JP3023502U - 瓦 桟 - Google Patents

瓦 桟

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JP3023502U
JP3023502U JP1995011589U JP1158995U JP3023502U JP 3023502 U JP3023502 U JP 3023502U JP 1995011589 U JP1995011589 U JP 1995011589U JP 1158995 U JP1158995 U JP 1158995U JP 3023502 U JP3023502 U JP 3023502U
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roof
tile
upper side
opening
roof tile
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Inventor
紀雄 三井
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紀雄 三井
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水等が瓦から滲み出して来ても雨水等を効
率良く排除できるとともに、腐敗を防止することの可能
な新規の瓦桟を提供する。 【解決手段】 瓦桟10は、例えば1m〜1.8m程度
の長さを有する角棒状のものであり、その上面11と底
面12との間を貫通する直径3mm程度の釘孔16が長
手方向に30mm間隔で多数形成されている。底面12
上には、上側面13から下側面14まで形成された排水
溝17が約100mm間隔に形成されており、この排水
溝17は、その上側面における開口部17aの溝幅が大
きく、開口部17aから下側面における開口部17bま
で進むに従って、その溝幅が次第に縮小するように形成
されている。なお、左右の端面15,15は、使用場所
に応じて適宜切断された平面となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は屋根上に軒と略平行に取り付けられ、瓦を係止することによって固定 するための瓦桟に係り、特に、合成樹脂を成形して形成する場合に好適な瓦桟の 構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋根に瓦を葺く場合には、断面矩形の角材からなる複数の瓦桟を軒と平 行になるように釘などを用いて屋根の垂木の上の野地板に打ちつけ、この瓦桟に 瓦の係止部を係止させて固定するようにしていた。このような従来の瓦桟は単な る木材から成るため、時間の経過に伴って瓦の間から漏れた雨水等が瓦桟の上側 面に溜まり、この水によって屋根の雨漏りが発生したり、瓦桟が腐って瓦が落下 する等の問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来技術の欠点の防止を目的とするものであり、雨水等 が瓦から滲み出して来ても雨水等を効率良く排除できるとともに、腐敗を防止す ることの可能な新規の瓦桟を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、屋根上に軒と略平行に取り 付けられて瓦を係止する延長形状の瓦桟において、その長手方向に交差する方向 にその全幅に亘って伸びる排水溝を底面上の前記長手方向に沿って複数設け、該 排水溝を上側面の開口部から下側面の開口部まで順次溝幅を縮小するように形成 したことを特徴とする瓦桟である。
【0005】 この瓦桟によれば、底面上に排水溝が形成されていることによって瓦の下に侵 入した雨水等を瓦桟の上側面に溜めることなく排水できるので、雨漏りや屋根及 び瓦桟自体の腐食を防止することができる。特に、排水溝を上側面から下側面ま で順次溝幅を縮小するように形成したことにより、排水溝における上側面の開口 部を広い溝幅に形成することができ、排水溝の間に排水しきれない雨水が溜まる ことを防止できる。
【0006】 ここで、前記上側面を前記底面側に僅かに傾斜させることが好ましい。この場 合には、上側面が傾斜していることにより瓦の係止が容易になり、瓦の係止部に 付着物があったり瓦の係止部の寸法にばらつきがあったり、或いは屋根の角度や 瓦桟の設置角度に多少のばらつきがあったりしても、上側面の傾斜角によってあ る程度の角度変化は吸収することができるので、確実に瓦を係止することができ る。
【0007】 また、上面から前記底面に貫通する釘孔を前記長手方向に沿って所定間隔で形 成することが好ましい。この場合には、予め釘孔を設けておくことにより、瓦桟 の固定作業が容易になり、特に、木材等の釘打ち可能な材料以外の材料で瓦桟を 形成しても支障がない。
【0008】 さらに、全体に瓦桟を合成樹脂の成形物により形成することが望ましく、この 場合には、上記排水溝、傾斜した上側面及び釘孔を一体に容易に形成できるとと もに、腐食の危険性もなく、耐久性の高い瓦桟とすることができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、図面を参照して本考案に係る瓦桟の実施形態を説明する。この瓦桟10 は、図1(a)及び(b)に示すように例えば1m〜1.8m程度の長さを有す る角棒状のものであり、その上面11と底面12との間を貫通する直径3mm程 度の釘孔16が長手方向に30mm間隔で多数形成されている。
【0010】 底面12上には、上側面13から下側面14まで形成された排水溝17が約1 00mm間隔に形成されており、この排水溝17は、その上側面における開口部 17aの溝幅が大きく、開口部17aから下側面における開口部17bまで進む に従って、その溝幅が次第に縮小するように形成されている。なお、左右の端面 15,15は、使用場所に応じて適宜切断された平面となっている。
【0011】 図2(a)、(b)及び(c)には上記瓦桟10の各部の寸法を示してある。 図2(a)に示すように、瓦桟10の断面形状は、高さtが約15mm、幅wが 約30mmの横長矩形状であり、屋根上に設置した場合の安定性を考慮した形状 となっている。
【0012】 上側面13は、上面11及び底面12に対して直交する面から約2度ほど底面 側に向けて傾斜させて形成されている。一方、下側面14は傾斜角度は特に設け ず、上面11及び底面12に対してほぼ直交する平面となっている。上側面13 の傾斜は通常2〜10度程度であることが望ましいが、瓦桟の材質や幅等との兼 ね合いによって適宜決定される。
【0013】 図2(b)に示すように、排水溝17の深さdは例えば3mm、一般に2〜4 mmの範囲内になるように形成されている。この深さは、排水溝の中にゴミ等が 侵入して詰まらないように決定される。また、図2(c)に示すように、排水溝 17における下側面14の側の開口部17bの溝幅sは約10mm程度、開口部 17aと17bとの間の排水溝17の側面の傾斜角φは15度程度に設定されて いる。
【0014】 図3は上記瓦桟10を屋根上に設置した状態を示す説明図である。上記瓦桟1 0は、屋根の野地板18の上に軒(図示せず)と平行に複数配置され、野地板1 8の下の垂木(図示せず)の真上位置にある釘孔16に釘を通し、該釘を野地板 18及びその下の垂木に打ちつけることによって固定される。このようにして屋 根上に固定された瓦桟10には、屋根の下部から順に瓦20が設置されることに より、屋根全体を瓦で葺くことができる。
【0015】 瓦20は、瓦桟10の上側面13に係止される係止部21と、瓦桟10の上面 11上に載置される上部22と、この上部22の下方に配置され、下方の瓦桟1 0の上に載置された下方の瓦20の上部22の上に重ねられる下部23とを有す る。こうして、上方の瓦20の下部23を下方の瓦20の上部22上に重ねるこ とによって、間隙なく屋根を葺くことができる。
【0016】 ここで、瓦桟10の上側面13は、上面11及び底面12に対して底面12側 に向けて傾斜しているため、瓦20の係止部21のばらつきや瓦桟10の取り付 け角度のばらつき等があっても、瓦20の浮き上がりを防止し、瓦20の係止部 21を確実に係止することができる。
【0017】 また、排水溝17上部の開口部17aの間口が広くなっているので、瓦桟10 の上側面13上に雨水等が溜まっても、殆ど残すことなく排水することができる 。排水溝17が開口部17aから下部の開口部17bに至るまで等幅に形成され ている場合には、開口部に臨む場所からは排水されるものの、開口部のない場所 からは排水されにくい。開口部17aの間口は広い程良く、例えば隣接する開口 部17a同士が接していてもよい。この場合でも、下部の開口部17bの間口は ある程度制限されているので、瓦桟10の設置が不安定になることはない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、底面上に形成された排水溝を上側面から 下側面まで順次溝幅を縮小するように形成したことにより、排水溝における上側 面の開口部を広い溝幅に形成することができ、排水溝の間に排水しきれない雨水 が溜まることを防止できる。したがって、瓦の下に侵入した雨水等を瓦桟の上側 面に溜めることなく排水できるので、屋根周りの耐久性を向上させることができ 、雨漏りや屋根及び瓦桟自体の腐食を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の瓦桟の実施形態を上方から見た斜視図
(a)及び下方から見た斜視図(b)である。
【図2】上記瓦桟の断面寸法を示す拡大側面図(a)、
同瓦桟の排水溝の寸法を示す拡大背面図(b)及び同瓦
桟の排水溝の寸法を示す拡大底面図(c)である。
【図3】上記瓦桟を屋根上に設置した状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 瓦桟 11 上面 12 底面 13 上側面 14 下側面 15 端面 16 釘孔 17 排水溝 17a (上側面側の)開口部 17b (下側面側の)開口部 20 瓦

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上に軒と略平行に取り付けられて瓦
    を係止する延長形状の瓦桟において、その長手方向に交
    差する方向にその全幅に亘って伸びる排水溝を底面上の
    前記長手方向に沿って複数設け、該排水溝を上側面の開
    口部から下側面の開口部まで順次溝幅を縮小するように
    形成したことを特徴とする瓦桟。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上側面を前記底
    面側に僅かに傾斜させたことを特徴とする瓦桟。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上面から前記底面に
    貫通する釘孔を前記長手方向に沿って所定間隔で形成し
    たことを特徴とする瓦桟。
  4. 【請求項4】 請求項3において、全体に合成樹脂の成
    形物により形成したことを特徴とする瓦桟。
  5. 【請求項5】 屋根上に軒と略平行に取り付けられて瓦
    を係止する延長形状の瓦桟において、その長手方向に交
    差する方向にその全幅に亘って伸びる排水溝を底面上の
    前記長手方向に沿って複数設け、該排水溝を上側面の開
    口部から下側面の開口部まで順次溝幅を縮小するように
    形成し、前記上側面を前記底面側に僅かに傾斜させ、上
    面から前記底面に貫通する釘孔を前記長手方向に沿って
    所定間隔で形成したことを特徴とする瓦桟。
  6. 【請求項6】 請求項1において、全体に合成樹脂の成
    形物により形成したことを特徴とする瓦桟。
  7. 【請求項7】 屋根上に軒と略平行に取り付けられて瓦
    を係止する延長形状の瓦桟において、その長手方向に交
    差する方向にその全幅に亘って伸びる排水溝を底面上の
    前記長手方向に沿って複数設け、該排水溝を上側面の開
    口部から下側面の開口部まで順次溝幅を縮小するように
    形成し、前記上側面を前記底面側に僅かに傾斜させ、上
    面から前記底面に貫通する釘孔を前記長手方向に沿って
    所定間隔で形成し、全体に合成樹脂の成形物により形成
    したことを特徴とする瓦桟。
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