JP2002090878A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2002090878A
JP2002090878A JP2000285055A JP2000285055A JP2002090878A JP 2002090878 A JP2002090878 A JP 2002090878A JP 2000285055 A JP2000285055 A JP 2000285055A JP 2000285055 A JP2000285055 A JP 2000285055A JP 2002090878 A JP2002090878 A JP 2002090878A
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light
optical system
illumination
color
relay
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JP2000285055A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishida
和弘 西田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to US09/951,610 priority patent/US6871963B2/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレー光学系を通過する色の照明光の照明領
域と、他の色の照明光の照明領域とを整合させるような
調整を容易に行う。 【解決手段】 このプロジェクタは、照明光学系と、前
記照明光学系から射出された照明光を、複数色の照明光
に分離する色光分離光学系と、前記複数色の照明光を、
それぞれに対応する色信号に応じた光に変換する複数の
電気光学装置と、前記複数の電気光学装置から射出され
る複数色の変換光を合成してカラー画像を表す光を射出
する色光合成光学系と、前記色光合成光学系から射出さ
れる合成光の表すカラー画像を投写する投写光学系と、
を備える。さらに、前記色光分離光学系から射出された
複数色の照明光のうち少なくとも1色の照明光の経路中
にリレー光学系を備え、前記リレー光学系は、前記リレ
ー光学系に含まれる複数のレンズのうち、少なくとも1
つのレンズの光軸方向に沿った位置を調整する調整装置
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を投写する
プロジェクタ(投写型表示装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー画像を投写するプロジェ
クタは、照明光を射出する照明光学系と、照明光を3色
の照明光に分離す色光分離光学系と、3色の照明光をそ
れぞれに対応する色信号に応じた光に変換(変調)する
3つのライトバルブと、3つのライトバルブから射出さ
れる3色の変換光(変調光)を合成する色光合成光学系
と、色光合成光学系から射出される合成光の表す画像を
投写する投写光学系とを有する。ライトバルブとしては
液晶パネルのような電気光学装置が利用されている。以
下では、3色分の3つのライトバブルを有するプロジェ
クタを「3板式プロジェクタ」と呼ぶ。
【0003】プロジェクタによる投写画像はより明るい
ほうが好ましく、照明光が効率良くライトバルブの光入
射面を照明することが望まれる。このため、従来のプロ
ジェクタのなかには、照明光学系から射出される照明光
の投写倍率を調整することにより、その照明領域の大き
さを調整するものが存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプロジ
ェクタでは、分離された各色の照明光の照明領域の大き
さを共通に変化させてしまい、各色の照明光ごとに照明
領域の大きさを調整することができないという問題があ
る。特に、3板式プロジェクタにおいては、照明光学系
から各色用のライトバルブまでの照明光の経路のうち、
他に比べて長さの長い経路が存在する場合がある。この
ような長さの長い経路にはリレー光学系が設けられてい
る場合が多く、他の経路に比べて、照明領域の大きさに
影響を与える光学系の構成要素が多く設けられている。
このため、リレー光学系が存在する経路を通過する色の
照明光の照明領域と、他の色の照明光の照明領域とを整
合させるような調整を容易に行うことのできる技術が望
まれていた。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、リレー光学系を
通過する色の照明光の照明領域と、他の色の照明光の照
明領域とを整合させるような調整を容易に行うことので
きる技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、画像を投写するプロジェクタであって、照明光学
系と、前記照明光学系から射出された照明光を、複数色
の照明光に分離する色光分離光学系と、前記複数色の照
明光を、それぞれに対応する色信号に応じた光に変換す
る複数の電気光学装置と、前記複数の電気光学装置から
射出される複数色の変換光を合成してカラー画像を表す
光を射出する色光合成光学系と、前記色光合成光学系か
ら射出される合成光の表すカラー画像を投写する投写光
学系と、を備え、さらに、前記色光分離光学系から射出
された複数色の照明光のうち少なくとも1色の照明光の
経路中にリレー光学系を備え、前記リレー光学系は、前
記リレー光学系に含まれる複数のレンズのうち、少なく
とも1つのレンズの光軸方向に沿った位置を調整する調
整装置を有することを特徴とする。
【0007】本発明のプロジェクタによれば、リレー光
学系に含まれる少なくとも1つのレンズの光軸方向に沿
った位置を調整することができるので、リレー光学系を
通過する照明光の照明領域の大きさを、他の色の照明光
による照明領域の大きさとは独立して調整することがで
きる。従って、リレー光学系を通過する色の照明光の照
明領域と、他の色の照明光の照明領域とを整合させるよ
うな調整を容易に行うことができる。なお、この明細書
において、「照明領域を整合させる」という文言は、投
写されるカラー画像の画質を向上させるように各色の照
明領域の関係を調整することを意味する。
【0008】また、前記色光分離光学系は、前記照明光
学系から射出された照明光を、3色の照明光に分離し、
前記色光分離光学系から射出された3色の照明光のうち
2色の照明光の経路中にそれぞれリレー光学系を備え、
前記リレー光学系のそれぞれは、それぞれのリレー光学
系に含まれる複数のレンズのうち、少なくとも1つのレ
ンズの光軸方向に沿った位置を調整する調整装置を有す
るようにしてもよい。
【0009】こうすれば、3色の照明光による照明領域
のうち、2色の照明光による照明領域の大きさをそれぞ
れ独立して調整することができるので、あらかじめ残り
の1色の照明光による照明領域の大きさを適当に設定し
ておけば、結果として3色の照明光それぞれの照明領域
の大きさを適当に設定することができる。従って、3色
の照明光の照明領域を整合させるような調整をさらに容
易にすることができる。
【0010】ここで、前記少なくとも1つのレンズはリ
レーレンズを含むことが好ましい。
【0011】こうすれば、対応する電気光学装置を照明
する色光の入射角度をあまり変化させることなく、照明
領域の大きさを調整することができる。
【0012】また、前記調整装置は、さらに、光軸方向
に垂直で、かつ、互いに垂直な2軸方向の位置を調整可
能であることが好ましい。
【0013】こうすれば、光軸方向に垂直で、かつ、互
いに垂直な2軸方向に関する照明領域の位置も調整する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0015】A.第1実施例:図1は、本発明の第1実
施例としてのプロジェクタの光学系の要部を示す概略平
面図である。このプロジェクタPJ1は、照明光学系1
00と、色光分離光学系200と、リレー光学系300
と、3つのライトバルブ400R,400G,400B
と、クロスダイクロイックプリズム500と、投写レン
ズ600とを備えている。各光学系の構成要素は、クロ
スダイクロイックプリズム500を中心に略水平方向に
配置されている。
【0016】照明光学系100は、光源110と、第1
のレンズアレイ120と、第2のレンズアレイ130
と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150とを備え
ている。光源110から射出された光線束は、第1のレ
ンズアレイ120によって複数の微小な部分光線束に分
割され、各部分光線束は第2のレンズアレイ130およ
び重畳レンズ150によって照明対象である3つのライ
トバルブ400R,400G,400Bの光入射面上で
重畳される。すなわち、第1のレンズアレイ120と、
第2のレンズアレイ130と、重畳レンズ150とは、
照明対象である3つのライトバルブ400R,400
G,400Bをほぼ均一に照明するインテグレータ照明
光学系を構成する。偏光変換素子140は、非偏光な光
を3つのライトバルブ400R,400G,400Bで
利用可能な偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有し
ている。
【0017】照明光学系100としては、照明光学系1
00を構成する各構成要素の配置の仕方に応じて、反射
ミラーを備えるようにすることもできる。
【0018】なお、照明光学系としては、本実施例の照
明光学系100に限定されるものではなく、3つのライ
トバルブ400R,400G,400Bを照明できる照
明光学系であればどのような構成であってもよい。
【0019】色光分離光学系200は、照明光学系10
0から射出される照明光を、それぞれ異なる波長域の3
色の光(照明光)に分離する機能を有している。第1の
ダイクロイックミラー210は、略赤色(R)の光を透
過させるとともに、透過された色の光よりも短波長側の
色の光(略緑色(G)および青色(B)の光)反射す
る。第1のダイクロイックミラー210を透過したR光
は、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ2
40を通ってR用のライトバルブ400Rを照明する。
フィールドレンズ240は、照明光学系100からの複
数の部分光線束がそれぞれ、R用のライトバルブ400
Rを照明するように集光する。通常、各部分光線束が、
それぞれ略平行な光線束となるように設定されている。
他のライトバルブ400G,400Bの前に設けられた
フィールドレンズ250,350も同様である。
【0020】第1のダイクロイックミラー210で反射
されたG光とB光のうちで、G光は第2のダイクロイッ
クミラー220によって反射され、フィールドレンズ2
50を通ってG用のライトバルブ400Gを照明する。
一方、B光は、第2のダイクロイックミラー220を透
過し、リレー光学系300を通過して、B用のライトバ
ルブ400Bを照明する。
【0021】なお、これらのダイクロイックミラーは、
透明なガラス板上にそれぞれの機能に対応する誘電体多
層膜を形成することにより作製することができる。
【0022】リレー光学系300は、入射側レンズ31
0と、第1の反射ミラー320と、リレーレンズ330
と、第2の反射ミラー340と、射出側レンズ(フィー
ルドレンズ)350とを備えている。照明光学系100
から色光分離光学系200から射出されたB光は、入射
側レンズ310によってリレーレンズ330の近傍で収
束し、射出側レンズ350に向けて発散する。射出側レ
ンズ350に入射する光線束の大きさは、入射側レンズ
310に入射する光線束の大きさにほぼ等しくなるよう
に設定されている。
【0023】B光の経路にリレー光学系300が設けら
れているのは、以下の理由による。すなわち、照明光学
系100から射出された複数の部分光線束のそれぞれは
発散光線束である。また、B光の経路は、リレー光学系
300が配置されている経路に相当する分だけ他の色光
の経路に比べて長い。従って、B光の経路中にリレー光
学系300を設けない場合には、B光が照明するB用の
ライトバルブ400Bの照明領域は、他の色光が照明す
るライトバルブの照明領域に比べて大きくなり、B光の
照明効率が低下する。すなわち、B光にリレー光学系3
00を設けているのは、B光の経路が他の色の光に比べ
て長いことによって発生する照明効率の低下を抑制する
ためである。
【0024】なお、B光が照明するB用のライトバルブ
400Bの照明領域については、さらに後述する。
【0025】各色用のライトバルブ400R,400
G,400Bは、それぞれの光入射面から入射した色光
を対応する色信号(画像情報)に応じた光に変換し、変
換された光を透過光として射出する。このような透過型
のライトバルブとしては、透過型の液晶パネルが用いら
れる。なお、これらのライトバルブ400R,400
G,400Bが本発明の電気光学装置に相当する。
【0026】クロスダイクロイックプリズム500は、
各色用のライトバルブ400R,400G,400Bか
ら射出される各色の変換光を合成してカラー画像を表す
光を射出する色光合成光学系としての機能を有する。ク
ロスダイクロイックプリズム500は、R光を反射する
R光反射ダイクロイック面510Rと、B光を反射する
B光反射ダイクロイック面510Bとを備えている。R
光反射ダイクロイック面510RとB光反射ダイクロイ
ック面510Bとは、R光を反射する誘電体多層膜と、
B光を反射する誘電体多層膜とを4つの直角プリズムの
界面に略X字状に形成することにより設けられる。2つ
のダイクロイック面510R,510Bによって3色の
変換光が合成されて、カラー画像を表す光が形成され
る。クロスダイクロイックプリズム500で生成された
合成光は、投写レンズ600の方向に射出される。投写
レンズ600は、この合成光の表す画像を投写する。投
写レンズ600が画像を表示する投写光学系としての機
能を有する。なお、色光合成光学系としては、クロスダ
イクロイックプリズムではなく、クロスダイクロイック
ミラーを備えることも可能である。
【0027】図2は、リレーレンズ330を拡大して示
す説明図である。リレーレンズ330は、ステージ36
0に取り付けられている。ステージ360は、リレーレ
ンズ330を保持するホルダ362を備えている。ホル
ダ362は、テーブル363上に固定されている。テー
ブル363は、基台361上に設けられたガイドレール
364に沿って移動可能に設けられている。ガイドレー
ル364上には、テーブル363の移動方向に沿って長
いネジ溝365が設けられており、テーブル363をボ
ルト365によりガイドレール362上の光軸方向に沿
った任意の位置に固定することができる。従って、リレ
ーレンズ330は、ステージ360によって光軸方向の
位置を調整することができる。なお、ステージ360が
本発明の調整装置に相当する。
【0028】図3は、リレーレンズ330の位置とB用
のライトバルブ400Bを照明する照明光の照明領域と
の関係を示す説明図である。図3(A)は、リレー光学
系300を、2つのミラー320,340を省略して示
している。図3(B)は、B用のライトバルブ400B
の光入射面LI上を照明する照明光の照明領域を示して
いる。リレーレンズ330の位置として図3(A)の位
置Bを基準とすると、リレーレンズ330の位置を位置
Aとした場合には、図3(B)に示すように、位置Bに
おける照明領域LB(実線枠内の領域)よりも大きな照
明領域LA(長破線枠内の領域)とすることができる。
また、リレーレンズ330の位置を位置Cとした場合に
は、位置Bにおける照明領域LBよりも小さな照明領域
LC(短破線枠内の領域)とすることができる。言い換
えると、リレーレンズ330をライトバルブ400Bか
ら離すようにした場合には照明領域を大きくすることが
でき、リレーレンズ330をライトバルブ400Bに近
づけるようにした場合には照明領域を小さくすることが
できる。
【0029】リレー光学系300を構成する各構成要素
においても、実際には光学特性の変動があるため、B光
が照明する照明領域の大きさが変化したり、光の損失が
発生したりすることによって照明効率が変化する。しか
しながら、本実施例では、上記のようにリレーレンズ3
30の光軸方向に沿った位置をステージ360によって
調整することができるので、B光の照明領域の大きさを
調整することができる。これにより、B用のライトバル
ブ400Bを照明する照明光の照明効率を向上させるこ
とができる。
【0030】また、照明光の照明効率を積極的に変化さ
せることにより、投写画像の色温度を調整することも可
能である。特に、本実施例のようにリレー光学系300
を通過する光がB光の場合には、色温度を調整しやす
い。
【0031】従って、リレー光学系330を通過するB
光の照明領域と、他の色の照明光の照明領域とを整合さ
せるような調整を容易に行うことができる。
【0032】なお、上記実施例では、リレーレンズ33
0の位置を光軸方向に沿って調整する場合を例に説明し
ているが、入射側レンズ310の位置を光軸方向に沿っ
て調整するようにしてもよい。ただし、この場合、B用
のライトバルブ400Bを照明する照明光の入射角度の
変化が、リレーレンズ330の位置を調整する場合に比
べて大きくなる。光の入射角の変化は、他の光学系の性
能に影響を与える場合がある。例えば、ライトバルブへ
の入射角の変化は、光の変調特性の変化をもたらす場合
がある。このため、照明領域の大きさだけを調整したい
場合には好ましくない。この点を考慮すると、リレーレ
ンズ330の位置を調整する場合のほうが有利である。
また、上記実施例では、リレー光学系330に含まれる
3つのレンズのうち1つのレンズの位置を調整する場合
を例に説明しているが、これに限定するものではなく、
リレー光学系を構成する複数のレンズのうち、少なくと
も1つのレンズの位置を光軸方向に調整可能とするよう
にしてもよい。なお、このような変形は、以下の実施例
のリレー光学系においても同様に適用可能である。
【0033】B.第2実施例:図4は、本発明の第2実
施例としてのプロジェクタの光学系の要部を示す概略平
面図である。このプロジェクタPJ2は、照明光学系1
00と、色光分離光学系200Aと、2つのリレー光学
系300,700と、3つのライトバルブ400R,4
00G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム5
00と、投写レンズ600とを備えている。各構成要素
は、クロスダイクロイックプリズム500を中心に略水
平方向に配置されている。なお、各構成要素のうち、第
1実施例と同じものには同じ符号を付し、それらの説明
を省略する。
【0034】色光分離光学系200Aは、2つのダイク
ロイックミラー202,204が略X字状に配置された
クロスダイクロイックミラーにより構成されている。第
1のダイクロイックミラー202は、R光を反射して、
G光およびB光を透過させる。第2のダイクロイックミ
ラー204は、B光を反射して、G光およびR光を透過
させる。これにより、色光分離光学系200Aは、照明
光学系100から射出される照明光を、R、G、Bの3
つの色光に分離する。
【0035】色光分離光学系200Aから射出されたG
光は、フィールドレンズ250を通ってG用のライトバ
ルブ400Gに入射する。B光は、第1のリレー光学系
300を通過して、B用のライトバルブ400Bを照明
する。R光は、第2のリレー光学系700を通過して、
R用のライトバルブ400Rを照明する。
【0036】第2のリレー光学系700は、第1のリレ
ー光学系300と同様に、入射側レンズ710と、第1
の反射ミラー720と、リレーレンズ730と、第2の
反射ミラー740と、射出側レンズ(フィールドレン
ズ)750とを備えている。第2のリレー光学系700
も、R光に対して、B光に対する第1のリレー光学系3
00と同様の機能を有している。
【0037】第2のリレーレンズ730は、第1のリレ
ーレンズ330と同様に、光軸方向の位置を調整可能な
図示しないステージに取り付けられている。従って、リ
レーレンズ730の光軸方向の位置を調整することによ
り、R用のライトバルブ400Rを照明する照明領域の
大きさを調整することができる。これにより、R用のラ
イトバルブ400Rを照明する照明光の照明効率を向上
させることができる。また、照明光の照明効率を積極的
に変化させることにより、投写画像の色温度を調整する
ことも可能である。
【0038】以上説明したように、本実施例では、B用
のライトバルブ400Bに加えてR用のライトバルブ4
00Rを照明する照明光の照明領域の大きさも独立して
調整することができる。
【0039】ここで、あらかじめG用のライトバルブ4
00Gを照明する照明光の照明領域の大きさを基準とし
て設定しておくとする。このとき、R用およびB用のラ
イトバルブ400R,400Bの照明領域を、それぞれ
対応するリレーレンズ730,330の位置を調整する
ことにより、それぞれ独立して調整することができるの
で、各色用のライトバルブ400R,400G,400
Bの照明領域の大きさをそれぞれ最適に設定することが
できる。これにより、プロジェクタ全体としての照明効
率を第1実施例よりもさらに向上させることができる。
また、色温度の調整の範囲を向上させることができる。
【0040】以上説明したように、第2実施例は、第1
実施例よりも、さらに、3色の照明光の照明領域を整合
させるような調整を容易にすることができる。
【0041】C.変形例:なお、本発明は上記の実施例
や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々の態様において実施することが可
能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0042】(1)上記第1実施例において、リレーレ
ンズ330の位置を調整する装置としてステージ360
を備える場合を例に説明しているが、これに限定される
ものではない。例えば、リレーレンズ330を配置する
ための複数のスロットを備えて、リレーレンズ330を
配置するスロットの位置を換えることにより、光軸方向
の位置を調整する構成であってもよい。すなわち、リレ
ーレンズ330の位置を光軸方向に調整可能であればど
のような装置であってもよい。なお、第2実施例におけ
るリレーレンズ730の位置を調整するステージも同様
である。
【0043】(2)上記第1実施例において、リレーレ
ンズ330の位置を調整するステージ360は、光軸方
向の位置の調整装置であるが、これに限定されるもので
はなく、光軸に垂直で、かつ、互いに垂直な2軸方向の
位置の調整を可能とする3次元ステージを用いるように
してもよい。こうすれば、ライトバルブの光入射面上に
おける照明領域の位置の調整も行うことができる。な
お、第2実施例におけるリレーレンズ730の位置を調
整するステージも同様である。
【0044】(3)上記第1実施例では、リレー光学系
300を通過する色の照明光がB光の場合を例に説明し
ているが、他の色光であってもよい。また、第2実施例
では、R光およびB光が2つのリレー光学系300,7
00を通過する場合を例に説明しているがこれに限定す
るものではなく、他の色光の組み合わせであってもよ
い。
【0045】(4)上記各実施例では、3つのライトバ
ルブ(電気光学装置)を備えるプロジェクタを例に説明
しているが、2つのライトバルブを備えるプロジェクタ
にも適用可能である。すなわち、複数のライトバルブを
備えるプロジェクタに適用可能である。
【0046】(5)上記各実施例においては、透過型の
液晶パネルをライトバルブとして適用したプロジェクタ
を例に説明しているが、反射型の液晶パネルを適用した
プロジェクタにおいても同様に本発明を適用可能であ
る。また、反射型のライトバルブとしては,反射型の液
晶パネルではなく、デジタルマイクロミラーデバイス
(TI社の商標)を用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのプロジェクタの光
学系の要部を示す概略平面図である。
【図2】リレーレンズ330を拡大して示す説明図であ
る。
【図3】リレーレンズ330の位置とB用のライトバル
ブ400Bを照明する照明光の照明領域との関係を示す
説明図である。
【図4】本発明の第2実施例としてのプロジェクタの光
学系の要部を示す概略平面図である。
【符号の説明】
100…照明光学系 110…光源 120…第1のレンズアレイ 130…第2のレンズアレイ 140…偏光変換素子 150…重畳レンズ 200…色光分離光学系 210…第1のダイクロイックミラー 220…第2のダイクロイックミラー 230…反射ミラー 200A…色光分離光学系 202…第1のダイクロイックミラー 204…第2のダイクロイックミラー 240…フィールドレンズ 250…フィールドレンズ 300…リレー光学系 310…入射側レンズ 320,340…ミラー 330…リレーレンズ 350…射出側レンズ(フィールドレンズ) 360…ステージ 361…基台 362…ホルダ 363…テーブル 364…ガイドレール 365…ネジ溝 365…ボルト 400R,400G,400B…ライトバルブ 500…クロスダイクロイックプリズム 510R,510G…ダイクロイック面 600…投写レンズ 700…リレー光学系 710…入射側レンズ 720,740…反射ミラー 730…リレーレンズ 750…射出側レンズ(フィールドレンズ) PJ1…プロジェクタ PJ2…プロジェクタ LI…光入射面 LA…照明領域 LB…照明領域 LC…照明領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 A 9/31 9/31 C Fターム(参考) 2H052 BA02 BA03 BA08 BA09 BA14 2H088 EA14 EA16 EA19 HA13 HA18 HA21 HA24 HA25 HA28 MA20 2H091 FA05Z FA14Z FA26X FA26Z FA29Z FA41Z FD12 LA09 LA30 5C058 AA06 AB06 BA23 BA24 BA35 EA12 EA26 5C060 BA04 BA07 BB13 BC05 EA01 GA02 GB01 GB06 JA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を投写するプロジェクタであって、 照明光学系と、 前記照明光学系から射出された照明光を、複数色の照明
    光に分離する色光分離光学系と、 前記複数色の照明光を、それぞれに対応する色信号に応
    じた光に変換する複数の電気光学装置と、 前記複数の電気光学装置から射出される複数色の変換光
    を合成してカラー画像を表す光を射出する色光合成光学
    系と、 前記色光合成光学系から射出される合成光の表すカラー
    画像を投写する投写光学系と、を備え、さらに、 前記色光分離光学系から射出された複数色の照明光のう
    ち少なくとも1色の照明光の経路中にリレー光学系を備
    え、 前記リレー光学系は、前記リレー光学系に含まれる複数
    のレンズのうち、少なくとも1つのレンズの光軸方向に
    沿った位置を調整する調整装置を有する、プロジェク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプロジェクタであって、 前記色光分離光学系は、前記照明光学系から射出された
    照明光を、3色の照明光に分離し、 前記色光分離光学系から射出された3色の照明光のうち
    2色の照明光の経路中にそれぞれリレー光学系を備え、 前記リレー光学系のそれぞれは、それぞれのリレー光学
    系に含まれる複数のレンズのうち、少なくとも1つのレ
    ンズの光軸方向に沿った位置を調整する調整装置を有す
    る、プロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のプロジェ
    クタであって、 前記少なくとも1つのレンズはリレーレンズを含む、プ
    ロジェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のプロジェ
    クタであって、 前記調整装置は、さらに、光軸方向に垂直で、かつ、互
    いに垂直な2軸方向の位置を調整可能である、プロジェ
    クタ。
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