JP3024170B2 - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JP3024170B2
JP3024170B2 JP2155860A JP15586090A JP3024170B2 JP 3024170 B2 JP3024170 B2 JP 3024170B2 JP 2155860 A JP2155860 A JP 2155860A JP 15586090 A JP15586090 A JP 15586090A JP 3024170 B2 JP3024170 B2 JP 3024170B2
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英一 吉田
義和 池ノ上
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ミノルタ株式会社
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数のエミュレータを搭載したプリンタの
制御装置に関する。
(従来の技術) 最近、複数のホスト(ホストコンピュータなど)に接
続可能なプリンタが使用されている。通常、プリンタの
印字制御は、ホストコンピュータなどのホストから一定
のプロトコル(コマンド体系)すなわちフォーマットに
従ったコマンドを印字データと共に送ることによって行
なわれる。このフォーマットは、現在、各社まちまちに
決められており、ホストとプリンタが異ったフォーマッ
トを利用した場合には、プリンタはホストから受信した
データを解析できない。そこで、複数のホストに接続可
能なプリンタにおいては、複数種のフォーマットに対応
する機能(エミュレータ)を搭載していて、操作パネル
での指定、または、ホストから送られてくるエミュレー
タ指定のコマンドにより、指定されたエミュレータが実
行を開始する。
(発明が解決しようとする課題) 一般に,複数のホストに接続可能であって、多くのエ
ミュレータを搭載したプリンタにおいて、各々のエミュ
レータが起動されている時には、メモリマップやデータ
の管理方法がそれぞれちがう。そのため、ホストで使用
するアプリケーションを繰り換えるとき、プリンタのエ
ミュレータの切換を指定すると、従来は、切り換えたエ
ミュレータのためにメモリの初期化がおこなわれ、これ
によりプリンタにおけるそれ以前の状態は失われてい
た。
この初期化によるメモリのクリアは、一人でプリンタ
システムを利用している場合には問題はない。
しかし、特に複数のホストに接続され複数のユーザー
が使用するシステムにおいては、エミュレータ切換時に
以前の状態(使用環境)を保持しておいた方がよいこと
がある。たとえば、複数のホストと1台のプリンタが接
続され、複数のユーザーがそれぞれ異なるエミュレータ
で使用していた場合を考える。1人がフォントをダウン
ロードして利用していた時に、他のユーザーがプリンタ
を使用するためエミュレータを切換えると、この時点で
ダウンロードフォントのデータが消えてしまうので、最
近のユーザーは、そのダウンロードフォントを用いてプ
リントする場合、エミュレータを切り換えるだけでな
く、また最初からフォントをダウンロードしなおさなけ
ればならない。さらに前に設定した値は、他のユーザー
から割り込まれるたびに初期化され消えてしまう。
この様に複数のユーザが異なるエミュレータを利用し
た場合に連続適な作業が中断されてしまうという問題が
ある。
さらに、エミュレータ処理のための第1のメモリとデ
ータ保存のための第2のメモリとを同一のメモリ空間で
エリアを割り当てて使用すると、データ保存のためのエ
リアを浮動的に設定でき、全体としてのメモリ容量を少
なくしてもメモリを効率的に利用できると考えられる。
さらにまた、エミュレータ切換えの際に、保存するべ
きデータの量が多いと、新しいエミュレータの実行のた
めに必要なエリアが確保できないことがありうる。この
ような場合は、ユーザーが、データ保存(たとえばダウ
ンロードフォントの保存)の方が必要か、エミュレータ
の切換の方が必要かをあらかじめ設定できる方がプリン
タの使い勝手がよいと考えられる。プリンタシステムの
利用状況によって、データ保存とエミュレータ切換えの
どちらを優先するべきかは異なる。たとえば特定のアプ
リケーションの実行を優先したい場合は、データ保存を
優先した方がよい。一方、特定のアプリケーションを優
先する必要が少なければ、エミュレータ切換えを優先し
た方がよい。
本発明の目的は、複数のエミュレータを搭載したプリ
ンタにおいて、エミュレータ切り換え時に、切り換え前
に使用していたエミュレータに復帰するときのためにそ
のエミュレータの使用のために必要なデータを保存でき
るプリンタ制御装置を提供することである。
さらなる本発明の目的は、複数のエミュレータを搭載
したプリンタにおいて、エミュレータ切り換えの際に、
エミュレータが処理の実行において使用するメモリエリ
アとデータ保存のためのエリアを共通化したプリンタ制
御装置を提供することである。
さらなる本発明の目的は、複数のエミュレータを搭載
したプリンタにおいて、エミュレータ切り換えの時にメ
モリ容量が不足する場合の取り扱いを設定できるプリン
タ制御装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1に係るプリンタ制御装置は、それぞ
れ異なったプロトコルを処理する複数のエミュレータを
備えたプリンタにおいて、使用環境を設定するデータの
記憶エリアやワークエリアとしてエミュレータが処理の
実行においてアクセスする第1記憶エリアとデータ保存
のための第2記憶エリアとから構成される記憶手段と、
エミュレータ切換の指示を受け取るデータ入力手段と、
データ入力手段からエミュレータ切換指示を受け取る
と、指示されたエミュレータに切り換える一方、第1記
憶エリアに記憶したデータ中の元のエミュレータの使用
環境を設定するデータを第2記憶エリアに保存し、切り
換えられたエミュレータのための保存データが第2記憶
エリアに記憶してあった場合、その保存データを第1記
憶エリアに復帰するエミュレータ切換手段とを備えたこ
とを特徴とする。
本発明の請求項2に係るプリンタ制御装置は、請求項
1に係るプリンタ制御装置に加えて、記憶手段の使用状
況を判定する判定手段を有するとともに、前記エミュレ
ータ切換手段は、データ入力手段からエミュレータ切換
指示を受け取ると、指示されたエミュレータに切り換え
る一方、第1記憶エリアに記憶したデータ中の元のエミ
ュレータの使用環境を設定するデータを第2記憶エリア
に保存し、切り換えられたエミュレータのための保存デ
ータが第2記憶エリアに記憶してあった場合、その保存
データを第1記憶エリアに復帰し、判定手段が新しく指
示されたエミュレータの実行に必要な所定のエリアを確
保できないと判定すると、記憶手段のエリア構成の変更
により、そのエミュレータの実行条件を制限することを
特徴とする。
本発明の請求項3に係るプリンタ制御装置は、請求項
2に係るプリンタ制御装置に加えて、メモリ容量が不足
する場合にエミュレータ切換を優先するか否かを設定す
る選択手段を有するとともに、前記エミュレータ切換手
段は、データ入力手段からエミュレータ切換指示を受け
取ると、判定手段が新しく指示されたエミュレータの実
行に必要な所定のエリアを確保できないと判定すると、
選択手段がエミュレータ切換を優先しない場合には、第
1記憶エリアに記憶したデータの中の使用環境を設定す
るデータを第2記憶エリアに保存し、切り換えられたエ
ミュレータのための保存データが第2記憶エリアに記憶
してあった場合に、その保存データを第1記憶エリアに
復帰し、指示されたエミュレータの実行条件を制限して
エミュレータを切換える一方、選択手段がエミュレータ
を優先する場合には、エミュレータを切り換えるが、元
のエミュレータにおいて第1記憶エリアに記憶したデー
タの中の使用環境を設定するデータを保存しないことを
特徴とする。
(作用) エミュレータが処理の実行においてアクセスする第1
記憶エリアには、エミュレータの使用環境を設定するデ
ータも記憶される。たとえば、文字印字を中心とした処
理を行なうエミュレータにおいてダウンロードされるフ
ォントデータがそのようなデータである。他のエミュレ
ータからこのエミュレータに切り換えたときには、この
ダウンロードフォントデータが第2記憶エリアに保存し
てあれば、そのデータを第1記憶エリアに復帰すれば、
直ちに印字情報の処理が実行できる。そこで、ホストコ
ンピュータや操作パネルなどからエミュレータ切換指示
をデータ入力手段が受け取ると、エミュレータ切換手段
は、第2記憶エリアに現在のエミュレータの使用環境を
設定するデータを保存する。また、エミュレータ切換手
段は、指示されたエミュレータのための保存データを第
2記憶エリアから第1記憶エリアに復帰する。
ここで、判定手段は、記憶手段の使用状況を判定す
る。すなわち、判定手段は、保存すべきデータの大き
さ、復帰すべきデータの大きさ、エミュレータが処理の
実行のために確保すべきエリアの大きさなどをチェック
する。
一方、選択手段により、ユーザーは、エミュレータ切
換時にデータ保存のためメモリ容量が不足する場合に、
データ保存とエミュレータ切換えのどちらかを優先する
のかを選択できる。これに対応して、エミュレータ切換
手段は、判定手段がメモリ容量が不足すると判定した場
合にエミュレータ切換えとデータ保存の一方を優先す
る。前者の場合、左記のエミュレータのデータは保存さ
れない。後者の場合、エミュレータ切換手段は、エミュ
レータ実行条件を制限する。たとえば、判定手段の使用
状況の判定から、新しく選択されたエミュレータが処理
の実行のためのエリアの大きさを通常の大きさより小さ
く制限する。
たとえば、処理時の効率を上げるためのキャッシュエ
リアはある程度制限してもプログラムの実行上の問題が
ないので、キャッシュエリアを制限する。また、ドット
イメージを描画するためのビットマップエリアの大きさ
を制限して、印字すべきペーパーのサイズを(たとえば
A4サイズからB5サイズに)制限する。これにより、元の
エミュレータの必要なデータを確保しつつ、新しく選択
されたエミュレータの実行を確保する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
(a)プリンタの全体構成 第1図は本発明に係るレーザプリンタ1の外観を示す
斜視図である。
レーザプリンタ1は、電子写真プロセスによる画像形
成のための、感光体、現像器、露光用のレーザー光学
系、及び後述する画像データ処理部10などを備えたプリ
ントエンジン4と、自動給紙ユニット5及びソータ6か
らなる。自動給紙ユニット5には、上段給紙カセット5
1、中段給紙カセット52および下段給紙カセット53が、
装着されており、これらの中の1つの給紙カセットから
用紙がプリントエンジン4に供給される。
プリントエンジン4の上部前面には、ユーザーによる
操作のための操作パネル44が設けられている。
第2図は、操作パネル44の正面図である。
7セグメントLEDのPrinter Status表示31は、レーザ
プリンタ1の動作状態(エラー表示を含む)をコード表
示する。サイズ指定キー35は、用紙を供給する給紙カセ
ット51〜53の中の1つを選択するために設けられ、選択
された給紙カセットに収納されている用紙のサイズに応
じてサイズ表示LEDが点灯される。37は初期化のための
リセットキー、38はテスト印字のためのテストキー、39
は内部の画像データを排出するためのフォームフィード
キーである。オンラインキー40は各部の処理を一時停止
させるために設けられ、処理が停止すると表示LED40aは
消灯する。
さらに、41は、エミュレータを選択するためのエミュ
レータ選択キーであり、キー41の押下により表示31に表
示された数字に対応するエミュレータが選択される。
第3図はレーザプリンタ1の画像データ処理部10の構
成を示すブロック図である。画像データ処理部10は、画
像データ処理部10の全体の動作を制御するマイクロコン
ピュータからなるCPU(中央処理装置)11、処理のプロ
グラムを記憶するプログラムROM12、操作パネル44と接
続された操作パネルインターフェイス13、後述するよう
にビットマップメモリとして用いられ且つ各種のデータ
が格納されるRAM17、予め所定のフォントデータが書き
込まれたフォントROM18、これらのRAM17及びフォントRO
M18を制御するメモリコントローラ14、外部装置として
のホストコンピュータ(以下「ホスト」という)に接続
された外部インターフェイス15、ディップスイッチ19、
及び、プリントエンジン4において電子写真プロセスを
制御するプリントエンジン制御部に接続されたプリント
エンジンインターフェイス16から構成されている。
ここに、ディップスイッチ19は、ユーザーが設定する
プリンタ動作方式のデフォルト値を決めるために設けら
れる。ユーザーは、あらかじめ自分が使用するエミュレ
ータ、ペーパーサイズ、通信速度、メモリサイズなどを
ディップスイッチ19に設定することができる。後述のエ
ミュレータ切換の場合のメモリ容量不足の場合のデータ
保存優先かデータ放棄優先(エミュレータ切換優先)か
の取り扱いの選択もディップスイッチ19により設定され
る。この情報は、電源投入とともに読み込まれ、デフォ
ルト値の設定が行われる。エミュレータ切換優先の場合
は、grad_fdataフラグが0に設定され、エミュレータ切
換放棄優先の場合は、そのフラグが1に設定される(第
24図(a)S84〜S86参照)。
プログラムROM12内には、ホストから送られてくる文
字データおよび複数のコマンドを解析し実行するプログ
ラム(エミュレータ)が収められている。すなわち、本
プリンタは、数種のフォーマットに対応する機能(エミ
ュレータ)を持っており、操作パネル44での指定、ある
いはホストから送られるコマンドにより、各エミュレー
タが対応を開始する。
メモリコントローラ14は、ホストから外部インターフ
ェイス15を介して画像データが入力されると、この画像
データに基づいて、後述するRAM17内のビットマップエ
リアBMにイメージデータの描画を行う。イメージデータ
の描画には、線や円などの図形描画と、フォントROM18
又はRAM17からのフォントデータの読み出しにより行わ
れるフォント描画とがある。
また、プリント(印字)動作時において、メモリコン
トローラ14は、ホストから送られてくるプリント開始コ
ードに対応して、プリントエンジン4内のプリントエン
ジン制御部からの同期信号に従って、RAM17内のビット
マップエリアBMからイメージデータを画素の配列順に読
み出し、プリントエンジン制御部へ出力する。
プリントエンジン制御部では、このイメージデータに
応じてレーザ光源の点滅を行って感光体上に潜像を形成
する公知の電子写真プロセスにより、自動給紙ユニット
5から供給される用紙に、用紙の周囲に余白を設けた所
定のイメージサイズの画像を形成する制御が行われる。
フォントROM18(第10図参照)内のフォントデータに
は、文字や記号の形をドットパターンとしてイメージの
とおりに表すパターンフォントデータと、文字など輪郭
のみを表すアウトラインフォント(ベクトルフォント)
データやデータ長の短縮を図った圧縮フォントデータな
どからなるコードフォントデータ(内部1次データ)と
がある。アウトラインフォントデータを印字に用いる
と、高品位の変形文字や拡大文字などを含む画像を容易
に形成することができる。
また、プリントにフォントROM18内のフォントデータ
以外のフォントが必要な場合には、ホストからパターン
フォントデータ又はコードフォントデータからなる必要
なフォントデータ(外部1次データ)が、RAM17へダウ
ンロードされる(第8図、第11図参照)。
コードフォントデータに基づいて、RAM17のビットマ
ップエリアに描画するときには、塗り潰しやドット数の
計算などの演算処理が必要となり、描画速度が低下す
る。そこで、描画速度を高めるため、CPU11により、プ
リント動作の開始前などの待機時間を利用してフォント
変換処理が行われ、前もってコードフォントデータ(内
部又は外部1次データ)をパターンフォントデータに変
換し、これを2次データとしてRAM17(第11図のキャッ
シュエリアなど)に格納しておくことがある。
(c)RAMの構成とエミュレータ 第4図は、RAM17のメモリエリアMAの構成を示す。メ
モリエリアMAは単数又は複数のRAMチップにより構成さ
れる。メモリエリアMAは、1つのアドレス系によりアク
セス可能なメモリ空間であり、格納されるデータの種類
から見て、CPU11が行なう各部の制御のためのシステム
エリアSA、画像データに関するユーザーエリアUA、及
び、ダウンロードフォントデータなどをエミュレータ切
り換え時に保存するデータセーブエリアDSに分けられ
る。
システムエリアSAやユーザエリアUAは、その目的によ
り、さらに細分化されて利用されるが、その内訳はエミ
ュレータが起動されるごとに変化する。これは各エミュ
レータにおいてプリンターコマンドがその構造や機能が
異なるためであり、エミュレータプログラムもそれを反
映した形になり、メモリの利用目的もエミュレータごと
に変わる。
なおユーザエリアUSと、データセーブエリアDSのアド
レスは、後で説明するように、エミュレータが起動され
ると変化する。
なお、RAMチップを増設してゆくことにより、ユーザ
エリアUAとデータセーブエリアDSを拡張することもでき
る。
次に、具体的に2つのエミュレータのメモリ空間につ
いて説明する。ここでは、2つのエミュレータをEMU1,E
MU2と呼ぶ。
はじめに、エミュレータEMU1の場合のメモリ空間につ
いて説明する。
EMU1は、キャラクタの印字を中心とした処理を行なう
エミュレータであり、文字印字の際にはフォントROM18
のパターンフォントデータ181のみを使用する。内部で
の情報管理は主にキャラクタ単位に行なわれ、文字情
報、印字制御コマンドとともに一定フォーマットに従い
中間コードと呼ばれるコードに変換される。描画時には
この中間コードの情報をもとに処理を行なう。
一方、EMU2は図形処理を中心とした処理を行なうエミ
ュレータであり、内部では座標データを中心とした画像
データを管理する。文字の場合も、画像データに近い形
で扱われ、最終的には画像データと同じ管理データにま
で分解される。文字印字の際は、フォントROM18のコー
ドフォントデータ182のみを使用する。コードフォント
データ182は文字の輪郭情報が集められたものであり基
本的には図形を描画する情報に近いものである。
EMU1では、第5図に示す様にRAM17のメモリ配置が行
なわれる。RAM17のシステムエリアSAには、CPU11による
演算処理のためのパラメータなどを格納するパラメータ
エリアSAa、ホストから入力された各種の制御のための
命令コードに対応する中間コードを格納するP−バッフ
ァエリアSAb、及びホストとの通信用のR−バッファエ
リアSAcが設けられる。
EMU1では、パラメータエリアSAaにはプログラム全体
を管理するための情報が記憶される(ディレクトリ管
理)。その内部は、第6図に示すように、さらにいくつ
かのブロックに分けられて、管理を行なう。たとえばエ
ミュレータの現在の動作情報を保存するエミュレータ管
理ブロックSAalや、ダウンロードフォントなどの情報を
管理するダウンロードデータ管理ブロックSAa2、データ
セーブエリアDSの使用情報を管理するデータセーブエリ
ア管理ブロックSAa3、画像情報全体(たとえば中間コー
ドやテーブルエリアのデータも)を管理する画像情報管
理ブロックSAa4などのいくつかのブロックが設けられ
る。
第7図に示すように、データセーブエリアDSは、デー
タ保存エリアDSaとエミュレータ情報保存エリアDSbとか
らなるデータ保存エリアDSaは、後に詳しく説明するよ
うに、エミュレータ切換時に外部1次データなどを保
存、復帰するためのエリアである(第21図S556〜563参
照)。
また、パラメータエリアの上述のエミュレータ情報管
理ブロックSAalの内容は、エミュレータが切り換えられ
る時、データセーブエリアDS内のエミュレータ情報保存
エリアDSbにコピーされる(第21図S551参照)。そし
て、次に再び元のエミュレータが起動された時、エミュ
レータ情報保存エリアDSbからエミュレータ情報管理ブ
ロックSAalにコピーされる(第21図S565参照)。
このコピーは現在のエミュレータの動作情報(使用環
境)を保存しておくために行なう作業であるが、データ
セーブエリアDS内に保存エリアDSbを置かずにパラメー
タエリアSAa内に置いてもよい。
一方、ユーザーエリアUAには、第8図に示すように、
プリントの必要に応じてホストからダウンロードされた
パターンデータを格納するフォントロードエリアFLと、
イメージデータを描画する仮想画面としてのビットマッ
プエリアBMとが割り当てられる。ただし、EMU1ではパタ
ーンフォントデータのみを扱い、コードフォントは使わ
ない。
第9図に示すように、ダウンロードの際、フォントRO
M18からのパターンフォントデータがユーザーエリアUA
の端から順に格納されてゆく(斜線部)。これはフォン
トロードエリアFLを使い切るまで可能であるが、データ
がエリア内で一杯になると、後にダウンロードされたデ
ータは捨てられる。一方、ビットマップエリアBMは、ユ
ーザーエリアUAの反対側の端から使用される。
なお、図からわかるように、ユーザーエリアにおい
て、フォントロードエリアFLとビットマップエリアBMと
は、メモリ空間を共通化していて、その破線で示す境界
は浮動的である。
第10図は、フォントROM18の構成を示す。EMU1ではパ
ターンフォントデータ181のみを利用し、コードフォン
トデータ182は全く使用しない。
次に、EMU2の場合のメモリ空間について説明する。EM
U2では、第11図の様にシステムエリアSAとユーザーエリ
アUAが配置される。さらに、データセーブエリアDSは第
7図と同様に配置される。
システムエリアSAには、EMU1と同様にパラメータを格
納するパラメータエリアSAaとホストとの通信用のR−
バッファSAcが設けられる他、テーブルエリアSAbが設け
られる。
EMU2の場合には、すでに第6図に示したように、パラ
メータエリアSAaに、さらに画像情報保存ブロックSAa5
が作られる。これは、印字制御コマンドや、テーブルエ
リアSAbに保存される座標データなどが作られる以前の
情報を保存しておくエリアであり、解析途中もしくは解
析前のデータを保存する。ダウンロードフォントデータ
などもこのエリアSAa5に蓄えられる。それゆえ、フォン
トロードエリアFLはこのエリアの一部に対応することに
なる。このエリアは画像情報管理ブロックSAa4によって
管理される。
このように、フォントをダウンロードした場合は、EM
U1の場合と異なり、パラメータエリアSAaの内部にフォ
ントデータが収められる。これはフォントデータをグラ
フィックなどの画像データと同一に扱うためであり、画
像を生成するためのパラメータも、このパラメータエリ
アSAa内部に収められる。
EMU2では、コードフォントのみを使用し、パターンフ
ォントデータは扱われないので、ROM18からはコードフ
ォントデータ182のみを読み込み、フォントロードエリ
アFLにはコードフォントデータのみが収められる。
EMU2では中間コードは使用しないので、EMU1の場合の
ような中間コードを格納するP−バッファエリアSAbは
設けない。その代わりに、第12図に示すようなテーブル
エリアSAbが設けられ、画像データを描画する上で必要
となる座標データ、もしくは座標データを生成する過程
で作られる中間データ、もしくはプログラムを管理する
上で必要なアドレス情報が集められ管理される。また画
像情報は分解されていくつものテーブルに分けられるの
で、これら複数のテーブルを指すポイント(アドレス)
を集めた、テーブルを管理するためのテーブル管理テー
ブルがさらに作られる。これらも同様にテーブルエリア
SAb内に置かれる。
ユーザーエリアUAは、第11図に示すように、複数のエ
リアに分割され利用される。大部分はイメージデータを
描画する仮想画面としてのビットマップエリアBMを使用
するが、他のエリアは描画処理を高速化するためのキャ
ッシュエリアFC、CAなどに割りあてられる。
キャッシュエリアには、フォントキャッシュエリアFC
とハーフトーンなどのキャッシュエリアCAがある。EMU2
は、図形処理を繁雑に行なうエミュレータであるが、図
形データのパラメータからビットマップ形式へのハーフ
トーンなどのパターンデータに展開処理するには非常に
時間がかかる。このため、1度展開したハーフトーンな
どのパターンデータをキャッシュエリアCAに保存し、同
パターンを使用する時にキャッシュエリアCAからパター
ンデータを直接コピーする。(わざわざ、図形パラメー
ターから展開しなおさない。)また、フォントの場合に
はフォントキャッシュエリアFCに各文字(たとえばA〜
Z)のデータを保存する。この時のデータは前に述べた
2次フォントデータ(パターンフォントデータ)に対応
している。
また、ユーザーエリアUAのワーキングバッファエリア
WBは、複雑な図形処理、たとえば、ハーフトーン処理、
クリッピング処理、重ねあわせ処理を行なう場合に、一
時的な作業を行なうためのエリアである。その処理を行
なう時には、このエリアWB上で1度図形を作成し、その
後に、ビットマップエリアBM上にコピーする。
(d)エミュレータ切換とメモリ管理 多くのエミュレータを搭載したプリンタにおいて、複
数のユーザーが異なるエミュレータ(アプリケーション
プログラム)で使用する場合に、エミュレータを切換え
る時、以前に設定した使用環境をメモリに保存し各ユー
ザーの連続的な使用を可能にするために、エミュレータ
切換時に、使用環境設定のために必要なデータをメモリ
に保存する(第21図参照)。
第13図は、エミュレータをEMU1からEMU2に切り換え、
次に再びEMU1に戻した場合のメモリエリアの構成を示
す。EMU1からEMU2への切り換えにおいては、EMU1のユー
ザーエリアUAのフォントロードエリアFLにダウンロード
されていたフォントデータ(斜線部)を、前述したデー
タセーブエリアDSに保存しておく。そして、ふたたび現
在のエミュレータEMU1に戻った時に、データセーブエリ
アに保存していたダウンロードフォントデータ(斜線
部)をフォントロードエリアFLに復帰させる。これによ
り、ユーザーは、外部フォントデータを読み込まなくて
も直ちにアプリケーションプログラムを実行できる。な
お、説明を簡単にするため、先に説明したエミュレータ
情報データの保存と復帰については、図示と説明を省略
した。
このEMU2の場合などでは、ダウンロードされたコード
データ(外部1次データ)があれば元の使用環境に復帰
できるので、エミュレータ切換えの際に、1次データの
みを保存し、2次データは捨ててもよい。
さらに第14図に示すように、エミュレータを切り換え
た時、データセーブエリアDSに空きが出ない様にして、
次のエミュレータで使用するエリアを拡張する。たとえ
ば前に説明したEMU1からEMU2に切り換える時にフォント
ロードエリアFLからデータセーブエリアDSに保存する。
この時に使用済みエリア(斜線部)のみをデータセーブ
エリアDSとし、その他の余った空間をユーザエリアUAと
システムエリアSAに割りあてる。これによりメモリ利用
の効率化が図れる(第22図S5554〜S5557,第21図S566参
照)。
ただし、第15図に示す様にデータセーブエリアDSの大
きさによっては、次のエミュレータで使用するユーザー
エリアUAについて、必ずしも通常の大きさが確保できな
い場合もある。たとえば(a)の場合の様に、保存すべ
きデータ(斜線部)が少ないためユーザーエリアUAが通
常の大きさより大きくとれる場合には問題がないが、
(b)の場合の様にデータセーブエリアDSが大きいため
ユーザーエリアUAにおいてキャッシュエリア(FC,CA)
やワーキングバッファエリア(WB)の通常の大きさを確
保できない時もある。
この場合(第22図S5553でNO)、ユーザーによるディ
ップスイッチ19の設定に従い設定されているフラグgard
_fdataに対応して、データ保存優先(gard_fdata=1)
又はデータ放棄優先(gard_fdata=0)すなわちエミュ
レータ切換優先の処理を行なう(第22図S5558参照)。
データ保存優先の設定の場合には、第22図S5561〜S55
66に示すように、ユーザーエリアUAにおいてキャッシュ
エリア(FC,CA)やワーキングバッファエリア(WB)の
大きさに制限をかける。これらのエリアは処理時の効率
を上げるためのエリアであるので、ある程度の制限はプ
ログラムの実行自体には問題がない。たとえば、フォン
トキャッシュ(FC)の場合は、最小限1文字分があれば
よいし、ハーフトーンキャッシュ(CA)では、最小限ハ
ーフトーン1ブロック分があればよい。
この様に、エミュレータ切換え後に通常のユーザーエ
リアが確保できない時は、使用上に問題のない程度に
(A〜Zまでのエリアが確保できないときには、たとえ
ばA〜Nだけとする)、ユーザーエリアUAの大きさに制
限をかける。
以上のメモリ配置操作を行なっても最小限のメモリエ
リア(FC,CA,WB)の大きさが確保できない時は、さら
に、ビットマップエリアBMの大きさ,すなわち、印字可
能な最大ペーパーサイズに制限をかけ、大きなペーパー
サイズが選択できない様にする。これにより、ユーザー
が希望するよりも小さいサイズでの印字しかできないこ
とも有り得るが、エミュレータの切換は可能になる。
(また逆にEMU2からEMU1に切り換える時は、フォントロ
ードエリアFLやビットマップエリアBMの大きさに制限を
かければよい。フォントロードエリアFLは最低でもデー
タセーブエリアDSに格納されているデータを復帰できる
だけの容量があれば印字動作は行えるので、その大きさ
にまで制限する。また、上記最小限のフォントロードエ
リアが確保できない場合には、EMU1からEMU2への切り換
え時と同様、ビットマップエリアBMに制限をかける。) 一方、ユーザーがデータ放棄優先すなわちエミュレー
タ切換優先を設定した場合には、データセーブエリアDS
をクリアして外部1次データなどを捨て、エミュレータ
を切り換える。
なお、本実施例では、エミュレータ切換優先か否かを
通常のメモリエリアが確保できない場合について選択す
るようにしたが、その他の大きさ、たとえばペーパーサ
イズが確保できない場合や最小限のメモリが確保できな
い場合に選択するようにしてもよい。
第16図は、エミュレータを切り換える時のデータの移
動の1例について示す。ここで、m1はEMU1でダウンロー
ドされたフォントデータであり、m2は以前に退避したEM
U2のダウンロードフォントデータである。また、m3は他
のエミュレータEMU3でダウンロードされたフォントデー
タである。EMU1からEMU2へのエミュレータ切り換えの際
に、EMU1のダウンロードフォントデータm1はデータセー
ブエリアDSへ保存され、EMU2のダウンロードフォントデ
ータm2はデータセーブエリアDSからシステムエリアSA中
に復帰するが、その他のエミュレータEMU3のためのm3
は,EMU1からEMU2への切換に無関係であるので、データ
セーブエリアDS内でそのまま保存される。
ここに、Mで示す部分がユーザーエリアUAとして利用
できるエリアであるので、ビットマップエリアBM,フォ
ントキャッシュFC,ハーフトーンなどのキャッシュCA,ワ
ーキングバッファWBをこのエリアに割りふる。
(e)プリント制御のフロー 第17図は、CPU11のメインフローを示す。電源をONに
すると、まずRAM17のパラメータエリアSAa内のパラメー
タを初期化する(ステップS1(以下「ステップ」を略す
る))。
次に、受信バッファSAc,ビットマップエリアBM,フォ
ントキャッシュエリアFC,キャッシュエリアCA,ワーキン
グバッファWB,パケットバッファSAbなどのエリアをクリ
アする(S2)。また、デフォルト値の設定を確認するた
にディップスイッチ19の設定をチェックする(S3)。こ
の設定値は、パラメータエリアSAaの中に情報として保
存される。
メインフローは、その後、受信処理プロセス(S5)、
描画プロセス(S6)、エンジン処理プロセス(S7)およ
び操作部処理プロセス(S8)を繰り返し行なう。
ここに、受信処理プロセス(S5)は、ホストから送ら
れてくる印字データに必要な情報を付加して、内部で管
理するフォーマットに直す処理を行なう。
描画処理プロセス(S6)は、受信処理プロセス(S5)
で作られたフォーマットをさらに解析し、ビットマップ
エリアBM上に実際に印字されるイメージとして描画して
ゆく。
エンジン処理プロセス(S7)は、プリントエンジン4
の状態を監視するとともに実際のプリント動作を行な
う。これはすべてのエミュレータで共通の処理となる。
操作部処理プロセス(S8)は、操作パネル44で設定さ
れる内容のチェックおよび表示などを行なう。これはす
べてのエミュレータで共通の処理となる。
data_fullフラグは、エミュレータ切換時にデータ保
存を優先する設定においてメモリが確保できなかったこ
とを示すフラグである(第22図S5567参照)。詳しくは
後述するが、このフラグが立っている時は(S4でYE
S)、処理が行なえないため、受信処理プロセス(S5)
と描画処理プロセス(S6)は実行しない。しかし、エン
ジン処理プロセス(S7)と操作部処理プロセス(S8)
は、その状態を常に監視しなければいけないので、その
処理を実行する。ただしこの時、エンジン処理プロセス
(S7)と操作部処理プロセス(S8)が使用するパラメー
タエリアSAa内の情報は不用意に変更されるとプログラ
ムが暴走する可能性があるので、そのエリアは変更され
てはならない。
第18図は、受信割り込みの処理のフローを示す。ホス
トとの通信を描画などの処理と非同期で行なうために、
ホストから受信があった時点で割り込みがかかり、受信
割込みの処理を行なう。すなわち、外部インターフェー
ス15からデータを読み込み(S91)、その内容をR−バ
ッファSAcに出力する(S92)。そして、リターンする。
第19図は、ディップスイッチ19の設定を読み込むフロ
ー(第17図S3)を示す。まずディップスイッチ19の設定
を確認する(S31)。次に、その設定に従い、RAM17のパ
ラメータエリアSAaに値をセットし、リターンする。た
とえば、最初にどのエミュレータを起動するか調べ(S3
2)、起動するエミュレータのタイプをcurr_emuにセッ
トする(S32−1〜S32−n)。ここに、curr_emuはパラ
メータエリアSAa内のあるアドレスにある。また、ダウ
ンロードデータ(外部1次データ)を保存するためにメ
モリを使い切る時に、ダウンロードデータを捨てるかど
うかの設定をチェックする(S33)。ユーザーがデータ
を捨てるデータ放棄優先すなわちエミュレータ切換優先
の設定をした時には(S33でYES)、gard_fdataフラグを
0としてセットし(S34)、ユーザーが、データを捨て
ないで、キャッシュなどのエリアを減少、もしくはペー
パーサイズを減少させて使用するデータ保存優先の設定
をした時は、grad_fdataを1としてセットする(S3
5)。ここに、grad_fdataは、パラメータエリアSAc内の
あるアドレスにある。この様にディップスイッチ19で設
定した各々の値は、具体的にどの様な設定にするかチェ
ックされ、パラメータに値をセットする形で記憶され
る。そして、リターンする。
第20図は、受信処理プロセス(第13図S5)のフローで
ある。受信割り込み(第14図)でR−バッファエリアSA
cにデータが格納されるが、このデータの有無をチェッ
クし(S51)、もしデータがあったら(S51でYES)R−
バッファエリアSAcからデータを取り出し(S52)、無か
ったら(S51でNO)この処理を終了する。
取り出したデータは、まず、エミュレータ切換えコマ
ンドであるかチェックされる(S53)。もしそうだった
ら(S53でYES)、次に、どのエミュレータタイプに切り
換えるかをチェックし(S54)、各々のタイプに従ってc
urr_emuに値をセットし(S54−1〜S54−n)、そし
て、現在のエミュレータの動作情報を保存するためのエ
ミュレータ切換処理を行なう(S55、第21図参照)。
次に、以前にcurr_emuに現在のエミュレータが何であ
るか設定してあるので(第19図参照)、その値をチェッ
クし(S56)、設定されたタイプのエミュレータに対応
した受信データ処理を行なう(S56−1〜S56−n)。こ
こでは、受信したデータから内部で管理するデータの書
式に変換するのが主な処理である。なお、内部で管理す
るデータの書式は、前に述べた様にエミュレータごとに
異なる。以上の処理が終わったあと、リターンする。
第21図は、エミュレータ切換処理(第19図S55)のフ
ローを示す。現在使用しているエミュレータは、今後ま
た使用する可能性があるので、現在の動作情報を退避し
て保存しておく必要がある。このため、データセーブエ
リアDS内のエミュレータ情報保存エリアDSbにまとめて
保存しておく。動作情報はパラメーターエリアSAa内に
あるエミュレータ情報管理ブロックSAa1にまとめられて
いるので、実際にはこのエリアの内容をそのままコピー
する処理になる(S551)。(パラメーター内部で保管で
きる場合は、そのままでよい。) 次に、データセーブエリアDSで使用しているデータ長
さを調べる(S552)。これは、データセーブエリア管理
ブロックSAa3内で管理されているので、ブロック内を参
照することにより調べられる。
次に、データを復帰し、保存するため、復帰するデー
タと保存するデータの両方のデータ長をそれぞれ求める
(S553,S554)。復帰する時は先ほどと同じく、データ
セーブエリアDSの管理ブロックSAa3を調べ、保存データ
はダウンロードデータ管理ブロックSAa2を調べる。保存
する時は必ずしも、ダウンロードデータに関するすべて
の情報について保存するわけではなく、コードフォント
データの様な基になる1次データのみを保存する。2次
的に作られたキャッシュ内のデータなどはすべて無視さ
れる。
実際にエミュレータを起動する前に内部で使用するバ
ッファなどのエリアのアドレスをどこに置くか決める必
要があるので、これを決定する(S555、第22図参照)。
ここではS552,S553,S554で求めた値を利用して計算を行
なう。
メモリ配置が決まったので、実際にデータの復帰、保
存を行なう。次に起動するエミュレータに関する保存情
報が、以前にデータセーブエリア管理ブロックSAa3に書
き込まれたかどうか調べ(S556)、データが保存されて
いたら(S556でYES)、先ほどのメモリ配置処理(S55
5)によりフォントロードエリアFLが決まったので、デ
ータセーブ管理ブロックSAa3を調べコピーすべき元のデ
ータのアドレスを決める(S557)。そして保存したデー
タの復帰を行なう(S558)。
保存時も、上述の復帰の時と同じ様に、保存するデー
タがあるかどうか調べ(S561)、コピーするアドレスを
調べ(S562)、データの保存を行なう(S536)。
エミュレータを切り換えると、ビットマップエリアBM
のデータやテーブルエリアSAb(EMU2の時)やP−バッ
ファエミュレータSAb(EMU1の時)のデータなどは、必
要なくなるのでクリアする(S564)。ただし、R−バッ
ファSAcのデータは、次の処理に使うのでクリアしな
い。そして、エミュレータの情報をエミュレータ情報保
存エリアDSbから復帰する(S565)。エミュレータ情報
保存エリアDSbには、あらかじめ初めてエミュレータを
使うためのデフォルト値が入れられている。
以上の処理でエミュレータの情報の入れ換え(保存と
復帰)が終ったわけであるが、メモリの一部に空きが出
る場合がある。そのため最終にデータを移動して空きを
つめる(S566)。また以前使用したデータをそのまま使
う時に、うまくアドレスが合わなくなった時もこの時に
調整する。
第22図は、メモリ配置を決める処理(第22図S555)の
フローを示す。これはEMU1からEMU2にエミュレータを切
り換える場合について書いてあるが、他のエミュレータ
に切り換える時もほぼ同じである。ユーザーエリアUAの
FC,CA,WBのサイズを変化されているが、EMU2からEMU1に
切り換える時にはフォントロードエリアFLがこれに対応
して変化することになる。
まず、ユーザーエリアUAとして使用できるエリアのサ
イズを求める(S5551)。このサイズは、以前に求めた
データセーブエリアDSの使用量(S552)と復帰するデー
タ長(S553)から計算できる。システムエリアSAの使用
量はエミュレータごとにサイズが決められているので、
これらの余りがユーザーエリアUAとして使用できるエリ
アとなる。
次に、ユーザーエリア内部に割り当てられる各エリア
(たとえばEMU2の場合にはビットマップエリアBM,フォ
ントキャッシュエリアFC,その他のキャッシュエリアCA,
およびワーキングバッファWB)の大きさを調べる(S555
2)。これはパラメータエリアSAa内に情報として収めら
れているので、これを調べればよい。
次に、これと現在のユーザーエリアUAのサイズを比較
してサイズが確保できるかをチェックする(S5553)。
入る場合には(S5553でYES)、さらにユーザーエリアUA
で余るサイズを求め(S5554)、各エリアに割りふるた
めに各エリア(FC,CA,WB)で使用している割合でサイズ
を分配する(S5555)。(ただし、サイズを大きくして
も意味のないもの、たとえばビットマップエリアBMや、
一定値以上のデータを利用しないエリアなどには、割り
ふらない。たとえばキャッシュエリアであっても、ある
セルの大きさ以上のグラフィックデータは扱えない様な
場合であれば、意味がないのでエリアを増やさない。) この後、各エリアの値(サイズ,アドレス)を更新す
る訳であるが、各エリアは通常、ワード単位もしくはブ
ロック単位に管理されていることが多いので、端数など
は切りすてるなどの処理を行ない調整する(S5556)。
これで、サイズが決まったので、これよりアドレスを割
りふる(S5557)。そしてリターンする。
しかし、各エリアFC,CA,WBの通常のサイズが確保でき
ない時(S5553でNO)には、先ほどのもしくは後述する
様な、ディップスイッチ19の設定もしくは操作パネル44
の設定でセットされるgrad_fdataフラグの値を参照する
(S5558)。(grad_fdataはパラメーターエリアSAaの内
部のあるアドレスにある。) もし通常のエリアのサイズが確保できないときにダウ
ンロードデータを捨てるユーザーの指示(grad_fdata=
0)の時には(S5558でYES)、エミュレータ切換を優先
するためのデータセーブエリアDSの中身をクリア(放
棄)し(S5559)、ユーザーエリアUAの内部にセットさ
れる各エリアのアドレスを計算する。これはS5554〜S55
57の手順と同じ手順になる。
一方、データ保存(使用環境保存)を優先するためデ
ータを捨てるのを禁止している場合には(grad_fdata=
1)(S5558でNO)、FC,CA,WBなどのエリアで最低でも
必要とするサイズをパラメーターエリアSAaから調べる
(S5561)。そして、このデータを使ってユーザーエリ
アUAに入りきるかチェックし(S5562)、入る場合には
(YES)、S5554〜S5557の処理により、アドレスを割り
ふる。
さらに、ユーザーエリアUAに入らない場合では(S556
2でNO)、そのサイズを求め(S5563)、ビットマップエ
リアBMの中からそのサイズを引く(S5564)。この時、
最低のペーパーサイズが確保できるかチェックし(S556
5)、できるなら、確保できる最大のペーパー長を求め
る(S5566)。たとえば、リーガルサイズのペーパーが
今まで使用できたとする。この時に、上の様な状態にな
った時は、レターサイズ、A5サイズなどのペーパーまで
しか選択できなくする(リーガルサイズ>レターサイズ
>A5)。そして、S5554〜S5557の手順でアドレスを割り
ふる。
以上の処理をしてもメモリサイズが確保できない時は
(S5565でNO)、データの保存ができないので操作部44
にエラー表示をするためにdata_fullという変数を1に
する(S5567)。そして、リターンする。
第23図は、描画処理プロセス(第13図S6)のフローを
示す。まず、現在のエミュレータをチェックし(S6
1)、そのタイプに対応した描画処理を行なう(S62−1
〜S62−n)。これはビットマップエリアBM上にイメー
ジを描画する処理であり、受信処理で作られた内部デー
タから画像データを作り描画を行なう。そして、リター
ンする。
第24図(a),(b)は、操作部処理プロセス(第13
図S8)のフローを示す。基本的には操作パネル44のスイ
ッチをチェックして、内部のパラメーター(パラメータ
エリアSAa)にその情報をセットし、それに対応した表
示を行なう。(今回はループ内で定期的に実行される様
な場合を説明したがこの時間が確保できない時には、タ
イマー割り込みによってこの処理がコールされる様にし
てもよい。) 今回の説明に対応するパラメータをセットする手順が
S81〜S89である。まず、スイッチが押されたかをチェッ
クする(S81)。押されたかどうかの情報は操作パネル
インターフェース13を通じて知られている。押されてい
ない場合には内部パラメータの変更(S81〜S89)を行な
わず、次の処理(S891)に移る。押された場合には(S8
1でYES)、スイッチの状態を読み込む(S82)。そし
て、データ保護の設定が変更されたら(S83でYES)、そ
の内容に従い(S84)、前述したデータを捨てるか否か
即ちエミュレータ切換か使用環境保存かを示すgrad_fda
taのパラメータを変更する(S85,S86)。
次に、エミュレータを操作パネル44から切り換えた時
には(S87でYES)、どのエミュレータを起動するかを調
べ(S88)、curr_emuのパラメータにそのタイプをセッ
トし(S89−1〜S89−n)、前述したエミュレータ切換
処理(S55)を行う(S90)。
次に、先ほどメモリ配置処理(S555)においてdata_f
ullに1にセットされていた場合には(S91′でYES)、
第2図に示した操作パネルのPrinter Status表示31にエ
ラー表示を行なう(S92′)。次に復帰スイッチ(第3
図のResetスイッチ37)が押されたかをチェックし、押
された場合には(S93でYES)、データセーブエリアDS内
のデータを捨て(S94)、data_fullを0にし(S95)、
アドレスをもう一度決めるメモリ配置処理(S555)を行
う(S96)。
最後に、操作パネル44の表示を制御する表示処理(S9
7)を行ない、リターンする。
以上の様にユーザーがあらかじめ、ダウンロードフォ
ントを優先して残すか、エミュレータの切換えを優先す
るか、あらかじめ、ディップスイッチ19で設定しておく
ことができる。これにより複数のユーザーで使用した場
合に、自分の使用環境がむやみに破壊されるのを防ぐこ
とができる。また、他人の使用環境を破壊するか否かを
心配せずに使用できる。
以上の説明ではシステムエリアSAのサイズが変化しな
い場合であったが、エミュレータを切り換えた時に、シ
ステムエリアSAの大きさが変化してもよい、この場合は
ユーザーエリアのトップアドレスが変化する。
また、フォントROM内に格納されている1次データの
コードフォントデータからパターンフォントデータへ変
換される途中の中間フォントデータが生成される様な場
合には、この中間データも復元可能な2次データとして
扱ってもよい。
また、以上の説明ではパターンデータとコードフォン
トデータを互いのエミュレータが利用できない場合につ
いて説明したが、格納されたデータが同じタイプであっ
ても(たとえばパターンデータであっても)、どちらか
が使えなければ同様である。
また、データを保存する時には、データを圧縮して保
存してもよい。
また、本実施例では、設定はディップスイッチ19から
設定する様に説明したが、デフォルト値を操作パネル44
であらかじめ設定しておける様にしておいてもよい。
また、本実施例では、制限をかけダウンロードフォン
トを消さない様に設定した時に、メモリが確保できない
時にエラーを表示し、解析データをすべて捨ててしまう
が、データを捨てるか、ダウンロードデータを捨てるか
をこの時点で指示できる様にしてもよい。
(発明の効果) 本発明の請求項1のプリンタ制御装置によれば、複数
のユーザが異なるアプリケーションで異なるエミュレー
タを切換えて使用する場合に、切り換え時に第2記憶エ
リアに最低限のデータを保存しておくことにより、この
データを破壊しない。このため、元のエミュレータに切
換えても保存データを復帰することにより処理が早く行
える。また、このデータ保存により、他のユーザを意識
せずにプリンタを使用できる。
また、本発明の請求項2のプリンタ制御装置によれ
ば、エミュレータで使用する記憶エリアとデータ保存用
記憶エリアとを共通化できるので、一部の機能に制限は
できるが、全体のメモリ容量を少なくできる。
さらにまた、本発明の請求項3のプリンタ制御装置に
よれば、ユーザは、プリンタの使用状況に対応して、保
存データの量が大きすぎてメモリ容量が不足する場合
に、使用状況に応じたエミュレータ切換えを優先する
か、データ保存を優先するかを選択できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、レーザプリンタの斜視図である。 第2図は、操作パネルの正面図である。 第3図は、画像データ処理部のブロック図である。 第4図は、RAMのメモリ構成を示す図である。 第5図は、EMU1におけるメモリ配置を示す図である。 第6図は、パラメータエリアの構成を示す図である。 第7図は、データセーブエリアの構成を示す図である。 第8図は、ユーザーエリアの構成を示す図である。 第9図は、ユーザーエリアの使用状況を示す図である。 第10図は、フォントROMの構成を示す図である。 第11図は、EMU2におけるメモリ構成の一部を示す図であ
る。 第12図は、テーブルエリアの構成を示す図である。 第13図は、データの保存と復帰を示す図である。 第14図は、データの保存と復帰を示す図である。 第15図は、通常の保存のためのメモリが確保できない場
合のデータ保存を示す図である。 第16図は、エミュレータ切換時のデータ移動の図であ
る。 第17図は、画像データ処理のメインフローチャートの図
である。 第18図は、受信割り込みの処理のフローチャートであ
る。 第19図は、ディップスイッチ設定読込処理のフローチャ
ートである。 第20図は、受信処理のフローチャートである。 第21図は、エミュレータ切換処理のフローチャートであ
る。 第22図は、メモリ配置処理のフローチャートである。 第23図は、描画処理のフローチャートである。 第24図(a),(b)は、操作部処理のフローチャート
である。 1A,1B,1C……ホスト、 3……プリンタコントローラ、 4……プリンタエンジン、 10……プリンタシステム、 11……画像データ処理部のCPU、 17……RAM、 19……ディップスイッチ、 41……エミュレータ切換キー、 44……操作パネル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−21324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ異なったプロトコルを処理する複
    数のエミュレータを備えたプリンタにおいて、 使用環境を設定するデータの記憶エリアやワークエリア
    としてエミュレータが処理の実行においてアクセスする
    第1記憶エリアとデータ保存のための第2記憶エリアと
    から構成される記憶手段と、 エミュレータ切換の指示を受け取るデータ入力手段と、 データ入力手段からエミュレータ切換指示を受け取る
    と、指示されたエミュレータに切り換える一方、第1記
    憶エリアに記憶したデータ中の元のエミュレータの使用
    環境を設定するデータを第2記憶エリアに保存し、切り
    換えられたエミュレータのための保存データが第2記憶
    エリアに記憶してあった場合、その保存データを第1記
    憶エリアに復帰するエミュレータ切換手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】記憶手段の使用状況を判定する判定手段を
    さらに有するとともに、 前記エミュレータ切換手段は、 データ入力手段からエミュレータ切換指示を受け取る
    と、指示されたエミュレータに切り換える一方、第1記
    憶エリアに記憶したデータ中の元のエミュレータの使用
    環境を設定するデータを第2記憶エリアに保存し、切り
    換えられたエミュレータのための保存データが第2記憶
    エリアに記憶してあった場合、その保存データを第1記
    憶エリアに復帰し、判定手段が新しく指示されたエミュ
    レータの実行に必要な所定のエリアを確保できないと判
    定すると、記憶手段のエリア構成の変更により、そのエ
    ミュレータの実行条件を制限すること を特徴とする請求項1記載のプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】メモリ容量が不足する場合に、エミュレー
    タ切換を優先するか否かを設定する選択手段をさらに有
    するとともに、 前記エミュレータ切換手段は、 データ入力手段からエミュレータ切換指示を受け取る
    と、判定手段が新しく指示されたエミュレータの実行に
    必要な所定のエリアを確保できないと判定すると、選択
    手段がエミュレータ切換を優先しない場合には、第1記
    憶エリアに記憶したデータの中の使用環境を設定するデ
    ータを第2記憶エリアに保存し、切り換えられたエミュ
    レータのための保存データが第2記憶エリアに記憶して
    あった場合に、その保存データを第1記憶エリアに復帰
    し、指示されたエミュレータの実行条件を制限してエミ
    ュレータを切換える一方、選択手段がエミュレータを優
    先する場合には、エミュレータを切り換えるが、元のエ
    ミュレータにおいて第1記憶エリアに記憶したデータの
    中の使用環境を設定するデータを保存しないこと を特徴とする請求項2の記載のプリンタ制御装置。
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