JP3026635B2 - 四級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサンおよび経皮吸収促進剤 - Google Patents

四級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサンおよび経皮吸収促進剤

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JP3026635B2
JP3026635B2 JP3131597A JP13159791A JP3026635B2 JP 3026635 B2 JP3026635 B2 JP 3026635B2 JP 3131597 A JP3131597 A JP 3131597A JP 13159791 A JP13159791 A JP 13159791A JP 3026635 B2 JP3026635 B2 JP 3026635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な四級塩を片末端
に有するポリオルガノシロキサンおよびその薬物の皮膚
を通しての透過、吸収を促進する経皮吸収促進剤として
の用途に関する。
【0002】
【従来技術】医薬をより効率よく目的部位に到達させ、
副作用を抑える目的で、ドラッグデリバリーシステム
(DDS)についての研究が活発に行われている。この
中で、近年、皮膚を薬物の適用部位とする経皮吸収シス
テムが注目されている。このシステムの利点は、肝臓
での初回通過効果を避け得る、薬物の皮膚透過速度が
コントロールされ、持続的で一定な血中濃度を維持でき
る。投与が食物や嘔吐に影響されない。投与の調節
が容易である、目的部位の近傍に投与できる等の点に
ある。しかし、現状では投与量が比較的少量の薬物に
限られる、使用できる薬物に制限がある、角質層の
劣化や皮膚アレルギー反応を促進する可能性がある、
即効性が望めない等の短所がある。そこでこれらの点を
改善するために、経皮吸収促進剤の併用が検討されてい
る。
【0003】これまでに、ジメチルスルホキシド、1-
ドデシル-2-ピロリドン、1-ドデシルアザシクロヘプ
タン-2-オン、尿素等の使用が提案されている(嘉悦勲
監修、ドラッグデリバリーシステム213〜237頁、
シーエムシー)。また、本発明者らは皮膚に対する毒性
や刺激性の低い経皮吸収促進剤として、ベンザルコニウ
ム塩を側鎖に有するポリマー(特開平1−13112
7)、ピリジニウム塩を側鎖に有するポリマー(特開昭
64−52728)、N−メチルピリジニウム塩を片末
端に有するポリオルガノシロキサン(日本化学会第59
春季年会講演予稿集993頁、1990年)、アンモニ
ウム塩を片末端に有するポリオルガノシロキサン(日本
化学会第61春季年会講演予稿集1371頁、1991
年)等の高分子化合物を提案してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に上
記の促進剤のうちジメチルスルホキシド、1-ドデシル-
2-ピロリドン、1-ドデシルアザシクロヘプタン-2-オ
ン、尿素等の低分子化合物は皮膚に対する毒性や刺激性
がある点で実際の使用に際しては問題を含んでいた。一
方、本発明者らが提案している上記の高分子化合物はい
ずれも良好な促進効果を有し、また高分子なるが故に皮
膚内部に浸透せず低毒性、低刺激性を併せ持っている。
特に、片末端にピリジニウム塩またはアンモニウム塩を
有するポリオルガノシロキサンは生体に対して不活性な
ポリシロキサン鎖からなるため極めて低毒性である。し
かしながら、これら従来のポリシロキサン系促進剤は原
料となる化合物の合成方法が煩雑であり、実用化するに
あたり大量生産を行なう上で問題となる課題を残してい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問
題点を解決するために鋭意研究した結果、片末端にハロ
ゲン化メチルフェニル基を有するポリオルガノシロキサ
ンが容易に得られ、さらにそれから容易に誘導される四
級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサンが極めて
優れた経皮吸収促進作用を示すことを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、下記一般式(I)
【化3】 (式中、R1〜R5は同一もしくは異なってもよくアルキ
ル基、置換アルキル基またはフェニル基、R6〜R8は同
一もしくは異なってもよくアルキル基、置換アルキル
基、フェニル基またはそれらが一体となって環および/
もしくは不飽和結合を形成していてもよく、X-は四級
塩における対アニオン、Yは炭素数2〜6の直鎖状もし
くは分岐状の2価のアルキレン基またはオキシアルキレ
ン基、nは1以上の整数である。ただし、R4およびR5
は繰り返し単位ごとに同一または任意に異なってもよ
い。)で表わされる四級塩を片末端に有するポリオルガ
ノシロキサンおよびこの化合物よりなる薬物の経皮吸収
促進剤に関するものである。
【0007】前記一般式(I)中X-で表わされる四級
塩における対アニオンとしては、F-、Cl-、Br-
-等のハロゲンイオン、水酸イオン、炭酸イオン、硫
酸イオン、硫酸水素イオン、亜硫酸イオン、硝酸イオ
ン、リン酸イオン等の鉱酸の共役塩基、カルボン酸イオ
ン、スルホン酸イオン、ホスホン酸イオン等の有機酸の
共役塩基などを例示することができる。
【0008】本発明のポリオルガノシロキサンは、例え
ば、以下に示す方法により製造することができる。すな
わち、下記一般式(II)
【化4】 (式中、R1〜R5は同一もしくは異なってもよくアルキ
ル基、置換アルキル基またはフェニル基、Xはハロゲン
原子、Yは炭素数2〜6の直鎖状もしくは分岐状の2価
のアルキレン基またはオキシアルキレン基、nは1以上
の整数である。ただし、R4およびR5は繰り返し単位ご
とに同一または任意に異なってもよい。)で表わされる
片末端にハロゲン化メチルフェニル基を有するポリオル
ガノシロキサンと、下記一般式(III)
【化5】 (式中、R6〜R8は同一もしくは異なってもよくアルキ
ル基、置換アルキル基、フェニル基またはそれらが一体
となって環および/もしくは不飽和結合を形成していて
もよい。)で表わされる化合物とを混合し四級化反応を
行なうことにより前記一般式(I)で表わされる四級塩
を片末端に有するポリオルガノシロキサンのうちX-
ハロゲンイオンであるものを容易にしかも収率よく製造
できる。また、X-がハロゲンイオン以外のものについ
ては、こうして得られた前記一般式(I)で表わされる
ポリオルガノシロキサンの対アニオンであるハロゲンイ
オンを対応する鉱酸または有機酸等の共役塩基とイオン
交換させることにより容易に得られる。
【0009】四級化反応に際しては、溶媒を用いる方が
好ましく、溶媒としては、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホルム、塩
化メチレン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリドン等を例示できる。反応は0℃〜100
℃、好ましくは20〜80℃の範囲で円滑に進行する。
【0010】この四級化反応の際に用いられる前記一般
式(III)で表わされる化合物としては、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
イソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリイソブチ
ルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、
ジメチルエチルアミン、ジメチルプロピルアミン、ジメ
チルイソプロピルアミン、ジメチルブチルアミン、ジメ
チルヘキシルアミン、メチルジエチルアミン、N,N−
ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N
−ジプロピルアニリン、N,N−ジブチルアニリン、
N,N−ジペンチルアニリン、N,N−ジヘキシルアニ
リン、NーメチルーN−エチルアニリン、NーメチルーN−
プロピルアニリン、NーメチルーN−ブチルアニリン、N
ーメチルーN−ヘキシルアニリン、N,N−ジメチル−2
−ナフチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジエチル
ベンジルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、
1−メチルピロリジン、1−メチル−3−ピロリジノー
ル、1−メチル−3−ピロリジンエタノール、1−メチ
ルピペリジン、1−メチル−2−ピペリジンエタノー
ル、4−メチルモルフォリン、3−メチルチアゾール、
1−メチルインドール、ピリジン、α−ピコリン、β−
ピコリン、γ−ピコリン、3,5−ジメチルピリジン、
2,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメチルピリジ
ン、2,4,6−トリメチルピリジン、4−エチルピリ
ジン、4−プロピルピリジン、4−イソプロピルピリジ
ン、4−ブチルピリジン、4−t−ブチルピリジン、4
−ペンチルピリジン、4−ヘキシルピリジン、2−メチ
ル−4−t−ブチルピリジン、4−メチルー2,6−ジ
−t−ブチルピリジン、2−フェニルピリジン、3−フ
ェニルピリジン、4−フェニルピリジン、4−メチル−
2−フェニルピリジン、5−メチル−2−フェニルピリ
ジン、4−メチル−2,6−ジフェニルピリジン等を例
示できる。
【0011】前記一般式(II)で表わされる片末端に
ハロゲン化メチルフェニル基を有するポリオルガノシロ
キサンの一部は市販されており(チッソ(株)製サイラ
プレーンXN−1003など)、また市販されていない
ものについては、例えば参考例として後記したように、
下記一般式(IV)
【化6】 (式中、R1〜R5は同一もしくは異なってもよくアルキ
ル基、置換アルキル基またはフェニル基である。ただ
し、R4およびR5は繰り返し単位ごとに同一または任意
に異なってもよい。)で表わされる片末端にSi−H結
合を有するポリオルガノシロキサンと、下記一般式
(V)
【化7】 (式中、Xはハロゲン原子、Y’は単結合または、炭素
数1〜4の直鎖状もしくは分岐状の2価のアルキレン基
またはオキシアルキレン基である。)で表わされる化合
物とを、前記一般式(V)で表わされる化合物が前記一
般式(IV)で表わされる片末端にSi−H結合を有す
るポリオルガノシロキサンに対して等モル以上になるよ
うに混合し、ヒドロシリル化触媒存在下反応させること
により容易に製造することができる。
【0012】上記の反応において用いられるヒドロシリ
ル化触媒としては、白金、白金炭素、塩化白金酸および
ジシクロペンタジエニルプラチナムジクロリドなどの白
金系触媒を用いるのが最も一般的である。その他にもパ
ラジウムやロジウムを含む金属錯体が使用可能であり、
例えば、(Ph3P)4Pd,(Ph3P)2PdCl2
(PhCN)2PdCl2,(Ph3P)3RhCl,(Ph
2PH)2RhCl,(Ph3P)2(CO)RhCl,
[(C25)3P]2(CO)RhClなどを触媒として用
いることができる。用いる触媒の量は、前記一般式
(V)で表わされる化合物に対して通常1/100〜1
/1000当量程度で充分である。またこの反応を完結
させるためには、前記一般式(V)で表わされる化合物
が前記一般式(IV)で表わされる片末端にSi−H結
合を有するポリオルガノシロキサンに対して等モル以上
になるように混合する必要がある。この反応は溶媒中で
行うのが好ましく、溶媒としては、ヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、アセトン、トリクロロエチレン、四塩化
炭素、テトラヒドロフランなどを用いることができる。
反応温度は通常40℃〜100℃の温度範囲で行い、ま
たアルゴンや窒素等の不活性気体雰囲気下で行うのが好
ましい。
【0013】また、ここで用いる前記一般式(V)で表
わされる化合物としては、
【化8】 等を例示することができる。
【0014】前記一般式(IV)で表わされる片末端に
Si−H結合を有するポリオルガノシロキサンの一部も
市販されており[チッソ(株)製サイラプレーンFM−
01シリーズなど]、また市販されていないものについ
ては、例えば参考例として後記したように、例えば、下
記一般式(VI)
【化9】 (式中、R1〜R3は同一もしくは異なってもよくアルキ
ル基、置換アルキル基またはフェニル基である。)で表
わされるシラノール化合物を強塩基と反応させてシラノ
レートアニオンを形成させた後、これを開始剤として、
下記一般式(VII)
【化10】 (式中、R4およびR5は同一もしくは異なってもよくア
ルキル基、置換アルキル基またはフェニル基であり、p
は3〜6の整数である。)で表わされるシクロシロキサ
ン化合物と反応させ、さらに下記一般式(VIII)
【化11】 (式中、R4'およびR5'は同一もしくは異なってもよく
アルキル基、置換アルキル基またはフェニル基であ
る。)で表わされるクロロシラン化合物を用いて反応を
停止させることにより容易に製造できる。
【0015】上記の反応において用いる強塩基として
は、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブ
チルリチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミド、ビストリメチルシ
リルリチウムアミド等の有機リチウム化合物、水素化ナ
トリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物、
ヨウ化メチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム、
臭化フェニルマグネシウム等のグリニャール化合物等を
例示することができる。これらの強塩基は通常原料の前
記一般式(VI)で表わされるシラノール化合物に対し
てほぼ1当量用いる。反応温度は−80℃から室温まで
の比較的低温で行うことが副反応を抑える点で好まし
い。また、本反応は、有機溶媒中で行うのが好ましくこ
こで用いる溶媒としては、テトラヒドロフラン、ベンゼ
ン、トルエン、ヘキサン、クロロホルム、四塩化炭素等
が好適に用いられる。さらに、この反応はアルゴンや窒
素等の不活性ガス雰囲気下で行うのが望ましい。
【0016】一方、上記の反応において前記一般式(V
I)で表わされるシラノール化合物を用いずに、メチル
リチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウ
ム、t−ブチルリチウム等のアルキルリチウム化合物を
開始剤として、同様に、前記一般式(VII)で表わさ
れるシクロシロキサン化合物および前記一般式(VII
I)で表わされるクロロシラン化合物を順次反応させる
ことにより、前記一般式(IV)で表わされる片末端に
Si−H結合を有するポリオルガノシロキサンをより簡
便に合成することもできる。なお、この場合、前記一般
式(IV)中R1〜R3で表わされる置換基のうち、2個
は前記一般式(VII)中のR4およびR5と同一、1個
はここで用いたアルキルリチウム化合物のアルキル基と
同一となる。
【0017】前記一般式(VI)で表わされるシラノー
ル化合物としては、例えば、トリメチルシラノール、ト
リエチルシラノール、トリプロピルシラノール、トリイ
ソプロピルシラノール、トリブチルシラノール、トリペ
ンチルシラノール、トリヘキシルシラノール、メチルジ
エチルシラノール、ジメチルエチルシラノール、ジメチ
ルプロピルシラノール、ジメチルイソプロピルシラノー
ル、ジメチルブチルシラノール、ジメチルイソブチルシ
ラノール、ジメチル−t−ブチルシラノール、ジ)メチ
ルヘキシルシラノール、ジメチルオクチルシラノール、
ジメチルデシルシラノール、ジメチルドデシルシラノー
ル、ジメチルヘキサデシルシラノール、ジメチルオクタ
デシルシラノール、ジメチルフェニルシラノール、メチ
ルジフェニルシラノール、トリフェニルシラノール、ジ
メチルベンジルシラノール、ジメチル(2−フェニルメ
チル)シラノール、ジメチル−3,3,3−トリフルオ
ロプロピルシラノール、ジメチル−1H,1H,2H,
2H−ペンタフルオロブチルシラノール、ジメチル−1
H,1H,2H,2H−ヘプタフルオロペンチルシラノ
ール、ジメチル−1H,1H,2H,2H−ノナフルオ
ロヘキシルシラノール、ジメチル−1H,1H,2H,
2H−トリデカフルオロオクチルシラノール、ジメチル
−1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル
シラノール、ジメチル−3−(1H,1H−ヘプタフル
オロブチロキシ)プロピルシラノール、ジメチル−3−
(1H,1H,2H,2H−ノナフルオロヘキシロキ
シ)プロピルシラノール、ジメチル−3−(1H,1
H,2H,2H−トリデカフルオロオクチロキシ)プロ
ピルシラノール、ジメチル−3−(1H,1H,2H,
2H−ペンタデカフルオロデシロキシ)プロピルシラノ
ール等が挙げられる。
【0018】ポリシロキサン骨格を形成するためのモノ
マーとなる前記一般式(VII)で表わされるシクロシ
ロキサン化合物としては、
【化12】 (式中、pは3〜6の整数である。)等を例示すること
ができる。ただし、反応性の点で上記式中pで表わされ
る数が3であるシクロシロキサン化合物を用いることが
好ましい。また、これらのシクロシロキサン化合物はこ
の反応に際して2種類以上の混合物を用いてもよい。
【0019】停止剤として用いる前記一般式(VII
I)で表わされるクロロシラン化合物としては、ジメチ
ルクロロシラン、ジエチルクロロシラン、ジプロピルク
ロロシラン、ジブチルクロロシラン、ジヘキシルクロロ
シラン、メチルエチルクロロシラン、メチルプロピルク
ロロシラン、メチルブチルクロロシラン、メチルペンチ
ルクロロシラン、メチルヘキシルクロロシラン、メチル
オクチルクロロシラン、メ)チルフェニルクロロシラ
ン、ジフェニルクロロシラン、メチル−3,3,3−ト
リフルオロプロピルクロロシラン、ビス(3,3,3−
トリフルオロプロピル)クロロシラン、メチル−1H,
1H,2H,2H−トリデカフルオロオクチルクロロシ
ラン等を例示することができる。
【0020】以上述べた製造方法において、前記一般式
(VII)で表わされるシクロシロキサン化合物の量を
調整することにより、前記一般式(IV)で表わされる
片末端にSi−H結合を有するポリオルガノシロキサ
ン、前記一般式(II)で表わされる片末端にハロゲン
化メチルフェニル基を有するポリオルガノシロキサンお
よび本発明の前記一般式(I)で表わされる四級塩を片
末端に有するポリオルガノシロキサンの重合度nをコン
トロールすることができる。一方、この重合度nが1の
ものについては、前記一般式(VI)で表わされるシラ
ノール化合物と前記一般式(VIII)で表わされるク
ロロシラン化合物を直接反応することにより得られる。
また、この重合度nを2以上とするためには、前記一般
式(VII)で表わされるシクロシロキサン化合物の量
を開始剤に対して少なくとも1/3当量以上用いること
が必要である。ただし、この場合、前記一般式(I)、
(II)および(IV)で表わされるポリオルガノシロ
キサンは、それぞれ重合度nが異なるポリオルガノシロ
キサンの混合物となるので、実測される重合度は平均値
バーn(1以上の実数)として表わされる。
【0021】本発明の前記一般式(I)で表わされる四
級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサンは極性基
として四級塩を、疎水性基としてポリオルガノシロキサ
ン鎖を併せ持つ化合物であるので界面活性剤としての性
質を有している。したがって、本発明の薬物の経皮吸収
促進剤としての用途の他にも、洗剤、殺菌剤、防腐剤、
化粧品等への応用も可能である。また、これを薬物の経
皮吸収促進剤として用いる場合、その平均重合度が促進
効果に大きく影響し、高い促進効果を発現させるために
は用いる薬物によっても異なるが、上記の平均重合度バ
ーnが2〜100の範囲にあることが望ましく、さらに
は2〜50の範囲にあることがより好ましい。
【0022】本発明の前記一般式(I)で表わされる四
級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサンよりなる
薬物の経皮吸収促進剤は、投与すべき薬物と共に、水、
アルコール等の溶剤に溶解したチンキ剤、あるいは軟
膏、クリーム基剤中に混合させた軟膏、クリーム剤、さ
らにはポリマーフィルム中あるいは粘着剤中に混入した
テープ製剤等の任意の形態で使用することができる。
【0023】本発明の経皮吸収促進剤の含有量は、その
使用形態により異なるが、一般に0.1重量%〜50重
量%、好ましくは1重量%〜20重量%であり、少ない
場合には吸収促進効果が小さくなり、多い場合には皮膚
刺激性などの副作用が著しくなると共にかえって薬物の
放出が抑制される場合も生じる。
【0024】本発明において用いられる薬物は、人間用
あるいは動物用いずれの薬物であってもよく、例えば消
炎鎮痛剤としては、アセトアミノフェノン、アスピリ
ン、サリチル酸メチル、サリチル酸コリン、サリチル酸
グリコール、l−メントール、カンファー、メフェナム
酸、フルフェナム酸、インドメタシン、ジクロフェナッ
ク、アルクロフェナック、イブプロフェン、ケトプロフ
ェン、ナプロキセン、プラノプロフェン、フェノプロフ
ェン、フェンプロフェン、フルルビプロフェン、インド
プロフェン、フェンチアザック、トルメチン、スプロフ
ェン、ベンザダック、ブフェキサマック、ピロキシカ
ム、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、クロフ
ェゾン、ペンタゾジン、メピリゾールなど;ステロイド
系消炎剤としては、ヒドロコーチゾン、プレドニゾロ
ン、デキサメサゾン、トリアムシノロンアセトニド、フ
ルオシノロンアセトニド、フルドロコーチゾンアセテー
トなど;抗ヒスタミン剤ないし抗アレルギー剤としては
クロルフェニラミン、グリチルリチン酸、ジフェンヒド
ラミン、ペリアクチンなど;局所麻酔剤としてはベンゾ
カイン、プロカイン、ジブカイン、リドカインなど;抗
菌剤等としては、クロルテトラサイクリンなどのテトラ
サイクリン類、アンピシリンなどのペニシリン類、セフ
ァロチンなどのセファロスポリン類、カナマイシンなど
のアミノグリコシド類、エリスロマイシンなどのマクロ
ライド類、クロラムフェニコール、ヨード化合物、ニト
ロフラントイン、ナイスタチン、アンホテリシン、フラ
ジオマイシン、スルホンアミド類、ピロールニトリン、
クロトリマゾール、ニトロフラゾンなど;抗高血圧剤と
してはクロニジン、α−メチルドーパ、レセルピン、シ
ロシンゴピン、レシナミン、シンナリジン、ヒドラジ
ン、プラゾシンなど;降圧利尿剤としてはテオフィリ
ン、トリクロロメチアジド、フロセミド、トリバミド、
メチクロチアジド、ペンフルジド、ハイドロサイアザイ
ド、スピロノラクトン、メトラゾンなど;強心剤として
はジギタリス、ユビデカレノン、ドパミンなど;冠血管
拡張剤としてはニトログリセリン、イソソルビトール−
ジナイトレート、エリスト−ステトラナイトレート、ペ
ンタエリトールテトラナイトレート、ジピリダモール、
ジラゼブ、トラピジル、トリメタジジンなど;血管収縮
剤としてはジヒドロエルゴタミン、ジヒドロエルゴトキ
シンなど;β−ブロッカーないし抗不整脈治療剤として
はピンドール、プロプラノロールなど;カルシウム拮抗
剤としてはジルチアゼム、ニフェジピン、ニカルジピ
ン、ベラパミル、ベンシクラン、ジラゼブなど;抗てん
かん剤としてはニトラゼパム、メプロバメート、フェニ
トインなど;抗めまい剤としてはイソプレナリン、ベタ
ヒスチン、スコポラミンなど;精神安定剤としてはジア
ゼパム、ロラゼパム、フルニトラゼパム、フルフェナジ
ンなど;催眠鎮静剤としてはフェノバルビタール、アモ
バルビタール、シクロバルビタールなど;筋弛緩剤とし
てはトリペリゾン、バクロフェン、タントロレンナトリ
ウム、シクロベンザピリンなど;自律神経用剤としては
アトロピン、レボドパなど;呼吸器官用剤としてはコデ
イン、エフェドリン、イソプロテレノール、デキストロ
メトルファン、オレシプレナリン、イプラトロピウムブ
ロミド、クロモグリク酸など;ホルモン剤ないし抗ホル
モン剤としてはコルチコトロピン、オキシトシン、バソ
プレシン、テストステロン、プロゲステロン、エストラ
ジオール、唾液腺ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎ホル
モン、カリクレイン、インシュリン、オキセンドロンな
ど;ビタミン剤としてはビタミンA,B,C,D,E,
Kおよびそれらの誘導体、カルシェフェロール類、メコ
バラミンなど;抗腫瘍剤としては5−フルオロウラシル
およびその誘導体、アドリアマイシン、クレスチン、ピ
シバニール、アンシタビン、シタラビンなど;酵素類と
してはウロキナーゼなど;漢方薬ないし生薬エキスとし
ては、甘草、アロエ、紫根など;抗潰)瘍剤としてはア
ラントイン、アルジオキサ、アルクロキサなど;その他
プロスタグランジン類、糖尿病治療剤などを挙げること
ができる。これらの薬物は必要に応じ、二種以上を併用
することもできる。
【0025】本発明の経皮吸収促進剤を含有する薬物の
製剤は、人体の各部位の皮膚、粘膜(口腔、鼻腔、直
腸、膣)に目的に応じて必要量を塗布し適用する事がで
きる。例えば、外傷、皮膚潰瘍、筋肉痛、関節炎等に対
する局所的治療のためであれば、直接患部ないしその付
近に、また体内の器官等に対する全身的治療のためであ
れば、薬物吸収されやすい部位(例:角質の発達してい
ない部位)に適用するのが好ましい。なお、化粧用とし
て使用する場合は、上記製剤をそのままあるいは上記薬
物から選択したものないし公知の化粧成分を配合したも
のを、皮膚の洗浄、パック、日焼けや肌荒れの対策、モ
イスチャーライジングなどの目的で使用することができ
る。
【0026】以下、本発明を参考例、実施例および比較
例によりさらに詳細に説明する。ただし、本発明がこれ
らに限定されるものではないことはもちろんである。な
お、以下に示す反応式および文中、D3はヘキサメチル
シクロトリシロキサン、F3は1,3,5−トリメチル
−1,3,5−トリス(3,3,3−トリフルオロプロ
ピル)シクロトリシロキサンをそれぞれ表わす。
【0027】
【実施例】
実施例1 四級塩を有するポリオルガノシロキサン
【0028】
【化13】
【0029】上記の化学式(1)で表わされる構造を有
するチッソ(株)製サイラプレーンXN−1003
(5.0g)およびジメチルエチルアミン(0.8g)
をテトラヒドロフラン50mlに溶解し約15時間還流
させた。次に、溶媒および過剰のジエチルアミンを留去
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒);酢酸エチル/メタノール、50/50vol.
%)にて精製を行ない、化学式(2)で表わされる構造
の四級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサン4.
5gを無色透明な粘性体として得た。なお、その構造は
1H−NMRおよびIRスペクトルにより確認した。ま
た、1H−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度
バーnは15.5であり、-C2H4-で表わされる結合は-C
H(CH3)-または-CH2CH2-でありその比は21/79であ
ることを確認した。
【0030】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ), 0.95 (m, Si-CH2 CH2-Ph),1.30 (d, Si-CH(CH3 )-P
h), 1.34 (t, N-CH2CH3 ), 2.15 (m, Si-CH(CH3)-Ph),2.
60 (m, Si-CH2CH2 -Ph), 3.50〜3.71 (m, N-CH3 , N-CH2 C
H3),4.80 (s, Ph-CH2 -N), 7.22 (m, フェニレン環上の
プロトンピーク). IR (cm-1); 2960, 2900, 1720, 1610, 1440 (C-N), 141
0, 1260 (Si-C),1110〜1000 (SiOSi), 800 (SiOSi), 68
0.
【0031】実施例2 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン
【0032】
【化14】
【0033】実施例1において、ジメチルエチルアミン
の代りにピリジン0.9gを用い、実施例1と同様な反
応および精製を行ない、化学式(3)で表わされる構造
の四級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサン3.
2gを無色透明な粘性体として得た。なお、その構造は
1H−NMRおよびIRスペクトルにより確認した。ま
た、1H−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度
バーnは16.0であり、-C2H4-で表わされる結合は-C
H(CH3)-または-CH2CH2-でありその比は20/80であ
ることを確認した。
【0034】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ), 0.92 (m, Si-CH2 CH2-Ph),1.25 (d, Si-CH(CH3 )-P
h), 2.10 (m, Si-CH(CH3)-Ph),2.55 (m, Si-CH2CH2 -P
h), 6.22 (s, Ph-CH2 -N),7.20 (m, フェニレン環上のプ
ロトンピーク),8.02 (m, ピリジン環上のプロトンピー
ク),8.38 (t, ピリジン環上のプロトンピーク),9.53
(d, ピリジン環上のプロトンピーク). IR (cm-1); 2960, 2900, 1720, 1610, 1440, 1410 (C-
N), 1260 (Si-C),1110〜1000 (SiOSi), 800 (SiOSi), 6
80.
【0035】参考例1 クロロメチルフェニル基を有す
るポリオルガノシロキサン
【0036】
【化15】
【0037】トリメチルシラノール(20.3g)をテ
トラヒドロフラン200mlに溶解し、アルゴン気流下
にて等モル量のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液を加
えた。10分間攪拌した後、さらにD3(75.0g)
をテトラヒドロフラン200mlに溶解した溶液を加
え、室温にて20時間攪拌した。この反応溶液に停止剤
として過剰量のジメチルクロロシラン(約4モル当量)
を加え重合反応を停止した。次に減圧下で溶媒を留去し
た後析出した塩を濾別し、1mmHg以下の真空下で1
20℃にて2時間加熱して未反応のシクロシロキサンお
よび過剰の停止剤を除去したところ、構造式が上記の化
学式(4)で表わされる片末端にSi−H結合を有する
ポリオルガノシロキサン93.8gを無色透明な粘性液
体として得た。こうして得られたポリオルガノシロキサ
ン(8.52g)とp−クロロメチルスチレン(5.0
0g、約2当量)をトルエン20mlに溶解し、アルゴ
ン気流下、80℃に加温した後、塩化白金酸(H2Pt
Cl6・6H2O)のイソプロパノール溶液(0.1 m
ol/l)100μlを添加し、約2時間熱攪拌し
た。次に、減圧下で溶媒を留去した後、活性炭を通して
触媒を濾別し、さらに1mmHg以下の真空下で150
℃にて2時間加熱して未反応のp−クロロメチルスチレ
ンを除去したところ、構造式が上記の化学式(1)で表
わされる片末端にクロロメチルフェニル基を有するポリ
オルガノシロキサン9.10gを無色透明な油状物とし
て得た。なお、その構造は1H−NMRおよびIRスペ
クトルにより確)認した。また、1H−NMRスペクト
ルから上記式中の平均重合度バーnは6.1であり、-C
2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-または-CH2CH2-であ
りその比は31/69であることを確認した。
【0038】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ), 0.93 (m, Si-CH2 CH2-Ph),1.40 (d, Si-CH(CH3 )-P
h), 2.10 (m, Si-CH(CH3)-Ph),2.71 (m, Si-CH2CH2 -P
h), 4.61 (s, Ph-CH2 Cl),7.26 (m, フェニレン環上のプ
ロトンピーク). IR (cm-1); 2980, 2920, 1415, 1260 (Si-C), 1110〜10
00 (SiOSi), 840,800 (SiOSi), 680.
【0039】実施例3 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン 実施例1において、サイラプレーンXN−1003の代
りに参考例1で得られたポリオルガノシロキサン1.5
gを用い、実施例1と同様な反応および精製を行ない、
化学式(2)で表わされる構造の四級塩を片末端に有す
るポリオルガノシロキサン1.2gを無色透明な粘性体
として得た。なお、生成物の1H−NMRおよびIRス
ペクトルは実施例1の場合と同様であった。また、1
−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度バーnは
7.2であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-ま
たは-CH2CH2-でありその比は31/69であることを確
認した。
【0040】参考例2 クロロメチルフェニル基を有す
るポリオルガノシロキサン 参考例1において、D3の量を150gと変更して用
い、参考例1と同様な重合反応および精製を行ない化学
式(4)で表わされる構造の片末端にSi−H結合を有
するポリオルガノシロキサン155gを得た。さらに、
それを5.84g用いて同様なp−クロロメチルスチレ
ンとの反応および精製を行ない、化学式(1)で表わさ
れる構造の片末端にクロロメチルフェニル基を有するポ
リオルガノシロキサン6.20gを無色透明な油状物と
して得た。なお、生成物の1H−NMRおよびIRスペ
クトルは参考例1の場合と同様であった。ただし、1
−NMRスペクトルから式(1)中の平均重合度バーn
は12.1であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)
-または-CH2CH2-でありその比は34/66であること
を確認した。
【0041】実施例4 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン 実施例1において、サイラプレーンXN−1003の代
りに参考例2で得られたポリオルガノシロキサン1.5
gを用い、実施例1と同様な反応および精製を行ない、
化学式(2)で表わされる構造の四級塩を片末端に有す
るポリオルガノシロキサン1.2gを無色透明な粘性体
として得た。なお、生成物の1H−NMRおよびIRス
ペクトルは実施例1の場合と同様であった。また、1
−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度バーnは
13.5であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-
または-CH2CH2-でありその比は35/65であることを
確認した。
【0042】参考例3 クロロメチルフェニル基を有す
るポリオルガノシロキサン
【0043】
【化16】
【0044】参考例1において、トリメチルシラノール
の代りにジメチルオクチルシラノール4.25gを用い
またD3の量を15.1gと変更して、参考例1と同様
な重合反応および精製を行ない化学式(5)で表わされ
る構造の片末端にSi−H結合を有するポリオルガノシ
ロキサン15.5gを得た。さらに、それを3.13g
用いて同様なp−クロロメチルスチレンとの反応および
精製を行ない、化学式(6)で表わされる構造の片末端
にクロロメチルフェニル基を有するポリオルガノシロキ
サン3.15gを無色透明な油状物として得た。なお、
その構造は1H−NMRおよびIRスペクトルにより確
認した。また、1H−NMRスペクトルから上記式中の
平均重合度バーnは13.4であり、-C2H4-で表わされ
る結合は-CH(CH3)-または-CH2CH2-でありその比は35
/65であることを確認した。
【0045】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ), 0.55 (m, Si-CH2 (CH2)6CH3),0.82〜1.10 (m, Si-C
H2 CH2-Ph, Si-CH2(CH2)6CH3 ),1.20〜1.50 (m, Si-CH(CH
3 )-Ph, Si-CH2(CH2)6 CH3),2.11 (m, Si-CH(CH3)-Ph),
2.75 (m, Si-CH2CH2 -Ph), 4.59 (s, -CH2 Cl),7.26 (m,
フェニレン環上のプロトンピーク). IR (cm-1); 2980, 2940, 2890, 2860, 1415, 1260 (Si-
C),1110〜1000 (SiOSi), 840, 800 (SiOSi), 700, 680.
【0046】実施例5 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン
【0047】
【化17】
【0048】実施例1において、サイラプレーンXN−
1003の代りに参考例3で得られたポリオルガノシロ
キサン1.5gを用い、実施例1と同様な反応および精
製を行ない、化学式(7)で表わされる構造の四級塩を
片末端に有するポリオルガノシロキサン1.0gを無色
透明な粘性体として得た。なお、その構造は1H−NM
RおよびIRスペクトルにより確認した。また、1H−
NMRスペクトルから上記式中の平均重合度バーnは1
4.0であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-ま
たは-CH2CH2-でありその比は33/67であることを確
認した。
【0049】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ), 0.56 (m, Si-CH2 (CH2)6CH3),0.75〜1.05 (m, Si-C
H2 CH2-Ph, Si-CH2(CH2)6CH3 ),1.15〜1.45 (m, Si-CH(CH
3 )-Ph, Si-CH2(CH2)6 CH3, N-CH2CH3 ),2.22 (m, Si-CH(C
H3)-Ph), 2.60 (m, Si-CH2CH2 -Ph),3.42〜3.75 (m, N-C
H3 , N-CH2 CH3), 4.88 (s, Ph-CH2 -N),7.30 (m, フェニ
レン環上のプロトンピーク). IR (cm-1); 2960, 2930, 2890, 2860, 1610, 1440 (C-
N), 1410, 1255 (Si-C),1110〜1000 (SiOSi), 800 (SiO
Si), 680.
【0050】実施例6 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン
【0051】
【化18】
【0052】実施例1において、サイラプレーンXN−
1003の代りに参考例3で得られたポリオルガノシロ
キサン1.0gを用い、またジメチルエチルアミンの代
りにピリジン0.5gを用い、実施例1と同様な反応お
よび精製を行ない、化学式(8)で表わされる構造の四
級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサン0.8g
を無色透明な粘性体として得た。なお、その構造は1
−NMRおよびIRスペクトルにより確認した。また、
1H−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度バー
nは14.5であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH
3)-または-CH2CH2-でありその比は35/65であるこ
とを確認した。
【0053】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ), 0.56 (m, Si-CH2 (CH2)6CH3),0.80〜1.10 (m, Si-C
H2 CH2-Ph, Si-CH2(CH2)6CH3 ),1.20〜1.51 (m, Si-CH(CH
3 )-Ph, Si-CH2(CH2)6 CH3),2.12 (m, Si-CH(CH3)-Ph),
2.55 (m, Si-CH2CH2 -Ph), 6.22 (s, Ph-CH2 -N),7.20
(m, フェニレン環上のプロトンピーク),8.02 (m, ピリ
ジン環上のプロトンピーク),8.38 (t, ピリジン環上の
プロトンピーク),9.53 (d, ピリジン環上のプロトンピ
ーク). IR (cm-1); 2960, 2930, 2890, 2860, 1720, 1610, 144
0, 1410 (C-N),1260 (Si-C), 1110〜1000 (SiOSi), 800
(SiOSi), 680.
【0054】参考例4 クロロメチルフェニル基を有す
るポリオルガノシロキサン
【0055】
【化19】
【0056】参考例1において、トリメチルシラノール
の代りにジメチル−1H,1H,2H,2H−トリデカ
フルオロオクチルシラノール8.00gを用いまたD3
の量を8.44gと変更して、参考例1と同様な重合反
応および精製を行ない化学式(9)で表わされる構造の
片末端にSi−H結合を有するポリオルガノシロキサン
12.1gを得た。さらに、それを5.09g用いて同
様なp−クロロメチルスチレンとの反応および精製を行
ない、化学式(10)で表わされる構造の片末端にクロ
ロメチルフェニル基を有するポリオルガノシロキサン
5.11gを無色透明な油状物として得た。なお、その
構造は1H−NMRおよびIRスペクトルにより確認し
た。また、1H−NMRスペクトルから上記式中の平均
重合度バーnは9.1であり、-C2H4-で表わされる結合
は-CH(CH3)-または-CH2CH2-でありその比は38/62
であることを確認した。
【0057】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ),0.75〜1.05 (m, Si-CH2 CH2-Ph, Si-CH2 CH2(CF2)
6F),1.44 (d, Si-CH(CH3 )-Ph),1.95〜2.36 (m, Si-CH(C
H3)-Ph, Si-CH2CH2 (CF2)6F),2.76 (m, Si-CH2CH2 -Ph),
4.59 (s, -CH2 Cl),7.26 (m, フェニレン環上のプロトン
ピーク). IR (cm-1); 2980, 2920, 1415, 1260 (Si-C), 1240, 12
10 (C-F), 1145,1110〜1000 (SiOSi), 900, 840, 800
(SiOSi), 705.
【0058】実施例7 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン
【0059】
【化20】
【0060】実施例1において、サイラプレーンXN−
1003の代りに参考例4で得られたポリオルガノシロ
キサン1.5gを用い、実施例1と同様な反応および精
製を行ない、化学式(11)で表わされる構造の四級塩
を片末端に有するポリオルガノシロキサン1.2gを無
色透明な粘性体として得た。なお、その構造は1H−N
MRおよびIRスペクトルにより確認した。また、1
−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度バーnは
9.5であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-ま
たは-CH2CH2-でありその比は36/64であることを確
認した。
【0061】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ),0.55〜0.92 (m, Si-CH2 CH2-Ph, Si-CH2 CH2(CF2)
6F),1.00〜1.48 (m, Si-CH(CH3 )-Ph, N-CH2CH3 ),1.60〜
2.32 (m, Si-CH(CH3)-Ph, Si-CH2CH2 (CF2)6F),2.58 (m,
Si-CH2CH2 -Ph), 3.34〜3.78 (m, N-CH3 , N-CH2 CH3),4.
85 (s, Ph-CH2 -N), 7.30 (m, フェニレン環上のプロト
ンピーク). IR (cm-1); 2950, 2900, 1610, 1440 (C-N), 1410, 126
0 (Si-C), 1210 (C-F),1110〜1000 (SiOSi), 900, 800
(SiOSi), 700.
【0062】実施例8 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン
【0063】
【化21】
【0064】実施例1において、サイラプレーンXN−
1003の代りに参考例4で得られたポリオルガノシロ
キサン1.5gを用い、またジメチルエチルアミンの代
りにピリジン0.5gを用い、実施例1と同様な反応お
よび精製を行ない、化学式(12)で表わされる構造の
四級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサン1.1
gを無色透明な粘性体として得た。なお、その構造は1
H−NMRおよびIRスペクトルにより確認した。ま
た、1H−NMRスペクトルから上記式中の平均重合度
バーnは9.5であり、-C2H4-で表わされる結合は-CH
(CH3)-または-CH2CH2-でありその比は35/65である
ことを確認した。
【0065】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ),0.70〜1.05 (m, Si-CH2 CH2-Ph, Si-CH2 CH2(CF2)
6F),1.42 (d, Si-CH(CH3 )-Ph),1.92〜2.32 (m, Si-CH(C
H3)-Ph, Si-CH2CH2 (CF2)6F),2.58 (m, Si-CH2CH2 -Ph),
6.25 (s, Ph-CH2 -N),7.20 (m, フェニレン環上のプロト
ンピーク),8.02 (m, ピリジン環上のプロトンピーク),
8.38 (t, ピリジン環上のプロトンピーク),9.53 (d, ピ
リジン環上のプロトンピーク). IR (cm-1); 2960, 2900, 1720, 1610, 1440, 1410 (C-
N), 1260 (Si-C),1240, 1210 (C-F), 1145, 1110〜1000
(SiOSi), 900, 800 (SiOSi), 690.
【0066】参考例5 クロロメチルフェニル基を有す
るポリオルガノシロキサン
【0067】
【化22】
【0068】参考例1において、トリメチルシラノール
の量を4.00gと変更し、またD3の代りにD3/F3
の混合物(それぞれ9.90g/16.8g)を用い
て、参考例1と同様な重合反応および精製を行ない化学
式(13)で表わされる構造の片末端にSi−H結合を
有するポリオルガノシロキサン29.8gを得た。さら
に、それを5.24g用いて同様なp−クロロメチルス
チレンとの反応および精製を行ない、化学式(14)で
表わされる構造の片末端にクロロメチルフェニル基を有
するポリオルガノシロキサン5.20gを無色透明な油
状物として得た。なお、その構造は1H−NMRおよび
IRスペクトルにより確認した。また、1H−NMRス
ペクトルから上記式中Rで表わされる置換基はメチル基
または3,3,3−トリフルオロプロピル基でそのモル
比は58/42であり、平均重合度バーnは5.6、-C
2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-または-CH2CH2-であ
りその比は43/57であることを確認した。
【0069】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ),0.60〜0.98 (m, Si-CH2 CH2-Ph, Si-CH2 CH2CF3), 1.
38 (d, Si-CH(CH3 )-Ph),1.85〜2.25 (m, Si-CH(CH3)-P
h, Si-CH2CH2 CF3), 2.69 (m,Si-CH2CH2 -Ph),4.58 (s, -
CH2 Cl), 7.26 (m, フェニレン環上のプロトンピーク). IR (cm-1); 2980, 2920, 1445, 1415, 1370, 1318, 126
0 (Si-C), 1210 (C-F),1130, 1110〜1000 (SiOSi), 90
0,840, 800 (SiOSi), 680.
【0070】実施例9 四級塩を有するポリオルガノシ
ロキサン
【0071】
【化23】
【0072】実施例1において、サイラプレーンXN−
1003の代りに参考例5で得られたポリオルガノシロ
キサン1.5gを用い、実施例1と同様な反応および精
製を行ない、化学式(15)で表わされる構造の四級塩
を片末端に有するポリオルガノシロキサン1.1gを無
色透明な粘性体として得た。なお、その構造は1H−N
MRおよびIRスペクトルにより確認した。また、1
−NMRスペクトルから上記式中Rで表わされる置換基
はメチル基または3,3,3−トリフルオロプロピル基
でそのモル比は60/40であり、平均重合度バーnは
6.5、-C2H4-で表わされる結合は-CH(CH3)-または-CH
2CH2-でありその比は43/57であることを確認し
た。
【0073】1H-NMR, δ (CDCl3, ppm); 0.10 (s, Si-C
H3 ),0.55〜0.98 (m, Si-CH2 CH2-Ph, Si-CH2 CH2CF3),1.0
5 〜1.50 (m, Si-CH(CH3 )-Ph, N-CH2CH3 ),1.65〜2.22
(m, Si-CH(CH3)-Ph, Si-CH2CH2 CF3), 2.68 (m, Si-CH2C
H2 -Ph),3.32〜3.80 (m, N-CH3 , N-CH2 CH3), 4.85 (s, P
h-CH2 -N),7.29 (m, フェニレン環上のプロトンピーク). IR (cm-1); 2950, 2900, 1610, 1440 (C-N), 1410, 126
0 (Si-C), 1210 (C-F),1110〜1000 (SiOSi), 900, 800
(SiOSi), 700.
【0074】実施例10〜18 薬物の皮膚透過実験 2−チャンバー拡散セル(有効断面積0.95cm2
にウサギ腹部剥離皮膚をはさみ、ドナー部に抗炎症剤イ
ンドメタシン20mg(1wt.%)、実施例1〜9で
得られた四級塩を片末端に有するポリオルガノシロキサ
ン(経皮吸収促進剤)(2wt.%)を含む、エチルア
ルコール50%水溶液を2ml入れ、レセプター部にpH
=7.4に調整したリン酸緩衡液を2ml入れ、セル全
体を37℃の恒温槽に浸漬した。両チャンバーを攪拌下
6時間後および12時間後にレセプター部よりサンプリ
ングし、高速液体クロマトグラフィーにより透過したイ
ンドメタシンの定量を行った。経皮吸収促進剤として実
施例1〜9で得られた四級塩を片末端に有するポリオル
ガノシロキサンをそれぞれ用い、得られた透過測定結果
を表1に示す。また、これらのポリオルガノシロキサン
を加えない場合を表1中比較例として示す。表1から判
るように、これらの四級塩を片末端に有するポリオルガ
ノシロキサンはいずれも優れた経皮吸収促進効果を示す
ことが明らかとなった。さらに、測定後のウサギ腹部剥
離皮膚のドナー部側表面を観察したところいずれも変色
などは見られず、測定前の状態からまったく変化してい
ないことを確認した。
【0075】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 7/10 A61K 47/24 A61K 47/34 C08G 77/388 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1〜R5は同一もしくは異なってもよくアルキ
    ル基、置換アルキル基またはフェニル基、R6〜R8は同
    一もしくは異なってもよくアルキル基、置換アルキル
    基、フェニル基またはそれらが一体となって環および/
    もしくは不飽和結合を形成していてもよく、X-は四級
    塩における対アニオン、Yは炭素数2〜6の直鎖状もし
    くは分岐状の2価のアルキレン基またはオキシアルキレ
    ン基、nは1以上の整数である。ただし、R4およびR5
    は繰り返し単位ごとに同一または任意に異なってもよ
    い。)で表わされる四級塩を片末端に有するポリオルガ
    ノシロキサン。
  2. 【請求項2】 下記一般式(I) 【化2】 (式中、R1〜R5は同一もしくは異なってもよくアルキ
    ル基、置換アルキル基またはフェニル基、R6〜R8は同
    一もしくは異なってもよくアルキル基、置換アルキル
    基、フェニル基またはそれらが一体となって環および/
    もしくは不飽和結合を形成していてもよく、X-は四級
    塩における対アニオン、Yは炭素数2〜6の直鎖状もし
    くは分岐状の2価のアルキレン基またはオキシアルキレ
    ン基、nは1以上の整数である。ただし、R4およびR5
    は繰り返し単位ごとに同一または任意に異なってもよ
    い。)で表わされる四級塩を片末端に有するポリオルガ
    ノシロキサンよりなる薬物の経皮吸収促進剤。 【0001】
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