JP3022646U - 合成樹脂製ピット蓋 - Google Patents

合成樹脂製ピット蓋

Info

Publication number
JP3022646U
JP3022646U JP1995010619U JP1061995U JP3022646U JP 3022646 U JP3022646 U JP 3022646U JP 1995010619 U JP1995010619 U JP 1995010619U JP 1061995 U JP1061995 U JP 1061995U JP 3022646 U JP3022646 U JP 3022646U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
synthetic resin
lid
resin lid
pit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995010619U
Other languages
English (en)
Inventor
裕二 田方
Original Assignee
セーチョー工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セーチョー工業株式会社 filed Critical セーチョー工業株式会社
Priority to JP1995010619U priority Critical patent/JP3022646U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3022646U publication Critical patent/JP3022646U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂蓋の膨張に伴う競り合いや損傷などを防
止できる合成樹脂製ピット蓋を提供する。 【解決手段】 樹脂蓋2の接合端面部に張出受け部5
を、樹脂蓋3の接合端面部に張出載置部6をそれぞれ成
形し、裏面側には複数の補強リブ7を成形したものにお
いて、樹脂蓋3の張出載置部6における中央に突出片8
を突出成形する。また、樹脂蓋2の張出受け部5におけ
る中央に切欠部9を切り欠き成形する。さらに、樹脂蓋
2の裏面内部における張出受け部5寄りに可撓性リブ1
0を成形して切欠部9に間隔をおいて対向させ、可撓性
リブ10と突出片8とを温度上昇時に接触させて熱膨張
を吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ピットの開口部を覆う合成樹脂製ピット蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の合成樹脂製ピット蓋は、図3 (a) 、 (b) に示すごとく、ピット1の 両側上縁部の段差部1a・1a間に多数の樹脂蓋2・3・4…を載架して並べる とともに、この多数の樹脂蓋2・3・4…の前後方向の接合端面部を相互に接合 し、ピット1の開口部を覆うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の合成樹脂製ピット蓋は、以上のように多数の樹脂蓋2・3・4…が製造 の容易化、運搬の容易化、および軽量化などの観点から合成樹脂で成形されてい るので、設置環境の温度上昇に伴う膨張 (伸び) が大きい。したがって、例えば 夏期には各樹脂蓋2・3・4…が膨張してクリアランスがなくなり、その結果、 多数の樹脂蓋2・3・4…が上方に競り合って外れたり、最悪の場合には損傷す るなどの問題があった。
【0004】 本考案は、前記問題に鑑みてなされたもので、各樹脂蓋の膨張に伴う競り合い や損傷などを防止することのできる合成樹脂製ピット蓋を提供することを目的と している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、前記目的を達成するため、前後方向の接合端面部に張出受 け部と張出載置部とをそれぞれ備え、裏面側に複数の補強リブを設けたものにお いて、前記張出載置部の前方側に少なくとも1個の突出片を設けるとともに、前 記張出受け部の下方側壁部に前記突出片が嵌入する切欠部を設け、この切欠部の 後方に可撓性リブを垂設して前記突出片と衝合するようにしている。
【0006】 本考案によれば、温度上昇に伴い合成樹脂製ピット蓋が膨張して伸びると、各 合成樹脂製ピット蓋間の隙間が埋まるとともに、切欠部を貫いた突出片が可撓性 リブを押して変形させ、各合成樹脂製ピット蓋には可撓性リブによる押圧力がか かる。そして、温度降下して合成樹脂製ピット蓋が収縮したとき、各合成樹脂製 ピット蓋間には初期の一様の隙間が形成される。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 この実施の形態における合成樹脂製ピット蓋は、図1に示すごとく、多数の樹 脂蓋2・3・4…に突出片8と切欠部9とをそれぞれ成形し、この切欠部9の後 方には可撓性リブ10を成形している。
【0008】 各樹脂蓋2・3・4…は、平面長方形に成形され、その前後方向の接合端面部 には接合用の張出受け部5と張出載置部6が相欠き状に成形されており、裏面に は複数の補強リブ7が縦横に組み合わせて成形されている。また、突出片8は、 樹脂蓋3の張出載置部6における中央に一体的に突出成形されている。また、切 欠部9は、樹脂蓋2の張出受け部5における中央に矩形に切り欠き成形され、突 出片8に貫かれるようになっている。さらに、可撓性リブ10は、樹脂蓋2の裏 面内部における張出受け部5寄りに板状に垂下形成され、切欠部9に間隔をおい て対向しており、合成樹脂製ピット蓋2・3・4…の対向方向 (図2の左右方向 ) に撓むようになっている。その他の部分については、従来例と同様であるので 省略する。
【0009】 したがって、ピット1の上部両側端縁の段差部1aに樹脂蓋2・3・4…の側 部をそれぞれ載せ、この多数の樹脂蓋2・3・4…の張出受け部5と張出載置部 6とを僅かなクリアランス11を介して相互に重ね合わせて敷設すれば、ピット 1の開口上面を覆うことができる (図2 (a) 参照) 。
【0010】 一方、合成樹脂製ピット蓋の設置環境の温度上昇に伴い各樹脂蓋2・3・4… が膨張すると、クリアランス11が次第に減少し、終には互いに当接するが、こ の際、可撓性リブ10に接触した突出片8が可撓性リブ10を徐々に押して撓ま せ、さらに図2の左方向に伸長することとなる。なお、図2 (b) は樹脂蓋2・ 3・4…が2mm伸びた状態、図2 (c) は樹脂蓋2・3・4…が5mm伸びた 状態を示している。これに対し、合成樹脂製ピット蓋の設置環境の温度低下に伴 い各樹脂蓋2・3・4…が収縮すると、突出片8に押されていた可撓性リブ10 が突出片8を徐々に押し戻し、終には元の状態に復帰する。
【0011】 前記構成によれば、各樹脂蓋2・3・4…が膨張すると、可撓性リブ10に接 触した突出片8が可撓性リブ10を押して変形させるので、熱膨張を容易に吸収 することができ、これを通じて多数の樹脂蓋2・3・4…が上方に競り合ってピ ット1から外れたり、或いは損傷したりするのを確実に防止することができる。 さらに、突出片8と可撓性リブ10とが相互に接触して位置決め機能を果たすの で、樹脂蓋2・3・4…をクリアランス11を介して並べる作業が非常に容易化 し、設置の際のメンテナンス、作業性、および施工性などの大幅な向上が期待で きる。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、樹脂蓋の膨張に伴う競り合いや損傷などを防止 することができるという格別の効果がある。また、可撓性リブと突出片とが合成 樹脂製ピット蓋の位置決め機能を果たすので、メンテナンス、作業性、および施 工性などの向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る合成樹脂製ピット蓋を裏面からみ
た状態を示す斜視説明図である。
【図2】図1に示す合成樹脂製ピット蓋のA―A線断面
図で、 (a) は設置時の状態を示す断面説明図、 (b)
は2mm程度伸びた状態を示す断面説明図、 (c) は5
mm程度伸びた状態を示す断面説明図である。
【図3】従来の合成樹脂製ピット蓋を示し、 (a) は平
面図、 (b) は図 (a) のB―B線断面図である。
【符号の説明】
1…ピット 1a…段差部 2・3・4…樹脂蓋 5…張出受け部 6…張出載置部 7…補強リブ 8…突出片 9…切欠部 10…可撓性リブ 11…クリアランス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向の接合端面部に張出受け部と張
    出載置部とをそれぞれ備え、裏面側に複数の補強リブを
    設けた合成樹脂製ピット蓋において、前記張出載置部の
    前方側に少なくとも1個の突出片を設けるとともに、前
    記張出受け部の下方側壁部に前記突出片が嵌入する切欠
    部を設け、この切欠部の後方に可撓性リブを垂設して前
    記突出片と衝合するようにしたことを特徴とする合成樹
    脂製ピット蓋。
JP1995010619U 1995-09-13 1995-09-13 合成樹脂製ピット蓋 Expired - Lifetime JP3022646U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010619U JP3022646U (ja) 1995-09-13 1995-09-13 合成樹脂製ピット蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010619U JP3022646U (ja) 1995-09-13 1995-09-13 合成樹脂製ピット蓋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3022646U true JP3022646U (ja) 1996-03-26

Family

ID=43157946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995010619U Expired - Lifetime JP3022646U (ja) 1995-09-13 1995-09-13 合成樹脂製ピット蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3022646U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN203595197U (zh) 空气调节装置的室外机以及具备该室外机的空气调节装置
JP3022646U (ja) 合成樹脂製ピット蓋
JPH079019U (ja) 電気接続箱のソリ矯正構造
JP6010516B2 (ja) 自動車用内張りパネル
JP2000145112A (ja) 配線用床材
US4707916A (en) Shaver head for a dry shaver
US7039998B2 (en) Method of assembling grommet and jig for assembling grommet
JPH0134088Y2 (ja)
JP3654256B2 (ja) 蓄熱床暖房装置
JP2569387Y2 (ja) フロアパネルにおける配線取出構造
JP2544567Y2 (ja) フロントパネルの位置出し機構
JP4116374B2 (ja) 配線用ボックス装置
JP4090591B2 (ja) 手摺ブラケット
JPH02929Y2 (ja)
KR102272504B1 (ko) 차량의 번호판 결합장치
JP4245153B2 (ja) 配線用ボックス装置
JPS591366Y2 (ja) 室内配線用カバ−
JPH041236Y2 (ja)
JPS6240834Y2 (ja)
KR920006391Y1 (ko) 모울 클립
JPH1122213A (ja) ユニットバスの壁接続構造
JPH0615101Y2 (ja) 屋 根
JPS631990Y2 (ja)
JPH01263360A (ja) 止縁用化粧カバー
JP3558495B2 (ja) 石油燃焼器具