JP3025638U - 貼紙防止シート - Google Patents

貼紙防止シート

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JP3025638U
JP3025638U JP1995013343U JP1334395U JP3025638U JP 3025638 U JP3025638 U JP 3025638U JP 1995013343 U JP1995013343 U JP 1995013343U JP 1334395 U JP1334395 U JP 1334395U JP 3025638 U JP3025638 U JP 3025638U
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JP
Japan
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paper
sheet
sticking prevention
adhesive
prevention sheet
Prior art date
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Application number
JP1995013343U
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English (en)
Inventor
雅之 香取
幸正 辰野
勝正 小野
毅 西川
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Kuraray Co Ltd
Maruyama Kogyo KK
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Maruyama Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電柱等への貼紙を、完全に防止すること。 【解決手段】接着剤による接着作用を起こさせないシリ
コーン樹脂3を、シリコーン系接着剤8を介してシート
状の基材4の表面に塗布した貼紙防止シート1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば電柱や壁などに対する貼紙を防止するための物品の技術分 野に属する。
【0002】
【従来の技術】
上述のようなものとしては、特公平2−31191号公報や特公平2−311 92号公報に開示されている方法がある。
【0003】 これらは、貼紙を防止したい面に、骨材粒を混入したリシン塗材を塗着した後 、また網目状組成物を被覆した後、シリコーン樹脂などの離型性樹脂塗料を重ね 塗りするものである。すなわち、骨材粒や網目状組成物により形成される凹凸に よる接触面積の狭小化と、シリコーン樹脂を含んだ離型性樹脂塗料の有する接着 性の悪さとで、貼紙を防止するようにしている。
【0004】 ところで、そもそも、表面張力のきわめて小さいシリコーン樹脂を含んだ塗料 は物体との間に分子間引力が作用しないため接着性が悪く、他の物体に付着し難 いものである。このため、上述例の方法では、貼紙を防止したい面を粗にし、シ リコーン樹脂を含んだ塗料が塗面に係止するようにして塗着状態の維持を図る必 要があった。本来ならばシリコーン樹脂の有する特性のみで充分に貼紙防止効果 が得られるのに、そうでもしない限り、塗膜が剥離してしまうからである。
【0005】 また、上述のような方法では、凹凸により外見が悪くなるとともに、施工作業 が面倒であって、工期もある程度はかかる。
【0006】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、余分な構成を省いて構造を簡素にして外観を良好に保つこ とができるとともに、施工作業が容易であるような物品、すなわち貼紙防止シー トの提供を課題とする。
【0007】 そのための手段は、貼紙防止のためのシリコーン樹脂を、シート状の基材の表 面にシリコーン系接着剤を介して塗布した貼紙防止シートであることを特徴とす る。
【0008】 なお、施工性を良好にすべく、前記基材の裏面に、補強用シート材を界面特性 を有する接着剤を介して重合するもよい。 この場合には、施工性を良好にするとともに、クッション性を付与できるよう に、前記補強用シートを、軟質合成樹脂で形成するとよい。
【0009】 また、貼紙防止シートの取付けを容易にすべく、前記補強用シート材の裏面に 、接着剤層を介して剥離紙を重合するもよい。 同様の目的から、取付け対象が電柱である場合には、前記貼紙防止シートの幅 を電柱の径に対応する長さに設定するとともに、該貼紙防止シートの左右両側縁 に、相互の連結して電柱の外周面への取付けを可能とする係止手段を形成すると よい。
【0010】 好ましくは、シリコーン樹脂を、織物からなるシート状の基材表面にシリコー ン系接着剤を介して塗布するとともに、該基材の裏面に、界面特性を有する接着 剤を介して軟質合成樹脂からなる補強用シート材を重合し、該補強用シート材の 裏面に、接着剤層を介して剥離紙を重合して構成するとよい。
【0011】
【作用及び効果】
すなわちこの考案によれば、貼紙防止シートの表面に糊を塗布しても、シリコ ーン樹脂の特性によって糊の接着作用を妨害するので、貼紙は、化学的な作用に より、完全に防止できる。たとい多量の糊を塗布しても、シリコーン樹脂の上で は、糊は何ら意味をなさないので、押付けられた紙は、重力にしたがって落ちて 行くしかなく、貼紙防止効果は完全である。そのうえ、シリコーン樹脂には糊自 体も接着しないので、貼紙防止シートの表面は、手入れをしなくとも常に綺麗に 維持できる。
【0012】 このように、必要最小限の構成で充分な貼紙防止効果が得られるので、コスト を抑えることができるとともに、外観も凹凸がなく良好で、そのうえ、シート状 であるので取扱いや取付け作業が容易である。
【0013】 請求項2のように、裏面に補強用シート材を重合すると、貼紙防止シートが皺 になったりすることを抑制できるので、取扱いが容易になり、施工性が良好とな る。しかも、界面特性を有する接着剤によって、シリコーン樹脂が補強用シート 材と接触するのを防止できるので、貼紙防止シート自体で剥離が起こるようなこ とはなく、一枚のシート状態を維持することができる。
【0014】 請求項3のように補強用シート材を軟質合成樹脂で構成すると、施工性が良好 である上に、曲面でも平面でも取付けることができ、また運搬時などには丸めて おけばよいので管理も容易である。さらに、貼紙防止シートにクッション性を付 与することもできる。
【0015】 請求項4のように裏面に接着剤層を形成しておくと、電柱や壁等に対する取付 けが、剥離紙を剥ぐだけで簡単に行なえなる。そのうえ、他に取付け手段を必要 としないので、露出した取付け手段部分に貼紙がされてしまうようなことも防止 でき、より完全なる貼紙防止が行なえる。
【0016】 請求項5の貼紙防止シートのように係止手段を形成しておくと、電柱に対する 取付けが簡単に行なえる。
【0017】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 貼紙防止シート1は、例えば図2に示したように電柱2等の外周面に取付けて 使用するもので、取付け部位に応じて適宜の大きさに形成されたシート状である 。ここでシート状とは、外観のことをいい、性状、例えば堅さについては問わな い。つまり、上述のごとく電柱2に巻き付けられるような軟質のものであるもよ く、また板のように硬質のものであるもよい。さらに、電柱2に被覆できる円弧 状に形成した弾性を有するもの等であるもよい。
【0018】 貼紙防止シート1は、図1に示した拡大断面図のように構成している。 すなわち、シリコーン樹脂3を、ポリエステル織物やガラス織物からなる寸法 安定性の良いシート状の基材4の表面に塗布するとともに、この基材4の裏面に 、基材4と対応するシート状の、ポリ塩化ビニルのような軟質の熱可塑性樹脂か らなる補強シート材5と、接着剤層6と、剥離紙7とを重合している。
【0019】 シリコーン樹脂3の基材4に対する塗布時には、シリコーン系接着剤8を用い て行ない、シリコーン樹脂3の塗布量は、例えば10g /m 2 〜300g /m 2 程度でよい。
【0020】 また基材4の裏面に補強用シート材5を重合するには、基材4に染み込んだシ リコーン樹脂3が補強用シート材5に接触して剥離が起こるのを防止すべく、界 面特性を有する接着剤、例えばウレタン系やシアノアクリレート系、エポキシ系 、レゾルシン系等の接着剤9を用いるとよい。補強用シート材5は、電柱2等へ の取付け作業を容易にするため、すなわち施工性を良好にするためのものであり 、例えば0.3mm以上に設定するとよい。衝突時の衝撃を和らげるクッション性 を付与するためには、さらに厚みを増すとよい。
【0021】 上述の接着剤層6は、電柱2の外周面等への取付けを行なうためのもので、粘 着剤等を適宜厚に塗布して形成し、剥離紙7を剥ぐだけで取付けが行なえるよう にしている。
【0022】 すなわち、上述のように構成した貼紙防止シート1では、剥離紙7を剥いで電 柱2等の所定部位に貼り付けて使用する。すると、次のような効果を達成する。 つまり、この貼紙防止シート1の表面に糊を塗布しても、シリコーン樹脂3の特 性によって糊の接着作用を妨害するので、貼紙は、化学的な作用により、完全に 防止できる。たとい多量の糊を塗布しても、シリコーン樹脂3の上では、糊は何 ら意味をなさないので、押付けられた紙は、重力にしたがって落ちて行くしかな く、貼紙防止効果は完全である。そのうえ、シリコーン樹脂3には糊自体も接着 しないので、貼紙防止シート1の表面は、手入れをしなくとも常に綺麗に維持で きる。
【0023】 なお、以下、他の実施例を説明する。図3に示した貼紙防止シート1のように 、シリコーン樹脂3を基材4の表面に塗布しただけで形成るも、また、図示はし ないが、図3の構成に加えて基材4の裏面に前述の補強用シート材5を重合して 構成するもよい。これらのような場合には、例えば電柱2に取付ける場合、図4 に示したように、左右両側縁に、相互に連結して電柱2の外周面への取付けを可 能とする係止手段10を形成しておくと、取付け作業が簡単に行なえる。
【0024】 図示した係止手段10は、長方形状をなす貼紙防止シート1の長手側の左右両 側縁に対応する長さに形成された金属からなる帯状の係止部材11と被係止部材 12とからなり、係止部材11に突設した複数の係止片11a…を被係止部材1 2の係止孔12a…に挿通した後、係止片11a…の先端側を折り返して係止す るようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】貼紙防止シートの拡大断面図。
【図2】使用態様を示す説明図。
【図3】他の実施例を示す拡大断面図。
【図4】他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…貼紙防止シート 3…シリコーン樹脂 4…基材 5…補強用シート材 6…接着剤層 7…剥離紙 10…係止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/10 9349−4F 27/12 9349−4F G09F 7/00 P 7426−5H (73)実用新案権者 000157474 丸山工業株式会社 岐阜県安八郡神戸町大字安次700番地 (72)考案者 香取 雅之 大阪市北区梅田1−12−39 株式会社クラ レ内 (72)考案者 辰野 幸正 大阪市中央区久太郎町3丁目2番5号辰野 株式会社内 (72)考案者 小野 勝正 大阪市中央区南本町1丁目3番22号 株式 会社太洋商店内 (72)考案者 西川 毅 岐阜県安八郡神戸町大字安次700番地 丸 山工業株式会社内

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貼紙防止のためのシリコーン樹脂を、シー
    ト状の基材の表面にシリコーン系接着剤を介して塗布し
    た貼紙防止シート。
  2. 【請求項2】前記基材の裏面に、補強用シート材を界面
    特性を有する接着剤を介して重合した請求項1記載の貼
    紙防止シート。
  3. 【請求項3】前記補強用シートを、軟質合成樹脂で形成
    した請求項2記載の貼紙防止シート。
  4. 【請求項4】前記補強用シート材の裏面に、接着剤層を
    介して剥離紙を重合した請求項2または請求項3記載の
    貼紙防止シート。
  5. 【請求項5】前記貼紙防止シートの幅を電柱の径に対応
    する長さに設定するとともに、該貼紙防止シートの左右
    両側縁に、相互の連結して電柱の外周面への取付けを可
    能とする係止手段を形成した請求項1から請求項3のう
    ちのいずれか一項に記載の貼紙防止シート。
  6. 【請求項6】シリコーン樹脂を、織物からなるシート状
    の基材表面にシリコーン系接着剤を介して塗布するとと
    もに、該基材の裏面に、界面特性を有する接着剤を介し
    て軟質合成樹脂からなる補強用シート材を重合し、該補
    強用シート材の裏面に、接着剤層を介して剥離紙を重合
    した貼紙防止シート。
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