JP3026608B2 - ワイヤレススイッチ - Google Patents

ワイヤレススイッチ

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JP3026608B2
JP3026608B2 JP2409262A JP40926290A JP3026608B2 JP 3026608 B2 JP3026608 B2 JP 3026608B2 JP 2409262 A JP2409262 A JP 2409262A JP 40926290 A JP40926290 A JP 40926290A JP 3026608 B2 JP3026608 B2 JP 3026608B2
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雅之 金谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷が接続された制御
用端末器のアドレスを指定することにより、所望の負荷
を制御できるようにした遠隔制御システムに用いられ、
制御用端末器のアドレスをワイヤレス信号によって指定
できるようにしたワイヤレススイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイヤレス信号を利用して照
明負荷を制御するようにしたこの種の遠隔制御システム
として、図14に示すような構成のものが知られてい
る。すなわち、それぞれ個別にアドレスが設定された複
数の入力用端末器32、制御用端末器33、中継用端末
器34などの各種端末器と、主制御装置31とを、一対
の線路よりなる主伝送線Lsを介して接続したものであ
る。入力用端末器32には、最大4個のスイッチS1
4 を接続することができ、制御用端末器33には最大
4個の照明負荷L1 〜L4 が接続できるように構成され
ている。中継用端末器34には、ワイヤレス系伝送線L
wを介してワイヤレス受信器Xが接続されている。
【0003】この遠隔制御システムでは、主制御装置3
1から図15のaに示すような形式を有した伝送信号V
sを送出することにより、各端末器32〜34を制御す
る。すなわち、伝送信号Vsは、図15のaに示すよう
に、信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号の
モードを示すモードデータMD、端末器32〜34を呼
び出すアドレスデータAD、照明負荷L1 〜L4 を制御
する制御データCD、伝送誤りを検出するチェックサム
データCS、端末器32〜34からの返送期間を設定す
る信号返送期間WTよりなる。この伝送信号Vsは、複
極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調
によってデータが伝送されるようになっている。各端末
器32〜34では、主伝送線Lsを介して受信された伝
送信号VsのアドレスデータADがあらかじめ設定され
ているアドレスデータと一致したときに、その伝送信号
Vsの制御データCDを取り込むとともに、伝送信号V
sの信号返送期間WTに同期して返送データ信号を電流
モード信号(主伝送線Lsの線間を適当な低インピーダ
ンスを介して短絡して送出される信号)として返送する
ようになっている。
【0004】また、中継用端末器34には、上述したよ
うに、ワイヤレス受信器Xがワイヤレス系伝送線Lwを
介して接続されている。ワイヤレス受信器Xは、ワイヤ
レススイッチYに設けた操作スイッチHS1 〜HS4
操作したときに送出される赤外線のような光によるワイ
ヤレス信号を受信し、受信したデータをワイヤレス系伝
送線Lwを介してワイヤレス中継用端末器34に送信
し、さらにワイヤレス中継用端末器34は、このデータ
を主制御装置31に転送するようになっている。
【0005】一方、主制御装置31には、ダミー信号送
信手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー
信号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとし
た伝送信号Vsを常時送出する。また、割込み処理手段
は、端末器32、34のいずれかから図15のcに示す
ような割込み信号Viが返送されされたとき、割込み信
号Viを発生した端末器32、34を検出し、その端末
器32、34をアクセスして返送データ信号を返送させ
るようになっている。たとえば、入力用端末器32では
スイッチS1 〜S4 を操作したときに割込み信号Viが
発生し、中継用端末器34ではワイヤレス受信器Xにワ
イヤレス信号が入力されたときに割込み信号Viが発生
するのである。さらに、主制御装置31では、上述のよ
うにして端末器32、34から返送された返送データ信
号に基いて、対応する照明負荷L 1 〜L4 を制御する制
御用端末器33への制御データCDを作成するととも
に、その制御データCDを主伝送線Lsを介して制御用
端末器33に時分割多重伝送することにより、各照明負
荷L1 〜L4 を個別に制御するようになっている。すな
わち、入力用端末器32に接続されたスイッチS1 〜S
4 を操作したり、ワイヤレススイッチYに設けた操作ス
イッチHS1〜HS4 を操作すると、割込み信号Viが
送出されるから、割込み信号Viを受信した主制御装置
31では伝送信号Vsを送出し、信号返送期間に返送デ
ータ信号を受信するのである。主制御装置31では、端
末器32、34からの返送データ信号に対応して制御す
べき照明負荷L1 〜L4を備えた制御用端末器33との
対応関係が設定されており、この対応関係に従って制御
用端末器33の照明負荷L1 〜L4 を制御する。ここ
に、各端末器32〜34では、伝送線Lsに常時伝送さ
れている伝送信号Vsを整流平滑化して電源としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、入
力用端末器32をスイッチS1 〜S4 のケースに納装し
たとしても、主伝送線Lsを壁面におけるスイッチS1
〜S4 の取付位置まで配線することが必要になる。すな
わち、配線工事を建築物の壁面工事の進行状況に合わせ
て行わなければならないから、施工が面倒になるという
問題がある。また、スイッチS1 〜S4 は壁面に固定さ
れ、移動させることができないから、使い勝手が悪いと
いう問題がある。
【0007】使い勝手については、ワイヤレススイッチ
Yを併用すれば解消されるのであるが、スイッチS1
4 の施工に要する手間は解消されないものである。ま
た、同じ照明負荷L1 〜L4 を制御するために、スイッ
チS1 〜S4 とワイヤレススイッチYとを別途に設ける
ことになるから、施工費用が高くなるという問題も生じ
る。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、壁内の配線施工を不要として施工の手間をな
くし、かつ、壁に固定した状態と手で持った状態とに併
用できるようにして使い勝手を向上させるとともに、無
駄な施工を不要として施工費用を低減したワイヤレスス
イッチを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1では、上記目的
を達成するために、光によるワイヤレス信号を受光する
ワイヤレス受信器にワイヤレス系伝送線を介して接続さ
れた中継用端末器と、固有のアドレスが設定されていて
制御すべき負荷が接続された複数個の制御用端末器とが
主伝送線を介して主制御装置に接続され、主制御装置で
は中継用端末器を介して伝送されるワイヤレス信号に含
まれたアドレスデータに基づいて、アドレスによってあ
らかじめ対応関係が設定されている制御用端末器に接続
された負荷を制御するようにした遠隔制御システムに用
いられ、電源となる電池が納装されたケースと、ケース
の前面に設けた操作部の操作により操作部に対応付けた
アドレスデータを含む上記ワイヤレス信号を出力させる
操作スイッチと、ワイヤレス信号に含まれるアドレスデ
ータを設定するアドレス設定部とを備え、ケースは、配
線器具用に規格化されているプレートとほぼ同形状に形
成されるとともに壁面等の取付面に着脱自在に取着され
る取付部を備え、かつ、上記操作部として一部を残して
ケースから分離され厚み方向に可撓性を有する操作片が
一体に形成されるとともに、ケースの前面において操作
片の周部に凹所が形成され、かつ、該凹所に覆着された
可撓性を有する薄肉のメンブレン銘板を備えているので
ある。
【0010】請求項2では、上記取付部が、上部の広幅
部と上部の狭幅部とが連続する形の引掛孔であって、広
幅部は取付面より頭部が突出するように取付面に螺入さ
れた取付ねじの頭部の直径よりも大きな左右幅に設定さ
れ、狭幅部は取付ねじの頭部の直径よりも小さく脚部よ
りも大きな左右幅に設定されているのである。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、ケースが、壁面等の
取付面に着脱自在に取着される取付部を備えているの
で、壁スイッチのように壁面に取り付けて使用する方法
と、壁面から外して手で持った状態で使用する方法とに
兼用できるのである。すなわち、ワイヤレススイッチの
みで負荷を制御することができ、壁面に取り付けるスイ
ッチに対する配線施工が不要となるのであって、施工が
容易になるとともに、通常のスイッチをワイヤレススイ
ッチとは別途に設ける必要がなく、施工費用が無駄に増
加することがないのである。また、ケースは、配線器具
用に規格化されているプレートとほぼ同形状に形成され
ているので、壁面に取着したときに通常の壁スイッチと
同様の外観を呈することになり違和感が生じないのであ
る。さらに、ケースを取付面に対して着脱自在としてい
るから、ケースを取付面から外しておけば、電源として
用いている電池の交換が容易になるのである。また、ワ
イヤレス信号に含まれるアドレスデータを設定するアド
レス設定部を備え、中継用端末器ではワイヤレス信号に
含まれたアドレスデータを主制御装置に伝送するように
しているので、アドレス設定部によりアドレスを設定す
れば、負荷との対応関係を付けることができ、従来の入
力用端末器に接続されたスイッチと同等に扱うことがで
きるのである。また、上記操作部として一部を残してケ
ースから分離され厚み方向に可撓性を有する操作片が一
体に形成されるとともに、ケースの前面において操作片
の周部に凹所が形成され、かつ、該凹所に覆着された可
撓性を有する薄肉のメンブレン銘板を備えているので、
メンブレン銘板の上から操作片を押圧することにより操
作スイッチが操作されるから、ケースの前面からの操作
部の突出量を少なくできて壁面等に取着したときに壁面
からのワイヤレススイッチ全体の突出量を少なくでき、
また、操作片が一部を残してケースから分離形成されて
いることにより、操作部とケースとが別体の場合に比べ
て組立性が向上し、操作片の周部の凹所にメンブレン銘
板が覆着されていることにより、操作部の周囲からケー
ス内へ塵や埃などが入り込むのを防止することができ
る。
【0012】請求項2の構成は、取付部の望ましい実施
態様である。
【0013】
【実施例】本発明のワイヤレススイッチYは、図6に示
すような遠隔制御システムに用いられる。すなわち、図
14に示した従来の遠隔制御システムと比較すれば、シ
ステムの構成としては入力用端末器32を削除した点で
異なっている。主制御装置31では、ワイヤレススイッ
チYと、そのワイヤレススイッチYで制御可能な制御用
端末器33との対応関係がアドレスデータに基づいて設
定される。また、各制御用端末器33に最大4個まで接
続される照明負荷L1 〜L4 と、ワイヤレススイッチY
に最大4個まで設けられる操作スイッチHS1 〜HS4
との対応関係が2ビットの負荷番号データにより設定さ
れる。ここに、照明負荷L1 〜L4 は、アドレスデータ
と負荷番号データとの組み合わせによって特定されるか
ら、以下の説明では、とくにことわりがなければアドレ
スデータと負荷番号データとを一括してアドレスデータ
と称することにする。
【0014】ワイヤレススイッチYは、図7に示すよう
に、壁面等の取付面に取着されるのであって、ワイヤレ
ススイッチYから送出されたワイヤレス信号がワイヤレ
ス受信器Xで受信できるような位置に配置される。ワイ
ヤレススイッチXに設けた操作スイッチHS1 〜HS4
を操作すると、各操作スイッチHS1 〜HS4 に対応し
て設定されたアドレスデータを含むワイヤレス信号がワ
イヤレススイッチYから送出される。ワイヤレス信号は
ワイヤレス受信器Xにより受信され、アドレスデータは
ワイヤレス系伝送線Lwを介して中継用端末器34に伝
送される。中継用端末器34ではアドレスデータを受け
取ると、アドレスデータを一次的に格納し、割込み信号
Vi(図15参照)を発生させて主制御装置31に伝送
する。主制御装置31では割込み信号Viを受け取ると
中継用端末器34をアクセスし、中継用端末器34では
主制御装置31からアクセスされたときに返送データ信
号として格納しているアドレスデータを転送する。主制
御装置31では、中継用端末器34からアドレスデータ
が転送されると、このアドレスデータとの対応関係が設
定されている制御用端末器33に対して所定の制御デー
タCDを含む伝送信号Vsを伝送して(図15参照)、
照明負荷L1 〜L4 を制御するのである。
【0015】ところで、ワイヤレススイッチYのケース
1は、図1ないし図5に示すように、壁面等の取付面に
取着されるベース10と、ベース10に結合されるプレ
ートカバー20とにより形成される。ケース1の外形は
配線器具用に規格化されている既製のプレートと同じ外
形に形成されている。ベース10とプレートカバー20
とは、ベース10の周部に前方に向かって突設された複
数の係合フック11を、プレートカバー20の裏面に突
設された係合リブ(図示せず)に係合させることにより
結合される。ベース10の前面には縦横に走る補強リブ
12が形成されている。ベース10には上下一対の引掛
孔13が穿孔され、引掛孔13は、図4に示すように、
下部が広幅部13aになるとともに上部が狭幅部13b
となっていて、いわゆるだるま孔を形成している。広幅
部13aは、左右幅が後述する取付ねじの頭部の直径よ
りも大きく、狭幅部13bは、左右幅が取付ねじの頭部
の直径よりは小さく、かつ、脚部の直径よりは大きくな
るように形成されている。ベース10とプレートカバー
20との間には回路基板40が挟装される。すなわち、
回路基板40は、上記補強リブ12の上に載置される。
回路基板40には、位置決め用の切欠孔41が形成され
ており、引掛孔13の開口周縁に突設された周壁14を
切欠孔41に係合させることにより位置決めされるよう
になっている。
【0016】プレートカバー20には、回路基板40に
実装された操作スイッチHS1に対応する部位で、操作
片23が一体に形成されている。操作片23は、矩形状
に形成され一辺を残してプレートカバー20から分離さ
れているのであって、厚み方向に可撓性を有していて、
操作片23を押圧すると操作スイッチHS1に押圧力が
作用するようになっている。プレートカバー20の前面
において操作片23の周部は凹所24を形成しており、
この凹所24は合成樹脂により形成された可撓性を有す
る薄肉のメンブレン銘板25により覆われている。すな
わち、メンブレン銘板25が操作片23に覆着されてい
るのであり、メンブレン銘板25の上から操作片23を
押圧すれば操作スイッチHS1が操作されるようになっ
ている。したがって、プレートカバー20の前面からの
操作部たる操作片23の突出量を少なくできて壁面等に
取着したときに壁面からのワイヤレススイッチ全体の突
出量を少なくできる。また、操作片23が一辺を残して
プレートカバー20から分離形成されていることによ
り、操作部とケースとが別体の場合に比べて組立性が向
上する。また、操作片23の周部の凹所にメンブレン銘
板が覆着されていることにより、操作片23の周囲から
ケース内へ塵や埃などが入り込むのを防止することがで
きる。プレートカバー20の上部には、回路基板40に
実装された発光素子LDに対応する部位で、赤外光を透
過させる透光板26が超音波溶着により固着され、発光
素子LDからのワイヤレス信号を前方の斜め上方に送出
できるようにしてある。
【0017】ケース1を壁面に取り付けるときには、壁
面に固定された一対の取付ねじ(図示せず)の頭部をベ
ース10に形成された引掛孔13に挿入する。すなわ
ち、引掛孔13の広幅部13aを通して取付ねじの頭部
を引掛孔13に挿入し、ケース1を下方にスライドさせ
ると、取付ねじの頭部が引掛孔13の狭幅部13bに導
入されてケース1が取付ねじに係止されるのである。こ
こにおいて、引掛孔13の周壁14には引掛孔13の広
幅部13aに対応する部位で蓋片15が形成されてい
る。したがって、取付ねじを引掛孔13に挿入する際
に、取付ねじの頭部の壁面から突出量が大きすぎると、
取付ねじの頭部が蓋片15に当接することによってケー
ス1が壁面から浮き上がるのであり、取付ねじの螺入量
を調節するための目安となるのである。
【0018】ところで、回路基板40には、押釦スイッ
チよりなる操作スイッチHS1 、ワイヤレス信号である
赤外光を送出する発光素子LDのほか、操作スイッチH
1 を押したときに発光素子LDを点滅させる送信回路
やアドレスデータを設定するためのディップスイッチD
1 、DS2 などが実装されている。ベース10には各
ディップスイッチDS1 、DS2 にそれぞれ対応する部
位に開口窓16a、16bが形成され、ケース1の外部
からディップスイッチDS1 、DS2 を操作できるよう
になっている。また、回路基板40には、電源となる電
池Bの電極に接触する一対の電極板42a、42bが実
装される。一方の電極板42aは電池Bの周面に接触
し、他方の電極板42bは電池Bの一方の端面に接触す
るように形成されている。また、電極板42bには位置
決め孔42cが穿孔され、ベース10の内周面に突設さ
れた位置決め突起17が位置決め孔42cに嵌合するこ
とにより、電極版42bの位置決めがなされるようにし
てある。
【0019】電池Bは、リチウム電池のような大容量の
ボタン電池であって、ケース1の下部に着脱自在に挿入
される電池ホルダ50に保持される。電池ホルダ50
は、基片51に対して一対の係止ばね片52とロック片
53とが突設された形状に形成されており、両係止ばね
片52の間が略U形に形成されることにより、両係止ば
ね片52の間に電池Bを保持するようになっている。係
止ばね片52の先端部には係止部54が形成されてお
り、ベース10に突設された一対の係止突片55に係止
されるようになっている。また、ロック片53の先端部
はベース10に穿孔されたロック孔56に係合するよう
になっている。ケース1に電池ホルダ50を挿入した状
態では、基片51がベース10の下縁に形成された切欠
57の周縁に係止される。また、ロック片53の先端部
がロック孔56に係合するから、基片51を引張っても
電池ホルダ50が抜けないのであり、子供などのいたず
らで電池Bが抜き取られるのを防止することができる。
電池Bを交換するときには、ケース1を壁面から外し、
ケース1の裏面からロック孔56を通してロック片53
の先端部を治具によって押圧しながら、基片51をケー
ス1から引き抜くようにすればよい。このように、電池
Bを交換する際にケース1を壁面から外すことができる
から、電池ホルダ50の着脱が容易になるのである。
【0020】上記実施例では、操作スイッチHS1 が1
個の場合を示しているが、最大4個の操作スイッチHS
1 〜HS4 を設けることができるのであって、図8ない
し図10は、操作スイッチHS1 〜HS4 が2個、3
個、4個の場合の構成を示している。ここにおいて、図
8および図9に示した例では、回路基板40に圧接する
ボス18がベース10に突設され、回路基板40をより
強固に固定するようになっている。
【0021】ワイヤレススイッチ4の回路基板40に実
装されている回路は、たとえば、図11に示すような構
成を有している。この回路は、ワイヤレススイッチ用に
専用化された集積回路ICに周辺部品を接続して構成さ
れている。内部クロックは、集積回路ICに外付された
水晶振動子XLにより与えられる。また、操作スイッチ
HS1 〜HS4 を最大4個まで設けることができるよう
に構成されており、1個の場合には操作スイッチH
1 、2個の場合には操作スイッチHS1 、HS2 とい
うように、必要に応じて操作スイッチHS1 〜HS4
接続する。ワイヤレス信号に含まれるアドレスデータ
(負荷番号データを含む)は、アドレス設定部44によ
り設定される。アドレス設定部44は、6ビットのディ
ップスイッチDS1 と、最大4ビットのディップスイッ
チDS2 と、ダイオードマトリクス部DMとにより構成
される。図11において線路の交差部分に丸印を付した
部分は、ディップスイッチDS1 の1ビットに相当し、
交差している線路間を接続するか接続しないかを選択す
る。また、接続される操作スイッチHS1 〜HS3 が1
〜3個の間であれば、その個数に応じて、ディップスイ
ッチDS2 を図12(a)〜(c)に示すように、2ビ
ット、4ビット、3ビットのいずれかの構成とし、ダイ
オードマトリクス部DMにおいて図13(a)〜(c)
に示すように、ダイオードD1 、D2 を接続する。4個
の操作スイッチHS1〜HS4 を設ける場合には、図1
2(d)に示すようにディップスイッチDS2 を設け
ず、図13(d)にダイオードマトリクス部DMにダイ
オードを接続しないようにする。このような構成とする
ことにより、操作スイッチHS1 〜HS4 の個数を変え
て仕様を変更するのが容易になるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように、ケースが、壁面
等の取付面に着脱自在に取着される取付部を備えている
ので、壁スイッチのように壁面に取り付けて使用する方
法と、壁面から外して手で持った状態で使用する方法と
に兼用できるのである。すなわち、ワイヤレススイッチ
のみで負荷を制御することができ、壁面に取り付けるス
イッチに対する配線施工が不要となるのであって、施工
が容易になるとともに、通常のスイッチをワイヤレスス
イッチとは別途に設ける必要がなく、施工費用が無駄に
増加することがないという利点を有する。また、ケース
は、配線器具用に規格化されているプレートとほぼ同形
状に形成されているので、壁面に取着したときに通常の
壁スイッチと同様の外観を呈することになり違和感が生
じないのである。さらに、ケースを取付面に対して着脱
自在としているから、ケースを取付面から外しておけ
ば、電源として用いている電池の交換が容易になるので
ある。また、ワイヤレス信号に含まれるアドレスデータ
を設定するアドレス設定部を備え、中継用端末器ではワ
イヤレス信号に含まれたアドレスデータを主制御装置に
伝送するようにしているので、アドレス設定部によりア
ドレスを設定すれば、負荷との対応関係を付けることが
でき、従来の入力用端末器に接続されたスイッチと同等
に扱うことができるという利点がある。また、上記操作
部として一部を残してケースから分離され厚み方向に可
撓性を有する操作片が一体に形成されるとともに、ケー
スの前面において操作片の周部に凹所が形成され、か
つ、該凹所に覆着された可撓性を有する薄肉のメンブレ
ン銘板を備えているので、メンブレン銘板の上から操作
片を押圧することにより操作スイッチが操作されるか
ら、ケースの前面からの操作部の突出量を少なくできて
壁面等に取着したときに壁面からのワイヤレススイッチ
全体の突出量を少なくでき、また、操作片が一部を残し
てケースから分離形成されていることにより、操作部と
ケースとが別体の場合に比べて組立性が向上し、操作片
の周部の凹所にメンブレン銘板が覆着されていることに
より、操作部の周囲からケース内へ塵や埃などが入り込
むのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す分解斜視図である。
【図2】実施例を示す正面図である。
【図3】実施例を示す側面図である。
【図4】実施例を示す背面図である。
【図5】実施例を示す下面図である。
【図6】本発明に係る遠隔制御システムの概略構成図で
ある。
【図7】本発明に係るワイヤレススイッチの施工例を示
す概略構成図である。
【図8】他の実施例を示す分解斜視図である。
【図9】さらに他の実施例を示す分解斜視図である。
【図10】別の実施例を示す分解斜視図である。
【図11】実施例の回路図である。
【図12】実施例の要部回路図であり、(a)〜(d)
はそれぞれ操作スイッチが1〜4個の場合に対応する。
【図13】実施例の要部回路図であり、(a)〜(d)
はそれぞれ操作スイッチが1〜4個の場合に対応する。
【図14】従来例の遠隔制御システムを示す概略構成図
である。
【図15】従来例の遠隔制御システムの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 13 取付孔 13a 広幅部 13b 狭幅部 31 主制御装置 33 制御用端末器 34 中継用端末器 43 アドレス設定部 B 電池 DS1 ディップスイッチ DS2 ディップスイッチ HS1 操作スイッチ HS2 操作スイッチ HS3 操作スイッチ HS4 操作スイッチ L1 照明負荷 L2 照明負荷 L3 照明負荷 L4 照明負荷 Ls 主伝送線 Lw ワイヤレス系伝送線 X ワイヤレス受信器 Y ワイヤレススイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光によるワイヤレス信号を受光するワイ
    ヤレス受信器にワイヤレス系伝送線を介して接続された
    中継用端末器と、固有のアドレスが設定されていて制御
    すべき負荷が接続された複数個の制御用端末器とが主伝
    送線を介して主制御装置に接続され、主制御装置では中
    継用端末器を介して伝送されるワイヤレス信号に含まれ
    たアドレスデータに基づいて、アドレスによってあらか
    じめ対応関係が設定されている制御用端末器に接続され
    た負荷を制御するようにした遠隔制御システムに用いら
    れ、電源となる電池が納装されたケースと、ケースの前
    面に設けた操作部の操作により操作部に対応付けたアド
    レスデータを含む上記ワイヤレス信号を出力させる操作
    スイッチと、ワイヤレス信号に含まれるアドレスデータ
    を設定するアドレス設定部とを備え、ケースは、配線器
    具用に規格化されているプレートとほぼ同形状に形成さ
    れるとともに壁面等の取付面に着脱自在に取着される取
    付部を備え、かつ、上記操作部として一部を残してケー
    スから分離され厚み方向に可撓性を有する操作片が一体
    に形成されるとともに、ケースの前面において操作片の
    周部に凹所が形成され、かつ、該凹所に覆着された可撓
    性を有する薄肉のメンブレン銘板を備えて成ることを特
    徴とするワイヤレススイッチ。
  2. 【請求項2】 上記取付部は、下部の広幅部と上部の狭
    幅部とが連続する形の引掛孔であって、広幅部は取付面
    より頭部が突出するように取付面に螺入された取付ねじ
    の頭部の直径よりも大きな左右幅に設定され、狭幅部は
    取付ねじの頭部の直径よりも小さく脚部よりも大きな左
    右幅に設定されて成ることを特徴とする請求項1記載の
    ワイヤレススイッチ。
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