JP3023676U - 防湿・防臭性寝具 - Google Patents

防湿・防臭性寝具

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JP3023676U
JP3023676U JP1995011796U JP1179695U JP3023676U JP 3023676 U JP3023676 U JP 3023676U JP 1995011796 U JP1995011796 U JP 1995011796U JP 1179695 U JP1179695 U JP 1179695U JP 3023676 U JP3023676 U JP 3023676U
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bedding
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zeolite
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JP1995011796U
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幸世 渡部
豊 村田
実 高崎
博 吉田
久志 山根
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幸世 渡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿・防臭性に優れた寝具を提供し、健康及
び安眠を促進する。 【解決手段】 粉砕された天然ゼオライト又は天然ゼオ
ライト精製物に、略同程度に粉砕された1種類又は2種
類以上の植物性炭化物を混入してペレット化したゼオラ
イトと炭化物の複合材3を内蔵し、特に寝具の表面側の
表布1内部に上記複合材3を収容するように区画された
多数の複合材収容部6を形成配設し、該複合材収容部6
内に所定量の複合材3を収容した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は枕,敷布団,敷布用マット等の防湿・防臭性寝具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に寝具を長期間使用すると、睡眠中の発汗、先天的体臭、後天的体臭(職 業臭、習慣臭)、整髪料等の化粧品からの臭や湿気が寝具に付着し、これらが就 寝前に不快感を与え、安眠を阻害する原因となる。又、病気になると呼気、汗、 患部等から一時的体臭(病気臭)が発生する。これは患者にとっても、周囲の人 にとっても非常に不快感を与える要因である。 これらの臭の成分は蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸等 の低級脂肪酸、アンモニア、硫化水素、揮発性アミン等非常に多いといわれてい る。
【0003】 これに対し、従来から使用されている寝具において、枕は充填材としてそば殻 等の天然物やプラスチックの切片等が、敷布団は綿、化学繊維、羽毛が主に使用 されているが、安眠を得るために、充填材として活性炭や木炭の粉末、焼成ゼオ ライトの粒状破砕物、磁石を使用して通気性、脱臭性、吸熱性を付与した寝具が 提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来の活性炭や木炭等はこれを単に粒状に粉砕したものや粉状のものを 用いるために、長時間繰り返し使用すると寝具内で微粉末化して吸着能や耐用年 数の低下が早いほか、外部との通気性維持と微粉末の洩出防止の両方を満足させ ることが困難であった。また焼成ゼオライトも高温下焼成による吸着能の低下や コスト面での難点があり、磁石を用いるものもコスト面及び重量の過大化等の欠 点がある。したがってこの考案は、前述したような多種の臭成分を吸収して、か つ臭成分や湿気分が飽和状態になった時、天日乾燥等により吸収能力が回復でき る複合材を利用した寝具を提供せんとするものである。
【0005】 またこの考案は吸湿性、ガス吸着能を持ち、アンモニア等の陽イオン交換性機 能を有するゼオライトと、ガスや湿気の吸着に優れた機能を持つ植物性炭化物の 併用及び原料の造粒化により生ずる二次的気孔(孔径数100〜数ミクロン)に より、多種の臭成分と湿気を吸着させるとともに、ゼオライトと植物性炭化物を 使うことにより、吸収能力の再生を可能にせんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題点を解決するための本考案の寝具は、第1に粉砕された天然 ゼオライト又は天然ゼオライト精製物に、粉砕された1種類又は2種類以上の植 物性炭化物を混入してペレット化したゼオライトと炭化物の複合材3を内蔵して なることを特徴としている。
【0007】 第2に所定量の複合材3をガス透過性を有するシート又はネット材製の小袋4 に封入し、該小袋4を枕本体Aの表布1の表面側内部に配してなることを特徴と している。
【0008】 第3に所定量の複合材3をガス透過性を有するシート又はネット材製の小袋4 に封入し、該小袋4を敷布団B又は敷布用マット内の表面側に配してなることを 特徴としている。
【0009】 第4に寝具の表面側の表布1内部に上記複合材3を収容するように区画された 多数の複合材収容部6を形成配設し、該複合材収容部6内に所定量の複合材3を 収容してなることを特徴としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1,2は本考案による枕の斜視図及び断面図で、枕Aは袋状に形成された表 布1内には、従来から使用されているプラスチック小片,スポンジ片,そば殻等 からなる充填物2が混入され又は複層をなして各別に収容されており、その表層 側には本考案の複合材3が略表面側内部には、中央部と周辺を覆うように表層側 を形成するように配設されている。
【0011】 上記複合材3は、天然ゼオライトを例えば0.25mm以下程度の粒径に粉砕 したもの又は天然ゼオライトを精製したものに、略同程度に粉砕された植物性炭 化物を重量比で約50%又それ以下位で混ぜ、メチルセルロースやポリビニール アルコール等の有機バインダーを重量比1〜3%位と水を添加して粒状にペレッ ト化し乾燥固化したものである。ここで天然ゼオライトとしては主としてモルデ ン沸石を、植物性炭化物としてはコーヒー滓,籾殻,木材等の炭化物を1種類又 は2種類以上を混ぜて使用し、ペレットサイズは寝具使用者層又は使用者の好み 等により大,中,小等任意に選べるが、例えば1〜10mm径のものの粒径を揃 え又は各種粒径のものを混在させたものを用いることができる。炭化物の混入時 の粉砕度は必ずしもゼオライトと同程度である必要はなく、籾殻やコーヒー滓等 は炭化状態のままでもよい。
【0012】 処でガスや湿分の吸着材として一般に使用されている活性炭は、疎水性の臭の 吸着に適しているのに対し、ゼオライトは親水性の臭に適し、又、植物性炭化物 は疎・親水性の両方の吸着能を有しており、多種のガス吸着に適している。本例 ではゼオライトと植物性炭化物を使っているため、アンモニア吸着量が多い。下 記数値は各材料のアンモニア吸着量を示すものである。 植物性炭化物(コーヒー滓) 25.8(ml/g) ゼオライト 26.0 活性炭 18.8
【0013】 また天然ゼオライトと植物性炭化物はいずれも、活性炭に比較して水分吸着性 に優れており、その吸着能は次の通りである。 植物性炭化物(コーヒー滓) 106.8(mg/g) ゼオライト 57.8 活性炭 37.0 (相対湿度92%中で10時間後の測定)
【0014】 上記複合材3は図2に示すように所定量をガス透過性を有し且つペレットを通 さない布状のシート又はネット等からなる小袋4に封入されており、これらの小 袋4が袋状に形成された表布1の表層側内部にガス透過性を備えた内布5によっ て区画形成された多数の複合材収容部6内に収容されている。この複合材収容部 6には直接所定量の複合材3を封入することもできる。またいずれの場合も、収 容された複合材3をその吸着能蘇生又は交換のために、出し入れ可能なように収 容部6を内側又は外側より開閉可能に形成することもできる。
【0015】 図4,図5は本考案の複合材3を敷布団Bの表層側内部に収容した例を示し、 この例では枕Bの場合に比して在来の充填物2が綿,化学繊維,羽毛等である点 、各部の形状及びサイズが敷布団用として大型化又は薄型化されている点で及び 敷布団用の表布等が使用される点等の相違点を有する以外は、枕Bの場合と概ね 同一なので説明を割愛する。したがって図3,4に示す符号は図1,2に示すも のと対応して同一のものを表している。なお寝具用敷物としては上記敷布団Bに 限らず、敷物として使用されるマット状のものにも本考案のものが応用できる。
【0016】 以上説明したように上記各例の寝具に使用される複合材3はペレット化(造粒 )されているが、ペレットは小さい気孔を持ち、ペレット内部もガス吸着能を持 っている。ペレットは長期使用しても潰れないような強度を持ち、且つ複合材3 の小袋(ガス透過布)4に包まれているため、複合材3が寝具の外部に漏れる事 はない。また湿気を吸着しても複合材3が寝具内部で固まる事はない。また複合 材は黒色で、かなり密度が高いので、吸熱性を有し寝心地がよい。さらに寝具を 天日乾燥することによっても、吸着能力の再生が可能である。そして小袋4に包 まれた複合材3は、寝具内部で体に接触する部分(寝具の表面部)に挿入、固定 されており、既述のように取り替えも可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上のように構成される本考案の寝具は、湿気、ガスの吸着性、吸熱性、陽イ オン交換性等の機能が発揮されるため、常に寝具は衛生的で、就寝時の不快感を 取り除き、又ペレットにより身体に適度な刺激がある。そのため、安眠を促し、 健康維持に役立つ。特に、老人養護施設、病院等での利用に適している。また複 合材はペレット化されているため乾燥させる等により吸着能を蘇生して繰り返し 長期間使用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】枕の全体斜視図である。
【図2】枕の断面図である。
【図3】敷布団の全体斜視図である。
【図4】敷布団の断面図である。
【符号の説明】
1 表布 2 充填物 3 複合材 4 小袋 5 内布 6 複合材収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高崎 実 島根県出雲市常松町393−1 浅尾繊維工 業株式会社内 (72)考案者 吉田 博 島根県出雲市江田町290−1 出雲グリー ンエポック株式会社内 (72)考案者 山根 久志 島根県出雲市神西沖町2487−5 山陰興業 株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕された天然ゼオライト又は天然ゼオ
    ライト精製物に、粉砕された1種類又は2種類以上の植
    物性炭化物を混入してペレット化したゼオライトと炭化
    物の複合材(3)を内蔵してなる防湿及び防臭性寝具。
  2. 【請求項2】 所定量の複合材(3)をガス透過性を有
    するシート又はネット材製の小袋(4)に封入し、該小
    袋(4)を枕本体(A)の表布(1)の表面側内部に配
    してなる請求項1の防湿及び防臭性寝具。
  3. 【請求項3】 所定量の複合材(3)をガス透過性を有
    するシート又はネット材製の小袋(4)に封入し、該小
    袋(4)を敷布団(B)又は敷布用マット内の表面側に
    配してなる請求項1の防湿及び防臭性寝具。
  4. 【請求項4】 寝具の表面側の表布(1)内部に上記複
    合材(3)を収容するように区画された多数の複合材収
    容部(6)を形成配設し、該複合材収容部(6)内に所
    定量の複合材(3)を収容してなる請求項1又は2又は
    3の防湿・防臭性寝具。
JP1995011796U 1995-10-11 1995-10-11 防湿・防臭性寝具 Expired - Lifetime JP3023676U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3504934B2 (ja) 2001-11-05 2004-03-08 英生 住野
JP2010000302A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Norio Kikkai 敷具

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