JP3022680U - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP3022680U
JP3022680U JP1995010720U JP1072095U JP3022680U JP 3022680 U JP3022680 U JP 3022680U JP 1995010720 U JP1995010720 U JP 1995010720U JP 1072095 U JP1072095 U JP 1072095U JP 3022680 U JP3022680 U JP 3022680U
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fishing rod
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JP1995010720U
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Inventor
伸秋 高松
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ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一本の釣竿の調子を変えることができると共
に、釣糸の絡み難い釣竿を提供する。 【解決手段】 竿先が穂持部12,14と、該穂持部か
ら振り出した状態で継合保持できると共に、少なくとも
先端部16を残して収納保持され得る穂先竿10とを有
し、前記穂持部の先部14Aはその後方部に比較して急
変状に縮径されており、該縮径先部14Aの内部におい
て前記穂先竿10を所定量収納させた状態で保持させる
よう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は釣竿に関し、その竿先の調子を変化させることのできる釣竿構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一本の釣竿を使用するに際し、使用状況においてその調子を変化させたい場合 がある。この方法として、調子の異なる替穂先を複数本準備しておき、所望調子 の穂先を選択使用すればよい。また、特開平7−79665号公報に開示のよう に穂先部分(穂先竿)を管状部分(穂持竿)に収納した短縮状態に保持すること によって釣竿の調子を先軟から先硬に変えることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、前者では替穂先を複数本準備する必要があり、持ち運びや取扱い が不便である。後者では、釣竿の調子は変えられるが、穂先竿には穂持竿に収納 保持される場合の保持手段の一部が設けてあり、この保持手段は穂先竿本体部外 周から突出状に形成されているため、穂持竿から穂先竿を引き出して先軟調子と して使用する場合に、ここに釣糸が引っ掛り易く、竿先の調子を変えられて便利 な反面、実際の釣りにおいては保持手段に釣糸が引っ掛り、釣糸が絡み易く、快 適な釣りを行うことが難しい。
【0004】 また、釣りにおいて魚が掛れば釣竿が撓み、先端の穂先竿は殆ど上下方向に垂 れる。従って魚の荷重が穂持竿から穂先竿を引き抜く方向に作用するため、保持 強度が弱くては抜けてしまう。 また、先硬調子にする場合に、穂先竿を穂持竿内に収納するが、この収納長さ が穂持竿の長さに匹敵すれば、穂持竿領域に亘って穂持竿の剛性に穂先竿の剛性 を加えた曲げ剛性6なり、穂先竿を振り出した先軟調子において剛性バランスの とれていた釣竿にとって、剛性の急変した領域が長くなり、その剛性の高い穂持 竿部分は殆ど撓まないため釣竿全体の撓みが滑らかにならず、撓みバランスが悪 くなって釣竿として使用できない調子になる。また、その剛性が高くて長い穂持 竿部分は殆ど撓まないため、その端部位置における応力集中が高くなり、釣竿強 度が低下する。
【0005】 依って本考案は、一本の釣竿の調子を変えることができると共に、釣糸の絡み 難い釣竿の提供を目的とする。 また、これに加えて信頼性の高い釣竿の提供を目的とする。 また、これに加えてシンプルで低コストな構造の釣竿を提供する。 また、夫々に加えて撓みバランスが良く、応力集中の少ない釣竿の提供を目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本考案は、竿先が穂持部と、該穂持部から振り出した状態で 継合保持できると共に、少なくとも先端部を残して収納保持され得る穂先竿とを 有し、前記穂持部の先部はその後方部に比較して急変状に縮径されており、該縮 径先部の内部において前記穂先竿を所定量収納させた状態で保持させることを特 徴とする釣竿を提供する。急変状とは、段差状を含む他、後方部よりも大きな直 線或いは曲線のテーパ状部を有して縮径する場合も含む。 また、請求項2において、上記収納時の穂先竿の保持は穂持部の縮径先部内に おいて、該穂先竿の長手方向の移動を阻止するよう構成する。 また、請求項3において、請求項2の阻止構造が、穂持部側は縮径先部内に雌 螺子部を有し、穂先竿側は前記雌螺子部に螺合する雄螺子部を、リリアンの回動 を保持する保持部材の外周に形成する。 また、請求項4において、上記各釣竿が継式釣竿であって、上記穂持部への穂 先竿の収納長さが、該穂持部を保持している竿管から出ている該穂持部の自由長 さの略1/3以下であるよう構成する。
【0007】 請求項1では、穂持部の先部は縮径されており、該縮径先部の内部において前 記穂先竿を保持させる構造のため、穂先竿が穂持部に収納されて使用される先硬 調子の場合に先細形状となって釣糸が引っ掛り難い他、穂先竿の被保持部はその 外径を小さくできるため、特に穂先竿が保持部から振り出されて先軟調子で使用 される場合に、釣糸が引っ掛り難く、快適な釣りが可能となる。
【0008】 請求項2では、穂先竿の保持につき、縮径先部内において該穂先竿の長手方向 の移動を阻止するよう構成しているため抜けず、上記作用効果に加えて信頼性が 高まる。 請求項3では、穂先竿側は雄螺子部をリリアンの回動を保持する保持部材の外 周に形成するため、上記作用効果に加えてリリアンの回動機構の製作時に一緒に 形成でき、部品数を増加させず、シンプルで低コストとなる。
【0009】 請求項4では、各作用効果に加えて、穂先竿の収納長さが穂持部の自由長さの 略1/3以下の長さであるため、曲げ剛性の急変領域は小さく、釣竿全体として の撓みバランスはさ程悪くならず、撓みが比較的滑らかになる。従って、応力集 中も小さい。 穂先竿の収納保持のみでは竿全体の調子の変化量が不足する場合、このような 収納保持継合部を他の箇所にも施せばよい。また、このような工夫を複数箇所に 設けておき、それを選択して使用すれば複数の調子変化を得ることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づき、更に詳細に説明する。 図1は本考案に係る振出式釣竿の竿先部の実施形態例を示す断面図であり、1 番竿(穂先竿)10は2番竿(穂持竿)12に継ぎ合わされ、該円管状の穂持竿 12は他の竿管に継ぎ合わされており、以下、順次元竿まで適数本継ぎ合わせら れている。他の竿管等は図示していない。穂持竿12の先端部の外側にはステン レス製の筒体14が被嵌固着されており、この一体の穂持竿と筒体を合わせて穂 持部と称し、その前部14Aは概ね段状に縮径されている。
【0011】 一方、中実の穂先竿10の先部にはステンレス製の保持筒20が被嵌固着され ている。この保持筒20内にはステンレスの回動部材18が内装されており、前 端の突起部18Aが保持筒20から外に出ており、この突起部18Aにリリアン 16の基部が被嵌されている。保持筒20内に保持された回動部材18は回動自 在であるため、リリアン16は回動自在である。穂先竿10の先端には前記回動 部材18の後端面が穂先竿10の先端に直接接触して回動の抵抗にならないよう にステンレスの円板部材22が配設されている。これら各部材のステンレス材に 代って、チタン合金、繊維強化合成樹脂、セラミックス、合成樹脂等を使用して もよい。
【0012】 保持筒20の後部20Aにはその外周に雄螺子部が設けられており、上記筒体 14の縮径先部14Aは内面に、前記雄螺子部と螺合する雌螺子部が形成されて いる。また、穂先竿10の後端部には割りの入った係合部10Eが形成されてお り、穂持竿12の内径は所定範囲に亘って一定に形成されており、係合部10E がその内面を軽く押圧しつつ前後に移動できる。また、穂持竿12の前端内面に は先細テーパ状の継合部12Eが形成されており、この継合部に穂先竿の係合部 10Eが振出し係合できる。
【0013】 以上の構成であるため、穂先竿10を穂持竿内に収納させて先硬調子で使用す る場合には、保持筒20の後部20Aの雄螺子部を筒体14の縮径先部14Aの 雌螺子部に螺合させる。この場合、穂先竿後端部の係合部10Eは穂持竿12の 内面を軽く押圧しており、前部の螺合による保持と併せて釣りの最中に穂先竿1 0がガタつかず安定する。また、筒体14の先部が縮径されており、また、保持 筒20はこの縮径先部14Aよりも更に小径であり、釣糸が竿先に絡んだとして も、少し竿先を振ったり下方に向けることにより滑り落ち、直ぐに絡みが解除さ れる。更には、穂先竿を保持する螺合部分の外径がその後側の筒部よりも小径で あるため、保持螺合部において曲げ剛性が急に高くなることが防止され、先調子 の良好な釣竿になると共に、応力集中を緩和できる。
【0014】 また、釣りにおいて魚が掛った場合に、穂先竿10を引き抜く方向に荷重が作 用するが、穂先竿10は穂持竿12に螺合によって係止されているため、抜けが 防止され、信頼性が高くなる。 また、リリアン16を回動自在に保持する保持筒20の後部20Aに雄螺子部 を形成しているため、穂先竿を穂持竿に収納保持させる機構としての新たな部品 を少なくでき、シンプルで低コスト化に寄与する。
【0015】 穂先竿10を振り出して先軟調子で使用する場合には、螺合を解除して穂先竿 10を引き出し、係合部10Eを継合部12Eに振出継合せする。従って、保持 筒20の外周を多角形にしたりして摘んで回動させ易くするとよい。筒体14の 螺合部14Aが縮径されるため、これに対応して保持筒20螺合部20A外径を 可及的に小径とすることができ、釣りの最中に釣糸が引っ掛る虞を防止できる。 雄螺子部の螺子ピッチは、リリアン16に結着する天上糸の糸径に比較して小さ く設定している。また、螺子の山は台形状とし、その角部を曲面に形成し、糸直 径の半分程度以下に低く形成している。従って、釣糸が螺子部の端や螺子間に引 っ掛ったりすることが防止され、また、釣糸が損傷することも防止される。
【0016】 抜け止めを果たす保持機構としては、筒体の縮径先部14AにL字形状の孔を 設け、保持筒後部20Aの外面には凸部を設け、L字孔に挿入して抜け止め係止 させることもできる。この場合、凸部の高さは釣糸が引っ掛らないように可及的 に低く形成することが望ましい。 また、保持構造としては、図2や図3に示す構造もある。穂持竿12’の前部 にステンレス製の筒体14’を固定し、その先部14A’を急変状に縮径させ、 内周縁部に環状の凸部14Kを形成していると共に、縦方向に割り(図示せず) を設けている。
【0017】 一方、穂先竿10’にはステンレス製の保持筒20’を固定し、その後端縁部 には前記凸部14Kに係合できる程度の高さを有し、外側に向って突出した滑ら かな外形の凸部20Kを設けており、穂先竿を穂持竿内に収納すれば図2のよう に係止できる。穂持竿12’はその継合部12E’が先細テーパになっており、 穂先竿が引き出された場合にここで継ぎ合わせられると共に、端面が前記凸部2 0Kに当接して穂先竿が後退し過ぎることを防止する。
【0018】 図3は、穂先竿10”の先部外周に円筒状に膨出した係合部40が形成されて いる。その側面を削るように長手方向に沿って平面部40Hが形成されている。 また穂先竿の後端部にはテーパ状に拡径した係合部10E”が形成されている。 一方、穂持竿12”はテーパ部12E”を介してその先部14A”を縮径させて おり、その縮径先部の円筒内面12Kには長手方向に沿って平面状の凸部12H が形成されており、この平面状凸部12Hと前記係合部40の平面部40Hが対 面するよう穂先竿を後方に移動させれば、係合部40は縮径先部14A”をその まま通過できる。
【0019】 平面部12Hと40Hが対面した収納位置において穂先竿10”を略90度回 転させれば、係合部40の円筒部が縮径先部14A”の平面状凸部12Hに押圧 されて保持される。この場合、穂先竿後端部の係合部10E”は穂持竿12”の 内面を軽く押圧しており、穂先竿は前後2箇所で保持されることになり、安定保 持できる。また、穂先竿10”を引き出せば後端部の係合部10E”がテーパ部 12E”に継合係止される。
【0020】 穂先竿を穂持竿に収納して先硬調子として使用する場合には、穂先竿の収納さ れた穂持竿領域の曲げ剛性は、穂先竿と保持竿の曲げ剛性を足し合わした剛性と なる。従って、この領域の長さが長すぎれば、釣竿全体としての竿調子が不良と なり、また、応力集中が生じ易く、好ましくない。釣竿が継竿であれば、上記穂 持竿を保持する竿管から出ている穂持竿の自由長さを基準にして、穂先竿の重な る長さ領域を穂持竿の自由長さの略1/3以下に設定することが好ましい。
【0021】 尤も本考案は釣竿が継竿でなくて、1本竿であって、先端に穂先竿を進退可能 に装着していてもよく、この場合、以上の実施態様の穂持竿は穂持部分とでも呼 ぶことが好ましい。このような釣竿であっても穂先竿の収納長さが長くなり過ぎ れば、その領域の曲げ剛性が急に高くなって撓みバランスを崩し、応力集中が生 じ易い。従って、穂先竿の収納長さはこの撓みバランスを大きく崩さない程度に 設定することが好ましい。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように請求項1によれば、一本の釣竿の調子を変える ことができると共に、釣糸の絡み難い釣竿が提供できる。 請求項2では、これに加えて、釣りにおいて穂先竿の抜け止めができ、信頼性 の高い釣竿が提供できる。 請求項3では、これに加えて、リリアンの回動機構の製作時に穂先竿の保持螺 子部が一緒に形成でき、部品数の低減を図って、シンプルでコストの低下が図れ る。 請求項4では、夫々に加えて、釣竿全体の撓みバランスが良く、応力集中も少 なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る釣竿要部の縦断面図であ
る。
【図2】図2は釣竿要部の他の実施形態図である。
【図3】図3は釣竿要部の他の実施形態図である。
【符号の説明】
10 穂先竿 12 穂持竿(穂持部) 14A 縮径先部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿先が穂持部と、該穂持部から振り出し
    た状態で継合保持できると共に、少なくとも先端部を残
    して収納保持され得る穂先竿とを有し、前記穂持部の先
    部はその後方部に比較して急変状に縮径されており、該
    縮径先部の内部において前記穂先竿を所定量収納させた
    状態で保持させることを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】 前記収納時の穂先竿の保持は穂持部の縮
    径先部内において、前記穂先竿の長手方向の移動を阻止
    する構成の請求項1記載の釣竿。
  3. 【請求項3】 前記阻止構造が、穂持部側は縮径先部内
    に雌螺子部を有し、穂先竿側は前記雌螺子部に螺合する
    雄螺子部を、リリアンの回動を保持する保持部材の外周
    に形成してなる請求項2記載の釣竿。
  4. 【請求項4】 前記釣竿が継式釣竿であって、前記穂持
    部への穂先竿の収納長さが、該穂持部を保持している竿
    管から出ている該穂持部の自由長さの略1/3以下であ
    る請求項1から3までの何れか1記載の釣竿。
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