JPH1033262A - 歯間ブラシ - Google Patents
歯間ブラシInfo
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- JPH1033262A JPH1033262A JP21545796A JP21545796A JPH1033262A JP H1033262 A JPH1033262 A JP H1033262A JP 21545796 A JP21545796 A JP 21545796A JP 21545796 A JP21545796 A JP 21545796A JP H1033262 A JPH1033262 A JP H1033262A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- handle
- tip
- wire
- fitting hole
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の歯間ブラシは、ブラシのワイヤを曲げて
使用するとワイヤの接合点に応力が集中して折損する等
の問題があったので、ブラシの取付角度を変えて使用可
能とし、又ブラシのワイヤを折れにくくした歯間ブラシ
を提供する。 【解決手段】ハンドルとハンドルに挿脱自在なブラシチ
ップからなる歯間ブラシにおいて、ハンドルの先端長軸
方向にブラシチップの第一嵌合孔を設けると共に、長軸
に対して傾斜して設けた貫通孔を第二嵌合孔、第三嵌合
孔とする。ハンドルの先端側は全体に丸みを帯びさせ、
把持部は断面矩形となるよう平面で構成し、鋭角側の第
二嵌合孔の開口面を凹曲面とする。ハンドル先端にさら
に傾斜角度を変えて貫通孔を設ける。ブラシチップまた
は一体型歯間ブラシに設ける保持穴は、開口部を曲面状
に拡開させると共にブラシのワイヤより径大としてワイ
ヤとの間に空間を形成し、ワイヤの後端は接着剤で保持
穴の奥端に固定する。
使用するとワイヤの接合点に応力が集中して折損する等
の問題があったので、ブラシの取付角度を変えて使用可
能とし、又ブラシのワイヤを折れにくくした歯間ブラシ
を提供する。 【解決手段】ハンドルとハンドルに挿脱自在なブラシチ
ップからなる歯間ブラシにおいて、ハンドルの先端長軸
方向にブラシチップの第一嵌合孔を設けると共に、長軸
に対して傾斜して設けた貫通孔を第二嵌合孔、第三嵌合
孔とする。ハンドルの先端側は全体に丸みを帯びさせ、
把持部は断面矩形となるよう平面で構成し、鋭角側の第
二嵌合孔の開口面を凹曲面とする。ハンドル先端にさら
に傾斜角度を変えて貫通孔を設ける。ブラシチップまた
は一体型歯間ブラシに設ける保持穴は、開口部を曲面状
に拡開させると共にブラシのワイヤより径大としてワイ
ヤとの間に空間を形成し、ワイヤの後端は接着剤で保持
穴の奥端に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯間ブラシの改良
に係り、ハンドルとブラシが形成する角度を変えて用い
ることができると共に、ブラシのワイヤを折れにくくし
た技術に関するものである。
に係り、ハンドルとブラシが形成する角度を変えて用い
ることができると共に、ブラシのワイヤを折れにくくし
た技術に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来から、歯間ブラシ
は通常の歯ブラシとは別の用途として、歯間に溜まる歯
垢を除去し歯槽膿漏の原因となる歯石が形成されるのを
予防すること、および、歯間乳頭のマッサージを目的と
して広く利用されている。ところで、従来の歯間ブラシ
の典型的な構造としては、図４に示したように、合成樹
脂からなる丸棒状のハンドル（イ）の先細端にブラシ
（ロ）を結束したワイヤ（ハ）の後端を直接埋設して溶
着、固定したものがある。そして、この従来の歯間ブラ
シは、例えば口腔の奥臼歯部の歯間を清掃する場合には
適当な角度を得るため上記ワイヤ（ハ）を折り曲げて使
用するのであるが、その際ワイヤ（ハ）はハンドル
（イ）との接合部の一点（Ｐ）を支点として折曲される
ことになるから、該点（Ｐ）に多大な応力が集中的に加
わり、繰り返しの使用によって曲げ疲労等を生じて該部
から折損してしまう等の問題があった（同図（Ｂ）参
照）。
は通常の歯ブラシとは別の用途として、歯間に溜まる歯
垢を除去し歯槽膿漏の原因となる歯石が形成されるのを
予防すること、および、歯間乳頭のマッサージを目的と
して広く利用されている。ところで、従来の歯間ブラシ
の典型的な構造としては、図４に示したように、合成樹
脂からなる丸棒状のハンドル（イ）の先細端にブラシ
（ロ）を結束したワイヤ（ハ）の後端を直接埋設して溶
着、固定したものがある。そして、この従来の歯間ブラ
シは、例えば口腔の奥臼歯部の歯間を清掃する場合には
適当な角度を得るため上記ワイヤ（ハ）を折り曲げて使
用するのであるが、その際ワイヤ（ハ）はハンドル
（イ）との接合部の一点（Ｐ）を支点として折曲される
ことになるから、該点（Ｐ）に多大な応力が集中的に加
わり、繰り返しの使用によって曲げ疲労等を生じて該部
から折損してしまう等の問題があった（同図（Ｂ）参
照）。
【０００３】そのため、図５に示したように、ハンドル
の先端を本体より細く延成してワイヤ（ハ）のネック部
分を一定長さ被覆（ニ）し、該部でワイヤ（ハ）を保護
しつつ折曲できるようにしたものもあったが、この場
合、該被覆部（ニ）で若干曲がるとしても、結局はワイ
ヤ（ハ）に対する曲げの応力はほとんどがそのワイヤ
（ハ）と被覆部（ニ）の接合部の一点（Ｐ’）に集中す
るものであったので、上記問題の根本的解決には至って
いなかった。
の先端を本体より細く延成してワイヤ（ハ）のネック部
分を一定長さ被覆（ニ）し、該部でワイヤ（ハ）を保護
しつつ折曲できるようにしたものもあったが、この場
合、該被覆部（ニ）で若干曲がるとしても、結局はワイ
ヤ（ハ）に対する曲げの応力はほとんどがそのワイヤ
（ハ）と被覆部（ニ）の接合部の一点（Ｐ’）に集中す
るものであったので、上記問題の根本的解決には至って
いなかった。
【０００４】また、従来の歯間ブラシのハンドルの形状
は図４（Ａ）に示したように一般に丸棒状のものがほと
んどであったから、指先でつまんで歯間を清掃すると
き、ブラシの前後運動の他、ワイヤを中心軸としてブラ
シを回転させてしまい、捻って成型されているワイヤの
撚り戻し等が生じてワイヤに過度の負担をかけ、その寿
命を短縮させるという課題があった。
は図４（Ａ）に示したように一般に丸棒状のものがほと
んどであったから、指先でつまんで歯間を清掃すると
き、ブラシの前後運動の他、ワイヤを中心軸としてブラ
シを回転させてしまい、捻って成型されているワイヤの
撚り戻し等が生じてワイヤに過度の負担をかけ、その寿
命を短縮させるという課題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記各課題を解
決するためになされたものであり、ハンドルと、ハンド
ルに挿脱自在なブラシチップからなる歯間ブラシにおい
て、ハンドルの先端長軸方向にブラシチップの第一嵌合
孔を設けると共に、長軸に対して傾斜を形成する方向に
軸を有する貫通孔を設けて鋭角側を第二嵌合孔、鈍角側
を第三嵌合孔とするという手段を採用したものである。
決するためになされたものであり、ハンドルと、ハンド
ルに挿脱自在なブラシチップからなる歯間ブラシにおい
て、ハンドルの先端長軸方向にブラシチップの第一嵌合
孔を設けると共に、長軸に対して傾斜を形成する方向に
軸を有する貫通孔を設けて鋭角側を第二嵌合孔、鈍角側
を第三嵌合孔とするという手段を採用したものである。
【０００６】また、上記歯間ブラシにおいて、ハンドル
の先端側は全体に丸みを帯びさせる一方、後端把持部は
断面がほぼ矩形となるように平面で構成するという手
段、ハンドル先端の上記第二嵌合孔の開口面を凹曲面と
するという手段を採用し、さらには、ハンドルの先端に
さらに長軸との傾斜角度を変えて貫通孔を設けてブラシ
チップの嵌合孔とするという手段を採用して上記各課題
を解決した。
の先端側は全体に丸みを帯びさせる一方、後端把持部は
断面がほぼ矩形となるように平面で構成するという手
段、ハンドル先端の上記第二嵌合孔の開口面を凹曲面と
するという手段を採用し、さらには、ハンドルの先端に
さらに長軸との傾斜角度を変えて貫通孔を設けてブラシ
チップの嵌合孔とするという手段を採用して上記各課題
を解決した。
【０００７】一方、ハンドルと、ハンドルに挿脱自在な
ブラシチップからなる歯間ブラシにおいて、ブラシチッ
プは、棒状のチップ本体の先端に膨出部を設け、その頭
頂部に設ける保持穴は開口部を曲面状に拡開させると共
にブラシのワイヤより径大としてワイヤとの間に空間を
形成し、ワイヤの後端は接着剤で保持穴の奥端に固定す
るという手段も採用した。
ブラシチップからなる歯間ブラシにおいて、ブラシチッ
プは、棒状のチップ本体の先端に膨出部を設け、その頭
頂部に設ける保持穴は開口部を曲面状に拡開させると共
にブラシのワイヤより径大としてワイヤとの間に空間を
形成し、ワイヤの後端は接着剤で保持穴の奥端に固定す
るという手段も採用した。
【０００８】さらに、ハンドル一体型の歯間ブラシにお
いて、ハンドルの先端に保持穴を設け、この保持穴は開
口部を曲面状に拡開させると共にブラシのワイヤより径
大としてワイヤとの間に空間を形成し、ワイヤの後端は
接着剤で保持穴の奥端に固定するという手段も採用し
た。
いて、ハンドルの先端に保持穴を設け、この保持穴は開
口部を曲面状に拡開させると共にブラシのワイヤより径
大としてワイヤとの間に空間を形成し、ワイヤの後端は
接着剤で保持穴の奥端に固定するという手段も採用し
た。
【０００９】本発明に係る歯間ブラシは、上記構成を採
用したことにより、ブラシチップを各嵌合孔に挿脱して
ハンドルとブラシチップが形成する角度を清掃する部位
に応じて選択できるようになるものである。又、ハンド
ルの後端把持部を平面で構成しているから指先でつまむ
際に軸を中心として回転することがなく、ワイヤの撚り
戻し等を生じさせないし、凹曲面は歯列に沿った曲がり
を得るものである。
用したことにより、ブラシチップを各嵌合孔に挿脱して
ハンドルとブラシチップが形成する角度を清掃する部位
に応じて選択できるようになるものである。又、ハンド
ルの後端把持部を平面で構成しているから指先でつまむ
際に軸を中心として回転することがなく、ワイヤの撚り
戻し等を生じさせないし、凹曲面は歯列に沿った曲がり
を得るものである。
【００１０】更に上記ブラシチップ又は一体型の歯間ブ
ラシにおいて、ワイヤを曲げて使用する場合、ワイヤ全
体が保持穴の空間内で撓むように曲げることができるか
ら、ワイヤの一点に応力が作用することを回避して折損
を防止できるものである。
ラシにおいて、ワイヤを曲げて使用する場合、ワイヤ全
体が保持穴の空間内で撓むように曲げることができるか
ら、ワイヤの一点に応力が作用することを回避して折損
を防止できるものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る歯間ブラシを
図面に示す実施の形態に基づいてさらに詳述する。図１
において、１はハンドルであって、先端長軸方向に下述
するブラシチップ２を挿着可能な第一嵌合孔３を設ける
と共に、この第一嵌合孔３と交差して、長軸方向に対し
て傾斜（図では約８０度の鋭角）を形成するような方向
に軸を有する貫通孔４を設け、ハンドルの後端に対して
鋭角側（図では右側）を第二嵌合孔４ａ、鈍角側（図の
左側）を第三嵌合孔４ｂとしてブラシチップ２を挿着可
能としたものである。即ち、ブラシチップ２をこの第二
嵌合孔４ａまたは第三嵌合孔４ｂの何れか一方に挿し替
えることで（図の矢印方向）、ハンドル１の長軸に対し
て２種類の角度（図では８０度又は１００度）でブラシ
を保持できるようになり、口腔内の清掃部位に応じてブ
ラシチップ２の挿着位置（角度）を選択して清掃に適当
な保持角度を得ることができるのである。なお、５は上
記嵌合孔３、４ａ、４ｂの内壁面の各開口端部から等し
い距離に設けた突起であって、下述するブラシチップ２
の係合溝に嵌入してブラシチップ２の抜け落ちを防止す
るものである。
図面に示す実施の形態に基づいてさらに詳述する。図１
において、１はハンドルであって、先端長軸方向に下述
するブラシチップ２を挿着可能な第一嵌合孔３を設ける
と共に、この第一嵌合孔３と交差して、長軸方向に対し
て傾斜（図では約８０度の鋭角）を形成するような方向
に軸を有する貫通孔４を設け、ハンドルの後端に対して
鋭角側（図では右側）を第二嵌合孔４ａ、鈍角側（図の
左側）を第三嵌合孔４ｂとしてブラシチップ２を挿着可
能としたものである。即ち、ブラシチップ２をこの第二
嵌合孔４ａまたは第三嵌合孔４ｂの何れか一方に挿し替
えることで（図の矢印方向）、ハンドル１の長軸に対し
て２種類の角度（図では８０度又は１００度）でブラシ
を保持できるようになり、口腔内の清掃部位に応じてブ
ラシチップ２の挿着位置（角度）を選択して清掃に適当
な保持角度を得ることができるのである。なお、５は上
記嵌合孔３、４ａ、４ｂの内壁面の各開口端部から等し
い距離に設けた突起であって、下述するブラシチップ２
の係合溝に嵌入してブラシチップ２の抜け落ちを防止す
るものである。
【００１２】又、ハンドル１の先端部分において、上記
第二嵌合孔４ａの開口面（鋭角側）は凹曲面６に成型す
る。これは、ブラシを口腔内に挿入するときに歯列に沿
った曲がりを実現して、該先端部分が歯列や歯茎と干渉
しないようにして歯間清掃の便を図るものである。
第二嵌合孔４ａの開口面（鋭角側）は凹曲面６に成型す
る。これは、ブラシを口腔内に挿入するときに歯列に沿
った曲がりを実現して、該先端部分が歯列や歯茎と干渉
しないようにして歯間清掃の便を図るものである。
【００１３】さらに、ハンドル１の先端半分１ａは例え
ば断面が円形に近くなるように丸みを帯びて構成される
ようにし、一方、後端半分の把持部１ｂは断面がほぼ矩
形となるように平面で構成されるようにする。即ち、口
腔内に進入する先端部分１ａは歯茎等を不用意に傷つけ
ないようにするため丸みを帯びさせるものであり、一
方、後端把持部１ｂは指先で確実に保持して清掃中にブ
ラシ全体が不用意に軸方向に回転しないようにし、ワイ
ヤの撚り戻しの発生を防止するものである。
ば断面が円形に近くなるように丸みを帯びて構成される
ようにし、一方、後端半分の把持部１ｂは断面がほぼ矩
形となるように平面で構成されるようにする。即ち、口
腔内に進入する先端部分１ａは歯茎等を不用意に傷つけ
ないようにするため丸みを帯びさせるものであり、一
方、後端把持部１ｂは指先で確実に保持して清掃中にブ
ラシ全体が不用意に軸方向に回転しないようにし、ワイ
ヤの撚り戻しの発生を防止するものである。
【００１４】なお、ハンドル１の後端把持部１ｂの内部
には収納室７を設けると共に、後端キャップ８を挿入し
て閉止可能とするが、この後端キャップ８の挿入端には
予備嵌合孔９を設けて予備のブラシチップ２’を挿着可
能とし、ブラシチップ２’を挿着した状態で上記収納室
７内に収納できるようにしている。
には収納室７を設けると共に、後端キャップ８を挿入し
て閉止可能とするが、この後端キャップ８の挿入端には
予備嵌合孔９を設けて予備のブラシチップ２’を挿着可
能とし、ブラシチップ２’を挿着した状態で上記収納室
７内に収納できるようにしている。
【００１５】次に、ブラシチップ２の構成を図１および
２について述べると、ブラシ部１０は従来公知の歯間ブ
ラシと同様に例えば二つ折りにしたワイヤ１１間にブラ
シ片１２を挟持してこれを捻ることによって得られるも
のである。一方、チップ本体１３は例えばＡＢＳ樹脂等
によって上記各嵌合孔３、４ａ、４ｂに挿入可能な棒状
体に成型したもので、先端にストッパーとして作用する
膨出部１４を設け、その頭頂部に開口部１５ａを縦断面
において曲面状に拡開させた保持穴１５を設ける。この
保持穴１５の奥端に上記ワイヤ１１の後端部分を接着剤
１６で固着するのであるが、この保持穴１５の直径は上
記ブラシ部１０のワイヤ１１部分の直径より大きくし
て、ワイヤ１１の固着後も両者間に遊びとして機能する
空間１７を形成するようにする。この空間１７は、図２
（Ｂ）に示すように、ブラシ部１０の先端を曲げて使用
する場合に、ワイヤ１１全体が該空間１７内で撓みつつ
曲がるようにするためのもので、曲面状の開口１５ａの
存在と相俟って曲げの際の応力が１点に集中せずワイヤ
１１全体に分散され、曲げ疲労による折損等の発生を防
止できる。
２について述べると、ブラシ部１０は従来公知の歯間ブ
ラシと同様に例えば二つ折りにしたワイヤ１１間にブラ
シ片１２を挟持してこれを捻ることによって得られるも
のである。一方、チップ本体１３は例えばＡＢＳ樹脂等
によって上記各嵌合孔３、４ａ、４ｂに挿入可能な棒状
体に成型したもので、先端にストッパーとして作用する
膨出部１４を設け、その頭頂部に開口部１５ａを縦断面
において曲面状に拡開させた保持穴１５を設ける。この
保持穴１５の奥端に上記ワイヤ１１の後端部分を接着剤
１６で固着するのであるが、この保持穴１５の直径は上
記ブラシ部１０のワイヤ１１部分の直径より大きくし
て、ワイヤ１１の固着後も両者間に遊びとして機能する
空間１７を形成するようにする。この空間１７は、図２
（Ｂ）に示すように、ブラシ部１０の先端を曲げて使用
する場合に、ワイヤ１１全体が該空間１７内で撓みつつ
曲がるようにするためのもので、曲面状の開口１５ａの
存在と相俟って曲げの際の応力が１点に集中せずワイヤ
１１全体に分散され、曲げ疲労による折損等の発生を防
止できる。
【００１６】図中１８は上記嵌合孔３、４ａ、４ｂに設
けた突起５が嵌入して抜け落ちを防止するための係合溝
であり、また、上記膨出部１４のハンドル１との接触部
分は曲面１４ａに成型してブラシチップ２を嵌合孔から
抜き出す際、爪を係入させて抜き出しやすくしている。
けた突起５が嵌入して抜け落ちを防止するための係合溝
であり、また、上記膨出部１４のハンドル１との接触部
分は曲面１４ａに成型してブラシチップ２を嵌合孔から
抜き出す際、爪を係入させて抜き出しやすくしている。
【００１７】なお、上記ブラシチップ２におけるブラシ
片１２を結束したワイヤ１１をチップ本体１３の保持穴
１５に固定する構造は、上述したハンドルとハンドルに
挿脱自在なブラシチップからなる歯間ブラシに限らず、
ブラシ部をハンドルの先端に直接固定する一体型の歯間
ブラシにおいても適用できるものである。即ち、図３に
示すように、例えば先端１９ａ部分を僅かに折曲したハ
ンドル１９の該先端に開口部２０ａを縦断面において曲
面状に拡開させた保持穴２０を設け、この保持穴２０の
奥端にブラシのワイヤ２１の後端部分を接着剤２２で固
着する。この保持穴２０の直径はワイヤ２１部分の直径
より径大として遊びとして機能する空間２３を形成する
ようにする。従って、上記チップ本体１３に固着した場
合と同様に、ワイヤ２１全体が空間２３内で撓みつつ曲
がるため、ワイヤ２１を曲げる際の応力がワイヤ２１全
体に分散され、折損等を生じなくなるものである。
片１２を結束したワイヤ１１をチップ本体１３の保持穴
１５に固定する構造は、上述したハンドルとハンドルに
挿脱自在なブラシチップからなる歯間ブラシに限らず、
ブラシ部をハンドルの先端に直接固定する一体型の歯間
ブラシにおいても適用できるものである。即ち、図３に
示すように、例えば先端１９ａ部分を僅かに折曲したハ
ンドル１９の該先端に開口部２０ａを縦断面において曲
面状に拡開させた保持穴２０を設け、この保持穴２０の
奥端にブラシのワイヤ２１の後端部分を接着剤２２で固
着する。この保持穴２０の直径はワイヤ２１部分の直径
より径大として遊びとして機能する空間２３を形成する
ようにする。従って、上記チップ本体１３に固着した場
合と同様に、ワイヤ２１全体が空間２３内で撓みつつ曲
がるため、ワイヤ２１を曲げる際の応力がワイヤ２１全
体に分散され、折損等を生じなくなるものである。
【００１８】また、上記ハンドルにおける嵌合孔は例示
したものの他、さらに長軸との傾斜角度を変えて図面に
対して表裏方向に貫通孔を設けてブラシチップの嵌合孔
とすることも可能であり、この場合、ハンドルの軸方向
位置に加えて、ハンドルに対してブラシの角度をさらに
４種類まで選択でき各部位に対する清掃をより確実に行
うことが可能となる。さらに、嵌合孔とブラシチップの
係合構造は、上述した突起と係合溝によるものに限定す
るものではなく、例えば棒状体をわずかに先細に成型し
て嵌合孔に弾嵌して固定するなど、公知の係合手段を採
用できる。
したものの他、さらに長軸との傾斜角度を変えて図面に
対して表裏方向に貫通孔を設けてブラシチップの嵌合孔
とすることも可能であり、この場合、ハンドルの軸方向
位置に加えて、ハンドルに対してブラシの角度をさらに
４種類まで選択でき各部位に対する清掃をより確実に行
うことが可能となる。さらに、嵌合孔とブラシチップの
係合構造は、上述した突起と係合溝によるものに限定す
るものではなく、例えば棒状体をわずかに先細に成型し
て嵌合孔に弾嵌して固定するなど、公知の係合手段を採
用できる。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る歯間ブ
ラシは、ブラシチップを挿着する嵌合孔をハンドルの軸
方向の他、軸方向と傾斜（一方が鋭角、反対側は鈍角）
を形成するように貫設したものであるから、挿着する嵌
合孔を選択することによって、清掃を希望する部位に応
じてハンドルに対するブラシの保持角度を設定できるも
のである。また、特に鋭角を構成する嵌合孔の開口面に
凹曲面を設けたことによって、歯列に沿った曲がりを得
て歯列や歯茎と干渉しないから、歯間の清掃が快適に行
える。
ラシは、ブラシチップを挿着する嵌合孔をハンドルの軸
方向の他、軸方向と傾斜（一方が鋭角、反対側は鈍角）
を形成するように貫設したものであるから、挿着する嵌
合孔を選択することによって、清掃を希望する部位に応
じてハンドルに対するブラシの保持角度を設定できるも
のである。また、特に鋭角を構成する嵌合孔の開口面に
凹曲面を設けたことによって、歯列に沿った曲がりを得
て歯列や歯茎と干渉しないから、歯間の清掃が快適に行
える。
【００２０】さらに、ハンドルの後端把持部を断面が矩
形となるように平面で構成したことで、清掃時にブラシ
が軸回転せず、ワイヤの撚り戻し等の発生を防止できる
ものである。
形となるように平面で構成したことで、清掃時にブラシ
が軸回転せず、ワイヤの撚り戻し等の発生を防止できる
ものである。
【００２１】さらにまた、上記ブラシチップまたは一体
型歯間ブラシにおいて、開口部を曲面状に拡開させた保
持穴にワイヤを挿着すると共に、このワイヤと保持穴の
間に空間を設けてワイヤが撓みつつ曲がるようにしたも
のであるから、ワイヤにかかる応力が分散され、繰り返
し使用によるワイヤの曲げ疲労の発生が低減されてワイ
ヤの折損を防止できるものである。
型歯間ブラシにおいて、開口部を曲面状に拡開させた保
持穴にワイヤを挿着すると共に、このワイヤと保持穴の
間に空間を設けてワイヤが撓みつつ曲がるようにしたも
のであるから、ワイヤにかかる応力が分散され、繰り返
し使用によるワイヤの曲げ疲労の発生が低減されてワイ
ヤの折損を防止できるものである。
【図１】本発明に係る歯間ブラシの分解平面図
【図２】（Ａ）はブラシチップの部分拡大断面図、
（Ｂ）はワイヤの曲がりを説明する部分拡大断面図
（Ｂ）はワイヤの曲がりを説明する部分拡大断面図
【図３】（Ａ）は一体型の歯間ブラシの側面図、（Ｂ）
はその先端の部分拡大断面図
はその先端の部分拡大断面図
【図４】（Ａ）は従来の歯間ブラシの斜視図、（Ｂ）は
ワイヤの曲げを説明する部分拡大断面図
ワイヤの曲げを説明する部分拡大断面図
【図５】従来の歯間ブラシの他の例を示す部分拡大断面
図
図
１ ハンドル １ｂ 後端把持部 ２ ブラシチップ ３ 第一嵌合孔 ４ 貫通孔 ４ａ 第二嵌合孔 ４ｂ 第三嵌合孔 ６ 凹曲面 １０ ブラシ部 １１ ワイヤ １３ チップ本体 １４ 膨出部 １５ 保持穴 １６ 接着剤 １７ 空間
Claims (6)
- 【請求項１】ハンドルと、ハンドルに挿脱自在なブラシ
チップからなる歯間ブラシにおいて、ハンドルの先端長
軸方向にブラシチップの第一嵌合孔を設けると共に、長
軸に対して傾斜を形成する方向に軸を有する貫通孔を設
けて鋭角側を第二嵌合孔、鈍角側を第三嵌合孔としたこ
とを特徴とする歯間ブラシ。 - 【請求項２】ハンドルの先端側は全体に丸みを帯びさせ
る一方、後端把持部は断面がほぼ矩形となるように平面
で構成したものである請求項１記載の歯間ブラシ。 - 【請求項３】ハンドル先端の上記第二嵌合孔の開口面を
凹曲面としたものである請求項１または２記載の歯間ブ
ラシ。 - 【請求項４】請求項１から請求項３の何れか１項記載の
歯間ブラシにおいて、ハンドルの先端にさらに長軸との
傾斜角度を変えて貫通孔を設けてブラシチップの嵌合孔
とした歯間ブラシ。 - 【請求項５】ハンドルと、ハンドルに挿脱自在なブラシ
チップからなる歯間ブラシにおいて、ブラシチップは、
棒状のチップ本体の先端に膨出部を設け、その頭頂部に
設ける保持穴は開口部を曲面状に拡開させると共にブラ
シのワイヤより径大としてワイヤとの間に空間を形成
し、ワイヤの後端は接着剤で保持穴の奥端に固定したも
のであることを特徴とする歯間ブラシ。 - 【請求項６】ハンドルの先端に保持穴を設け、この保持
穴は開口部を曲面状に拡開させると共にブラシのワイヤ
より径大としてワイヤとの間に空間を形成し、ワイヤの
後端は接着剤で保持穴の奥端に固定したものであること
を特徴とする歯間ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21545796A JPH1033262A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 歯間ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21545796A JPH1033262A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 歯間ブラシ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1033262A true JPH1033262A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16672696
Family Applications (1)
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| JP21545796A Pending JPH1033262A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 歯間ブラシ |
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|---|---|
| JP (1) | JPH1033262A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007037791A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Okamura:Kk | 歯間ブラシ |
| GB2516856A (en) * | 2013-08-01 | 2015-02-11 | Wisdom Toothbrushes Ltd | Interdental cleaning device with changeable head |
| WO2018194235A1 (ko) * | 2017-04-18 | 2018-10-25 | 제이씨텍 주식회사 | 치간치솔 |
| WO2019158133A1 (en) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | COTTIER, Katerina | Interdental brush holder |
| JP2020531154A (ja) * | 2017-08-25 | 2020-11-05 | クラーデン アクチエンゲゼルシャフトＣｕｒａｄｅｎ ＡＧ | 歯間ブラシ |
| EP4331432A1 (en) * | 2022-08-31 | 2024-03-06 | Pacific Care Limited | Interdental brush |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP21545796A patent/JPH1033262A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007037791A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Okamura:Kk | 歯間ブラシ |
| GB2516856A (en) * | 2013-08-01 | 2015-02-11 | Wisdom Toothbrushes Ltd | Interdental cleaning device with changeable head |
| WO2018194235A1 (ko) * | 2017-04-18 | 2018-10-25 | 제이씨텍 주식회사 | 치간치솔 |
| JP2020531154A (ja) * | 2017-08-25 | 2020-11-05 | クラーデン アクチエンゲゼルシャフトＣｕｒａｄｅｎ ＡＧ | 歯間ブラシ |
| WO2019158133A1 (en) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | COTTIER, Katerina | Interdental brush holder |
| EP4331432A1 (en) * | 2022-08-31 | 2024-03-06 | Pacific Care Limited | Interdental brush |
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