JP3025383U - ねじれ流体供給穴付き回転切削工具 - Google Patents

ねじれ流体供給穴付き回転切削工具

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JP3025383U JP1995012730U JP1273095U JP3025383U JP 3025383 U JP3025383 U JP 3025383U JP 1995012730 U JP1995012730 U JP 1995012730U JP 1273095 U JP1273095 U JP 1273095U JP 3025383 U JP3025383 U JP 3025383U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3枚刃或いは4枚刃の回転切削工具において
も総ての先端切れ刃に均等に切削油剤等の流体が供給さ
れるようにする。 【解決手段】 刃部56の外周面に4本のねじれ溝54
が設けられた4枚刃のボールエンドミル50において、
そのねじれ溝54と同じねじれ方向へ同じリードで捩じ
れた4本のねじれ流体供給穴64が各ねじれ溝54に対
応して設けられ、4枚の底刃(先端切れ刃)60の逃げ
面66にそれぞれ開口させられている。3枚刃或いは4
枚刃のドリルについても、切れ刃と同じ数のねじれ流体
供給穴を各ランドに設けるようにすれば良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はドリルやエンドミルなどの回転切削工具に係り、特に、ねじれ溝と同 じねじれ方向へ同じリードで捩じれたねじれ流体供給穴がシャンク部およびねじ れ溝部を縦通して設けられているねじれ流体供給穴付き回転切削工具の改良に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
円柱形状のシャンク部と、外周面にねじれ溝が設けられるとともに少なくとも 軸方向の先端部にはそのねじれ溝に沿って先端切れ刃が形成されているねじれ溝 部とが同軸上に一体に設けられている一方、それ等のシャンク部およびねじれ溝 部を縦通して流体供給穴が設けられ、切削油剤や圧縮空気等を刃部の先端から吐 出させるようにした回転切削工具、例えばドリルやエンドミルなどが知られてい る。実公平4−53851号公報に記載されている回転切削工具はその一例で、 シャンク部側の後端面から軸線上を通って先端側へ1本の流体供給穴が設けられ ているとともに、その流体供給穴は途中で二股に分岐させられ、先端切れ刃とし ての一対の底刃の逃げ面に開口させられている。
【0003】 また、実公平7−5936号公報には、ねじれ溝と同じねじれ方向へ同じリー ドで捩じれたねじれ流体供給穴が設けられたねじれ流体供給穴付き回転切削工具 が記載されている。図7〜図9は、かかるねじれ流体供給穴付き回転切削工具の 一例でスクエア型のエンドミルに適用された場合であり、このエンドミル10は 、円柱形状のシャンク部12と外周面に一対のねじれ溝14a,14bが設けら れた刃部16とを備えており、円柱形状を成す超硬合金製の工具素材49(図1 0参照)を用いて一体に構成されている。刃部16には、上記ねじれ溝14a, 14bに沿って外周刃18a,18bが形成されているとともに、その刃部16 の軸方向の先端部にはねじれ溝14a,14bに沿って底刃20a,20bが設 けられている。また、シャンク部12には、エンドミル10をホルダに固定する ためのサイドロックねじ用の平坦部22が形成されている。なお、刃部16はね じれ溝部に相当し、底刃20a,20bは先端切れ刃に相当する。また、図7は 軸心と直角方向から見た正面図で、図8はシャンク部12側から見た後端面図で 、図9は刃部16側から見た先端面図である。
【0004】 エンドミル10には、上記シャンク部12の後端から刃部16の先端まで縦通 して一対のねじれ流体供給穴24a,24bが設けられ、前記底刃20a,20 bの逃げ面26a,26bに開口させられている。これ等のねじれ流体供給穴2 4a,24bは、前記ねじれ溝14a,14bと同じねじれ方向へ同じリードで ねじれているとともに、それ等のねじれ溝14a,14bに対して位相が約90 ゜ずらされ、ねじれ溝14a,14b内に開口しないようにそのねじれ溝14a ,14bと平行に形成されている。また、前記シャンク部12の外周面には、上 記ねじれ溝14a,14bに連続してそれ等のねじれ溝14a,14bのつる巻 き線上に一対の螺旋溝28a,28bが形成されている。
【0005】 ここで、かかるエンドミル10を製造する際には、例えば図10に示されてい るように、螺旋溝28a,28bに対応する螺旋状の一対のガイド用突起29が 円筒形状の成形内周面36に設けられた押出成形ダイス44と、その押出成形ダ イス44の成形内周面36の内側に位置固定に配設されたねじれ流体供給穴24 a,24bと同様に捩じれた一対の中子46と、原料収容穴38内に収容された 超硬合金粉末と結合剤などを混練したペースト状の工具原料48を押出成形ダイ ス44内にに押し出す押出パンチ40とを備えたねじり押出成形装置42により 、先ず、外周面に螺旋溝28a,28bを有するとともに内部にねじれ流体供給 穴24a,24bを備えた円柱形状の工具素材49を成形する。次に、その工具 素材49をエンドミル10の全長寸法で切断した後、刃部16における螺旋溝2 8a,28bに沿ってねじれ溝14a,14bをダイヤモンド砥石等により研削 加工するとともに、平坦部22や外周刃18a,18b、底刃20a,20bな どを加工することにより、エンドミル10が製造される。なお、上記螺旋溝28 a,28bはガイド用突起29に起因して形成されるもので、そのガイド用突起 29の大きさや数は、少なくとも押出成形時に工具原料48が螺旋状に旋回しな がら押し出されるように定められる。
【0006】 かかるエンドミル10は、例えば図11に示されているように、サイドロック 用のねじ30が前記平坦部22に押し付けられることによりホルダ32に保持さ れ、図示しないマシニングセンタ等の主軸に装着されてグラファイト電極等の切 削加工に用いられる。上記ホルダ32は、切削剤や空気等の流体を供給する流通 路34を備えており、内蔵したポンプ等によってその流体を所定の圧力でエンド ミル10の後端面に作用させるようになっている。これにより、その流体はねじ れ流体供給穴24a,24bを通って刃部16の先端から吐出させられるととも に、螺旋溝28a,28bを通ってシャンク部12の先端から刃部16側に向か って吐出させられる。
【0007】 このようなエンドミル10においては、超硬合金にて一体に構成されているた め、グラファイトのように粉状の切粉が生成される切削加工に対しても高い耐摩 耗性が得られる。また、ねじれ流体供給穴24a,24bにより刃部16の先端 から圧縮空気等が吐出させられるようになっているため、切粉の排出性が優れ、 切粉つまりによるエンドミル10の折損等も良好に回避されるのである。また、 シャンク部12の外周面に螺旋溝28a,28bが設けられ、シャンク部12の 先端から刃部16側に向かって圧縮空気等が吐出されるため、上記ねじれ流体供 給穴24a,24bから刃部16の先端に供給された圧縮空気等により被加工物 の上面やテーブル上に排出された前記切粉が、その螺旋溝28a,28bから吐 出される圧縮空気等によりエンドミル10の近傍から放射状に排除され、加工形 状を目視により良好に観察できるようになるとともに、切粉がガイド面に入り込 んで摩耗を促進する等の問題が解消する。特に、上記螺旋溝28a,28bから 吐出される圧縮空気等は、エンドミル10の回転によってそのエンドミル10の 周囲に均一に吐出されるため、機械のヘッド等にノズルを設ける場合に比較して 死角や影を生じることがないとともに、その吐出位置がエンドミル10の移動に 完全に追従するなどの利点がある。
【0008】 また、前記ねじれ流体供給穴24a,24bは、シャンク部12の後端から刃 部16の先端までねじれ溝14a,14bと同じねじれ方向へ同じリードでねじ れて形成されているため、刃部16の先端を再研削してもねじれ流体供給穴24 a,24bの開口位置が常に同じ位置に保たれて、圧縮空気等による切粉排出作 用などが安定して得られるとともに、ねじれ溝14a,14bがなくなる位置ま で再研削して使用することが可能なのである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の流体供給穴付き回転切削工具は、流体供給穴 の数が多くて2本で一対の先端切れ刃の逃げ面に開口させられているだけであり 、3枚刃或いは4枚刃の回転切削工具の場合には、切削油剤等の流体を総ての先 端切れ刃に均等に供給することができず、切れ刃の寿命にばらつきが生じたり仕 上げ面精度が低下したりする問題があった。例えば、前記実公平4−53851 号公報には、図12および図13に示すように4枚刃のボールエンドミル2が記 載されているが、流体供給穴4は二股に分岐されているだけで、分岐した流体供 給穴4a,4bは、4枚の底刃6a〜6dのうち2枚の底刃6a,6cの逃げ面 に開口させられているだけである。
【0010】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 3枚刃或いは4枚刃の回転切削工具においても総ての先端切れ刃に均等に切削油 剤等の流体が供給されるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1考案は、(a) 円柱形状のシャンク部と、外 周面にねじれ溝が設けられるとともに少なくとも軸方向の先端部にはそのねじれ 溝に沿って先端切れ刃が形成されているねじれ溝部とが同軸上に一体に設けられ ている一方、(b) 前記ねじれ溝と同じねじれ方向へ同じリードで捩じれたねじれ 流体供給穴が前記シャンク部およびねじれ溝部を縦通して設けられ、前記先端切 れ刃の逃げ面に開口させられているねじれ流体供給穴付き回転切削工具において 、(c) 前記ねじれ溝は3本または4本設けられているとともに、前記ねじれ流体 供給穴はそのねじれ溝に対応して同じ数だけ設けられ、3枚または4枚の前記先 端切れ刃の逃げ面にそれぞれ開口させられていることを特徴とする。
【0012】 第2考案は、前記第1考案のねじれ流体供給穴付き回転切削工具において、そ のねじれ流体供給穴付き回転切削工具の材質は超硬合金、超微粒子超硬合金、粉 末高速度工具鋼、または高速度工具鋼であることを特徴とする。
【0013】 第3考案は、前記第1考案のねじれ流体供給穴付き回転切削工具において、そ のねじれ流体供給穴付き回転切削工具はエンドミルで、その材質は超硬合金、超 微粒子超硬合金、粉末高速度工具鋼、セラミックス、またはサーメットで、前記 ねじれ流体供給穴はねじり押出成形によって設けられていることを特徴とする。
【0014】 第4考案は、上記第3考案のねじれ流体供給穴付き回転切削工具において、(a ) 前記ねじれ流体供給穴は、前記ねじれ溝と同じねじれ方向へ螺旋状に捩じれた ガイド用突起が円筒形状の成形内周面に設けられた押出成形ダイスと、その押出 成形ダイスの内側に位置固定に配設された前記ねじれ溝と同じねじれ方向へ螺旋 状に捩じれた中子とを備えたねじり押出成形装置により、ペースト状の工具原料 をねじり押出成形して円柱形状の工具素材を製造する際に前記中子によって設け られるもので、(b) 前記工具素材の外周面には、前記ガイド用突起によって前記 ねじれ流体供給穴と同じねじれ方向へ同じリードで捩じれた螺旋溝が形成されて おり、(c) その螺旋溝上に前記ねじれ溝が設けられているとともに、前記シャン ク部にはその螺旋溝が残存していることを特徴とする。
【0015】 第5考案は、前記第3考案のねじれ流体供給穴付き回転切削工具において、(a ) 前記ねじれ流体供給穴は、前記ねじれ溝と同じねじれ方向へ螺旋状に捩じれた ガイド用突起が円筒形状の成形内周面に設けられた押出成形ダイスと、その押出 成形ダイスの内側に位置固定に配設された前記ねじれ溝と同じねじれ方向へ螺旋 状に捩じれた中子とを備えたねじり押出成形装置により、ペースト状の工具原料 をねじり押出成形して円柱形状の工具素材を製造する際に前記中子によって設け られるものであるが、(b) 前記シャンク部の外周面には前記ガイド用突起に起因 する螺旋溝が存在しないことを特徴とする。
【0016】 第6考案は、前記第1考案または第2考案のねじれ流体供給穴付き回転切削工 具において、そのねじれ流体供給穴付き回転切削工具はドリルであることを特徴 とする。
【0017】
【考案の効果】
このような本考案のねじれ流体供給穴付き回転切削工具においては、ねじれ溝 が3本または4本設けられた3枚刃または4枚刃の回転切削工具であって、その ねじれ溝と同じ数だけねじれ溝に対応してねじれ流体供給穴が設けられているた め、総ての先端切れ刃に均等に切削油剤等の流体が供給されるようになり、流体 の供給の有無に起因する先端切れ刃の寿命のばらつきや仕上げ面粗さの低下等の 問題が解消する。
【0018】 第2考案は、材質が超硬合金、超微粒子超硬合金、粉末高速度工具鋼、または 高速度工具鋼であるため、優れた耐久性が得られ、先端切れ刃の寿命のばらつき が解消することと相まって工具寿命が向上する。
【0019】 第3考案は回転切削工具がエンドミルの場合であるが、材質が超硬合金、超微 粒子超硬合金、粉末高速度工具鋼、セラミックス、またはサーメットであるため 、第2考案と同様に優れた耐久性が得られるようになって工具寿命が向上する。 また、ねじれ流体供給穴がねじり押出成形によって設けられるため、例えば放電 加工等によって直線状の流体供給穴が設けられた棒状素材を熱間でねじり変形さ せる場合に比較して、ねじれ流体供給穴を簡単且つ安価に形成できる。
【0020】 第4考案は、ガイド用突起が設けられた押出成形ダイスと中子とを備えたねじ り押出成形装置により、ペースト状の工具原料をねじり押出成形して円柱形状の 工具素材を製造する際に、中子によってねじれ流体供給穴を形成する場合で、工 具素材の外周面に上記ガイド用突起によって螺旋溝が形成されるとともに、シャ ンク部の外周面にその螺旋溝が残存するもので、前記実公平7−5936号公報 に記載の回転切削工具と同様の効果が得られる。
【0021】 第5考案は、第4考案と同様にしてねじれ流体供給穴を形成するが、シャンク 部の外周面にはガイド用突起に起因する螺旋溝が存在しないようになっているた め、その螺旋溝の存在に起因する切粉等の異物の噛込みや心振れ、把持作用の低 下による抜出し、高速回転による流体の飛散、刃部先端への切削油剤等の流体の 供給不足などが解消する。
【0022】 すなわち、シャンク部の外周面に存在する螺旋溝から圧縮空気等の流体を供給 しないで切削加工が行われると、その螺旋溝内に切粉等の異物が侵入し、ホルダ に着脱する際にシャンク部の外周面とホルダの内周面との間に噛み込んだり、そ れ等の外周面や内周面に疵が付いたりして、取付け精度が悪くなり、心振れなど を生じるという問題があった。また、コレットのように複数の把持爪によってシ ャンク部を把持する場合には、一部の把持爪が螺旋溝上に位置して十分な把持作 用が得られなくなり、切削加工時にエンドミルが軸心まわりに相対回転したり、 外周刃に作用する軸方向分力により軸方向へ抜け出したりする恐れがある。更に 、近年アルミニウムなどの加工に際してエンドミルを高速回転させる高能率加工 が行われるようになってきたが、その場合には、シャンク部の螺旋溝から供給さ れた流体が遠心力で飛散してしまい、切粉を除去する作用が得られなくなるばか りでなく、飛散した切削油剤などで作業環境が悪化する等の問題を生じるように なってきた。また、掘込み加工や溝加工、ポケット加工など、先端切れ刃に多量 の切削油剤等を供給したい場合でも、螺旋溝から一部が流出してしまうため、十 分な量の流体を供給することが難しかった。
【0023】 第6考案は、回転切削工具がドリルの場合で、3枚または4枚の切れ刃(先端 切れ刃)を有するとともに、総ての切れ刃にねじれ流体供給穴から切削油剤等の 流体が供給されるため、従来の2枚刃のドリルに比較して150%〜200%の 高能率な穴明け加工を行うことが可能となる。
【0024】
【考案の実施の形態】
ここで、前記ねじれ流体供給穴は、第3考案〜第5考案のようにねじり押出成 形で形成することが望ましいが、高速度工具鋼など押出成形を行うことができな い場合には、3本または4本の直線状の流体供給穴が設けられた棒状素材を熱間 でねじり変形させてねじれ流体供給穴とすることも可能である。ねじり押出成形 は、工具原料を回転させながら前方へ押し出すもので、押出成形ダイスのガイド 用突起の大きさや数は、押出成形時に工具原料が螺旋状に旋回しながら押し出さ れるように定められる。ガイド用突起の数については、第4考案のように螺旋溝 上にねじれ溝を設ける場合はねじれ溝と同じ数に規制される。また、ねじれ溝部 のねじれ溝は、予め設けられたねじれ流体供給穴と干渉することがないように、 そのねじれ流体供給穴と位相をずらして形成される。
【0025】 第5考案において押出成形ダイスのガイド用突起に起因する螺旋溝を除去する 方法としては、例えばガイド用突起に起因する螺旋溝が外周面に残存する円柱形 状の工具素材を仮焼結した後に、その螺旋溝の深さ分だけ切削加工や研削加工等 により工具素材の外周部を除去すれば良い。押出成形ダイスの先端部に、成形内 周面の内径寸法がガイド用突起の内径寸法と同じかそれよりも小径とされること によりガイド用突起が消滅する螺旋溝消去部を設け、工具素材の外周面にガイド 用突起に起因する螺旋溝が残らないようにすることも可能であるなど、螺旋溝を 除去する手段は適宜定められる。工具素材のうちねじれ溝部となる部分の螺旋溝 は、例えばねじれ溝を形成することによって除去できるため、少なくともシャン ク部となる部分の螺旋溝を除去すれば良い。
【0026】 また、逃げ面に開口するねじれ流体供給穴の開口部を他の部材によって閉塞す るとともに、ねじれ溝部の途中にねじれ流体供給穴に連通する連通穴を設けるこ とにより、例えばエンドミルの外周刃に潤滑油剤等の流体が供給されるようにし たり、外側開口がシャンク部側へ傾斜するように連通穴を設けることにより、切 屑の排出性を向上させたりすることも可能である。
【0027】 次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1および図2は、本考案がボールエンドミルに適用された場合の一例で、か かるボールエンドミル50は、円柱形状のシャンク部52と外周面に4本のねじ れ溝54が設けられた刃部56とを備えており、円柱形状を成す超硬合金製の工 具素材72(図3参照)を用いて一体に構成されている。刃部56には、上記4 本のねじれ溝54に沿ってそれぞれ外周刃58が形成されているとともに、その 刃部56の軸方向の先端部には4本のねじれ溝54に沿ってそれぞれ円弧形状の 底刃60が設けられている。なお、刃部56はねじれ溝部に相当し、底刃60は 先端切れ刃に相当する。また、図1は軸心と直角方向から見た正面図で、図2は 刃部56側から見た先端面図である。
【0028】 このボールエンドミル50には、上記シャンク部52の後端から刃部56の先 端まで縦通して4本のねじれ流体供給穴64が設けられ、前記4枚の底刃60の 各逃げ面66にそれぞれ開口させられている。これ等のねじれ流体供給穴64は 、前記ねじれ溝54と同じねじれ方向へ同じリードでねじれているとともに、そ れ等のねじれ溝54に対して位相が約45゜ずらされ、ねじれ溝54内に開口し ないようにそのねじれ溝54と平行に形成されている。
【0029】 ここで、前記工具素材72は、例えば図3に示すねじり押出成形装置70によ って成形される。ねじり押出成形装置70は、前記図10のねじり押出成形装置 42と略同様に構成され、ねじれ溝54と同じねじれ方向へ略同じリードで螺旋 状に捩じれた4本のガイド用突起74が円筒形状の成形内周面76に設けられた 押出成形ダイス78と、その押出成形ダイス78の成形内周面76の内側に位置 固定に配設されたねじれ流体供給穴64と同様に捩じれた4本の中子80と、原 料収容穴82内に収容された超硬合金粉末と結合剤などを混練したペースト状の 工具原料84を押出成形ダイス78内に押し出す押出パンチ86とを備えている 。4本ずつのガイド用突起74および中子80は、それぞれ90°ずつ位相をず らして設けられている。かかるねじり押出成形装置70によって成形される工具 素材72は、中子80によって内部に4本のねじれ流体供給穴64が軸心まわり において略等角度間隔(90°間隔)で設けられるとともに、外周面にはガイド 用突起74に起因して4本の螺旋溝88が形成される。なお、上記ガイド用突起 74の大きさは、少なくとも押出成形時に工具原料84が螺旋状に旋回しながら 押し出されるように定められる。
【0030】 上記工具素材72は、仮焼結した後に螺旋溝88の深さ分だけ外周部が切削加 工や研削加工などで除去され、その螺旋溝88が消去される。そして、このよう に螺旋溝88が消去された工具素材72を用いて、前記エンドミル10を製造す る場合と同様にしてボールエンドミル50が製造される。すなわち、例えば工具 素材72をボールエンドミル50の全長寸法で切断した後、刃部56にねじれ溝 54をダイヤモンド砥石等により研削加工するとともに、外周刃58、底刃60 などを加工することにより、ボールエンドミル50が製造される。
【0031】 このような本実施例のボールエンドミル50においては、4本のねじれ溝54 に対応して4本のねじれ流体供給穴64が設けられ、先端部に設けられた4枚の 底刃60の逃げ面66にそれぞれ開口させられているため、総ての底刃60に均 等に切削油剤等の流体が供給されるようになり、流体の供給の有無に起因する底 刃60の寿命のばらつきや仕上げ面粗さの低下等の問題が解消する。特に、本実 施例は超硬合金製であるため優れた耐久性が得られ、底刃60の寿命のばらつき が解消することと相まって工具寿命が向上する。
【0032】 また、超硬合金であるため、ねじり押出成形によってねじれ流体供給穴64を 成形することが可能であり、例えば放電加工等によって直線状の流体供給穴が設 けられた棒状素材を熱間でねじり変形させる場合に比較して、ねじれ流体供給穴 64を簡単且つ安価に形成できる。しかも、シャンク部52の外周面にはねじり 押出成形に起因する螺旋溝88が存在しないため、その螺旋溝88の存在に起因 する切粉等の異物の噛込みや心振れ、把持作用の低下による抜出し、高速回転に よる流体の飛散、刃部先端への切削油剤等の流体の供給不足などが解消する。
【0033】 以上は請求項1,2,3,5に記載の考案の一実施例であるが、次に、本考案 の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共 通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0034】 図4のボールエンドミル90は、前記図3のねじり押出成形装置70によって 成形される螺旋溝88を有する工具素材72をそのまま用いて製造したもので、 シャンク部52に螺旋溝88がそのまま残っている場合であり、請求項1,2, 3,4に記載の考案の一実施例に相当する。この場合のねじり押出成形装置70 のガイド用突起74と中子80とは、図3に示されている通り軸心まわりの位相 が約45°ずれており、刃部56のねじれ溝54はその螺旋溝88上に設けられ ている。なお、このボールエンドミル90の径寸法は、螺旋溝88が残っている 分だけ前記実施例のボールエンドミル50よりも大きい。この場合は、シャンク 部52に螺旋溝88が残っていることにより、図7〜図9に示す従来例と同様の 効果が得られる。
【0035】 図5および図6に示すドリル100は、円柱形状の図示しないシャンク部とね じれ溝部102とが同軸上に一体に設けられているもので、ねじれ溝部102に は3本のねじれ溝104が略等角度間隔(120°間隔)で設けられている。ね じれ溝部102の軸方向の先端部には3本のねじれ溝104に沿ってそれぞれ切 れ刃106が設けられている。切れ刃106は先端切れ刃に相当する。また、こ のドリル100には、図示しないシャンク部の後端からねじれ溝部102の先端 まで縦通して3本のねじれ流体供給穴108が設けられ、前記3枚の切れ刃10 6の各逃げ面110にそれぞれ開口させられている。これ等のねじれ流体供給穴 108は、前記ねじれ溝104と同じねじれ方向へ同じリードでねじれていると ともに、それ等のねじれ溝104に対して位相が約60゜ずらされ、ねじれ溝1 04内に開口しないようにそのねじれ溝104と平行に形成されて、3つのラン ド内を挿通させられている。なお、図1はねじれ溝部102を軸心と直角方向か ら見た正面図で、図2は先端側から見た先端面図である。
【0036】 かかるドリル100は、例えば超硬合金、超微粒子超硬合金、粉末高速度工具 鋼、セラミックス、またはサーメットにて構成される場合、前記実施例と同様に ねじり押出成形により3本のねじれ流体供給穴108を有する円柱形状の工具素 材を成形した後、研削加工などでねじれ溝部102にねじれ溝104や切れ刃1 06、逃げ面110等を形成することによって製造される。また、高速度工具鋼 など押出成形が不能な材料製の場合は、3本の直線状の流体供給穴が設けられた 棒状素材を熱間でねじり変形させてねじれ流体供給穴とし、その後切削加工など でねじれ溝部102にねじれ溝104等を形成すれば良い。
【0037】 このようなドリル100においては、先端に3枚の切れ刃106を有するとと もに、3枚の切れ刃106に対応して3本のねじれ流体供給穴108が設けられ 、総ての切れ刃106に均等に切削油剤等の流体が供給されるため、流体の供給 の有無に起因する切れ刃106の寿命のばらつき等の問題が解消するとともに、 従来の2枚刃のドリルに比較して150%程度の高能率な穴明け加工を行うこと が可能となる。このドリル100は請求項6に記載の考案の一実施例である。
【0038】 以上、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態様 で実施することもできる。
【0039】 例えば、前記実施例ではボールエンドミル50,90について説明したが、図 7に記載のようなスクエア型のエンドミル10は勿論、他の種々のエンドミルに 本考案は適用され得る。
【0040】 また、前記実施例では4枚刃のボールエンドミル50,90について説明した が、3枚刃のエンドミルにも本考案は適用され得る。
【0041】 また、前記実施例ではボールエンドミル50,90の全長に亘って螺旋状に捩 じれたねじれ流体供給穴64が設けられていたが、押出成形の都合でシャンク部 52の後端側の一部がボールエンドミル50,90の軸線と平行な直線状を成し ていても良い。
【0042】 また、前記第3実施例では3枚刃のドリル100について説明したが、4枚の 切れ刃を有するドリルを製造することも可能である。
【0043】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案がボールエンドミルに適用された場合の
一例を示す正面図である。
【図2】図1のボールエンドミルの先端面図である。
【図3】図1のボールエンドミルの工具素材を成形する
ねじり押出成形装置の概略断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を説明する図で、シャンク
部に螺旋溝が残存している場合のボールエンドミルの正
面図である。
【図5】本考案の更に別の実施例を説明する図で、3枚
刃のドリルに適用された場合のねじれ溝部を示す正面図
である。
【図6】図5のドリルの先端面図である。
【図7】従来のねじれ流体供給穴付きエンドミルの一例
を示す正面図である。
【図8】図7のエンドミルの後端面図である。
【図9】図7のエンドミルの先端面図である。
【図10】図7のエンドミルの工具素材を成形するねじ
り押出成形装置の概略断面図である。
【図11】図7のエンドミルがホルダに取り付けられた
状態を示す正面図である。
【図12】従来のエンドミルの別の例を示す正面図であ
る。
【図13】図12のエンドミルの先端面図である。
【符号の説明】
50,90:ボールエンドミル(ねじれ流体供給穴付き
回転切削工具) 52:シャンク部 54:ねじれ溝 56:刃部(ねじれ溝部) 60:底刃(先端切れ刃) 64:ねじれ流体供給穴 66:逃げ面 70:ねじり押出成形装置 72:工具素材 74:ガイド用突起 76:成形内周面 78:押出成形ダイス 80:中子 84:工具原料 88:螺旋溝 100:ドリル(ねじれ流体供給穴付き回転切削工具) 102:ねじれ溝部 104:ねじれ溝 106:切れ刃(先端切れ刃) 108:ねじれ流体供給穴 110:逃げ面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形状のシャンク部と、外周面にねじ
    れ溝が設けられるとともに少なくとも軸方向の先端部に
    は該ねじれ溝に沿って先端切れ刃が形成されているねじ
    れ溝部とが同軸上に一体に設けられている一方、前記ね
    じれ溝と同じねじれ方向へ同じリードで捩じれたねじれ
    流体供給穴が前記シャンク部およびねじれ溝部を縦通し
    て設けられ、前記先端切れ刃の逃げ面に開口させられて
    いるねじれ流体供給穴付き回転切削工具において、 前記ねじれ溝は3本または4本設けられているととも
    に、前記ねじれ流体供給穴は該ねじれ溝に対応して同じ
    数だけ設けられ、3枚または4枚の前記先端切れ刃の逃
    げ面にそれぞれ開口させられていることを特徴とするね
    じれ流体供給穴付き回転切削工具。
  2. 【請求項2】 前記ねじれ流体供給穴付き回転切削工具
    の材質は超硬合金、超微粒子超硬合金、粉末高速度工具
    鋼、または高速度工具鋼である請求項1に記載のねじれ
    流体供給穴付き回転切削工具。
  3. 【請求項3】 前記ねじれ流体供給穴付き回転切削工具
    はエンドミルで、その材質は超硬合金、超微粒子超硬合
    金、粉末高速度工具鋼、セラミックス、またはサーメッ
    トで、前記ねじれ流体供給穴はねじり押出成形によって
    設けられている請求項1に記載のねじれ流体供給穴付き
    回転切削工具。
  4. 【請求項4】 前記ねじれ流体供給穴は、前記ねじれ溝
    と同じねじれ方向へ螺旋状に捩じれたガイド用突起が円
    筒形状の成形内周面に設けられた押出成形ダイスと、該
    押出成形ダイスの内側に位置固定に配設された前記ねじ
    れ溝と同じねじれ方向へ螺旋状に捩じれた中子とを備え
    たねじり押出成形装置により、ペースト状の工具原料を
    ねじり押出成形して円柱形状の工具素材を製造する際に
    前記中子によって設けられるもので、 前記工具素材の外周面には、前記ガイド用突起によって
    前記ねじれ流体供給穴と同じねじれ方向へ同じリードで
    捩じれた螺旋溝が形成されており、 該螺旋溝上に前記ねじれ溝が設けられているとともに、
    前記シャンク部には該螺旋溝が残存していることを特徴
    とする請求項3に記載のねじれ流体供給穴付き回転切削
    工具。
  5. 【請求項5】 前記ねじれ流体供給穴は、前記ねじれ溝
    と同じねじれ方向へ螺旋状に捩じれたガイド用突起が円
    筒形状の成形内周面に設けられた押出成形ダイスと、該
    押出成形ダイスの内側に位置固定に配設された前記ねじ
    れ溝と同じねじれ方向へ螺旋状に捩じれた中子とを備え
    たねじり押出成形装置により、ペースト状の工具原料を
    ねじり押出成形して円柱形状の工具素材を製造する際に
    前記中子によって設けられるものであるが、前記シャン
    ク部の外周面には前記ガイド用突起に起因する螺旋溝が
    存在しないことを特徴とする請求項3に記載のねじれ流
    体供給穴付き回転切削工具。
  6. 【請求項6】 前記ねじれ流体供給穴付き回転切削工具
    はドリルである請求項1または2に記載のねじれ流体供
    給穴付き回転切削工具。
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