JP3024145U - 傘のロクロにおける抱き針端部構造 - Google Patents

傘のロクロにおける抱き針端部構造

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JP3024145U
JP3024145U JP1995011423U JP1142395U JP3024145U JP 3024145 U JP3024145 U JP 3024145U JP 1995011423 U JP1995011423 U JP 1995011423U JP 1142395 U JP1142395 U JP 1142395U JP 3024145 U JP3024145 U JP 3024145U
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JP1995011423U
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勝奎 郭
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美河 祥介
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抱き針の結び止め部分による損傷等を防止す
る。 【解決手段】 傘の中棒に固定又は移動可能に装着され
たロクロに、複数本の傘骨の一端を枢支連結した抱き針
の端部構造において、その抱き針の結び止め部分の少な
くとも先端を覆う被覆体を、前記ロクロに設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数本の傘骨の各一端を、ロクロに抱き針により枢支連結する傘に おける抱き針端部(結び目部分先端)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、傘は、中棒(柄杆、管軸ともいう)と、その上端部に固着した上ロク ロと、軸方向に移動可能に外嵌した下ロクロと、複数本の親骨及び受骨と、親骨 の各一端を上ロクロに枢支連結する抱き針と、親骨に他端が枢着された受骨の各 一端を下ロクロに連結する抱き針と、中棒の下端に固着された手元(ハンドル或 いは握りともいう)と、傘布(傘地ともいう)とにより主構成されている。
【0003】 そして、前記抱き針は、1本の針金からなり、ロクロの外周に設けた抱き針受 入れ周溝に、複数本の親骨又は受骨の各一端に設けた孔に挿通した状態で収容さ れ、両端部分をねじり合わせて結び止めされている。この抱き針の結び止め部分 は、傘を開閉する際、傘布或いは使用者の手に引っ掛かる恐れがあり、傘布の破 損はもとより、使用者が負傷する等の問題がある。
【0004】 従来、かかる問題点を解決するために、前記ロクロの抱き針受入れ周溝に連通 する結び止め部分収納部を、ロクロ周壁に軸方向に伸びるように設け、該結び止 め部分収納部に抱き針結び止め部分を折り曲げて挿入したものが知られている( 実開平4−38714号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術により、抱き針結び止め部分は、収納部内に収められている限り り、負傷等を防止できる。 しかし、前記収納部のロクロ外周面側は開口しているため、衝撃等が加わるこ とにより、折り曲げられていた抱き針結び止め部分が元に戻されて、ロクロ外に 露出することを防止できない。
【0006】 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、抱き針結び止め部分による損傷等を確実に防止できる傘のロクロにおける抱 き針端部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 すなわち、本考案は、傘の中棒に固定又は移動可能に装着されたロクロに、複 数本の傘骨の一端を枢支連結した抱き針の端部構造において、その抱き針の結び 止め部分の少なくとも先端を覆う被覆体を、前記ロクロに設けたことを特徴とす るものである。
【0008】 すなわち、抱き針の結び止め部分は、抱き針をねじり合わせたのち、切断具に より切断されたものであるから、特にこの切断された部分により負傷等が引き起 こされる。 そこで、抱き針結び止め部分の少なくとも先端をロクロに設けられた被覆体で 覆うことにより、その先端が露出せず、負傷等を防止できるようにしたものであ る。
【0009】 また、本考案は、前記抱き針結び止め部分は、ロクロの軸方向に折り曲げられ たものであって、前記抱き針結び止め部分の根元を覆うものであることを特徴と するものである。 この場合、ロクロの軸方向に折り曲げられた抱き針結び止め部分の根元をも覆 うことにより、折り曲げられた抱き針結び止め部分が弾性変形復元力により元に 戻って、ロクロから突出することを防止している。
【0010】 さらに、本考案は、ロクロ外周面には、前記抱き針結び止め部分が折り曲げら れて収納される収納部が、前記ロクロの軸方向に設けられており、当該収納部は 、前記ロクロに対して前記抱き針結び止め部分が折り曲げられた方向に突出する ように設けられているものとすることができる。 この場合、収納部は、ロクロの軸方向に長く形成することができるので、抱き 針結び止め部分の長さが長くとも、その抱き針結び止め部分全体を収納可能であ り、確実に保護できる。
【0011】 また、前記被覆体は、前記収納部の突出した部分を覆うものとすれば、被覆体 の移動を突出した収納部が阻止するので、被覆体が移動して、抱き針結び止め部 分が露出することを防止している。 さらに、ロクロには、凹部又は凸部が形成され、前記被覆体には前記ロクロの 凹部又は凸部に嵌合して当該ロクロに取り付けられるための凸部又は凹部が形成 されているものとすれば、凹凸嵌合により被覆体をロクロに取り付けることがで き容易に取付を行える。
【0012】 さらにまた、前記ロクロの凹部又は凸部は、ロクロの外周面に設けられている ものとすれば、被覆体のロクロへの取付が極めて容易になる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1〜図3は、本考案の第1の実施の形態を示し、1は傘の骨組構造体である 。この傘の骨組構造体1は、傘布を除去した状態で、中棒2と、中棒2に移動( 摺動)可能に外嵌された下ロクロ3と、中棒2の上端部に固着された上ロクロ4 と、中棒2の下端に固着された手元5と、傘骨を構成する複数本の親骨6及び受 骨7と、傘骨をロクロ3,4に枢支連結する抱き針8,9等から主構成されてい る。
【0014】 前記中棒2は、木製中実丸棒又は金属製中空棒(管)から成り、上・下部に下 ロクロ係止用のはじき10,11が装着されている。 前記下ロクロ3は、硬質合成樹脂製で、図2に示すように、上方の大径部3A と下方の小径筒状部3Bとからなり、軸方向に貫通する中棒挿通孔17を備えて いる。
【0015】 大径部3A外周面には、抱き針受入れ周溝18と該溝18に交差しかつ軸方向 一端(上端)面及び外周面に開口するように定角度間隔で設けた8つの受骨受入 れ溝19と該溝19と平行に設けた抱き針結び目部分収納部20とを備えている 。 また、筒状部3Bには軸方向に長いはじき係合孔21が設けられている。
【0016】 前記上ロクロ3は、図示はしないが、下ロクロの大径部3Aと略同じ構成であ るので、説明を省略する。 前記親骨6及び受骨7の各一端には、抱き針8,9の挿通される針孔(図示省 略)がそれぞれ設けられ、受骨7の他端が親骨6の各中間部に枢支連結されてい る。
【0017】 前記抱き針8,9は、前記親骨6を上ロクロ4に、前記受骨7を下ロクロ3に それぞれ枢支連結する手段として用いられるもので、針金を定寸に切断したもの である。 抱き針8,9により、親骨6及び受骨7を上・下ロクロ3,4に枢支連結する 作業は、全く同じであるから、受骨7を下ロクロ3に連結する場合について述べ る。
【0018】 まず、受骨7の各一端(針孔側端)を、下ロクロ3の受骨受入れ溝19内に挿 入し、針孔を前記抱き針受入れ周溝18に整合させる。そして、前記周溝18に 抱き針9を挿通させて受骨7の各針孔にも抱き針9を挿通し、周回させた後、抱 き針9の両端部をねじり合わせて結び止め部分23を形成することにより、受骨 7の枢支連結が完了する。
【0019】 そして、結び止め部分23は、下ロクロ3の収納部20内に押し込まれる。こ の収納部20は、下ロクロ3の上端面から下ロクロの軸方向に突出するように形 成されており、結び止め部分23が多少長くとも、その結び止め部分を完全に収 納できるようになっている。 収納部20に収納された抱き針結び止め部分23は、前記収納部と被覆体26 とによって完全におおわれて、露出しないようになる。
【0020】 被覆体26は、合成樹脂製であり、図3にも示すように、収納部20を下ロク ロ3の外周面に沿って覆う被覆体本体27と、この被覆体本体26の上端を収納 部20の突出した部分を覆うように突設した突片部28と、被覆体本体27の下 部に設けられた嵌合凸部29とからなる。 嵌合凸部29は、大径部3A外周面上の前記収納部20の下方に形成された嵌 合凹部30に嵌合して、被覆体26を下ロクロ26に固着させるためのものであ る。
【0021】 嵌合凸部29によって下ロクロ3に取り付けられた被覆体26は、結び止め部 分23の根元から先端までを完全に覆うことになるので、結び止め部分23は全 く露出しない。 また、被覆体26の突片部28は、やや上方に湾曲しているため、その先端部 28aは下方向きとなり、突出した収納部20に引っ掛かるようになっている。 このため、被覆体26は、その下部では、嵌合凸部29によって下ロクロ26に 固着され、その上部では、突片部28の先端部28aによって係止されているこ ととなり、被覆体26が移動又は変形して結び止め部分23が露出するのを防止 している。
【0022】 図4は、本考案の第2の実施の形態を示しており、被覆体36は、収納部20 を下ロクロ3の外周面に沿って覆う被覆体本体37と、この被覆体36の上部を 箱型に形成して、収納部20の突出した部分を覆う箱体38と、被覆体本体37 の下部に設けられた、ピン38が挿通する挿通孔39とからなる。 この被覆体37は、ピン38を嵌合凹部30に挿入することによって下ロクロ に取り付けられる。
【0023】 なお、ピン38と嵌合凹部30とは、接着剤等によって固着するものとしても よい。 本第2の実施の形態においては、収納部20の突出した部分を箱体38により 覆ったので、ピン38と嵌合凹部30の取り付けが緩んだり、被覆体37の変形 により、被覆体37がピン38の軸方向を中心として回動しようとしても、その 回動は、箱体38の左右側壁38aによって阻止されるので、結び止め部分が露 出するのを一層確実に防止できる。
【0024】 なお、上記した実施の形態は例示的なものであって限定的なものではない。す なわち、本考案の範囲は前記した実用新案登録請求の範囲によって示され、その 請求項の意味に入るすべての変形例は本願考案に含まれるものである。 すなわち、例えば、本考案の抱き針端部構造は、上ロクロにおいても採用でき る。また、収納部を備えていないロクロであってもよい。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、抱き針結び止め部分の少なくとも先端をロクロに設けられた 被覆体で覆うことにより、その先端が露出せず、負傷等を防止することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用した傘の骨組構造例を示す一部破
断概略正面図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態に係る下ロクロの斜
視図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】本考案の第2の実施の形態に係る下ロクロの断
面図である。
【符号の説明】
1 傘骨組構造体 2 中棒 3 下ロクロ 4 上ロクロ 6 親骨 7 受骨 8 抱き針 9 抱き針 20 収納部 23 抱き針結び止め部分 26 被覆体 36 被覆体

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘の中棒に固定又は移動可能に装着され
    たロクロに、複数本の傘骨の一端を枢支連結した抱き針
    の端部構造において、 その抱き針の結び止め部分の少なくとも先端を覆う被覆
    体を、前記ロクロに設けたことを特徴とする傘のロクロ
    における抱き針端部構造。
  2. 【請求項2】 前記抱き針結び止め部分は、ロクロの軸
    方向に折り曲げられたものであって、 前記抱き針結び止め部分の根元を覆うものであることを
    特徴とする請求項1記載の傘のロクロにおける抱き針端
    部構造。
  3. 【請求項3】 ロクロ外周面には、前記抱き針結び止め
    部分が折り曲げられて、収納される収納部が前記ロクロ
    の軸方向に設けられており、 当該収納部は、前記ロクロに対して前記抱き針結び止め
    部分が折り曲げられた方向に突出するように設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の傘のロクロ
    における抱き針端部構造。
  4. 【請求項4】 前記被覆体は、前記収納部の突出した部
    分を覆うものであることを特徴とする請求項3に記載の
    傘のロクロにおける抱き針端部構造。
  5. 【請求項5】 ロクロには凹部又は凸部が形成され、前
    記被覆体には前記ロクロの凹部又は凸部に嵌合して当該
    ロクロに取り付けられるための凸部又は凹部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の傘のロクロにおける抱き針端部構造。
  6. 【請求項6】 前記ロクロの凹部又は凸部は、ロクロの
    外周面に設けられていることを特徴とする請求項5に記
    載の傘のロクロにおける抱き針端部構造。
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