JP3023149B2 - 建物における給排気システム - Google Patents

建物における給排気システム

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JP3023149B2
JP3023149B2 JP2190057A JP19005790A JP3023149B2 JP 3023149 B2 JP3023149 B2 JP 3023149B2 JP 2190057 A JP2190057 A JP 2190057A JP 19005790 A JP19005790 A JP 19005790A JP 3023149 B2 JP3023149 B2 JP 3023149B2
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幸隆 村田
重夫 田中
謙司 横山
潔 中山
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Tokyo Gas Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/0001Control or safety arrangements for ventilation
    • F24F2011/0002Control or safety arrangements for ventilation for admittance of outside air
    • F24F2011/0005Control or safety arrangements for ventilation for admittance of outside air to create underpressure in a room, keeping contamination inside

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  • Ventilation (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、厨房、トイレ、浴室、廊下等における排気
と連動してこれらの箇所に給気を行う給排気システムに
関するものである。
[従来の技術] 一般の住宅とか集合住宅等において、厨房、トイレ、
浴室、廊下等の排気はレンジフードファンとか壁に取り
付けた排気ファンにより行い、給気は窓やドアー或いは
建物の隙間から自然に行なわせるか、排気ファンに連動
して開閉する給気ダンパ経由が殆どである。
[従来技術の課題] このため、次のような問題がある。
a.排気ファンの運転を開始すると、室内側が負圧とな
り、ドアーや窓の開開がしにくかったり、ドアーが急激
に閉じたりすることがある。
b.冷暖房期間の場合、冷たい或いは温かい外気が室内に
導入されるため、冷暖房効果が低下したり、不快にな
る。
c.室内を冷房又は暖房中の場合、室内の冷たい又は暖か
い空気が逃げてしまい、省エネ対策上好ましくない。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記a〜cに記した課題を解決することの
できる建物における給排気システムに関するもので、そ
の詳細な構成は次のとおりである。
空調系1は、建物の外から空調ダクト2を経由して外
気を導入し、この導入した外気を冷暖コイルユニット4
にて冷却又は暖めて各居室内に取り付けられたファンユ
ニット5から居室内に吹き出し、一方各居室内の空気を
フィルター6から吸い込んで前記冷暖コイルユニット4
に循環させるか、又は全熱交換器3を経由して前記空調
ダクト2から導入した外気に熱を与えてから建物外に排
気するように構成したこと、 給気系8は、排気ダクトファン17を取り付けた厨房、
浴室、トイレ等に給気ファンユニット13を取り付け、こ
の給気ファンユニット13を前記空調系の全熱交換器3と
冷暖コイルユニット4間に分岐ダクト16で連通すると共
に、この分岐ダクト16内に給気コイルユニット12を取り
付け、更に、前記給気コイルユニット12と建物外とを給
気ダクト9で連通し、この給気ダクト9から導入した空
気を給気コイルユニット12で冷却又は暖めて給気ファン
ユニット13に供給できるように構成したこと、 自動制御器19は、給気系8において、少なくとも次の
制御を行う回路を有していること、 a.冷暖房温度の設定がなく、排気ダクトファン17が運転
を開始した場合、同時に給気ファンユニット13の運転を
開始して空調ダクト2から全熱交換器3を経由して導入
された外気の全部又は一部を分岐ダクト16→給気コイル
ユニット12→給気ファンユニット13を経由して給気ダク
トファン13から室内に吹き出す、 b.空調系1のファンユニット5が使用中で、給気系8で
の給気量が不足している場合、この不足分に相当する空
気を給気ダクト9→給気コイルユニット12→給気ファン
ユニット13を経由して補充する、 c.運転を開始した排気ダクトファン17が取り付けられた
室内の温度又は外気温が冷暖房温度であって、かつ空調
系1のファンユニット5が運転されていない、又は運転
中ではあるが全熱交換器3で吸熱された空気の温度があ
らかじめ設定された温度以上又は以下であるときに給気
コイルユニット12の運転を行って給気を冷却又は暖めて
給気ファンユニット13から吹き出す、 d.冷暖房運転の設定がなく、厨房に取り付けられた排気
ダクトファン17の運転が開始した場合には、無条件に給
気ダクト9を経由して厨房において必要とする外気の一
部又は全部を導入する、 ことを特徴とする建物における給排気システム。
[作用] a.排気ダクトファン17が運転を開始した場合、同時に給
気ファンユニット13の運転を開始して空調ダクト2から
全熱交換器3を経由して導入された外気を分岐ダクト16
→給気コイルユニット12→給気ファンユニット13を経由
して給気ファンユニット13から室内に吹き出す。
b.空調系1のファンユニット5が使用中で、給気ファン
ユニット13からの給気量が不足している場合、この不足
分に相当する外気を給気ダクト9→給気コイルユニット
12→給気ファンユニット13を経由して補充する。
c.運転を開始した排気ダクトファン17が取り付けられた
室内の温度又は外気温が冷暖房温度であって、かつ空調
系1のファンユニット5が運転されていない、又は運転
中ではあるが全熱交換器3で吸熱された空気の温度があ
らかじめ設定された温度以上又は以下であるときに給気
コイルユニット12の運転を行って給気を冷却又は暖めて
給気ファンユニット13から吹き出す。
d.厨房に取り付けられた排気ダクトファン17の運転が開
始した場合には、無条件に給気ダクト9を経由して給気
の一部又は全部を導入する。
なお、上記作用(運転)において、排気風量と給気風
量は常にバランスするように制御されることは勿論であ
る。
表1は、全熱交換器経由単独及び給気ダクト経由併用
で給気が行われる場合の制御例である。
[実施例] 図は本発明の実施例を示すもので、符号の1は空調系
である。この空調系1は、外気を導入するための空調ダ
クト2と、全熱交換器3、冷暖房コイルユニット4、客
室のファンユニット5、フィルタ6、排気ダクト7から
成り、ファンユニット5の何れかが運転を開始すると、
系内を通じて外気が導入される。この導入された外気は
全熱交換器3で排熱を吸収し、更に冷暖房コイルユニッ
ト4を経由する間に冷却又は暖められて運転中のファン
ユニット5に至り、ここから室内に吹き出し、冷房又は
暖房を行う。室内に一旦吹き出した冷気又は暖気は、点
線で示すようにリターンしてフィルタ6から再び冷暖房
コイルユニット4に至るか、全熱交換器3を経由して排
気ダクト7から外に排気される。
8は給気系にして、この給気系8は給気ダクト9、タ
ンパ10、フィルタ11、給気コイルユニット12、給気ファ
ンユニット13、前記全熱交換器3と冷暖房コイルユニッ
ト4間を分岐して給気コイルユニットに連通する分岐ダ
クト16、レンジフード給気ダクト14から成っている。
15はレンジフード、17は排気ダクトファン、18は排気
ダクト、19は制御器にして、次の如き制御を行う。
トイレ、浴室等に取り付けた排気ダクトファン17の何
れかが運転を開始すると、前記空調系1の空調ダクト2
から外気を吸引し、この外気は全熱交換器3、分岐ダク
ト16を経由して給気コイルユニット12を通り、給気ファ
ンユニット13からトイレ、浴室等に吹き出す。排気は排
気ダクトファン17から排気ダクト18を経由して外に排出
これる。次に、排気ダクトファン17の使用台数が多く、
空調系1を経由しての空気量では不足する場合、給気ダ
クト9からタンパ10、フィルタ11を経由して給気コイル
ユニット12内に不足分に相当する外気を導入する。
レンジフード15の運転が開始した場合も上記排気ダク
トファン17の運転開始時と基本的には同じであるが、レ
ンジフード15の場合は排気量が他の排気ダクトファン17
に比較して非常に多いので、この系だけは独立してい
る。図中20は給気口がレンジフード15に構成されていな
い場合に、厨房内に設けた厨房内給気ファンユニットを
示す。
19は制御器(制御回路)にして、前記制御以外に次の
如き制御を行う。
a.空調系1のファンユニット5が使用中で、給気系8で
の給気量が不足している場合、この不足分に相当する空
気を給気ダクト9→給気コイルユニット12→給気ファン
ユニット13を経由して補充する。
運転を開始した排気ダクトファン17が取り付けられた
室内の温度又は外気温が冷暖房温度であって、かつ空調
系1のファンユニット5が運転されていない、又は運転
中ではあるが全熱交換器3で吸熱された空気の温度があ
らかじめ設定された温度以上又は以下であるときに給気
コイルユニット12の運転を行って給気を冷却又は暖めて
給気ファンユニット13から吹き出す。
b.厨房内のレンジフード15の運転が停止中の場合でも、
全ファンユニット5及び排気ダクトファン17が運転中の
場合は、前記aと同じように2系列から外気を導入す
る。
c.排気ダクトファン17の運転モードに連動させてダンパ
10の開度を調整し、風量をバランスさせる。
[本発明の効果] 本発明は以上の如き構成と作用から成るため、次の如
き効果を奏する。
a.排気ダクト、レンジフードに連動して排気量と同量の
給気を行うので、室内が負圧にならない。又仮になって
も負圧は小さい。
この結果、ドアーや窓の開閉に支障を来すことがない
と共に他室のにおい等が侵入してくることもない。
b.排気に連動して導入する空気は冷暖房効果に合わせて
冷却又は暖めるため、冷暖房効果を損う心配がなく、省
エネ的であると共に冬に冷気や夏に暖気が吹き込んで不
快になることがない。
c.空調系のダクトを基本的に利用して給気系の給気を行
うため、給気ダクトの開口面積は最小でよく、建物の美
親を損なうことがない。
d.厨房、トイレ、浴室等の給排気を個別に制御すること
ができるため、個々のニーズに合わせた適正な給排気と
空調を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示す系統図である。 1……空調系 2……空調ダクト 3……全熱交換器 4……冷暖コイルユニット 5……ファンユニット 8……給気系 9……給気ダクト 10……タンパ 11……フィルタ 12……給気コイルユニット 13……給気ファンユニット 14……レンジフード給気ダクト 15……レンジフード 16……分岐ダクト 17……排気ダクトファン 18……排気ダクト 19……制御器 20……厨房内ファンユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−155138(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 3/044 F24F 7/007

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調系1は、建物の外から空調ダクト2を
    経由して外気を導入し、この導入した外気の冷暖コイル
    ユニット4にて冷却又は暖めて各居室内に取り付けられ
    たファンユニット5から居室内に吹き出し、一方各居室
    内の空気をフィルター6から吸い込んで前記冷暖コイル
    ユニット4に循環させるか、又は全熱交換器3を経由し
    て前記空調ダクト2から導入した外気に熱を与えてから
    建物外に排気するように構成したこと、 給気系8は、排気ダクトファン17を取り付けた厨房、浴
    室、トイレ等に給気ファンユニット13を取り付け、この
    給気ファンユニット13を前記空調系の全熱交換器3と冷
    暖コイルユニット4間に分岐ダクト16で連通すると共
    に、この分岐ダクト16内に給気コイルユニット12を取り
    付け、更に、前記給気コイルユニット12と建物外とを給
    気ダクト9で連通し、この給気ダクト9から導入した空
    気を給気コイルユニット12で冷却又は暖めて給気ファン
    ユニット13に供給できるように構成したこと、 自動制御器19は、給気系8において、少なくとも次の制
    御を行う回路を有していること、 a.冷暖房温度の設定がなく、排気ダクトファン17が運転
    を開始した場合、同時に給気ファンユニット13の運転を
    開始して空調ダクト2から全熱交換器3を経由して導入
    された外気の全部又は一部を分岐ダクト16→給気コイル
    ユニット12→給気ファンユニット13を経由して給気ダク
    トファン13から室内に吹き出す、 b.空調系1のファンユニット5が使用中で、給気系8で
    の給気量が不足している場合、この不足分に相当する空
    気を給気ダクト9→給気コイルユニット12→給気ファン
    ユニット13を経由して補充する、 c.運転を開始した排気ダクトファン17が取り付けられた
    室内の温度又は外気温が冷暖房温度であって、かつ空調
    系1のファンユニット5が運転されていない、又は運転
    中ではあるが全熱交換器3で吸熱された空気の温度があ
    らかじめ設定された温度以上又は以下であるときに給気
    コイルユニット12の運転を行って給気を冷却又は暖めて
    給気ファンユニット13から吹き出す、 d.冷暖房運転の設定がなく、厨房に取り付けられた排気
    ダクトファン17の運転が開始した場合には、無条件に給
    気ダクト9を経由して厨房において必要とする外気の一
    部又は全部を導入する、 ことを特徴とする建物に於ける給排気システム。
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