JP3023718B2 - 建築物の施工方法及び装置 - Google Patents
建築物の施工方法及び装置Info
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- JP3023718B2 JP3023718B2 JP3187515A JP18751591A JP3023718B2 JP 3023718 B2 JP3023718 B2 JP 3023718B2 JP 3187515 A JP3187515 A JP 3187515A JP 18751591 A JP18751591 A JP 18751591A JP 3023718 B2 JP3023718 B2 JP 3023718B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多層多スパンの高層建
築物を構築する建築物の施工方法及び装置に関するもの
である。
築物を構築する建築物の施工方法及び装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の施工法として、地上走行型
式で、マストを継ぎ足して屋根を上昇させる走行式ルー
フクレーンによる方法が提案されている。
式で、マストを継ぎ足して屋根を上昇させる走行式ルー
フクレーンによる方法が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この場合、マストの継
接高さに限度があり、高層階建築物の施工が不可能であ
った。本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであ
り、その目的とする処は、走行式ルーフクレーンにより
多層多スパンの高層建築物を効率よく構築できる上に、
全天候施工を行うことができる建築物の施工方法及び装
置を提供する点にある。
接高さに限度があり、高層階建築物の施工が不可能であ
った。本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであ
り、その目的とする処は、走行式ルーフクレーンにより
多層多スパンの高層建築物を効率よく構築できる上に、
全天候施工を行うことができる建築物の施工方法及び装
置を提供する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の建築物の施工方法は、走行式ルーフクレ
ーン本体を、複数本の昇降マストと同各昇降マストの頭
部に装架した屋根部と同屋根部の下面に懸架した天井走
行クレーンと走行手段とにより構成し、前記各昇降マス
トを、前記昇降マストの下部を形成する下部シリンダと
前記昇降マストの上部を形成する上部シリンダとにより
構成し、同下部シリンダと同上部シリンダとを油圧によ
り上下方向への伸縮を可能に組付け、前記下部シリンダ
と前記上部シリンダとに前記走行手段を前後進及び上下
方向への回動を可能に装着した走行式ルーフクレーンを
使用し、同走行式ルーフクレーンの下部シリンダと上部
シリンダとに装着した各走行手段を建造物の上下２段の
跳ね出し床面に載せて、走行式ルーフクレーンを同各跳
ね出し床面の長手方向に沿って移動させる一方、前記天
井走行クレーンにより建築材料を吊上げ、所定位置へ搬
送して、組立てるという工程を反復して、走行式ルーフ
クレーンの移動方向に連続した建屋を構築し、当該階最
終の建屋を構築したら、同構築位置において、上部シリ
ンダの走行手段を上方に回動し、後退させ、下方に回動
して、上部シリンダの上昇を可能にし、次いで上部シリ
ンダを上昇させて、同上部シリンダの走行手段を１段上
の跳ね出し床面の斜め上方位置まで上昇させ、次いで上
部シリンダの走行手段を上方に回動し、前進させ、下方
に回動し、次いで上部シリンダを若干下降させて、上部
シリンダの走行手段を１段上の跳ね出し床面に着床さ
せ、次いで下部シリンダの走行手段を上方に回動し、後
退させ、下方に回動して、下部シリンダの上昇を可能に
し、次いで下部シリンダを上昇させて、同下部シリンダ
の走行手段を１段上の跳ね出し床面の斜め上方位置まで
上昇させ、次いで下部シリンダの走行手段を上方に回動
し、前進させ、下方に回動し、次いで下部シリンダを若
干下降させて、下部シリンダの走行手段を１段上の跳ね
出し床面に着床させるという尺取虫方式の上昇動作を行
って、走行式ルーフクレーンを１階分上昇させ、次いで
走行式ルーフクレーンを前とは逆の方向に移動させて前
記の要領で１階上の建屋を構築し、それからも前記と同
様の工程を反復して、複数階の建築物を構築することを
特徴としている（請求項１）。
めに、本発明の建築物の施工方法は、走行式ルーフクレ
ーン本体を、複数本の昇降マストと同各昇降マストの頭
部に装架した屋根部と同屋根部の下面に懸架した天井走
行クレーンと走行手段とにより構成し、前記各昇降マス
トを、前記昇降マストの下部を形成する下部シリンダと
前記昇降マストの上部を形成する上部シリンダとにより
構成し、同下部シリンダと同上部シリンダとを油圧によ
り上下方向への伸縮を可能に組付け、前記下部シリンダ
と前記上部シリンダとに前記走行手段を前後進及び上下
方向への回動を可能に装着した走行式ルーフクレーンを
使用し、同走行式ルーフクレーンの下部シリンダと上部
シリンダとに装着した各走行手段を建造物の上下２段の
跳ね出し床面に載せて、走行式ルーフクレーンを同各跳
ね出し床面の長手方向に沿って移動させる一方、前記天
井走行クレーンにより建築材料を吊上げ、所定位置へ搬
送して、組立てるという工程を反復して、走行式ルーフ
クレーンの移動方向に連続した建屋を構築し、当該階最
終の建屋を構築したら、同構築位置において、上部シリ
ンダの走行手段を上方に回動し、後退させ、下方に回動
して、上部シリンダの上昇を可能にし、次いで上部シリ
ンダを上昇させて、同上部シリンダの走行手段を１段上
の跳ね出し床面の斜め上方位置まで上昇させ、次いで上
部シリンダの走行手段を上方に回動し、前進させ、下方
に回動し、次いで上部シリンダを若干下降させて、上部
シリンダの走行手段を１段上の跳ね出し床面に着床さ
せ、次いで下部シリンダの走行手段を上方に回動し、後
退させ、下方に回動して、下部シリンダの上昇を可能に
し、次いで下部シリンダを上昇させて、同下部シリンダ
の走行手段を１段上の跳ね出し床面の斜め上方位置まで
上昇させ、次いで下部シリンダの走行手段を上方に回動
し、前進させ、下方に回動し、次いで下部シリンダを若
干下降させて、下部シリンダの走行手段を１段上の跳ね
出し床面に着床させるという尺取虫方式の上昇動作を行
って、走行式ルーフクレーンを１階分上昇させ、次いで
走行式ルーフクレーンを前とは逆の方向に移動させて前
記の要領で１階上の建屋を構築し、それからも前記と同
様の工程を反復して、複数階の建築物を構築することを
特徴としている（請求項１）。
【０００５】また本発明の建築物の施工装置は、走行式
ルーフクレーン本体を、複数本の昇降マストと同各昇降
マストの頭部に装架した屋根部と同屋根部の下面に懸架
した天井走行クレーンと走行手段とにより構成し、前記
各昇降マストを、前記昇降マストの下部を形成する下部
シリンダと前記昇降マストの上部を形成する上部シリン
ダとにより構成し、同下部シリンダと同上部シリンダと
を油圧により上下方向への伸縮を可能に組付け、前記下
部シリンダと前記上部シリンダとに前記走行手段を前後
進及び上下方向への回動を可能に装着した走行式ルーフ
クレーンを具えていることを特徴としている（請求項
２）。
ルーフクレーン本体を、複数本の昇降マストと同各昇降
マストの頭部に装架した屋根部と同屋根部の下面に懸架
した天井走行クレーンと走行手段とにより構成し、前記
各昇降マストを、前記昇降マストの下部を形成する下部
シリンダと前記昇降マストの上部を形成する上部シリン
ダとにより構成し、同下部シリンダと同上部シリンダと
を油圧により上下方向への伸縮を可能に組付け、前記下
部シリンダと前記上部シリンダとに前記走行手段を前後
進及び上下方向への回動を可能に装着した走行式ルーフ
クレーンを具えていることを特徴としている（請求項
２）。
【０００６】
【作用】走行式ルーフクレーン本体を、複数本の昇降マ
ストと同各昇降マストの頭部に装架した屋根部と同屋根
部の下面に懸架した天井走行クレーンと走行手段とによ
り構成し、前記各昇降マストを、前記昇降マストの下部
を形成する下部シリンダと前記昇降マストの上部を形成
する上部シリンダとにより構成し、同下部シリンダと同
上部シリンダとを油圧により上下方向への伸縮を可能に
組付け、前記下部シリンダと前記上部シリンダとに前記
走行手段を前後進及び上下方向への回動を可能に装着し
た走行式ルーフクレーンを使用し、同走行式ルーフクレ
ーンの下部シリンダと上部シリンダとに装着した各走行
手段を建造物の上下２段の跳ね出し床面に載せて、走行
式ルーフクレーンを同各跳ね出し床面の長手方向に沿っ
て移動させる一方、前記天井走行クレーンにより建築材
料を吊上げ、所定位置へ搬送して、組立てるという工程
を反復して、走行式ルーフクレーンの移動方向に連続し
た建屋を構築し、当該階最終の建屋を構築したら、同構
築位置において、上部シリンダの走行手段を上方に回動
し、後退させ、下方に回動して、上部シリンダの上昇を
可能にし、次いで上部シリンダを上昇させて、同上部シ
リンダの走行手段を１段上の跳ね出し床面の斜め上方位
置まで上昇させ、次いで上部シリンダの走行手段を上方
に回動し、前進させ、下方に回動し、次いで上部シリン
ダを若干下降させて、上部シリンダの走行手段を１段上
の跳ね出し床面に着床させ、次いで下部シリンダの走行
手段を上方に回動し、後退させ、下方に回動して、下部
シリンダの上昇を可能にし、次いで下部シリンダを上昇
させて、同下部シリンダの走行手段を１段上の跳ね出し
床面の斜め上方位置まで上昇させ、次いで下部シリンダ
の走行手段を上方に回動し、前進させ、下方に回動し、
次いで下部シリンダを若干下降させて、下部シリンダの
走行手段を１段上の跳ね出し床面に着床させるという尺
取虫方式の上昇動作を行って、走行式ルーフクレーンを
１階分上昇させ、次いで走行式ルーフクレーンを前とは
逆の方向に移動させて前記の要領で１階上の建屋を構築
し、それからも前記と同様の工程を反復して、複数階の
建築物を構築する。
ストと同各昇降マストの頭部に装架した屋根部と同屋根
部の下面に懸架した天井走行クレーンと走行手段とによ
り構成し、前記各昇降マストを、前記昇降マストの下部
を形成する下部シリンダと前記昇降マストの上部を形成
する上部シリンダとにより構成し、同下部シリンダと同
上部シリンダとを油圧により上下方向への伸縮を可能に
組付け、前記下部シリンダと前記上部シリンダとに前記
走行手段を前後進及び上下方向への回動を可能に装着し
た走行式ルーフクレーンを使用し、同走行式ルーフクレ
ーンの下部シリンダと上部シリンダとに装着した各走行
手段を建造物の上下２段の跳ね出し床面に載せて、走行
式ルーフクレーンを同各跳ね出し床面の長手方向に沿っ
て移動させる一方、前記天井走行クレーンにより建築材
料を吊上げ、所定位置へ搬送して、組立てるという工程
を反復して、走行式ルーフクレーンの移動方向に連続し
た建屋を構築し、当該階最終の建屋を構築したら、同構
築位置において、上部シリンダの走行手段を上方に回動
し、後退させ、下方に回動して、上部シリンダの上昇を
可能にし、次いで上部シリンダを上昇させて、同上部シ
リンダの走行手段を１段上の跳ね出し床面の斜め上方位
置まで上昇させ、次いで上部シリンダの走行手段を上方
に回動し、前進させ、下方に回動し、次いで上部シリン
ダを若干下降させて、上部シリンダの走行手段を１段上
の跳ね出し床面に着床させ、次いで下部シリンダの走行
手段を上方に回動し、後退させ、下方に回動して、下部
シリンダの上昇を可能にし、次いで下部シリンダを上昇
させて、同下部シリンダの走行手段を１段上の跳ね出し
床面の斜め上方位置まで上昇させ、次いで下部シリンダ
の走行手段を上方に回動し、前進させ、下方に回動し、
次いで下部シリンダを若干下降させて、下部シリンダの
走行手段を１段上の跳ね出し床面に着床させるという尺
取虫方式の上昇動作を行って、走行式ルーフクレーンを
１階分上昇させ、次いで走行式ルーフクレーンを前とは
逆の方向に移動させて前記の要領で１階上の建屋を構築
し、それからも前記と同様の工程を反復して、複数階の
建築物を構築する。
【０００７】
【実施例】次に本発明の建造物の施工方法及び装置を図
に示す実施例により説明する。Ａは走行式ルーフクレー
ンで、同走行式ルーフクレーンＡの本体を、複数本の昇
降マスト３と同各昇降マスト３の頭部に装架した屋根部
４と同屋根部４の下面に懸架した天井走行クレーン５と
走行手段６とにより構成している。また前記各昇降マス
ト３を、昇降マスト３の下部を形成する下部シリンダ１
と昇降マスト３の上部を形成する上部シリンダ２とによ
り構成し、下部シリンダ１と上部シリンダ２とを油圧に
より上下方向への伸縮を可能に組付け、同下部シリンダ
１と同上部シリンダ２とに前記走行手段６を前後進及び
上下方向への回動を可能に装着している。図中の符号７
は相隣る上下シリンダ１、２の連結部材である。
に示す実施例により説明する。Ａは走行式ルーフクレー
ンで、同走行式ルーフクレーンＡの本体を、複数本の昇
降マスト３と同各昇降マスト３の頭部に装架した屋根部
４と同屋根部４の下面に懸架した天井走行クレーン５と
走行手段６とにより構成している。また前記各昇降マス
ト３を、昇降マスト３の下部を形成する下部シリンダ１
と昇降マスト３の上部を形成する上部シリンダ２とによ
り構成し、下部シリンダ１と上部シリンダ２とを油圧に
より上下方向への伸縮を可能に組付け、同下部シリンダ
１と同上部シリンダ２とに前記走行手段６を前後進及び
上下方向への回動を可能に装着している。図中の符号７
は相隣る上下シリンダ１、２の連結部材である。
【０００８】高層階建築物の施工時には、前記走行式ル
ーフクレーンＡを使用し、図２に示すように、走行式ル
ーフクレーンＡの下部シリンダ１と上部シリンダ２とに
夫々装着した走行手段６を建造物Ｂの上下２段の跳ね出
し床面Ｃに載せて、走行式ルーフクレーンＡを上下２段
の跳ね出し床面Ｃの長手方向に沿って移動させる一方、
天井走行クレーン５により建築材料Ｄを吊上げ、所定位
置へ搬送して、組立てるという工程を反復して、走行式
ルーフクレーンＡの移動方向に連続した建屋を構築す
る。そして当該階最終の建屋を構築したら、同構築位置
において、尺取虫方式の上昇動作を反復して、走行式ル
ーフクレーンＡを１階分上昇させる。即ち、
ーフクレーンＡを使用し、図２に示すように、走行式ル
ーフクレーンＡの下部シリンダ１と上部シリンダ２とに
夫々装着した走行手段６を建造物Ｂの上下２段の跳ね出
し床面Ｃに載せて、走行式ルーフクレーンＡを上下２段
の跳ね出し床面Ｃの長手方向に沿って移動させる一方、
天井走行クレーン５により建築材料Ｄを吊上げ、所定位
置へ搬送して、組立てるという工程を反復して、走行式
ルーフクレーンＡの移動方向に連続した建屋を構築す
る。そして当該階最終の建屋を構築したら、同構築位置
において、尺取虫方式の上昇動作を反復して、走行式ル
ーフクレーンＡを１階分上昇させる。即ち、
【０００９】図２の状態から、上部シリンダ２の走行手
段６を上方に回動し、後退させ、下方に回動して、上部
シリンダ２の上昇を可能にし、次いで上部シリンダ２を
上昇させて、同上部シリンダ２の走行手段６を１段上の
跳ね出し床面Ｃの斜め上方位置（図３の位置）まで上昇
させ、次いで上部シリンダ２の走行手段６を上方に回動
し、前進させ、下方に回動し、次いで上部シリンダ２を
若干下降させて、上部シリンダ２の走行手段６を１段上
の跳ね出し床面Ｃに着床させる。この状態を図４に示し
た。
段６を上方に回動し、後退させ、下方に回動して、上部
シリンダ２の上昇を可能にし、次いで上部シリンダ２を
上昇させて、同上部シリンダ２の走行手段６を１段上の
跳ね出し床面Ｃの斜め上方位置（図３の位置）まで上昇
させ、次いで上部シリンダ２の走行手段６を上方に回動
し、前進させ、下方に回動し、次いで上部シリンダ２を
若干下降させて、上部シリンダ２の走行手段６を１段上
の跳ね出し床面Ｃに着床させる。この状態を図４に示し
た。
【００１０】次いで下部シリンダ１の走行手段６を上方
に回動し、後退させ、下方に回動して、下部シリンダ１
の上昇を可能にし、次いで下部シリンダ１を上昇させ
て、同下部シリンダ１の走行手段６を１段上の跳ね出し
床面Ｃの斜め上方位置まで上昇させ、次いで下部シリン
ダ１の走行手段６を上方に回動し、前進させ、下方に回
動し、次いで下部シリンダ１を若干下降させて、下部シ
リンダ１の走行手段６を１段上の跳ね出し床面Ｃに着床
させる。この状態を図５に示した。以上の尺取虫方式の
上昇動作により走行式ルーフクレーンＡを１階分上昇さ
せる。
に回動し、後退させ、下方に回動して、下部シリンダ１
の上昇を可能にし、次いで下部シリンダ１を上昇させ
て、同下部シリンダ１の走行手段６を１段上の跳ね出し
床面Ｃの斜め上方位置まで上昇させ、次いで下部シリン
ダ１の走行手段６を上方に回動し、前進させ、下方に回
動し、次いで下部シリンダ１を若干下降させて、下部シ
リンダ１の走行手段６を１段上の跳ね出し床面Ｃに着床
させる。この状態を図５に示した。以上の尺取虫方式の
上昇動作により走行式ルーフクレーンＡを１階分上昇さ
せる。
【００１１】次いで走行式ルーフクレーンＡを前とは逆
の方向に移動させて、前記の要領で１階上の建屋を構築
し（図６参照）、それからも前記工程を反復して、高層
階建築物を構築する。
の方向に移動させて、前記の要領で１階上の建屋を構築
し（図６参照）、それからも前記工程を反復して、高層
階建築物を構築する。
【００１２】
【発明の効果】本発明は前記のように走行式ルーフクレ
ーン本体を、複数本の昇降マストと同各昇降マストの頭
部に装架した屋根部と同屋根部の下面に懸架した天井走
行クレーンと走行手段とにより構成し、前記各昇降マス
トを、前記昇降マストの下部を形成する下部シリンダと
前記昇降マストの上部を形成する上部シリンダとにより
構成し、同下部シリンダと同上部シリンダとを油圧によ
り上下方向への伸縮を可能に組付け、前記下部シリンダ
と前記上部シリンダとに前記走行手段を前後進及び上下
方向への回動を可能に装着した走行式ルーフクレーンを
使用し、同走行式ルーフクレーンの下部シリンダと上部
シリンダとに装着した各走行手段を建造物の上下２段の
跳ね出し床面に載せて、走行式ルーフクレーンを同各跳
ね出し床面の長手方向に沿って移動させる一方、前記天
井走行クレーンにより建築材料を吊上げ、所定位置へ搬
送して、組立てるという工程を反復して、走行式ルーフ
クレーンの移動方向に連続した建屋を構築し、当該階最
終の建屋を構築したら、同構築位置において、上部シリ
ンダの走行手段を上方に回動して跳ね出し床面から離床
させたのち反建屋方向に後退させ、次いで上部シリンダ
を上昇させ、次いで上部シリンダの走行手段を建屋方向
に前進させたのち下方に回動して１段上の跳ね出し床面
に載せ、次いで下部シリンダの走行手段を上方に回動し
て跳ね出し床面から離床させたのち反建屋方向に後退さ
せ、次いで下部シリンダを上昇させ、下部シリンダの走
行手段を建屋方向に前進させたのち下方に回動して１段
上の跳ね出し床面に載せるという尺取虫方式の上昇動作
を行って、走行式ルーフクレーンを１階分上昇させ、次
いで走行式ルーフクレーンを前とは逆の方向に移動させ
て前記の要領で１階上の建屋を構築し、以下前記と同様
の工程を反復して、複数階の建築物を構築するので、高
層階建築物を効率よく構築できる。
ーン本体を、複数本の昇降マストと同各昇降マストの頭
部に装架した屋根部と同屋根部の下面に懸架した天井走
行クレーンと走行手段とにより構成し、前記各昇降マス
トを、前記昇降マストの下部を形成する下部シリンダと
前記昇降マストの上部を形成する上部シリンダとにより
構成し、同下部シリンダと同上部シリンダとを油圧によ
り上下方向への伸縮を可能に組付け、前記下部シリンダ
と前記上部シリンダとに前記走行手段を前後進及び上下
方向への回動を可能に装着した走行式ルーフクレーンを
使用し、同走行式ルーフクレーンの下部シリンダと上部
シリンダとに装着した各走行手段を建造物の上下２段の
跳ね出し床面に載せて、走行式ルーフクレーンを同各跳
ね出し床面の長手方向に沿って移動させる一方、前記天
井走行クレーンにより建築材料を吊上げ、所定位置へ搬
送して、組立てるという工程を反復して、走行式ルーフ
クレーンの移動方向に連続した建屋を構築し、当該階最
終の建屋を構築したら、同構築位置において、上部シリ
ンダの走行手段を上方に回動して跳ね出し床面から離床
させたのち反建屋方向に後退させ、次いで上部シリンダ
を上昇させ、次いで上部シリンダの走行手段を建屋方向
に前進させたのち下方に回動して１段上の跳ね出し床面
に載せ、次いで下部シリンダの走行手段を上方に回動し
て跳ね出し床面から離床させたのち反建屋方向に後退さ
せ、次いで下部シリンダを上昇させ、下部シリンダの走
行手段を建屋方向に前進させたのち下方に回動して１段
上の跳ね出し床面に載せるという尺取虫方式の上昇動作
を行って、走行式ルーフクレーンを１階分上昇させ、次
いで走行式ルーフクレーンを前とは逆の方向に移動させ
て前記の要領で１階上の建屋を構築し、以下前記と同様
の工程を反復して、複数階の建築物を構築するので、高
層階建築物を効率よく構築できる。
【００１３】また複数本の昇降マストの頭部に屋根部を
装架し、同屋根部の下面に天井走行クレーンを懸架した
ので、屋根下方の作業空間に天井走行クレーンの走行に
障害となる柱が存在せず、天井走行クレーンによる資材
の搬送、組立て等の作業を能率よく行うことができて、
この点からも高層階建築物を効率よく構築できる。
装架し、同屋根部の下面に天井走行クレーンを懸架した
ので、屋根下方の作業空間に天井走行クレーンの走行に
障害となる柱が存在せず、天井走行クレーンによる資材
の搬送、組立て等の作業を能率よく行うことができて、
この点からも高層階建築物を効率よく構築できる。
【００１４】また複数本の昇降マストの頭部に屋根部を
装架したので、全天候施工を行うことができる。
装架したので、全天候施工を行うことができる。
【図１】本発明に係る建築物の施工方法の一実施例の実
施状況を示す斜視図である。
施状況を示す斜視図である。
【図２】本発明の方法の実施状況を示す縦断面図であ
る。
る。
【図３】走行式ルーフクレーンの上昇工程を示す縦断面
図である。
図である。
【図４】走行式ルーフクレーンの上昇時における走行手
段の盛替工程を示す縦断面図である。
段の盛替工程を示す縦断面図である。
【図５】走行手段の盛替工程完了時の状態を示す縦断面
図である。
図である。
【図６】建屋上部の構築工程を示す縦断面図である。
Ａ 走行式ルーフクレーン Ｂ 建造物 Ｃ 跳ね出し床面 １ 下部シリンダ ２ 上部シリンダ ３ 昇降マスト ４ 屋根部 ５ 天井走行クレーン ６ 走行手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹林 禎之 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 稲見 克也 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 富田 文子 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 中川 正美 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 岡本 嘉行 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04B 1/35 E04G 21/16
Claims (2)
- 【請求項１】 走行式ルーフクレーン本体を、複数本の
昇降マストと同各昇降マストの頭部に装架した屋根部と
同屋根部の下面に懸架した天井走行クレーンと走行手段
とにより構成し、前記各昇降マストを、前記昇降マスト
の下部を形成する下部シリンダと前記昇降マストの上部
を形成する上部シリンダとにより構成し、同下部シリン
ダと同上部シリンダとを油圧により上下方向への伸縮を
可能に組付け、前記下部シリンダと前記上部シリンダと
に前記走行手段を前後進及び上下方向への回動を可能に
装着した走行式ルーフクレーンを使用し、同走行式ルー
フクレーンの下部シリンダと上部シリンダとに装着した
各走行手段を建造物の上下２段の跳ね出し床面に載せ
て、走行式ルーフクレーンを同各跳ね出し床面の長手方
向に沿って移動させる一方、前記天井走行クレーンによ
り建築材料を吊上げ、所定位置へ搬送して、組立てると
いう工程を反復して、走行式ルーフクレーンの移動方向
に連続した建屋を構築し、当該階最終の建屋を構築した
ら、同構築位置において、上部シリンダの走行手段を上
方に回動し、後退させ、下方に回動して、上部シリンダ
の上昇を可能にし、次いで上部シリンダを上昇させて、
同上部シリンダの走行手段を１段上の跳ね出し床面の斜
め上方位置まで上昇させ、次いで上部シリンダの走行手
段を上方に回動し、前進させ、下方に回動し、次いで上
部シリンダを若干下降させて、上部シリンダの走行手段
を１段上の跳ね出し床面に着床させ、次いで下部シリン
ダの走行手段を上方に回動し、後退させ、下方に回動し
て、下部シリンダの上昇を可能にし、次いで下部シリン
ダを上昇させて、同下部シリンダの走行手段を１段上の
跳ね出し床面の斜め上方位置まで上昇させ、次いで下部
シリンダの走行手段を上方に回動し、前進させ、下方に
回動し、次いで下部シリンダを若干下降させて、下部シ
リンダの走行手段を１段上の跳ね出し床面に着床させる
という尺取虫方式の上昇動作を行って、走行式ルーフク
レーンを１階分上昇させ、次いで走行式ルーフクレーン
を前とは逆の方向に移動させて前記の要領で１階上の建
屋を構築し、それからも前記と同様の工程を反復して、
複数階の建築物を構築することを特徴とした建築物の施
工方法。 - 【請求項２】 走行式ルーフクレーン本体を、複数本の
昇降マストと同各昇降マストの頭部に装架した屋根部と
同屋根部の下面に懸架した天井走行クレーンと走行手段
とにより構成し、前記各昇降マストを、前記昇降マスト
の下部を形成する下部シリンダと前記昇降マストの上部
を形成する上部シリンダとにより構成し、同下部シリン
ダと同上部シリンダとを油圧により上下方向への伸縮を
可能に組付け、前記下部シリンダと前記上部シリンダと
に前記走行手段を前後進及び上下方向への回動を可能に
装着した走行式ルーフクレーンを具えていることを特徴
とした建築物の施工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3187515A JP3023718B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 建築物の施工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3187515A JP3023718B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 建築物の施工方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533397A JPH0533397A (ja) | 1993-02-09 |
| JP3023718B2 true JP3023718B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=16207427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3187515A Expired - Fee Related JP3023718B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 建築物の施工方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3023718B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997033092A1 (fr) | 1996-03-06 | 1997-09-12 | Hitachi, Ltd. | Compresseur centrifuge et diffuseur pour ce compresseur centrifuge |
| WO2010079732A1 (ja) | 2009-01-07 | 2010-07-15 | パナソニック株式会社 | 電子機器 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP3187515A patent/JP3023718B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0533397A (ja) | 1993-02-09 |
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