JP3026377U - テンションレバー駆動装置 - Google Patents
テンションレバー駆動装置Info
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- JP3026377U JP3026377U JP1995014542U JP1454295U JP3026377U JP 3026377 U JP3026377 U JP 3026377U JP 1995014542 U JP1995014542 U JP 1995014542U JP 1454295 U JP1454295 U JP 1454295U JP 3026377 U JP3026377 U JP 3026377U
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- tension
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ヘッドシリンダーを有する磁気記録再生
装置において、ローディングモータの力を使わずに弾性
部材である引張りスプリングの力によりテンションレバ
ー(バックテンションレバー)を回動させるテンション
レバー駆動装置を提供する。 【解決手段】 回転ヘッドシリンダー外周に配設された
上リングギヤーを駆動する第2のスライド板82がロー
ディング時とアンローディング時の終点で自走するのを
利用し、バックテンション戻しアーム284を介して、
テンションレバー188を回動させる構造である。
装置において、ローディングモータの力を使わずに弾性
部材である引張りスプリングの力によりテンションレバ
ー(バックテンションレバー)を回動させるテンション
レバー駆動装置を提供する。 【解決手段】 回転ヘッドシリンダー外周に配設された
上リングギヤーを駆動する第2のスライド板82がロー
ディング時とアンローディング時の終点で自走するのを
利用し、バックテンション戻しアーム284を介して、
テンションレバー188を回動させる構造である。
Description
【0001】
本考案は、回転ヘッドシリンダーが使用される磁気記録再生装置のテンション レバー駆動装置に関するものである。
【0002】
従来の磁気記録再生装置のテンションレバー駆動装置は、アンローディング時 にローディングモータの駆動力を利用して、テンションレバーを内側へ回動させ 、かつ、テンションレバーに一端が取り付けられた供給リールのブレーキバンド を緩めるようになっている。
【0003】
しかるに、前記従来の構造では、ローディングモータの負荷が増大する結果と なっていた。
【0004】 本考案は前述した事情に鑑みてなされたものであり、アンローディング時には 弾性部材が縮んで戻る時の力によりテンションレバーが内側へ回動し、かつ、供 給リールのブレーキバンドが緩むよう構成されたテンションレバー駆動装置を提 供するものである。
【0005】
本考案は、回転ヘッドシリンダーの外周に配設された上リングギヤーと下リン グギヤーとを回動して、これらのリングギヤーに連設されたそれぞれのテープガ イドアセンブリを駆動するように構成された磁気記録再生装置において、前記上 、下のリングギヤーには、第2のスライド板に装着された駆動部のギヤーが噛合 し、かつ前記下リングギヤーには、第1のスライド板に枢着され、ローディング モータで回動されるウォームが噛合すると共に、前記第2のスライド板と第1の スライド板とは弾性部材により互に異なる方向へ付勢され、前記第2のスライド 板の一方の端部は、バックテンション戻しアームを介し、テンションレバーをば ね力に抗して回動させるよう構成されていることを特徴とする。
【0006】 また、テンションレバーに設けたテープガイド係合部をテープガイドアセンブ リに係合させてテンションレバーを静止位置に引き込むようにしたことを特徴と する。
【0007】 本考案によれば、アンローディング時には、第1のスライド板と第2のスライ ド板との間にかけ渡された弾性部材が縮んで戻る時の力により第2のスライドレ バーが移動し、これに当接したバックテンション戻しアームを移動させ、バック テンション戻しアームの先端がテンションレバーを内側へ回動させ、かつ供給リ ールのブレーキバンドを緩める。テンションレバーは、更に、戻ってくるテープ ガイドアセンブリに係合して静止位置に引き込まれる。 ローディング時には、テープガイドアセンブリの移動とともにばね力によりテ ンションレバーは外方へ回動し、更に、ローディング最終行程でバックテンショ ン戻しアームがしりぞいてテンションローラーがテープを押圧してバックテンシ ョンを与え、かつ、供給リールのブレーキバンドが締まる。
【0008】
以下、添付図に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例を示すシャーシに一部の部品が組付けられた状態での 平面図、図2は本考案の一実施例を示す下スライド板の平面図、図3は本考案の 一実施例を示す上スライド板の平面図、図4は本考案の一実施例を示すテンショ ンレバー駆動装置の説明図である。 図に示すように、71は上リングギヤー、83は第1のスライド板である上ス ライド板、82は上スライド板83の下に配設された第2のスライド板である下 スライド板、87は上スライド板83と下スライド板82との間に掛け渡された 引張りスプリング(以下、スプリングという)である。 図示しないローディングモータ軸のウォーム263により上スライド板83に 回転自在に取り付けられたウォームホイール85が駆動され、これと同軸のウォ ーム84が回転し、これと噛合された下リングギヤー64が反時計回りに回転す る。 なお、前記下リングギヤー64は上リングギヤー71の下側に重ねるように配 置されている。
【0009】 そして、上スライド板83と下スライド板82にスプリング87が掛け渡され ることにより、上スライド板83は下リングギヤーを矢印A方向へ付勢し、下ス ライド板82は上リングギヤー71を矢印A方向と反対方向に付勢するように構 成されている。 さて、下スライド板82の端部に構成した上リングギヤー駆動部82aは、下 リングギヤー64に噛合する第1のギヤー264と、これと噛合する第2のギヤ ー265と、これと同軸で一体に形成された上リングギヤー71と噛合する第3 のギヤー266とから構成され、ウォーム84に噛合して反時計回りに回転する 下リングギヤーの回転により前記ギヤー264が回転し、これに伴ってギヤー2 66が回転させられるので、上リングギヤー71が時計回りに回転するようにな っている。 なお、ギヤー265はギヤー264より減速するように歯車比が定められてい る。
【0010】 69は下リングギヤーに枢着された下テープガイドアセンブリで、ガイドロー ラー69aが立設されている。 75は上リングギヤー71に枢着された上テープガイドアセンブリで、ガイド ローラー75aが立設されている。 そして、前記それぞれのガイドローラー69a、75aは、下リングギヤー及 び上リングギヤー71の回転終了点でキャッチャー79の受け部79a、79b に当接して停止するようになっている。
【0011】 この状態に至る上リングギヤー71と下リングギヤー64の動作タイミングは 、ウォーム84により駆動される下リングギヤー64に噛合い回転する第1のギ ヤー264と噛合い回転する第2のギヤー265との歯数比により、ガイドロー ラー75aの方が、ガイドローラー69aがキャッチャーの受け部79aへの到 着するよりも先に、キャッチャーの受け部79bに到達するようになっている。
【0012】 したがって、一方のガイドローラ75aがキャッチャーの受け部79bに当た って、他方のガイドローラ69aがキャッチャーの受け部79aに到着しない間 は、上リングギヤー71の時計回りの回転が停止しているが、下リングギヤ64 はなお反時計回りに回転するから、それにつれて、上リングギヤー駆動部82a の各ギヤー264,265,266は回転し、第3のギヤー266は上リングギ ヤー71の回りをころがりながら公転することになる。すなわち、前記第2のス ライド板82は第3のギヤー266の回転により、図2のB方向へ自走する。 この自走する間に下リングギヤー64のガイドローラー69aがキャッチャー 79aに到達するように構成されている。
【0013】 これにより、前記第2のスライド板82はガイドローラー75aがキャッチャ ー受け部79bに到達した後、すなわちテープがほぼローディングされた後前記 自走を開始する。 アンローディング時には、弾性部材である引張りスプリング87により自走前 の位置に復帰した後、上リングギヤー71がアンローディング方向に回転する。
【0014】 188は、シャーシに突設した支軸287によって旋回自在に保持され、ばね 280によって図4における反時計方向に付勢されているテンションレバーであ る。前記ばね280はテンションレバー188とシャーシ1との間に張設されて いる。また、テンションレバー188には、バックテンション戻しアーム284 の一端と係合離接するバックテンション戻しアーム係合部188aと上テープガ イドアセンブリ75と係合離接するテープガイドアセンブリ係合部188bが備 えられ、支軸287よりもテープガイドアセンブリ係合部188b寄りには、図 1におけるテンションローラ188cが立設されていて、このテンションローラ が、ばね280のばね力によって、テープを押圧してバックテンションを与える ようになっている。
【0015】 バックテンション戻しアーム284の他端は、前記下スライド板82と係合し ていて、下スライド板82のスライドに応じて図4、5における左右方向に移動 する。 以上のような構成において、以下、動作を説明する。 テープがアンロードされた状態では、図1に示すようにテンションアーム18 8は引込み位置にあり、テープガイドアセンブリ69、75も始点位置にあって 、これらのガイドローラ69a、75aとテンションローラ188cとはほぼ一 直線に配設され、図示省略のカセットの両リール間に張られて、未だカセット内 にあるテープの内側にある。
【0016】 ローディングモータが回転し始めて、テープローディング動作が始まると、ウ ォーム263、ウォームホイール85、ウォーム84を介して下リングギヤ64 に回転が伝えられ、下リングギヤ64はテープガイドアセンブリ69を伴って図 1の矢印A方向に回転を始める。また、下リングギヤ64の回転は、下リングギ ヤ駆動部82aを介して上リングギヤ71にも伝えられ、上リングギヤ71はテ ープガイドアセンブリ75を伴って下リングギヤ64と逆向きに回転を始める。 これにより、ガイドローラ64a、75aはカセット内に張られたテープを引っ 掛けて、回転ヘッドシリンダ(図示を省略したが上下のリングギヤとほぼ同心に 配置されている)の回りを巻き掛け始める。 左側のテープガイドアセンブリ75には、テンションアーム188の係合部1 88bがばね280のばね力によって接しているが、テープガイドアセンブリ7 5のローディング動作に伴ってテンションアーム188も、ばね280のばね力 によって、これに連れて支軸287回りに反時計方向に旋回して行き、やがて、 テープガイドアセンブリ75とテンションレバー188とは離れる。
【0017】 テープガイドアセンブリ75から離れて解放されたテンションレバー188は 、ばね280のばね力によって更に旋回し、係合部188aがバックテンション 戻しアーム284の一端に当たって係止される。 一方、テープガイド75aはキャッチャ79bに到達し、その後は上述のよう に、下リングギヤ64の引き続きの回動により第2のスライド板82が図2のB 方向に自走し、これと係合しているバックテンション戻しアーム284が図4の 矢印D方向に移動して、テンションレバー188から離れてこれを解放する。こ れによって、テンションレバー188はばね280のばね力によってもう一段反 時計方向に旋回してテンションローラ188cが、引き出されたテープを外側に 押圧してバックテンションを与える。
【0018】 次に、アンローディング動作を説明する。 ローディングモータが逆回転を始めて、アンローディング動作が始まる。 ローディングモータの逆回転は、ウォーム263、ウォームホイール85を介 してウォーム84を逆回転する。ウォーム84の逆回転によって、下リングギヤ 64が時計回りに回転し始めると、下リングギヤと噛み合っている上リングギヤ 駆動部82aの各歯車が回転するが、この上リングギヤ駆動部82aを保持して いる下スライド板82はスプリング87によって図1の方に付勢されていて、し かも左方に移動できる位置にあるので、上リングギヤ71の歯に沿って左方にス ライドし、これに伴ってバックテンション戻しアーム284も左方に移動する。 そして、その左端がテンションレバー188の係合部188aを押し動かして、 テンションレバー188を時計回りに少し旋回し、テンションローラ188cを テープから引き離してバックテンションを解除する。
【0019】 下スライド板82がストローク一杯移動し終わると、上リングギヤ82aの歯 車の回転が、今度は上リングギヤ71を反時計方向に回動して、下リングギヤ6 4の時計方向の回動とこの上リングギヤ71の反時計方向の回動とによって、ガ イドローラ69a、75aがそれぞれの始点に向かって戻ることになる。
【0020】 これによってテープは緩むが、アンローディング動作中はテープ供給リール1 89に巻き戻しトルクを加えてあるから、テープは順次テープ供給リール189 に巻き取られていく。 上リングギヤ71の戻り回転終了近くになると、テープガイドアセンブリ75 がテンションレバー188の係合部188bを引っ掛かけ、テンションレバー1 88をその静止位置まで引き戻していって、アンローディングを終了する。
【0021】
以上、詳細に説明した本考案によれば、下記のような効果を奏するものである 。 (1)第1のスライド板と第2のスライド板との間に張られた弾性部材である 引張りばねの力を利用してテンションレバーを駆動するので、従来に比べモータ ー負荷が低減する。
【0022】 (2)モーター負荷の低減により、バッテリー駆動の磁気記録再生装置の場合 には、バッテリーの長寿命化が計れると共に、低温域において安定動作が得られ る。
【図1】本考案の一実施例を示し、テンションレバー駆
動装置が取り付けられているシャーシに一部を除く部品
が組付けられた状態での平面図である。
動装置が取り付けられているシャーシに一部を除く部品
が組付けられた状態での平面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す第2のスライド板の平
面図である。
面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す第1のスライド板の平
面図である。
面図である。
【図4】本考案の一実施例を示し、ローディング終了時
のテンションレバー付近の平面図である。
のテンションレバー付近の平面図である。
【図5】本考案の一実施例を示し、アンローディング時
のテンションレバー付近の平面図である。
のテンションレバー付近の平面図である。
1 シャーシ 64 下リングギヤー 69 下テープガイドアセンブリ 69a ガイドローラー 71 上リングギヤー 75 上テープガイドアセンブリ 75a ガイドローラー 79 キャッチャー 82 下スライド板(第2のスライド板) 82a 上リングギヤー駆動部 83 上スライド板(第1のスライド板) 84 ウォーム 87 引張りスプリング(弾性部材) 188 テンションレバー 189 供給リール 264 ギヤー(第1のギヤー) 265 ギヤー(第2のギヤー) 266 ギヤー(第3のギヤ−) 284 バックテンション戻しアーム 288 ブレーキバンド
Claims (2)
- 【請求項1】 回転ヘッドシリンダーの外周に配設され
た上リングギヤーと下リングギヤーとを回動して、これ
らのリングギヤーに連設されたそれぞれのテープガイド
アセンブリを駆動するように構成された磁気記録再生装
置において、前記上、下のリングギヤーには、第2のス
ライド板に装着された駆動部のギヤーが噛合し、かつ前
記下リングギヤーには、第1のスライド板に枢着され、
ローディングモータで回動されるウォームが噛合すると
共に、前記第2のスライド板と第1のスライド板とは弾
性部材により互に異なる方向へ付勢され、前記第2のス
ライド板の一方の端部は、バックテンション戻しアーム
を介し、テンションレバーをばね力に抗して回動させる
よう構成されていることを特徴とするテンションレバー
駆動装置。 - 【請求項2】 テンションレバーに設けたテープガイド
係合部をテープガイドアセンブリに係合させてテンショ
ンレバーを静止位置に引き込むようにしたことを特徴と
する請求項1記載のテンションレバー駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014542U JP3026377U (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | テンションレバー駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014542U JP3026377U (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | テンションレバー駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026377U true JP3026377U (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=43161538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014542U Expired - Lifetime JP3026377U (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | テンションレバー駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026377U (ja) |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP1995014542U patent/JP3026377U/ja not_active Expired - Lifetime
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