JP3023755U - 自動車の燃料系統用磁気構造物 - Google Patents
自動車の燃料系統用磁気構造物Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の燃費を向上し、また有害排気物の排
出量を低減する。 【構成】 線材をリング状に成形してバネ21とし、そ
のバネ21にて6つの永久磁石22を支持する。永久磁
石22はそれぞれ非磁性体のキャップ23に固定し、そ
のキャップ23をバネ21に揺動自在に取り付ける。特
に、永久磁石22はそれぞれ同極を吸着部22aとして
キャップ23の下端より表出し、その吸着部22aがバ
ネ21の内方に配向するようにしている。そして、各永
久磁石22を自動車の燃料系統に吸着すると、排気ガス
中の有害排気物が低減し且つ燃費が向上する。
出量を低減する。 【構成】 線材をリング状に成形してバネ21とし、そ
のバネ21にて6つの永久磁石22を支持する。永久磁
石22はそれぞれ非磁性体のキャップ23に固定し、そ
のキャップ23をバネ21に揺動自在に取り付ける。特
に、永久磁石22はそれぞれ同極を吸着部22aとして
キャップ23の下端より表出し、その吸着部22aがバ
ネ21の内方に配向するようにしている。そして、各永
久磁石22を自動車の燃料系統に吸着すると、排気ガス
中の有害排気物が低減し且つ燃費が向上する。
Description
【0001】
本考案は、主として自動車燃料の燃焼効率を上げ、燃費を向上させるようにし た自動車の燃料系統用磁気構造物に関する。
【0002】
従来、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した自動車において、有 害排気ガスの低減とともに、燃料消費を節減する省エネルギ対策が社会的重要課 題となっており、鋭意これらの問題解決に力が注がれてきた。
【0003】 このうち、燃料節減の問題においては自動車使用者にとって直接経費に影響す るため関心は高いが、未だ充分な成果は得られていない。
【0004】 一方、近年にあって永久磁石の進歩は目覚ましく、軸長が短く両磁極間の距離 が極めて接近した偏平な小型磁石でありながら、その磁力が数万ガウスに達する ものが出現している。
【0005】
しかしながら、永久磁石はモータなどの機器に多用されてはいるものの、一般 には物体を動作させたり吸着させたりするための手段として利用されていること が殆どであった。
【0006】 そこで、本考案は永久磁石の磁力を活用し、自動車の燃費を向上させることを 主たる目的とする。
【0007】
本考案は上記課題を達成するため、両端に防脱部を形成したリング状のバネと 、このバネで支持される複数の永久磁石で成り、前記永久磁石はそれぞれ同極を 吸着部として該吸着部が表出する状態でキャップに固定し、そのキャップは前記 バネに揺動自在に取り付けて前記吸着部が内方に配向するようにしたことを特徴 とする自動車の燃料系統用磁気構造物を提供するものである。
【0008】 特に、好適な態様として本考案の磁気構造物は6つの永久磁石を備え、その永 久磁石を固定するキャップを非磁性体としている。
【0009】
本考案によれば、自動車の燃料系統として例えばガソリン車のキャブレタ近傍 の燃料パイプやディーゼル車の噴射ノズルに永久磁石を吸着すると、その燃料パ イプや噴射ノズルが永久磁石の磁力の作用で磁化するようになる。すると、それ らの内部を通る自動車の燃料が磁力の作用で活性化される。
【0010】 この結果、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物など排気ガス中の有害成分が大 幅に低減し、また燃費が格段と向上するようになる。
【0011】
以下、本考案の適例を図面に基づいて説明すると、図1はガソリン車の燃料系 統を示す。図1において、1はガソリンエンジン、2は燃料タンク、3は磁性体 で成る燃料パイプ、4は燃料ポンプ、5は燃料フィルタ、6はキャブレタであり 、ガソリンエンジン1が始動すると、燃料タンク2中の燃料は燃料パイプ3を通 じ燃料ポンプ4でキャブレタ6に送り込まれ、ガソリンエンジン1の各燃焼室に 分配して噴射される。図中、20は本考案に係わる磁気構造物で、この磁気構造 物20は例えば燃料がキャブレタ6に入る直前の燃料パイプ3に装着される。
【0012】 次に、図2はディーゼル車の燃料系統を示す。図2において、11は主として 軽油を燃料とするディーゼルエンジン、12は燃料タンク、13は磁性体で成る 燃料パイプ、14は燃料ポンプ、15は燃料フィルタ、16は燃料を高圧に圧縮 する噴射ポンプ、17は圧縮された燃料を燃焼室中に噴射する噴射ノズルであっ て、ディーゼルエンジン11が始動すると、燃料タンク12中の燃料は燃料パイ プ13を通じ燃料ポンプ14で噴射ポンプ16に送り込まれ、その噴射ポンプ1 6で高圧に圧縮された後、噴射ノズル17でディーゼルエンジン1の各燃焼室に 噴射される。ここで、本考案に係わる磁気構造物20は例えば燃料を噴射する噴 射ノズル17の上端に装着される。
【0013】 次に、図3〜図5により磁気構造物20の具体的な構造を説明する。図示する ように、この磁気構造物20はリング状のバネ21と該バネ21で支持される複 数の永久磁石22で成る。
【0014】 詳細には、バネ21は線材として炭素系、シリコンマンガン系、マンガンクロ ム系、クロムバナジウム系などのバネ鋼をリング状に成形し熱処理を施してバネ 性を付与してある。特に、このバネ21には両端を円形にかしめた防脱部21a を形成し、後述するキャップ23の離脱を防止できるようにしてある。なお、防 脱部21aは一方を予め形成しておき、キャップ23を取り付けた後に他方の防 脱部21aを形成している。
【0015】 一方、永久磁石22は金属系、フェライト系、あるいはプラスチックやゴムを ベースとする可撓性磁石、とりわけ一万ガウス以上の磁力を有する円盤状の金属 系ネオジム磁石で成り、例えば図3または図4に示すように6つの永久磁石22 をそれぞれキャップ23の下部に嵌着して固定してある。
【0016】 特に、各永久磁石22は同極を吸着部22aとして該吸着部22aがキャップ の下端より表出する状態で固定している。例えば、図5に示すように各吸着部2 2aはN極としてその端面をキャップ23の下端より一面に表出させてある。
【0017】 ところで、そのキャップ23は金属や合成樹脂とりわけ黄銅やアルミニウムな ど非磁性体の金属で成り、それらを図5に示すように断面逆凹字形に成形してあ る。また、キャップ23の上部には貫通孔23aを対向して開口し、その貫通孔 23aにバネ21を通せるようにしてある。
【0018】 そして、貫通孔23aにバネ21を通して該バネ21にキャップ23を揺動自 在に取り付け、永久磁石22の吸着部22aがそれぞれ内方に配向するようにし ている。
【0019】 次に、上述の如く構成された磁気構造物20の使用方法を説明すると、図6は ガソリン車での使用例を示す。
【0020】 ガソリン車では、前述の如く例えば燃料がキャブレタに入る直前の磁性体で成 る燃料パイプ3に装着するのであって、このときバネ21を開放してその内部に 燃料パイプ3を取り込み、その後に永久磁石22の吸着部22aをそれぞれ内方 に配向して燃焼パイプ3の外周面にこれを吸着させる。なお、ガソリン車におい て、インジェクション方式のものでは図示せぬインジェクタに装着することが望 ましい。
【0021】 一方、図7はディーゼル車での使用例を示す。ディーゼル車では例えば噴射ノ ズル17(図2参照)を構成するフレアナット17aに装着するのであって、こ のときバネ21を開放してその内部にフレアナット17aを取り込み、その後に 永久磁石22の吸着部22aをそれぞれ内方に配向してフレアナット17aの外 周面にこれを吸着させる。
【0022】 ところで、上述のように磁気構造物20を自動車の燃料系統に装着したとき、 燃料パイプ3や噴射ノズル17は永久磁石22の磁力の作用で強力な磁性を示す ようになる。この結果、燃料パイプ3や噴射ノズル17の内部を通る燃料が活性 化され物性が改善されるものと考えられる。
【0023】 ここで、ディーゼル自動車において、噴射ノズルにそれぞれ本願の磁気構造物 を装着して排気ガスの成分試験をしたところ、一酸化炭素の濃度は基準値980 ppmに対して279ppm、炭化水素の濃度は基準値670ppmに対して7 9ppm、窒素酸化物の濃度は基準値210ppmに対して204ppmとなり 、それぞれの濃度が通常より20〜30%低減していることが確認できた。また 、燃費についても20%程度向上することが確認されている。
【0024】 以上、本考案に係わる磁気構造物の適例を説明したが、吸着部としてS極を表 出させるようにしてもよい。なお、この磁気構造物によれば暖房装置などの燃料 系統に装着して用いることもできる。
【0025】
本考案の磁気構造物によれば、試験結果からも明らかなように自動車の燃料系 統に装着することで、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの有害排気物を大 幅に低減でき、かつ燃費を格段と向上することができる。
【0026】 また、本願の磁気構造物はリング状のバネで複数の永久磁石を支持しているか ら永久磁石がばらつかず、使用時にはバネを開いて永久磁石を燃料パイプなどの 周面に配することができ使い勝手が良い。
【0027】 特に、バネの両端には防脱部を形成しているから永久磁石を固定したキャップ がバネから離脱せず、また永久磁石はそれぞれ同極を吸着部としているから吸着 物の磁化率を上げることができる。
【0028】 更に、請求項2の考案では永久磁石を固定したキャップを非磁性体としている から、キャップが互いに吸着せず使い易い。また請求項3の考案では永久磁石を 6つ備えるようにしているから、噴射ノズルのフレアナットなど六角面に永久磁 石を均等に吸着することができる。
【図1】ガソリン車の燃料系統を示す概略図
【図2】ディーゼル車の燃料系統を示す概略図
【図3】本考案に係わる磁気構造物を示す斜視図
【図4】本考案に係わる磁気構造物を示す平面図
【図5】永久磁石を固定したキャップの断面図
【図6】ガソリン車において燃料パイプに磁気構造物を
装着した状態を示す側面図
装着した状態を示す側面図
【図7】ディーゼル車において噴射ノズルに磁気構造物
を装着した状態を示す平面図
を装着した状態を示す平面図
3 燃料パイプ 17 噴射ノズル 20 磁気構造物 21 バネ 21a 防脱部 22 永久磁石 22a 吸着部 23 キャップ 23a 貫通孔
Claims (3)
- 【請求項1】 両端に防脱部を形成したリング状のバネ
と、このバネで支持される複数の永久磁石で成り、前記
永久磁石はそれぞれ同極を吸着部として該吸着部が表出
する状態でキャップに固定し、そのキャップは前記バネ
に揺動自在に取り付けて前記吸着部が内方に配向するよ
うにしたことを特徴とする自動車の燃料系統用磁気構造
物。 - 【請求項2】 キャップは非磁性体で成る請求項1記載
の自動車の燃料系統用磁気構造物。 - 【請求項3】 永久磁石を6つ備えた請求項1記載の自
動車の燃料系統用磁気構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010848U JP3023755U (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 自動車の燃料系統用磁気構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010848U JP3023755U (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 自動車の燃料系統用磁気構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3023755U true JP3023755U (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=43159015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995010848U Expired - Lifetime JP3023755U (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 自動車の燃料系統用磁気構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023755U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003534489A (ja) * | 2000-05-19 | 2003-11-18 | アラン ミューラー,ジェフリ | 燃料を節約し放出を削減するための装置 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP1995010848U patent/JP3023755U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003534489A (ja) * | 2000-05-19 | 2003-11-18 | アラン ミューラー,ジェフリ | 燃料を節約し放出を削減するための装置 |
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