニル等の軟質の樹脂パイプで形
成されており、ネズミに噛まれると孔があいてこの孔か
ら水漏れが起こるおそれがあるという問題があった。本
発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ネズミに
噛まれても水漏れが起こるようなおそれのない浴槽の排
水部の構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る浴槽の排水
部の構造は、浴槽1の底部の排水口2の下側に排水配管
3に接続される排水ケーシング4を取り付け、操作釦5
で手元操作されるレリーズワイヤー6によって遠隔操作
されて排水口2を開閉する排水栓7を排水口2に設ける
と共にレリーズワイヤー6を排水ケーシング4の挿通口
8を通して操作釦5と排水栓7との間に配設し、レリー
ズワイヤー6を挿通させた樹脂パイプ10を操作釦5と
挿通口8との間に取り付け、樹脂パイプ10の外側に金
属パイプ9を被着して成ることを特徴とするものであ
る。
部の構造は、浴槽1の底部の排水口2の下側に排水配管
3に接続される排水ケーシング4を取り付け、操作釦5
で手元操作されるレリーズワイヤー6によって遠隔操作
されて排水口2を開閉する排水栓7を排水口2に設ける
と共にレリーズワイヤー6を排水ケーシング4の挿通口
8を通して操作釦5と排水栓7との間に配設し、レリー
ズワイヤー6を挿通させた樹脂パイプ10を操作釦5と
挿通口8との間に取り付け、樹脂パイプ10の外側に金
属パイプ9を被着して成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【0007】
【作用】レリーズワイヤー6を挿通させた樹脂パイプ1
0を操作釦5と挿通口8との間に取り付け、樹脂パイプ
10の外側に金属パイプ9を被着するようにしているた
めに、樹脂パイプ10がネズミに噛まれることを金属パ
イプ9で防ぐことができる。
0を操作釦5と挿通口8との間に取り付け、樹脂パイプ
10の外側に金属パイプ9を被着するようにしているた
めに、樹脂パイプ10がネズミに噛まれることを金属パ
イプ9で防ぐことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。浴槽
1の底部の排水栓7を上下動自在に設けた排水口2の下
側には排水ケーシング4が取り付けてあり、排水ケーシ
ング4の接続筒部12は排水配管3に接続してある。こ
の排水ケーシング4の両側には挿通筒部14を突出して
挿通口8が設けてあり、一方の挿通口8は止水プラグ1
5で閉塞してある。また浴槽1のフランジ16には操作
釦5が取り付けてある。操作釦5はフランジ16に取着
される釦ケーシング17に上下動自在に設けられている
ものであり、釦ケーシング17の下面には接続筒部18
が突出させてある。
1の底部の排水栓7を上下動自在に設けた排水口2の下
側には排水ケーシング4が取り付けてあり、排水ケーシ
ング4の接続筒部12は排水配管3に接続してある。こ
の排水ケーシング4の両側には挿通筒部14を突出して
挿通口8が設けてあり、一方の挿通口8は止水プラグ1
5で閉塞してある。また浴槽1のフランジ16には操作
釦5が取り付けてある。操作釦5はフランジ16に取着
される釦ケーシング17に上下動自在に設けられている
ものであり、釦ケーシング17の下面には接続筒部18
が突出させてある。
【0009】そして軟質ポリ塩化ビニルなど軟質の樹脂
で作成した樹脂パイプ10を用い、樹脂パイプ10を浴
槽1の底部の排水ケーシング4と浴槽1のフランジ16
の釦ケーシング17との間に配設し、樹脂パイプ10の
一方の端部を排水ケーシング4の挿通筒部14にはめ込
んでクランプ19で水密的に接続すると共に、その他方
の端部を釦ケーシング17の接続筒部18にはめ込んで
クランプ19で水密的に接続するようにしてある。また
この樹脂パイプ10の外側にフレキシブルな金属パイプ
9を被挿して覆ってあり、図2に示すように、浴槽1の
側面に沿わせて配設してある。可撓性チューブにワイヤ
ーを通して形成されるレリーズワイヤー6は、図1
(a)に示すように樹脂パイプ10内を通過させて、挿
通口8を通して一方の端部を排水ケーシング4内に導入
すると共に接続筒部18内を通して他方の端部を釦ケー
シング17内に導入し、一方の端部を排水栓7に他方の
端部を操作釦5にそれぞれ接続してある。尚、図3は上
記の浴槽1が設置される浴室を示すものである。
で作成した樹脂パイプ10を用い、樹脂パイプ10を浴
槽1の底部の排水ケーシング4と浴槽1のフランジ16
の釦ケーシング17との間に配設し、樹脂パイプ10の
一方の端部を排水ケーシング4の挿通筒部14にはめ込
んでクランプ19で水密的に接続すると共に、その他方
の端部を釦ケーシング17の接続筒部18にはめ込んで
クランプ19で水密的に接続するようにしてある。また
この樹脂パイプ10の外側にフレキシブルな金属パイプ
9を被挿して覆ってあり、図2に示すように、浴槽1の
側面に沿わせて配設してある。可撓性チューブにワイヤ
ーを通して形成されるレリーズワイヤー6は、図1
(a)に示すように樹脂パイプ10内を通過させて、挿
通口8を通して一方の端部を排水ケーシング4内に導入
すると共に接続筒部18内を通して他方の端部を釦ケー
シング17内に導入し、一方の端部を排水栓7に他方の
端部を操作釦5にそれぞれ接続してある。尚、図3は上
記の浴槽1が設置される浴室を示すものである。
【0010】しかしてこのものにあって、操作釦5を押
すとレリーズワイヤー6を介して排水栓7が押し上げら
れ、排水口2が開かれて浴槽1内の湯水は排水口2から
排水ケーシング4内に流入し、さらに接続筒部12から
排水配管13に流れて排水される。このように操作釦5
を手元操作することによってレリーズワイヤ6を介して
排水栓7を遠隔操作することができるものであり、また
排水口2から排水ケーシング4内に流入する湯水がレリ
ーズワイヤー6を通す挿通口8から流れ出ても、挿通口
8には樹脂パイプ10が接続してあるために、この湯水
は樹脂パイプ10内に流れ込むだけで排水経路外に漏れ
るようなことはないものである。そして、樹脂パイプ1
0は金属パイプ9で覆われており、ネズミが金属パイプ
9に噛みついても金属製のこの金属パイプ9には孔があ
いたり切断されたりするようなことはなく、樹脂パイプ
10に孔があいたり切断されたりすることを金属パイプ
9で保護して防ぐことができ、樹脂パイプ10から漏水
するようなおそれはないものである。
すとレリーズワイヤー6を介して排水栓7が押し上げら
れ、排水口2が開かれて浴槽1内の湯水は排水口2から
排水ケーシング4内に流入し、さらに接続筒部12から
排水配管13に流れて排水される。このように操作釦5
を手元操作することによってレリーズワイヤ6を介して
排水栓7を遠隔操作することができるものであり、また
排水口2から排水ケーシング4内に流入する湯水がレリ
ーズワイヤー6を通す挿通口8から流れ出ても、挿通口
8には樹脂パイプ10が接続してあるために、この湯水
は樹脂パイプ10内に流れ込むだけで排水経路外に漏れ
るようなことはないものである。そして、樹脂パイプ1
0は金属パイプ9で覆われており、ネズミが金属パイプ
9に噛みついても金属製のこの金属パイプ9には孔があ
いたり切断されたりするようなことはなく、樹脂パイプ
10に孔があいたり切断されたりすることを金属パイプ
9で保護して防ぐことができ、樹脂パイプ10から漏水
するようなおそれはないものである。
【0011】図4の実施例では、上記実施例の止水プラ
グ15の替わりにめくらキャップ20を用いて排水ケー
シング4の使用しない挿通口8を塞ぐようにすると共
に、クランプ19の替わりに袋ナット21とOパッキン
22を用いて金属パイプ9を排水ケーシング4と釦ケー
シング17に水密的に接続するようにしてある。
グ15の替わりにめくらキャップ20を用いて排水ケー
シング4の使用しない挿通口8を塞ぐようにすると共
に、クランプ19の替わりに袋ナット21とOパッキン
22を用いて金属パイプ9を排水ケーシング4と釦ケー
シング17に水密的に接続するようにしてある。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明は、レリーズワイヤ
ーを挿通させた樹脂パイプを操作釦と挿通口との間に取
り付け、樹脂パイプの外側に金属パイプを被着するよう
にしたので、レリーズワイヤーを挿通させた樹脂パイプ
がネズミに噛まれることを金属パイプで防ぐことがで
き、レリーズワイヤーを通す樹脂パイプから水漏れが発
生することを防ぐことができるものであり、しかもレリ
ーズワイヤーは樹脂パイプ内に納められていて金属パイ
プに接触することがなく、金属パイプでネズミの害を防
ぎながら、レリーズワイヤーが金属パイプに接触するこ
とによってレリーズワイヤーに錆が発生し易くなること
を防止することができるものである。
ーを挿通させた樹脂パイプを操作釦と挿通口との間に取
り付け、樹脂パイプの外側に金属パイプを被着するよう
にしたので、レリーズワイヤーを挿通させた樹脂パイプ
がネズミに噛まれることを金属パイプで防ぐことがで
き、レリーズワイヤーを通す樹脂パイプから水漏れが発
生することを防ぐことができるものであり、しかもレリ
ーズワイヤーは樹脂パイプ内に納められていて金属パイ
プに接触することがなく、金属パイプでネズミの害を防
ぎながら、レリーズワイヤーが金属パイプに接触するこ
とによってレリーズワイヤーに錆が発生し易くなること
を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
一部の断面図、(b)は一部の平面図である。
一部の断面図、(b)は一部の平面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図3】本発明の一実施例の全体を示す縮小した断面図
である。
である。
【図4】本発明の他の実施例の分解した正面図である。
1 浴槽 2 排水口 3 排水配管 4 排水ケーシング 5 操作釦 6 レリーズワイヤー 7 排水栓 8 挿通口 9 金属パイプ 10 樹脂パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/23 A47K 1/14
Claims (2)
- 【請求項1】 浴槽の底部の排水口の下側に排水配管に
接続される排水ケーシングを取り付け、操作釦で手元操
作されるレリーズワイヤーによって遠隔操作されて排水
口を開閉する排水栓を排水口に設けると共にレリーズワ
イヤーを排水ケーシングの挿通口を通して操作釦と排水
栓との間に配設し、レリーズワイヤーを挿通させた樹脂
パイプを操作釦と挿通口との間に取り付け、樹脂パイプ
の外側に金属パイプを被着して成ることを特徴とする浴
槽の排水部の構造。 - 【請求項2】 樹脂パイプは軟質の樹脂パイプであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の浴槽の排水部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3280182A JP3026658B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 浴槽の排水部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3280182A JP3026658B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 浴槽の排水部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118067A JPH05118067A (ja) | 1993-05-14 |
JP3026658B2 true JP3026658B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=17621443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3280182A Expired - Fee Related JP3026658B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 浴槽の排水部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026658B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP3280182A patent/JP3026658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05118067A (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990824 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000111 |
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