JP3025471B2 - 電線導体との機械的接触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプ - Google Patents
電線導体との機械的接触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプInfo
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Description
いて、バイパス回路を構築するために使用する被覆貫通
式クランプにおいて、クランプの電極と電線導体との接
触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプの構
造に関するものである。
た実用新案登録第2144541号などに開示された構
造の針電極クランプなどが使用されており、構造的な違
いは若干あるが、基本的には、ねじ棒を回すことによっ
て、針電極が直接又は間接的に絶縁電線の絶縁体を突き
破り、導体に接近できるようになっている。いずれの場
合においても、絶縁電線の導体と針電極の接触の度合に
ついては、前記ねじ棒のトルク値、回し回数、又は作業
者の腕にかかるねじれ力などによって、検知していたの
で、次のような問題点があった。 針電極クランプが新品の内はそれほど問題はなかった
が、使用回数が増え、古くなってくると、前記ねじ棒の
表面にさびや酸化皮膜などが生じ、ねじ棒を回すとき、
新品時よりも大きなトルクを要するので、従来のトルク
値や作業者の腕にかかるねじれ力などに頼っては、正確
な接触状態の検知ができず、接触不良などによる局部発
熱や通電不能などの事故を起こす危険性があった。 針電極を装着した後には、検電器などによる接触状態
の確認作業を行なっているが、少々接触状態がわるくて
も、検電器などは電気的に反応するので、良好という判
定のもとに工事を継続していると、作業中に偶発的に起
こる風などによる振動によって、接触部が離れ、接触不
良になり工事を中断しなければならないというような事
故が起こっていた。すなわち、従来のやり方では、機械
的接触の良否の検知はできなかった。
術で記述した問題点を解消するためになされたもので、
絶縁電線の導体と電極との機械的接触状態の良否を、視
覚などによって容易に検知することができる被覆貫通式
クランプの提供を目的とするものである。
接触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプ
は、電極と絶縁電線の導体との十分な接触圧力を確保
し、機械的接触を確実にするために、所定長さだけ長い
主電極と前記所定長だけ短く、かつ主電極とは絶縁され
た接触検知用電極を短い間隔で並設し、前記両電極間
に、電池と発光ランプなどの接触検知部材からなる回路
を接続し、前記両電極の双方が前記絶縁電線の導体に接
触したときに、前記接触検知部材が作動するようにした
ことを特徴とするものである。
面を参照しながら説明するに、図1〜図3に示すよう
に、活線状態の絶縁電線の絶縁体を突き破り、導体に接
触させ、バイパス回路を構築するために使用される被覆
貫通式クランプにおいて、バイパス回路に通電する銅又
は銅合金などからなる主電極1に、数ミリから1センチ
程度の間隔dをおき、主電極1とは、絶縁された接触検
知用電極2を、装着される絶縁電線3の長さ方向に並設
している。主電極1がねじ棒5の回転によって直接上下
動する構造のものについては、接触検知用電極2は、図
1又は図3に示すように、主電極1の基部に固定したポ
リアセタ−ルなどの絶縁板6に固定しており、ねじ棒5
を回すと、主電極1と同一速度で上下動できるようにな
っている。また、主電極1が固定され、ネジ棒5の回転
によって絶縁電線3が主電極1に向って押し上げられる
構造のものについては、図2(b)に示すように、接触
検知用電極2は絶縁シ−ト7を介して、金属製上顎8に
固定されている。
触検知用電極2の長さh’よりも所定量sだけ長くなっ
ており、主電極1をこの所定量sだげ余分に押し上げる
(又は押し下げる)ことによって、絶縁電線3の導体4
との機械的接触を確実に保持できるようになっている。
5を上方へ移動させると、主電極1と接触検知用電極2
は同一速度で、絶縁電線3の導体4に向って接近できる
ようになっている。
Eと発光ランプなどの接触検知部材Lからなる回路Cを
接続し、主電極1と接触検知用電極2の双方が絶縁電線
3の導体4に接触したとき、接触検知部材Lが作動し、
点燈、点滅又は発音するようになっている。なお、電池
Eや発光ランプなどの接触検知部材Lは、特殊設計のも
のではなく、市販品を使用することができる。
通式クランプにおいて、ねじ棒5を回し、ねじ棒5を押
し上げると、主電極1、接触検知用電極2は絶縁電線3
の絶縁体を突き破って上方へ移動し、まず主電極1が導
体4に接触するが、このときには、接触検知用電極2は
導体4に接触していないので、電池Eと発光ランプなど
の接触検知部材Lからなる回路Cはオフになっており、
接触検知部材Lは作動しない。この状態は、主電極1と
導体4との機械的接触が十分ではない状態である。さら
に、主電極1を上方へ押し上げ、前記所定量sだけ移動
させると、接触検知用電極2は導体4に接触し、電池E
と発光ランプなどの接触検知部材Lからなる回路Cがオ
ンになり、接触検知部材Lが作動し、点燈、点滅又は発
音などの表示を行なう。この状態は、主電極1と導体4
との機械的接触が十分になった状態を示す。なお、前記
所定量sは、被覆貫通式クランプの電極の構造、形状な
どによって予め実験的に決められる数値である。
機械的接触が十分になったことを接触検知部材Lの作動
によって、視覚又は聴覚によって感知することができ
る。なお、接触検知用電極2の数は、理論的には一本で
よいが、本例のように二本にすると、バランスよく絶縁
電線3の導体4に接近させることができるので、好まし
い。また、接触検知部材Lの数及び取付け位置などにつ
いては、特に限定はなく、被覆貫通式クランプの形状に
したがって、作業者の見やすい所に設置するのが好まし
い。
で、次のような効果を呈する。 主電極が絶縁電線の導体に機械的に十分に接触したこ
とを視覚、聴覚などによって検知することができる。 電極クランプの新旧や作業者の熟練度などには関係な
く、接触不良を起さない電極クランプの取付けを行なう
ことができる。
(b)(a)におけるA−A切断正面図
図、(b)(a)におけるA−A切断正面図
Claims (1)
- 【請求項1】 活線状態の絶縁電線の絶縁体を突き破
り、導体に接触させ、バイパス回路を構築するために使
用される被覆貫通式クランプにおいて、 前記バイパス回路に通電する主電極(1)に間隔
(d)をおき、主電極(1)とは絶縁された接触検知用
電極(2)を、絶縁電線(3)の長さ方向に並設してい
ること、 前記主電極(1)の長さ(h)は前記接触検知用電極
(2)の長さ(h’)よりも所定量(s)だけ長くなっ
ていること、 前記主電極(1)と前記接触検知用電極(2)は同一
速度で、前記絶縁電線(3)の導体(4)に向かって接
近できること、 前記主電極(1)と前記接触検知用電極(2)の間
に、電池(E)と発光ランプなどの接触検知部材(L)
からなる回路(C)を接続し、前記主電極(1)と前記
接触検知用電極(2)の双方が前記絶縁電線(3)の導
体(4)に接触したとき、前記接触検知部材(L)が作
動するようになっていること、 を特徴とする電線導体との機械的接触状態を検知できる
ようにした被覆貫通式クランプ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9367328A JP3025471B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 電線導体との機械的接触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9367328A JP3025471B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 電線導体との機械的接触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11185853A JPH11185853A (ja) | 1999-07-09 |
JP3025471B2 true JP3025471B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=18489045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9367328A Expired - Lifetime JP3025471B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 電線導体との機械的接触状態を検知できるようにした被覆貫通式クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025471B2 (ja) |
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-
1997
- 1997-12-24 JP JP9367328A patent/JP3025471B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11185853A (ja) | 1999-07-09 |
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