JP3023104B1 - 防湿紙 - Google Patents

防湿紙

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JP3023104B1 JP11013201A JP1320199A JP3023104B1 JP 3023104 B1 JP3023104 B1 JP 3023104B1 JP 11013201 A JP11013201 A JP 11013201A JP 1320199 A JP1320199 A JP 1320199A JP 3023104 B1 JP3023104 B1 JP 3023104B1
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Abstract

【要約】 【課題】 接面するPPC用紙に防湿剤層中の低分子量
物質が転移してしまうのを防ぐことができ、従ってPP
C用紙の摩擦係数が低下してしまうのを防ぐことができ
る防湿紙を提供すること。 【解決手段】 紙素材3上に水離解可能な防湿剤を塗工
することにより、防湿剤層2を形成する。防湿剤には充
填剤4が配合されている。この充填剤4は、略球状であ
り、平均粒子直径が防湿剤層2の母剤5の厚みよりも大
きい。このため、充填剤4の上端が母剤5から突出す
る。この防湿紙1でPPC用紙を包装すると、充填剤4
の突出部分がPPC用紙と当接し、防湿剤層2の母剤5
とPPC用紙との接触面積が抑えられる。従って、防湿
剤層2からPPC用紙への低分子量物質の転移が抑えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレーンペーパー
コピー用紙等の包装に用いられる防湿紙に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】乾式コピーに用いられるプレーンペーパ
ーコピー用紙(以下「PPC用紙」という)が吸湿する
と摩擦係数が高くなり、コピーの際に複数枚のPPC用
紙が重なったままでコピー機内に給紙される重送が生じ
てしまうことがある。PPC用紙の流通・備蓄段階での
吸湿を防止するため、PPC用紙は防湿紙で包装され
る。この防湿紙として、紙素材上に15マイクロメータ
ー程度の厚みでポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィンがラミネートされ、非透湿性が高められた防
湿紙(以下、「ラミネート防湿紙」ともいう)が従来用
いられている。この防湿紙は非透湿性には優れるもので
あるが、ポリオレフィンが含まれることから再生紙とし
て利用しようとしても水中でほとんど離解せず、再利用
が困難である。また、廃棄された場合は、ポリオレフィ
ンが分解しないため自然環境中に残存し続け、環境破壊
を起こしてしまう。
【0003】近年、省資源、環境保護等の気運の高まり
とともに、ワックスエマルジョン、樹脂エマルジョン、
ラテックス、これらの混合物等の水離解性の防湿剤が紙
素材上に塗工された防湿紙が用いられるようになった。
例えば、特開平5−156208号公報には、パラフィ
ンワックス等を分散質としたワックス系エマルジョンと
ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂とを主成分とする
防湿剤がコーティングされた防湿紙が開示されている。
また、特開平6−200498号公報には、スチレン・
アクリル酸共重合体等とワックスエマルジョンとを含有
する防湿剤が塗工された防湿紙が開示されている。さら
に、特開平9−67795号公報には、合成樹脂ラテッ
クスと炭化水素系オリゴマーとを主成分とし、さらにマ
イカ、タルク等の充填剤が添加された防湿剤が塗工され
た防湿紙が開示されている。これらの防湿紙はラミネー
ト防湿紙にほぼ匹敵する非透湿性を備えており、しかも
水離解性の防湿剤を用いているため水中で容易に離解
し、容易に再生され得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
水離解性の防湿剤には防湿性能を高めるためにワックス
類、炭化水素系オリゴマー等の低分子量物質が配合され
ており、防湿紙使用中にこれら低分子量物質が防湿剤層
の表面にブリードアウトしてくる。通常、PPC用紙は
防湿剤層が内側となるように包装されるため、低分子量
物質がブリードアウトすると防湿紙に直接に接面したP
PC用紙にこの低分子量物質が転移して、そのPPC用
紙の摩擦係数が低下してしまう。摩擦係数が低下したP
PC用紙(以下このPPC用紙のことを「変質PPC用
紙」ともいう)を含むPPC用紙をコピー機にセットす
ると、変質PPC用紙の何枚か上方のPPC用紙を本来
給紙すべき段階で、変質PPC用紙とこの変質PPC用
紙に接面したPPC用紙との間でスリップが生じ、変質
PPC用紙よりも上方の複数枚のPPC用紙が一度に給
紙される重送が生じてしまうという問題がある。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、接面するPPC用紙に防湿剤層中の低分子量物
質が転移してしまうのを防ぐことができ、従ってPPC
用紙の摩擦係数が低下してしまうのを防ぐことができる
防湿紙を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めになされた本発明は、紙素材上に、水離解性の防湿剤
からなる防湿剤層が形成された水離解可能な防湿紙であ
って、その防湿剤には充填剤が配合され、その充填剤に
は厚み方向の寸法が防湿剤層の母剤の厚みよりも大きな
ものが含まれおり、上記充填剤のかさ比重が0.8g/
cm3以上2.0g/cm3以下であることを特徴とする
防湿紙である。
【0007】この発明によれば、防湿剤に配合された充
填剤中に、厚み方向の寸法が防湿剤層の母剤の厚みより
も大きなものが含まれるため、この上端が母剤から突出
して被包装物であるPPC用紙と当接する。従って、母
剤とPPC用紙との接触面積を抑えることができ、PP
C用紙への低分子量物質の転移を防ぐことができる。ま
た、上記充填剤のかさ比重を0.8g/cm3以上2.
0g/cm3以下にすることで、防湿剤中に均一に混合
でき、塗工作業が容易になる。
【0008】この発明において、充填剤の形状を略球状
とすることにより、充填剤の配合量をさほど多くせずと
も充填剤の上端が母剤から突出する箇所を多くすること
ができ、より有効に母剤とPPC用紙との接触面積を抑
えることができる。
【0009】この発明において、充填剤の上端を確実に
母剤から突出させるには、母剤の厚みよりも大きな平均
粒子直径を有する充填剤を用いればよい。また、充填剤
の平均粒子直径と防湿剤層の母剤の厚みとの差を1マイ
クロメーター以上10マイクロメーター以下とすれば、
適切な防湿紙の表面粗度を維持しつつ、より確実に母剤
とPPC用紙との接触面積を抑えることができる。
【0010】この発明において、再生紙へのリサイクル
の容易性を維持しつつ防湿剤層の母剤とPPC用紙との
接触面積を有効に抑えるには、充填剤の配合量を固形分
換算で0.2重量%以上50重量%以下とするのが好ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ、本
発明を詳説する。
【0012】図1には本発明の一実施形態にかかる防湿
紙1の断面図が示されている。この防湿紙1は、紙素材
3上に水離解性の防湿剤が塗工されることにより、この
水離解性防湿剤の固形分による防湿剤層2が形成されて
いる。防湿剤層2により防湿紙1の非透湿性が高めら
れ、PPC用紙等の被包装物の吸湿が防止される。
【0013】紙素材3としては、例えば上質紙、中質
紙、晒クラフト紙、未晒クラフト紙、片艶未晒クラフト
紙、ライナー紙等を用いることができる。これら紙素材
3の秤量は特には限定されず、例えば30g/m2以上
300g/m2のものの中から、使用目的に応じ適宜選
択されて用いられる。
【0014】防湿剤層2に用いられる水離解性の防湿剤
としては、ワックスエマルジョン、樹脂エマルジョン、
ラテックス、これらの混合物等の既知のものが用いられ
る。防湿剤には、必要に応じ炭化水素系オリゴマー、界
面活性剤、分散剤、安定剤、顔料等が配合されてもよ
い。
【0015】防湿剤には、さらに、略球状であり、平均
粒子直径が防湿剤層2の母剤5(防湿剤層2のうち充填
剤4を除く部分)の厚みよりも大きな充填剤4が配合さ
れている。このため、配合される充填剤4の大半は、そ
の上端が防湿剤層2から突出している。従って、PPC
用紙と母剤5との接触面積を抑えることができ、母剤5
からPPC用紙への低分子量物質の転移を抑えることが
できる。なお、ここで平均粒子直径は、任意に抽出され
た100個の充填剤4の粒子直径の平均値を算出するこ
とにより求められる。
【0016】平均粒子直径が母剤5の厚みよりも小さな
充填剤4を用いた場合でも、その粒度分布内に粒子直径
が母剤5の厚みよりも大きなものを含んでおれば、上端
が母剤5から突出する箇所を形成することができ、母剤
5とPPC用紙との接触面積を抑えることができるのは
もちろんである。しかし、この場合は充填剤4の配合量
の割には突出箇所が少なくなり、不経済となってしま
う。従って、前述のように平均粒子直径が防湿剤層2の
母剤5の厚みよりも大きな充填剤4を用いるのが好まし
い。
【0017】平均粒子直径が防湿剤層2の母剤5の厚み
よりも大きな充填剤4を用いる場合、その平均粒子直径
と母剤5の厚みとの差は、1マイクロメーター以上10
マイクロメーター以下が好ましい。この差が1マイクロ
メーター未満であると、母剤5とPPC用紙との接触面
積をほとんど抑えることができず、PPC用紙に母剤5
中の低分子量物質が転移して、そのPPC用紙の摩擦係
数が低下してしまうことがある。逆に、この差が10マ
イクロメーターを越えると、防湿剤の塗工が困難となる
ばかりか、防湿剤層4の表面粗度が高くなり過ぎてざら
つき感が出てしまうことがある。
【0018】防湿剤における充填剤4の配合量は、固形
分換算で0.2重量%以上50重量%以下が好ましく、
1重量%以上5重量%以下が特に好ましい。配合量が上
記範囲未満であると、充填剤4の一部が母剤5から突出
する箇所が少なくなってしまい、母剤5とPPC用紙と
の接触面積を充分に抑えることができなくなってしまう
ことがある。逆に、充填剤4の配合量が上記範囲を超え
ると、防湿紙1の非透湿性が低下してしまうばかりか、
この防湿紙を再生する際に再生紙中に多量の充填剤4が
混入して再生紙の品質を低下させてしまうことがある。
【0019】用いられる充填剤4のかさ比重は、0.8
g/cm3以上2.0g/cm3以下が好ましく、0.9
g/cm3以上1.5g/cm3以下が特に好ましい。か
さ比重が上記範囲未満であると、防湿剤中で浮いてしま
って攪拌時に均一に混合され難く、塗工作業が困難にな
ってしまうことがある。逆に、かさ比重が上記範囲を超
えると、防湿剤中で沈んでしまって攪拌時に均一に混合
され難く、塗工作業が困難になってしまうことがある。
【0020】この実施形態では、略球状の充填剤4を用
いているが、例えば線状、ブロック状、板状等の充填剤
4を用いてもよい。この場合は、充填剤4中に、厚み方
向(図1における上下方向)の寸法が防湿剤層2の母剤
5の厚みよりも大きなものが含まれるようにすればよ
い。なお、同量の充填剤4を配合した場合でも有効に母
剤5からその一部が突出するという理由より、線状、ブ
ロック状、板状等のものよりも略球状の充填剤4が好ま
しい。
【0021】好ましい充填剤4としては、それ自体が非
透湿性を有する低密度ポリエチレン系、高密度ポリエチ
レン系、アクリル樹脂系、スチレン樹脂系等の有機系樹
脂ビーズのほか、無機系球状ビーズが挙げられる。
【0022】防湿剤層2を形成する際の防湿剤の塗工量
は、固形分換算で1g/m2以上50g/m2以下が好ま
しく、5g/m2以上30g/m2以下が特に好ましい。
塗工量が上記範囲未満であると、被包装物であるPPC
用紙等が吸湿しやすくなってしまうことがある。逆に、
塗工量が上記範囲を越えると、防湿剤の費用が嵩む割に
は防湿効果が頭打ちとなって不経済となってしまうこと
がある。
【0023】防湿剤の紙素材3への塗工の方法は既知の
各種方法を採用することができ、例えばキスロールコー
ター、バーコーター、ロールコーター、ブレードコータ
ー、キスコーター等により塗工すればよい。なお、防湿
剤の塗工は、図1に示されるように紙素材3の片面のみ
になされる場合のみならず、両面になされることもあ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈
されるべきでないことはもちろんである。
【0025】[防湿紙の作製] [実施例1]スチレン・ブタジエン共重合体を分散質と
し、低分子量の炭化水素系オリゴマーが配合されたエマ
ルジョンを用意した。これに、充填剤として、略球状で
あり、かさ比重が1.2g/cm3で、平均粒子直径が
25マイクロメーターのアクリルビーズ(積水化成品工
業株式会社製の商品名「MBX−15」)を、固形分換
算で1.0重量%添加して攪拌した。この防湿剤を、1
平方メートル当たりの重量が80gである晒クラフト紙
にキスロールコーターにより塗工した。塗工量は固形分
換算で26g/m2とした。これを乾燥させて実施例1
の防湿紙を得た。
【0026】この防湿紙の防湿剤層の母剤厚みは約24
マイクロメーターであり、充填剤上端の母剤からの突出
量は約1マイクロメーターであった。
【0027】[実施例2から10]防湿剤の塗工量を下
記の表1に示されるように変量させた他は実施例1と同
様にして、実施例2から10の防湿紙を得た。これらの
防湿紙の防湿剤層の母剤厚み及び充填剤上端の突出量
が、下記の表1に示されている。
【0028】[比較例]防湿剤に充填剤を配合せず、こ
の防湿剤の塗工量を固形分換算で22g/m2とした他
は実施例1と同様にして、比較例の防湿紙を得た。この
防湿紙には充填剤が配合されていないので、充填剤の突
出高さはゼロである。
【0029】[静摩擦係数の測定]これら各実施例及び
比較例の防湿紙の静摩擦係数を、下記のようにして測定
した。
【0030】まず、金属板の上に、PPC用紙(紀州製
紙株式会社製のA4サイズの高速用中性紙、商品名「フ
ァインPPC用紙」)20枚を載せ、この上に防湿剤層
が下向きとなるように防湿紙を載せた。さらにこの上
に、重しとしてPPC用紙2000枚(約8キログラ
ム)を積み上げた。この状態で摂氏50度のオーブンに
48時間放置し、その後恒温恒湿室で4時間冷却させ
た。各実施例及び比較例ごとにこの実験を2回ずつ行
い、それぞれ2枚ずつ、防湿剤層に直接に接面したPP
C用紙を得た。
【0031】2枚のPPC用紙の、それぞれ防湿剤層と
接面していた面同士を重ね合わせ、JIS−P−814
7に規定される水平法に準拠して静摩擦係数を測定し
た。測定結果が、下記の表1に示されている。また、静
摩擦係数と突出量との関係が、図2に示されている。
【0032】なお、防湿紙と全く接触していないPPC
用紙の静摩擦係数も同時に測定したところ、その静摩擦
係数は0.60であった。
【0033】
【表1】
【0034】表1及び図2において、充填剤の上端が母
剤から突出している各実施例の防湿紙は、突出していな
い比較例の防湿紙よりも、包装したPPC用紙の摩擦係
数が高い。これは、各実施例の防湿紙では、母剤から充
填剤の一部が突出して母剤とPPC用紙との接触面積が
抑えられ、従って防湿剤層からPPC用紙への低分子量
物質の転移が抑えられたためである。図2から明らかな
ように、PPC用紙の摩擦係数低下抑制効果は、突出量
が大きい方が顕著である。特に、突出量が7マイクロメ
ーターを超えると、包装されたPPC用紙の静摩擦係数
が0.58であり、これは防湿紙に全く接触していない
PPC用紙の摩擦係数の0.60にほぼ匹敵するもので
ある。なお、図2より、突出量が10マイクロメーター
程度で摩擦係数低下抑制効果がほぼ飽和しているので、
これを越えて充填剤上端を突出させる必要がないことが
解る。
【0035】以上、PPC用紙を包装する場合を例にと
り本発明の防湿紙を説明したが、被包装物への低分子量
物質の転移が少ない本防湿紙は、PPC用紙の包装に限
られず、例えばアクリル板等の樹脂板の包装、スチール
コイルの包装、鋼板の包装、製紙巻取の包装等の種々の
用途に適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被包装物に防湿剤層中の低分子量物質が転移してしまう
のを防ぐことができる。従って、被包装物が例えばPP
C用紙である場合はそのPPC用紙の摩擦係数が低下し
てしまうのを防ぐことができ、コピー時の重送を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかる防湿紙の
一部が示された断面図である。
【図2】図2は、各実施例及び比較例にかかる防湿紙の
静摩擦係数と突出量との関係が示されたグラフである。
【符号の説明】
1・・・防湿紙 2・・・防湿剤層 3・・・紙素材 4・・・充填剤 5・・・母剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 19/00 - 27/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙素材上に、水離解性の防湿剤からなる
    防湿剤層が形成された水離解可能な防湿紙であって、 その防湿剤には充填剤が配合され、その充填剤には厚み
    方向の寸法が防湿剤層の母剤の厚みよりも大きなものが
    含まれており、上記充填剤のかさ比重が0.8g/cm 3 以上2.0g
    /cm 3 以下である ことを特徴とする防湿紙。
  2. 【請求項2】 上記充填剤の形状が、略球状である請求
    項1に記載の防湿紙。
  3. 【請求項3】 上記充填剤の平均粒子直径が、防湿剤層
    の母剤の厚みよりも大きい請求項2に記載の防湿紙。
  4. 【請求項4】 上記充填剤の平均粒子直径と防湿剤層の
    母剤の厚みとの差が、1マイクロメーター以上10マイ
    クロメーター以下である請求項3に記載の防湿紙。
  5. 【請求項5】 上記充填剤の配合量が、固形分換算で
    0.2重量%以上50重量%以下である請求項1から4
    のいずれかに記載の防湿紙。
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