JP3025240B2 - スロットルエレメントを有するハイドロダイナミック・トルクコンバータ - Google Patents

スロットルエレメントを有するハイドロダイナミック・トルクコンバータ

Info

Publication number
JP3025240B2
JP3025240B2 JP10234693A JP23469398A JP3025240B2 JP 3025240 B2 JP3025240 B2 JP 3025240B2 JP 10234693 A JP10234693 A JP 10234693A JP 23469398 A JP23469398 A JP 23469398A JP 3025240 B2 JP3025240 B2 JP 3025240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
throttle element
torque converter
torus
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10234693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11125333A (ja
Inventor
ザッセ クリストフ
Original Assignee
マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト filed Critical マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPH11125333A publication Critical patent/JPH11125333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3025240B2 publication Critical patent/JP3025240B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/48Control of exclusively fluid gearing hydrodynamic
    • F16H61/50Control of exclusively fluid gearing hydrodynamic controlled by changing the flow, force, or reaction of the liquid in the working circuit, while maintaining a completely filled working circuit
    • F16H61/52Control of exclusively fluid gearing hydrodynamic controlled by changing the flow, force, or reaction of the liquid in the working circuit, while maintaining a completely filled working circuit by altering the position of blades
    • F16H61/54Control of exclusively fluid gearing hydrodynamic controlled by changing the flow, force, or reaction of the liquid in the working circuit, while maintaining a completely filled working circuit by altering the position of blades by means of axially-shiftable blade runners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0226Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers
    • F16H2045/0231Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部分に記載のハイドロダイナミック・トルクコンバー
タ(流体力学的なトルクコンバータ)に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許第884141号明細書によ
って、ポンプホイール(すなわち、インペラ)とタービ
ンホイールとを有するコンバータサーキット(コンバー
タ回路)を備えるハイドロダイナミック・トルクコンバ
ータが知られている。これらの両方のホイール(輪状
体)のそれぞれは、流動室を形成するために、ブレード
取付け部を有する。当該ブレード取付け部は、そのそれ
ぞれの自由端に補強部を有して形成されている。当該補
強部は、ステーター側の補強部と共同して、トーラス部
を形成する。
【0003】トルクコンバータの従動軸には、図1で
は、インペラとタービンホイールとの間の流動経路に押
し込まれ得るスロットルエレメントが移動可能に配置さ
れている。このスロットルエレメントは、弾性体によっ
て一つのポジションに保持される。当該ポジションで
は、このスロットルエレメントがその完全な絞り作用を
発揮する。このスロットルエレメントの意義は、コンバ
ータ回路(コンバータ循環)を原動機の始動の際にさし
あたり遮断された状態に保つこと、及び、所定の原動機
回転数に到達してはじめてそれを接続状態にすることに
ある。このことは、原動機の十分な回転数の際にコンバ
ータ回路に、スロットルエレメントを弾性体の作用に抗
してインペラとタービンホイールとの間の流動経路から
除去するために十分に圧力が発生させられた状態になる
やいなや自動的に行われる。弾性体を非常に軟らかく構
成すると、このことが急激に行われ得る。しかしなが
ら、当該弾性体は、全く同様に、原動機回転数にスロッ
トルエレメントの所定の中間位置を、従って部分的にイ
ンペラとタービンホイールとの間の流動経路に走入させ
られた位置を適合させることの可能性がもたらされるこ
とを選択し得る。それによって、トルクコンバータの吸
収モーメント(Aufnahmemoment)が原動機のモーメント特
性曲線に適合させられる。その結果、例えばディーゼル
機関のコールドスタート(冷間始動)の際の問題が、コ
ンバータ特性(Wandlerkennung)の変化によって対処され
得る。
【0004】当該特許明細書の図1に示されたトルクコ
ンバータの場合の欠点は、確かに、非常に大きい軸方向
の構造空間需要である。当該構造空間需要は、一方で
は、インペラないしタービンホイール、スロットルエレ
メント、及び弾性体が軸方向に相並んで配置されている
ことによって生じる。他方では、スロットルエレメント
にインペラとタービンホイールとの間の流動経路内への
このスロットルエレメントの侵入深度に相当する軸方向
の移動経路が認められねばならない。なぜならば、その
ときだけこの流動経路が完全に閉鎖され得るか、あるい
は完全に開放され得るからである。現代の車両の場合に
は、特に小型自動車の場合には、トルクコンバータのた
めに常にわずかな軸方向の構造空間しか自由にならない
ので、当該特許明細書によって知られているトルクコン
バータは大量生産使用(Serienanwendung)のために全く
不適当である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンバータ
サーキットにおけるスロットルエレメントを有するトル
クコンバータを軸方向に極度にコンパクトに構成するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を、
請求項1の特徴部分によって解決する。
【0007】
【発明の実施の形態】いずれにしても存在するトーラス
部内にスロットルエレメントを配置することによって、
軸方向にも半径方向にも、トルクコンバータにおける付
加的な構造空間が必要とされない。むしろ、そのほかに
使われない構造空間、すなわちトーラス部の内部空間が
スロットルエレメントの収容のために利用される。請求
に従い、スロットルエレメントは、少なくとも一つのス
ロットル突出部を有する。スロットル突出部をコンバー
タサーキット(コンバータ回路)の流動経路内へ押し動
かすために、当該スロットル突出部によってトーラス部
における対応する空所が侵入(貫通)され得る。その
際、好ましくは、スロットル突出部を含めてのスロット
ルエレメント全体の軸方向の広がり長さが、トーラス部
幅に相当する。その結果、絞りの欠けている要件の際に
(すなわち、絞る必要がない場合に)、スロットルエレ
メントが完全にトーラス部の内部に格納され得る。トー
ラス部の幅はたいていの場合少なくと、付設(対応配
置)された流動室へのスロットル突出部の侵入深度に相
当するので、流動室の方へのスロットルエレメントの相
応の移動によって当該流動室が完全に閉鎖され得る。ス
ロットル突出部の数が流動室についての数と全く同様じ
大きさであるならば、コンバータ流体によるその貫流が
ほとんど完全に機能停止状態にされ得る。確かに、同様
によく、次のような構成が考えられる。すなわち、当該
構成では、スロットルエレメントに、ちょうど、あらゆ
る第二あるいは第三の流動室だけが閉鎖され得るのど多
数のスロットル突出部が設けられている。それに従っ
て、スロットル突出部を有するスロットルエレメントの
相応の設計は、また流動室内へのその最大の走入深度は
自由に選択可能であり、好ましくは手前に直列に接続さ
れた原動機の作動挙動に依存して選択される。
【0008】請求に従い、スロットル突出部は、キャリ
アディスクに受けられている。それによって、スロット
ルエレメントとそれのためのスライドガイドとの間のパ
ッキングの配置を前提として、これらのエレメントによ
って取り囲まれたコントロール室の密閉が達成され得
る。このコントロール室が、例えば圧力導管(送出管、
Druckleitung)のような、コントロール導管を介して、
例えば調整される圧力源のような、コントロール装置に
接続されている限りは、コントロール装置の作動方法に
応じて、コントロール室がコンバータサーキットに比べ
て過圧を有して運転され、それによってスロットルエレ
メントが流動経路から引き出され得る。あるいは、コン
トロール室における圧力緩和の際には、コンバータサー
キットにおけるいまやより高い圧力が、スロットルエレ
メントをコンバータサーキット内へ運ぶために利用され
る。トーラス部内部空間は、コントロール室の向こう側
でコンバータサーキットの圧力を受ける。その結果、対
応する圧力が、スロットルエレメントにおける対応配置
された付勢面に作用する。
【0009】別の有利な実施形態は、コントロール室が
スロットルエレメントを対抗方向(すなわち反対方向)
に付勢する弾性体と協働するとき生じる。なぜならば、
それぞれコントロール室に印加され得る圧力によって弾
性体の変形状態が、それによって付設された流動室内へ
のスロットル突出部の走入深度がコントロール可能だか
らである。このようなトルクコンバータは、多数の特性
曲線で運転され得る。
【0010】別の有利な構成は、コントロール室をトー
ラス部内に配置されたシリンダー内に構成することにあ
る。当該シリンダーには、コントロール導管が接続され
ており、且つ当該シリンダーの場合には、パッキングを
介してシリンダー内で軸方向に移動可能であるピストン
棒がスロットル突出部を形成する。このピストン棒の相
応の造形によって、それに、コンバータサーキットにお
ける圧力のための作用面が生まれる。その結果、シリン
ダー内での圧力緩和の際に、ピストン棒が、従ってスロ
ットル突出部がシリンダー内へ走入させられる。複数の
個別シリンダーを設けてもよい。その際、それぞれに流
動室が対応配置されている。しかしながら、シリンダー
のリング形状の構成の際には、すべての流動室を一つの
シリンダーによって遮断可能である構成も考え得る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面をもとにして
詳細に説明する。図1に断面で描かれたハイドロダイナ
ミック・トルクコンバータは、例えば内燃機関のような
不図示の駆動装置と結合可能な駆動ジャーナル(駆動ピ
ン、Antriebszapfen)1を有する。当該駆動ジャーナル
は、コンバータハウジング3に固定されている。当該コ
ンバータハウジングは、その運動をロックアップクラッ
チ(Ueberbrueckungskupplung)5を用いてタービンハブ
7へ及びこれからそのかみ合わせ部(歯切り部、Verzah
nung)9を介して不図示の従動軸へ伝達し得る。このた
めに、ロックアップクラッチ5のピストン11が摩擦ラ
イニング13を備えている。当該摩擦ライニングは、コ
ンバータハウジング3に摩擦拘束的に接触し得る。ピス
トン11には、ねじり振動ダンパ(Torsionsschwingungs
daempfer)15が付設されている。当該ねじり振動ダン
パは、例えばリベット留め部17を介して、入力部によ
ってピストン11に固定されており、また、出力部によ
ってタービンハブ7にリベット留め部18を介して固定
されている。ねじり振動ダンパの入力部及び出力部は、
周方向に延在する弾性装置(ばね装置)19を介して互
いと結び付けられている。
【0012】コンバータハウジング3は、そのロックア
ップクラッチ5側でない側にポンプホイール、すなわち
インペラ(Pumpenrad)20を形成する。当該インペラ
は、それぞれ二つのブレード(Schaufeln)66の間に流
動室68の形成のためにブレード取付け部(Beschaufelu
ng)22を備えている。ブレード取付け部22は、その
自由端で、リング形状の補強部(Versteifung)24と重
なりあって結合している。まさにそのようにして、ター
ビンハブ7に固定されたタービンホイール(Turbinenra
d)26がブレード取付け部28とブレード取付け部28
の自由端における補強部30とを有して構成されてい
る。フリーホイール(Freilauf)34に取り付けられてお
り軸方向にインペラ20とタービンホイール26との間
に配置されているステーター(リアクター、Leitrad)
32も、ブレード取付け部36とそれの自由端における
補強部38とを有する。補強部24、30、及び38に
よって、内部空間41を取り囲むトーラス部40が形成
される。このトーラス部の外壁は、確かに、すでに述べ
たように、凹所46、48に干渉する(はまり込む)ブ
レード取付け部22、28の張り出し部(ローブ、Lapp
en)42、44によって、機械的に固定されて受け入れ
られているが、しかし、トーラス部40は、その圧力に
関して残りのコンバータサーキット(コンバータ回路、
Wandlerkreis)と匹敵する。当該残りのコンバータサー
キットは、ドイツ特許出願公開第4423640号明細
書に従い、切り替え可能な導入導管及び搬出導管を有す
る導管システム(Leitungssystem)を介して供給装置と連
通させられている。それゆえ、供給装置を伴うこの導管
システムの図は示さなかった。
【0013】トーラス部40の内部空間41には、フリ
ーホイール34の補強部38に半径方向に隣接して、図
2及び図3に符号を伴って示されるように、軸線方向に
延在するスライドレール(Gleitschiene)50が存在す
る。当該スライドレールに対応して支持リング52が半
径方向さらに外側に配置されている。当該支持リング
は、トーラス部40の内壁に溶接継ぎ目を用いて(すん
わち溶接されて)固定されており、そして、スライドレ
ール50と共同して、スロットルエレメント58のため
のスライドガイド(Schiebefuehrung)56を形成する。
当該スロットルエレメントは、スライドレール50上に
配置されておりこれから本質的に半径方向に離れる方へ
延びるキャリアディスク(支持ディスク)60と本質的
に軸方向にこれに接続している結合リング62とを有す
る。当該結合リングは、その自由端に、複数のスロット
ル突出部64を備えている。その際、当該スロットル突
出部に対応してトーラス部40にて支持リング52の半
径方向外側に空所65が配置されている。半径方向にス
ライドレール50とキャリアディスク60との間には第
一のパッキング70が、半径方向に支持リング52と結
合リング62との間には第二のパッキング72が配置さ
れている。これらのパッキング70、72に基づいて、
スライドガイド56とスロットルエレメント58との間
にコントロール室74が形成される。当該コントロール
室は、張り出し部42と凹所46との間の相応に圧力密
封な(すなわち、圧力をもらさない)結合を前提とし
て、コンバータサーキットと異なる内圧を有し得る。コ
ントロール室74は、内圧の設定のためにコントロール
導管76を介して図1に描かれたコントロール装置7
8、例えば調節可能な圧力源の形でのコントロール装置
に接続されている。
【0014】スロットルエレメント58は、次のように
効力がある:コントロール室74が無圧に保たれている
限り、コンバータサーキットとのトーラス部40の内部
空間41の先に述べた圧力均一(Druckgleichheit)に基
づいてスロットルエレメント58のキャリアディスク6
0の、コントロール室74とは反対の側に過圧が印加さ
れる。当該過圧は、図2に示された終端位置へのスロッ
トルエレメントの変位をもたらす。キャリアディスク6
0が支持リング52に到達するやいなやこの終端位置が
達成されており、スロットル突出部64がそれぞれに対
応配置された流動室68内へ突出する。流動室68内へ
のこれらのスロットル突出部64の侵入深度は、スロッ
トル突出部64の長さ並びにスロットルエレメント58
の移動経路(移動距離)によるほか、インペラ22の軸
方向の幅によっても定められる。
【0015】トーラス部40の内部空間41内へのスロ
ットルエレメント58の走入のためには、コントロール
室74がコントロール導管76を介してコントロール装
置78によって圧力で付勢される。当該圧力は、コンバ
ータサーキットにおけるそれよりも高い。この過圧は、
キャリアディスク60のコントロール室側に作用し、従
ってスロットルエレメント58を、それがスライドレー
ル50の支持部80に接触するまで図3に従い左側へ移
動させる。その際、スライドガイド56の支持リング5
2は、軸方向について、それがパッキング72によって
スロットルエレメント58の結合リング62を覆う(重
なる)ように長く構成されている。それによって、周方
向にそれぞれ二つのスロットル突出部64の間に残って
いる空間(Leerraeume)は、パッキング72の向こう側に
位置する。その結果、スロットルエレメント58がトー
ラス部40の内部空間41内へ引き戻されている場合に
も、コントロール室74の密閉が保証されている。
【0016】図4及び図5は、スロットルエレメント5
8の完全に別の実施形態を示す図である。その際、これ
は、コントロール室74を取り囲むシリンダー86とし
て構成されている。シリンダー86は、コントロール導
管76を介してコントロール装置78に接続されてお
り、パッキング89を介してその前方端部にてピストン
棒88を収容する。当該ピストン棒は、トーラス部40
における空所65を通って延在する。ピストン棒88
は、コンバータサーキットにおける圧力のための作用面
92を備えている。その結果、コントロール室74が無
圧になるやいなや、ピストン棒88がシリンダー86内
へ走入させられる(引っ込められる)。逆に、過圧によ
るシリンダー86の付勢の際にはピストン棒88が走出
させられる(繰り出される)。その際、このピストン棒
は、スロットルエレメント58のスロットル突出部64
として効力がある。パッキング89がピストン88にあ
り、それに従ってその運動が続く(行われる)ので、そ
の走出距離に依存せずに常にコンバータサーキットから
のコントロール室74の圧力に関する分離が保証されて
いる。
【0017】図6は、図2及び図3について詳細に述べ
られたスロットルエレメント58の別の実施形態を示す
図である。その際、相違点は、図6では支持リング52
が、スライドレール50のための結合部材として用いら
れるパッキングリング84に設けられているということ
である。このパッキングリング84は、コントロール導
管76によって貫通されている。さらに、この実施形態
は、機能に関して、図2及び図3に示す実施形態に合致
する。その結果、それには新たな説明を要さない。パッ
キング72の領域における短い密封区間(Dichtstrecke)
に基づいて個別のスロットル突出部64が設けられれい
るべきでなく、結合リング62がスロットルエレメント
58の自由端にまで延びていることだけをさらに指摘し
ておく。この場合には、結合リング62の直接の制限領
域(Grenzbereich)におけるインペラ20のブレード取付
け部22における対応する空所が有利である。この空所
は、符号94を付されている。それによって、スロット
ルエレメント58のこの構成の場合には、コントロール
室74において過圧がつくりだされた際にスロットルエ
レメント58が完全にトーラス部40の内部空間41内
へ引き戻されているときにも、密閉が保証されている。
【0018】図7に示す構成は、根本において、図6に
示すスロットルエレメントの構造上の構成を有する。た
だし、支持リング52とスライドレール50との間にパ
ッキングリング84がない。
【0019】図8は、図6に示すものに相当する実施形
態を示す図である。但し、スライドガイド56のスライ
ドレール50に設けられた支持部80に支持される弾性
体(ばね)82を付け加えられている。コントロール室
74における圧力がより高いか、あるいはトーラス部4
0の内部空間41における圧力がより高いかに依存し
て、スロットルエレメント58がトーラス部40内へ走
入させられているか、あるいは流動室68内へ走出させ
られている、これまで述べた変形例とは対照的に、図8
に示す構成の場合にはスロットルエレメント58が常に
弾性体82のプレストレスを受けている。どのくらい強
く弾性体82が変形させられるか、及び従ってスロット
ルエレメント58がその二つの可能な終端位置の間のど
の位置を占めるかは、単にコントロール室74における
調節された過圧しだいである。それによって、流動室6
8内へのスロットルエレメント58の侵入深度の敏感な
調節可能性が生じる。それゆえ、特にこの構成の場合に
は、調節されるコントロール装置78が使用されるべき
である。
【0020】もちろん、弾性体82に基づいて与えられ
ているこの作用原理は、図2〜図5に示す実施形態の場
合にも利用可能である。図4及び図5に示す構成の場合
には、そのような弾性体がシリンダー内に配置されて、
その結果ピストン棒88の走出運動がこの弾性体の作用
に抗して行われるようにされるとよいだろう。そうであ
れば、シリンダー内における圧力軽減の際に、当該弾性
体がピストン棒88をシリンダー86内へ押し戻すだろ
う。
【0021】これまで述べた実施例では、スロットルエ
レメント58がインペラ2と関連して効力がある。しか
し、全く同様に、スロットルエレメントがタービンホイ
ール26内へ走入させられてもよい。これまで述べたも
のと同一の機能の場合には、このために、スロットルエ
レメント58が左右が逆になってトーラス部40内へ組
み込まれさえすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トーラス部を備えるトルクコンバータの縦断面
の上半分の図である。当該トーラス部内にはスロットル
エレメントが移動可能に配置されている。
【図2】スロットルエレメントを備えるトーラス部の抜
き出して描いた部分図である。その際、このスロットル
エレメントが付設された流動室内へ走入させられてい
る。
【図3】スロットルエレメントがトーラス部内へ引き戻
されている場合の、図2と同様の図である。
【図4】流動室内へ走入させられた状態のピストン棒を
有するスロットルエレメントとしてのシリンダーを備え
る場合の、図2と同様の図である。
【図5】ピストン棒がシリンダー内へ走入させられた状
態での、図4と同様の図である。
【図6】パッキングリングを備える、スロットルエレメ
ントを受けるスライドガイドの構成を有する場合の、図
2と同様の図である。
【図7】パッキングリングを設けない場合の、図6と同
様の図である。
【図8】スロットルエレメントに付加的なばねを有する
場合の、図6と同様の図である。
【符号の説明】
1 駆動ジャーナル 3 コ
ンバータハウジング 5 ロックアップクラッチ 7 タ
ービンハブ 9 かみ合わせ部 11 ピ
ストン 13 摩擦ライニング 15
ねじり振動ダンパ 17、18 リベット留め部 20
インペラ 22 ブレード取付け部 24
補強部 26 タービンホイール 28
ブレード取付け部 30 補強部 32
ステーター 34 フリーホイール 36
ブレード取付け部 38 補強部 40
トーラス部 41 内部空間 42、44
張り出し部 46、48 凹所 50
スライドレール 52 支持リング 56
スライドガイド 58 スロットルエレメント 60
キャリアディスク 62 結合リング 64
スロットル突出部 65 空所 66
ブレード 68 流動室 70、72
パッキング 74 コントロール室 76
コントロール導管 78 コントロール装置 80
支持部 82 弾力のあるエレメント 84
パッキングリング 86 シリンダー 88
ピストン棒 89 パッキング 90
回転軸心 92 圧力のための作用面 94
空所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−69164(JP,A) 実開 平4−107568(JP,U) 特公 昭36−2607(JP,B1) 特公 昭38−10466(JP,B1) 実公 昭37−1418(JP,Y1) 実公 昭40−22001(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/48 - 61/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのポンプホイール及びタ
    ービンホイールを有するコンバータサーキットをもつハ
    イドロダイナミック・トルクコンバータであって、これ
    らのホイールのそれぞれが流動室の形成のためにブレー
    ド取付け部を有し、当該ブレード取付け部がその自由端
    にトーラス部のパーツとして効力のある補強部をそれぞ
    れ備えているハイドロダイナミック・トルクコンバータ
    にして、且つ供給のために導管システムを介して供給装
    置に接続されている前記コンバータサーキットの液圧流
    体のための貫流横断面の調節のために前記の対応配置さ
    れたブレード取付け部へ予め定められた深度で差し込み
    可能な少なくとも一つのスロットルエレメントを有する
    ハイドロダイナミック・トルクコンバータにおいて、 前記スロットルエレメント(58)が、前記トーラス部
    (40)に配置されており且つ少なくとも一つのスロッ
    トル突出部(64)を備えており、当該スロットル突出
    部が、前記トーラス部(40)における対応する空所
    (65)を貫通し且つ少なくとも一つの対応配置された
    流動室(68)内へ差し込み可能であること 前記スロットルエレメント(58)が前記トーラス部
    (40)に移動可能に配置されたキャリアディスク(6
    0)を有し、当該キャリアディスクが対応配置されたブ
    レード取付け部(22)の方へ延びる結合リング(6
    2)によって前記スロットル突出部(64)を受けるた
    めに用いられること、 前記スロットルエレメント(58)の前記キャリアディ
    スク(60)が、前記トーラス部(40)に配置された
    スライドガイド(56)のスライドレール(50)上を
    軸方向に変位可能であること、 前記スライドガイド(56)が前記スライドレール(5
    0)にて前記キャリアディスク(60)をパッキング
    (70)を介して受けており、且つ前記スロットルエレ
    メント(58)の結合リング(62)のための支持リン
    グ(52)を有しており、当該支持リングが前記スロッ
    トルエレメントを別のパッキング(72)を介して案内
    すること、及び 前記キャリアディスク(60)と前記結
    合リング(62)とが、前記スライド ガイド(56)と
    共同して、前記スロットルエレメント(58)のための
    コントロール室(74)を取り囲み、当該コントロール
    室がコントロール導管(76)によってコントロール装
    置(78)に接続されていること を特徴とするハイドロ
    ダイナミック・トルクコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記スロットルエレメント(58)が、
    周方向に見て、予め定められた間隔で配置された複数の
    スロットル突出部(64)を有し、当該スロットル突出
    部がそれぞれ一つの対応配置された流動室(68)内へ
    差し込み可能であることを特徴とする、請求項1に記載
    のハイドロダイナミック・トルクコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記スライドガイド(56)に弾力のあ
    るエレメント(82)のための支持部(80)が設けら
    れており、当該弾力のあるエレメントがその逆側で前記
    スロットルエレメント(58)の前記キャリアディスク
    (60)に接触することを特徴とする、請求項1または
    請求項2に記載のハイドロダイナミック・トルクコンバ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記トーラス部(40)に、その前記ス
    ロットル突出部(64)のための前記空所(65)を有
    する側に、前記パッキング(72)を受けて前記支持リ
    ング(52)の方向にて延在するパッキングリング(8
    4)が設けられていることを特徴とする、請求項1また
    は請求項2に記載のハイドロダイナミック・トルクコン
    バータ。
JP10234693A 1997-08-21 1998-08-20 スロットルエレメントを有するハイドロダイナミック・トルクコンバータ Expired - Fee Related JP3025240B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19736297:4 1997-08-21
DE19736297A DE19736297C2 (de) 1997-08-21 1997-08-21 Hydrodynamischer Drehmomentwandler mit einem Drosselelement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11125333A JPH11125333A (ja) 1999-05-11
JP3025240B2 true JP3025240B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=7839656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10234693A Expired - Fee Related JP3025240B2 (ja) 1997-08-21 1998-08-20 スロットルエレメントを有するハイドロダイナミック・トルクコンバータ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6021875A (ja)
JP (1) JP3025240B2 (ja)
KR (1) KR100299297B1 (ja)
DE (1) DE19736297C2 (ja)
FR (1) FR2767572B1 (ja)
GB (1) GB2330191B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102379787B1 (ko) * 2019-12-10 2022-03-29 전민숙 그립 살균 구조를 가지며 분리가 가능한 스마트 골프 가방

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19943019A1 (de) 1999-09-09 2001-03-15 Mannesmann Sachs Ag Hydrodynamische Vorrichtung
DE10353519A1 (de) * 2003-11-14 2005-06-16 Voith Turbo Gmbh & Co. Kg Anfahreinheit
DE10353517A1 (de) * 2003-11-14 2005-06-16 Voith Turbo Gmbh & Co. Kg Hydrodynamische Kupplung und Verfahren zur Beeinflussung des von der hydrodynamischen Kupplung aufnehmbaren Momentes
KR100660567B1 (ko) * 2005-08-30 2006-12-22 한국파워트레인 주식회사 토크 컨버터
US20110114433A1 (en) * 2009-11-17 2011-05-19 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Torque converter apparatus

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB314157A (en) * 1928-04-16 1929-06-27 Harold Sinclair Improvements in power transmission mechanism
GB447282A (en) * 1934-11-14 1936-05-14 Harold Sinclair Improvements in or relating to hydraulic couplings
DE884141C (de) * 1942-01-17 1953-07-23 Voith Gmbh J M Kraftuebertragung mit ein- und ausschaltbarem Stroemungsgetriebe
GB810458A (en) * 1954-03-09 1959-03-18 Hellmut Weinrich Improvements relating to infinitely variable transmission gears
DE1112411B (de) * 1959-08-14 1961-08-03 Ford Werke Ag Absperrvorrichtung zum Steuern des Fluessigkeitsumlaufes in einem hydrodynamischen Drehmoment-wandler, insbesondere fuer Kraftfahrzeuge
DE1172507B (de) * 1960-01-22 1964-06-18 Voith Gmbh J M Stroemungskreislauf mit Ringschieber
US4167854A (en) * 1978-09-01 1979-09-18 Caterpillar Tractor Co. Torque converter with internally reversible turbine shaft
JPS5769164A (en) * 1980-10-16 1982-04-27 Mitsubishi Motors Corp Torque converter
US4625512A (en) * 1985-01-24 1986-12-02 The Manitowoc Company, Inc. Single stage, twin valve, variable torque converter
JP2801755B2 (ja) * 1990-08-29 1998-09-21 日本化薬株式会社 正帯電性電子写真用トナー
DE4423640C2 (de) * 1993-12-22 1997-08-21 Fichtel & Sachs Ag Hydrodynamischer Drehmomentwandler mit Überbrückungskupplung
DE19529739A1 (de) * 1995-08-12 1997-02-13 Bayerische Motoren Werke Ag Hydrodynamische Einheit, insbesondere zum Einbau in den Antriebsstrang eines Kraftfahrzeuges

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102379787B1 (ko) * 2019-12-10 2022-03-29 전민숙 그립 살균 구조를 가지며 분리가 가능한 스마트 골프 가방

Also Published As

Publication number Publication date
KR100299297B1 (ko) 2001-11-22
FR2767572B1 (fr) 2002-01-18
DE19736297C2 (de) 2000-09-28
KR19990023568A (ko) 1999-03-25
US6021875A (en) 2000-02-08
JPH11125333A (ja) 1999-05-11
GB2330191A (en) 1999-04-14
DE19736297A1 (de) 1999-03-04
FR2767572A1 (fr) 1999-02-26
GB9817683D0 (en) 1998-10-07
GB2330191B (en) 2002-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1079132B1 (en) Automatic transmission with dual gain multi-disk friction device
CN100460723C (zh) 动力系统和电动变速传动装置及消除扭矩和压力脉冲方法
JP2001508528A (ja) 圧力媒体装置
US5203835A (en) Lock-up torque converter for automatic transmission
JPS6141033A (ja) 捩り減衰機構
US5762172A (en) Hydraulic power transmission unit
US4785923A (en) Slippage control system for lock up clutch assembly for fluid coupling, providing non-electronic mechanical/hydraulic slippage control
JP3025240B2 (ja) スロットルエレメントを有するハイドロダイナミック・トルクコンバータ
US4765200A (en) Stepless speed-change power transmission for vehicle
JPH07502325A (ja) 流体トルクコンバータ用のダンパ及びバイパスクラッチ
JPH02159452A (ja) 車両用無段変速機
US4108289A (en) Hydraulic coupling with a lock-up clutch
US6708804B2 (en) Hydrodynamic torque converter
KR100284230B1 (ko) 토크컨버터
US3507118A (en) Torque converter assembly
US4804056A (en) Frame type tractor
CN104776131B (zh) 用于模块化混合动力电动车辆的分离离合器
US6269923B1 (en) Lockup device of torque converter
US4972736A (en) Centrifugal lock-up clutch for a stepless speed-change power transmission for use in a vehicle
US3141354A (en) Transmission
CN100406778C (zh) 液力偶合器
JP3112836B2 (ja) 特に動力車の駆動系に組み込むための流体動力学ユニット
KR19980036529A (ko) 자동변속기용 토크 컨버터
US5433304A (en) Viscous coupling by-pass element having variable drive capability
KR102370047B1 (ko) 차량용 토크 컨버터

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees