JPH11135386A - チップ型コンデンサ用エージング治具 - Google Patents

チップ型コンデンサ用エージング治具

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JPH11135386A
JPH11135386A JP9298274A JP29827497A JPH11135386A JP H11135386 A JPH11135386 A JP H11135386A JP 9298274 A JP9298274 A JP 9298274A JP 29827497 A JP29827497 A JP 29827497A JP H11135386 A JPH11135386 A JP H11135386A
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Mikio Kobashi
幹生 小橋
Hiroyuki Aso
浩之 麻生
Isao Kaneko
功 金子
Katsuhiro Kondo
克啓 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ型コンデンサの外装に損傷を与えず、
装着が簡単確実で、給電端子の接触信頼性の優れたチッ
プ型コンデンサ用エージング治具を提供することを目的
とする。 【解決手段】 複数のチップ型コンデンサ1を一体形成
した短冊状の製品一体リードコム4におけるサイドフレ
ーム2の2個所と、もう一方のサイドフレーム2を切除
してなる他方の個別のチップ型コンデンサ1のリード端
子3を、本体フレーム11に密着した保持板12の片面
に接合し載置した給電端子ランド15,16と、給電端
子ランド15,16と電気的に接続した回動自在な接点
レバー17,17aにより圧接保持し、保護抵抗26を
介して給電する構成であり、治具に装着する構成が簡単
で、2系統の電気的接続により、給電の信頼性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフープ状リードフレ
ームなどを使用して生産するチップ型コンデンサを、エ
ージング処理する際に使用されるチップ型コンデンサ用
エージング治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フープ状リードフレームなどを使
用して生産されるチップ型コンデンサのエージング治具
としては、例えばリードフレームより個片に切断分離し
た完成品のチップ型コンデンサを、端子の極性をそろえ
た状態で複数個供給し、前記端子に給電する給電端子を
備えたエージング治具にて保持し、所定のエージング処
理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のチップ型コンデンサ用エージング治具では、チップ
型コンデンサをリードフレームより個片に切断分離し、
完成品のチップ型コンデンサの形状にした後エージング
を行っているため、チップ型コンデンサの端子の極性を
整列しそろえる必要があり、エージング治具に装着する
ための機構が複雑になっていた。
【0004】さらに、切断分離した完成品のチップ型コ
ンデンサの端子と給電するための給電端子との確実な接
触が難しく、さらに、チップ型コンデンサの端子に前記
給電端子を当接することにより外装にキズなどの損傷を
与えるなど、給電端子の信頼性や品質に課題を有してい
た。
【0005】本発明は、前記課題を解決しようとするも
のであり、チップ型コンデンサの外装などにキズなどの
損傷を与えず、エージング治具に装着するための機構が
簡素化され、給電端子の接触すなわち給電の信頼性を向
上させるチップ型コンデンサ用エージング治具を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、複数のチップ型コンデンサを短冊状リード
コムに一体形成し、前記短冊状リードコムのサイドフレ
ームの2個所と、もう一方のサイドフレームを切除して
なる前記チップ型コンデンサのリード端子を、本体フレ
ームに密着した高耐熱性の絶縁材でなる保持板に形成し
た給電端子ランド上に装着し、給電端子ランドと給電端
子ランドにフレキシブル基板などの導電性配線材により
電気的接続された回動自在な金属材でなる接点レバーに
より圧接保持し、保持板に取付けた保護抵抗を介して給
電するチップ型コンデンサ用エージング治具としたもの
である。
【0007】本発明の前記構成により、フープ状リード
フレームなどを使用して生産されるチップ型コンデンサ
の端子の極性をそろえて整列させる必要がないため、エ
ージング治具に装着する機構を簡素化でき、さらにチッ
プ型コンデンサの端子と給電端子との接触性の向上、お
よびチップ型コンデンサの外装に前記給電端子を当接す
ることによるキズなどの損傷の心配がなく、電気的接続
の回路数も、保持板の片面に形成された導電体材でなる
給電端子ランドでなる回路と、給電端子ランドに圧接す
る接点レバーとフレキシブル基板および導電性配線材で
なる回路の2系統になり、端子接触すなわち給電の信頼
性を向上させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のチップ型コンデンサを短冊状リードコムに一
体形成し、前記短冊状リードコムのサイドフレームの2
個所と、もう一方のサイドフレームを切除してなる前記
チップ型コンデンサのリード端子を、本体フレームに密
着した保持板に形成した給電端子ランド上に装着し、給
電端子ランドと給電端子ランドに電気的接続された回動
自在な金属材でなる接点レバーにより圧接保持し、保持
板に取付けた保護抵抗を介して給電するチップ型コンデ
ンサ用エージング治具としたものであり、チップ型コン
デンサの端子の極性をそろえて整列する必要がなく、給
電端子がチップ型コンデンサの外装に当接せず、エージ
ング治具に装着するための機構が簡素化できるという作
用を有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、給電端子ランド
や対応する接点レバーの電気的接続をフレキシブル基板
で行う請求項1に記載のチップ型コンデンサ用エージン
グ治具としたものであり、電気的接続を一括して行うこ
とができ配線の構成を簡素化できるという作用を有す
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、保持板、接点レ
バー用の接点ホルダー、そして電気的接続用の導電性配
線材料を100〜150℃以上の耐熱性の構成部材によ
り構成した請求項1,2のいずれかに記載のチップ型コ
ンデンサ用エージング治具としたものであり、治具自体
をも加熱しながらエージング処理をすることができると
いう作用を有する。
【0011】請求項4に記載の発明は、保護抵抗が連結
され、チップ型コンデンサの良否、給電経路における接
触や接続の状態を検査チェックするための検査ランド
を、保持板の給電端子ランドの近傍に形成した請求項
1,2,3のいずれかに記載のチップ型コンデンサ用エ
ージング治具としたものであり、チップ型コンデンサの
良否、給電経路の状態を確実に検査チェックできるとい
う作用を有する。
【0012】以下、本発明の実施形態について図面を用
いて説明する。図8はフープ状リードフレームを使用し
たチップ型コンデンサの斜視図であり、1はチップ型コ
ンデンサであり、アルミやタンタル材あるいは機能性高
分子材料などの素体からなり絶縁樹脂などにより外装さ
れている。
【0013】2はサイドフレームであり、フープ状の鉄
や黄銅などの金属材でなり所定長さの短冊状に切断され
たリードフレームの片側帯である。そして、3は前記リ
ードフレームのもう一方のサイドフレームを切断分離し
て形成されたチップ型コンデンサ1の片方のリード端子
であり、以上により製品一体リードコム4を形成してい
る。
【0014】すなわち、フープ状のリードフレームの両
サイドフレームの間に、定間隔で複数のチップ型コンデ
ンサ1を、一体的に連結した状態で製作したものであ
る。
【0015】そして、前記フープ状リードフレームにお
ける両サイドフレームを、リードフレームの長手方向に
沿って複数個のチップ型コンデンサ1を含む適宜の長さ
の短冊状リードフレームに切断した後、この短冊状リー
ドフレームにおける両サイドフレームのうち一方のサイ
ドフレーム2を残し、他方のサイドフレームを切除した
形である短冊コム形状の製品一体リードコム4としてい
るのである。
【0016】図1(a)は本発明の実施の形態における
チップ型コンデンサ用エージング治具の構成要部平面
図、図1(b)は同側断面図、図2は同正面図、図3は
同接点レバーの要部平面図、図4は同接点レバーの要部
正面断面図、図5は同接点レバーの要部側断面図であ
る。
【0017】図1〜図5において、11は本体フレーム
であり、鉄、黄銅などの金属板を切断、打抜き、穴あ
け、曲げ加工などを行って所定形状に形成している。1
2は本体フレーム11の上面に密着して載置された保持
板であり、例えば100〜150℃以上の耐熱性のある
絶縁樹脂板材でなっている。
【0018】本体フレーム11の上面の長手方向の片側
側端部には、製品一体リードコム4のサイドフレーム2
の両端直下の位置に2個の給電端子ランド16と、複数
個の各チップ型コンデンサ1のリード端子3に対応した
位置に、それぞれ個別で複数の導電性金属材の箔などで
なる配線パターン(図示せず)に連結した給電端子ラン
ド15が形成されている。
【0019】そして、給電端子ランド15および16の
表面には耐蝕性、耐摩耗性のあるメッキが施されてい
る。
【0020】保持板12におけるサイドフレーム2側の
2個の前記給電端子ランド16は、導電性金属材である
銅材の箔などでなる導体パターン28を経由して保持板
12の他方の端部において接続ランド28aとしてまと
められ、エージング治具に給電するためのコネクタ(図
示せず)に挿入して接続される。
【0021】複数個(本実施の形態では35個)の各チ
ップ型コンデンサ1のリード端子3に対応した位置にお
ける給電端子ランド15は、配線パターンにより導体パ
ターン27と連結され、保持板12の裏面に取付けたそ
れぞれの保護抵抗26の一端に電気的に接続されてい
る。
【0022】保護抵抗26の他端は、保持板12の縁端
部における2個所の導体パターン29に接続して2個の
接続ランド29aとしてまとめられ、エージング治具に
給電するためのコネクタ(図示せず)に接続される。
【0023】13はレバーであり、鉄、黄銅などの金属
板を切断、穴あけ、コ字状の曲げ加工を行って所定形状
に形成されており、その両側の曲げ加工部の一方の端部
が、本体フレーム11の両側の曲げ加工部でピン14に
より矢印A方向に回動自在に支持され組合わされてい
る。
【0024】ピン14が取付けられていないレバー13
の他方の両側の端部と、本体フレーム11に対応した位
置には引張りバネ25が張架されており、保持板12側
にレバー13をピン14を支点にして付勢している。
【0025】レバー13の中央部分の上面には、100
〜150℃の耐熱性のある絶縁樹脂材などでなる伏せた
コ字状断面の接点ホルダー18が、同じく伏せたコ字状
断面の鉄や黄銅などの金属材でなる補強バー19の内に
挟持されて取付けられている。
【0026】給電端子ランド16の位置付近のレバー1
3の上面の両端部には、100〜150℃の耐熱性のあ
る絶縁樹脂材などでなる中央部に切込み溝を設けた接点
ホルダー21が、同じく伏せたコ字状断面で水平の裾を
もつ鉄や黄銅などの金属材でなる取付板22の内に挟持
されて、それぞれ取付けられている。
【0027】接点ホルダー18には、保持板12に形成
された複数の給電端子ランド15に対応して、保持のた
めの伏せたコ字状加工部、先端がリード端子3の片面に
押圧し当接する第1の曲げ加工部、前記第1の曲げ加工
部先端を保持板12の上面、すなわちリード端子3の片
面に付勢する圧縮バネ23の一端を先端に挿入する第2
の曲げ加工部を設けた、リン青銅、黄銅などの導電性金
属材料でなる複数の接点レバー17が装着されている。
【0028】そして、複数の接点レバー17の一方の端
部には、100〜150℃の耐熱性絶縁材で被覆された
導電性配線材24の一端が接続され、その他端は、一端
にそれぞれ対応した保護抵抗26が接続された導体パタ
ーン27の他端に電気的に接続されている。
【0029】接点ホルダー21には、保持板12に形成
された2個の給電端子ランド16に対応して、接点レバ
ー17と同じ構造の接点レバー17aが取り付けられ、
その接点レバー17aの一方の端部には100〜150
℃の耐熱性絶縁材で被覆された導電性配線材24aの一
端が接続され、その他端は、一端にそれぞれ対応した導
体パターン28の一端に電気的に接続されており、ま
た、前記のように第2の曲げ加工部に先端を挿入した圧
縮バネ20により、第1の曲げ加工部先端は保持板12
の上面すなわサイドフレーム2の片面に付勢されてい
る。
【0030】次にエージングのための製品一体リードコ
ム4の装着の操作について説明する。レバー13を矢印
A方向に駆動して(駆動機構は図示せず)開放とし、続
いて2個の接点レバー17aの第1の曲げ加工部の先端
と、対応する保持板12に形成された2個所の給電端子
ランド16の間で、製品一体リードコム4のサイドフレ
ーム2の両端を押圧し挟持するとともに、複数の接点レ
バー17の第1の曲げ加工部の先端と、対応する保持板
12に形成された複数の給電端子ランド15の間で、複
数個の各チップ型コンデンサ1のリード端子3を、それ
ぞれ押圧し挟持して製品一体リードコム4の保持を行
う。
【0031】すると、製品一体リードコム4のサイドフ
レーム2の両端と、複数個のリード端子3の下面がそれ
ぞれ保持板12の給電端子ランド16および給電端子ラ
ンド15の上面に当接して接続され、エージングのため
の給電回路の一部を構成するとともに、2個の接点レバ
ー17aの先端がサイドフレーム2の両端の上面と、複
数の接点レバー17の先端が複数個のリード端子3の上
面に当接することにより、前記給電回路の一部と並列と
なるもう一つの回路を構成することになる。
【0032】以上のように、サイドフレーム2を共通端
子とし、各々のチップ型コンデンサ1におけるリード端
子3との間に保護抵抗26を介して給電することができ
る構成としたものであり、チップ型コンデンサ1の端子
の極性をそろえて整列させる必要がないためエージング
治具に装着するための機構を簡素化することができる。
【0033】また、チップ型コンデンサ1の端子である
リード端子3やサイドフレーム2に給電するための給電
端子である接点レバー17,17aとの接触が確実とな
り、さらに、チップ型コンデンサ1の樹脂材などでなる
外装部分に対する接点レバー17,17aの当接や接触
によるキズなどの損傷の心配がなく、給電のための電気
的接続の回路数も2系統になり、給電端子の接続すなわ
ち給電の信頼性が向上する。
【0034】図6は導電性配線材としてのフレキシブル
基板の要部平面図であり、所定形状で定間隔に配設され
た銅箔などの導電性材料でなる複数の配線体51bを、
両面から高耐熱性のポリアミド樹脂などの絶縁体51a
で積層したフレキシブル基板51としている。
【0035】そして、他の実施の形態としては、導電性
配線材24,24aに代えて、前記の図6に示すフレキ
シブル基板51により、複数の接点レバー17,17a
と、それぞれ対応した給電端子ランド15,16の導体
パターン27,28との電気的接続を行うものである。
【0036】以上のように、2個の接点レバー17a、
複数の接点レバー17と、それぞれ対応した給電端子ラ
ンド16および給電端子ランド15の導体パターン2
7,28との電気的接続をフレキシブル基板51にて一
括して行うことにより、導電性配線材の整列と規制化が
でき、エージング治具製作の作業の軽減、およびエージ
ング治具の構成をシンプルにすることができる。
【0037】図7は他の構造による保持板の要部平面図
であり、61は給電あるいは検査チェックのための検査
ランドであり、製品一体リードコム4におけるサイドフ
レーム2の両端に対応した保持板12の給電端子ランド
16の外側スペースに、2個所の導体パターン29の端
部と保持板12の他端の裏面に取付けられた保護抵抗6
2と電気的に接続した導体パターン63を経由して連結
した構造で形成されている。
【0038】以上のように、複数の接点レバー17a,
17の先端と、保持板12に形成された複数の給電端子
ランド16,15とで、製品一体リードコム4における
サイドフレーム2の両端と、複数個の各チップ型コンデ
ンサ1におけるリード端子3を圧接し保持した状態で所
定の直流電圧の印加給電、およびチップ型コンデンサ1
の良否や給電経路の状態の検査チェックを行う。
【0039】すなわち、図1に示すチップ型コンデンサ
1を載置したエージング治具でエージングする時は、所
定の雰囲気例えば、85℃の周囲温度に製品一体リード
コム4を装着したエージング治具を放置し、直流電源
(図示せず)の出力端子の+側をコネクタを経由して2
個所の接続ランド29aを経て導体パターン29に、同
じく−側を接続ランド28aを経て導体パターン28に
接続し、規定の直流電圧例えば定格電圧値を、そして規
定の時間例えば3時間印加し給電するのである。
【0040】エージングの終了した前記エージング治具
は常温の雰囲気に放置し、直流電源に代えて検査チェッ
ク用交流1kHzの信号源(図示せず)の出力端子を、
2個所の導体パターン29と導体パターン28間に接続
して信号を印加する。
【0041】そして、各保護抵抗26の両端すなわち、
導体パターン29と各導体パターン27あるいは各給電
端子ランド15間に、検出器の検出端子(図示せず)を
当接し、各チップ型コンデンサ1と保護抵抗26のイン
ピーダンスで分割した所定の交流出力電圧が検出できれ
ば、各チップ型コンデンサ1も本構成および方法にて検
出できるところのエージング治具および給電経路の接触
あるいは接続も異常無いと判断するのである。
【0042】また、図7に示すチップ型コンデンサ1を
載置したエージング治具では、前記と同じ接続および方
法でエージングを行い、その後同じく信号源の出力端子
を接続する。
【0043】そして、検査ランド61と各導体パターン
27あるいは各給電端子ランド15などに検出器の検出
端子を当接し、保護抵抗62を介して各チップ型コンデ
ンサ1と保護抵抗26のインピーダンスで分割した所定
の交流電圧が検出できれば(なお、一般的に検出器のイ
ンピーダンス>>保護抵抗62の抵抗値の関係であ
る)、各チップ型コンデンサ1も本構成および方法にて
検出できるところのエージング治具および給電経路の接
触あるいは接続も異常無いと判断するのである。
【0044】次に、例えば信号源をOFFあるいは開放
にし、別個の直流電源による規定の直流電圧を、検査ラ
ンド61と接続ランド29aが挿入したコネクタに接続
している信号源の出力端子の間に印加する。
【0045】そして、前記の当接した検出器の検出端子
により所定の直流電圧を検出すれば、前記の構成および
方法にて検出できない特定個所の一部である前記信号源
の出力端子から導体パターン29までの給電経路の接続
あるいは接触などの異常が無いと判断するのである。
【0046】なお、保護抵抗62は製品一体リードコム
4のエージング治具へのセットあるいは取出し時など
に、サイドフレーム2と検査ランド61とのショート、
あるいはサイドフレーム2と給電端子ランド15,16
との短絡により、直流電源や信号源のレベルの変動ある
いはその機器の損傷や破壊をも防止している。
【0047】なおまた、前記では検出器の検出端子を個
々の所定個所に移動し当接させて、個別に検査チェック
を行っているが、一方が所定間隔の複数でなる検出端子
を使用し、所定の判定値設定による複数同時の検査チェ
ックを行ってもよい。
【0048】以上により、各チップ型コンデンサ1のエ
ージング後における良否と、サイドフレーム2の両端お
よび、複数個の各チップ型コンデンサ1におけるリード
端子3と、それぞれに対応した複数個の給電端子ランド
15、そして給電端子ランド16の接触を始めとする、
給電経路の接触や接続の状態を検査チェックし確認する
のである。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フープ状
リードフレームに一体化生産されるチップ型コンデンサ
の端子の極性を整列させる必要がなく、エージング治具
に装着するための機構を簡素化でき、チップ型コンデン
サの端子に給電するための給電端子の接触の確実さが向
上し、チップ型コンデンサの外装部分などに前記給電端
子を動作させ当接することによるキズなどの損傷がな
く、電気的接続の回路数も2系統であり、接触すなわち
給電の信頼性が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態におけるチップ型コ
ンデンサ用エージング治具の構成要部平面図 (b)同側断面図
【図2】同要部構成正面図
【図3】同接点レバーの要部平面図
【図4】同接点レバーの要部正面断面図
【図5】同接点レバーの要部側断面図
【図6】導電性配線材としてのフレキシブル基板の要部
平面図
【図7】他の保持板の要部平面図
【図8】フープ状リードフレームを使用したチップ型コ
ンデンサの斜視図
【符号の説明】
1 チップ型コンデンサ 2 サイドフレーム 3 リード端子 4 製品一体リードコム 11 本体フレーム 12 保持板 13 レバー 14 ピン 15,16 給電端子ランド 17,17a 接点レバー 18 接点ホルダー 19 補強バー 20 圧縮バネ 21 接点ホルダー 22 取付板 23 圧縮バネ 24,24a 導電性配線材 25 引張りバネ 26 保護抵抗 27,28,29,63 導体パターン 28a,29a 接続ランド 51 フレキシブル基板 51a 絶縁体 51b 導電体 61 検査ランド 62 保護抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 克啓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチップ型コンデンサを短冊状リー
    ドコムに一体形成し、前記短冊状リードコムのサイドフ
    レームの2個所と、もう一方のサイドフレームを切除し
    てなる前記チップ型コンデンサのリード端子を、本体フ
    レームに密着した保持板に形成した給電端子ランド上に
    装着し、給電端子ランドと給電端子ランドに電気的接続
    された回動自在な金属材でなる接点レバーにより圧接保
    持し、保持板に取付けた保護抵抗を介して給電するチッ
    プ型コンデンサ用エージング治具。
  2. 【請求項2】 給電端子ランドや対応する接点レバーの
    電気的接続をフレキシブル基板で行う請求項1に記載の
    チップ型コンデンサ用エージング治具。
  3. 【請求項3】 保持板、接点レバー用の接点ホルダー、
    そして電気的接続用の導電性配線材料を100〜150
    ℃以上の耐熱性の構成部材により構成した請求項1,2
    のいずれかに記載のチップ型コンデンサ用エージング治
    具。
  4. 【請求項4】 保護抵抗が連結され、チップ型コンデン
    サの良否、給電経路における接触や接続の状態を検査チ
    ェックするための検査ランドを、保持板の給電端子ラン
    ドの近傍に形成した請求項1,2,3のいずれかに記載
    のチップ型コンデンサ用エージング治具。
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