JP3026321B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3026321B2
JP3026321B2 JP4285733A JP28573392A JP3026321B2 JP 3026321 B2 JP3026321 B2 JP 3026321B2 JP 4285733 A JP4285733 A JP 4285733A JP 28573392 A JP28573392 A JP 28573392A JP 3026321 B2 JP3026321 B2 JP 3026321B2
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JP
Japan
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air conditioner
flow fan
cross flow
guider
present
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JP4285733A
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JPH06137580A (ja
Inventor
年夫 木村
Original Assignee
松下冷機株式会社
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロスフローファンを備
えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機は、快適を向上させる
ために騒音の低減ならびに吹出流の改善を図ってきてい
る。
【0003】従来、この種の空気調和機は例えば特開平
4−13042号公報に示されているものがあった。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
調和機を説明する。図5は従来の空気調和機本体の斜視
図で、図6は図5の縦断面図である。
【0005】図5、図6において、1は空気調和機本体
で、2は室内空気の熱を奪ったり逆に熱を加えたりする
熱交換器である。3は送風を行なうためのクロスフロー
ファンである。4はクロスフローファン3の後ろに設け
たリアガイダである。5はクロスフローファン3の前の
スタビライザであり、リアガイタ゛4とスタビライザ5
によりクロスフローファン3のケーシングを形成する。
6は空気調和機本体1から室内へ吹き出すための吹出口
である。
【0006】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その動作を説明する。まず、室内空気は空気調
和機本体1内へ入り熱交換器2で熱交換され、クロスフ
ローファン3によりリアガイダ4とスタビライダ5とか
ら成るケーシングへ送風され、吹出口6より再び室内へ
吹き出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、図5に示す吹出口6の両端部分6aは、
クロスフローファン3の端部部分にあたり、ケーシング
側面の壁に近い。そのため、クロスフローファン3内へ
流入する流れは壁面付近の境界層で摩擦を受けて減少す
るので、クロスフローファン3内に発生する回転渦aは
クロスフローファン3の中央部よりも不安定になる。そ
のため、吐出流量は同吹出口中間部分6bに比べて少な
く、逆に吸い込み流れが生ずる場合がある。また、この
現象が顕著になると異常音が発生するという欠点があっ
た。
【0008】本発明は従来の課題を解決するもので、吹
出口の両端部分と中間部分とも吐出流量を均一にできる
空気調和機を提供することを第1の目的とする。
【0009】また、本発明は、吹出口の両端部分と中間
部分とも吐出流量を均一にして、さらに流量特性を向上
できる空気調和機を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の空気調和機は、熱交換器と、クロスフ
ローファンと、前記クロスフローファンのケーシングを
形成するスタビライザと、リアガイダとを備え、前記リ
アガイダ両端部分の舌部上方に突起形状のガイダを配置
したものである。
【0011】また、第2の目的を達成するために本発明
の空気調和機は、熱交換器と、クロスフローファンと、
前記クロスフローファンのケーシングを形成するスタビ
ライザと、リアガイダとを備え、前記リアガイダの舌部
上方に突起形状のガイダを配置し、前記ガイダの両端部
分のみガイダの長さを長くしたものである。
【0012】
【作用】本発明の空気調和機は、クロスフローファンの
回転により吸込側からクロスフローファン内へ流入し、
吹出側へ吐出されないで、再び吸込側へ吹き出される流
れをリアガイダ両端部分の舌部上方に設けたガイダで偏
向することによりクロスフローファンとガイダ間に渦を
発生させ、その渦の誘引力で熱交換器の出口側の流れを
導くので、ケーシング壁面付近の境界層で摩擦を受けて
もクロスフローファン内へ流れ込む吸込量は増える。よ
って、吹出口両端部分の吐出流量は増大でき、吹出口の
両端部分と中間部分との吐出風速を均一にできる。
【0013】また、他の本発明の空気調和機は、リアガ
イダ中間部分の舌部上方にも両端部分より長さの短いガ
イダを設けているので、クロスフローファンの回転によ
りクロスフローファンとガイダ間にも渦を発生させ、熱
交換器の出口側の流れをその渦の誘引力でクロスフロー
ファン内へ導くので吸込量を増大できる。また、リアガ
イダ両端部分のガイダは中間部分より長いが長いので、
中間部分に発生する渦よりも誘引力の大きい渦ができ、
ケーシング壁面付近の境界層で摩擦を受けてもクロスフ
ローファン内へ吸い込まれる吸込量は増加する。よっ
て、吹出口の両端部分と中間部分との吐出流量は増大
し、吐出風速も均一にできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による空気調和機の第1の実施
例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来
と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例による空気
調和機の縦断面図で、図2は本発明の第1の実施例によ
る空気調和機の部分詳細図である。図1、図2におい
て、11a、11bはリアガイダ4両端部分の舌部上方
に配置したガイダである。
【0016】以上のように本実施例の空気調和機は、室
内空気を空気調和機本体1内へ流入し、熱交換器2で熱
交換された流れはクロスフローファン3内を貫流し、吹
出口6から再び室内へ吹き出される。このとき、クロス
フローファン3の回転により、クロスフローファン3内
へ流入し、再び、吸込側へ吹き出される流れbをリアガ
イダ2両端部分の舌部上方に設けたガイダ11aならび
にガイダ11bで偏向することによりクロスフローファ
ン3とガイダ11a,11b間に渦cを発生させ、その
渦cで熱交換器2で熱交換された流れは誘引させるの
で、クロスフローファン3内へ流れ込む吸い込み量が増
える。よって、吹出口6の吐出流量も増大でき、吹出口
6の中間部分と同等の吐出流量が得られ吹出風速を均一
にできる。
【0017】以上のように本実施例の空気調和機は、熱
交換器2と、クロスフローファン3と、前記クロスフロ
ーファン3のケーシングを形成するスタビライザ5と、
リアガイダ4とを備え、前記リアガイダ4両端部分の舌
部上方に突起形状のガイダ11aとガイダ11bを配置
しているので、熱交換器2出口側の流れを渦cの誘引力
で増大でき、吐出流量も増える。
【0018】次に、本発明によるの空気調和機の第2の
実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、
従来と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0019】図3は、本発明の第2の実施例による空気
調和機の縦断面図で、図4は、本発明の第2の実施例に
よる空気調和機の部分詳細図である。
【0020】図3、図4において、11’はリアガイダ
4の舌部上方に配置した両端部分の長さが中間部分より
長いガイダである。
【0021】以上のように本実施例の空気調和機は、室
内空気を空気調和機本体1内へ流入し、熱交換器2で熱
交換された流れはクロスフローファン3内を貫流し、吹
出口6から再び室内へ吹き出される。このとき、クロス
フローファン3の回転によりクロスフローファン3とガ
イダ11’間の中間部分に発生する渦dと両端部分に発
生する中間部分渦dより大きい渦eとにより熱交換器2
で熱交換された流れをそれぞれの渦で誘引させるので、
クロスフローファン3内へ流れ込む吸い込み量がクロス
フローファン3の中間部分ならびに両端部分で増大で
き、吹出口6全域で吐出流量が増え、なおかつ吹出風速
を均一にできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空気調和機
は、熱交換器と、クロスフローファンと、前記クロスフ
ローファンのケーシングを形成するスタビライザと、リ
アガイダとを備え、前記リアガイダ両端部分の舌部上方
に突起形状のガイダを配置しているので、クロスフロー
ファンとリアガイダ間で発生する渦の誘引力で、吹出風
速を均一にできるとともに騒音の低減ができる。さら
に、構造が簡単である。
【0023】また、他の本発明の空気調和機は、熱交換
器と、クロスフローファンと、前記クロスフローファン
のケーシングを形成するスタビライザと、リアガイダと
を備え、前記リアガイダの舌部上方に突起形状のガイダ
を配置し、前記ガイダの両端部分のみガイダの長さを長
くしているので、クロスフローファンとリアガイダ間の
中間部分と両端部分で発生するそれぞれの渦の誘引力に
より、吹出風速を均一にできるとともに風量特性が向上
し、さらに、騒音の低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第1の実施例の縦断
面図
【図2】本発明による空気調和機の第1の実施例の一部
切欠斜視
【図3】本発明による空気調和機の第2の実施例の縦断
面図
【図4】本発明による空気調和機の第2の実施例の一部
切欠斜視
【図5】従来の空気調和機の斜視図
【図6】従来の空気調和機の縦断面図
【符号の説明】
2 熱交換器 3 クロスフローファン 4 リアガイダ 5 スタビライザ 11a,11b ガイダ 11’ガイダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と、クロスフローファンと、前
    記クロスフローファンのケーシングを形成するスタビラ
    イザと、リアガイダとを備え、前記リアガイダ両端部分
    の舌部上方に突起形状のガイダを配置したことを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 熱交換器と、クロスフローファンと、前
    記クロスフローファンのケーシングを形成するスタビラ
    イザと、リアガイダとを備え、前記リアガイダの舌部上
    方に突起形状のガイダを配置し、前記ガイダの両端部分
    のみガイダの長さを長くしたことを特徴とする空気調和
    機。
JP4285733A 1992-10-23 1992-10-23 空気調和機 Expired - Lifetime JP3026321B2 (ja)

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JPH06137580A JPH06137580A (ja) 1994-05-17
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