JPH0235420Y2 - - Google Patents

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JPH0235420Y2
JPH0235420Y2 JP1986015607U JP1560786U JPH0235420Y2 JP H0235420 Y2 JPH0235420 Y2 JP H0235420Y2 JP 1986015607 U JP1986015607 U JP 1986015607U JP 1560786 U JP1560786 U JP 1560786U JP H0235420 Y2 JPH0235420 Y2 JP H0235420Y2
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protrusion
stopper
detecting
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conductive layer
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、溶接用ガン、詳細には、ワーク
(被溶接物)に接触するガン先端のチツプが、ワ
ークに正常に作動しているか否かを検知可能な溶
接ガンに係る。
(従来の技術) 従来ワークへのチツプ先端の溶着は主に作業員
の視認によつていた。
また、実開昭59−185086号「スポツト溶接ガン
のチツプ抜け検知装置」(引例)も知られている。
他方考案者は、「ベースと、ベースに設ける回
動軸と、回動軸を支点として両先端の近接および
離隔の移動可能に相対向して設けられるととも
に、各先端には溶接用電源の両電極に各々接続さ
れるチツプを固定される2個のアームと、回動軸
より反チツプ側のアーム間隙に向けてベースから
突設されるストツパと、回動軸より反チツプ側の
各アームのストツパ面からストツパ方向に各々突
設されかつ両者間は電気的に接続される2個の突
部と、アームを移動することで各突部をストツパ
側に移動させたときの突部のストツパへの当接相
当位置に設けられるとともに、各突部側表面には
導電層を各々設け、かつ導電層間は絶縁層で絶縁
させるとともに各導電層はそれぞれ検知用電源の
各電極に接続され、絶縁層でストツパに固定され
るスイツチ部と、電気的に接続される各突部、ス
イツチ部、検知用電源からなる回路中に設置され
通電を検知する検知手段からなることを特徴とす
る溶接ガン」(実開昭62−127375「溶接ガン」)、お
よび、「ベースと、ベースに設ける回動軸と、回
動軸を支点として両先端の近接および離隔の移動
可能に相対向して設けられるとともに、各先端に
は溶接用電源の両電極に各々接続されるチツプを
固定される2個のアームと、回動軸より反チツプ
側のアーム間隙に向けてベースから突設されるス
トツパと、回動軸より反チツプ側の各アームのス
トツパ面に絶縁体を介して取り付けられ各アーム
からストツパ方向に各々突設されるとともにそれ
ぞれ検知用電源の各電極に接続される2個の突部
と、アームを移動することで各突部をストツパ側
に移動させたときの突部のストツパへの当接相当
位置に設けられるとともに、導電性素材からなる
スイツチ部と、各突部、スイツチ部、検知用電源
からなる回路中に設置され通電を検知する検知手
段からなることを特徴とする溶接ガン。」(実開昭
62−127376「溶接ガン」をも提案した。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、作業員の視認によつたのでは、
作業のロボツト化、自動化には限界が有る問題点
を有した。
また、引例にはストツパにガン開放検知手段を
設ける旨の記載はあるが、引例は、別個にリミツ
トスイツチを設置してチツプ抜けを検知するもの
であるため、構造上も複雑となる課題を有した。
他方考案者が先に提案した手段は、一台のみ設
置する場合には適したが、数台併設した場合溶接
電流が流れる可能性があり、検知信号が不正確と
なる可能性を有した。後に考案者が提案した手段
では、チツプのどちら側が溶着したのかは不明で
あつた。
(課題を解決するための手段) この考案は、ベースと、ベースに設ける回動軸
と、回動軸を支点として両先端の近接および離隔
の移動可能に相対向して設けられるとともに、各
先端には溶接用電源の両電極に各々接続されるチ
ツプを固定される上下アームと、回動軸より反チ
ツプ側のアーム間隙に向けてベースから突設され
るストツパと、上突部検知用電源および下突部検
知用電源と、回動軸より反チツプ側の上下各アー
ムのストツパ面に絶縁体を介して取り付けられ各
アームからストツパ方向に各々突設されるととも
にそれぞれの検知用電源の電極の一方に接続され
る上突部および下突部と、アームを移動すること
で各突部をストツパ側に移動させたときの突部の
ストツパへの当接相当位置に設けられるととも
に、各突部側表面には導電層を各々設け、かつ導
電層間は絶縁層で絶縁させるとともに上突部側導
電層は上突部検知用電源の他方の電極に、下突部
側導電層は下突部検知用電源の他方の電源にそれ
ぞれ接続され、絶縁層でストツパに固定されるス
イツチ部と、上突部、スイツチ部の上突部側導電
層、上突部検知用電源からなる回路中に設置され
通電を検知する上突部検知手段と、下突部、スイ
ツチ部の下突部側導電層、下突部検知用電源から
なる回路中に設置され通電を検知する下突部検知
手段とからなることを特徴とする溶接ガンを提供
することでこれら従来の課題を解決する。
(作用) 両アームを作動して、チツプ相互を近接し、チ
ツプ間にワーク(被溶接物)を当接する。つい
で、溶接用電源を用いて、チツプ間に通電し、ワ
ークにスポツト溶接を施す。
溶接後、各チツプ間が離隔する方向に上下アー
ムを作動する。正常に作動する場合、即ち、チツ
プが円滑にワークから離れる場合は、アームはチ
ツプがワークから離れる方向に作動するので各ア
ームの上下突部は、スイツチ部に当接する。その
ため、両突部において、上下各検知用電源、スイ
ツチ部の一方の突部との当接面突部間は通電し、
検知手段では、正常な作動を検知する。
正常なアームが作動しない場合、即ち、チツプ
の一方又は両方がワークから、離れない状態とな
ると(溶着)、ワークは固定されているため、ア
ームはチツプがワークから離隔する方向へ作動す
ることができず。、したがつて一方又は両方の上
下突部は、スイツチ部に当接することはない。そ
のため、上下検知用電源、スイツチ部の突起間に
通電せず上下検知手段で正常な作動を検知するこ
とはなく、チツプとワークとの溶着を検知する。
検知は、各上下突部ごとにされるためどちら側の
アームのチツプが溶着したのかも検知する。
(実施例) この考案の概略正面を表す第1図、作動状態の
一部拡大を表す第2図に従い説明する。
1はベース、2はベースに設ける回動軸であ
り、3,3はアームである。この実施例は、いわ
ゆるXガンからなり、アーム3,3の先端は回動
軸2を支点として近接、離隔、の移動が可能であ
る。
4,4は両アーム3,3の先端に固定するシヤ
ンク、5,5はシヤンク先端に固定するチツプで
ある。
6は、ストツパであり、この実施例ではイコラ
イジングストツパからなる。ストツパ6は、第1
図に示すように、回動軸2より反チツプ5側のア
ーム3,3間にベース2から突設する。
7は、ストツパ6のスイツチ部である。スイツ
チ部7は、第2図に示すようにアーム3,3間方
向にわたって五層よりなり、導電層8a,8c,
8e、絶縁層8b,8dを交互に順次積層する。
ベース1とスイツチ部7とは、絶縁層8cによ
り固定する。9a,9bは、スイツチ部7に対応
して各アーム3,3からスイツチ部7方向に突設
する突部であり、9aは上突部、9bは下突部で
ある。上突部9a、下突部9bは、絶縁体10を
介して上下アーム3,3に各々固定する。11は
溶接用電源であり、この実施例ではトランスから
なり、チツプ4,4に接続する。
12a,12bは、検知用電源であり、12a
は上突部検知用電源、12bは下突部検知用電源
である。上突部検知用電源12aは、導電層8と
上突部9aに、下突部検知用電源12bは導電層
8eと突部9bに、各々両極を接続する。13
a,13bは検知手段であり、13aは上突部検
知手段、13bは下突部検知手段である。この実
施例では上突部検知手段13a、下突部検知手段
13bで得られた信号を各溶接作業の次の条件信
号として与える。14はワーク(被溶接物)であ
る。
そこで、両アーム3,3をエアー等の駆動手段
(図示せず)により、作動して、チツプ5,5を
近接し、各々ワーク14に当接する(第1図)。
ついで、溶接用電源11を用いて、チツプ5,
5間に通電し、ワーク14にスポツト溶接を施
す。溶接後、各々チツプ5,5間が離隔する方向
にアーム3,3を作動する。正常に作動する場
合、即ち、チツプ5,5がワーク14から離れる
場合は、各アーム3の上突部9a、下突部9b
は、第2図に示すように、スイツチ部7の導電層
8a,8eに各々当接する。上突部9aと導電性
層8a、下突部9bと導電性層8e間は接続する
ため検知用の回路が働き、上突部検知手段13
a、下突部検知手段13bに正常な作動を伝え
る。上突部検知手段13a、下突部検知手段13
bで各々発する正常な信号を、溶接作業の次の工
程の条件信号として与え、そのため溶接作業は円
滑に次の工程に移行する。
他方、正常にアーム3,3が作動しない場合、
即ち、チツプ5の一方又は両方がワーク14に溶
着すると、ワーク14は固定具により固定されて
いるためアーム3,3に与えられる駆動力ではア
ーム3は、チツプ5がワーク14から離隔する方
向へ作動することができない。従つて一方又は両
方の突部9がスイツチ部7に当接することができ
ず検知手段用回路は働かず、上突部検知手段13
a、下突部検知手段13bが作動することはな
い。そのため、正常な作動を伝えることはない。
しかもこのとき、上下検知手段13a,13b
は、溶着したチツプ5を有するアーム3毎に作動
する。
即ち、上突部検知手段13a、下突部検知手段
13bで一方又は双方が正常な信号を発しないた
め、溶接作業の次の工程への条件信号を与えるこ
とがない。そのため、溶接作業は、この段階で停
止し、不良溶接品の発生を防止する。
(考案の効果) 従つて、この考案では、数台併設する溶接ガン
のチツプがワークと溶着することなく正常に作動
しているか否かをチツプ毎に確実に検知可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の正面図、第2図は
同作動状態の一部拡大図である。 1……ベース、2……回動軸、3……アーム、
5……チツプ、6……ストツパ、7……スイツチ
部、9a……上突部、9b……下突部、11……
溶接用電源、12a……上突部検知用電源、12b
……下突部検知用電源、13a……上突部検知手
段、13b……下突部検知手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースと、ベースに設ける回動軸と、回動軸を
    支点として両先端の近接および離隔の移動可能に
    相対向して設けられるとともに、各先端には溶接
    用電源の両電極に各々接続されるチツプを固定さ
    れる上下アームと、回動軸より反チツプ側のアー
    ム間隙に向けてベースから突設されるストツパ
    と、上突部検知用電源および下突部検知用電源
    と、回動軸より反チツプ側の上下各アームのスト
    ツパ面に絶縁体を介して取り付けられ各アームか
    らストツパ方向に各々突設されるとともにそれぞ
    れの検知用電源の電極の一方に接続される上突部
    および下突部と、アームを移動することで各突部
    をストツパ側に移動させたときの突部のストツパ
    への当接相当位置に設けられるとともに、各突部
    側表面には導電層を各々設け、かつ導電層間は絶
    縁層で絶縁させるとともに上突部側導電層は上突
    部検知用電源の他方の電極に、下突部側導電層は
    下突部検知用電源の他方の電源にそれぞれ接続さ
    れ、絶縁層でストツパに固定されるスイツチ部
    と、上突部、スイツチ部の上突部側導電層、上突
    部検知用電源からなる回路中に設置され通電を検
    知する上突部検知手段と、下突部、スイツチ部の
    下突部側導電層、下突部検知用電源からなる回路
    中に設置され通電を検知する下突部検知手段とか
    らなることを特徴とする溶接ガン。
JP1986015607U 1986-02-05 1986-02-05 Expired JPH0235420Y2 (ja)

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