JP3021051B2 - 紙葉穴あけ装置 - Google Patents

紙葉穴あけ装置

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JP3021051B2
JP3021051B2 JP02407376A JP40737690A JP3021051B2 JP 3021051 B2 JP3021051 B2 JP 3021051B2 JP 02407376 A JP02407376 A JP 02407376A JP 40737690 A JP40737690 A JP 40737690A JP 3021051 B2 JP3021051 B2 JP 3021051B2
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punch
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sheets
sensor
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隆 藤井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉穴あけ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポンチで穴をあける能力はポン
チ刃先の形状に大きく依存する。即ち、刃の長さlが同
じ場合、図7に示すようにポンチ1の刃先角θが小さい
と、ポンチ刃の根元のR部分2が大きくなるため、穿孔
の最後に穴を抜き切る時、このR部分2で紙葉を剪断す
るような形となる。よって、切れ味が悪くなったり、切
り口にバリが出たりしてしまう。
【0003】このため、図8(a)に示すように刃先角θ
はなるべく大きくして刃の根元のR部分2を小さくした
り、又は同図(b)に示すように刃の根元を角状部分3と
して形成したほうが、剪断する長さが短くなるので、切
れ味はよくなるといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の穴あけ装置で
は穿孔し得る紙葉枚数(厚さ)に限度があり、規格枚数
以上の紙葉について穿孔しようとするとポンチの駆動源
に過負荷がかかってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】穴あけ対象となる紙葉が
規格枚数以上か否かを前記シャフトの動きに基づき検出
するセンサを設け、このセンサにより規格枚数以上と検
出されたときにポンチを穿孔駆動する駆動源に駆動停止
信号を出力する停止制御手段を設けた。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】進出自在なシャフトを利用したセンサを設ける
ことにより、規格枚数以上の場合には駆動源の作動を停
止させて、駆動源の過負荷からの保護を容易に達成し得
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て説明する。まず、本実施例の自動穴あけ装置のポンチ
10構造について図1により説明する。このポンチ10
は図8等に示したものと同様に下端に略V字状にカット
された刃先11を有する。このようなポンチ10の先端
側内部には刃先中心線上に位置させて刃先11側を開口
させた収納スペース12が形成され、この収納スペース
12を利用してシャフト13が刃先11内外に対して進
出自在に設けられている。このシャフト13の上端側
(内部側)は抜け止め用の径大部13aとされている。
また、前記収納スペース12内には前記シャフト13を
刃先外方に付勢するための付勢手段となるスプリング1
4が設けられている。よって、フリー状態では図1に図
示のようにシャフト13はスプリング14により刃先1
1外部に押出された状態となるが、シャフト13先端に
圧力がかかると収納スペース12内に退避して完全にポ
ンチ10内部に収納された状態となり得る。
【0012】なお、ポンチ10内部へのシャフト13等
の収納配設については、例えばポンチ10を上下2分し
たねじ込み構造(外周部に突出部を持たない状態)とす
ればよい。
【0013】このようなシャフト13を備えたポンチ1
0による紙葉穿孔動作を図2により説明する。図中、1
5は積層状態で穿孔対象となる紙葉、16はポンチ10
対応の貫通穴16aを備えた穿孔台である。また、ポン
チ10は駆動源(図示せず)により上下駆動されるもの
とする。
【0014】ポンチ10が下降する穿孔動作において、
図2(a)に示すように一番突出したシャフト13下端が
穿孔して紙葉15上に当り、ポンチ10下降とともに圧
力を受け、シャフト13は徐々に収納スペース12内に
退避する。刃先11が紙葉15に接触する状態となる
と、同図(b)に示すようにこの刃先11が紙葉15を切
り込んでいく。この時、シャフト13は完全に収納スペ
ース12内に収まり、恰もこのシャフト13がないもの
と同等となり、刃先1による穿孔動作が支障なく行われ
る。穿孔が進み、刃先11が紙葉15を切り抜くと同時
に、同図(c)に示すように、シャフト13は圧力が軽減
されてスプリング14の付勢力により外方に突出するた
め、刃先11から切り屑17を強制的に下方に押出し除
去する。よって、刃先11が略V字状にカットされたも
のであっても、切り屑17が刃先根元部等に詰ってしま
うことはない。
【0015】ところで、この種の穴あけ装置では穿孔し
得る紙葉15の枚数(厚さ)に限度があり、規格枚数以
上の紙葉15について穿孔しようとするとポンチ駆動源
に過負荷がかかってしまう。そこで、従来から、規格枚
数以上の場合には駆動源の作動を停止させることによ
り、駆動源に過負荷がかからないようにしている。例え
ば特開昭60−197398号公報によれば、穿孔機、
ステープラ等の用紙押え部材に検出器を設け、対象とな
る紙葉が規格枚数以上か否かを検出し、規格枚数以上な
る規定圧以上の時に駆動源の作動を停止させるようにし
ている。
【0016】この点、本実施例によれば、紙押え部材を
利用することなく、上述したような動きをするシャフト
13を利用して容易に駆動源を過負荷から保護し得る。
これを実現するため、ポンチ10の所定位置にはシャフ
ト13の動きを監視するシャフト位置センサ18が設け
られている。このシャフト位置センサ18は前記シャフ
ト13の径大部13aを利用して、シャフト13の状態
を検出するものである。
【0017】今、図3(a)が規格枚数以下の紙葉15を
穿孔しようとする場合とし、同図(b)が規格枚数以上の
紙葉15を穿孔しようとする場合とする。まず、同図
(a)の場合、ポンチ10が図示のような位置(例えば、
初期位置)にある時にシャフト13は完全に又は大分下
降した状態にあり、その径大部13aがシャフト位置セ
ンサ18に影響のない位置となるのに対し、同図(b)の
場合はポンチ10が同図(a)の場合と同じ位置であって
もシャフト13が規格以上の紙葉15によりかなり押上
げられた位置にあり、その径大部13aがシャフト位置
センサ18により感知され得る影響を与える位置となな
る。同図(a)の場合も、穿孔のためのポンチ10下降と
ともに径大部13aがシャフト位置センサにより検出さ
れ得るが、同図(b)の場合よりも遅れたタイミングとな
る。
【0018】そこで、シャフト位置センサ18が径大部
13aを検知するタイミングを基準タイミングと比較
し、基準タイミングより速いか遅いかを比較することに
より、紙葉15が規格枚数以上であるか否かを判定でき
る。そして、この判定結果が規格枚数以上となった場合
には、ポンチ駆動源に対して駆動停止信号を出力し、そ
の作動を停止させることにより、過負荷から保護し得
る。
【0019】具体的には、図4に示すように構成すれば
よい。即ち、ポンチ10にリンク19で連結されポンチ
10の上下往復運動とともに回転運動するセンサプレー
ト20が設けられ、このセンサプレート20の一部に突
出形成したセンサ片20aによりオン・オフするポンチ
位置センサ21が設けられている。よって、ポンチ10
の1回の上下運動において、シャフト位置センサ18と
ポンチ位置センサ21とはともに1回ずつオンするが、
そのタイミングが異なるものとなる。そこで、ポンチ位
置センサ21の出力を基準値とする比較器22を停止制
御手段として設けて、シャフト位置センサ18の出力を
この比較器22に入力させ、シャフト位置センサ18出
力のほうがポンチ位置センサ21出力よりも速い場合に
は、駆動源に対して駆動停止信号を出力させればよい。
【0020】つづいて、ポンチ10の変形例を図5及び
図6により説明する。本実施例は、刃先形状を工夫した
ポンチ25を用いるようにしたものである。具体的に
は、先端に丸みをもつ円錐形状に成形した研磨材26を
用いて、ポンチ25の母材となる円柱体27の先端を研
磨するが、この際、研磨材26の中心軸を円柱体27の
中心に合わせず(合わせると、図10のようなポンチ5
となる)、図6に示すようにずらして研磨することによ
り、図5に示すような全周刃形状のポンチ刃先28を形
成したものである。即ち、全周刃ではあるが、先端が同
一高さでなく、全周に渡って連続する高低差をもつ形状
となる。
【0021】このようなポンチ25により穿孔を行なう
と、ポンチ刃先28が全周刃であるので、穿孔時に切り
口にバリや切れ目を生ずることがなく、良好に穿孔でき
る。また、穿孔動作をみると、当初はポンチ刃先28の
最も出っ張った部分が紙葉に点接触し、穿孔動作ととも
に徐々に切り込むように進んでいくので、ポンチ25に
かかる負荷の小さいものとなる。よって、モータ等を用
いてポンチ25を作動させる場合には、過負荷となるこ
とがなく効果的となる。また、このようなポンチ25の
作成は、図10の場合と大差がなく容易なものである。
ちなみに、研磨材26の先端に丸みをもたせたのは、形
成されるポンチ刃先28内に紙くずが詰らないようにす
るためである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、外部圧力状態に応じて進出するシャフトを利用する
ことにより、規格枚数以上の紙葉の場合にはポンチ駆動
源の作動を停止させ、この駆動源を過負荷から保護する
ことも容易に達成することができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すポンチ部分の断面構造
図である。
【図2】穿孔動作を示す断面図である。
【図3】紙葉枚数に応じてシャフト位置を示す断面図で
ある。
【図4】装置構成を示す概略構成図である。
【図5】ポンチの変形例を示す正面図である。
【図6】その形成工程を示す正面図である。
【図7】一般的なポンチ刃先形状を示す正面図である。
【図8】その切れ味を増すためのポンチ刃先形状を示す
正面図である。
【図9】一般的なポンチ刃先形状を示す側面図である。
【図10】全周刃方式のポンチ刃先形状を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 ポンチ 11 刃先 12 収納スペース 13 シャフト 14 付勢手段 15 紙葉 18 センサ 22 停止制御手段 25 ポンチ 26 研磨材 28 ポンチ刃先

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源により穿孔駆動されるポンチの刃
    先の中心軸上にシャフトを進出自在に設け、前記ポンチ
    内に前記シャフトの収納スペースを設けるとともに、こ
    のシャフトを前記ポンチの刃先の外方に付勢する付勢手
    段を設け、穴あけ対象となる紙葉が規格枚数以上か否か
    を前記シャフトの動きに基づき検出するセンサを設け、
    このセンサにより規格枚数以上と検出されたときに前記
    駆動源に駆動停止信号を出力する停止制御手段を設けた
    ことを特徴とする紙葉穴あけ装置。
JP02407376A 1990-08-23 1990-12-07 紙葉穴あけ装置 Expired - Fee Related JP3021051B2 (ja)

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JP2-222164 1990-08-23
JP22216490 1990-08-23

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