JP3023152B2 - 色分解光学系 - Google Patents

色分解光学系

Info

Publication number
JP3023152B2
JP3023152B2 JP2220080A JP22008090A JP3023152B2 JP 3023152 B2 JP3023152 B2 JP 3023152B2 JP 2220080 A JP2220080 A JP 2220080A JP 22008090 A JP22008090 A JP 22008090A JP 3023152 B2 JP3023152 B2 JP 3023152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color separation
light
wavelength
dichroic mirror
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2220080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04104120A (ja
Inventor
芳浩 石部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16745622&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3023152(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP2220080A priority Critical patent/JP3023152B2/ja
Publication of JPH04104120A publication Critical patent/JPH04104120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023152B2 publication Critical patent/JP3023152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は光源の光を分解する色分解光学系に関する
ものである。
[従来の技術] 光源の光を赤(R)、青(B)、緑(G)に分解する
ための光学系がある。この光学系では第7図で示すよう
に、光源1に対応して順次ダイクロイックミラー2,3及
び4が対応して配置されている。光源1の光はダイクロ
イックミラー2により赤の光LRのみが反射され、その他
の成分はダイクロイックミラー3に達する。ダイクロイ
ックミラー3では青の光LBだけが反射され、緑の光LGは
ダイクロイックミラー4において反射される。これによ
り、光源1の光は赤の光LR、緑の光LG及び青の光LBに分
解されるのである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような従来の光学系では、第8図で見
るように、光源1の光がダイクロイックミラー2あるい
は3あるいは4におけるポイントx、ポイントy、及び
ポイントzにおいてそれぞれダイクロイックミラーに対
する入射角が変わってしまう。ここではダイクロイック
ミラー2のみが例示してある。そのため、これらのポイ
ントx,y,zで分光されあとの分光特性は、たとえば第9
図のように波長が入射角のちがう分だけずれてしまう。
これを防ぐには、ダイクロイックミラーに対する入射
角をポイントx,y,zあるいはその他すべてのポイントに
おいて同一にすればよい。しかし、これには照明光学系
をテレセントリック光学系にしなければならない。この
ようにすると、照明光学系が非常に大きくなるという欠
点がある。
一方、ダイクロイックミラーの入射角のちがいを考慮
して、最初からダイクロイックミラーのポイントx,y,z
の部分において分光特性をずらしてダイクロイックミラ
ーを作り、最終的に分光された赤、青、緑の光の分光特
性を均一にすることが考えられる。しかし、このような
特性のダイクロイックミラーは高価であり、製造上安定
した品質のものを得るのが難しい。
この発明は、小型で安価であり、分光特性を一様なも
のとすることができる色分解光学系を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] この発明の解決手段は、光源の光を、これに対して傾
斜して配置した光を分解する色分解面を有する色分解素
子を用いて色分解する色分解光学系において、光源から
の光が、色分解素子へ入射する際に、平行でない光束の
状態で入射して、その入射位置に応じて入射角度が変化
するように色分解素子を配置し、この色分解素子によ
り、色分解面への入射角度に応じた色分解特性のずれが
生じた光束を入射し、この入射角度に応じた色分解特性
のずれを補正するために、色分解面において50%の割合
で色分解するいずれの波長よりも、より所望の波長側に
おいて50%の割合で波長分離する特性を有する波長補正
光学素子を設けて、色分解した後の分光分布特性を一様
なものとする構成としたことを特徴とする色分解光学系
である 好ましくは、複数の色分解素子であるダイクロイック
ミラーにそれぞれ対応して複数の波長補正光学素子であ
る波長補正板を配置する。これにより、ダイクロイック
ミラーの入射面に入射する光の入射角のちがいによる波
長のずれを補正する。
さらに好ましくは、複数のダイクロイックミラーと複
数の波長補正板の間にそれぞれレンズを配置する。
[作 用] このようにすることで、色分解したあとの赤、青、緑
の分光分布特性を一様なものとすることができる。つま
り、カラーバランスをとることができる。
[実 施 例] 第1図を参照して、この発明の実施例1を説明する。
光源10に対応して順次ダイクロイックミラー11,12,13
が配置されている。ダイクロイックミラー11は赤の光を
分光するものである。ダイクロイックミラー12は青の光
を分光するものである。さらにダイクロイックミラー13
は緑の光を分光または反射するものである。
ダイクロイックミラー11に対応して波長補正板14が配
置されている。ダイクロイックミラー12に対応して波長
補正板15が配置されている。ダイクロイックミラー13に
対応して波長補正板16が配置されている。
これらの波長補正板14,15,16を配置することにより、
ダイクロイックミラー11,12,13の分光特性のちがいが波
長補正板14,15,16によって除去される。これにより得ら
れる光LR、LB、LGを一様な分光特性とすることができ
る。
第2図には、ダイクロイックミラー11の波長特性曲線
11cと波長補正板14の波長特性曲線14cが示されている。
第1図に示したダイクロックミラー11のポイントX1の
波長特性は実線で示し、ポイントY1,Z1の波長特性は破
線で示している。
なお、波長補正板14,15,16の特性は第2図、第3図お
よび第4図で示すように透過率50%のところでの値で代
表する。
たとえば第2図では、ダイクロイックミラー11のポイ
ントX1の反射波長は595nm、ポイントY1の反射波長は585
nm、さらにポイントZ1の反射波長は575nmにずれてい
る。一方、透過率50%のところでは波長補正板14は605n
mに設定されている。この波長補正板14では、ポイントX
1,Y1,Z1のいずれからの赤の光LRも、透過率50%におい
ては605nm以上の反射成分が通過して光LRになる。つま
り、波長補正板13は波長の長い領域を通すフィルタとし
て機能するものである。これにより、第1図の赤の光LR
は、ポイントX1,Y1,Z1に関係なく、一様なものが得られ
る。
第3図には、ダイクロイックミラー12の波長特性曲線
12cと波長補正板15の波長特性曲線15cが示されている。
第3図においては、第1図に示したダイクロックミラ
ー12のポイントX2の波長特性は実線で示し、ポイントY
2,Z2の波長特性は破線で示している。
透過率50%のところでは、たとえばダイクロイックミ
ラー12のポイントX2の反射波長は530nm、ポイントY2の
反射波長は520nm、さらにポイントZ2の反射波長は510nm
にずれている。一方、透過率50%のところでは波長補正
板15は500nmに設定されている。この波長補正板15で
は、ポイントX2,Y2,Z2のいずれからの青の光LBも透過率
50%においては500nm以下の反射成分が通過して光LBに
なる。つまり、波長補正板15は波長の短い領域を通すフ
ィルタである。これにより、第1図の赤の光LBはポイン
トX2,Y2,Z2に関係なく一様なものが得られる。
第4図には、ダイクロイックミラー13の波長特性曲線
13cと、波長補正板16の波長特性曲線16cが示されてい
る。
波長補正板16の波長特性曲線16cはバンドパスフィル
タ特性になっており、たとえば525〜560nmの範囲におい
て緑の反射波長成分が波長補正板16を通過する。つまり
波長補正板16はたとえば積極的に590,580,570nmなどの
赤の光と515,505,495nmの青の光を通さないのである。
これによりダイクロイックミラー13のポイントX3,Y3,Z3
にかかわらず、第1図の一様な緑の光LGが得られる。
光源10の光はダイクロイックミラー11に入射して、赤
の光LRが反射されて波長補正板14を通り補正される。ダ
イクロイックミラー11を通った青と緑の光LB、LGはダイ
クロイックミラー12に入射される。青の光LBが反射され
て波長補正板15を通り補正される。さらに緑の光LGはダ
イクロイックミラー13により反射されて波長補正板16を
通り補正される。
これらの波長補正板14,15,16は、たとえばダイクロイ
ック特性をもつ蒸着膜(色分解面)を形成することによ
り作ることができる。
第5図は、この発明の実施例2を示している。
実施例2では、第1図の実施例1と比較して説明する
と、ダイクロイックミラー11と12が入れ変わっている。
このため、波長補正板14,15も入れ変わっている。この
ようにしても、実施例2は実施例1と実質的に同じ結果
を得る。
第6図は、この発明の実施例3を示している。
実施例3においては、ダイクロイックミラー11,12,13
と波長補正板24,25,26の間にそれぞれフィールドレンズ
27,28,29が配置されている。これらのフィールドレンズ
27,28,29の焦点距離Fは、これらのフィールドレンズ2
7,28,29から光源10までの距離とほぼ同一になってい
る。このようにすることで、さらに分光特性を一様にす
ることが可能である。
ダイクロイックミラー13の代わりに単なるアルミ製の
反射ミラーを設けてもよいが、上述のバンドパス特性を
有するダイクロイックミラー13を用いることで色純度を
上げることができる。
ところで、この発明は上述の実施例のみに限定される
ものではない。
たとえば、波長補正板に代えて色ガラスフィルタを採
用することができる。また、色分解素子は、ダイクロイ
ックミラーに代えてダイクロイックプリズムを採用する
こともできる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明の色分解光
学系は、テレセントリック光学系に比べて小型にでき、
色分解の際の分光特性を一様なものとすることができ
る。これにより、この発明の色分解光学系をたとえばカ
ラー液晶プロジェクターなどの分解光学系として使用し
て、バランスのとれた良質な色彩の投影像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の色分解光学系の実施例1を示す
図、第2図〜第4図はダイクロイックミラーの特性と波
長補正板の特性を示す図、第5図はこの発明の実施例2
を示す図、第6図はこの発明の実施例3を示す図、第7
図は従来の色分解光学系を示す図、第8図は従来の色分
解光学系におけるダイクロイックミラーにおける入射角
のちがいを示す図、第9図は従来の色分解光学系におけ
るダイクロイックミラーの特性を示す図である。 10……光源 11,12,13……ダイクロイックミラー 14,15,16……波長補正板 27、28、29……フィールドレンズ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源の光を、これに対して傾斜して配置し
    た光を分解する色分解面を有する色分解素子を用いて色
    分解する色分解光学系において、光源からの光が、色分
    解素子へ入射する際に、平行でない光束の状態で入射し
    て、その入射位置に応じて入射角度が変化するように色
    分解素子を配置し、この色分解素子により、色分解面へ
    の入射角度に応じた色分解特性のずれが生じた光束を入
    射し、この入射角度に応じた色分解特性のずれを補正す
    るために、色分解面において50%の割合で色分解するい
    ずれの波長よりも、より所望の波長側において50%の割
    合で波長分離する特性を有する波長補正光学素子を設け
    て、色分解した後の分光分布特性を一様なものとする構
    成としたことを特徴とする色分解光学系。
  2. 【請求項2】色分解素子と波長補正光学素子との間にレ
    ンズを配置したことを特徴とする請求項1に記載の色分
    解光学系。
JP2220080A 1990-08-23 1990-08-23 色分解光学系 Expired - Fee Related JP3023152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2220080A JP3023152B2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 色分解光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2220080A JP3023152B2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 色分解光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04104120A JPH04104120A (ja) 1992-04-06
JP3023152B2 true JP3023152B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=16745622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2220080A Expired - Fee Related JP3023152B2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 色分解光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023152B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3629068B2 (ja) * 1995-07-04 2005-03-16 ペンタックス株式会社 色分解光学装置
TW376645B (en) * 1997-09-18 1999-12-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Projection type image display device
CN104603689B (zh) * 2012-09-10 2017-06-23 三菱电机株式会社 光源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04104120A (ja) 1992-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5196926A (en) Optical system for an lcd projector
US5917561A (en) Liquid-crystal image projecting apparatus having a color purity correction filter
JP5143218B2 (ja) 照明装置及びそれを有した投影装置
JPH08297283A (ja) 液晶表示装置およびその光束分離方法
JP3629556B2 (ja) 色合成・分解光学系
JP3023152B2 (ja) 色分解光学系
JP2002090878A (ja) プロジェクタ
JP3082366U (ja) 液晶プロジェクタのビーム分割システム
US6429975B1 (en) Illumination optical system and projector using same
JP2000241916A (ja) 反射型液晶投影光学系
JP3074831B2 (ja) 液晶プロジェクション装置
JP3365618B2 (ja) プロジェクタ装置
JPH04223456A (ja) 投射型表示装置
JPH08201756A (ja) 液晶プロジェクター
JPH1039258A (ja) 単一偏光変換素子及び投射型表示装置
JP3223702B2 (ja) 投影装置
US7530696B2 (en) Projectors and operation thereof
JP2000321535A (ja) 平行光偏光変換装置、照明装置及び液晶プロジェクタ
US20050151931A1 (en) Lighting optical system
US7064773B1 (en) Display apparatus
JP2652158B2 (ja) Lcdプロジェクタ装置
JP3482789B2 (ja) 液晶プロジェクタ及びダイクロイックプリズム
JP2547241Y2 (ja) 液晶プロジェクタ
JP2001209140A (ja) プロジェクタ及びこれに用いられる光学装置
JP2001174908A (ja) 投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees