JP3022846B2 - 水平同期信号処理装置及び方法 - Google Patents

水平同期信号処理装置及び方法

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JP3022846B2
JP3022846B2 JP10212686A JP21268698A JP3022846B2 JP 3022846 B2 JP3022846 B2 JP 3022846B2 JP 10212686 A JP10212686 A JP 10212686A JP 21268698 A JP21268698 A JP 21268698A JP 3022846 B2 JP3022846 B2 JP 3022846B2
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昌弘 北村
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平同期信号処理
装置及び方法に関し、特に複数の同期信号周波数を取り
扱うテレビやパーソナルコンピュータ等の画像表示装置
の水平同期信号処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水平同期信号処理装置の一例を図
7に示す。図8、図9、図10は、従来の水平同期信号
処理装置の動作を示すタイミングチャートである。図7
に示すように、従来の水平同期信号処理装置は、水平同
期入力信号101を受ける遅延回路102と、パルス発
生回路103と、位相比較回路104と、ループフィル
タ105と、電圧電流変換回路106と、フライバック
パルス信号107を受ける遅延回路108と、発振周波
数設定電圧109(VF/V)を受ける電圧電流変換回
路110と、加算回路111と、電流制御発振回路(O
SC)112と、デューティ(DUTY)回路113
と、出力回路114とを有している。
【0003】遅延回路102は、水平同期入力信号10
1を遅延して遅延出力信号102aをパルス発生回路1
03に与える。パルス発生回路103は、一定のパルス
幅のパルス出力信号103aを生成して位相比較回路1
04に与える。遅延回路108は、フライバックパルス
信号107を遅延してフライバック遅延信号108aを
位相比較回路104に与える。位相比較回路104は、
パルス出力信号103aとフライバック遅延信号108
aとを比較して位相差信号104aをループフィルタ1
05に与える。ループフィルタ105は、位相差信号1
04aを平滑して出力信号105aを電圧電流変換回路
106に与える。電圧電流変換回路106は、ループフ
ィルタ105からの出力信号105aを電流に変換して
位相差電流106aを加算回路111に与える。
【0004】電圧電流変換回路110は、発振周波数設
定電圧109を電流に変換して設定電流を加算回路11
1に与える。加算回路111は、位相差電流106aと
設定電流とを加算して電流制御発振回路112に与え
る。電流制御発振回路112の出力信号は、デューティ
回路113の一定のデューティ比の信号となり出力回路
114に与えられる。電圧電流変換回路110の設定電
流110aは、遅延回路102の遅延時間とパルス発生
回路103のパルス出力信号103aのパルス幅と、遅
延回路108の遅延時間とを制御する構成になってい
る。
【0005】図11は、遅延回路102、パルス発生回
路103、遅延回路108の構成の一例を示す回路図で
ある。図12は、図11に示される回路構成における信
号のタイミングチャートである。SーRフリップフロッ
プSーRFFのセット端子Sへの入力がLowである時
はスイッチSW1がONであり、スイッチSW2がOF
Fとなっており、A点の電圧はVB+VFとなってい
る。VFはPNP1、PNP2のベース・エミッタ間電
圧である。セット端子Sへの入力がHighになるとス
イッチSW1がOFFとなりスイッチSW2がONとな
りので、A点は電流I2によってコンデンサCの充電電
圧を放電して電圧がVFになると、コンパレータCom
pは、SーRフリップフロップSーRFFのリセット端
子Rにリセット信号を送る。図7の従来の水平同期信号
処理装置では、電流I2は電圧電流変換回路110から
の出力電流である。
【0006】流制御発振回路112の発振周波数が水
平同期入力信号101の周波数に一致するように発振周
波数設定電圧109(VF/V)を設定する。画像表示
装置として使用する時には、水平同期出力信号115か
ら偏向回路を介した信号を遅延回路108に入力し、こ
の間には図8に示すようにTDFの遅延が生じる。従来
の水平同期信号処理装置は、遅延回路102で水平同期
入力信号101の前縁から一定時間Tdの遅延後、パル
ス発生回路103にてパルス幅TWのパルス信号を生成
し、このパルス発生回路103のパルス信号のパルス幅
の1/2の位置と遅延回路108の出力の後縁とが一致
するようにフライバックパルス信号107のタイミング
が決定される。発振周波数設定電圧109(VF/V)
が目的の電圧からずれても電流制御発振回路112の発
振周波数が水平同期入力信号101の周波数に同期する
範囲を引込み範囲と呼ぶ。また、水平ポジションは、水
平同期入力信号101とフライバックパルス信号107
の時間差TPと水平同期入力信号101の周期との比で
表される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の水平同期信号処
理装置の遅延回路102の遅延時間とパルス発生回路1
03のパルス幅と遅延回路108の遅延時間とを制御す
る電流は、発振周波数設定電圧109(VF/V)に比
例した電流であるので、水平同期入力信号101の周波
数が変化しても水平ポジションは変化しない。
【0008】例えば、水平同期入力信号101の周波数
がfHである時に、図8のように水平ポジションはTP
×fHである。水平同期入力信号101の周波数が2×
fHである時は、図9のように遅延回路102の遅延時
間とパルス発生回路103のパルス信号のパルス幅と遅
延回路108の遅延時間とは、それぞれ水平同期入力信
号101の周波数がfHである時の1/2となり、水平
ポジションは(TP/2)×(2×fH)=TP×fH
と一緒となる。
【0009】しかし、この発振周波数設定電圧109
(VF/V)と水平ポジションとが比例するため、引込
み範囲内における水平ポジションが変動してしまう。例
えば、引込み範囲が±50%だけ変化した時に発振周波
数設定電圧109(VF/V)は、0.5×VF/V〜
1.5×VF/Vの範囲内では電流制御発振回路112
の発振周波数が水平同期入力信号101の周波数fHに
同期してしまうため、図10に示したように発振周波数
設定電圧109(VF/V)が0.5×VF/Vである
時は、遅延回路102の遅延時間とパルス発生回路10
3のパルス信号のパルス幅と遅延回路108の遅延時間
とは、それぞれfH時の2倍となり水平ポジションは2
×TP×fHと2倍になってしまうという問題がある。
【0010】また、図13および図14に示される水平
同期信号処理装置は、それぞれ特開平9−37100号
公報および特開平6−35408号公報に記載されてい
る。図13の水平同期信号処理装置は、電圧制御発振回
路の出力を可変遅延回路に入力している。図14の水平
同期信号処理装置は、フリーランニング周波数制御信号
Voscを水平シフトゲイン信号Vmodによって変調
した後、水平シフト制御信号と合成する構成となってい
る。
【0011】本発明は、引込み範囲内で発振周波数設定
電圧がばらついても水平ポジションの変動を抑えること
ができる水平同期信号処理装置及び方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、水平同期信号を入力とする
第1の遅延回路と、第1の遅延回路からの出力を入力し
て一定のパルス幅を出力するパルス発生回路と、フライ
バックパルス信号を入力とする第2の遅延回路と、パル
ス発生回路からの出力と第2の遅延回路からの出力との
位相を比較して位相差を出力する位相比較回路と、位相
比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回路と、
ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1の
電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン
発振周波数を水平同期信号の周波数に合わせるための周
波数設定電圧を入力し、電流に変換して出力する第2の
電圧電流変換回路と、第1の電圧電流変換回路からの出
力と第2の電圧電流変換回路からの出力とを加算する加
算回路と、加算回路からの出力電流に比例した周波数で
発振する電流制御型発振回路と、電流制御型発振回路か
らの出力のデューティを制御するデューティ回路と、出
力端子にデューティ回路からの出力を水平ドライブ信号
として出力する出力回路とを備え、加算回路より出力さ
れる電流を平滑して出力するローパスフィルタと、ロー
パスフィルタからの出力電流により第1の遅延回路の遅
延時間とパルス発生回路によるパルス信号のパルス幅と
第2の遅延回路の遅延時間とを制御する制御手段とを有
することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、水平同期信号を入
力とする第1の遅延回路と、第1の遅延回路からの出力
を入力して一定のパルス幅を出力するパルス発生回路
と、フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回
路と、パルス発生回路からの出力と第2の遅延回路から
の出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較回
路と、位相比較回路からの出力を平滑するループフィル
タ回路と、ループフィルタ回路からの出力を電流に変換
する第1の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路の
フリーラン発振周波数を水平同期信号の周波数に合わせ
るための周波数設定電圧を入力し、電流に変換して出力
する第2の電圧電流変換回路と、第1の電圧電流変換回
路からの出力と第2の電圧電流変換回路からの出力とを
加算する加算回路と、加算回路からの出力電流に比例し
た周波数で発振する電流制御型発振回路と、電流制御型
発振回路からの出力のデューティを制御するデューティ
回路と、出力端子にデューティ回路からの出力を水平ド
ライブ信号として出力する出力回路とを備え、第2の電
圧電流変換回路からの出力電流により第1の遅延回路の
遅延時間と第2の遅延回路の遅延時間とを制御する第1
の遅延回路及び第2の遅延回路と、加算回路より出力さ
れる電流を平滑して出力するローパスフィルタと、ロー
パスフィルタからの出力電流によりパルス発生回路によ
るパルス信号のパルス幅を制御する制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、水平同期信号を入
力とする遅延回路と、遅延回路からの出力を入力して一
定のパルス幅を出力するパルス発生回路と、パルス発生
回路からの出力とフライバックパルス信号との位相を比
較して位相差を出力する位相比較回路と、位相比較回路
からの出力を平滑するループフィルタ回路と、ループフ
ィルタ回路からの出力を電流に変換する第1の電圧電流
変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波
数を水平同期信号の周波数に合わせるための周波数設定
電圧を入力し、電流に変換して出力する第2の電圧電流
変換回路と、第1の電圧電流変換回路からの出力と第2
の電圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路
と、加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振す
る電流制御型発振回路と、電流制御型発振回路からの出
力のデューティを制御するデューティ回路と、出力端子
にデューティ回路からの出力を水平ドライブ信号として
出力する出力回路とを備え、加算回路より出力される電
流を平滑して出力するローパスフィルタと、ローパスフ
ィルタからの出力電流により遅延回路の遅延時間とパル
ス発生回路によるパルス信号のパルス幅とを制御する制
御手段とを有することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、水平同期信号を入
力とする第1の遅延回路と、第1の遅延回路からの出力
を入力して一定のパルス幅を出力するパルス発生回路
と、フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回
路と、パルス発生回路からの出力と第2の遅延回路から
の出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較回
路と、位相比較回路からの出力を平滑するループフィル
タ回路と、ループフィルタ回路からの出力を電流に変換
する第1の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路の
フリーラン発振周波数を水平同期信号の周波数に合わせ
るための周波数設定電圧を入力し、電流に変換して出力
する第2の電圧電流変換回路と、第1の電圧電流変換回
路からの出力と第2の電圧電流変換回路からの出力とを
加算する加算回路と、加算回路からの出力電流に比例し
た周波数で発振する電流制御型発振回路と、電流制御型
発振回路からの出力のデューティを制御するデューティ
回路と、出力端子にデューティ回路からの出力を水平ド
ライブ信号として出力する出力回路とを備える水平同期
信号処理装置における水平同期信号処理方法において、
加算回路より出力される電流を平滑して出力する出力ス
テップと、出力ステップにより出力される出力電流によ
り第1の遅延回路の遅延時間とパルス発生回路によるパ
ルス信号のパルス幅と第2の遅延回路の遅延時間とを制
御する制御ステップとを有することを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、水平同期信号を入
力とする第1の遅延回路と、第1の遅延回路からの出力
を入力して一定のパルス幅を出力するパルス発生回路
と、フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回
路と、パルス発生回路からの出力と第2の遅延回路から
の出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較回
路と、位相比較回路からの出力を平滑するループフィル
タ回路と、ループフィルタ回路からの出力を電流に変換
する第1の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路の
フリーラン発振周波数を水平同期信号の周波数に合わせ
るための周波数設定電圧を入力し、電流に変換して出力
する第2の電圧電流変換回路と、第1の電圧電流変換回
路からの出力と第2の電圧電流変換回路からの出力とを
加算する加算回路と、加算回路からの出力電流に比例し
た周波数で発振する電流制御型発振回路と、電流制御型
発振回路からの出力のデューティを制御するデューティ
回路と、出力端子にデューティ回路からの出力を水平ド
ライブ信号として出力する出力回路とを備える水平同期
信号処理装置における水平同期信号処理方法において、
第2の電圧電流変換回路からの出力電流により第1の遅
延回路の遅延時間と第2の遅延回路の遅延時間とを制御
する遅延時間制御ステップと、加算回路より出力される
電流を平滑して出力する出力ステップと、出力ステップ
により出力される出力電流によりパルス発生回路による
パルス信号のパルス幅を制御する制御ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、水平同期信号を入
力とする遅延回路と、遅延回路からの出力を入力して一
定のパルス幅を出力するパルス発生回路と、パルス発生
回路からの出力とフライバックパルス信号との位相を比
較して位相差を出力する位相比較回路と、位相比較回路
からの出力を平滑するループフィルタ回路と、ループフ
ィルタ回路からの出力を電流に変換する第1の電圧電流
変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波
数を水平同期信号の周波数に合わせるための周波数設定
電圧を入力し、電流に変換して出力する第2の電圧電流
変換回路と、第1の電圧電流変換回路からの出力と第2
の電圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路
と、加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振す
る電流制御型発振回路と、電流制御型発振回路からの出
力のデューティを制御するデューティ回路と、出力端子
にデューティ回路からの出力を水平ドライブ信号として
出力する出力回路とを備える水平同期信号処理装置にお
ける水平同期信号処理方法において、加算回路より出力
される電流を平滑して出力する出力ステップと、出力ス
テップにより出力される出力電流により遅延回路の遅延
時間とパルス発生回路によるパルス信号のパルス幅とを
制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施形態としての水平同期信号処理装置の構成を示す
回路図である。また、図2は、図1の水平同期信号処理
装置の動作を示すタイミングチャートである。図1およ
び図2に基づいて本発明の第1の実施形態を説明する。
【0019】図1に示すように、本発明の水平同期信号
処理装置は、水平同期入力信号1を受ける遅延回路2
と、パルス発生回路3と、位相比較回路4と、ループフ
ィルタ5と、電圧電流変換回路6と、フライバックパル
ス信号7を受ける遅延回路8と、発振周波数設定電圧9
(VF/V)を受ける電圧電流変換回路10と、加算回
路11と、電流制御発振回路12と、デューティ回路1
3と、出力回路14と、ローパスフィルタ16とを有し
ている。
【0020】遅延回路2は、水平同期入力信号1を遅延
して遅延出力信号2aをパルス発生回路3に与える。パ
ルス発生回路3は、一定のパルス幅のパルス出力信号3
aを作って位相比較回路4に与える。遅延回路8は、フ
ライバックパルス信号7を遅延してフライバック遅延信
号8aを位相比較回路4に与える。位相比較回路4は、
パルス出力信号3aとフライバック遅延信号8aと比較
して位相差信号4aをループフィルタ5に与える。ルー
プフィルタ5は、位相差信号4aを平滑して出力信号5
aを電圧電流変換回路6に与える。電圧電流変換回路6
は、ループフィルタ5からの出力信号5aを電流に変換
して位相差電流6aを加算回路11に与える。
【0021】電圧電流変換回路10は、発振周波数設定
電圧9を電流に変換して設定電流を加算回路11に与え
る。加算回路11は、位相差電流6aと設定電流とを加
算して出力電流を電流制御発振回路12に与える。電流
制御発振回路12の出力信号は、デューティ回路13の
一定のデューティ比の信号となり出力回路14に与えら
れる。出力回路14は、水平ドライブ信号15を出力す
る。加算回路11の出力電流は、ローパスフィルタ16
を介して遅延回路2の遅延時間とパルス発生回路3のパ
ルス信号のパルス幅と遅延回路8の遅延時間とを制御す
る構成になっている。
【0022】図2に示すように遅延回路2で水平同期入
力信号1の前縁から一定時間Tdの遅延後に、パルス発
生回路3にてパルス幅TWのパルス信号を作り、パルス
発生回路3のパルス信号のパルス幅の1/2の位置と遅
延回路8のフライバック遅延信号8aの後縁が一致する
ようにフライバックパルス信号7のタイミングが決定さ
れる。発振周波数設定電圧9(VF/V)が引込み範囲
内であれば電流制御発振回路12の発振周波数が水平同
期入力信号1の周波数に同期するので加算回路11の出
力電流も水平同期入力信号1の周波数に比例している。
この加算回路11の出力電流をローパスフィルタ16で
平滑するとともに、位相比較のループ応答より遅くなる
ように設定して、ローパスフィルタ16の出力電流を遅
延回路2とパルス発生回路3と遅延回路8とに供給する
ことにより、遅延回路2の遅延時間とパルス発生回路3
のパルス信号のパルス幅と遅延回路8の遅延時間とは、
水平同期入力信号1の周波数に比例した電流なので変動
せず、引込み範囲内で発振周波数設定電圧9(VF/
V)がばらついても水平ポジションの変動を抑えられ
る。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態としての水
平同期信号処理装置を図3および図4に基づいて説明す
る。図3は、本発明の第2の実施形態としての水平同期
信号処理装置を示すブロック図である。また、図4は、
図3の水平同期信号処理装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。本発明の第2の実施形態としての水平同
期信号処理装置は、図1の本発明の第1の実施形態と同
じ参照符号を付された構成要素を有している。
【0024】図3に示すように、本発明の水平同期信号
処理装置は、加算回路11の出力電流をローパスフィル
タ16を介してパルス発生回路3のパルス幅を制御する
構成になっている。図4に示すように、発振周波数設定
電圧9(VF/V)が2倍となった時でも、遅延回路2
の遅延時間と遅延回路8の遅延時間とは2倍になるがパ
ルス発生回路3のパルス信号のパルス幅は変動しないの
で水平ポジションの変動を抑えることができる。
【0025】次に、本発明の第3の実施形態としての水
平同期信号処理装置を図5および図6に基づいて説明す
る。図5は、本発明の第3の実施形態としての水平同期
信号処理装置を示すブロック図である。また、図6は、
図5の水平同期信号処理装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。本発明の第2の実施形態としての水平同
期信号処理装置は、図1の本発明の第1の実施形態と同
じ参照符号を付された構成要素を有している。
【0026】図5に示すように、本発明の水平同期信号
処理装置は、加算回路11の出力電流をローパスフィル
タ16を介して遅延回路2の遅延時間とパルス発生回路
3のパルス幅とを制御し、かつ、フライバックパルス信
号7を直接に位相比較回路4で位相比較する構成になっ
ている。発振周波数設定電圧9(VF/V)が2倍とな
った時でも、ローパスフィルタ16の出力電流を遅延回
路2とパルス発生回路3とに供給することにより、図6
に示すように遅延回路2の遅延時間とパルス発生回路3
のパルス信号のパルス幅は変動しないので水平ポジショ
ンの変動を抑えることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の水平同期信号処理装置および方法によれば、電流制御
発振回路に流す制御電流をローパスフィルタを介して遅
延回路とパルス発生回路および遅延回路の少なくともパ
ルス発生回路とに供給する構成とすることにより、引込
み範囲内で発振周波数設定電圧がばらついても水平ポジ
ションの変動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としての水平同期信号
処理装置を示すブロック図である。
【図2】図1の水平同期信号処理装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態としての水平同期信号
処理装置を示すブロック図である。
【図4】図3の水平同期信号処理装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態としての水平同期信号
処理装置を示すブロック図である。
【図6】図3の水平同期信号処理装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図7】従来の水平同期信号処理装置を示すブロック図
である。
【図8】図7の従来の水平同期信号処理装置の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図9】図7の従来の水平同期信号処理装置の動作を説
明するための他のタイミングチャートである。
【図10】図7の従来の水平同期信号処理装置の動作を
説明するための他のタイミングチャートである。
【図11】図7の従来の水平同期信号処理装置の遅延回
路、パルス発生回路および遅延回路を示す回路図であ
る。
【図12】図11の回路の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図13】従来の他の水平同期信号処理装置を示すブロ
ック図である。
【図14】従来の他の水平同期信号処理装置を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 水平同期入力信号 2 遅延回路 3 パルス発生回路 4 位相比較回路 5 ループフィルタ 6 電圧電流変換回路 7 フライバックパルス信号 8 遅延回路 9 発振周波数制御電圧 10 電圧電流変換回路 11 加算回路 12 電流制御型発振回路 13 デューティ回路 14 出力回路 15 水平ドライブ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−192658(JP,A) 特開 平8−32829(JP,A) 特開 平6−35408(JP,A) 特開 平3−127555(JP,A) 特開 昭63−78076(JP,A) 特開 平10−187081(JP,A) 特開 平4−186973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/227 H04N 3/27 H04N 5/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号を入力とする第1の遅延回
    路と、 該第1の遅延回路からの出力を入力して一定のパルス幅
    を出力するパルス発生回路と、 フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回路
    と、 前記パルス発生回路からの出力と前記第2の遅延回路か
    らの出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較
    回路と、 該位相比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回
    路と、 該ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1
    の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波数を前記水平
    同期信号の周波数に合わせるための周波数設定電圧を入
    力し、電流に変換して出力する 第2の電圧電流変換回路
    と、 前記第1の電圧電流変換回路からの出力と前記第2の電
    圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路と、 該加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振する
    電流制御型発振回路と、 該電流制御型発振回路からの出力のデューティを制御す
    るデューティ回路と、 出力端子に前記デューティ回路からの出力を水平ドライ
    ブ信号として出力する出力回路とを備え、 前記加算回路より出力される電流を平滑して出力するロ
    ーパスフィルタと、 該ローパスフィルタからの出力電流により前記第1の遅
    延回路の遅延時間と前記パルス発生回路によるパルス信
    号のパルス幅と前記第2の遅延回路の遅延時間とを制御
    する制御手段とを有することを特徴とする水平同期信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 水平同期信号を入力とする第1の遅延回
    路と、 該第1の遅延回路からの出力を入力して一定のパルス幅
    を出力するパルス発生回路と、 フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回路
    と、 前記パルス発生回路からの出力と前記第2の遅延回路か
    らの出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較
    回路と、 該位相比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回
    路と、 該ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1
    の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波数を前記水平
    同期信号の周波数に合わせるための周波数設定電圧を入
    力し、電流に変換して出力する 第2の電圧電流変換回路
    と、 前記第1の電圧電流変換回路からの出力と前記第2の電
    圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路と、 該加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振する
    電流制御型発振回路と、 該電流制御型発振回路からの出力のデューティを制御す
    るデューティ回路と、 出力端子に前記デューティ回路からの出力を水平ドライ
    ブ信号として出力する出力回路とを備え、 前記第2の電圧電流変換回路からの出力電流により前記
    第1の遅延回路の遅延時間と前記第2の遅延回路の遅延
    時間とを制御する前記第1の遅延回路及び前記第2の遅
    延回路と、 前記加算回路より出力される電流を平滑して出力するロ
    ーパスフィルタと、 該ローパスフィルタからの出力電流により前記パルス発
    生回路によるパルス信号のパルス幅を制御する制御手段
    とを有することを特徴とする水平同期信号処理装置。
  3. 【請求項3】 水平同期信号を入力とする遅延回路と、 該遅延回路からの出力を入力して一定のパルス幅を出力
    するパルス発生回路と、 該パルス発生回路からの出力とフライバックパルス信号
    との位相を比較して位相差を出力する位相比較回路と、 該位相比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回
    路と、 該ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1
    の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波数を前記水平
    同期信号の周波数に合わせるための周波数設定電圧を入
    力し、電流に変換して出力する 第2の電圧電流変換回路
    と、 前記第1の電圧電流変換回路からの出力と前記第2の電
    圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路と、 該加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振する
    電流制御型発振回路と、 該電流制御型発振回路からの出力のデューティを制御す
    るデューティ回路と、 出力端子に前記デューティ回路からの出力を水平ドライ
    ブ信号として出力する出力回路とを備え、 前記加算回路より出力される電流を平滑して出力するロ
    ーパスフィルタと、 該ローパスフィルタからの出力電流により前記遅延回路
    の遅延時間と前記パルス発生回路によるパルス信号のパ
    ルス幅とを制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る水平同期信号処理装置。
  4. 【請求項4】 水平同期信号を入力とする第1の遅延回
    路と、 該第1の遅延回路からの出力を入力して一定のパルス幅
    を出力するパルス発生回路と、 フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回路
    と、 前記パルス発生回路からの出力と前記第2の遅延回路か
    らの出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較
    回路と、 該位相比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回
    路と、 該ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1
    の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波数を前記水平
    同期信号の周波数に合わせるための周波数設定電圧を入
    力し、電流に変換して出力する 第2の電圧電流変換回路
    と、 前記第1の電圧電流変換回路からの出力と前記第2の電
    圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路と、 該加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振する
    電流制御型発振回路と、 該電流制御型発振回路からの出力のデューティを制御す
    るデューティ回路と、 出力端子に前記デューティ回路からの出力を水平ドライ
    ブ信号として出力する出力回路とを備える水平同期信号
    処理装置における水平同期信号処理方法において、 前記加算回路より出力される電流を平滑して出力する出
    力ステップと、 該出力ステップにより出力される出力電流により前記第
    1の遅延回路の遅延時間と前記パルス発生回路によるパ
    ルス信号のパルス幅と前記第2の遅延回路の遅延時間と
    を制御する制御ステップとを有することを特徴とする水
    平同期信号処理方法。
  5. 【請求項5】 水平同期信号を入力とする第1の遅延回
    路と、 該第1の遅延回路からの出力を入力して一定のパルス幅
    を出力するパルス発生回路と、 フライバックパルス信号を入力とする第2の遅延回路
    と、 前記パルス発生回路からの出力と前記第2の遅延回路か
    らの出力との位相を比較して位相差を出力する位相比較
    回路と、 該位相比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回
    路と、 該ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1
    の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波数を前記水平
    同期信号の周波数に合わせるための周波数設定電圧を入
    力し、電流に変換して出力する 第2の電圧電流変換回路
    と、 前記第1の電圧電流変換回路からの出力と前記第2の電
    圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路と、 該加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振する
    電流制御型発振回路と、 該電流制御型発振回路からの出力のデューティを制御す
    るデューティ回路と、 出力端子に前記デューティ回路からの出力を水平ドライ
    ブ信号として出力する出力回路とを備える水平同期信号
    処理装置における水平同期信号処理方法において、 前記第2の電圧電流変換回路からの出力電流により前記
    第1の遅延回路の遅延時間と前記第2の遅延回路の遅延
    時間とを制御する遅延時間制御ステップと、 前記加算回路より出力される電流を平滑して出力する出
    力ステップと、 該出力ステップにより出力される出力電流により前記パ
    ルス発生回路によるパルス信号のパルス幅を制御する制
    御ステップとを有することを特徴とする水平同期信号処
    理方法。
  6. 【請求項6】 水平同期信号を入力とする遅延回路と、 該遅延回路からの出力を入力して一定のパルス幅を出力
    するパルス発生回路と、 該パルス発生回路からの出力とフライバックパルス信号
    との位相を比較して位相差を出力する位相比較回路と、 該位相比較回路からの出力を平滑するループフィルタ回
    路と、 該ループフィルタ回路からの出力を電流に変換する第1
    の電圧電流変換回路と、電流制御型発振回路のフリーラン発振周波数を前記水平
    同期信号の周波数に合わせるための周波数設定電圧を入
    力し、電流に変換して出力する 第2の電圧電流変換回路
    と、 前記第1の電圧電流変換回路からの出力と前記第2の電
    圧電流変換回路からの出力とを加算する加算回路と、 該加算回路からの出力電流に比例した周波数で発振する
    電流制御型発振回路と、 該電流制御型発振回路からの出力のデューティを制御す
    るデューティ回路と、 出力端子に前記デューティ回路からの出力を水平ドライ
    ブ信号として出力する出力回路とを備える水平同期信号
    処理装置における水平同期信号処理方法において、 前記加算回路より出力される電流を平滑して出力する出
    力ステップと、 該出力ステップにより出力される出力電流により前記遅
    延回路の遅延時間と前記パルス発生回路によるパルス信
    号のパルス幅とを制御する制御ステップとを有すること
    を特徴とする水平同期信号処理方法。
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