JP3020435U

JP3020435U - 使い捨て汚物処理袋

Info

Publication number: JP3020435U
Application number: JP1995008121U
Authority: JP
Inventors: 充徳勝俣
Original assignee: 株式会社タツミエンタープライズ
Priority date: 1995-07-12
Filing date: 1995-07-12
Publication date: 1996-01-23
Anticipated expiration: 2001-07-12

Abstract

(57)【要約】【課題】犬の散歩時、袋の中に紙やシャベルが入るの
で嵩ばって邪魔になる。しかも犬の糞の回数が多くなる
と対応出来なくなり、処理した汚物はゴミ収集される日
までゴミ箱等に入れて保管しなければならず、汚物の臭
いが周囲に発生する恐れがあった。【解決手段】犬，猫等の糞を処理する際、或いは家庭
のトイレ掃除や台所の油処理する際、手が汚れないよう
にビニ−ル袋体１を用意する。又、汚物を処理した後、
汚物と一緒に素早くトイレに流せるように、ビニ−ル袋
体１の表面に袋状或いは筒状に形成した水溶性の軟質な
紙体２を着脱自在に被着させる。尚、前記紙体２が、そ
の両側にノリ付け部を設けて筒状に形成されたものとし
ても良い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は犬，猫等のペットの糞を処理する際、或いは家庭のトイレ掃除の際、更には台所の油処理する際などに用いる使い捨て汚物処理袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、犬，猫等のペットの糞を処理する際、特に犬の散歩の時に於いては、手提用ビニ−ル袋や紙袋を用意すると共に糞を包むための新聞紙等の紙を用意していた。更に糞を取るためにシャベルなどを用意する場合もあった。又、家庭のトイレを掃除する際、特には便器を少し汚した時などに於いては、トイレットペ− パ−などを用いて拭き取っていた。更に、台所の油処理する際に於いては、キッチンペ−パ−，キッチンタオル，ティッシュペ−パ−など用いてこぼれた油を拭き取り、その後、ゴミ箱に捨てられていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記手提用ビニ−ル袋や紙袋の中に紙やシャベルなどを入れて犬の散歩をすると、それらが以外と嵩ばるので邪魔になる。しかも犬の糞の回数が多くなる場合もあり、紙を常に多めに持ち歩かないと、紙が不足して、犬の糞の処理に困る場合も生じていた。更に処理した汚物はゴミ収集される日までゴミ箱等に入れて保管しなければならず、汚物の臭いが周囲に発生する恐れがあった。又、前記トイレットペ−パ−などを用いて便器の少しの汚れを綺麗に拭き取る際、手に直接もって行うため、特に便器の内側に付着した場合には、相当余分にトイレットペ−パ−を用意して拭き取らないと、水が浸透して不衛生な思いをすることがあった。更にキッチンペ−パ−，キッチンタオル，ティッシュペ−パ− など用いてこぼれた油を拭き取る場合には、その拭き取った後、ゴミ箱に捨てなければならず、ゴミの量が増える等の問題点があった。

【０００４】本考案は犬，猫等のペットの糞を処理する際、或いは家庭のトイレ掃除や台所の油処理する際に手を汚さず、且つ素早く処理することが出来ると共に、汚物と一緒に紙体をトイレに流すことが出来る使い捨て汚物処理袋を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記問題点を解決するために本考案は成されたものであり、つまり、手が汚れたり濡れたりしないために、薄手のビニ−ル袋体を用意し、汚物をトイレに流せるようにするために、ビニ−ル袋体の表面に、袋状或いは筒状に形成した水溶性の軟質な紙体を着脱自在に被着させて成す。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。（１）は薄手のビニ−ル袋体であり、（２）は薄手のビニ−ル袋体（１）の表面に、袋状或いは筒状に形成した水溶性の紙体であり、該紙体（２）はビニ−ル袋体（１）と着脱自在に被着されている。又、前記紙体（２）を筒状に形成させる際、その両側にノリ付け部（ 21）を設けても良い。尚、前記ビニ−ル袋体（１）の代りに、ポリエチレン袋や他の合成樹脂袋を用いても良い。また紙体（２）の厚さは、汚物（３）が容易につかめる程度迄の厚さで、且つ汚物（３）をつかんだ際に水分がしみ出たりしない程度の厚さ以上のものを用いると良い。

【０００７】次に本考案品を用いて犬の糞などを処理する場合について説明する。先ずビニ −ル袋体（１）の中に片手を入れ、犬の糞などの汚物（３）に対して薄手のビニ −ル袋体（１）の表面に被着した袋状或いは筒状の軟質な紙体（２）でそれを包むように手でつかむ［図３（ａ）参照］。完全に汚物（３）を紙体（２）で包んだ後、他方の手でビニ−ル袋体（１）の端を持ち、そのビニ−ル袋体（１）を折り返し［図３（ｂ）参照］、表と裏が逆になって前記紙体（２）をビニ−ル袋体（１）の中に収めると共に開口を上方に持ち変える［図３（ｃ）参照］。この時、ビニ−ル袋体（１）の開口を捩って密封すれば、犬の散歩時にそれを持ち歩いても臭わずに済む。散歩後、トイレに持込み、ビニ−ル袋体（１）の開口を開いて便器に向け、ビニ−ル袋体（１）の中にある汚物（３）が包まれた紙体（２）だけを落下させて捨て［図３（ｄ）参照］、それをトイレで流せば汚物（３）の処理が完了するのである。このため、ゴミ箱に入れる必要がないので、糞等の臭いは、従来の如きゴミ収集される日まで周囲に発生する恐れが解消されるのである。しかも、犬の散歩時には、本考案品を数枚折り畳んだ状態で持ち運ぶため、手軽に犬の散歩が出来る。

【０００８】また本考案品を用いて便器の汚れや台所の油を処理する場合について説明する。先ずビニ−ル袋体（１）の中に片手を入れ、汚物（３）に対して薄手のビニ− ル袋体（１）の表面に被着した袋状或いは筒状の軟質な紙体（２）で、それを拭き取り、手で処理し、その紙体（２）の部分が汚れたら、ビニ−ル袋体（１）を回転移動させて紙体（２）の別部分で完全に汚物（３）を拭き取れば良い。その後は前記同様に、紙体（２）をビニ−ル袋体（１）の内部に入れるために、他方の手でビニ−ル袋体（１）の端を持ち、そのビニ−ル袋体（１）を裏返しにさせることにより、汚物（３）が付着した紙体（２）はビニ−ル袋体（１）の中に収まるのである。それをトイレに持込み、ビニ−ル袋体（１）の開口を開いて便器に、ビニ−ル袋体（１）中の紙体（２）だけを落下させてトイレで流せば、付着した汚物（３）の処理が完了するのである。尚、後に残ったビニ−ル袋体（１）はゴミ箱に捨てれば良い。前記ビニ−ル袋体（１）に付着した臭いは極めて少ないので、これを捨てても周囲に臭いが生ずる恐れは殆どなく、本考案品を用いて汚物（３）を処理すれば極めて簡単で且つ清潔に処理出来るのである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案はこのように構成させたことにより、下記の効果を有する。

【００１０】請求項１に示すようにビニ−ル袋体（１）の表面に、袋状或いは筒状に形成した水溶性の軟質な紙体（２）を着脱自在に被着したことにより、犬の散歩をする時には、折畳まれた数枚の本考案品を持つだけで済み、且つ犬の糞の回数が多くなった際でも充分に対処出来るものとなる。また便器を汚した際に手がビニ−ル袋体（１）で保護されるため、特に便器の内側に付着した場合でも、そのまま汚物（３）を拭き取れば良く、簡単に素早く処理できると共に極めて清潔に処理出来る。更に台所のこぼれた油を拭き取る場合には、直接に拭き取っても、手に油が付着しないので、処理後に、手を洗う必要がない。しかも、前記汚物（３）をトイレに直接流すことができるので、従来の如きゴミ収集される日まで汚物（３）の保管が不要となり、且つ、ゴミの量が増える心配がなくなる。

【００１１】請求項２に示すように筒状の紙体（２）を形成させるために、その両側にノリ付け部（21）を設けることにより、ビニ−ル袋体（１）の外周に紙体（２）を簡単に被着することができるため、安価な商品の提供が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す説明図である。

【図２】本考案の別実施例を示す説明図である。

【図３】本考案の使用方法を示す説明図である。

【符号の説明】

１ビニ−ル袋体２紙体 21 ノリ付け部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】薄手のビニ−ル袋体（１）の表面に、袋
状或いは筒状に形成した水溶性の軟質な紙体（２）を着
脱自在に被着したことを特徴とする使い捨て汚物処理
袋。
【請求項２】前記紙体（２）が、その両側にノリ付け
部（21）を設けて筒状に形成されて成る請求項１記載の
使い捨て汚物処理袋。