JP3024576U - 緑化装置 - Google Patents

緑化装置

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JP3024576U
JP3024576U JP1995010073U JP1007395U JP3024576U JP 3024576 U JP3024576 U JP 3024576U JP 1995010073 U JP1995010073 U JP 1995010073U JP 1007395 U JP1007395 U JP 1007395U JP 3024576 U JP3024576 U JP 3024576U
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water
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resin foam
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JP1995010073U
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Inventor
定石 古川
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有限会社クリーン・アップ・システム
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】屋上緑化等に好適する緑化装置を提供する。 【構成】上部が、雨水・散水などの浸透水により溶ける
故紙とバンブーパウダーとの混合材料で製紙された厚手
の用紙によりつくられる容器本体であり、下部が、10
〜50%の通気・通水間隔を有するように合成樹脂発泡
粒子が互いに接着して形成された合成樹脂発泡体製基盤
であることを特徴とする緑化装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [産業上の利用分野] 本考案は、緑化装置に関するものである。
【0002】 [従来の技術] 従来、簡単な緑化装置として、プランターがあり、このプランターの内部に植 生土に収容し、この植生土に植物を植栽している。
【0003】 [考案が解決しょうとする課題] ところで、上記従来例によれば、植物の生長に応じて手入れが必要となり面倒で あり、排水等の不完全が多いことから植物に根腐れ等を起し易いものである。 本考案は、斯かる実状に鑑み提案された植物植栽を図る緑化装置である。
【0004】 [課題を解決するための手段] 本考案は、上部が、雨水・散水などの浸透水により溶ける故紙とバンブーパウダ ーとの混合材料で製紙された厚手の用紙によりつくられる容器本体であり、下部 が、10〜50%の通気・通水間隔を有するように合成樹脂発泡粒子が互いに接 着して形成された合成樹脂発泡体製基盤であることを特徴とする。また、容器本 体の器底には、下向突起部が凸設されている。さらに、容器本体の内部には、通 水性シートが敷設されている。また、基盤には、複数の通水穴が穿設されている 。また、この基盤の表面には、上述する容器本体の器底に凸設されている下向突 起部と係合し得る凹部が凹設されている。さらに、基盤の四辺の側壁には、手掛 部を凹設し、基盤の底部には、格子状等の排水用誘導溝が凹設されていることを 特徴とする。
【0005】 [作用] 本考案に係る緑化装置は、容器本体の器底に凸設する下向突起部と、基盤の表面 に凹設する凹部との相互係合によって、容器本体と基盤との上下連結が保持され 、この緑化装置は、屋上緑化を必要とするビル屋上のコンクリート床面、または 、その他の場所に配置使用される。
【0006】 容器本体の内部には、緑化植物の植生土が収容される。植生土としては、緑化植 物、例えば、芝、草木、花類などの生長矮小化が可能になるバンブーパウダーと 土との混合により得られる植物生長矮小化土が用いられる。このバンブーパウダ ーを含む植生土は、植物の生長を矮小化する効果とあいまって、消臭、除湿、ア ンモニヤ除土、抗菌性などの諸効果を持つことが、本出願人会社により研究実証 されている。なお、バンブーパウダーの製法等に関しては、同社の特許出願に係 る特願平4−207055号の出願明細書に記述されているので、詳細説明を省 略する。
【0007】 基盤は、合成樹脂発泡体により成型されていて、詳しくは、10〜50%の通気 ・通水間隔を有するように合成樹脂発泡粒子が互いに接着して形成されるもので あり、軽量、強度、靱性を示し、吸水性が無く、透・排水性、断熱性、その他の 諸性能を長期間維持する効果がある。
【0008】 使用に際しては、まず合成樹脂発泡体製基盤の表面に凹設する凹部に対して、容 器本体の器底に凸設する下向突起部を係合して上下の連結を図り構成した緑化装 置を、図4に示すようにビル屋上のコンクリート床面適所に配置する。
【0009】 容器本体の内部には、通水性シートを敷設し、この通水シート上に上記する植 生土を盛土し、この植生土に植物を植栽する。
【0010】 容器本体内の植生土に植栽される植物は、雨水・散水の浸透によって生育され 、さらに、この雨水・散水は、容器本体に浸透作用して、容器本体の使用材質で ある厚手用紙を溶かし、容器本体は植生土中に溶けて土壌化され、最終的には、 植物の生長を矮小化する植生土、通水性シート、合成樹脂発泡体製基盤がビル屋 上のコンクリート床面上に残存し、かつ、前記の浸透水は、合成樹脂発泡体製基 盤に穿設されている複数の通水穴および合成樹脂発泡体製基盤の材質が形成する 通気・通水間隔(連続空孔)を介して排水される。
【0011】 なお、容器本体の内部に通水性シートを敷設したから、容器本体内部の植生土 が、下部の合成樹脂発泡体製基盤に流出したり、植物の根が合成樹脂発泡体製基 盤に伸びてゆくのを抑制することが可能になる。
【0012】 また、請求項7によれば、合成樹脂発泡体製基盤の底部に凹設する格子状等の 排水用誘導溝に集水して排水させることができる。
【0013】 合成樹脂発泡体製基盤の四辺の側壁に凹設された手掛部に手指を差し入れること によって,配置、移設、、保管、運搬などが楽になる。
【0014】 上記使用例は、ビル屋上のコンクリート床面について配置する場合を説明したが 、駐車場、グランド等においても同様に配置させることができる。また、考案の 精神を逸脱しない範囲内で上記の合成樹脂発泡体製基盤を木盤、廃プラ等により 作出することが可能である。
【0015】 [実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基き説明する。図1は、容器本体の斜視図 、図2は、容器本体の正断面図、図3は、合成樹発泡体製基盤の斜視図、図4は 、本考案に係る緑化装置の使用状態を示す説明図である。
【0016】 緑化装置は、雨水・散水などの浸透水により容易に溶ける故紙とバンブーパウ ダーとの混合材料で製紙された厚手用紙によりつくられる容器本体1と、容器本 体を載置する合成樹脂発泡体製基盤2とから成る。この合成樹脂発泡体製基盤2 は、10〜50%の通気・通水間隔(連続空孔)を有するように合成樹脂発泡粒 子が互いに接着することで形成される。
【0017】 前記容器本体1の器底3は下向突起部4を凸設し、前記合成樹脂発泡体製基盤 2は複数の通水穴5を穿設し、この合成樹脂発泡体製基盤2の表面には、前記容 器本体1の下向突起部4が係入できる凹部6を凹設している。合成樹脂発泡体製 基盤2の四辺の側壁7には手掛部8を凹設し、合成樹脂発泡体製基盤2の底部に は、格子状等の排水用誘導溝(図示しない)を凹設している。 前記容器本体1の内部1aには、通水性シート9が敷設され、この通水性シー ト9上に緑化植物植栽用の植生土10が盛土される。植生土10としては、例え ば、芝、草木、花類などの生長 小化を具現するバンブーパウダー(特願平4− 207055号を参照)と、土との混合により得られる植物生長矮小化土を使用 する。図中11は緑化植物、Gはビル屋上のコンクリート床面を示す。
【0018】 なお、上記通水性シート9の代りに、水溶性通水シートを用いてもよい。
【0019】 [考案の効果] 上述のように本考案は、上半部が、植物の植生土を容するための容器本体であり 、下半部が、排水作用を有する合成樹脂発泡体製基盤で構成される緑化装置であ り、使用に際しては、容器本体の下向突起部と合成樹脂発泡体製基盤の凹部との 相互係合により、きわめて容易、迅速、確実に連結することが可能であり、容器 本体内部の植生土に浸透する雨水・散水は、植生土に植栽される植物を生長させ 、容器本体の使用材料である厚紙用紙に効果的に浸透作用して容器本体を溶かし 、容器本体は植生土中に溶けて土壌化され、最終的には、ビル屋上のコンクリー ト床面に、植物の生長を矮小化できる植生土、通水性シートおよび合成樹脂発泡 体製基盤が残存し、植物の矮小化を可能にする屋上緑化用等の緑化装置を得るこ とが出来る。
【0020】 また、容器本体は、故紙を再使用した厚手用紙によってつくられるから資源の 有効利用になる。さらに、合成樹脂発泡体製基盤は軽量であり、手掛部を凹設し ているために、必要場所に持ち運び配置する場合に楽であり、強度性、通水性等 を発揮するから使用上、有利である。しかも、容器本体の内部に通水性シートを 敷設するようにしたから、通水性シート上の植生土が合成樹脂発泡体製基盤に流 出したり、植生土に植栽される植物の根が合成樹脂発泡体製基磐に伸びてゆくの を抑制できる。さらに、合成樹脂発泡体製基盤の底部に凹設する格子状等の排水 用誘導溝は、容器本体内部の植生土に含浸する排水を効果的に集水させ、排水さ せる利点があり、また、本考案による緑化装置は、簡単構造であり、使用し易い 上に、安価に提供できる等、実用面において、顕著な諸効果を発揮する。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、容器本体の斜視図である。
【図2】図2は、容器本体の正断面図である。
【図3】図3は、合成樹脂発泡体製基盤の斜視図であ
る。
【図4】図4は、本考案に係る緑化装置の使用状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 合成樹脂発泡体製基盤 3 器底 4 下向突起部 5 通水穴 6 凹部 7 側壁 8 手掛部 9 通水性シート 10 植生土 11 緑化植物

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が、雨水・散水などの浸透水により溶
    ける故紙とバンブーパウダーとの混合材料で製紙された
    厚手の用紙によりつくられる容器本体であり、下部が、
    10〜50%の通気・通水間隔を有するように合成樹脂
    発泡粒子が互いに接着して形成された合成樹脂発泡体製
    基盤であることを特徴とする緑化装置。
  2. 【請求項2】容器本体の器底には、下向突起部が凸設さ
    れている請求項1に記載の緑化装置。
  3. 【請求項3】容器本体の内部には、通水性シートが敷設
    されている請求項1に記載の緑化装置。
  4. 【請求項4】基盤には、複数の通水穴が穿設されている
    請求項1に記載の緑化装置。
  5. 【請求項5】基盤の表面には、凹部が凹設されている請
    求項1に記載の緑化装置。
  6. 【請求項6】基盤の四辺の側壁には、手掛部が凹設され
    ている請求項1に記載の緑化装置。
  7. 【請求項7】基盤の底部には、格子状等の排水用誘導溝
    が凹設されている請求項1に記載の緑化装置。
JP1995010073U 1995-08-21 1995-08-21 緑化装置 Expired - Lifetime JP3024576U (ja)

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