JP3024755B2 - Agc回路及びその制御方法 - Google Patents

Agc回路及びその制御方法

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JP3024755B2 JP17648498A JP17648498A JP3024755B2 JP 3024755 B2 JP3024755 B2 JP 3024755B2 JP 17648498 A JP17648498 A JP 17648498A JP 17648498 A JP17648498 A JP 17648498A JP 3024755 B2 JP3024755 B2 JP 3024755B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はAGC(Autom
atic Gain Control;自動利得制御)
回路に関し、特に受信したCDMA(Code Div
ision Multiple Access;符号分
割多重)方式等の多重信号を増幅するAGC回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のAGC回路は基準電圧に対し入力
電圧が小さい時は増幅回路の利得を上げ、大きい時は増
幅回路の利得を下げ、もって一定レベルかつ歪み等の少
ない出力を得ることを目的として設けられていた。従っ
て、基準電圧は所定値に固定されていた。
【0003】ところで、TDMA(Time Divi
sion Multiple Access)及びFD
MA(Frequency Division Mul
tiple Access)方式で用いるAGC回路で
あればこのような基準電圧が固定の方式でもさして問題
とならない。
【0004】というのは、TDMA及びFDMA方式は
周波数軸上を時間的に1受信機で独占できる方式であ
り、このような方式では受信電圧の平均値と最大値との
関係はその変調方式のパラメータ(例えばQPSK(Q
uadrature Phase Shift Key
ing))におけるロールオフ率)により事前に確認す
ることができるからである。
【0005】このように決定された基準電圧によりAG
C回路の出力としてほぼレベルが一定でかつ歪みの少な
い信号が得られる。従って、このようなAGC回路の出
力側に設けられるA/D変換器(アナログ/ディジタル
変換器)のフルスケールを有効に使用することができ
る。
【0006】次に、CDMA方式について簡単に説明す
る。図11はCDMA方式の送信信号の構成を示す周波
数スペクトル図である。同図において、縦軸は信号の出
力レベル(dB)、横軸は周波数(Hz)を示す。
【0007】同図に示すようにCDMA方式は同一周波
数帯域fに複数の局、例えばU1〜U3の3局の信号が
多重されて送信される方式である。即ち、同一時刻、同
一周波数に複数局の信号が多重されて送信される方式で
ある。
【0008】このように周波数軸上を複数受信機にて共
有するようなCDMAの変調方式においては、前述した
受信電圧の平均値と最大値との関係は、その時間におけ
る受信機の数により変化することとなり、A/D変換器
の入力信号に歪み(オーバフロー)が発生しないように
することがしばしば不可能となる。
【0009】同時に、受信する受信機が多い場合、その
受信波形のピークファクタ(クレストファクタ)が増大
することは自明である。又、このピークファクタの増大
を防止するために前もって基準電圧をA/D変換器のフ
ルスケールに対して十分低めに設定すると受信S/Nを
劣化させることになる。
【0010】一方、基準電圧を可変としたAGC回路の
一例が特開平7−226725号公報(以下、先行技術
1という)に開示されている。これは特に小入力電圧の
増幅に重点を置いたものである。
【0011】図12はこのAGC回路の構成図である。
同図を参照して、このAGC回路は受信した直交周波数
分割多重信号S50を周波数変換部101でベースバン
ド帯域に変換し、その変換後のベースバンド帯域信号S
51をAGCアンプ102で増幅し、AGCアンプ10
2で増幅したベースバンド帯域信号S52をディバイダ
103で2つの経路に分割してミキサ106及び107
に伝送する。
【0012】このミキサ106及び107は夫々入力さ
れたベースバンド帯域信号S53,S54を、位相変換
器105から出力される位相が互いに90度異なる信号
S55,S56と混合し、第1及び第2のベースバンド
信号S57,S58として出力する。
【0013】そして、第1のベースバンド信号S57は
ローパスフィルタ108を介してA/D変換器110で
ディジタル信号S59に変換される。同様に、第2のベ
ースバンド信号S58はローパスフィルタ109を介し
てA/D変換器111でディジタル信号S60に変換さ
れる。
【0014】このA/D変換器110,111の出力S
59,S60は検波回路114で電圧検出され、この検
出値S61に応じた電圧S62が制御電圧発生部116
で発生する。
【0015】又、電圧発生器120は一定電圧S63を
発生しており電圧加算部118は、この一定電圧S63
を制御電圧発生部116で発生する電圧S62と加算
し、その結果の電圧S64でAGCアンプ102の利得
を制御する。
【0016】この加算する電圧S63は、A/D変換器
110,111への入力波形がA/D変換器110,1
11の許容入力を超えるようにAGCアンプ102の利
得を制御する電圧である。
【0017】そして、A/D変換器110,111への
入力波形がA/D変換器110,111の許容入力を超
えることにより、A/D変換器110,111の入力の
低振幅部分に対する量子化誤差を軽減することができ
る、というものである。
【0018】一方、大振幅部分がA/D変換器110,
111の許容電圧範囲を超えクリップされることになる
ので、歪み等の影響が出ることも考えられるが、この復
調装置で復調するのはOFDM(Orthogonl
Frequency Division Multip
lexing)波であり、OFDM波を考えた場合、大
振幅部分の発生確率が非常に小さいため、改善効果に比
較して問題のないものとなる。
【0019】図13にOFDM波の周波数スペクトル図
を示す。OFDM波は同図に示すように、例えば中心周
波数f1の信号と中心周波数f2の信号が周波数領域f
12において相互に干渉し合い、中心周波数f2の信号
と中心周波数f3の信号が周波数領域f23において相
互に干渉し合う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、干渉し合う信
号は2個の信号のみでありCDMAとは状況が全く異な
る。本発明では一般に3個以上の信号が干渉し合うCD
MAを扱うのである。
【0021】即ち、CDMAにこのような先行技術1の
AGC回路を用いると、大振幅部分がA/D変換器の許
容電圧範囲を超えてクリップされ、歪み等が大きくなり
問題となる。
【0022】又、この種のAGC回路の他の例が特開平
8−331192号公報(以下、先行技術2という)に
開示されている。これは、簡単な構成及び演算で、正確
な同期検出に基づく位相補正を行って、変調波信号を復
調することが可能なQAM復調装置に関する発明であ
る。
【0023】このAGC回路はシンボル信号の振幅値に
ついて所定期間中で上位M個の値を抽出して利得調整を
行う、というものであるが、その目的が正確な同期検出
に基づく位相補正を行って、変調波信号を復調すること
にあり、本発明と目的が全く相違する。
【0024】従って、先行技術2にも本発明の課題、即
ち、CDMA復調装置においてA/D変換器の入力信号
に歪みが発生するのを防止する手段は開示されていな
い。
【0025】そこで本発明の目的は、CDMAのように
周波数軸上を複数受信機にて共有する変調方式の信号を
復調する場合であっても、A/D変換器の入力信号に歪
みが発生するのを防止することができ、もってA/D変
換器のフルスケールを使用することが可能なAGC回路
を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、入力信号を増幅する増幅手段と、この増幅
手段で増幅された前記入力信号をディジタルデータに変
換するA/D変換手段と、このA/D変換手段にてディ
ジタルデータに変換された前記入力信号の振幅を第1基
準値と比較し比較結果に応じて前記増幅手段の利得を制
御する制御手段とを含むAGC回路であって、前記ディ
ジタルデータに変換された前記入力信号の所定期間にお
ける振幅の最大値を検出し、その最大値に応じて前記第
1基準値を制御する第1基準値制御手段を含んでおり、
前記第1基準値制御手段は、前記ディジタルデータに変
換された前記入力信号の所定期間における振幅の最大値
を第2基準値と比較し、前記最大値が前記第2基準値を
超える場合は前記増幅手段の利得を下げるよう前記第1
基準値を制御することを特徴とする。
【0027】又、本発明による他の発明は、入力信号を
増幅し、その増幅された前記入力信号をディジタルデー
タに変換し、そのディジタルデータに変換された前記入
力信号の振幅を第1基準値と比較し比較結果に応じて前
記入力信号の増幅度を制御する第1処理を含むAGC回
路の制御方法であって、前記ディジタルデータに変換さ
れた前記入力信号の所定期間における振幅の最大値を検
出し、この最大値に応じて前記第1基準値を制御する第
2処理を含んでおり、前記第2処理は、前記ディジタル
データに変換された前記入力信号の所定期間における振
幅の最大値を第2基準値と比較し、前記最大値が前記第
2基準値を超える場合は前記増幅度を下げるよう前記第
1基準値を制御することを特徴とする。
【0028】本発明及び本発明による他の発明によれ
ば、入力信号と比較する第1基準値を入力信号の振幅の
最大値に応じて変化させ、これにより増幅手段の利得を
制御する。
【0029】これにより、CDMAのように周波数軸上
を複数受信機にて共有する変調方式の信号を復調する場
合であっても、A/D変換器の入力信号に歪みが発生す
るのを防止することができ、もってA/D変換器のフル
スケールを使用することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。まず、本発明に係
る移動無線通信システムにおける移動局、好ましくは、
AGC回路を含む送受信装置の全体構成について説明す
る。
【0031】図10は本発明に係るAGC回路を含む送
受信装置の全体構成図である。
【0032】送受信装置は、アンテナ51と、切替えス
イッチ52と、受信部53と、送信部54と、ディジタ
ル信号処理部13とからなる。
【0033】さらに、受信部53はバンドパスフィルタ
56〜60と、アンプ61〜64と、AGCアンプ1
と、直交復調器(Q−DEM)2と、A/D変換器7,
8と、VCO(Voltage Controlled
Oscilator)を含むPLL(Phase L
ocked Loop)67と、ミキサ68とからな
り、送信部54はバンドパスフィルタ71〜74と、ア
ンプ75〜78と、AGCアンプ79と、直交変調器
(Q−MOD)80と、D/A変換器81と、各々VC
O(Voltage Controlled Osci
lator)を含むPLL(Phase Locked
Loop)83,84と、TCXO(Tempera
ture Compensated Xtal Osc
illator)85と、ミキサ86と、アイソレータ
87とからなる。
【0034】次に、動作について説明する。切替えスイ
ッチ52はアンテナと外部RF(ext RF)端子の
切替え用スイッチである。外部RF端子は、製造及び保
守上での測定用と車載時に使用される。
【0035】まず、受信部53から説明する。アンテナ
51で受信されたCDMA信号は切替えスイッチ52、
バンドパスフィルタ56、アンプ61、バンドパスフィ
ルタ57を介してミキサ68にて周波数変換される。
【0036】なお、PLL83内のVCOからその信号
はアンプ63,62及びバンドパスフィルタ60を介し
てローカル信号としてミキサ68に入力される。
【0037】ミキサ68にて周波数変換されたCDMA
信号はバンドパスフィルタ58を介してAGCアンプ1
に入力される。そして、CDMA信号はこのAGCアン
プ1にて増幅された後、バンドパスフィルタ59を介し
て直交復調器2でI(同相)成分とこのI成分と90度
位相の異なるQ(直交)成分に復調され、その各々がA
/D変換器7,8に入力されディジタル値に変換され
る。
【0038】一方、PLL67内のVCOからの信号は
アンプ64を介して直交復調器2に入力される。
【0039】そして、A/D変換器7,8にてディジタ
ル値に変換されたI成分及びQ成分はディジタル信号処
理部13にて所定のディジタル信号処理がなされる。
【0040】そのディジタル信号処理には逆拡散器(不
図示)にて信号を逆拡散して希望信号のみが抽出する処
理が含まれる。
【0041】なお、後述するAGC回路は上記構成のう
ちAGCアンプ1と、バンドパスフィルタ59と、直交
復調器2と、A/D変換器7,8と、ディジタル信号処
理部13とを含む部分で構成されている。
【0042】次に、送信部54の動作について説明す
る。送信部54の動作は受信部53の動作をそのまま逆
順にしたものである。
【0043】まず、信号はディジタル信号処理部13に
て拡散器(不図示)により拡散処理された後、D/A変
換器81にてI成分及びQ成分のアナログ信号に変換さ
れる。
【0044】そして、アナログ変換されたI成分及びQ
成分は直交変調器80にて直交変調され、バンドパスフ
ィルタ74を介してAGCアンプ79に入力され増幅さ
れる。
【0045】このAGCアンプ79で増幅された直交変
調信号はミキサ86にて所定周波数に変換された後、バ
ンドパスフィルタ73、アンプ76、バンドパスフィル
タ72、アンプ75、アイソレータ87、バンドパスフ
ィルタ71及び切替えスイッチ52を介してアンテナ5
1より送信される。
【0046】一方、PLL83内のVCOからの信号は
アンプ63及び77を介してミキサ86に入力され、P
LL67及び83からの信号はTCXO85、VCOを
含むPLL84及びアンプ78を介して直交変調器80
に入力される。
【0047】次に、本発明に係るAGC回路の第1の実
施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態の
構成図である。なお、図10の全体構成図と同様の構成
部分については同一番号を付し、その説明を省略する。
【0048】同図を参照して、本発明に係るAGC回路
は、受信波が入力されるAGCアンプ1と、このAGC
アンプ1の出力信号を復調する直交復調器2と、この直
交復調器2の出力信号の低域周波数部分を抽出するロー
パスフィルタ3,4と、このローパスフィルタ3,4の
出力信号を増幅する増幅器5,6と、この増幅器5,6
の出力信号をアナログ/ディジタル変換するA/D変換
器7,8と、このA/D変換器7,8の出力データを波
形成形するルートナイキストフィルタ9,10と、この
ルートナイキストフィルタ9,10からの出力データを
処理して所望の復調出力信号を取出す受信データ処理回
路13と、A/D変換器7,8の出力電圧データを測定
し所定期間の平均値を出力する受信電圧測定回路12
と、AGCループとして収束させたい電圧値を発生する
基準電圧発生器15と、この受信電圧測定回路12の出
力と基準電圧発生器15の出力とを比較し両出力の差分
を出力する比較器11と、基準電圧発生器15にて発生
する基準電圧を制御する最大電圧検出器16とからな
る。
【0049】次に、動作について説明する。受信波S1
はAGCアンプ1に入力され、比較器11より出力され
る利得制御電圧V2に対応した利得により増幅される。
【0050】AGCアンプ1は利得可変増幅制御端子1
aを有し、この利得可変増幅制御端子1aを介して入力
される利得制御電圧V2により線形に増幅度が変化する
ものである。
【0051】直交復調器2は受信波S1よりベースバン
ド信号の同相I成分及び直交Q成分を取出し、各成分
I,Qは夫々ローパスフィルタ3,4を通過し、アンプ
5,6により増幅され、A/D変換器7,8によりA/
D変換され、符号間干渉を生じさせないようディジタル
フィルタ(この例ではルートナイキストフィルタ)9,
10にて波形成形を施され、さらに受信データ処理回路
13にて復調出力信号S2として出力される。
【0052】なお、AGCアンプ1と直交復調器2間の
バンドパスフィルタ59は図1では省略されている。
又、図1の受信データ処理回路13は図10のディジタ
ル信号処理部13と同一番号が付されているが、これは
図1の受信データ処理回路13は図10のディジタル信
号処理部13に含まれることを意味している。
【0053】さて図1に戻り、受信電圧測定回路12に
よりA/D変換器7,8から出力される出力電圧V5,
V6が測定される。
【0054】そして、出力電圧データV5,V6の所定
期間の平均値V3が測定される。
【0055】そして、その平均値V3及び基準電圧発生
器15より出力される基準電圧V1は比較器11に入力
され比較される。
【0056】比較器11は比較差分電圧に対応する利得
制御電圧V2を発生し、この利得制御電圧V2をAGC
アンプ1に入力することにより、AGCアンプ1は基準
電圧V1と平均値V3との差が“0”となるよう自己の
利得を制御する。
【0057】このAGCアンプ1はA/D変換器7,8
の入力レベルを一定にかつ歪みなく保持すべくAGCル
ープにより制御される。
【0058】このAGCループはAGCアンプ1、直交
復調器2、A/D変換器7,8、受信電圧測定回路1
2、比較器11を介して再びAGCアンプ1に戻るルー
プをいう。
【0059】次に、最大電圧検出器16について説明す
る。最大電圧検出器16はA/D変換器7,8の出力と
基準電圧発生器15の入力間に接続されている。
【0060】最大電圧検出器16はA/D変換器7,8
の出力の最大電圧V10を検出し、この最大電圧V10
の大小により基準電圧発生器15の発生する基準電圧V
1を制御する。
【0061】CDMA方式以外の信号であれば、基準電
圧V1はA/D変換器7,8の出力V5,V6の平均電
圧と最大電圧とから比較的簡単に求めることができる。
【0062】しかし、CDMA方式の信号の場合、前述
したように最大電圧は多重される信号の数に応じて上下
し、これは時間の経過とともに変化する。
【0063】従って、CDMA方式以外の信号と同様に
基準電圧V1を設定していたのでは、例えば瞬間的に高
い電圧の信号がA/D変換器7,8に入力された場合、
A/D変換器7,8のフルスケールを超えるため、その
ような電圧をディジタル値に変換することはできなくな
る。
【0064】そこで、予めこのような高い電圧の信号が
A/D変換器7,8に入力されるのを予測して基準電圧
V1を低めに設定しておき、これによりAGCアンプ1
の利得を下げるとする。そうすれば、A/D変換器7,
8にこのような高い電圧の信号が入力されてもA/D変
換器7,8にてその電圧をディジタル変換することが可
能となる。
【0065】しかし、逆に高い電圧の信号がA/D変換
器7,8に入力されなくなると、A/D変換器7,8で
変換出力される電圧も低いものばかりになる。いま、A
/D変換器7,8が8ビットでデータを出力する能力を
備えているとすると、そのうちの下位数ビットしか有効
に使用されなくなり、これではA/D変換器7,8のフ
ルスケールを有効に活用しているとはいえなくなる。
【0066】そこで、最大電圧検出器16にA/D変換
器7,8に入力される電圧(これはA/D変換器7,8
より出力される電圧に等しい)の最大値を検出させ、そ
の最大値がA/D変換器7,8のフルスケール電圧に達
しない場合は、基準電圧V1を上げ、これによりAGC
アンプ1の利得を上げる。
【0067】一方、その最大値がA/D変換器7,8の
フルスケールとなる回数が所定基準値を超えると基準電
圧V1を下げ、これによりAGCアンプ1の利得を下げ
る。
【0068】これによりA/D変換器7又は8のフルス
ケールを有効に活用することが可能となる。
【0069】次に、各部の動作の詳細について説明す
る。まず、受信データと拡散符号との関係について簡単
に説明する。図2は受信データと拡散符号との関係を示
す波形図である。
【0070】同図に示すように、チップ区間Tcの拡散
符号と1ビット区間幅Tの受信データとが不図示の掛算
器により掛算されて送信信号が生成される。この送信信
号が複数個多重されたものがA/D変換器7,8に入力
される。
【0071】又、A/D変換器7,8ではチップ区間T
cごと、好ましくは、Tc*N(N≧2)ごとに受信デ
ータがサンプリングされる。
【0072】図3は受信データの一例の構成図である。
同図に示すように、例えば、パイロット信号31と、T
PC(Transmitter Power Cont
rol)32と、受信データ33とで1スロットが形成
される。この受信データ33をA/D変換器7,8がサ
ンプリングし、ディジタルデータV5,V6に変換す
る。
【0073】A/D変換器7,8から出力されたディジ
タルデータV5,V6は受信電圧測定回路12に入力さ
れる。次に、この受信電圧測定回路12について説明す
る。
【0074】受信電圧測定回路12にはI成分のディジ
タルデータV5とQ成分のディジタルデータV6とが入
力される。
【0075】図4はI成分とQ成分とを直交座標で表示
した模式説明図である。同図は受信信号がQPSK(Q
uadrature Phase Shift Key
ing)である場合を示している。
【0076】同図を参照して、I成分とQ成分とを合成
したものが受信信号の振幅値Pとなる。
【0077】即ち、受信信号の振幅値Pは√(I2 +Q
2 )で表される。従って、受信信号を(I成分,Q成
分)で表すと、(1,1)の振幅値P1は√2であり、
その他の(−1,1),(−1,−1),(1,−1)
の振幅値P2〜P4も同様に√2となる。
【0078】又、受信電圧測定回路12には同時刻に複
数局からの信号が到来する。従って、例えばP1〜P3
の信号が同時に到来した場合、その振幅値の合計Ptは
3√2となる。この数値Ptは到来する信号数に応じて
変化する。
【0079】図5は信号が16QAM(16−posi
tions QuadratureAmplitude
Modulation)の場合を示している。この場
合、振幅値P1とP3とは同一値を取るが、振幅値P2
はこれらより小さな値をとることになる。
【0080】受信電圧測定回路12はこの振幅値Ptの
平均値V3を一定期間ごとに算出する。一定期間は、例
えばN(Nは正の整数)スロットごとである。
【0081】次に、最大電圧検出器16について説明す
る。最大電圧検出器16はNスロットごとに振幅値Pt
の最大値V10を検出する。
【0082】図6は振幅値Ptと最大値V10との関係
を示す波形図である。
【0083】同図は受信電圧測定回路12及び最大電圧
検出器16に入力される信号(振幅値Pt)のレベルが
時間Tの経過とともにV21〜V29に変化する様子を
示している。
【0084】又、A/D変換器7,8からの出力8ビッ
トで最大値V10(V28)が表示され、下位4ビット
で平均値V3(V21)が表示されることを示してい
る。
【0085】次に、比較器11について説明する。図7
は比較器11に入力される受信電圧V3と基準電圧V1
の構成を示す模式説明図である。
【0086】同図を参照して、比較器11には8ビット
の受信電圧(平均値)V3と下位4ビットの基準電圧V
1が入力される。又、基準電圧V1は基準電圧発生器1
5から入力され、受信電圧V3が受信電圧測定回路12
から入力されることは前述したとおりである。
【0087】この受信電圧V3の8ビットのうちの先頭
1ビットはサインビット(符号+,−の別を表示する)
であり、残り7ビットが受信電圧である。一方、基準電
圧V1は8ビット中の下位4ビットで表示できる電圧に
設定されている。
【0088】比較器11はこの受信電圧V3が基準電圧
V1と一致するようにAGCアンプ1の利得を制御す
る。
【0089】次に、AGC回路全体の動作について説明
する。図8及び図9はAGC回路全体の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0090】図8を参照して、まず、基準電圧発生器1
5に基準電圧の初期値V1を設定する(ST1)。
【0091】次に、AGCアンプ1に初期制御電圧V2
を設定する(ST2)。
【0092】次に、受信電圧測定回路12にて現在の受
信電圧(平均値)V3を測定する(ST3)。
【0093】次に、比較器11にて基準電圧V1と受信
電圧(平均値)V3とが比較され(ST4)、不一致の
場合比較器11はAGCアンプ1に差分電圧相当の利得
変化を生じさせるようにAGCアンプ1の利得制御端子
1aに新たな電圧V2を印加する(ST5)。
【0094】次に、ST4に戻り、基準電圧V1と受信
電圧(平均値)V3とが一致するまでST4とST5を
繰り返す。
【0095】一方、ST4にて基準電圧V1と受信電圧
(平均値)V3とが一致すると、最大電圧検出器16に
て受信電圧の最大値Vmax(V10)を検出する(S
T6)。
【0096】次に、最大電圧検出器16は受信電圧の最
大値VmaxがA/D変換器7,8のフルスケール相当
の電圧Vadと一致するか否かを調べ(図9のST
7)、一致する場合は基準電圧V1は現在の値を保持
し、再びST3以降の処理を実行する。
【0097】一方、最大値Vmaxと電圧Vadとが不
一致の場合、最大電圧検出器16は基準電圧発生器15
に新たな基準電圧V1を設定させる(ST8)。
【0098】そして、再びST3以降の処理を実行す
る。
【0099】ここで、最大電圧検出器16が最大値Vm
ax=電圧Vad(ST7)をいかにして検出するかに
ついて説明する。
【0100】例えば、A/D変換器7,8が8ビット量
子化及び2の補数形式にて出力符号化された場合には、
下位7ビット(10進数で0〜127)が測定される振
幅の絶対値となる。
【0101】その時に最大電圧検出器16がNスロット
間にM(Mは正の整数)回”127“を検出した場合、
最大電圧検出器16はA/D変換器7,8としてオーバ
フローするような入力が存在すると判定する。
【0102】即ち、1スロット間にA(Aは正の整数)
チップが存在するシステムで、A/D変換器7,8にて
B(Bは正の整数)オーバサンプリングを実施すると仮
定すると、Nスロット間でA×N×B個のサンプリング
データが観測される。
【0103】そのA×N×B個のデータから”127
“に相当するものがM個を超える場合に最大電圧検出器
16は基準電圧発生器15に基準電圧V1を変更させ
る。
【0104】この場合は、基準電圧V1を下げさせる。
これにより、AGCアンプ1の利得も下げられる。
【0105】逆に、A×N×B個のサンプリングデータ
が全てオーバフローすることなく、全データ中の最大値
VmaxがVad未満となった場合も、最大電圧検出器
16は基準電圧発生器15に基準電圧V1を変更させ
る。
【0106】この場合は、新たな基準電圧V1として現
在の基準電圧にVad/Vmaxを乗算した電圧を設定
させる。
【0107】従って、Nスロット間に検出された”12
7“が1回以上M回以下の場合は現在の基準値V1が保
持され(ST7にてYESの場合に相当)、Nスロット
間に検出された”127“が”0”回かもしくはM回を
超える場合は現在の基準値V1が変更される(ST7に
てNOの場合に相当)ことになる。
【0108】なお、CDMAのみならずFDMAやTD
MAのような変調方式においても本発明を採用すること
により、例外的な干渉波による歪みを回避することがで
きる。また、基地局においても、適用可能である。
【0109】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態は受信信号のレベルから送
信局数(ユーザ数)を推定する回路を提供するものであ
る。
【0110】即ち、基準電圧発生器15の発生する基準
電圧V1がNスロット間の平均電圧V3に収束すること
により、Vmax/V1の比からそのユーザ数を推定す
ることが可能となる。
【0111】即ち、図8,図9のフローチャートに戻
り、ST7にてVmax=Vadを満足しない場合は、
ST8にて新たな基準電圧V1が設定されるが、次にS
T3、ST4と進み、ST4にてV3=V1となれば基
準電圧V1が平均電圧V3に収束したことになる。
【0112】このときのV1と先にST7で得られた最
大値Vmaxとの比からそのユーザ数を推定することが
可能となるのである。
【0113】ただし、この場合、基地局より各ユーザに
与えられる送信電力は同一でありかつスロットタイミン
グ等が同期していることが条件となる。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、入力信号を増幅する増
幅手段と、この増幅手段で増幅された前記入力信号の振
幅を第1基準値と比較し比較結果に応じて前記増幅手段
の利得を制御する制御手段とを含むAGC回路であっ
て、そのAGC回路を前記増幅手段で増幅された前記入
力信号の所定期間における振幅の最大値を検出し、その
最大値に応じて前記第1基準値を制御する第1基準値制
御手段とを含んで構成したため、CDMAのように周波
数軸上を複数受信機にて共有する変調方式の信号を復調
する場合であっても、A/D変換器の入力信号に歪みが
発生するのを防止することができ、もってA/D変換器
のフルスケールを使用することが可能となる。
【0115】又、本発明による他の発明によれば、入力
信号を増幅し、その増幅された前記入力信号の振幅を第
1基準値と比較し比較結果に応じて前記入力信号の増幅
度を制御する第1処理を含むAGC回路の制御方法であ
って、その制御方法を前記増幅された前記入力信号の所
定期間における振幅の最大値を検出し、この最大値に応
じて前記第1基準値を制御する第2処理を含んで構成し
たため、CDMAのように周波数軸上を複数受信機にて
共有する変調方式の信号を復調する場合であっても、A
/D変換器の入力信号に歪みが発生するのを防止するこ
とができ、もってA/D変換器のフルスケールを使用す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAGC回路の第1の実施の形態の
構成図である。
【図2】受信データと拡散符号との関係を示す波形図で
ある。
【図3】受信データの一例の構成図である。
【図4】I成分とQ成分とを直交座標で表示した模式説
明図である。
【図5】信号が16QAMの場合のI成分とQ成分とを
直交座標で表示した模式説明図である。
【図6】振幅値Ptと最大値V10との関係を示す波形
図である。
【図7】比較器11に入力される受信電圧V3と基準電
圧V1の構成を示す模式説明図である。
【図8】AGC回路全体の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】AGC回路全体の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明に係るAGC回路を含む送受信装置の
全体構成図である。
【図11】CDMA方式の送信信号の構成を示す周波数
スペクトル図である。
【図12】特開平7−226725号公報記載のAGC
回路の構成図である。
【図13】OFDM波の周波数スペクトル図である。
【符号の説明】
1 AGCアンプ 2 直交復調器 7,8 A/D変換器 11 比較器 12 受信電圧測定回路 15 基準電圧発生器 16 最大電圧検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する増幅手段と、この増
    幅手段で増幅された前記入力信号をディジタルデータに
    変換するA/D変換手段と、このA/D変換手段にてデ
    ィジタルデータに変換された前記入力信号の振幅を第1
    基準値と比較し比較結果に応じて前記増幅手段の利得を
    制御する制御手段とを含むAGC回路であって、 前記ディジタルデータに変換された前記入力信号の所定
    期間における振幅の最大値を検出し、その最大値に応じ
    て前記第1基準値を制御する第1基準値制御手段を含ん
    でおり、 前記第1基準値制御手段は、前記ディジタルデータに変
    換された前記入力信号の所定期間における振幅の最大値
    を第2基準値と比較し、前記最大値が前記第2基準値を
    超える場合は前記増幅手段の利得を下げるよう前記第1
    基準値を制御することを特徴とするAGC回路。
  2. 【請求項2】 前記第1基準値制御手段は、前記増幅手
    段で増幅された入力信号の所定期間における振幅の最大
    値を第2基準値と比較し、前記最大値が前記第2基準値
    未満の場合は前記増幅手段の利得を上げるよう前記第1
    基準値を制御することを特徴とする請求項記載のAG
    C回路。
  3. 【請求項3】 前記第1基準値制御手段は、前記増幅手
    段で増幅された入力信号の所定期間における振幅の最大
    値を第2基準値と比較し、前記最大値が前記第2基準値
    と等しい場合は前記増幅手段の現在の利得を保持するよ
    う前記第1基準値を制御することを特徴とする請求項
    又は2記載のAGC回路。
  4. 【請求項4】 前記第2基準値は前記A/D変換手段で
    変換可能な最大値であることを特徴とする請求項1〜3
    いずれかに記載のAGC回路。
  5. 【請求項5】 前記第1基準値制御手段は、前記A/D
    変換手段からの所定サンプリング回数により得られたデ
    ータのうち前記第2基準値と等しいデータが基準回数を
    超えて得られた場合、前記最大値が前記第2基準値を超
    えたと判定することを特徴とする請求項記載のAGC
    回路。
  6. 【請求項6】 前記第1基準値制御手段は、前記A/D
    変換手段からの所定サンプリング回数により得られたデ
    ータのうち前記第2基準値と等しいデータが全く得られ
    ない場合、前記最大値が前記第2基準値未満と判定する
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のAGC回路。
  7. 【請求項7】 前記第1基準値制御手段は、前記A/D
    変換手段からの所定サンプリング回数により得られたデ
    ータのうち前記第2基準値と等しいデータが1回乃至基
    準回数得られた場合、前記最大値が前記第2基準値と等
    しいと判定することを特徴とする請求項4〜6いずれか
    に記載のAGC回路。
  8. 【請求項8】 前記入力信号は直交変調信号であり、前
    記入力信号を直交復調する直交復調手段をさらに有し、
    前記A/D変換手段は前記直交復調手段からの同相復調
    成分及び直交復調成分を各々A/D変換する第1及び第
    2のA/D変換器で構成され、前記制御手段及び前記第
    1基準値制御手段には前記第1及び第2のA/D変換器
    からのサンプリングデータを合成したものの平均値が入
    力されることを特徴とする請求項4〜7いずれかに記載
    のAGC回路。
  9. 【請求項9】 前記入力信号はCDMA方式の多重信号
    であることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の
    AGC回路。
  10. 【請求項10】 前記制御手段及び前記第1基準値制御
    手段は前記第1及び第2基準値に基づき前記入力信号を
    送信した局数を推定する機能を含むことを特徴とする請
    求項記載のAGC回路。
  11. 【請求項11】 前記入力信号はFDMA方式の多重信
    号であることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載
    のAGC回路。
  12. 【請求項12】 前記入力信号はTDMA方式の多重信
    号であることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載
    のAGC回路。
  13. 【請求項13】 入力信号を増幅し、その増幅された前
    記入力信号をディジタルデータに変換し、そのディジタ
    ルデータに変換された前記入力信号の振幅を第1基準値
    と比較し比較結果に応じて前記入力信号の増幅度を制御
    する第1処理を含むAGC回路の制御方法であって、 前記ディジタルデータに変換された前記入力信号の所定
    期間における振幅の最大値を検出し、この最大値に応じ
    て前記第1基準値を制御する第2処理を含んでおり、 前記第2処理は、前記ディジタルデータに変換された前
    記入力信号の所定期間 における振幅の最大値を第2基準
    値と比較し、前記最大値が前記第2基準値を超える場合
    は前記増幅度を下げるよう前記第1基準値を制御するこ
    とを特徴とするAGC回路の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記第2処理は、前記増幅された入力
    信号の所定期間における振幅の最大値を第2基準値と比
    較し、前記最大値が前記第2基準値未満の場合は前記増
    幅度を上げるよう前記第1基準値を制御することを特徴
    とする請求項13記載のAGC回路の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記第2処理は、前記増幅された入力
    信号の所定期間における振幅の最大値を第2基準値と比
    較し、前記最大値が前記第2基準値と等しい場合は現在
    の増幅度を保持するよう前記第1基準値を制御すること
    を特徴とする請求項13又は14記載のAGC回路の制
    御方法。
  16. 【請求項16】 前記第2基準値はディジタル変換可能
    な最大値であることを特徴とする請求項13〜15いず
    れかに記載のAGC回路の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記第2処理は、前記第3処理からの
    所定サンプリング回数により得られたデータのうち前記
    第2基準値と等しいデータが基準回数を超えて得られた
    場合、前記最大値が前記第2基準値を超えたと判定する
    ことを特徴とする請求項16記載のAGC回路の制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記第2処理は、前記第3処理からの
    所定サンプリング回数により得られたデータのうち前記
    第2基準値と等しいデータが全く得られない場合、前記
    最大値が前記第2基準値未満と判定することを特徴とす
    る請求項16又は17記載のAGC回路の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記第2処理は、前記第3処理からの
    所定サンプリング回数により得られたデータのうち前記
    第2基準値と等しいデータが1回乃至基準回数得られた
    場合、前記最大値が前記第2基準値と等しいと判定する
    ことを特徴とする請求項16〜18いずれかに記載のA
    GC回路の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記入力信号は直交変調信号であり、
    前記入力信号を直交復調する第4処理をさらに有し、前
    記第3処理は前記第4処理からの同相復調成分及び直交
    復調成分を各々A/D変換し、前記第1及び第2処理に
    はこれら2つのA/D変換後のサンプリングデータを合
    成したものの平均値が入力されることを特徴とする請求
    16〜19いずれかに記載のAGC回路の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記入力信号はCDMA方式の多重信
    号であることを特徴とする請求項13〜20いずれかに
    記載のAGC回路の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記第1及び第2処理は前記第1及び
    第2基準値に基づき前記入力信号を送信した局数を推定
    する第5処理を含むことを特徴とする請求項21記載の
    AGC回路の制御方法。
  23. 【請求項23】 前記入力信号はFDMA方式の多重信
    号であることを特徴とする請求項13〜20いずれかに
    記載のAGC回路の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記入力信号はTDMA方式の多重信
    号であることを特徴とする請求項13〜20いずれかに
    記載のAGC回路の制御方法。
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